JP2000349494A - 部品供給装置 - Google Patents

部品供給装置

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JP2000349494A
JP2000349494A JP11159324A JP15932499A JP2000349494A JP 2000349494 A JP2000349494 A JP 2000349494A JP 11159324 A JP11159324 A JP 11159324A JP 15932499 A JP15932499 A JP 15932499A JP 2000349494 A JP2000349494 A JP 2000349494A
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常司 戸上
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 タクトタイムの短縮化、表面実装機の省スペ
ース化に貢献することができる部品供給装置を提供す
る。 【解決手段】 部品供給部に固定される装置本体12
と、この装置本体12に着脱可能に連結されるリール保
持体14とから部品供給装置10を構成した。装置本体
12には、所定の部品供給位置Sに向けて部品を案内す
る案内通路26を有した案内部材24を設け、複数の部
品をストックできるように案内通路26の通路長さを設
定した。一方、リール保持体14には、一定間隔おきに
部品を収納したテープ2を巻回したリール3を保持し
た。そして、リール保持体14においてテープ2から部
品を取り出しつつ案内部材24の案内通路26内に順次
部品を送り出すようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表面実装機に搭載
される部品供給装置であって、特に、一定間隔おきに多
数の部品を収納したテープを巻回したリールを保持し、
このリールからテープを導出しつつ所定の部品供給位置
に順次部品を供給するように構成された部品供給装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、例えば、テープ本体とカバー
テープとからなって一定間隔おきに多数の部品を収納し
たテープをリールに巻回した状態で保持し、このテープ
をリールから導出しつつ所定の部品取出し部に導き、こ
の部品取出し部において、カバーテープをテープ本体か
ら剥がして部品の取出しが可能な状態とし、表面実装機
に搭載される部品装着用の吸着ヘッドにより部品の吸着
を行わせるとともに、部品が吸着された後は、送り機構
により間歇的にテープを送り出させるようにしたいわゆ
るテープフィーダーと称する部品供給装置は一般に知ら
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】テープフィーダーは、
一旦テープが無くなると(つまり部品が無くなると)、
リールを新たなものに交換する必要があり、リール交換
中は部品の供給ができなくなって実装動作を中断する必
要があることから、通常は同種の部品を供給する複数の
テープフィーダーを設けておき、一のフィーダーにおい
てテープが無くなると、同種の部品を供給する別のフィ
ーダーにより部品を供給し、その間にテープが無くなっ
たフィーダーのリールを交換するようにしている。これ
によりテープが無くなった場合でも、実装動作を中断す
ることなくリールの交換を行うことができるようにして
いる。
【0004】ところが、表面実装機には、多くの種類の
部品を供給可能とすべく多数のフィーダーを搭載する必
要があるため、全ての種類の部品について複数のフィー
ダーを搭載しようとすると、いきおい表面実装機の大型
化を招くこととなり好ましくない。そればかりか、吸着
ヘッドを移動させる範囲が広くなりタクトタイムへの影
響も無視できなくなる。
【0005】本発明は、上記問題を解決するためになさ
れたものであり、タクトタイムの短縮化、表面実装機の
省スペース化に貢献することができる部品供給装置を提
供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、表面実装機の部品供給部に固定される装
置本体と、一定間隔おきに部品を収納したテープを巻回
したリールを保持し、この装置本体に連結されたリール
保持体とを備え、装置本体に、所定の部品供給位置に向
けて部品を案内する案内通路が設けられてその通路長さ
が複数の部品をストックできるように設定されている一
方、リール保持体に、リールからテープを導出しつつこ
のテープから部品を取り出して案内通路内に順次部品を
送り出す送出手段が設けられているものである(請求項
1)。
【0007】この装置によると、リールからテープが導
出されつつこのテープから部品が取り出されて案内通路
に送り出され、案内通路に沿って部品が所定の部品供給
位置に供給される。この際、案内通路には複数の部品が
ストックされ、部品が表面実装機の吸着ヘッド等により
取り出されるに伴い順次部品供給位置に部品が案内され
る。
【0008】上記のような部品供給装置において、上記
テープは、一定間隔おきに部品を収納したテープ本体の
表面に部品飛び出し防止用のカバーテープが貼着される
ことにより構成され、送出手段は、カバーテープをテー
プ本体から剥がしながら上記案内通路の基端部でテープ
本体を反転させることにより部品を案内通路内に送り出
すように構成される(請求項2)。このような構成とさ
れることにより、簡単な構成でテープからの部品の取り
出し及び案内通路への部品の送出が連続的に行われる。
この場合、案内通路の基端部でテープ本体を裏面側から
押圧することにより部品を案内通路に押し出す押し出し
部材を上記送出手段に設けるおともでき(請求項3)、
これによれば案内通路への部品の送出が確実に行われ
る。
【0009】また、案内通路は、その案内面に沿って自
重で部品を滑落させることにより部品供給位置に部品を
案内するように構成される(請求項4)。これにより簡
単な構成で部品をストックしつつ部品供給位置に案内す
ることが可能となる。
【0010】また、装置本体に、案内通路の案内面に振
動を付与することにより部品供給位置に向かって部品を
移動させる手段を備えるようにしてもよい(請求項
5)。これによれば、案内通路内での部品の停滞を防止
して部品を良好に部品供給位置に案内することが可能と
なる。
【0011】なお、上記の装置においては、リール保持
体を装置本体に対して脱着可能に連結してもよい(請求
項6)。この構成によれば、リール保持体を装置本体に
対して交換することで、リール交換やメンテナンス作業
を速やかに行うことが可能となる。
【0012】また、案内通路に、案内通路内にある部品
の有無を検知する検知手段を設けるようにすれば(請求
項7)、一の検知手段で、残り部品数及びテープの有無
を検知することが可能となる。
【0013】また、案内通路には、部品の方向を所定の
供給方向に転換させる方向転換手段を設けるのが望まし
い(請求項8)。この場合、方向転換手段としては、案
内通路の片方側の側壁を基準として、その通路幅を部品
の案内方向における特定位置より下流側で狭幅に形成す
ることにより構成することができる(請求項9)。この
ようにすれば、案内通路に沿って部品が案内されるに伴
い、部品の一角部が通路幅変更箇所における側壁に当接
して略90度方向転換されてから部品供給位置に案内さ
れる。また、方向転換手段としては、送出手段から送出
される部品を保持する部品保持部を案内通路に回転可能
に設け、この部品保持部を駆動手段により回転駆動する
ことにより、部品を所定角度だけ回転させて部品案内方
向における下流側に送り出すような構成(請求項10)
を採用することもできる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面
を用いて説明する。
【0015】図1は、本発明に係る部品供給装置を斜視
図で示している。この図に示すように部品供給装置10
は、表面実装機の基台1上に固定される装置本体12
と、この装置本体に取付けられる(連結される)リール
保持体14とから構成されている。リール保持体14
は、図2に示すように、装置本体12に対して脱着可能
に構成されており、リール保持体14に設けられたクラ
ンプ46の操作に応じて装置本体12に対して脱着され
るようになっている。
【0016】上記装置本体12は、架台20を介して上
記基台1上に固定される細長のベース22を有してい
る。このベース22には、その先端側(図1で左方側)
に部品を案内するための案内部材24が設けられ、この
案内部材24の後側に上記リール保持体14の取付部2
3が設けられている。
【0017】上記案内部材24は、ベース長手方向に延
びる先端の水平部24aとその後方に続くスロープ部2
4bとを有することによりベース先端(図1では左方
端)に向かって先下がりに形成されているとともに、そ
の表面には、部品を案内するための溝状の案内通路26
が形成されている。案内部材24のうち水平部24aの
所定箇所には、図示を省略するが振動子が内蔵されてお
り、この振動子が作動することにより案内通路26の部
品の案内面に振動が与えられるように構成されている。
そして、後述するように上記リール保持体14から部品
が送出されると、案内通路26内に沿って部品がスロー
プ部24bから水平部24aへと自重で滑落し、さらに
案内面の振動により案内部材24先端に向かって移動さ
せられる。これにより案内部材24の先端に設けられた
所定の部品供給位置Sに部品が供給されるようになって
いる。
【0018】なお、案内通路26の全長、すなわち案内
面の長さは供給する部品の長さよりも十分に長く設定さ
れており、これにより部品を上記部品供給位置Sに案内
する一方で、案内通路26内に複数個の部品を一列に並
べた状態で待機させておける(ストックしておける)よ
うに構成されている。そして、水平部24aの基端部分
には、案内通路26にストックされている部品の有無を
検知可能な部品センサ28が配設され、このセンサ28
によるストック部品の検知に基づき部品の残数及び後記
テープ2の有無が検知されるように構成されている。す
なわち、部品センサ28は、案内通路26に沿って一列
に並べた状態でストックされている部品のうち、部品供
給位置Sから所定個数目の部品を検知するように配置さ
れており、部品センサ28の出力が部品検知状態から非
検知状態に切り替わることによりストック部品の残数が
検知され、また、後述するように部品センサ28による
部品の非検知状態が所定時間経過することによりテープ
切れが検知されるようになっている。
【0019】また、案内部材24には、上記スロープ部
24bに案内通路26を覆うカバー32(図4参照)が
装着され、これにより案内通路26に沿って滑落する部
品の案内部材24からの脱落が防止されるように構成さ
れている。さらにスロープ部24bの基端部には、上記
リール保持体14に対するジョイント30(図4参照)
が装着され、リール保持体14から送出される部品がこ
のジョイント30を介して案内通路26に案内されるよ
うに構成されている。
【0020】一方、上記リール保持体14は、先端部に
部品取出し部42を、後端部にリール保持部44をそれ
ぞれ備え、リール保持部44に、多数の部品を収納した
テープ2をリール3に巻回した状態で保持している。そ
して、上記部品取出し部42とリール保持部44との間
にクランプ46を備え、部品取出し部42を上記取付部
23に位置決めした状態でこのクランプ46により上記
ベース22に対して取付け固定されている。なお、図中
符号47は、上記クランプ46を操作するレバーで、こ
のレバー操作によりクランプ状態とクランプ解除状態と
が切り替えられるようになっている。
【0021】上記部品取出し部42には、リール3から
導出されたテープ2が図外のテープ案内部材を介して導
かれており、以下に説明するように、テープ繰り出し機
構およびカバーテープ引取り機構によりリール3からテ
ープ2を繰り出しながら順次部品を上記案内通路26に
送出するように構成されている。
【0022】上記リール3から導出されるテープ2は、
例えばテープ本体2aとカバーテープ2b(図3及び図
4参照)とで構成されている。上記テープ本体2aに
は、上部に開口した部品収納部2cが一定間隔おきに多
数配設されて、各部品収納部2cに部品Pが収納されて
おり、さらに、テープ本体2aの側部には、多数の係合
孔2dが一定間隔おきに配設されている。上記カバーテ
ープ2bは、テープ本体2aの部品収納部2cを上方か
ら閉鎖するようにテープ2の上面に接着されている。そ
して、上記部品取出し部42においてカバーテープ2b
がテープ本体2aから剥がされて部品Pの取出しが可能
な状態とされ、例えば、上記部品供給位置Sから部品P
が取出されると、テープ繰り出し機構の作動により、テ
ープ2が一定量ずつ繰り出されるようになっている。
【0023】テープ繰り出し機構およびカバーテープ引
き取り機構は詳しく図示していないが、例えば、以下の
ように構成されている。
【0024】すなわち、テープ繰り出し機構は、部品取
出し部42に位置するスプロケット5と、このスプロケ
ット50を回転駆動させるためのエアシリンダ52とか
ら構成されており、上記スプロケット50が部品取出し
部42に導かれたテープ2の上記係合孔2dに係合する
ように配設されることにより、上記エアシリンダ52が
作動すると、スプロケット50が回転してテープ2が一
定量だけ繰り出されるようになっている。
【0025】一方、カバーテープ引取り機構は、上記エ
アシリンダ52の駆動により回転する一対の引取りロー
ラを有しており、テープ本体2aから分離されたカバー
テープ2bがこれらローラ間を経て図外の処理ケースに
案内されている。そして、エアシリンダ52の駆動によ
りスプロケット50が作動すると、これに連動して上記
ローラ対が回転し、これによりカバーテープ2bを引っ
張ってテープ本体2aからカバーテープ2bを引き剥す
ように構成されている。
【0026】図3及び図4は、部品取出し部42の構造
を概略的に示している。これらの図に示すように、部品
取出し部42にはテープ2を案内するテープ案内溝56
が形成されるとともにこのテープ案内溝56の上方にカ
バー部材54が設けられており、上記リール3から導出
されて部品取出し部42に導かれたテープ2が、このテ
ープ案内溝56に沿ってカバー部材54の下側を移動す
るようになっている。
【0027】上記カバー部材54には、カバーテープ引
出し用の開放部55が形成されており、この開放部55
の端部(図3、図4では左側端部)でカバーテープ2b
が折り返されて上記カバーテープ引取り機構により引取
られることによりカバーテープ2bがテープ本体2aか
ら引き剥がされるようになっている。
【0028】部品取出し部42の先端、つまりリール保
持体14の先端には、図4に示すようにカバー部材54
とリール保持体14のフレーム57とからなるテープ案
内用の通路58が設けられている。この通路58は、リ
ール保持体14の先端から下方に指向しており、テープ
本体2aがこの通路58を通じてリール保持体14の先
端部分から下方に向かって案内されることによりリール
保持体14の先端部分で反転さられるようになってい
る。
【0029】そして、上記リール保持体14が装置本体
12に取付けられた状態で、図4に示すように上記ジョ
イント30の上端がカバー部材54の先端に当接し、こ
のジョイント30内に形成された部品導入用の通路30
aが上記通路58に連通している。また、上記フレーム
57に電磁ソレノイド59により駆動されるプッシュロ
ッド59a(押し出し部材)が配設され、このプッシュ
ロッド59aが上記通路30aの入口部分に対向する位
置において上記フレーム57に形成された貫通穴57a
を通じて上記通路58に出没可能に配置されている。す
なわち、カバーテープ2bを引き剥がした状態でテープ
本体2aを通路58に沿って案内しつつ上記のように反
転させるとともに、上記プッシュロッド59を突出駆動
させてテープ本体2aの裏側から部品Pを押圧すること
により、部品Pを部品収納部2cからジョイント30内
に脱落させ、図中矢印で示すように、部品Pを上記通路
30aを通じて案内通路26に送出するようになってい
る。つまり、上記テープ繰り出し機構、カバーテープ引
取り機構、プッシュロッド59a、電磁ソレノイド59
及び通路58等により本発明における部品Pの送出手段
が構成されている。
【0030】なお、部品Pが取り出された後のテープ本
体2aは、同図に示すようにリール保持体14のフレー
ム57と案内部材24の間の隙間を通じてリール保持体
14の後方下部に案内され、上記カバーテープ引取り機
構により引き取られたカバーテープ2bと共に図外の処
理ケース等に送られるようになっている。
【0031】以上のように構成された上記部品供給装置
10においては、リール3から引き出されたテープ2が
上記テープ繰り出し機構の作動によりテープ案内溝56
に沿って部品取出し部42に繰り出される一方、上記カ
バーテープ引取り機構の作動によりテープ2からカバー
テープ2bが剥ぎ取られ、これによりテープ2からの部
品Pの取り出しが可能な状態とされる。そしてさらにテ
ープ2が繰り出され、テープ2が通路58を通じてリー
ル保持体14の後方下部に向かって反転案内されること
により、部品Pがテープ2から上記ジョイント30を通
じて上記案内部材24の案内通路26内に送出され、案
内部材24のスロープ部24bを自重で案内通路26に
沿って滑落しつつ部品供給位置Sに案内されることとな
る。
【0032】この際、上記部品供給装置10では、図5
に示すように、例えば略直方体の部品Pを横向きの状態
(すなわち、部品の長手方向が案内通路26の幅方向と
平行となる状態)で案内通路26に送出するようにして
おり、部品Pがスロープ部24bを滑落する際には、そ
の途中で、部品Pの向きが縦向き(すなわち、部品の長
手方向が案内通路26の幅方向と直交する状態)に方向
転換されてから部品供給位置Sに供給される。
【0033】すなわち、上記案内部材24の案内通路2
6には、同図に示すように、案内通路26の通路幅がス
ロープ部24bの途中で先窄まり、具体的には案内通路
26の片方の側壁(同図では右側の側壁)を基準にして
その側壁と他方側の側壁(同図では左側の側壁)との間
隔がスロープ部24bの特定位置上流側より下流側で狭
幅に変更されることにより案内通路26に狭幅部26a
と広幅部26bとが形成され、この通路幅変更箇所の側
壁に段状の当たり27が形成されている。そして、案内
通路26の狭幅部26aの通路幅が縦向きの部品幅より
わずかに大きく設定される一方、広幅部26bの通路幅
が横向きの部品幅よりわずかに大きく設定されている。
これにより案内通路26に部品Pが送出されると、部品
Pが広幅部26bを滑落しつつその一角部が上記当たり
27に当接して部品Pが回転し、これにより部品Pが横
向きの状態から縦向きの状態に方向転換させられる。そ
して、縦向きの状態で狭幅部26aに導入されて部品供
給位置Sまで案内されることとなる。
【0034】上記案内部材24には、少なくとも上記部
品センサ28により検知され得る数の部品が常時ストッ
クされる。そして、吸着ヘッドheにより部品供給位置
Sにおいて部品Pが案内部材24からピックアップされ
ると、案内部材24に内蔵された振動子が作動されるこ
とにより案内通路26の案内面に振動が付与され、これ
により案内部材24にストックされている部品Pが部品
供給位置Sに向かって一斉に移動させられる。そして、
例えば、ストック部品Pが移動することにより部品セン
サ28の出力が部品検知状態から非検知状態に切り替わ
ると、上記テープ繰り出し機構が作動してテープ2が繰
り出され、これによりリール保持体14から装置本体1
2に部品Pが送出されてストック部品Pの補給が行わ
れ、以後、上記吸着ヘッドheにより部品供給位置Sか
ら部品Pがピックアップされるに伴い、間歇的に振動子
が作動されつつリール保持体14から案内部材24に部
品Pが送出されれ、これにより連続して部品供給位置S
に部品Pが供給されることとなる。
【0035】そして、例えば部品センサ28の出力が所
定時間以上非検知状態となる場合、つまりリール保持体
14においてテープが無くなり部品Pの送出が行われな
い場合には、例えばオペレータに報知してリール3の交
換を行う。リール3の交換は、上記レバー47を操作し
てクランプ46のクランプ状態を解除し、図2に示すよ
うにリール保持体14を装置本体12から取外した後、
新たなリール3を装備した別のリール保持体14と交換
することにより行うことができる。この際、上述のよう
に案内部材24には、複数の部品Pがストックされて供
給可能な状態にあるため、部品供給装置10において部
品Pを供給しながらリール3の交換を行うことができ
る。換言すればリール3の交換のために表面実装機を停
止させる必要がない。
【0036】このように上記の部品供給装置10は、リ
ール保持体14に保持したテープ2から部品Pを取出し
て案内部材24に送出する一方で、案内部材24に複数
の部品Pをストックしながら部品供給位置Sに供給する
ように構成しているため、リール保持体14においてテ
ープが無くなった場合でも部品Pの供給を継続すること
ができ、テープ2が無くなった後、ストック部品Pが無
くなるまでの間を利用してリール3の交換を行うことが
できる。そのため、従来のいわゆるテープフィーダーの
ように、リール交換のために実装動作を中断する必要が
一切なく、これによりタクトタイムの短縮化に貢献する
ことができる。
【0037】しかも、実装動作を中断することなくリー
ル交換を行うことができることで、従来のように同種の
部品を供給する複数のテープフィーダーを並設する必要
がなくなり、これにより表面実装機の大型化を回避で
き、表面実装機の省スペース化に貢献することができ
る。また、同種の部品を供給する複数のテープフィーダ
ーを並設する必要がなくなることによって、表面実装機
における吸着ヘッドheの移動範囲を小さくすることが
でき、これによってさらにタクトタイムの短縮化に貢献
することができる。
【0038】その上、上記部品供給装置10では、案内
部材24を備えた装置本体12とリール3を保持するリ
ール保持体14とが分離可能となっていて、リール3の
交換時には、リール保持体14の全体を交換することに
よりリール3の交換を極めて速やかに行うことができる
という利点もある。つまり、リール3のみを交換する場
合には、リール3を交換した後、テープ繰り出し機構に
対してテープ2を所定の方法で引き回し、さらにテープ
2のカバーテープ2bを引き剥がして所定の方法でカバ
ーテープ引取り機構に引き回す作業が必要となるため、
リール3の交換作業に時間と手間がかかる。ところが、
上記のようにリール保持体14の全体を交換するように
すれば、予め、テープ繰り出し機構やカバーテープ引取
り機構に対してテープ2やカバーテープ2bを引き回し
ておくことができるため、リール保持体14の交換後
は、直ちにテープ2の繰り出し動作を実行することがで
きる。従って、リール3のみを交換する場合に比べると
極めて速やかにリール3の交換を行うことができる。
【0039】なお、以上説明した部品供給装置10は、
本発明に係る部品供給装置の一の実施の形態であって、
その具体的な構成は、本発明の要旨を逸脱しない範囲で
適宜変更可能である。
【0040】例えば、上記の部品供給装置10では、本
発明の方向転換手段として、図5に示すように案内部材
24の案内通路26に狭幅部26aと広幅部26bとを
設け、その境の当たり27に部品Pを当接させるこによ
り部品Pに回転力を付与して部品Pの方向を転換する構
造を採用しているが、例えば、図6に示すような方向転
換機構を採用するようにしてもよい。すなわち、狭幅部
26aと広幅部26bとの間にアクチュエータ64によ
り回転駆動される回転体60を配置し、この回転体60
に、案内通路26の片方の側壁に連続する面62aとこ
れに直交する面62bとからなるL字形の部品保持部6
2を設け、同図に示すようにリール保持体14から送出
される部品Pをこの部品保持部材62により横向けの状
態で保持した後、図7に示すように、アクチュエータ6
4の作動により回転体60を90度回転させ、これによ
り部品Pを横向きの状態から縦向きの状態に方向転換さ
せてから狭幅部26aに導出するようにしてもよい。な
お、部品の方向転換手段の具体的な構成は、これら以外
の構成であってもよく、また、不要な場合は省略しても
よい。
【0041】また、上記部品供給装置10では、装置本
体12とリール保持体14とが分離可能となっている
が、必ずしも分離構造を採る必要はなく、装置本体12
とリール保持体14とを一体構成としてもよい。但し、
表面実装機の部品供給部には、多数の部品供給装置10
を互いに接近した状態で配置するため、リール3の交換
作業やリール保持体14のメンテナンス作業が困難なレ
イアウト構成となることが多い。そのため、リール3の
交換作業性やメンテナンス性を考えれば、上述のよう
に、リール保持体14を装置本体12から分離可能な構
成とするのが望ましい。
【0042】また、上記の案内部材24では、振動子の
作動により案内通路26の部品案内面に振動を与えるこ
とによりストック部品Pを部品供給位置Sに向けて移動
させるようにしているが、これは本願の例では案内部材
24の水平部24aの距離が比較的長くストック部品P
の案内が滞る虞があるためであり、例えば、ストック部
品Pがそれらの自重により滑落しつつ確実に部品供給位
置Sに達することができるような構成の場合には、振動
子を省略してもよい。
【0043】また、上記部品供給装置10では、電磁ソ
レノイド59によりプッシュロッド57aを作動させる
ことによりテープ本体2aを裏側から押圧して部品Pを
通路30aに押し出すようにしているが、部品Pを押し
出すための具体的な機構は、これに限られるものではな
く、例えば、エアシリンダやモータによりプッシュロッ
ド57aを駆動させたり、あるいはモータ駆動の偏心カ
ムを用いてテープ本体2aを押圧するようにしてもよ
い。なお、テープ本体2aを反転させるだけで部品Pが
自ずと上記通路30aを通じて案内通路26に案内され
得るような場合にはこのような部品押し出しのための機
構を省略するようにしてもよい。
【0044】また、上記部品供給装置10では、案内通
路26に部品センサ28を設け、この部品センサ28に
よりストック部品Pの残数及びテープ2の有無を検知す
るようにしているが、勿論、リール保持体14にテープ
2の有無を検知するセンサを別個設け、ストック部品P
の残数及びテープ2の有無を別個独立のセンサによって
監視するようにしてもよい。
【0045】なお、上記部品供給装置10では、少なく
とも部品センサ28により検知し得る数の部品Pを案内
部材24においてストックし、部品センサ28の部品の
非検知状態が所定時間を経過するとテープ2が無くなっ
たと判断してオペレータにリール3の交換を促すように
しているが、これはリール交換タイミングを指示するた
めの一つの制御例であって、必ずこのような制御を採用
しなけらばならない訳ではない。このような具体的な制
御内容は、部品供給装置10を搭載する表面実装機の構
成との関係で適宜設定するようにすればよい。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、リール
保持体に保持したリールからテープを送出しつつこのテ
ープから部品を取出して装置本体の案内通路に送出する
一方で、この案内通路に複数の部品をストックしながら
所定の部品供給位置に向かって部品を供給するように構
成し、これによりテープが無くなってもしばらくは部品
の供給を継続できるようにしているので、テープが無く
なった後、ストック部品が無くなるまでの間を利用して
リール交換を行うことができる。従って、従来のいわゆ
るテープフィーダーのように、リール交換のために実装
動作を中断する必要がなく、これによりタクトタイムの
短縮化に貢献することができる。しかも、実装動作を中
断することなくリール交換を行えるため、従来のように
同種の部品を供給する複数のテープフィーダーを並設す
る必要がなく、これにより表面実装機の省スペース化に
貢献することができる。また、同種の部品を供給する複
数のテープフィーダーを並設する必要がなくなることに
より、表面実装機における吸着ヘッドの移動範囲を小さ
くすることができ、これによりさらにタクトタイムの短
縮化に貢献することができる。
【0047】特に、上記部品供給装置において、リール
保持体を装置本体に対して脱着可能に連結すれば、装置
本体に対してリール保持体を交換することによりリール
交換を行うことができ、これによりリールの交換作業を
速やかに行うことができる。また、このようにリール保
持体を装置本体から分離可能とすることによりメンテナ
ンス性も向上する。
【0048】さらに、上記部品供給装置において、案内
通路に部品の方向転換手段を設けるようにすれば、部品
供給に際して方向性が要求されるような部品を適切に供
給することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る部品供給装置を示す斜視図であ
る。
【図2】本発明に係る部品供給装置を装置本体とリール
保持体とに分離した状態を示す斜視図である。
【図3】部品取出し部を示すリール保持体の平面図であ
る。
【図4】部品取出し部を示すリール保持体の断面図であ
る。
【図5】部品の方向転換機構を示す案内部材の斜視図
(一部断面図)である。
【図6】部品の方向転換機構の他の構成を示す案内部材
の要部斜視図(方向転換前)である。
【図7】部品の方向転換機構の他の構成を示す案内部材
の要部斜視図(方向転換後)である。
【符号の説明】
1 基台 3 リール 10 部品供給装置 12 装置本体 14 リール保持体 24 案内部材 26 案内通路 he 吸着ヘッド S 部品供給位置

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面実装機の部品供給部に固定される装
    置本体と、一定間隔おきに部品を収納したテープを巻回
    したリールを保持し、上記装置本体に連結されたリール
    保持体とを備え、上記装置本体に、所定の部品供給位置
    に向けて部品を案内する案内通路が設けられてその通路
    長さが複数の部品をストックできるように設定されてい
    る一方、上記リール保持体に、上記リールからテープを
    導出しつつこのテープから部品を取り出して上記案内通
    路内に順次部品を送り出す送出手段が設けられているこ
    とを特徴とする部品供給装置。
  2. 【請求項2】 上記テープは、一定間隔おきに部品を収
    納したテープ本体の表面に、部品飛び出し防止用のカバ
    ーテープを貼着してなるものであって、上記送出手段
    は、上記カバーテープをテープ本体から剥がしながら上
    記案内通路の基端部で上記テープ本体を反転させること
    により部品を上記案内通路内に送り出すように構成され
    ていることを特徴とする請求項1記載の部品供給装置。
  3. 【請求項3】 上記送出手段は、上記案内通路の基端部
    でテープ本体を裏面側から押圧することにより部品を上
    記案内通路に押し出す押し出し部材を有していることを
    特徴とする請求項2記載の部品供給装置。
  4. 【請求項4】 上記案内通路は、その案内面に沿って自
    重で部品を滑落させることにより上記部品供給位置に部
    品を案内するように構成されていることを特徴とする請
    求項1乃至3のいずれかに記載の部品供給装置。
  5. 【請求項5】 上記装置本体には、上記案内通路の案内
    面に振動を付与することにより部品供給位置に向かって
    部品を移動させる手段を備えていることを特徴とする請
    求項1乃至4のいずれかに記載の部品供給装置。
  6. 【請求項6】 上記リール保持体は、上記装置本体に対
    して脱着可能に連結されていることを特徴とする請求項
    1乃至5のいずれかに記載の部品供給装置。
  7. 【請求項7】 上記案内通路に部品の有無を検知する検
    知手段が設けられていることを特徴とする請求項1乃至
    6のいずれかに記載の部品供給装置。
  8. 【請求項8】 上記案内通路に、部品の方向を所定の供
    給方向に転換させる方向転換手段が設けられていること
    を特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の部品供
    給装置。
  9. 【請求項9】 上記方向転換手段は、上記案内通路の片
    方側の側壁を基準として、その通路幅が部品の案内方向
    における特定位置より下流側で狭幅に形成されることに
    より構成されていることを特徴とする請求項8記載の部
    品供給装置。
  10. 【請求項10】 上記方向転換手段は、上記案内通路に
    回転可能に設けられて上記送出手段から送出される部品
    を保持する部品保持部と、この部品保持部を回転駆動す
    る駆動手段とを備え、上記部品保持部の回転に伴い、保
    持した部品を所定角度だけ回転させて部品案内方向にお
    ける下流側に送り出すように構成されていることを特徴
    とする請求項8記載の部品供給装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018064114A (ja) * 2017-12-19 2018-04-19 ヤマハ発動機株式会社 電子部品装着装置及び電子部品装着方法

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