JP2000349282A - p−チャンネル絶縁ゲートバイポーラートランジスタ - Google Patents

p−チャンネル絶縁ゲートバイポーラートランジスタ

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JP2000349282A
JP2000349282A JP11155364A JP15536499A JP2000349282A JP 2000349282 A JP2000349282 A JP 2000349282A JP 11155364 A JP11155364 A JP 11155364A JP 15536499 A JP15536499 A JP 15536499A JP 2000349282 A JP2000349282 A JP 2000349282A
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bipolar transistor
channel
insulated gate
collector
well
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Akira Saito
明 斎藤
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Fuji Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高耐圧、大電流動作を行うスイッチング素子
に適した新規なp−チャンネル絶縁ゲートバイポーラー
トランジスタの提供。 【解決手段】 半導体材料として炭化ケイ素を用い、n
型エミッタ4、p-ベース3、n+コレクタ2からなるn
pnバイポーラートランジスタと、n型エミッタ4に接
する絶縁膜層7を介してゲート8が設けられ、n型エミ
ッタ4中に埋め込みされてなるp+ウエル5、p-ベース
3、その間にあるn型エミッタ4、絶縁膜層7を介して
設けられたゲート8により構成される絶縁ゲートトラン
ジスタとが構成されており、n型エミッタ4とp+ウエ
ル5とは、エミッタ電極6により等電圧を印加する構造
を有し、n+コレクタ2上に設けられたコレクター電極
1によりn+コレクタに電圧を印加し、ゲート8にゲー
ト電圧を印加する構造を有するp−チャンネル絶縁ゲー
トバイポーラートランジスタ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、p−チャンネル絶
縁ゲートバイポーラートランジスタに関するものであ
る。具体的には、直流−直流電圧変換、又は直流−交流
電圧変換を行う電力制御に利用される半導体スイッチン
グ素子の一つである、絶縁ゲートバイポーラートランジ
スタ(Insulated Gate Bipolar Transistor、以後、I
GBTと略す)において、絶縁ゲート下のチャンネルを
p−チャンネルとし、当該p−チャンネルの材料に炭化
ケイ素を利用する素子に関する。
【0002】
【従来の技術】絶縁ゲートバイポーラートランジスタ
(IGBT)は、電力制御に利用される半導体スイッチ
ング素子の一つであり、ゲート電圧の変化に応じてオン
−オフ動作が可能である利点を用いて、直流−交流電圧
変換、更には、変換された交流を平滑化して直流にする
ことで直流−直流電圧変換を行う電力制御用機器に利用
される。IGBTの動作原理を、n−チャンネルIGB
Tを例にとり、以下に説明する。図2(a)はn−チャ
ンネルIGBTの断面構造に一例を示すものである。図
2(b)は、図2(a)に示すn−チャンネルIGBT
の構成を素子記号で表したものである。
【0003】図2(a)に示すn−チャンネルIGBT
においては、p+基板がp型コレクタ11、その上に積
層されたn-エピ層がn-ベース13、前記n-エピ層の
上面よりイオン注入により形成したp型エミッタ14
(p型ウエル)が、縦型pnpバイポーラートランジス
タを構成している。該p型ウエルの一部に浅い高濃度の
イオン注入によりn+ウエル15が形成されている。こ
のn+ウエル15とn-ベース(n-エピ層)13、その
間に挟まれたp型ウエルの上表面にゲート絶縁膜7とし
て、酸化膜が形成されている。ゲート8は、n+ウエル
15とn-ベース(n-エピ層)13、その間に挟まれた
p型ウエル14の上に設けられ、ゲート絶縁膜7を介し
てゲート8の下にあるp型ウエル14にチャンネルが形
成される。n+ウエル15とn-ベース(n-エピ層)1
3、その間に挟まれたp型ウエル14、その上のゲート
8により、絶縁ゲートFETが構成されている。エミッ
タ電極6は、p型ウエル14に対してオーミック接合を
形成するとともに、高濃度のn+ウエル15に対して
も、オーミック接合を形成するように構成されており、
両者に同一の電圧が印加される。
【0004】この例では、エミッタEはソースに接続さ
れているとする。ソースに対して、しきい値よりも高い
正の電圧をゲートGに掛けると、酸化膜7の下のp型伝
導層(p型ウエル)に反転層(反転チャネル)が形成さ
れる。この反転チャネルにより、n+ウエル15とn-
ピ層13は電気的に接続される。この時、コレクタCに
は、エミッタEに対して正の電圧が掛けられていると、
+基板(p+コレクタ)12とn-エピ層(n-ベース)
13のp+n接合が十分に順方向にバイアスされるまで
の間は、ほとんどの電圧はこの接合(p+基板12とn-
エピ層13のp+n接合)にかかる。コレクタCとエミ
ッタE間電圧を更に増し、p+基板12とn-エピ層13
のp+n接合が十分に順方向にバイアスされた以降は、
順方向にバイアスに要した電圧を超えて、増加した分の
電圧は反転チャネル部分またはn-エピ層3にかかるこ
とになる。この状態に至ると、正孔はp+基板12から
-エピ層13へ、同時に、電子はn+ウエル15から反
転チャネルを通してn-エピ層13へ注入される。その
結果、n-エピ層13は伝導度変調され、低いインピー
ダンスの状態になる。
【0005】さらにエミッター電圧を増していくと、反
転チャンネル間に掛かる電圧も増加し、反転チャンネル
を通してn-エピ層13へ注入される電子は、p+基板1
2からn-エピ層13へ注入される正孔を相殺する。
【0006】この例のようにn−チャンネルIGBT
は、p型ウエル14、n-エピ層13、p+基板12から
構成されるワイドベースのpnpトランジスタをn−チ
ャンネルのMOSトランジスタで駆動するものと考えら
れ、図2(b)に示すようにモデル化できる。
【0007】さらにコレクタCとエミッタE間の電圧を
増すと、p+基板12からn-エピ層13へ注入された正
孔は、p型ウエル14にまで到達する。n+ウエル15
/p型ウエル14/n-エピ層13のnpnトランジス
タ構造を考えると、p型ウエル14に流れ込んだ正孔に
より、p型ウエル14とn+ウエル15の接合が十分に
順バイアスされると、n-エピ層13を超え、p+基板1
2からpベース(p型ウエル)14へ流入する正孔とn
+ウエル15からpベース(p型ウエル)14への電子
の注入が同時に起こり、p型ウエル14も伝導度変調さ
れた低いインピーダンスの状態になる。このように、n
-エピ層13とp型ウエル14が同時に伝導度変調され
た、すなわちp+基板12とn+ウエル15の間(コレク
タCとエミッタE間)のインピーダンスが低くなった状
態は、寄生p−n−p−n構造がサイリスタ動作してい
るものである。この状態に到ると、ゲートGの電圧を除
いても素子をオフできなくなる。この状態を、素子がラ
ッチアップしていると称する。図3に、ラッチアップし
ている際、n−チャンネルIGBTの寄生サイリスタを
含めて、素子記号で表したものを示す。以上に、IGB
Tにおいて、オフ状態からオン状態へ移るときの素子内
部の現象について、順をおって説明した。
【0008】次に、オン状態からオフ状態へ戻す過程に
おける素子内部の現象を説明する。n型エピ層13へ正
孔と電子が注入されている正常動作状態でゲート電圧を
除くと、n+ウエル15から反転チャンネルを通した電
子の注入が止まる。電子の注入が止まると、p型ウエル
14とn-エピ層13の接合は逆方向にバイアスされて
いるために、この接合領域には急速に空乏層が広がり、
接合領域には高い電界が発生する。電界強度はpn接合
部で最大となり、接合から離れる程小さくなる。また、
-エピ層13の不純物濃度はp型ウエル14に比較し
て低く設定されているため、空乏層はn-エピ層13側
に広がっている。オン状態からオフ状態へ移行する過程
では、オン状態ではn-エピ層13に注入されいた正孔
と電子は、空乏層の形成に伴い生成する電界により、逆
方向に加速される。具体的には、空乏層領域で電子はエ
ミッタE側の電界が低い方へ加速される。一方、正孔は
コレクタC側の電界が高い方へ加速される。
【0009】このようにpn接合近傍に空乏層が急速に
広がり、この時空乏層にある電子と正孔は互いに反対方
向に加速される。加速される電子、正孔が加速過程にお
いて結晶格子の原子に衝突すると、価電子帯の電子をた
たき出す。たたき出された電子も、空乏層中の電界によ
って加速され、原子に衝突すると、また原子から電子を
たたき出す。電子の一回の衝突でたたき出される電子数
が平均して1よりも大きくなると、この衝突過程によっ
て生ずる電子電流は急激に増幅(アバランシェ増幅)さ
れ、ついには素子の破壊を引き起こす。
【0010】以上に述べたn−チャンネルIGBTの動
作原理に基づき、スイッチングをしている場合の安全動
作領域(Safe Operating Area,S
OA)について以下に説明する。n−チャンネルIGB
TのコレクタCとエミッタE間に電圧を印加した状態
で、ゲートGにしきい値より高い電圧を、周期Tでパル
ス時間幅tpの間加えて、スイッチング動作させる。
【0011】コレクタCとエミッタE間の電圧(コレク
タ−エミッタ電圧)を高くしていくと、素子がオン状態
からオフ状態に移行するとき、p型ウエル14とn-
ピ層13のpn接合空乏層に発生する電界も高まり、そ
れに応じて原子へ衝突する電子速度も高まる。この結
果、一回の電子衝突でたたき出される電子数の増加、お
よび単位時間当たりの衝突回数も増加する。そのため、
コレクタCとエミッタE間の電圧が一定電圧以上になる
とアバランシェ増幅が起こる。加えて、素子の扱う電流
(コレクタ電流)についても同じことがいえ、一定値を
超えるとアバランシェ増幅が起こる。
【0012】コレクタ−エミッタ電圧、コレクタ電流に
ついて、上述したアバランシェ増幅による素子破壊を引
き起こさない限界を図示すると、図5に模式的に図示す
るように、コレクタ−エミッタ電圧、コレクタ電流を変
数とした実線が得られる。安全動作領域(Safe O
perating Area,SOA)は、この実線の
内側に対応し、この領域内では素子が破壊されず正常な
動作を続ける。
【0013】図6に、図2(a)に示すn−チャンネル
IGBTに対応する構造を持つp−チャンネルIGBT
の断面構造を示す。p−チャンネルIGBTでは、エミ
ッタEに対して、コレクタCに負の電圧を掛けた状態で
スイッチング動作を行う。
【0014】ゲートGに、エミッタEに対してしきい値
より低い負の電圧が掛けられると、ゲート絶縁膜7下の
nウエル4に反転チャンネルができ、p+ウエル層5か
らこのチャンネルを通してp-エピ層3に正孔が注入さ
れる。また、n+基板2からは、前記の反転チャンネル
を通してp+ウエル5からp-エピ層3へ注入される正孔
を相殺するように、p-エピ層3へ電子の注入が起こ
る。その結果、p-エピ層3は伝導度変調したインピー
ダンスの低い状態となり、オン状態となる。p−チャン
ネルIGBTにおいても、寄生サイリスタが動作する状
態では、図4に示す素子構成となり、ラッチアップ状態
に移行する。
【0015】p−チャンネルIGBTにおいても、オン
状態からオフ状態に変わる過程で、p-エピ層3とnウ
エル層4間のpn接合部分に空乏層が急速に広がる。p
−チャンネルIGBTでは、nウエル4に比べp-エピ
層3の不純物濃度が低く設定されているために、空乏層
はp-エピ層3側に広がっている。したがって、n−チ
ャンネルIGBTとは逆に、図6に示すように、p−チ
ャンネルIGBTでは空乏層内の電子は電界の高い方へ
加速され、正孔は電界の低い方へ加速される。p−チャ
ンネルIGBTでもn−チャンネルIGBTと同じく、
空乏層において、nウエル4とp-エピ層3の境界で電
界が最大となり、その付近でアバランシェ増幅による過
電流が発生すると、素子が破壊される。
【0016】オン状態からオフ状態に変わる過程で、素
子内部の高い電界が発生するpn接合領域に向けて加速
され集中するのは、p−チャンネルIGBTでは電子で
あり、n−チャンネルIGBTでは主に正孔である。
【0017】加速された正孔、電子が格子原子に衝突す
るとき、どちらがより原子をイオン化しアバランシェ増
幅を起こしやすいかを比較する。その指標となる正孔、
電子による原子のイオン化率は、例えば、結晶シリコン
では、同じ電界強度の場合、電子によるイオン化率αが
正孔によるイオン化率βよりも一桁程度大きい。p−チ
ャンネルIGBTは、寄生サイリスタの短絡抵抗に関し
て、nウエルであることから抵抗が小さく、そのため、
ラッチアップが発生し難く、ラッチアップには強いと予
測されるが、実際には、上記の理由により、シリコンデ
バイスでは、n−チャンネルIGBTよりもp−チャン
ネルIGBTの方がアバランシェ降伏を起こしやすく、
従ってSOAも狭くなる。これまで、シリコンを用いて
p−チャンネルIGBTを作成した際には、SOAがn
−チャンネルIGBTよりも数分の1と狭く、高耐圧、
大電流動作が可能なスイッチング素子の製造が難しく、
実用の水準を満たす上で難点があった。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の課題
を解決するもので、本発明の目的は、高耐圧、大電流動
作を行うスイッチング素子に適した新規なp−チャンネ
ルIGBTを提供することにある。具体的には、安全動
作領域(Safe Operating Area,S
OA)が、従来のシリコンを用いたp−チャンネルIG
BTより有意に広く、特には、耐圧特性が優る新規なp
−チャンネルIGBTを提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記の課題
(問題点)を克服するため、p−チャンネルIGBTの
SOAを拡大する方策を種々考え、その効果を比較・検
討を進めた結果、p−チャンネルIGBTにおいて、オ
ン状態からオフ状態に変わる過程で、nウエル(n型エ
ミッタ)4とp-エピ層(p-ベース)3の境界で電界が
最大となり、その付近でアバランシェ増幅による過電流
が発生するが、従来のシリコンに代え、炭化ケイ素を当
該nウエル(n型エミッタ)4とp-エピ層(p-ベー
ス)3に用いると、このアバランシェ降伏の起こる電界
を高くすることが可能となることを見出し、本発明を完
成するに到った。
【0020】本発明は、上述したように、従来のシリコ
ンを用いたIGBTではp−チャンネルIGBTのSO
Aはn−チャンネルIGBTのSOAよりも狭く、高耐
圧、大電流の素子の製造が難しいという課題を解決し、
SOAがシリコンを用いたn−チャンネルIGBTと比
較しても遜色なく、高耐圧、大電流の素子に適するp−
チャンネルIGBTを提供するものである。
【0021】すなわち、本発明のp−チャンネルIGB
Tは、p−チャンネルIGBTを製造する半導体材料と
して炭化ケイ素を用い、n型エミッタ、p-ベース、n+
コレクタからなるnpnバイポーラートランジスタと、
前記n型エミッタに接する絶縁膜層を介してゲートが設
けられ、前記n型エミッタ中に埋め込みされてなるp+
ウエル、前記p-ベース、その間にある前記n型エミッ
タ、前記絶縁膜層を介して設けられたゲートにより構成
される絶縁ゲートトランジスタとが構成されており、前
記n型エミッタとp+ウエルとは、エミッタ電極により
等電圧を印加する構造を有し、前記n+コレクタ上に設
けられるコレクタ電極により前記n+コレクタに電圧を
印加し、前記ゲートにゲート電圧を印加する構造を有す
るものである。
【0022】特に、本発明において、シリコンに代えて
用いる炭化ケイ素は、その結晶は種々の多形をとるが、
そのうち、六方晶の4H−SiC結晶または6H−Si
C結晶を用いるものである。4Hおよび6Hは、結晶の
C軸に沿った積層周期が、それぞれ原子層で4原子層お
よび6原子層であることを表している。4H−SiC結
晶を、上記のn型エミッタ、p-ベース、n+コレクタか
らなるnpnバイポーラートランジスタ中、n型エミッ
タ、p-ベースが構成される領域に用いると好ましい。
【0023】
【発明の実施の形態】本発明のp−チャンネル絶縁ゲー
トバイポーラートランジスタは、バイポーラートランジ
スタ動作領域となるn型エミッタ、p-ベースの半導体
材料として、炭化ケイ素を用いるもので、その特徴を有
する限り、素子自体の構造は、種々に選択することが可
能である。具体的には、p−チャンネル絶縁ゲートバイ
ポーラートランジスタを構成している絶縁ゲートトラン
ジスタにおいて、ゲート絶縁膜は、当該絶縁ゲート下に
反転チャンネルが形成されるならば、種々の絶縁膜を用
いることができる。また、バイポーラートランジスタに
おいて、p-ベースとn+コレクタの間に不純物濃度がn
+コレクタより低く(または高く)設定されるn層を設
けることもできる。すなわち、n型エミッタ/p-ベー
ス/n層/n+コレクタの構造に当該npnトランジス
タを構成してもよい。加えて、エミッタ電極において、
良好なオーミックコンタクトを形成するために、電極と
接する領域に高濃度にドーピングされたn+領域を設け
る構成としてもよい。以下に、本発明を実施する際、好
ましい態様の幾つかを述べる。
【0024】本発明のp−チャンネル絶縁ゲートバイポ
ーラートランジスタを構成する絶縁ゲートトランジスタ
をDMOSトランジスタとするのが好ましい。すなわ
ち、ゲート絶縁膜として、SiC自体を酸化して得られ
る酸化膜を用いたDMOS構造を選択すると好ましい。
【0025】更に、絶縁膜層を介して設けられるゲート
が平面上にある構造以外に、本発明のp−チャンネル絶
縁ゲートバイポーラートランジスタを構成する絶縁ゲー
トトランジスタにおいて、絶縁膜層を介して設けられた
ゲートがトレンチ形状に形成されている構造をとること
もできる。
【0026】また、本発明のp−チャンネル絶縁ゲート
バイポーラートランジスタを構成するnpnバイポーラ
ートランジスタにおいて、n型エミッタとn+コレクタ
が同一面側に設けられてなるラテラル構造のnpnバイ
ポーラートランジスタをとることもでき、あるいは、n
型エミッタとn+コレクタが異なる面側に設けられてな
る縦型構造のnpnバイポーラートランジスタとするこ
ともできる。
【0027】(作用)実際に、炭化ケイ素は、シリコン
と比較して禁制帯幅が広く、素子内での発熱の影響が著
しい、高耐圧、大電流動作に適することに加え、シリコ
ンとは逆に、電子によるイオン化率αは、正孔によるイ
オン化率βより格段に小さく、p−チャンネルIGBT
において、オン状態からオフ状態に変わる過程で、nウ
エル(n型エミッタ)4とp-エピ層(p-ベース)3の
境界で起きるアバランシェ増幅における電子の寄与を大
幅に抑えることができる。例えば、4H−SiCについ
て、文献(International Confer
ence on Silicon Carbide,
III−nitride and Related−M
aterials 1997 p.504)に報告され
ているc軸方向に電界を加えた際の電子および正孔によ
るイオン化率を参照すると、電子によるイオン化率αが
正孔によるイオン化率βに比較して40倍〜50倍小さ
い。したがって、SiC結晶を用いたp−チャンネルI
GBTを作製することによって、シリコンとは反対に、
アバランシェ増幅を大幅に抑えることができ、従来のシ
リコン素子では困難とされている高耐圧、大電流のp−
チャンネルIGBTの製造が可能となる。
【0028】さらに、上述したように、p−チャンネル
IGBTでは、nウエルを用いるので寄生サイリスタの
短絡抵抗が小さく、また、ラッチアップが発生しにく
い。加えて、p−チャンネルIGBTでは、基板にn+
基板を用いるので、オン抵抗の上昇も抑えられるという
効果がある。
【0029】以下に、具体例に基づき、本発明のp−チ
ャンネルIGBTおよびそれを製造する工程、方法に関
して、より詳しく説明する。
【0030】
【実施例】図1は、n+SiC単結晶基板上に形成した
p−チャンネルIGBTの一例を示すもので、本発明の
第1の実施例である、DMOS構造のp−チャンネルI
GBTの断面構造を表すものである。
【0031】図7は、図1に示すDMOS構造のp−チ
ャンネルIGBTと同種のSiC−p−チャンネルIG
BTを製造するプロセスの概略を順次断面構造を用いて
説明したものである。図7の(e)に、SiC−p−チ
ャンネルIGBTの断面構造をより具体的的にしめす。
図7の(a)〜(e)に示す工程をおって、その製造プ
ロセスを説明する。
【0032】先ず、工程図7の(a)では、窒素が10
19〜1020/cm3ドープされた、高濃度のn型4H−
SiC基板(n+基板)2(厚さ〜400μm)の上
に、このn+基板2を種結晶としてp型のSiCエピ層
(p-エピ層)3を成長させる。4H−SiCエピ成長
は常圧の熱CVD法を用いる。基板表面に水素または塩
化水素ガス(塩化水素/水素の比は約1/1000、反
応温度〜1200℃)を反応させ、基板表面を数Åエッ
チングした後、反応ガス(例えば、水素:SiH4:ト
リメチルAl=3000:10:1の混合比)を用いて
エピ成長をおこない(成長温度1500℃)、数μmか
ら十数μmのエピ層を成長させる。この時、得られるp
-エピ層の不純物濃度は、1016〜1017/cm3であ
る。さらに、このエピ成長後、SiCエピ層表面を水蒸
気により酸化し(酸化温度〜1000℃)、50Å〜1
00Åの酸化膜を成長させる。さらに、この酸化膜上
に、多結晶シリコンを5000Åから1μm程度、減圧
CVD法を用いて形成する。
【0033】次に、図7の(b)に示すように、フォト
レジストをマスクにして、多結晶シリコンと酸化膜を、
塩素ガスを反応ガスとしてドライエッチングをおこな
い、絶縁膜7およびゲート8を残し、p−チャンネルI
GBTのゲート形状(ゲート長〜5μm)を形成する。
【0034】この形成したゲート形状をマスクとして基
板表面にイオン注入(加速電圧〜40keV、ドーズ量
1013/cm2)をおこなうことによって、ゲート以外
の部分にn型不純物(リンまたは窒素)の注入をおこな
う。イオン注入後に基板を1500℃で30分〜1時
間、Ar雰囲気下で熱処理することによって、打ち込ま
れたn型不純物の活性化をおこなう。その際、活性化と
同時に、わずかに拡散が起こる。この結果、図7の
(c)に示すように、前記の拡散により、絶縁膜7およ
びゲート8の下まで接合面が延びたn型ウエル4が形成
される。例えば、このn型ウエル4の不純物濃度は、〜
5×1017/cm3程度、また、ウエルの深さは、〜1
μmとする。
【0035】次に、n型ウエル4中に、p+ウエル5を
形成するため、多結晶シリコンからなるゲート4および
フォトレジストからなるマスクを形成し、その開口部に
より限定された範囲に、p型不純物のアルミニウムまた
はホウ素を高濃度かつ浅い条件(例えば、加速電圧〜3
0keV、ドーズ量1015〜1016/cm2)で注入を
行う。この注入後、熱処理をおこない、注入したp型不
純物の活性化を行う。この熱処理に伴い、わずかな横方
向の拡散も起きる。そのため、図7の(d)に示すよう
に、高濃度のp+ウエル領域5が形成されるとともに、
ゲート酸化膜(絶縁膜)7の下にはチャンネル部分10
が形成される。この工程では、併せて、p+ウエル領域
5およびゲート4を覆うフォトレジストからなるマスク
を形成し、n型ウエル4中に、n型不純物を高濃度かつ
浅い条件で注入し、熱処理により活性化を行い、n+
エル領域9を形成する。このn+ウエル領域9は、高濃
度にドーピングされているため、p+ウエルに対してオ
ーミックコンタクトを得るメタルに対しても、同じく、
低抵抗のオーミックコンタクトを得ることができる。
【0036】次に、減圧CVD法を用いてPSG膜(リ
ン原子を3%〜5%含む低温酸化膜)を基板表面の全面
に成膜した後、図7の(e)に示すように、p+ウエル
5とn+ウエル9を接続するメタルコンタクトを形成す
るための開口部分を形成する。最後に、前記開口部分に
チタンとアルミニウムの合金からなるメタルコンタクト
を形成し、エミッタ電極6とする。一方、n+基板(n+
コレクタ)2の裏面に、n+基板と低抵抗のオーミック
コンタクトを得る裏面電極(ニッケル、チタン、銀、金
などからなる多層膜)を形成し、コレクタ電極1とす
る。
【0037】図8は、本発明SiC−p−チャンネルI
GBTの第二の実施例である、ゲートがトレンチ構造に
形成される素子の製造プロセスを示す。図8の(f)
は、この第二実施例の素子断面図をより具体的に示され
ものであり、このトレンチ構造SiC−p−チャンネル
IGBTの特徴は、絶縁ゲートトランジスタのチャンネ
ルが、トレンチ構造側壁面の絶縁膜に沿って形成される
点にある。すなわち、この素子では、多結晶シリコンの
ゲート8に、エミッタ電極6に対して負の電圧がかけら
れた状態でスイッチングが行われる。このゲートに負の
電圧がかけられた時に、トレンチ状に加工した部分20
の側壁部にp+ウエル5とp-エピ層3を接続する反転チ
ャンネル10ができる構造となっている。以下に、図8
の(a)〜(f)に示す工程をおって、その製造プロセ
スを説明する。
【0038】図8の(a)は、上記図7の(a)に示す
工程と同じ方法によって、n型SiC基板(n+基板)
1を種結晶にしてp-エピ層2を数μmから数十μm成
長した状態を示す。この後、引き続き、不純物ガスをn
型不純物ガス(窒素;アンモニアまたはフォスフィン)
に切り替え、エピ成長を継続して、n型エピ層(n型エ
ミッタ層)4(不純物濃度は〜1017/cm3程度)を
1μm〜2μm成長させ、図8の(b)に示す二層構造
のエピ膜を得る。
【0039】次いで、n型エピ層(n型エミッタ層)4
の表面にフォトレジストでエッチングマスクを形成し、
ドライエッチング(四塩化炭素を反応ガスとした反応性
イオンエッチング)によって、図8(c)のようなトレ
ンチ形状20を形成する。トレンチ深さは、その底部が
-エピ層2に達するように選択し、前記n型エピ層3
の膜厚に応じて、1μmから3μm程度に選ぶ。
【0040】上記図7の(c)にて説明した工程と条件
に準じて、SiCエピ膜の表面を酸化し50Å〜100
Åの酸化膜を形成し、さらに、酸化膜上に多結晶シリコ
ンを数μm成長させ、前記のトレンチ20の溝を埋め戻
す。図8の(d)は、トレンチ以外の表面に厚く成膜し
た多結晶シリコンをエッチバックした後、ゲート8の部
分を残して、多結晶シリコンおよび酸化膜を同時パター
ニングして、除去した後の状態を表わす。この時、トレ
ンチ状に加工した部分20側壁部の酸化膜は、ゲート絶
縁膜7となり、トレンチ20の溝を埋める多結晶シリコ
ンがゲート8となる。
【0041】図8の(e)は、図7の(d)に示す工程
と同様の手法を用い、即ち、n型エピ層3表面にそれぞ
れフォトレジストを用い作製した打ち込みマスクを利用
して、p+ウエル5の領域には、p型不純物(アルミニ
ウムまたはホウ素)を浅く、高濃度に打ち込み、また、
+ウエル9の領域には、n型不純物(リンまたは窒
素)を浅く、高濃度に打ち込み、熱処理を施し、不純物
の活性化を行った状態を示す。なお、打ち込みの深さ
は、p+ウエル5およびn+ウエル9ともに、p-エピ層
2に達しないように選択する。特に、p+ウエル5を形
成する際には、活性化の熱処理に伴う拡散が生じても、
トレンチ20の側壁部に反転チャンネル10が形成され
るように、n型エピ層3の膜厚に応じて、イオン打ち込
み深さ(加速電圧)を適宜調節・選択する。
【0042】最後に、図7の(e)の工程に準じ、減圧
CVD法を用いてPSG膜(リン原子を3%〜5%含む
低温酸化膜)を基板表面の全面に成膜し、メタルコンタ
クトを形成するための開口部分を形成する。図8の
(f)に示すように、前記開口部分上にp+ウエル5と
+ウエル9を接続するエミッタ電極6となるメタルコ
ンタクト(チタンとアルミニウムの合金)およびコレク
タ電極1となる裏面電極(ニッケル、チタン、銀、金な
どからなる多層膜)を、それぞれスパッタリング法を用
いて形成する。
【0043】図9に、本発明SiC−p−チャンネルI
GBTの第三の実施例を示す。この素子構造の特徴は、
コレクタ電極1とエミッタ電極6は同じ側にあり、ラテ
ラル構造のnpnバイポーラトランジスタが形成されて
いる点である。加えて、エミッタ側の高濃度n+ウエル
(n+シンカー)23はその先端がn+基板22に達して
おり、nウエル(n型エミッタ)4とn+基板22はこ
のn+ウエル23(n+シンカー)によりショートされて
いる。従って、n+基板22もエミッタ(ソース)に接
続されている。p-エピ層3は、図1に示す縦型構造の
素子と同じく、n+基板22を種結晶として成長される
が、そのp-エピ層3の厚さは比較的薄く、3μm〜4
μmとされる。n+ウエル(n+シンカー)23は、高濃
度で深い打ち込みにより作製される。一方、表面に設け
られるn+コレクタ2とするn+層は、高濃度で浅い打ち
込みにより作製される。
【0044】なお、表面にn+コレクタ2を設けること
に伴い、nウエル(n型エミッタ)4、p+ウエル5の
配置も、図1に示す縦型構造の素子と異なるので、これ
ら構造上の差異に付随して、イオン注入の順序や回数が
製造工程上異なる。その差異を除き、製造方法ならびに
条件自体は、上で述べた縦型構造のp−チャンネルIG
BTにおいて類似するので、詳細な説明は割愛する。
【0045】以上、本発明のSiCを用いるp−チャン
ネルIGBTに関して、その具体的な素子構造の例を説
明したが、本発明においては、SiCを用いるp−チャ
ンネルIGBTは、これらの具体例の構造を基に、種々
の変形、付加的構造を持つ素子として実施することがで
きる。例えば、既にシリコンを用いたp−チャンネルI
GBTにおいて、その素子特性を向上する目的で提案さ
れている種々の変形、付加的構造(例えば、IEEE ELECT
RON DEVICE LETTER, Vol. 11, No.5, 1990 p.184 など
を参照)を本発明において、利用しても、本発明の効果
を実質的に損なうものではない。
【0046】その他、素子作製上、SiCを用いるp−
チャンネルIGBTにおける利点として、以下に述べる
ものを挙げることができる。先ず、4H−SiCにおい
ては、一般にp+基板には6H−SiCが混入し易い
が、SiCを用いるp−チャンネルIGBTでは、n+
基板を用いるので、4H−SiC基板への6H−SiC
混入による影響を回避できる。また、SiCでは、イオ
ン注入後の活性化には、p型不純物では、1500℃以
上のアニールが必要であるが、n型不純物では、120
0℃以上のアニールでもよい。従って、p−チャンネル
IGBTにおいては、nウエルの作製工程において、前
記アニール温度の利点が生かされる。このように、Si
Cを用いるp−チャンネルIGBTには、n−チャンネ
ルIGBTと比較すると、素子を製造する上でも、種々
の利点がある。
【0047】
【発明の効果】本発明によって、従来シリコンを用いた
p−チャンネルIGBTでは実用化が難しかった、高耐
圧、大電流動作が本発明のp−チャンネルIGBTにお
いて可能となる。特に、前記の高耐圧、大電流動作が可
能である点から、本発明のp−チャンネルIGBTは、
直流−直流電圧変換、又は直流−交流電圧変換を行う電
力制御において、広く利用されるスイッチング素子とな
り得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の半導体材料としてSiCを用いるp−
チャンネルIGBTの第一の実施例における素子断面図
(a)および本素子の構成を素子記号で示す図(b)で
ある。
【図2】従来のn−チャンネルIGBTの素子断面図
(a)およびその構成を素子記号で示す図(b)であ
る。
【図3】n−チャンネルIGBTのラッチアップ時にお
ける、その寄生サイリスタの動作原理を説明する図であ
る。
【図4】p−チャンネルIGBTにラッチアップ時にお
ける、その寄生サイリスタの動作原理を説明する図であ
る。
【図5】IGBTにおける安全動作領域(SOA)を概
略的に示す図である。
【図6】p−チャンネルIGBTにおいて、素子破壊を
引き起こすアバランシェ増幅過程でのキャリア加速の機
構を説明する図である。
【図7】本発明のSiCを用いるp−チャンネルIGB
Tの第一の実施例において、それを製造するプロセスを
説明する断面図である。
【図8】本発明のSiCを用いるp−チャンネルIGB
Tの第二の実施例において、それを製造するプロセスを
説明する断面図である。
【図9】本発明のSiCを用いるp−チャンネルIGB
Tの第三の実施例において、その構造的特徴を説明する
断面図である。
【符号の説明】
1 コレクタ電極 2 n+コレクタ 3 p-ベース(p-エピ層) 4 n型エミッタ(nウエル) 5 p+ウエル(p+ソース) 6 エミッタ電極 7 ゲート絶縁膜 8 ゲート 9 n+ウエル 10 反転チャンネル 11 コレクタ電極 12 p+コレクタ(p+基板) 13 n-ベース(n-エピ層) 14 p型エミッタ(pウエル) 15 n+ウエル(n+ソース) 16 エミッタ電極 17 ゲート酸化膜 18 ポリシリコンゲート 20 トレンチ 21 PSG膜 22 n+基板(裏面エミッタ) 23 n+ウエル(n+シンカー) 29 正孔の加速方向 30 電子の加速方向

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体材料として炭化ケイ素を用い、n
    型エミッタ、p-ベース、n+コレクタからなるnpnバ
    イポーラートランジスタと、前記n型エミッタに接する
    絶縁膜層を介してゲートが設けられ、前記n型エミッタ
    中に埋め込みされてなるp+ウエル、前記p-ベース、そ
    の間にある前記n型エミッタ、前記絶縁膜層を介して設
    けられたゲートにより構成される絶縁ゲートトランジス
    タとが構成されており、前記n型エミッタとp+ウエル
    とは、エミッタ電極により等電圧を印加する構造を有
    し、前記n+コレクタ上に設けられたコレクタ電極によ
    り前記n+コレクタに電圧を印加し、前記ゲートにゲー
    ト電圧を印加する構造を有することを特徴とするp−チ
    ャンネル絶縁ゲートバイポーラートランジスタ。
  2. 【請求項2】 前記p−チャンネル絶縁ゲートバイポー
    ラートランジスタを構成する絶縁ゲートトランジスタが
    DMOSトランジスタであることを特徴とする請求項1
    に記載のp−チャンネル絶縁ゲートバイポーラートラン
    ジスタ。
  3. 【請求項3】 p−チャンネル絶縁ゲートバイポーラー
    トランジスタを構成する絶縁ゲートトランジスタにおい
    て、前記絶縁膜層を介して設けられたゲートがトレンチ
    形状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載
    のp−チャンネル絶縁ゲートバイポーラートランジス
    タ。
  4. 【請求項4】 p−チャンネル絶縁ゲートバイポーラー
    トランジスタを構成するnpnバイポーラートランジス
    タにおいて、前記n型エミッタとn+コレクタが同一面
    側に設けられてなるラテラル構造のnpnバイポーラー
    トランジスタをとることを特徴とする請求項1に記載の
    p−チャンネル絶縁ゲートバイポーラートランジスタ。
  5. 【請求項5】 p−チャンネル絶縁ゲートバイポーラー
    トランジスタを構成するnpnバイポーラートランジス
    タにおいて、前記n型エミッタとn+コレクタが異なる
    面側に設けられてなる縦型構造のnpnバイポーラート
    ランジスタをとることを特徴とする請求項1に記載のp
    −チャンネル絶縁ゲートバイポーラートランジスタ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101814526A (zh) * 2009-02-20 2010-08-25 株式会社半导体能源研究所 半导体装置以及其制造方法
JP2013510440A (ja) * 2009-11-03 2013-03-21 クリー インコーポレイテッド 選択的ドープjfet領域を有するパワー半導体デバイス及びそのようなデバイスを形成する関連方法

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