JP2000350649A - 枕 - Google Patents

Info

Publication number
JP2000350649A
JP2000350649A JP11166144A JP16614499A JP2000350649A JP 2000350649 A JP2000350649 A JP 2000350649A JP 11166144 A JP11166144 A JP 11166144A JP 16614499 A JP16614499 A JP 16614499A JP 2000350649 A JP2000350649 A JP 2000350649A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
support
shoulder
head
cushion material
neck
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11166144A
Other languages
English (en)
Inventor
Emiko Miwa
恵美子 三輪
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nishikawa Sangyo Co Ltd
Original Assignee
Nishikawa Sangyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nishikawa Sangyo Co Ltd filed Critical Nishikawa Sangyo Co Ltd
Priority to JP11166144A priority Critical patent/JP2000350649A/ja
Publication of JP2000350649A publication Critical patent/JP2000350649A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Bedding Items (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 就寝時に頸や背中に負担がかからず体形にフ
ィットした自然な状態で就寝することの出来る枕を得
る。 【解決手段】 連続して設けた頭部支え部、勁部支え
部、肩支え部よりなり、頭部支え部は後頭部受けと側頭
部受けとよりなり、後頭部受けは頭部支え部中央にその
両側に位置する側頭部受けよりも低い凹嵌部を形成して
おり、勁部支え部は、前記側頭部受けよりも高く幅方向
に伸びる頂部、及び、該頂部から、頸部支え部に隣接す
る肩支え部に至る曲面もしくは平面よりなる斜面を有
し、肩支え部は、前記勁部支え部の斜面に続いて展開す
る平板状体とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、後頭部から肩に掛
けての人体の輪郭線に沿い体形にフィットした自然な状
態で就寝時に頭部から肩に掛けて支えることが出来る頸
や背中に負担のない枕に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の枕には後頭部を枕に乗せ、頸部分
を前方に折り曲げ肩部分は浮かせた状態で使用するもの
が多かった。
【0003】このような姿勢で就寝した場合、体形は頸
部分で折り曲げられることになり、該部の筋の疲労を高
めることにもなり、また肩や背の部分が浮いていること
により該部の体重の一部を頭部で支えることになり、頭
部が圧迫させる原因ともなっている。
【0004】そこで近時、頸,頭部全体で体重を支える
枕が開発されているが、このような枕では、就寝時の寝
返りなどのときの体位の変化に対応出来ず頭部の支えが
完全ではなく、時には頸部の筋を痛めるようなことにも
なり兼ねない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明枕は、上記の点
に鑑みて、就寝時に頸や背中に負担がかからず体形にフ
ィットした自然な状態で就寝することの出来る枕を得る
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明枕
は、連続して設けた頭部支え部、勁部支え部、肩支え部
よりなり、頭部支え部は後頭部受けと側頭部受けとより
なり、後頭部受けは頭部支え部中央にその両側に位置す
る側頭部受けよりも低い凹嵌部を形成しており、勁部支
え部は、前記側頭部受けよりも高く幅方向に伸びる頂
部、及び、該頂部から、頸部支え部に隣接する肩支え部
に至る曲面もしくは平面よりなる斜面を有し、肩支え部
は、前記勁部支え部の斜面に続いて展開する平板状体と
した。請求項2記載の本発明枕は、請求項1記載の枕に
おいて、後頭部受けに内封するクッション材の一部を欠
除して、クッション材内に内部空間を構成することによ
り該部の硬さを少なくした。請求項3記載の本発明枕
は、請求項1記載の枕において、勁部支え部は、幅方向
に延びる頂部を有し、頂部直下のクッション材内には幅
方向に延び周囲よりも硬いクッション材を挿入した。請
求項4記載の本発明枕は、請求項1記載の枕において、
後頭部受けの一部は、クッション材を一部欠除してクッ
ション材に内部空間を構成することによりクッション材
の硬さを最も少なくし、側頭部受けは、後頭部受けより
も硬さを有するクッション材を内在させており、勁部支
え部は、頂部直下のクッション材内に挿入した幅方向に
延びるクッション材を周囲よりも硬いクッション材とす
る事により全体的にも最も硬さを硬くしたものであり、
肩支え部は、前記側頭部支え部と後頭部受けとの中間の
硬さとした。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面と共に
次に説明する。
【0008】本発明枕1は、連続して設けた頭部支え部
2,頸部支え部3,肩支え部4よりなる。いずれもウレ
タンフォーム等の、多数の気泡を有する軟質弾性合成樹
脂の弾性体よりなるクッション材7を所定厚味になるよ
う適宜積層してなるものである。
【0009】頭部支え部2は、中央に位置する後頭部受
け5をその両側部分(後述する側頭部受け6)よりも、
クッション材7の積層数を減らすか薄くして低くし、特
に、後頭部受け5の一部は、内部のクッショク材7を欠
除することによって内部空間8を構成するようにしてい
る。後頭部受け5の両側は、後頭部受け5よりも高い、
側頭部受け6としている。側頭部受け6は、クッション
材7の積層枚数を多くするか単位当たりの厚さを増大す
るかしている。
【0010】側頭部受け6はまた、後頭部受け5よりも
若干硬目となるようにしている。通常の仰臥した状態の
ときは後頭部は後頭部受け5に当るが、寝返り等により
枕に横向きに頭部を乗せることになったような場合、側
頭部は、頭部の回転により後頭部受け5より高い側頭部
受け6に乗ることになる。人体の頭部は前後方向の径よ
りも左右方向の径の方が短いので、上記のように側頭部
受け6の高さを後頭部受け5よりも高くしておけば頭部
が90°向きを回転しても頭部中心の軸線はぼぼ水平を
保つことが出来、就寝者の姿勢により頸軸角度が変化す
ることはなく、筋肉等の疲労の原因となることはない。
【0011】頸部支え部3は、頭部支え部2よりも高く
頂部は突弧状にあたかも蒲鉾状に幅方向に伸びており、
頸部支え部3にに隣接する肩支え部4に向けて頂部から
斜面9が形成されている。頸部支え部3は、頭部支え部
2で正常な状態に支えられた頭部に続く頸部を最も高い
位置で支えており頭部頸部がいずれも枕に密接し、か
つ、クッション材が最も硬くされているために頸部が不
安定に動くことがない。そして、頂部直下のクッション
材の内部には枕幅方向に延び周囲よりも硬いクッション
材10を挿入し、枕使用時に頸部の荷重により頸部支え
部3が隣接他部より沈下するのを防止している。上記ク
ッション材は棒状乃至は厚板状の断面円形乃至多角形と
する。図示の例は断面円形としている。
【0012】肩支え部4に続く斜面9は肩上部或るいは
それに続く背に密着することになり、身体と寝具との間
に空間が生ずることがなく背(肩)から頭部まで全体が
寝具で安定して支えられるよう側面形状が極めて緩い凸
曲面(肩支え部4の直近部分にあっては逆に凹曲面とす
ることも出来る)乃至は平面よりなる斜面とする。その
理由は仰臥した場合頸部に近い背骨は上方に開いた弧状
の屈曲をするが就寝時その屈曲を直線に近い方向に延ば
す作用を受け易くするため斜面9の頸部が当たる部分を
極めて緩く突出させればその効果を発揮させることが出
来る。
【0013】また、頸部から離れた位置の背骨にまで、
その作用を及ぼすと逆に疲労を生ずる場合もあること、
及び該部と背との寝具の密接度を考慮すると逆に斜面9
の最下部の肩支え部4に接近する部分は、上記と逆の凹
屈面の方が就寝時に休まることも考えられる。
【0014】肩支え部4は、前記斜面9に続いて使用者
の背面及び肩部を支えるよう展開する平板状体として構
成されているが、その厚味は全体を均一なものとしても
或いは前記斜面9に近い部位を厚くし端縁部分11が薄
くなるようにしても良い。更に、端縁部分11の中央に
凹部12を形成する。凹部12には仰臥したときに肩支
え部4により使用者の背骨が必要以上に圧迫されるのを
防止している。尚、上記目的のためには、凹部12とせ
ず端縁部分11は一直線にし凹部12に相当する位置の
クッション材の厚味を少なくしても良い。
【0015】尚、図示の例では、肩支え部4は、頸部支
え部3、頭部支え部2と共通する一枚のクッション材が
用いられているが、必要に応じて肩支え部4のクッショ
ン材を積層することにより同部の厚みに変化を持たせる
ことも出来る。
【0016】本発明枕は以上の構成を有しており、使用
時に仰臥した場合、枕の最も高い頸部支え部3で人体の
頸部を、頭部支え部2の凹んでいる後頭部受け5で後頭
部を、頸部支え部3の斜面9と肩支え部4で肩,背を受
けることになり、人が自然に起立しているシルエットに
最も近い状態で肩,背から上部を支えることになり、筋
肉に疲労を生じさせることがなく、更に前記斜面9及び
肩支え部4が就寝時の人体の肩或いは背部分の空間を埋
めることになり安定して身体を支え、かつ、冷涼時に該
部に冷えた空気が入り込むことも防止している。
【0017】そして、寝返りをし、枕上で頭部を回転し
たときには、側頭部は頭部支え部2の側頭部受け6上に
転動してくることになり、側頭部受け6は後頭部受け5
よりも高くしてあるために、前後方向の径よりも短い左
方向の径の頭部が乗っても頭部が下がり頸が屈がるとい
うような事態は生ぜず頸軸は常時一定の直線状態を保っ
ている。
【0018】
【発明の効果】本発明枕は、連続して設けた頭部支え
部、勁部支え部、肩支え部よりなり、頭部支え部は後頭
部受けと側頭部受けとよりなり、後頭部受けは頭部支え
部中央にその両側に位置する側頭部受けよりも低い凹嵌
部を形成しており、勁部支え部は、前記側頭部受けより
も高く幅方向に伸びる頂部、及び、該頂部から、頸部支
え部に隣接する肩支え部に至る曲面もしくは平面よりな
る斜面を有し、肩支え部は、前記勁部支え部の斜面に続
いて展開する平板状体としたため、仰臥しているときは
後頭部を頭部支え部2の凹陥部となっている後頭部受け
5により支え、同時に頸部支え部3の頂部により頸部を
受けることになり安定した姿勢を保て、また、仰臥した
ときは、側頭部が、後頭部受け5より高い位置の側頭部
受け6に乗ることにより、頭部と頸の姿勢を変えること
なく、即ち、頭部と頸部との間に屈折等を新たに生ずる
ことなく体位を変えられ、頭部、頸部の筋を常に安定し
た状態のままで保つ事が出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明枕を示し、Aは全体斜視図、Bは
後頭部受けの、Cは側頭部受けの、Dは肩支え部の、そ
れぞれ断面図。
【符号の説明】
1 枕 2 頭部支え部 3 頸部支え部 4 肩支え部 5 後頭部受け 6 側頭部受け 7 クッション材 8 内部空間 9 斜面 10 棒状クッション材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連続して設けた頭部支え部、勁部支え
    部、肩支え部よりなり、頭部支え部は後頭部受けと側頭
    部受けとよりなり、後頭部受けは頭部支え部中央にその
    両側に位置する側頭部受けよりも低い凹嵌部を形成して
    おり、勁部支え部は、前記側頭部受けよりも高く幅方向
    に伸びる頂部、及び、該頂部から、頸部支え部に隣接す
    る肩支え部に至る曲面もしくは平面よりなる斜面を有
    し、肩支え部は、前記勁部支え部の斜面に続いて展開す
    る平板状体としたことを特徴とする枕。
  2. 【請求項2】 後頭部受けに内封するクッション材はそ
    の一部を欠除して、クッション材内に内部空間を構成す
    ることにより該部の硬さを少なくしたことを特徴とする
    請求項1記載の枕。
  3. 【請求項3】 勁部支え部は、幅方向に延びる頂部を有
    し、頂部直下のクッション材内には幅方向に延び周囲よ
    りも硬いクッション材を挿入してなる請求項1記載の
    枕。
  4. 【請求項4】 後頭部受けの一部は、クッション材を一
    部欠除してクッション材に内部空間を構成することによ
    りクッション材の硬さを最も少なくし、側頭部受けは、
    後頭部受けよりも硬さを有するクッション材を内在させ
    ており、勁部支え部は、頂部直下のクッション材内に挿
    入した幅方向に延びるクッション材を周囲よりも硬いク
    ッション材とする事により全体的にも最も硬さを硬くし
    たものであり、肩支え部は、前記側頭部支え部と後頭部
    受けとの中間の硬さとしたことを特徴とする請求項1記
    載の枕。
JP11166144A 1999-06-14 1999-06-14 Pending JP2000350649A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11166144A JP2000350649A (ja) 1999-06-14 1999-06-14

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11166144A JP2000350649A (ja) 1999-06-14 1999-06-14

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000350649A true JP2000350649A (ja) 2000-12-19

Family

ID=15825875

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11166144A Pending JP2000350649A (ja) 1999-06-14 1999-06-14

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000350649A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101268859B1 (ko) 2010-07-05 2013-05-29 홍영순 경추보호 베개
KR101380629B1 (ko) * 2012-07-12 2014-04-04 (주)대도산업 코골이 방지 및 경추와 견갑골 보호용 베개
CN104939589A (zh) * 2015-06-09 2015-09-30 高正强 一种气枕
KR101559482B1 (ko) * 2014-04-07 2015-10-15 신준식 기능성 베개
CN113952154A (zh) * 2021-10-20 2022-01-21 浙江大学医学院附属第四医院 一种支气管镜检查操作专用体位垫

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101268859B1 (ko) 2010-07-05 2013-05-29 홍영순 경추보호 베개
KR101380629B1 (ko) * 2012-07-12 2014-04-04 (주)대도산업 코골이 방지 및 경추와 견갑골 보호용 베개
KR101559482B1 (ko) * 2014-04-07 2015-10-15 신준식 기능성 베개
CN104939589A (zh) * 2015-06-09 2015-09-30 高正强 一种气枕
CN113952154A (zh) * 2021-10-20 2022-01-21 浙江大学医学院附属第四医院 一种支气管镜检查操作专用体位垫

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7065816B2 (en) Mattress
US5163194A (en) Adjustable cervical pillow
US11596247B2 (en) Pillow for healthy ergonomic positioning of the neck and spine
US7203983B1 (en) Pillow
JP6335162B2 (ja) 治療用枕
US20060064819A1 (en) Reversible orthopedic memory foam pillow
KR101056654B1 (ko) 기능성 베개
JP2012090982A (ja)
KR101966297B1 (ko) 라운드형 베개
US20120023676A1 (en) Orthopedic pillow having oblong central aperture
JPH11253287A (ja) 整体矯正枕
US20050257320A1 (en) Therapeutic memory foam pillow
US6902537B1 (en) Upper body support device
WO2006093429A1 (fr) Oreiller
US6484336B1 (en) Orthopedic side sleeper comfort pillow and method
JP2000350649A (ja)
JP3137305U (ja) 頚椎支持・高さ調節枕
KR200226847Y1 (ko) 경추 보호용 목베개
US7594289B1 (en) Pillow
JP3047525U (ja) 寝具用補助装置
JP4551100B2 (ja) 改良敷ふとん
JP2006055383A5 (ja)
KR102639636B1 (ko) 경추 베개
KR102598024B1 (ko) 기능성 베개
KR102630894B1 (ko) 2중 구조 베개

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20010330