JP2000349976A - 画像入力装置及びその制御方法及び記憶媒体 - Google Patents

画像入力装置及びその制御方法及び記憶媒体

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JP2000349976A
JP2000349976A JP2000072268A JP2000072268A JP2000349976A JP 2000349976 A JP2000349976 A JP 2000349976A JP 2000072268 A JP2000072268 A JP 2000072268A JP 2000072268 A JP2000072268 A JP 2000072268A JP 2000349976 A JP2000349976 A JP 2000349976A
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reading
image sensor
driving
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Shoji Arafune
庄治 荒舩
Tsutomu Takayama
勉 高山
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Canon Inc
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 副走査方向の繰り返し精度を上げ本来の解像
度以上の解像度の画像を入力できるようにした画像入力
装置を提供する。 【解決手段】 モータを駆動源にして光学ユニット10
7を移動させ、原稿Dの画像を読み取る画像入力装置で
あって、原稿Dに対し、光学ユニット107によって同
一読み取り位置から繰り返し読み取る際、前回読み取り
を開始した位置及びその時の前記モータの駆動状態をシ
ステムコントローラにより記憶し、この記憶結果に基づ
いて光学ユニット107の戻し量を決定する。これによ
り、副走査方向の繰り返し精度が向上し、装置が本来持
っている解像度以上の解像度の画像入力が可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像入力装置に関
し、詳しくは、副走査方向に複数回の走査を行うことで
画像を読み取る画像入力装置及びその制御方法並びに記
憶媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来よりイメージスキャナに代表される
画像入力装置においては、読取対象である原稿(1枚
紙、書籍等)を透明ガラス製の原稿台に載置し、この原
稿台の下部空間に配置された光源と光学系を備えた光学
ユニットを副走査方向(行方向)に往復動させ、その際
に得られた原稿からの光をCCD(電荷結合素子)等の
センサへ導く構成が一般に用いられている。
【0003】近年、半導体製造技術の急速な進歩によ
り、このような画像入力装置を用いて複雑な画像処理を
容易に行えるようになってきており、例えば、光学ユニ
ットを副走査方向に複数回走査することで原稿画像の読
み取りを行い、これによって得られた画像を合成するこ
とが考えられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
画像入力装置では、モータの駆動力は、ギア(歯車)等
の伝達手段を介して光学ユニットの移動機構に伝達され
るが、互いにかみ合う1対のギアの歯と歯の間に存在す
るバックラッシュ(遊びをもたせるための隙間)がある
ために画像入力部を正確に副走査方向に往復動させるこ
とが難しい。そのため副走査方向の精度が悪くなり副走
査方向の画像ずれが生じ、副走査方向の解像度が低下す
る場合があった。
【0005】本発明の目的は、このような従来の問題を
解決し、特に副走査方向における繰り返し精度の高い画
像入力装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するためになされたものであり、請求項1に記載の画
像入力装置では、原稿画像を読み取り電気信号に変換す
るイメージセンサと、前記原稿画像と前記イメージセン
サとを相対的に移動する移動手段と、前記移動手段によ
り前記原稿画像の同一個所と前記イメージセンサとを相
対的に複数回移動させる場合に、前記移動手段の特性に
応じて前記複数回目の移動を制御する制御手段と、を備
えることを特徴とする。
【0007】請求項13に記載の画像読取装置の制御方
法では、原稿画像を読み取り電気信号に変換するイメー
ジセンサと、前記原稿画像と前記イメージセンサとを相
対的に移動する移動手段とを有する画像入力装置の制御
方法であって、前記移動手段により前記原稿画像の同一
個所と前記イメージセンサとを相対的に複数回移動させ
る場合に、前記移動手段の特性に応じて前記複数回目の
移動を制御することを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】(第1の形態)以下、本発明の実
施の形態を図面に基づいて説明する。
【0009】図1(a),(b)は、本実施の形態にお
ける画像入力装置であるフラットベッド型スキャナの構
成例を簡単に示したもので、図1(a)は上面図、図1
(b)は側面図である。Dは原稿台ガラス100上に置
かれた読取原稿で、これを蛍光ランプや冷陰極線管、発
光ダイオード等からなる光源101によって照射し、原
稿からの反射光をミラー102,103,104によっ
て折り返し、レンズ105によってCCD106に結像
する。光源101、ミラー102,103,104、レ
ンズ105及びCCD106は、光学ユニット107内
に固定載置されており、この光学ユニット107を原稿
台ガラス100と平行に同図中左から右に移動走査する
ことにより原稿D全体の画像を読み取り、CCD106
から1ページ分の画像信号を得る。この場合、図1
(a)に示す上下方向が主走査方向、左右方向が副走査
方向である。
【0010】図1(b)に示すように、原稿Dの反射光
は、まず、ミラー102に導かれ、ミラー102で反射
した光像がミラー103を介してさらにミラー104に
導かれる。ミラー104の反射光路上には、レンズ10
5が設置されており、その焦点位置にCCDイメージセ
ンサ106が配設されている。
【0011】図2は図1に示したフラットベッド型スキ
ャナにおける光学ユニットの駆動機構を示したもので、
光学ユニット107の一端にはベルト3が係着されてい
る。回転ベルト3は、駆動ローラ4と従動ローラ5に懸
架されており、駆動ローラ4の回転に応じて従動ローラ
5も回転する。ベルト3と駆動ローラ4との間に滑りが
生じるのを防止するため、ベルト3の内面には凹凸が設
けられており、この凹凸に噛合するように駆動ローラ4
に凸凹が設けられている。駆動ローラ4は、モータ6を
駆動源としており、モータ6の駆動により光学ユニット
107を副走査方向に移動するようになっている。
【0012】次に図3は、図1及び図2に示した画像入
力装置の内部構成ブロック図である。以下、図3を参照
して、それぞれの機能ブロックを説明する。
【0013】まず光学ユニット107において、24は
光源101を点灯するための光源点灯回路であり、例え
ば光源101に冷陰極管を用いた場合には、いわゆるイ
ンバータ回路となる。電気基板16において、25はパ
ルスモータ6用のモータ駆動回路であり、イメージスキ
ャナ1のシステム制御手段であるシステムコントローラ
26からの信号によりパルスモータ6の励磁切替え信号
を出力する。27R、27G、27Bはアナログゲイン調
整器であり、ラインセンサ20から出力されたアナログ
画像信号を可変増幅することが可能な構成である。
【0014】28はA/D変換器であり、可変アナログ
ゲイン調整器27から出力されたアナログ画像信号をデ
ィジタル画像信号に変換する。29は画像処理部であ
り、ディジタル信号化された画像信号に対してオフセッ
ト補正、シェーディング補正、デジタルゲイン調整、カ
ラーバランス調整、マスキング、主・副走査方向の解像
度変換等の画像処理を行う。30はラインバッファであ
り、画像データを一時的に記憶する部分であり、汎用の
ランダムアクセスメモリで実現している。
【0015】31はインターフェース部であり、ホスト
21と通信するためのものである。ここではSCSIコ
ントローラで実現しているが、セントロニクスやUSB等
別のインターフェースも採用することも可能である。3
2は画像処理を行う際のワーキングエリアとして用いら
れるフセットRAMである。このオフセットRAM32
は、ラインセンサ20がRGB用ラインセンサを各々所
定のオフセットを持って平行に配置されているので、そ
のRGBライン間オフセットの補正用として用いられ
る。また、オフセットRAMは、シェーディング補正等
の各種データの一時記憶も行う。ここでは汎用のランダ
ムアクセスメモリで実現している。
【0016】33はガンマカーブを記憶し、ガンマ補正
を行うためのガンマRAMである。26はスキャナ全体
のシーケンスをプログラムとして記憶したシステムコン
トローラであり、ホスト21からの命令にしたがって各
種制御を行う。34はシステムコントローラ26と画像
処理手段29とラインバッファ30とインターフェイス
部31とオフセットRAM32とガンマRAM33をつ
なぐシステムバスであり、アドレスバスとデータバスに
よって構成されている。
【0017】図4(a),(b)は、CCD106の構
成を簡単に示したものであり、図4(a)において、2
01−a,b,c,d・・・は1次元的に等ピッチで配置
された光電変換画素列であり、202−a,b,c,d
・・・は光電変換画素列201−a,b,c,d・・・で光電
変換された電荷を移送する移送ゲート、203は移送さ
れた電荷を順次転送する転送部、204は転送された電
荷をライン状に出力信号として読み出す出力回路であ
る。図4(b)は、図4(a)の光電変換画素201−
a,b部を拡大して示したものである。
【0018】前述したように、原稿Dは主走査方向にラ
イン状に照明され、光学レンズ等を通して光電変換画素
列201−a,b,c,d・・・上に結像した光学像が図
4(b)に示す副走査方向に所定速度で移動する。結像
画像が図4(b)に示す位置Aから位置Bに移動する所
定期間に光電変換画素列201−a,b,c,d・・・で
光電変換されて蓄積された電荷が転送部203に移送さ
れ、次に結像画像が位置Bから位置Cに移動する所定期
間に出力回路204から読み出される。以下これが繰り
返されて、周期的な線順次信号、即ち主走査ライン信号
が得られる。
【0019】一般には図4(b)に示すように、距離A
B(および距離BC)は主走査方向の光電変換画素ピッ
チPに等しく設定され、主走査/副走査方向とも等しい
解像度となるようにしている。
【0020】上記構成の画像入力装置では、原稿Dを原
稿台ガラス100上に載置し、読み込みの開始がホスト
21から指示されると、モータ6が駆動されてベルト3
が回転を始め、光学ユニット107はホームポジション
から図1及び図2の右方向へ移動する。その過程で、光
学ユニット107の光源101が原稿Dの画像記録面を
照射しながら、原稿面の所定幅を連続的に読み取る。原
稿からの反射光は、ミラー102,103,104及び
レンズ105を介してCCDイメージセンサ106に到
達する。CCDイメージセンサ106は、レンズ105
からの光を光電変換して画像信号を出力する。この画像
信号は、電気基盤16に配置された画像処理部29に送
られ、内蔵のメモリに記憶される。光学ユニット107
が読み取り終了位置に到達すると、システムコントロー
ラ26はモータ6を逆回転させ、光学ユニット107を
リターンさせる。光学ユニット107が所定の位置まで
戻されると、システムコントローラ26はモータ6を正
回転させ、2回目のスキャンを開始する。2回目のスキ
ャンによって得られた画像は、画像処理部29によって
1回目のスキャンで得られた画像と合成される。なお、
2回目のスキャンが終了するまで、原稿1は原稿台ガラ
ス上から取り除かないようにする。
【0021】図5(a)は上記した画像入力装置の1部
を原稿台ガラス側から見た構成図であり、図5(b),
図5(c)は、更にその1部の拡大図である。
【0022】11はガラス板であり、本実施例では結像
レンズ105、CCD106の間に挿入されている。こ
のガラス板11は光軸に対して所定の範囲で傾斜角が変
更し得るようになっている。
【0023】上記構成において、2回の走査は、ともに
図1(a),図1(b)の左から右に走査するものとす
る。まず第1回目の走査時には、図5(b)に示すよう
にガラス板11は光軸方向に垂直に支持しておく。次に
第2回目の走査時には、図5(c)に示すようにガラス
板11を少しだけ傾けて、光軸をCCD106の画素ピ
ッチPの1/2だけずらしてやる。従って、ガラス板1
1の傾きはガラス板11の厚みと屈折率から光軸のずれ
量がP/2となるように決定してやればよい。
【0024】ところで、本実施の形態においては、各走
査時で線順次信号の繰り返し周期毎に副走査方向を移動
する距離は、前記CCD106の画素間ピッチとほぼ等
しくするように、走査スピードを制御する。そして、2
回の走査によってCCD106に結像されるそれぞれの
線順次信号の光学像の位置を、互いにCCDの画素間ピ
ッチPのほぼ1/2に相当する分だけ、それぞれの線順
次信号の読み出しのタイミングを線順次信号の繰り返し
周期の略1/2だけずらしてやる。
【0025】図6は光電変換画素1画素に注目して画素
位置と結像する光学像の移動を相対的に示したもので、
各走査時の光学像の位置は主走査方向には移動せずに画
素位置が移動していると考える。図6において、実線に
て示す121は第1回目の走査時の所定の画像読取範囲
の副走査方向の端部から所定ライン目となる主走査ライ
ン(これをyライン目とする)の、主走査方向にx番目
の画素位置、点線にて示す122は第2回目の走査時の
所定の画像読取範囲の副走査方向の端部からyライン目
となるラインの主走査方向にx番目の画素位置であり、
それぞれの画素の中心位置は主走査/副走査両方共P/
2づつずれている。
【0026】画素の中心位置は線順次信号の繰り返し周
期中に第1回目の走査時のyライン目には位置Aから位
置Bに移動し、y+1ライン目には位置Bから位置Cに
移動する。同様に第2回目の走査時のyライン目には位
置Dから位置Eに移動し、y+1ライン目には位置Eか
ら位置Fに移動する。それぞれの移動距離はPに等し
い。
【0027】従って上記構成においては、第1回目の走
査時の画素データと第2回目の走査時の画素データは、
主走査/副走査両方向共互いにP/2だけ異なる位置を
空間サンプリングしたものとなる。
【0028】図7はこうして得られた2回の走査による
画素データを用いて、隣接する画素データピッチが主走
査/副走査両方向共に1/2倍となる新たな画素データ
を生成する方法を示したもので、同図において、実線は
第1走査時の画素データの位置、点線は第2走査時の画
素データの位置を示しており、第1走査時のyライン目
のx番目の画素データとしてD1(x,y)、第2走査
時のyライン目のx番目の画素データとしてD2(x,
y)と表している。
【0029】そして、D1(x,y)とD2(x,y)
との加算平均したデータを新たな2yライン目の2x番
目の画素データとし、D1(x,y)とD2(x−1,
y)との加算平均したデータを新たな2yライン目の2
x−1番目の画素データとし、D1(x,y)とD2
(x,y−1)との加算平均したデータを新たな2y−
1ライン目の2x番目の画素データとし、D1(x,
y)とD2(x−1,y−1)との加算平均したデータ
を新たな2y−1ライン目の2x−1番目の画素データ
としている。
【0030】以上のように、D1(x,y)に関係する
4回の加算平均による画素データの生成を、全ての第1
走査時の画素データについて行うことで、1回の副走査
によって得られる画素データ量に対して4倍のデータ量
が得られることになる。
【0031】図8は上記のような加算平均処理するため
の回路ブロック図である。図8において、40は撮像手
段であるCCD等の撮像素子、41は信号増幅器、42
はA/Dコンバータ、43,44は2回の走査によって
得られたそれぞれの画像データ分のデータを記憶可能な
ページメモリである。
【0032】45,47は1画素分の記憶が可能なメモ
リ、46は1ライン分の記憶が可能なメモリ、48,4
9,50,51は2つの画素データの平均化処理回路、
52,53は2つの画素データの点順次化処理回路、5
4は2ラインの画素データ列の線順次化処理回路であ
る。
【0033】55はPC56とのデータ通信を行うため
のインタフェース(IF)回路であり、これらの回路ブ
ロックの処理シーケンスはCPU57によって制御され
る。
【0034】図9は各回路ブロック部の画素データ列を
1階調データのみ表した信号波形図であり、これを用い
て上記構成の回路ブロックの動作を詳細に説明する。S
11,S21はそれぞれページメモリ43,44から出
力される画素データ列であり、S22はS21を1画素
メモリ45を介して1画素遅延させた出力、S23はS
21を1ラインメモリ46を介して1ライン遅延させた
出力である。
【0035】また、S24はS23をさらに1画素メモ
リ47を介して1画素遅延させた出力である。
【0036】図8に対応した平均値を求めるために、ま
ず平均化処理回路48にてS11,S21の2つの画素
データ列から平均値S31を算出し、同様に平均化処理
回路49にてS11,S22の2つの画素データ列から
平均値S32を算出する。
【0037】次に平均化処理回路50にてS11,S2
3の2つの画素データ列から平均値S33を算出し、平
均化処理回路51にてS11,S24の2つの画素デー
タ列から平均値S34を算出する。
【0038】そして点順次化処理回路52にて、S31
とS32の画素データ列を交互に1/2のデータ周期で
並べ、S41を生成する。同様に点順次化処理回路42
にて、S33とS34の画素データ列を交互に1/2の
データ周期で並べ、画素データ列S42を生成する。
【0039】そして、線順次化処理回路54にてS41
とS42の画素データ列を1ライン毎に交互に出力し、
主走査/副走査両方向共に2倍のデータ量を持つ画素デ
ータ列S5が得られることになる。
【0040】本実施例においては、画像データ用メモリ
は画像読取装置側に搭載したが、これはPC56側に搭
載しても一向に差し支えなく、むしろ画像読取装置を低
コストにするために、PC56側に内蔵されているメモ
リなどを利用した方が現実的と言える。この場合、上記
したようなメモリの書き込みと読み出し、及び点順次処
理を、アプリケーションソフトによりPC56側で行う
ように制御する。
【0041】ここで、本実施例の場合の2画素データを
平均化処理した場合の感度分布について説明する。
【0042】まず、CCD106のそれぞれの光電変換
画素が開口率100%の正方形画素とする。光学像が主
走査ラインの繰り返し周期毎に副走査方向にほぼ画素ピ
ッチP分だけ移動する代わりに、光電変換画素自体が副
走査方向とは逆方向にほぼPだけ移動すると考える。従
って、1画素データD1(x,y)の感度分布を立体的
に示すと、図10のように四角形ABCDを底面とし、
EFを頂辺とする三面体となる。これらの体積はP2 と
なり、頂辺EFの感度は最大値の“1”となる。
【0043】次に、図7に示すような斜めに対向する2
画素データD1(x,y)とD2(x,y)について、
それぞれの感度分布を重畳して立体的に示したものを図
11に示す。図10と同様に四角形ABCDを底面と
し、EFを頂辺とする三面体が画素データD1(x,
y)の感度分布、四角形GHIJを底面とし、KLを頂
辺とする三面体が画素データD2(x,y)の感度分布
であり、これらが重畳されたものとなっている。即ち、
四角形MFNKを感度分布中の最大感度“0.75”と
してその中心を感度重心とし、その感度重心から副走査
方向には徐々に感度が低下する分布を示し、かつ主走査
方向には0.375の感度となるような感度分布となっ
ている。
【0044】図10と図11を比較すれば明確なよう
に、2画素データを平均化処理したときの感度分布で
は、主走査/副走査方向ともに若干感度分布が広がる
が、感度重心位置を含む四角形MFNKの感度が感度分
布全体に占める割合が高いため、MTFが大きく低下す
ることはない。
【0045】上記と同様に、図7における2画素データ
D1(x,y)とD2(x−1,y)、D1(x,y)
とD2(x,y−1)、D1(x,y)とD2(x−
1,y−1)のそれぞれの加算平均した新たな画素デー
タの感度分布を調べると、図11におけるそれぞれ四角
形KNCQ、四角形RHSF、四角形GRFMの中心を
重心位置とした感度分布となることがわかる。従って、
これら4つの四角形の主走査/副走査方向の距離P/2
を繰り返し周期の1/2とするような、原稿上の濃度変
化パターンを読み取ることが可能となる。
【0046】先に述べたように、本実施例の場合、MT
Fは図10に比べて大きく低下することはないが、この
若干の劣化分は主走査/副走査ともに簡単なデジタルフ
ィルタによって補正することも可能である。例えば図8
に示すように、2画素データを平均化処理した対象画素
171に掛ける係数を9/5とし、対象画素171を中
心に主走査/副走査方向それぞれに2画素づつに掛ける
係数を-1/5とするようなマトリクスフィルタを形成
することで、図11に示す感度重心位置を含む四角形M
FNKの感度を“1”とすることができ、MTFを充分
高くすることが可能となる。
【0047】以上説明したように、本実施の形態におい
ては1回の副走査にて得られる画像データに比べて、主
走査/副走査方向ともに空間サンプリング数を2倍とし
た高精細な画像を得ることができる。
【0048】本実施の形態においては、2回の走査の副
走査方向は同一方向としたが、1回目の走査時と2回目
の走査時では、副走査方向が逆になるように構成しても
構わない。つまり、1回目の走査後にもとの場所に戻ら
ずに、原稿の反対側の端部から走査していくように構成
する。この場合、図8の2回目の走査時の画像データを
記憶したページメモリ44からの読み出しを、副走査方
向に逆順に読み出してやればよい。
【0049】1回目の走査時の画像データD(x,y)
と同一位置の2回目の画像データは、所定の画像読取範
囲の全走査ライン数をzとするとD(x,z-y+1)
として与えられる。こうして、前述した方法と同様な平
均化処理及び点順次化/線順次化処理により、高精細な
画像を得ることが可能となる。
【0050】尚、上記のように1回目と2回目の走査時
で副走査方向を逆方向としたことで、同一方向の場合に
比べて全体の読取時間を短くすることが可能である。前
述した第1、第2の実施例においては、主走査方向の画
素ずらし手段として、図5における結像レンズ105と
CCD106の間にガラス板11を挿入したが、これは
原稿からCCDの間のいずれの場所であっても構わな
い。CCDの光電変換画素上で必要なずれ量を実現でき
るようにガラス板の厚みと屈折率から傾きを決定してや
ればよい。
【0051】また、主走査方向の画素ずらし手段とし
て、CCD106を主走査方向に必要な量だけ移動させ
る方法や、図15における原稿台ガラス100や原稿D
自体を主走査方向に必要な量だけ移動させる方法も簡易
に構成することが可能である。
【0052】更に、CCDリニアイメージセンサを用い
た画像入力装置として説明してきたが、本発明をコンタ
クトリニアイメージセンサを用いた画像入力装置に適用
することも可能である。その場合、主走査方向の画素ず
らし手段として、コンタクトリニアイメージセンサや原
稿台もしくは原稿自体を主走査方向に必要な量だけ移動
させる方法を適用することが可能である。
【0053】更に、原稿台ガラスを有する、いわゆるフ
ラットベッド型の画像入力装置として説明してきたが、
本発明を原稿自体を副走査方向に移動して走査する、い
わゆるシートフィード型の画像入力装置に適用すること
も可能である。その場合、主走査方向の画素ずらし手段
として、コンタクトリニアイメージセンサや原稿自体を
主走査方向に必要な量だけ移動させる方法を適用するこ
とが可能である。
【0054】次に、図12は本実施の形態における光学
ユニット107の位置決め制御の原理を示す図であり、
図13及び図14は位置決め制御の処理を示すフローチ
ャートである。図12及び図13を用いて、1枚の原稿
画像を読み取るために光学ユニット107を2往復させ
ることにより合成画像を得る方法について、以下に説明
する。なお、図13及び図14の処理は、システムコン
トローラ26により内部ROMに記憶されたシーケンス
に従って実行される。また、図13及び図14における
“S”はステップを表している。
【0055】CCDイメージセンサ106は、システム
コントローラ26から一定間隔の周期で出されるクロッ
ク信号(イメージセンサ106の電荷蓄積時間T(ms
ec)毎に出力される読取同期信号Hsync)により
動作する、また、パルスモータ6は、Hsyncに同期
して出力されるパルスモータ駆動信号SPMによって動
作し、本実施形態においては、パルスモータ6に4つの
パルスを与えることにより光学ユニット107を1ライ
ン分だけ移動させるように構成されている。
【0056】通常、光学ユニット107は、原稿Dの読
み取り開始位置PosAの近傍に設定されたホームポジ
ション(原点HP)に位置している。この状態で、原稿
Dをセットした後、読み取り開始のボタン操作、或いは
ホストコンピュータ21から(マウスやキーボード等の
操作による)読み取り開始の指令信号が送られてくる
と、システムコントローラ26は読み取り同期信号Hs
yncをモータ駆動回路25に出力し、モータ駆動回路
25によりHsyncに同期したモータ駆動パルスSP
Mをパルスモータ6に供給させる。そして、パルスモー
タ6の回転により光学ユニット107はホームポジショ
ンHPから移動を開始し(S301)、原稿Dの先端位
置(読み取り開始位置PosA)の直下へ移動する。
【0057】読み取り開始位置PosAの直下に光学ユ
ニット107が到達したかどうかを検出してPosAに
到達したことが検出されると(S302)、ホームポジ
ションHPにおいて最初の同期信号Hsyncが出力さ
れて光学ユニットが移動を開始してから読み取り開始位
置PosAに到達するまでの間にパルスモータ6に供給
されたモータ駆動パルスSPMのパルス数PHAの値が
システムコントローラ26によって記憶される(S30
3)。また、読み取り開始位置PosAに到達する直前
に同期信号Hsyncが出力されてから読み取り開始位
置PosAに到達するまでの間にパルスモータ6に供給
された駆動パルスSPMのパルス数PAもシステムコン
トローラ26によって記憶される。
【0058】光学ユニット107の移動に伴って原稿D
の読み取りが進行し、ホストコンピュータ21からのデ
ータ出力要求を受けて、システムコントローラ26は画
像データをホストコンピュータ21に送信する。やがて
光学ユニット107は原稿Dの終端に到達する(S30
4)。そしてシステムコントローラ26はモータ駆動回
路25からパルスモータ6へのパルスの供給を中止さ
せ、これにより、光学ユニット107が読み取り終了位
置PosBに停止する(S305)。そして、システム
コントローラ26はHPからPosBまで移動する間に
パルスモータ6に供給されたモータ駆動パルスSPMの
パルス数PHBを記憶する。システムコントローラ26
は、読み取り開始位置PosAの直前にHsyncが出
力されてから読み取り終了位置PosBに到達する直前
にHsyncが出力されるまでの間に読み取られた画像
データを原稿Dの画像データとして処理する。
【0059】ここでシステムコントローラ26は、光学
ユニット107を2回目の読み取りに備えて戻すべき位
置PosCに移動するためにパルスモータ6に供給する
必要のある駆動パルスSPMのパルス数を計算する(S
306)。読み取り終了位置PosBからPosCまで
光学ユニット107を移動させるためにパルスモータ6
に供給する必要のあるSPMのパルス数PBCは、読み
取り開始位置PosAから読み取り終了位置PosBま
で移動するためのパルス数PABに光学ユニットのバッ
クラッシュ分に相当するパルス数PBLを足したものと
なり、次式で表わされる。(PBL=n×PH、PHは
1Hsync中の駆動パルスSPMの数であり、あらか
じめ測定された値がシステムコントローラ26内のメモ
リに記憶されている。) PBC=PAB+PBL =(PHB−PHA)+PBL ・・・(1)
【0060】つまり、PosBからPosAまでの移動
に必要なSPMのパルス数PABと、光学ユニット10
7のバックラッシュ分に相当するSPMのパルス数PB
Lを足したパルス数のSPMをパルスモータ6に供給す
ればよい。しかし、PosAに到達するタイミングは、
Hsyncが出力されるタイミングとは異なるため、そ
の間に出力されるSPMのパルス数PAも考慮すると、
最終的にパルスモータ6に供給する必要のあるパルス数
PBCは、次のようになる。
【0061】 PBC=(PHB−PHA)+PBL+PA・・・(2)
【0062】上記の(2)式に従って、システムコント
ローラ26は図12のPosCまで光学ユニット107
をリターンさせる(S401)。その後、正方向に光学
ユニット107を移動させる場合にもバックラッシュを
考慮する必要があるため、パルスモータ6にPBL+P
Aの駆動パルスSPMを供給して正回転させることで副
走査方向へ光学ユニット107を移動させ、読み取り開
始位置PosAに到達させる(S402)。そして、2
回目の読み取りを行うために光学ユニット107の移動
を開始する(S403)。光学ユニット107が読み取
り終了位置PosBに到達したか否かを判定(S40
4)し、読み取り終了位置PosBに到達した場合には
(S404)、光学ユニット107を停止するようにモ
ータ駆動回路106を介してモータ6を制御する(S4
05)。更に読み取りを行うか否かを判定し(S40
6)、次の読み取り有りが判定された場合には、処理を
図13のS306へ戻し、以降の処理を繰り返し実行す
る。また、S406で次の読み取りの無いことが判定さ
れた場合、全ての処理を終了する。
【0063】以上のように、本実施形態ではシステムコ
ントローラ26からの画像読み取り同期信号Hsync
により、画像の読み取りとパルスモータ6のモータ駆動
パルスSPMを同期させ、1回目の読み取り時に、ホー
ムポジションHPにおいて画像読み取り同期信号Hsy
ncが出力されてから読み取り開始位置PosAに達す
るまでの間にモータ6に供給されたSPMのパルス数
と、読み取り開始位置PosAに到達する直前に同期信
号Hsyncが出力されてから読み取り開始位置Pos
Aに到達するまでの間にパルスモータ6に供給された駆
動パルスSPMのパルス数PAを記憶しておき、さらに
バックラッシュも考慮して光学ユニットの戻し量を制御
することにより、1回目に読み取りを開始した位置から
正確に2回目の読み取りを開始させることができる。こ
れにより、副走査方向に繰り返し走査を行っても、その
読み取り開始位置は常に同じにでき、繰り返し精度を向
上させることができる。
【0064】(第2の形態)第1の実施形態では、1回
目のスキャンと2回目のスキャンとで主走査方向に読み
取り位置を僅かにずらすことによって高解像度画像を得
ていたが、本実施の形態では1回目のスキャンと2回目
のスキャンとでは位置をずらさずに画像を読み取り、そ
れぞれの同じ位置の画像データを平均化処理することに
よって高S/N画像を得ることが可能となる。なお、本
実施の形態は2回のみに限らず、N回スキャンを行って
も構わない。その場合は、N個の同じ位置の画像データ
の平均化処理をすればよい。
【0065】(第3の形態)図15は、本発明の第3の
実施形態を示すもので、透過原稿の画像入力装置におい
て、透過原稿上のゴミキズ検知機能を有する画像入力装
置の概略構成を示す図である。図15において、原稿台
ガラス141上に載置されたポジ、ネガ等の透過原稿1
42を、さらにその上部に設置された拡散板143を介
して透過原稿照明用ランプ144で照明し、透過原稿1
42からの透過光をミラー147、ハの字ミラー14
8、結像レンズ149を介してCCD150に送り、多
数の単位個体撮像素子がライン状に配置されたCCD1
50にて電気信号に変換することにより主走査方向の画
像を形成する。また、151は波長約880nmに発光
波長のピークを有するLEDからなる赤外光ランプであ
る。
【0066】この場合の副走査方向の画像形成は、透過
原稿142に対して透過原稿照明用ランプ144、ミラ
ー147を同一速度、同一位相を保ったまま、副走査方
向に機械的に移動させ、ハの字ミラー148を同方向に
走査速度2分の1で追従させ、透過原稿142からCC
D150までの光路長(共役関係)を一定に保ちながら
行い、主走査と合わせてトータルで2次元の画像を形成
する。
【0067】図16は、透過原稿照明用ランプ144及
び赤外光ランプ151の分光感度分布を示す図であり、
各ランプの特性を実線、一点鎖線によってそれぞれ示
す。また、図17は一般的なネガ、ポジカラーフィルム
のシアン色、イエロー色、マゼンタ色の各色素の分光透
過率特性と、赤外光ランプ151の分光強度分布のピー
ク波長(約880nm)を示したものである。図17か
ら明らかなよに、一般的なカラーフィルムの場合には、
どの色素であっても約880nmにおける透過率は非常
に高いため、フィルム上の画像によらず赤外光ランプの
光束はほとんど透過することになる。
【0068】以下、ゴミキズ検知について説明する。
【0069】まず、図15の反射原稿照明用ランプ14
5と透過原稿照明用ランプ144とを消灯し、赤外光ラ
ンプ151を点灯させる。図16に示すような特性を備
えた赤外光ランプ151の照明光束は拡散板143によ
って斑なく拡散され、その拡散光束が透過原稿142を
透過し、さらにミラー147、ハの字ミラー148、結
像レンズ149を通過した光はCCD150に投影され
る。したがって、透過原稿142を透過した赤外光15
1の照明光束は、図17に示すようにネガ、ポジ等の透
過原稿142の画像(感光像)によらず透過し、物理的
に光路を遮る埃、ゴミ、キズ等の像がCCD150上に
影として投影される。
【0070】こうして得られた赤外光ランプ151によ
るゴミ・キズ等による影の画像部を、その周囲の正常な
画像領域から補間処理などを行うことにより、ゴミ・キ
ズ等の影響を軽減することが可能となる。この場合、正
確なゴミ・キズの位置と、赤外光ランプ151によるゴ
ミ・キズの位置とが極めて正確に一致している必要があ
ることは明白である。従って、透過原稿照明用ランプ1
44による1回目のスキャンと、赤外光ランプ151に
よる2回目のスキャンを行う場合に、前記第1の実施の
形態にて示したような位置決め制御を適用することで、
高精度なゴミ・キズ検知が可能となる。
【0071】なお、本発明は上記第1乃至第3の実施の
形態を実現するための装置及び方法のみに限定されるも
のではなく、上記システム又は装置内のコンピュータ
(CPU或いはMPU)に、上記実施の形態を実現する
ためのソフトウエアのプログラムコードを供給し、この
プログラムコードにしたがって上記システム或いはコン
ピュータが上記各種デバイスを動作させることにより上
記実施の形態を実現する場合も本発明の範疇に含まれ
る。
【0072】またこの場合、前記ソフトウエアのプログ
ラムコード自体が上記実施の形態の機能を実現すること
になり、そのプログラムコード事態、及びそのプログラ
ムコードをコンピュータに供給するための手段、具体的
には上記プログラムコードを格納した記憶媒体は本発明
の範疇に含まれる。
【0073】このようなプログラムコードを格納する記
憶媒体としては、例えばフロッピー(登録商標)ディス
ク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、C
D−ROM、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、R
OMなどを用いることができる。
【0074】また、上記コンピュータが、供給されたプ
ログラムコードのみにしたがって各種デバイスを制御す
ることにより、上記実施の形態が実現される場合だけで
なく、上記プログラムコードがコンピュータ上で稼動し
ているOS(オペレーティングシステム)、或いはたの
アプリケーションソフトと共同して上記実施の形態が実
現される場合にもかかるプログラムコードは本発明の範
疇に含まれる。
【0075】さらに、この供給されたプログラムコード
が、コンピュータの機能拡張ボードやコンピュータに接
続された機能拡張ユニットに備わるメモリに格納された
後、そのプログラムコードの指示に基づいてその機能拡
張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際
の処理の一部又は全部を行い、その処理によって上記実
施の形態が実現される場合も本発明の範疇に含まれる。
【0076】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
複数回の読み取り位置を合わせることで繰り返し精度を
向上させることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態における画像入力装置の上面
図及び側面図である。
【図2】本発明の実施形態における画像入力装置の構成
図である。
【図3】本発明の実施形態における画像入力装置の構成
ブロック図である。
【図4】本発明の実施形態におけるCCDリニアイメー
ジセンサの構成図である。
【図5】本発明の実施形態における画像入力装置の一部
を原稿台ガラス側から見た図である。
【図6】本発明の実施形態における画像入力装置の画素
配置と光学像の相対位置を示す図である。
【図7】本発明の実施形態における画像入力装置の画素
データの配置図である。
【図8】本発明の実施形態における画像入力装置の回路
ブロック図である。
【図9】図8の回路ブロック図を説明するための信号波
形図である。
【図10】図7の1画素データの感度分布図である。
【図11】図7の2画素データの加算平均処理後の感度
分布図である。
【図12】本発明の実施形態における光学ユニットの位
置決め制御の原理を示す説明図である。
【図13】本発明の実施形態における読み取り処理を示
すフローチャートである。
【図14】図13の処理に続く処理を示すフローチャー
トである。
【図15】本発明の別の実施形態における画像入力装置
の構成図である。
【図16】透過原稿照明用ランプ及び赤外光ランプの分
光感度分布を示す図である。
【図17】ネガ、ポジカラーフィルムのシアン色、イエ
ロー色、マゼンタ色の各色素の分光透過率特性と、赤外
光ランプの分光強度分布のピーク波長を示す図である。
【符号の説明】
3 ベルト 4 駆動ローラ 5 従動ローラ 6 モータ 26 システムコントローラ 29 画像処理部 102,103,104 ミラー 105 レンズ 106 CCDイメージセンサ 107 光学ユニット D 原稿
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 1/31 H04N 1/04 103E

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿画像を読み取り電気信号に変換する
    イメージセンサと、 前記原稿画像と前記イメージセンサとを相対的に移動す
    る移動手段と、 前記移動手段により前記原稿画像の同一個所と前記イメ
    ージセンサとを相対的に複数回移動させる場合に、前記
    移動手段の特性に応じて前記複数回目の移動を制御する
    制御手段と、を備えることを特徴とする画像入力装置。
  2. 【請求項2】 前記移動手段は前記イメージセンサの副
    走査方向に前記原稿画像と前記イメージセンサを相対的
    に移動することを特徴とする請求項1に記載の画像入力
    装置。
  3. 【請求項3】 前記移動手段は複数の歯車を含み、前記
    移動手段の特性は前記歯車のバックラッシュを含むこと
    を特徴とする請求項1に記載の画像入力装置。
  4. 【請求項4】 前記移動手段を駆動するための駆動パル
    スを供給する駆動パルス供給手段を備え、前記制御手段
    は前記駆動パルス供給手段により前記移動手段に供給す
    る駆動パルスのパルス数を制御することを特徴とする請
    求項3に記載の画像入力装置。
  5. 【請求項5】 前記イメージセンサによる画像読み取り
    の基準となる同期信号を供給する同期信号供給手段を備
    え、前記制御手段は、1回目の読み取り開始位置から1
    回目の読み取り終了位置までの間に前記移動手段による
    移動が行われる間に前記駆動パルス供給手段から前記移
    動手段に供給される前記駆動パルスのパルス数と、前記
    バックラッシュに相当する前記駆動パルスのパルス数
    と、前記1回目の前記読み取り開始位置に到達する直前
    に前記同期信号が出力されてから前記移動手段により前
    記1回目の前記読み取り開始位置に到達するまでの間に
    前記駆動パルス供給手段により前記移動手段に供給され
    る前記駆動パルスのパルス数とを加算したパルス数の駆
    動パルスを前記複数回目の読取開始に先立ち、前記駆動
    パルス供給手段が前記移動手段に供給するように制御す
    ることを特徴とする請求項4に記載の画像入力装置。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は、所定の基準位置におい
    て前記同期信号が出力されてから前記1回目の前記読み
    取り終了位置まで前記移動手段による移動が行われる間
    に前記駆動パルス供給手段により前記移動手段に供給さ
    れる前記駆動パルスのパルス数と、前記所定の基準位置
    において前記同期信号が出力されてから前記1回目の前
    記読み取り開始位置まで前記移動手段による移動が行わ
    れる間に前記駆動パルス供給手段により前記移動手段に
    供給される駆動パルスのパルス数との差を算出すること
    により、前記1回目の前記読み取り開始位置から前記読
    み取り終了位置までの間に前記移動手段による移動が行
    われる間に前記駆動手段に供給される前記駆動パルスの
    パルス数を求めることを特徴とする請求項5に記載の画
    像入力装置。
  7. 【請求項7】 前記移動手段はパルスモータを含むこと
    を特徴とする請求項4乃至6のいずれかに記載の画像入
    力装置。
  8. 【請求項8】 前記複数回の移動により前記イメージセ
    ンサにより読み取られた画像を合成する画像処理手段を
    有することを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記
    載の画像入力装置。
  9. 【請求項9】 前記複数回の移動により前記イメージセ
    ンサにより読み取られた画像を加算平均する画像処理手
    段を有することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか
    に記載の画像入力装置。
  10. 【請求項10】 前記複数回の移動により前記イメージ
    センサの主走査方向にずれた画素位置の画像を読み取る
    ための画素ずらし手段を有することを特徴とする請求項
    1乃至9のいずれかに記載の画像入力装置。
  11. 【請求項11】 原稿画像上のゴミやキズ等を検知する
    ための検知手段を有することを特徴とする請求項1乃至
    7のいずれかに記載の画像入力装置。
  12. 【請求項12】 前記検知手段は、赤外光を照射して前
    記イメージセンサにより読み取られた画像データから原
    稿画像上のゴミやキズ等を検知することを特徴とする請
    求項11に記載の画像入力装置。
  13. 【請求項13】 原稿画像を読み取り電気信号に変換す
    るイメージセンサと、前記原稿画像と前記イメージセン
    サとを相対的に移動する移動手段とを有する画像入力装
    置の制御方法であって、前記移動手段により前記原稿画
    像の同一個所と前記イメージセンサとを相対的に複数回
    移動させる場合に、前記移動手段の特性に応じて前記複
    数回目の移動を制御することを特徴とする画像入力装置
    の制御方法。
  14. 【請求項14】 前記移動手段は前記イメージセンサの
    副走査方向に前記原稿画像と前記イメージセンサを相対
    的に移動することを特徴とする請求項13に記載の画像
    入力装置の制御方法。
  15. 【請求項15】 前記移動手段は複数の歯車を含み、前
    記移動手段の特性は前記歯車のバックラッシュを含むこ
    とを特徴とする請求項13に記載の画像入力装置の制御
    方法。
  16. 【請求項16】 前記移動手段を駆動するための駆動パ
    ルスを駆動パルス供給手段により供給し、前記駆動パル
    ス供給手段により前記移動手段に供給する駆動パルスの
    パルス数を制御することを特徴とする請求項15に記載
    の画像入力装置の制御方法。
  17. 【請求項17】 前記イメージセンサによる画像読み取
    りの基準となる同期信号を供給し、1回目の読み取り開
    始位置から1回目の読み取り終了位置までの間に前記移
    動手段による移動が行われる間に前記駆動パルス供給手
    段から前記移動手段に供給される前記駆動パルスのパル
    ス数と、前記バックラッシュに相当する前記駆動パルス
    のパルス数と、前記1回目の前記読み取り開始位置に到
    達する直前に前記同期信号が出力されてから前記移動手
    段により前記1回目の前記読み取り開始位置に到達する
    までの間に前記駆動パルス供給手段により前記移動手段
    に供給される前記駆動パルスのパルス数とを加算したパ
    ルス数の駆動パルスを前記複数回目の読取開始に先立
    ち、前記駆動パルス供給手段が前記移動手段に供給する
    ように制御することを特徴とする請求項16に記載の画
    像入力装置の制御方法。
  18. 【請求項18】 所定の基準位置において前記同期信号
    が出力されてから前記1回目の前記読み取り終了位置ま
    で前記移動手段による移動が行われる間に前記駆動パル
    ス供給手段により前記移動手段に供給される前記駆動パ
    ルスのパルス数と、前記所定の基準位置において前記同
    期信号が出力されてから前記1回目の前記読み取り開始
    位置まで前記移動手段による移動が行われる間に前記駆
    動パルス供給手段により前記移動手段に供給される駆動
    パルスのパルス数との差を算出することにより、前記1
    回目の前記読み取り開始位置から前記読み取り終了位置
    までの間に前記移動手段による移動が行われる間に前記
    駆動手段に供給される前記駆動パルスのパルス数を求め
    ることを特徴とする請求項17に記載の画像入力装置の
    制御方法。
  19. 【請求項19】 前記移動手段はパルスモータを含むこ
    とを特徴とする請求項16乃至18のいずれかに記載の
    画像入力装置の制御方法。
  20. 【請求項20】 前記複数回の移動により前記イメージ
    センサにより読み取られた画像を合成することを特徴と
    する請求項13乃至19のいずれかに記載の画像入力装
    置の制御方法。
  21. 【請求項21】 前記複数回の移動により前記イメージ
    センサにより読み取られた画像を加算平均することを特
    徴とする請求項13乃至19のいずれかに記載の画像入
    力装置の制御方法。
  22. 【請求項22】 前記複数回の移動により前記イメージ
    センサの主走査方向にずれた画素位置の画像を読み取る
    ことを特徴とする請求項13乃至21のいずれかに記載
    の画像入力装置の制御方法。
  23. 【請求項23】 原稿画像上のゴミやキズ等を検知する
    ことを特徴とする請求項13乃至19のいずれかに記載
    の画像入力装置の制御方法。
  24. 【請求項24】 赤外光を照射して前記イメージセンサ
    により読み取られた画像データから原稿画像上のゴミや
    キズ等を検知することを特徴とする請求項23に記載の
    画像入力装置の制御方法。
  25. 【請求項25】 請求項13乃至21に記載の制御方法
    をプログラムとして記憶した記憶媒体。
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