JP2000350881A - 洗濯機 - Google Patents

洗濯機

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JP2000350881A
JP2000350881A JP11164903A JP16490399A JP2000350881A JP 2000350881 A JP2000350881 A JP 2000350881A JP 11164903 A JP11164903 A JP 11164903A JP 16490399 A JP16490399 A JP 16490399A JP 2000350881 A JP2000350881 A JP 2000350881A
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washing
dewatering tub
laundry
amount
washing machine
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Application number
JP11164903A
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English (en)
Inventor
Fumio Ota
文夫 太田
Yoshitoyo Kenjo
好豊 見城
Takayuki Ishihara
隆行 石原
Hiroyuki Fujii
裕幸 藤井
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 所定時刻に自動的に洗濯動作を行う洗濯機に
おいて、家族がそれぞれ洗濯物を洗濯兼脱水槽に投入し
ておけば、手をかけることなく毎日決まった時刻に自動
的に運転し、決まった時刻に干すだけでよいようにし、
洗濯ロボットに近づける。 【解決手段】 水受け槽内に洗濯兼脱水槽を回転自在に
配設し、液体洗剤投入装置14により洗濯兼脱水槽内に
洗剤を投入するとともに、洗濯兼脱水槽をモータ8によ
り駆動し、時刻計数手段19により時刻を計数する。制
御手段15は、モータ8などの動作を制御し、操作表示
手段11の入力に基づいて、所定時刻に自動的に洗濯動
作を行うよう構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所定時刻に自動的
に洗濯動作を行う洗濯機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近の洗濯機は、ほとんど自動化され、
家庭での洗濯作業は昔に比べ大変楽になってきた。一般
に洗濯機は、洗濯兼脱水槽(洗濯槽)に洗濯物を入れて
スタートボタンを押すと、洗濯物の量を検知して洗剤量
を表示するので、表示された洗剤量を投入して蓋をする
ことにより、自動的に給水し、洗濯、すすぎ、脱水の一
連の動作を行う。
【0003】また、予約タイマーを具備した洗濯機で
は、洗濯時刻を予約設定して洗濯物を投入し、スタート
ボタンを押すと、同様に洗剤量を表示するので、表示量
の洗剤を所定の洗剤ケースに入れて蓋をすることによ
り、予約した時間に洗濯動作を終了する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、予約機
能を具備した洗濯機でも、洗濯するすべての洗濯物を洗
濯兼脱水槽に投入し、予約スタートのための設定をしな
ければならない。
【0005】ところで、私たちの洗濯行動を見てみる
と、最近洗濯機は洗面脱衣場に設置されるケースが非常
に高く、家族が順に風呂に入るときに、洗濯物を洗濯兼
脱水槽に投入し、家族全員が風呂に入り終わった後、主
婦が予約タイマーの設定をするか、翌朝前述した方法で
洗濯している。
【0006】したがって、洗濯をするためには、洗濯し
たい洗濯物が洗濯兼脱水槽にすべて投入された状態でス
タートボタンを押し、表示部に表示された洗剤量を見
て、洗剤を投入しなければならないという手間があっ
た。
【0007】本発明は上記課題を解決するもので、家族
がそれぞれ洗濯物を洗濯兼脱水槽に投入しておけば、手
をかけることなく毎日決まった時刻に自動的に運転し、
決まった時刻に干すだけでよいようにし、洗濯ロボット
に近づけることを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、水受け槽内に洗濯兼脱水槽を回転自在に配
設し、洗剤投入手段により洗濯兼脱水槽内に洗剤を投入
するとともに、洗濯兼脱水槽を駆動手段により駆動し、
時刻計数手段により時刻を計数するよう構成し、制御手
段は、駆動手段などの動作を制御し、操作表示手段の入
力に基づいて、所定時刻に自動的に洗濯動作を行うよう
にしたものである。
【0009】これにより、家族がそれぞれ洗濯物を洗濯
兼脱水槽に投入しておけば、手をかけることなく毎日決
まった時刻に自動的に運転し、決まった時刻に干すだけ
でよいようにすることができ、洗濯ロボットに近づける
ことができる。
【0010】
【発明の実態の形態】本発明の請求項1記載の発明は、
水受け槽と、前記水受け槽内に回転自在に配設した洗濯
兼脱水槽と、時刻を計数する時刻計数手段と、前記洗濯
兼脱水槽内に洗剤を投入する洗剤投入手段と、前記洗濯
兼脱水槽を駆動する駆動手段と、前記駆動手段などの動
作を制御する制御手段と、入力操作し表示動作を行う操
作表示手段とを備え、前記制御手段は、前記操作表示手
段の入力に基づいて、所定時刻に自動的に洗濯動作を行
うようにしたものであり、家族がそれぞれ洗濯物を洗濯
兼脱水槽に投入しておけば、手をかけることなく毎日決
まった時刻に自動的に運転することができ、洗濯物がた
まっているか確認し、スタートボタンを押して洗濯機を
動作させ、表示部に表示された洗剤量を投入するなど
に、手を取られることはなくなり、毎日の生活リズムの
中で都合のよい時間(所定時刻)に洗濯物を取り出して
干すだけでよいようにすることができ、洗濯ロボットに
近づけることができる。
【0011】請求項2記載の発明は、上記請求項1記載
の発明において、洗濯兼脱水槽内の洗濯物の量を検知す
る布量検知手段を備え、制御手段は、運転開始前に検知
した洗濯物の量が第1の所定量以下の場合は、その日の
運転を中止するようにしたものであり、洗濯物がほとん
どたまっていないときにも、自動的に運転してしまうこ
とがなくなり、水や洗剤を無駄に使うのをなくすること
ができる。
【0012】請求項3記載の発明は、上記請求項1記載
の発明において、洗濯兼脱水槽内の洗濯物の量を検知す
る布量検知手段を備え、制御手段は、運転開始前に検知
した洗濯物の量が第2の所定量を超える場合は、その日
の運転を中止し、報知するようにしたものであり、洗濯
物の入れ過ぎで洗浄性能が低下したり、洗濯兼脱水槽か
ら溢れた洗濯物が脱水時に傷むなどの問題を防ぐことが
できる。
【0013】請求項4記載の発明は、上記請求項2また
は3記載の発明において、制御手段による制御に必要な
データなどを記憶する記憶手段を備え、前記記憶手段に
第1または第2の所定量を記憶し、操作表示手段からの
入力により第1または第2の所定量を変更できるように
構成したものであり、各家庭の洗濯に対する考え方、す
なわち、少量でも毎日洗いたとか、または、ある程度洗
濯物をためて経済的に洗いたいとか、好みによって、洗
濯を中止する洗濯量を決めることができる。
【0014】請求項5記載の発明は、上記請求項1記載
の発明において、制御手段による制御に必要なデータな
どを記憶する記憶手段を備え、前記記憶手段に所定時刻
を記憶し、操作表示手段からの入力により所定時刻を変
更できるように構成したものであり、各家庭の生活リズ
ムに合わせて、運転する時刻を設定することができる。
【0015】請求項6記載の発明は、上記請求項5記載
の発明において、時刻計数手段はカレンダー機能を有
し、所定時刻を、曜日、季節または曜日と季節の組み合
わせにより変更できるように構成したものであり、ウイ
ークデーは朝早く、週末はゆっくり洗濯したいとか、夏
は涼しい内に、冬は日が昇って暖かくなってから洗濯す
るとか、洗濯する人の生活に合わせて運転時間を設定す
ることができる。
【0016】請求項7記載の発明は、上記請求項1〜5
記載の発明において、洗濯兼脱水槽を回転させることに
よる遠心力で、洗濯兼脱水槽と水受け槽の間を上昇した
洗濯液を洗濯兼脱水槽内に向けて滝状に散水し、洗濯物
に洗濯液を通過させて洗うようにしたものであり、洗濯
物が絡んだり傷んだりすることがなく、どんな洗濯物で
もまとめて洗うことができる。すなわち、分け洗いやネ
ットに入れて洗わなくてもよいので、家族が脱ぎ捨てた
物を順に洗濯機に投げ込み、自動的に洗濯機を運転する
のに、最も適した洗い方とすることができる。
【0017】請求項8記載の発明は、上記請求項1記載
の発明において、所定時刻に洗濯動作を行うとき、複数
の洗い方を選択可能としたものであり、個々の家庭の洗
濯物の特徴や、洗濯に対する考え方に合わせた洗い方を
選ぶことができ、洗濯する人の満足度を上げることがで
きる。
【0018】請求項9記載の発明は、上記請求項1記載
の発明において、水受け槽と洗濯兼脱水槽の間に、空気
を供給する送風装置を備えたものであり、洗濯兼脱水槽
内に空気を供給して換気することにより、洗濯兼脱水槽
内の湿度と温度の上昇を防ぐことができ、長時間洗濯物
を洗濯兼脱水槽に入れたままにしておいても、洗濯物の
細菌が増殖して悪臭を放つのを防ぐことができる。
【0019】請求項10記載の発明は、上記請求項9記
載の発明において、洗濯兼脱水槽を覆う蓋を備え、制御
手段は、前記蓋を閉めると、洗濯動作を開始するまで送
風装置を間欠的に駆動して洗濯兼脱水槽内の換気を行う
ようにしたものであり、送風装置を駆動するのを忘れて
蓋をしてしまっても、自動的に洗濯兼脱水槽内を換気
し、洗濯物が臭くなるのを防ぐことができる。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
しながら説明する。
【0021】(実施例1)図2に示すように、水受け槽
1は、回転自在に配設した洗濯兼脱水槽2を内包し、吊
り棒3により外枠4に吊り下げている。水受け槽1の上
部には水受け槽カバー5を設け、洗濯兼脱水槽2が回転
することによって生じる遠心力で、洗濯兼脱水槽2と水
受け槽1の間を上昇してきた洗濯液を洗濯兼脱水槽2の
内部に向けて滝状に散水し、洗濯物に洗濯液を通過させ
て洗うように構成している。
【0022】水受け槽カバー5には、水道水を洗濯兼脱
水槽2に給水するために、給水部5aを設けている。ま
た、水受け槽カバー5には、水飛び防止用の内蓋6を設
け、その上部に外蓋7を設けている。
【0023】モータ(駆動手段)8は、ブレーキ機構9
を介して洗濯兼脱水槽2を駆動する。モータ8のオンオ
フや回転数は、制御装置10により制御されている。制
御装置10への入力やその表示は、外枠4の上部に設け
た操作表示手段11で行う。
【0024】排水弁12は洗濯兼脱水槽2内の洗濯液を
排水し、給水弁13は、水受け槽カバー5に設けた給水
部5aを介して洗濯兼脱水槽2に給水する。液体洗剤投
入装置(洗剤投入手段)14は、洗濯物の量に合わせて
適量の液体洗剤を洗濯兼脱水槽2に自動投入するもので
ある。
【0025】制御装置10は、図1に示すように構成し
ており、制御手段15は、操作表示手段11により入力
された設定内容に基づいて、洗い、すすぎ、脱水の一連
の行程を逐次制御するもので、モータ駆動手段16、パ
ワースイッチング手段17を介して、モータ8、排水弁
12、給水弁13、液体洗剤投入装置14などを逐次制
御する。記憶手段18は、制御手段15による逐次制御
に必要なデータ等を記憶している。
【0026】時刻計数手段19は、カレンダー機能を有
し時刻を計数するもので、日時を制御手段15に入力す
る。回転検知手段20は、モータ8からの信号に基づい
て、ロータ位置や回転数を検知する。布量判定手段21
は、回転検知手段20のデータに基づいて布量を検知
し、制御手段15に入力する。水位検知手段22は、水
受け槽1の水位を検知し、制御手段15に入力する。電
源回路23は、商用電源24を直流に変換してモータ駆
動手段16等に直流電力を供給する。25は電源スイッ
チである。
【0027】図3は、操作表示手段11の操作パネルの
要部を示すもので、電源スイッチ26を押すと電源が入
り、他のスイッチの操作が可能になる。スタートスイッ
チ27は、通常の洗濯動作をスタートさせるスイッチ
で、洗濯兼脱水槽2に洗濯物を投入して、このスタート
スイッチ27を押すことにより、布量検知をした後、洗
剤量を表示するので、表示量の洗剤を入れて、外蓋7を
閉めることによって、通常の洗濯動作を開始する。
【0028】コース設定スイッチ28は、標準以外で洗
濯するときに、アイテムによって洗い方を選択するため
のスイッチで、コース設定スイッチ28の上に表示され
ているコースを設定することができる。
【0029】自動運転設定スイッチ29は、本発明によ
る自動運転を設定するスイッチで、この自動運転設定ス
イッチ29押すことにより、スイッチの上の表示ランプ
が点灯し、自動的に洗濯動作を行う時刻などがすでに設
定されていれば、時刻設定スイッチ30の上の二桁の数
字表示ランプに時刻を表示し、布量設定スイッチ31の
上の一桁の数字表示ランプに所定量を表示する。
【0030】自動的に洗濯動作を行う所定時刻と第1お
よび第2の所定量の変更や追加設定は、月設定スイッチ
33と曜日設定スイッチ32で、月と曜日を設定を設定
した上、時刻設定スイッチ30と布量設定スイッチ31
で、所定時刻と第1および第2の所定量を設定し、セッ
トスイッチ34を押すと、記憶手段18に設定内容を記
憶するようにしている。
【0031】上記構成において動作を説明する。なお、
通常の洗濯動作については、前述の構成のところで少し
触れているので省略し、自動運転の動作について図4を
参照しながら説明する。
【0032】電源スイッチ26を押して電源をオンにし
た後、まず、ステップ50で自動運転設定スイッチ29
を押すと、自動運転モードになり、自動運転設定スイッ
チ29の上の表示ランプが点灯する。自動運転の所定時
刻と第1および第2の所定量は、初期値が設定されてい
て、時刻設定スイッチ30の上の二桁の数字表示ランプ
に「08」と午前8時の時刻が表示され、布量設定スイ
ッチ31の上の一桁の数字表示ランプに「1」と1kg
の所定量が表示される。
【0033】この状態で運転するのであれば、ステップ
51を飛び越してステップ52で、家族が順に洗濯物を
洗濯兼脱水槽2内に放り込んで外蓋7を閉めておくと、
翌日の午前8時に洗濯が終了するように自動運転が行わ
れる。
【0034】まず、ステップ53で、洗濯終了時刻の午
前8時の1時間前に、洗濯兼脱水槽2内に投入されてい
る洗濯物の量(布量)を検知する。この布量の検知は、
布量によって洗濯兼脱水槽2の慣性が変わることを利用
して行う。すなわち、制御手段15の指令でモータ駆動
手段16を介してモータ8を駆動し、ブレーキ機構9を
介して洗濯兼脱水槽2が回転し始めるときの回転数の変
化を回転検知手段20で検知し、その結果から布量検知
手段21で布量を検知し、制御手段15に入力する。
【0035】制御手段15は、ステップ54で、入力さ
れたデータXを第1の所定量W(たとえば1kg)と第
2の所定量Y(たとえば洗濯可能な最大量)と比較し、
X<WまたはX>Yであれば、ステップ55にて、その
日の洗濯は中止するとともに、結果を表示とブザーで報
知する。
【0036】W<X<Yであれば、ステップ56に移
り、設定時刻に洗濯が終わるように、運転に入る時刻を
布量に基づいて決定する。決定時刻になるとステップ5
7に移り、布量データに基づいて適量の液体洗剤と適量
の水道水を、液体洗剤投入器14と給水弁13を駆動し
て洗濯兼脱水槽2に供給する。
【0037】水道水が所定水位まで供給されると、洗濯
兼脱水槽2を間欠回転させ洗浄が開始される。以降、す
すぎ、脱水行程を経てステップ58で、設定時間の午前
8時に洗濯を終了するので、ステップ59で洗濯物を取
り出して干せばよい。
【0038】このように、主婦等の洗濯する人は、この
とき初めて洗濯機の設置場所へ行けばよいので、洗濯に
かかる手間を減らすことができる。
【0039】ところで、洗濯物を干す時間は、家庭によ
り、週により、季節(月)により都合のよい時間は異な
る。洗濯物を干す人が、一番都合のよい時刻に洗濯が終
了していればよいわけである。また、自動運転に入るか
中止するかの第1または第2の所定量も洗濯する人の性
格とか価値観によって異なる。たとえば、少量でも毎日
洗濯したいとか、または、ある程度洗濯物をためて経済
的に洗いたいとか、人によって考え方は色々である。
【0040】したがって、本実施例では、洗濯する人の
個々の都合や考え方に合わせて、自動運転する所定時刻
や第1または第2の所定量を設定できるようにしてい
る。ステップ50で自動運転設定スイッチ29を押す
と、前述したように、自動運転設定スイッチ29の上の
表示ランプが点灯して自動運転モードになる。
【0041】自動運転の時刻と第1の所定量は、初期値
の午前8時と1kgが表示されるので、ステップ51で
洗濯する人の個々の都合や考え方に沿って自動運転の時
刻と所定量の変更設定に入る。
【0042】まず、月設定スイッチ33と曜日設定スイ
ッチ32で月と曜日を設定の上、時刻設定スイッチ30
と布量設定スイッチ31で、希望する所定時刻と第1の
所定量を設定し、セットスイッチ34を押すと、記憶手
段18に設定内容を記憶する。同様にして、月と曜日を
順に組み合わせ、そのときの所定時刻と第1の所定量を
1年間のサイクルで設定する。
【0043】また、月に関係なく曜日だけで時刻と第1
の所定量を設定したければ、月設定スイッチ33で表示
を0に設定すれば、月は無視され、曜日毎に時刻と第1
の所定量を設定できる。また、月も曜日も関係なく所定
時刻と所定量のみ設定したければ、月設定スイッチ3
3、曜日設定スイッチ32で、それぞれの表示を0にし
て設定すれば、月も曜日も無視して、時刻と所定量を設
定できる。ステップ51で設定が終了すれば、前述と同
様にステップ52以降を実行する。
【0044】このように、個々の家庭の生活リズムや価
値観に合わせて、自動運転をすることができる。
【0045】また、本発明は、洗濯方式を発明者等が提
案している遠心力洗濯方式と組み合わせて、より使いや
すくしている。前述のフローチャート(図4)で、ステ
ップ52で洗濯物を洗濯兼脱水槽2に投入し外蓋7を閉
じて、ステップ53、54、56に進む。
【0046】ステップ57に入ると、ステップ53の布
量検知結果に基づいて、所定量の水と洗剤が供給され、
モータ8が駆動されて洗濯兼脱水槽2が回転し、洗濯液
は遠心力によって水受け槽1と洗濯兼脱水槽2の間を上
昇し、水受け槽カバー5で反射され、洗濯兼脱水槽2の
中に滝状に散水され、洗濯物の中を通過して循環する。
【0047】このように、洗濯液が洗濯物の中を通過す
ることにより汚れを落とすので、洗濯物には従来のパル
セーター方式のように機械力が加わって、絡んだり傷ん
だりすることがない。したがって、ストッキングのよう
なデリケートな衣類もネットに入れる必要がなく、タオ
ルと黒いTシャツを一緒に洗うと、タオルの繊維が傷ん
でTシャツに付くため分け洗いしていたのも、分け洗い
する必要がなく、すべての衣類をそのまま洗濯兼脱水槽
2に投入して洗濯することができる。
【0048】従来の洗濯機での洗濯では、主婦など洗濯
のベテランがネットに入れるか、分け洗いするかなどを
判断して洗濯物を選別して洗濯していたが、遠心力洗濯
方式では、そういったことが不必要になるので、洗濯の
ことが分からない家族が適当に洗濯物を洗濯兼脱水槽2
に放り込んで、自動運転しても問題はない。以降、すす
ぎ、脱水行程を実行して洗濯を終了する。
【0049】このように、遠心力洗濯方式と組み合わせ
ることによって、洗濯機を名実共に洗濯ロボット化する
ことができる。
【0050】(実施例2)図5に示すように、操作表示
手段35は、自動運転設定スイッチ29の横に洗い設定
スイッチ36を設けている。洗い設定スイッチ36に
て、このスイッチの上に表示している「標準」、「浸け
洗い」、「念入り」を設定できるようにしている。他の
構成は上記実施例1と同じで、同一符号を付して説明を
省略する。
【0051】上記構成において、通常の洗濯について
も、個々の家庭によって要望が異なる。一般的には、
「標準」で洗うケースが多い。しかし、汚れの落ちにく
い家庭の洗濯では、「浸け洗い」が適するし、小さな子
供のいる家庭で、アトピーなどを気にされる家庭で、す
すぎを念入りにしたい場合は、「念入り」が適する。
【0052】このように、家庭に合わせた洗い方をする
ためには、自動運転設定スイッチ29を押して自動モー
ドにし、洗い設定スイッチ36で洗い方を設定すれば、
毎日設定した洗い方で自動的に運転する。また、季節に
よって、汚れや衣類も変わるので、上記実施例1で述べ
た方法で、季節によって洗い方を変えるように、記憶さ
せることもできる。
【0053】このように、上記実施例1で述べたよう
に、所定の時刻に自動運転できるのに加え、その家庭に
適した洗い方で自動的に洗濯することができる。
【0054】(実施例3)図6に示すように、送風機3
7は、外枠4の内側に設け、この送風機37の出力を送
風ホース38と逆止弁39を介して、水受け槽1と洗濯
兼脱水槽2の間に供給している。ここで、送風機37、
送風ホース38および逆止弁39で送風装置を構成して
いる。また、水受け槽カバー5の上部にリードスイッチ
40を設け、このリードスイッチ40に接する内蓋6の
部分にマグネット41を設けて、内蓋6の開閉状態を検
知できるようにしている。
【0055】また、制御装置42は、外枠4の下部に設
け、操作表示手段43を外枠4の上部に設けている。制
御装置42は、図7に示すように構成しており、制御手
段44は、操作表示手段43により入力された設定内容
に基づいて、洗い、すすぎ、脱水の一連の行程を逐次制
御するもので、モータ駆動手段16、パワースイッチン
グ手段45を介してモータ8、排水弁12、給水弁1
3、液体洗剤投入装置14、送風機37などを逐次制御
するよう構成している。
【0056】記憶手段46は、制御手段44による逐次
制御に必要なデータ等を記憶している。蓋開閉検知手段
47は、リードスイッチ40の信号より内蓋6の開閉状
態を検知し、その情報を制御手段44に入力する。他の
構成は上記実施例1と同じで、同一符号を付して説明を
省略する。
【0057】上記構成において動作を説明する。春から
秋口にかけての高温多湿の季節に、洗濯兼脱水槽2に洗
濯物を投入した状態で、内蓋6を閉めたままにしておく
と、細菌が汚れ成分を餌にして増殖し、洗濯物から悪臭
が発生するようになる。本実施例では、こうしたことを
防ぐために、送風装置によって洗濯兼脱水槽2内を換気
し、細菌の増殖を押さえている。
【0058】まず、内蓋6を閉めると、内蓋6に設けた
マグネット41がリードスイッチ40に接近し、リード
スイッチ40の接点がが開状態から閉状態になり、この
変化より蓋開閉検知手段47が内蓋6が閉じたことを検
知し、制御手段44に入力する。制御手段44は、パワ
ースイッチング手段45を介して送風機37を駆動す
る。
【0059】送風機37で圧縮された空気は、送風ホー
ス38を通って逆止弁39から、水受け槽1と洗濯兼脱
水槽2の間に供給される。供給された空気は、洗濯兼脱
水槽2の側面、底面に開けられた孔から洗濯物を通して
洗濯兼脱水槽2内に入り、内蓋6に開けられた孔から洗
濯兼脱水槽2外に排気され、洗濯兼脱水槽2内が換気さ
れる。
【0060】送風経路に設けた逆止弁39は、洗濯時の
洗濯水が送風機37に逆流しないようにするためであ
る。制御手段44は、送風機37を1分オン、5分オフ
の間欠駆動を、洗濯が開始されるまでつづける。
【0061】このように、内蓋6を閉めることにより、
自動的に洗濯兼脱水槽2内を間欠的に換気するので、洗
濯物に細菌が増殖することなく、安心して自動運転をさ
せることができる。
【0062】なお、本実施例では、送風機37を間欠的
に運転しているが、連続運転してもよい。また、内蓋6
を閉めたときに、送風機37を自動的に運転するように
しているが、操作表示手段43に設けたスイッチで、手
動で運転してもよい。
【0063】
【発明の効果】以上のように本発明の請求項1記載の発
明によれば、水受け槽と、前記水受け槽内に回転自在に
配設した洗濯兼脱水槽と、時刻を計数する時刻計数手段
と、前記洗濯兼脱水槽内に洗剤を投入する洗剤投入手段
と、前記洗濯兼脱水槽を駆動する駆動手段と、前記駆動
手段などの動作を制御する制御手段と、入力操作し表示
動作を行う操作表示手段とを備え、前記制御手段は、前
記操作表示手段の入力に基づいて、所定時刻に自動的に
洗濯動作を行うようにしたから、主婦等は洗濯機をスタ
ートさせることはしなくてよく、毎日の生活リズムの中
で都合のよい時刻(所定時刻)に洗濯物を取り出して干
すだけでよいようにすることができ、洗濯機を洗濯ロボ
ットに近づけることができる。
【0064】また、請求項2記載の発明によれば、洗濯
兼脱水槽内の洗濯物の量を検知する布量検知手段を備
え、制御手段は、運転開始前に検知した洗濯物の量が第
1の所定量以下の場合は、その日の運転を中止するよう
にしたから、洗濯物がほとんどたまっていないときに
も、自動的に運転してしまうことがなくなり、水や洗剤
を無駄に使うのをなくすることができる。
【0065】また、請求項3記載の発明によれば、洗濯
兼脱水槽内の洗濯物の量を検知する布量検知手段を備
え、制御手段は、運転開始前に検知した洗濯物の量が第
2の所定量を超える場合は、その日の運転を中止し、報
知するようにしたから、洗濯物の入れ過ぎで洗浄性能が
低下したり、洗濯兼脱水槽から溢れた洗濯物が脱水時に
傷むなどの問題を防ぐことができる。
【0066】また、請求項4記載の発明によれば、制御
手段による制御に必要なデータなどを記憶する記憶手段
を備え、前記記憶手段に第1または第2の所定量を記憶
し、操作表示手段からの入力により第1または第2の所
定量を変更できるように構成したから、各家庭の洗濯に
対する考え方、すなわち、少量でも毎日洗いたとか、ま
たは、ある程度洗濯物をためて経済的に洗いたいとか、
好みによって、洗濯を中止する洗濯量を決めることがで
きる。
【0067】また、請求項5記載の発明によれば、制御
手段による制御に必要なデータなどを記憶する記憶手段
を備え、前記記憶手段に所定時刻を記憶し、操作表示手
段からの入力により所定時刻を変更できるように構成し
たから、各家庭の生活リズムに合わせて、運転する時刻
を設定することができる。
【0068】また、請求項6記載の発明によれば、時刻
計数手段はカレンダー機能を有し、所定時刻を、曜日、
季節または曜日と季節の組み合わせにより変更できるよ
うに構成したから、洗濯する人の生活に合わせて運転時
間を設定することができる。
【0069】また、請求項7記載の発明によれば、洗濯
兼脱水槽を回転させることによる遠心力で、洗濯兼脱水
槽と水受け槽の間を上昇した洗濯液を洗濯兼脱水槽内に
向けて滝状に散水し、洗濯物に洗濯液を通過させて洗う
ようにしたから、分け洗いやネットに入れて洗わなくて
もよく、家族が脱ぎ捨てた物を順に洗濯機に投げ込み、
自動運転をすることができる。
【0070】また、請求項8記載の発明によれば、所定
時刻に洗濯動作を行うとき、複数の洗い方を選択可能と
したから、個々の家庭の洗濯物の特徴や、洗濯に対する
考え方に合わせた洗い方を選ぶことができ、洗濯する人
の満足度を上げることができる。
【0071】また、請求項9記載の発明によれば、水受
け槽と洗濯兼脱水槽の間に、空気を供給する送風装置を
備えたから、洗濯兼脱水槽内に空気を供給して換気する
ことにより、長時間洗濯物を洗濯兼脱水槽に入れたまま
にしておいても、洗濯物の細菌が増殖して悪臭を放つの
を防ぐことができる。
【0072】また、請求項10記載の発明によれば、洗
濯兼脱水槽を覆う蓋を備え、制御手段は、前記蓋を閉め
ると、洗濯動作を開始するまで送風装置を間欠的に駆動
して洗濯兼脱水槽内の換気を行うようにしたから、送風
装置を駆動するのを忘れて蓋をしてしまっても、自動的
に洗濯兼脱水槽内を換気し、洗濯物が臭くなるのを防ぐ
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の洗濯機のブロック回路
【図2】同洗濯機の縦断面図
【図3】同洗濯機の操作表示手段の要部正面図
【図4】同洗濯機の要部動作フローチャート
【図5】本発明の第2の実施例の洗濯機の操作表示手段
の要部正面図
【図6】本発明の第3の実施例の洗濯機の断面図
【図7】同洗濯機のブロック回路図
【符号の説明】
1 水受け槽 2 洗濯兼脱水槽 8 モータ(駆動手段) 11 操作表示手段 15 制御手段 14 液体洗剤投入装置(洗剤投入手段) 19 時刻計数手段
フロントページの続き (72)発明者 石原 隆行 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 藤井 裕幸 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 3B155 AA10 AA21 BA02 BB02 BB08 BB14 BB20 CB49 JB03 JB05 JB06 JB22 JC09 JC12 JC13 JC16 KA02 KA31 KB01 LA04 LA11 LA13 LA14 LB01 LB29 LB34 LC30 LC33 MA01 MA06 MA09 MA10

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水受け槽と、前記水受け槽内に回転自在
    に配設した洗濯兼脱水槽と、時刻を計数する時刻計数手
    段と、前記洗濯兼脱水槽内に洗剤を投入する洗剤投入手
    段と、前記洗濯兼脱水槽を駆動する駆動手段と、前記駆
    動手段などの動作を制御する制御手段と、入力操作し表
    示動作を行う操作表示手段とを備え、前記制御手段は、
    前記操作表示手段の入力に基づいて、所定時刻に自動的
    に洗濯動作を行うようにした洗濯機。
  2. 【請求項2】 洗濯兼脱水槽内の洗濯物の量を検知する
    布量検知手段を備え、制御手段は、運転開始前に検知し
    た洗濯物の量が第1の所定量以下の場合は、その日の運
    転を中止するようにした請求項1記載の洗濯機。
  3. 【請求項3】 洗濯兼脱水槽内の洗濯物の量を検知する
    布量検知手段を備え、制御手段は、運転開始前に検知し
    た洗濯物の量が第2の所定量を超える場合は、その日の
    運転を中止し、報知するようにした請求項1記載の洗濯
    機。
  4. 【請求項4】 制御手段による制御に必要なデータなど
    を記憶する記憶手段を備え、前記記憶手段に第1または
    第2の所定量を記憶し、操作表示手段からの入力により
    第1または第2の所定量を変更できるように構成した請
    求項2または3記載の洗濯機。
  5. 【請求項5】 制御手段による制御に必要なデータなど
    を記憶する記憶手段を備え、前記記憶手段に所定時刻を
    記憶し、操作表示手段からの入力により所定時刻を変更
    できるように構成した請求項1記載の洗濯機。
  6. 【請求項6】 時刻計数手段はカレンダー機能を有し、
    所定時刻を、曜日、季節または曜日と季節の組み合わせ
    により変更できるように構成した請求項5記載の洗濯
    機。
  7. 【請求項7】 洗濯兼脱水槽を回転させることによる遠
    心力で、洗濯兼脱水槽と水受け槽の間を上昇した洗濯液
    を洗濯兼脱水槽内に向けて滝状に散水し、洗濯物に洗濯
    液を通過させて洗うようにした請求項1〜5のいずれか
    1項に記載の洗濯機。
  8. 【請求項8】 所定時刻に洗濯動作を行うとき、複数の
    洗い方を選択可能とした請求項1記載の洗濯機。
  9. 【請求項9】 水受け槽と洗濯兼脱水槽の間に、空気を
    供給する送風装置を備えた請求項1記載の洗濯機。
  10. 【請求項10】 洗濯兼脱水槽を覆う蓋を備え、制御手
    段は、前記蓋を閉めると、洗濯動作を開始するまで送風
    装置を間欠的に駆動して洗濯兼脱水槽内の換気を行うよ
    うにした請求項9記載の洗濯機。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015204912A (ja) * 2014-04-17 2015-11-19 シャープ株式会社 縦型洗濯乾燥機
JP2019042266A (ja) * 2017-09-05 2019-03-22 パナソニックIpマネジメント株式会社 洗濯機

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JP2015204912A (ja) * 2014-04-17 2015-11-19 シャープ株式会社 縦型洗濯乾燥機
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