JP2000348885A - 放電灯点灯装置、放電ランプ、照明器具 - Google Patents
放電灯点灯装置、放電ランプ、照明器具Info
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Abstract
コンパクト型放電ランプを用いた放電灯点灯装置を提供
する。 【解決手段】アマルガムを封入した放電ランプ2を、放
電灯安定器1からの高周波電力で点灯させる。放電ラン
プ2の周囲温度が25℃のときの光束を100%とする
ときに、40℃において92%以上の光束が得られるよ
うに放電灯安定器1の出力を調節する。この設定によっ
て、アマルガムを封入していない従来の放電ランプと同
光束を得るときには従来よりも消費電力が小さくなる。
Description
物質としてアマルガムを封入した放電ランプ、とくに蛍
光灯を適合ランプとした放電灯点灯装置、この放電灯点
灯装置に用いる放電ランプ、およびこの放電灯点灯装置
を用いた照明器具に関するものである。
の光束は放電ランプ内の水銀蒸気圧に依存することが知
られている。つまり、放電ランプからの光束を最大にす
るには(放電ランプの発光効率を最大にするには)水銀
蒸気圧を最適値に設定する必要があるから、高い発光効
率を得るには水銀蒸気圧を制御する必要がある。
しては、放電ランプの最冷点温度を制御する技術が知ら
れている。この技術は放電ランプの管壁の温度と水銀蒸
気圧との相関関係を利用しており、従来の放電ランプで
は周囲温度が25℃であるときに放電ランプの発光効率
が最大になるように最冷点を設計していた。つまり、周
囲温度が25℃のときに水銀蒸気圧が最適になるように
制御していた。このように設計された放電ランプ(コン
パクト型ランプ:FPL36)では、図15に実線で示
すように、周囲温度に対する発光効率の変化を表す曲線
が上に凸になり、周囲温度が25℃のときに発光効率が
最大になる。ここに、FPL36は施設や店舗などにお
いて広く使用されている。
み込んだ照明器具では、放電ランプの発熱、安定器から
の輻射熱、器具本体による保温効果などによって、照明
器具を常温下で使用しても放電ランプの周囲温度が25
℃を超えることになる。つまり、上述のような最冷点温
度を制御する技術を用いて周囲温度が25℃のときに最
大効率が得られるように放電ランプを設計しても、実使
用では周囲温度が25℃を超えるから水銀蒸気圧が上昇
して発光効率が最大効率ではなくなり、結果的に放電ラ
ンプを光束が最大値よりも低い状態で使用していること
になる。
えるような環境で水銀蒸気圧が過大になるのを抑制する
技術としては、水銀蒸気圧制御物質であるアマルガムを
封入する技術が知られている。この種のアマルガムを封
入した放電ランプは、定格電力が25W以下で電球型に
形成された商品として普及している。つまり、図13
(a)に示すように、アマルガムを封入した放電ランプ
2と、放電ランプ2を点灯させる電子式安定器よりなる
放電灯安定器1と、放電ランプ2を包む保護グローブ1
1と、放電灯安定器1を収納するケース12と、ケース
12から露出してソケット(図示せず)に接続される口
金13とを一体に備える形状に形成されている。ここで
用いられている放電ランプは、図13(b)のように、
直管をU字状に曲成し、さらにU字の脚をU字状に曲成
した形状を有したコンパクト型放電ランプと称するもの
であって、2個設けた電極15の一方の近傍にアマルガ
ム(主アマルガム)14を導入してある。
入した放電ランプは、図14に実線で示すように、放電
ランプの周囲温度の比較的広い範囲にわたって発光効率
の変化が少なく、図14に一点鎖線で示す最冷点温度を
制御する従来の放電ランプに比較すると、周囲温度の高
い環境でも高い発光効率が得られるものである。
ら提供されているアマルガムを封入した放電ランプは上
述のように電球型に形成されたものであり、電球用のソ
ケットに接続される口金を用いなければならないことに
よる寸法上の制約があり、またケース内に収納する放電
灯安定器についての寸法上の制約があり、さらにはグロ
ーブおよびケースに囲まれた空間内が高温になり放電灯
安定器の温度が上昇するから放電灯安定器として高出力
のものを用いることができないものである。これらの制
約によって、現状では定格電力が25Wを超える商品の
実用化は困難になっている。
あり、その目的は、アマルガムを封入したコンパクト型
放電ランプを用いるとともに周囲温度が25℃を超える
環境下でもほぼ最大効率が得られるように放電灯安定器
を制御することにより定格電力が25Wを超える放電灯
点灯装置を提供し、かつこの放電灯点灯装置に適した放
電ランプを提供し、さらにこの放電灯点灯装置を用いた
照明器具を提供することにある。
〜200kHzの高周波電力を出力する放電灯安定器
と、放電灯安定器から供給される高周波電力により点灯
し周囲温度が25℃を超える範囲で発光効率が最大にな
るとともに定格電力が25Wを超えるアマルガム入りの
コンパクト型放電ランプとを備えるものである。
て、前記放電灯安定器が、周囲温度が40℃であるとき
の前記コンパクト型放電ランプからの光束を周囲温度が
25℃であるときの光束に対して92%以上となるよう
に高周波電力を前記コンパクト型放電ランプに供給する
ものである。
て、前記放電灯安定器が、周囲温度が25〜40℃の範
囲で前記コンパクト型放電ランプからの光束を一定に保
つように高周波電力を供給するものである。
て、前記放電灯安定器が、周囲温度が40℃であるとき
の前記コンパクト型放電ランプからの光束を周囲温度が
25℃であるときの光束よりも多くするように高周波電
力を前記コンパクト型放電ランプに供給するものであ
る。
て、周囲温度が40℃であるときの前記コンパクト型放
電ランプからの光束が2200〜2600lmであっ
て、前記放電灯安定器が、周囲温度が40℃であるとき
の前記コンパクト型放電ランプからの光束を周囲温度が
25℃であるときおよび65℃であるときの光束よりも
多くするように高周波電力を前記コンパクト型放電ラン
プに供給するものである。
点灯装置に用いるアマルガム入りのコンパクト型放電ラ
ンプであって、周囲温度が25℃を超える範囲で発光効
率が最大になるとともに定格電力が略32W、光路長が
700〜800mm、管径が17.5mmであることを
特徴とする。
点灯装置に用いるアマルガム入りのコンパクト型放電ラ
ンプであって、周囲温度が25℃を超える範囲で発光効
率が最大になるとともに定格電力が略45W、光路長が
1000〜1200mm、管径が17.5mmであるこ
とを特徴とする。
点灯装置に用いるアマルガム入りのコンパクト型放電ラ
ンプであって、周囲温度が25℃を超える範囲で発光効
率が最大になるとともに定格電力が略45W、光路長が
700〜900mm、管径が12.5mmであることを
特徴とする。
5のいずれかに記載の放電灯点灯装置における前記コン
パクト型放電ランプとして請求項6ないし請求項8のい
ずれかに記載の放電ランプを具備し、前記放電灯点灯装
置と前記放電ランプとを器具本体に設けた照明器具であ
って、器具本体の周囲温度が常温であるときに前記コン
パクト型放電ランプの周囲温度が40〜50℃となるよ
うにしたものである。
は、基本的には図1に示す構成を有している。すなわ
ち、商用電源ACから電源が供給される放電灯安定器1
の出力によって放電ランプ2を点灯させるのであって、
放電灯安定器1には高周波電力を出力するものを用い、
放電ランプ2にはアマルガムを封入したコンパクト型放
電ランプを用いている。放電灯安定器1の商用電源AC
との接続部位には電源端子3が設けられ、放電ランプ2
は放電灯安定器1の出力端に接続されたランプソケット
4に着脱自在に結合される。ここに、電源端子3と放電
灯安定器1とランプソケット4と放電ランプ2とは器具
本体に取り付けられることにより照明器具5を構成す
る。
周波電力を出力し、放電ランプ2を始動するために放電
ランプ2に始動電圧を印加する機能を有し、また放電ラ
ンプ2の点灯後に点灯を維持させる機能を有する。
ンパクト型放電ランプであるから、従来から提供されて
いるコンパクト型放電ランプと同程度の照度を得ること
ができる。アマルガムは周知のように水銀合金である
が、放電ランプに封入するアマルガムとしては、一般に
インジウムあるいはインジウムとビスマスとのアマルガ
ムを用いる。アマルガムを封入した放電ランプでは、図
2に実線で示すように、周囲温度が変化しても水銀蒸気
圧がほとんど変化しない範囲Dtがあり、この範囲Dt
の周囲温度で放電ランプを点灯させれば高い発光効率を
広い温度範囲で維持することができる。
2は、図3あるいは図4に示す形状を有するコンパクト
型放電ランプであって、図3に示す例ではU字状のラン
プ管21を有し、ランプ管21の長手方向の一端部に口
金を設けてある。口金はいわゆる片口金であって、合成
樹脂の支持台22aによりランプ管21を支持し、支持
台22aにおけるランプ管21の突出面とは反対側の面
に電極ピン22bを突設した形状を有している。ランプ
管21の端部内には、図5に示すように、フィラメント
23が配置され、ランプ管21の一端部から延長された
収納部24にアマルガム25が収納される。また、収納
部24の開口部は無垢棒26により開口面積が狭められ
て、アマルガム25が収納部24から脱落しないように
なっている。
に示す放電ランプ2と同様の機能を有しており、ランプ
管21としてU字状のものを用いる代わりに、2本の直
管の先端部付近をブリッジ21aによって橋絡させたH
字状のランプ管21を用いている。このような形状のラ
ンプ管21を用いると、ブリッジ21aの存在によって
最冷点温度を制御することができ、水銀蒸気圧を最冷点
温度とアマルガム25との両方によって制御することが
できる構造になっている。ただし、このような形状の放
電ランプ2であっても周囲温度が上昇すれば、アマルガ
ム25による水銀蒸気圧の制御が支配的になる。
波点灯用であって定格電力が略32W、光路長(つま
り、両フィラメント23の間の発光部の長さ)が700
〜900mmであって管径が17.5mmであるものを
用いることができる(コンパクト型ランプ:FHP3
2)。
下面開放された直方体状の器具本体6を用いている。こ
の器具本体6は開口面を天井面に略一致させるように天
井に埋め込んだ形に取り付けられる。放電ランプ2は器
具本体6の中で略水平を保つ形に収納される。このよう
な形態の照明器具5では放電灯安定器1や放電ランプ2
の発熱により放電ランプ2の周囲温度は40℃前後にな
る。
封入した放電ランプ(FHP32)と、アマルガムを封
入していない従来の放電ランプ(FPL36)とを比較
すると、FHP32では、放電灯安定器1の出力周波数
を50kHzとし、安定抵抗が500Ωとなる条件下に
おいて、周囲温度が25℃のときに2900lmの光束
が得られ、周囲温度が40℃のときに2987lmの光
束が得られる。一方、FPL36では、放電灯安定器1
の出力周波数を50kHzとし、安定抵抗が290Ωと
なる条件下において、周囲温度が25℃のときに290
0lmの光束が得られ、周囲温度が40℃のときに26
68lmが得られる。つまり、25℃から40℃への周
囲温度の変化に対して、FHP32では光束が103%
に上昇し、FPL36では光束が92%に減少する。図
15の破線はFHP32の特性を示しており、アマルガ
ムを封入した場合には周囲温度が25〜50℃の範囲に
おいて光束は緩やかな上に凸の曲線に沿って変化し、こ
の温度範囲において光束の最大値が得られるように変化
する。また、周囲温度が25℃のときよりも40℃のと
きのほうが光束がやや増加する。
ランプ2の固有の発光効率η(lm/W)と放電灯安定
器1の出力Wlaとの積であるから、φ=η×Wlaに
なる。ここで、放電灯安定器1の出力Wlaが一定であ
るとすれば、周囲温度が25〜50℃において光束φが
図15のように変化するのは、放電ランプ2の発光効率
ηが図15のように変化すると言い換えることができ
る。
に用いてFPL36と同等以上の光束を得るのであれ
ば、周囲温度が40℃のときの光束を周囲温度が25℃
のときの光束の92%以上とするように放電灯安定器1
の出力を制御すればよいことになる。上述のようにFH
P32は周囲温度が25℃のときの効率に対して周囲温
度が40℃のときの効率が103%に上昇するから、周
囲温度が40℃での光束を25℃での光束の92%以上
に維持するには放電灯安定器1の出力を90%以上とす
ればよいことになる。したがって、光束φと発光効率η
と出力Wlaとの関係は図7のようになり、FPL36
と同等の光束を得るのであれば、周囲温度が40℃であ
るときの放電灯安定器1の出力は、FPL36を用いる
ときに比較してΔW1だけ低下させることができる。
安定器1の出力を常温での出力よりも低減することがで
きるから、放電灯安定器1のストレスが低減されて構成
部品の温度上昇が抑制され、放熱が容易になって小型化
が可能になり、また放電灯安定器1を構成する部品の耐
圧や容量を低減することができるから、コストの増加を
抑制することができる。
変化させるには、放電灯安定器1において出力周波数を
制御する回路部品として温度依存性を有する部品を用い
る構成を採用することができる。この種の放電灯安定器
1において放電ランプ2への給電経路には共振回路が設
けられ、また放電灯安定器1を遅相領域で動作させるか
ら、放電灯安定器1の出力周波数が高くなると放電ラン
プ2に対する出力を低下させることができる。つまり、
温度依存性を有する部品を用いて高温時に出力周波数が
高くなるように制御すればよいのである。
具本体6が箱形に形成され、放電ランプ2がランプソケ
ット4に対して着脱自在に結合されているから、放電ラ
ンプ2が寿命に達したときには放電ランプ2のみを交換
することが可能になっている。つまり、放電ランプ2の
交換によって長期間にわたる使用が可能になっている。
また、上述した照明器具5は施設や店舗におけるベース
照明用に適合するように形成されている。ただし、照明
器具5を従来例として説明したような電球形に形成する
ことも可能である。
おいては、アマルガムを封入した放電ランプ(FHP3
2)を用いてアマルガムを封入していない放電ランプ
(FPL36)と同等の光束を得る例を示したが、本実
施形態では、周囲温度が25〜50℃において光束を略
一定に保つ例を示す。つまり、放電灯安定器1の出力W
laを図8に示すように制御するのであって、放電ラン
プ2の効率ηは周囲温度が25〜50℃の範囲において
緩やかな上に凸の曲線をなすように変化するから、この
変化を打ち消すように放電灯安定器1の出力Wlaを制
御する。このような制御によって周囲温度が25〜50
℃の範囲において光束φを略一定に保つことができる。
ここに、周囲温度が40℃であるときの放電灯安定器1
の出力Wlaの減少量ΔW2は、第1の実施の形態にお
ける減少量ΔW1に比較すると少なくなるが、図2のよ
うに比較的大きくなる。
5℃程度)から定常点灯状態の高温(40〜50℃)に
至るまでの時間帯においても、照明器具5により得られ
る照度を略一定に保つことができる。また、エアコンな
どの環境が整っておらず周囲温度が変化するような環境
でも略一定の照度を得ることができる。他の構成および
動作は第1の実施の形態と同様である。
マルガムを封入した放電ランプ(FHP32)を用い
て、周囲温度が25℃のときの光束よりも周囲温度が4
0〜50℃のときの光束を増加させる例を示す。つま
り、放電灯安定器1の出力Wlaを図9に示すように周
囲温度が25〜50℃の範囲で略一定に保つのである。
放電灯安定器1の出力を略一定に保つ構成としては、放
電灯安定器1の温度特性を利用すればよいが、放電灯安
定器1の出力が温度依存性を有する場合には放電灯安定
器1の出力を補正して放電灯安定器1の出力を略一定に
保つ構成と等価な出力を得るようにすればよい。
範囲において放電ランプ2の固有の発光効率ηをそのま
ま利用して光束φを周囲温度によって変化させることに
なる。ここで、点灯直後よりも点灯から時間が経過した
ほうが光束φが大きくなるから、光束φの変化に違和感
が生じることがない。他の構成および動作は第1の実施
の形態と同様である。
マルガムを封入した放電ランプ(FHP32)を用い
て、周囲温度が25℃のときの光束よりも周囲温度が2
5〜50℃の中間の温度での光束を増加させる例を示
す。つまり、放電灯安定器1の出力Wlaを図10に示
すように周囲温度が25〜50℃の範囲の中間でピーク
を持つように制御するのである。放電灯安定器1の出力
を温度に依存して変化させる構成としては、放電灯安定
器1の温度特性を利用する構成や、放電灯安定器1の出
力を補正して放電灯安定器1の出力を温度に応じて変化
させる構成と等価な出力を得るようにすればよい。
範囲の中間において光束φが最大になる。従来の構成で
は放電ランプ2を器具本体6に組み込むと、周囲温度の
上昇ときに放電ランプ2からの光束が低下していたが、
本実施形態では周囲温度の上昇に伴って25〜50℃の
中間付近では光束が一旦上昇するが、使用時の周囲温度
となる40〜50℃付近では常温(25℃付近)と略同
程度の光束を得ることができ、照明器具5を構成したと
きの光束の低下が生じないのである。他の構成および動
作は第1の実施の形態と同様である。
した放電ランプ2としてFHP32を示し、FPL36
(JIS C7601に規格化されたP型コンパクトラ
ンプ)との置き換えを考慮した例を示したが、FPL5
5(同規格のP型コンパクトランプ)に置き換える場合
には、FHP45を放電ランプ2として用いる。FHP
45は、高周波点灯用であって定格電力が略45W、光
路長が1000〜1200mmであって管径が17.5
mmである。他の形状はFHP32と同様であり、周囲
温度が40〜50℃で最大効率が得られる。
は、FHT32を用いてもよい。この放電ランプ2は、
図11に示すように、4本の直管を並設しブリッジ21
aを介して4本の直管を通る1つの放電路を形成したも
のである。この形状の放電ランプ2はツイントリプルと
呼ばれており、高周波点灯用であって定格電力が略32
W、光路長が700〜900mmであって管径が略1
2.5mmである。この放電ランプ2も周囲温度が40
〜50℃で最大効率が得られる。
ように、箱形の器具本体6の開口面を覆う透孔パネル7
を設け、放電ランプ2の直視を防止したものを用いても
よい。この構成では器具本体6から放熱されにくくなる
から、放電ランプ2の点灯時における周囲温度は50℃
付近になるが、上述した第1ないし第4の実施の形態の
構成を採用することができる。
は、放電ランプとしてFPL36が用いられている。こ
の放電ランプを50kHzで高周波点灯させると、放電
灯安定器1の入力電力が略35W、放電ランプ2の周囲
温度が25℃のときの光束を100%とするときの略4
0℃における光束比が略92.5%、実際の光束が略2
400lmという結果が得られた。そこで、同構成で放
電ランプとしてFHP32を用い、略同じ光束を得るよ
うに放電灯安定器1の出力を調節したところ、放電灯安
定器1の入力電力が略32W、放電ランプ2の周囲温度
が25℃のときの光束を100%とするときの略40℃
における光束比が略85%となり、FHP32を用いた
ほうが入力電力については3W低減されることがわかっ
た。つまり、従来より用いられているベース照明用の照
明器具において放電ランプ2を取り換えることで、出力
光束を保ちながらも放電灯安定器1の出力を絞り、入力
電力が低減されることがわかった。実際の工業製品とし
ての放電ランプの光束は±200lm程度のばらつきが
あるから、実環境において照度の低下を生じることなく
消費電力を低減することができる。なお、周囲温度が2
5℃の場合と65℃の場合とでは、周囲温度が40〜5
0℃の場合よりも光束が少なく、40〜50℃を中心と
する上に凸のピークが得られた。
の高周波電力を出力する放電灯安定器と、放電灯安定器
から供給される高周波電力により点灯し周囲温度が25
℃を超える範囲で発光効率が最大になるとともに定格電
力が25Wを超えるアマルガム入りのコンパクト型放電
ランプとを備えるものであり、アマルガムを封入してい
ない従来の放電ランプと同程度の光束を得る際に放電灯
安定器の出力を従来の放電ランプを用いる場合よりも絞
ることができ省電力になる。つまり、放電灯安定器の発
熱量が低減されるから、従来提供されていなかった25
Wを超えるアマルガム入りのコンパクト型放電ランプを
提供することができる。
て、放電灯安定器が、周囲温度が40℃であるときのコ
ンパクト型放電ランプからの光束を周囲温度が25℃で
あるときの光束に対して92%以上となるように高周波
電力をコンパクト型放電ランプに供給するものであり、
放電灯安定器の出力をこのように調節すると、定常点灯
時に周囲温度が40℃付近になる状態では、アマルガム
を封入した放電ランプの光束をアマルガムの封入されて
いない放電ランプの光束と同程度に保ちながらも放電灯
安定器での消費電力を低減することができる。
て、放電灯安定器が、周囲温度が25〜40℃の範囲で
コンパクト型放電ランプからの光束を一定に保つように
高周波電力を供給するものであり、周囲温度にかかわり
なく放電ランプの光束を略一定に保つことができる。
て、放電灯安定器が、周囲温度が40℃であるときのコ
ンパクト型放電ランプからの光束を周囲温度が25℃で
あるときの光束よりも多くするように高周波電力をコン
パクト型放電ランプに供給するものであり、放電ランプ
を点灯してからの周囲温度の上昇に伴って光束が増加す
るから、違和感なく使用することができる。
て、周囲温度が40℃であるときのコンパクト型放電ラ
ンプからの光束が2200〜2600lmであって、放
電灯安定器が、周囲温度が40℃であるときのコンパク
ト型放電ランプからの光束を周囲温度が25℃であると
きおよび65℃であるときの光束よりも多くするように
高周波電力をコンパクト型放電ランプに供給するもので
あり、このような設定により従来から使用されているア
マルガムの封入されていない放電ランプに置き換えたと
きに、略同程度の照度を絵ながらも消費電力を低減する
ことができる。
を示す説明図である。
図、(b)は正面図である。
は側面図、(b)は正面図である。
ある。
ある。
ある。
である。
図である。
る。
一部切欠側面図、(b)は同上に用いる放電ランプを示
す斜視図である。
説明図である。
説明図である。
Claims (9)
- 【請求項1】 10〜200kHzの高周波電力を出力
する放電灯安定器と、放電灯安定器から供給される高周
波電力により点灯し周囲温度が25℃を超える範囲で発
光効率が最大になるとともに定格電力が25Wを超える
アマルガム入りのコンパクト型放電ランプとを備えるこ
とを特徴とする放電灯点灯装置。 - 【請求項2】 前記放電灯安定器は、周囲温度が40℃
であるときの前記コンパクト型放電ランプからの光束を
周囲温度が25℃であるときの光束に対して92%以上
となるように高周波電力を前記コンパクト型放電ランプ
に供給することを特徴とする請求項1記載の放電灯点灯
装置。 - 【請求項3】 前記放電灯安定器は、周囲温度が25〜
40℃の範囲で前記コンパクト型放電ランプからの光束
を一定に保つように高周波電力を供給することを特徴と
する請求項1記載の放電灯点灯装置。 - 【請求項4】 前記放電灯安定器は、周囲温度が40℃
であるときの前記コンパクト型放電ランプからの光束を
周囲温度が25℃であるときの光束よりも多くするよう
に高周波電力を前記コンパクト型放電ランプに供給する
ことを特徴とする請求項1記載の放電灯点灯装置。 - 【請求項5】 周囲温度が40℃であるときの前記コン
パクト型放電ランプからの光束が2200〜2600l
mであって、前記放電灯安定器は、周囲温度が40℃で
あるときの前記コンパクト型放電ランプからの光束を周
囲温度が25℃であるときおよび65℃であるときの光
束よりも多くするように高周波電力を前記コンパクト型
放電ランプに供給することを特徴とする請求項1記載の
放電灯点灯装置。 - 【請求項6】 請求項1記載の放電灯点灯装置に用いる
アマルガム入りのコンパクト型放電ランプであって、周
囲温度が25℃を超える範囲で発光効率が最大になると
ともに定格電力が略32W、光路長が700〜800m
m、管径が17.5mmであることを特徴とする放電ラ
ンプ。 - 【請求項7】 請求項1記載の放電灯点灯装置に用いる
アマルガム入りのコンパクト型放電ランプであって、周
囲温度が25℃を超える範囲で発光効率が最大になると
ともに定格電力が略45W、光路長が1000〜120
0mm、管径が17.5mmであることを特徴とする放
電ランプ。 - 【請求項8】 請求項1記載の放電灯点灯装置に用いる
アマルガム入りのコンパクト型放電ランプであって、周
囲温度が25℃を超える範囲で発光効率が最大になると
ともに定格電力が略45W、光路長が700〜900m
m、管径が12.5mmであることを特徴とする放電ラ
ンプ。 - 【請求項9】 請求項1ないし請求項5のいずれかに記
載の放電灯点灯装置における前記コンパクト型放電ラン
プとして請求項6ないし請求項8のいずれかに記載の放
電ランプを具備し、前記放電灯点灯装置と前記放電ラン
プとを器具本体に設けた照明器具であって、器具本体の
周囲温度が常温であるときに前記コンパクト型放電ラン
プの周囲温度が40〜50℃となるようにしたことを特
徴とする照明器具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15312399A JP2000348885A (ja) | 1999-05-31 | 1999-05-31 | 放電灯点灯装置、放電ランプ、照明器具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15312399A JP2000348885A (ja) | 1999-05-31 | 1999-05-31 | 放電灯点灯装置、放電ランプ、照明器具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2000348885A true JP2000348885A (ja) | 2000-12-15 |
Family
ID=15555491
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP15312399A Pending JP2000348885A (ja) | 1999-05-31 | 1999-05-31 | 放電灯点灯装置、放電ランプ、照明器具 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2000348885A (ja) |
-
1999
- 1999-05-31 JP JP15312399A patent/JP2000348885A/ja active Pending
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