JPH11167896A - 金属蒸気放電灯 - Google Patents
金属蒸気放電灯Info
- Publication number
- JPH11167896A JPH11167896A JP34734597A JP34734597A JPH11167896A JP H11167896 A JPH11167896 A JP H11167896A JP 34734597 A JP34734597 A JP 34734597A JP 34734597 A JP34734597 A JP 34734597A JP H11167896 A JPH11167896 A JP H11167896A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- discharge lamp
- light emitting
- metal vapor
- vapor discharge
- lamp
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Vessels And Coating Films For Discharge Lamps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 点灯中、給電導体の部分が高温にならな
い構造とし、給電導体を酸化させることなく、透光性セ
ラミック管を使用した外管のない金属蒸気放電灯を提供
する。 【解決手段】 発光部と両端部とで構成される透光性セ
ラミック製放電容器と、該放電容器内に少なくとも発光
金属が封入され、同軸上に接合された一対の電極と給電
導体とを具備し、前記放電容器の両端面を封着材にて封
止される金属蒸気放電灯において、前記両端部の外径ｄ
１と発光部の外径ｄ２との比を ２．００×１０-1＜ｄ１／ｄ２＜３．３７×１０-1 でかつ、端部の長さＬ１と発光部の長さＬ２との比を Ｌ１／Ｌ２≧２ とすることを特徴とする。
い構造とし、給電導体を酸化させることなく、透光性セ
ラミック管を使用した外管のない金属蒸気放電灯を提供
する。 【解決手段】 発光部と両端部とで構成される透光性セ
ラミック製放電容器と、該放電容器内に少なくとも発光
金属が封入され、同軸上に接合された一対の電極と給電
導体とを具備し、前記放電容器の両端面を封着材にて封
止される金属蒸気放電灯において、前記両端部の外径ｄ
１と発光部の外径ｄ２との比を ２．００×１０-1＜ｄ１／ｄ２＜３．３７×１０-1 でかつ、端部の長さＬ１と発光部の長さＬ２との比を Ｌ１／Ｌ２≧２ とすることを特徴とする。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】セラミック製放電容器内に発
光金属が封入された金属蒸気放電灯において、外管を設
けないで、直接大気中で点灯して使用する金属蒸気放電
灯の改良に関する。
光金属が封入された金属蒸気放電灯において、外管を設
けないで、直接大気中で点灯して使用する金属蒸気放電
灯の改良に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、高圧ナトリウムランプなどで、透
光性セラミック製放電容器を使用する際、電極に電流を
供給する給電導体の金属材料としては、セラミック製放
電容器と熱膨張係数が近似しているニオブが用いられて
いる。
光性セラミック製放電容器を使用する際、電極に電流を
供給する給電導体の金属材料としては、セラミック製放
電容器と熱膨張係数が近似しているニオブが用いられて
いる。
【０００３】前記放電容器内の給電導体は点灯中高温に
なる。ニオブは酸化し易い金属であるため、大気中で点
灯させるとニオブは酸化してしまい、短時間で点灯不能
となってしまう。従って通常、透光性セラミック製放電
容器を使用した放電灯は、外管の中に収められており、
外管内は真空などの酸化しにくい雰囲気になっている。
なる。ニオブは酸化し易い金属であるため、大気中で点
灯させるとニオブは酸化してしまい、短時間で点灯不能
となってしまう。従って通常、透光性セラミック製放電
容器を使用した放電灯は、外管の中に収められており、
外管内は真空などの酸化しにくい雰囲気になっている。
【０００４】このように、透光性セラミック製放電容器
を使用した放電灯は、給電導体として用いるニオブ金属
が酸化しやすいうえ、点灯中高温になるので、放電容器
のみの外球無しの放電灯として用いられる例はほとんど
無かった。
を使用した放電灯は、給電導体として用いるニオブ金属
が酸化しやすいうえ、点灯中高温になるので、放電容器
のみの外球無しの放電灯として用いられる例はほとんど
無かった。
【０００５】最近、器具のコンパクト化や、放電灯と器
具と安定器とを組み合わせてなる照明システムの高効率
化、あるいは、放電灯の瞬点などの要求から、外管を使
用しない放電容器のみの放電灯が増えてきている。しか
し、これらは石英ガラス製の放電容器であり、セラミッ
ク製の放電容器の放電灯は前記の問題があるため、まだ
一般には作られてはいない。
具と安定器とを組み合わせてなる照明システムの高効率
化、あるいは、放電灯の瞬点などの要求から、外管を使
用しない放電容器のみの放電灯が増えてきている。しか
し、これらは石英ガラス製の放電容器であり、セラミッ
ク製の放電容器の放電灯は前記の問題があるため、まだ
一般には作られてはいない。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、透光性セラ
ミック管を使用する金属蒸気放電灯の上記問題点を解消
するためになされたもので、点灯中、給電導体の部分が
高温にならない構造とし、給電導体を酸化させることな
く、透光性セラミック管を使用した外管のない金属蒸気
放電灯を提供することを目的とする。
ミック管を使用する金属蒸気放電灯の上記問題点を解消
するためになされたもので、点灯中、給電導体の部分が
高温にならない構造とし、給電導体を酸化させることな
く、透光性セラミック管を使用した外管のない金属蒸気
放電灯を提供することを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め、請求項１記載の発明は、発光部と両端部とで構成さ
れる透光性セラミック製放電容器と、該放電容器内に少
なくとも発光金属が封入され、同軸上に接合された一対
の電極と給電導体とを具備し、前記放電容器の両端面を
封着材にて封止される金属蒸気放電灯において、前記両
端部の外径ｄ１と発光部の外径ｄ２との比を ２．００×１０-1＜ｄ１／ｄ２＜３．３７×１０-1 でかつ、端部の長さＬ１と発光部の長さＬ２との比を Ｌ１／Ｌ２≧２ とすることを特徴とする。
め、請求項１記載の発明は、発光部と両端部とで構成さ
れる透光性セラミック製放電容器と、該放電容器内に少
なくとも発光金属が封入され、同軸上に接合された一対
の電極と給電導体とを具備し、前記放電容器の両端面を
封着材にて封止される金属蒸気放電灯において、前記両
端部の外径ｄ１と発光部の外径ｄ２との比を ２．００×１０-1＜ｄ１／ｄ２＜３．３７×１０-1 でかつ、端部の長さＬ１と発光部の長さＬ２との比を Ｌ１／Ｌ２≧２ とすることを特徴とする。
【０００８】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図１に
基づき説明する。図中１は透光性アルミナよなる放電容
器であり、径大の発光部２と径小の両端部３とよりな
る。また両端部には、その先端に電極４を固定したニオ
ブ製の給電導体５が貫通固定され、その端面は封着材６
で気密封止してある。なお、内部には発光金属としての
水銀およびナトリウム並びにキセノンガスが封入されて
いる。
基づき説明する。図中１は透光性アルミナよなる放電容
器であり、径大の発光部２と径小の両端部３とよりな
る。また両端部には、その先端に電極４を固定したニオ
ブ製の給電導体５が貫通固定され、その端面は封着材６
で気密封止してある。なお、内部には発光金属としての
水銀およびナトリウム並びにキセノンガスが封入されて
いる。
【０００９】次に実験例について説明する。放電容器１
の発光部２の外径ｄ２が９．８ｍｍ、内径が８．３ｍ
ｍ、電極４間の距離(電極間距離)Ｌ２が１４ｍｍ、管壁
負荷が１９．２Ｗ／ｃｍ2である放電灯において、ナト
リウムアマルガムを５ｍｇと１５ｍｇの２種類、端部径
ｄ１を２．０ｍｍから４．０ｍｍの５種類(表１中に記
載)、端部の長さＬ１を１４ｍｍから４５ｍｍの５種類
(表１中に記載)とし、キセノンガスを２×１０4Ｐａ封
入し、端部３の端面を封着材６で気密封止して、７０Ｗ
の高圧ナトリウムランプを計５０本作製した。
の発光部２の外径ｄ２が９．８ｍｍ、内径が８．３ｍ
ｍ、電極４間の距離(電極間距離)Ｌ２が１４ｍｍ、管壁
負荷が１９．２Ｗ／ｃｍ2である放電灯において、ナト
リウムアマルガムを５ｍｇと１５ｍｇの２種類、端部径
ｄ１を２．０ｍｍから４．０ｍｍの５種類(表１中に記
載)、端部の長さＬ１を１４ｍｍから４５ｍｍの５種類
(表１中に記載)とし、キセノンガスを２×１０4Ｐａ封
入し、端部３の端面を封着材６で気密封止して、７０Ｗ
の高圧ナトリウムランプを計５０本作製した。
【００１０】前記ランプを、入力電力を安定器側で略７
０Ｗに調整して１０時間点灯させ、給電導体５のニオブ
の変色具合いを目視観察した結果を表１に示す。表１中
の〇印は変化が観察されなかったもの、×印は給電導体
５が酸化して、点灯不能になったもの、△印は変色が見
られたものである。なお表中の印で、左側がナトリウム
アマルガムが５ｍｇのもの、右側が１５ｍｇのものであ
る。
０Ｗに調整して１０時間点灯させ、給電導体５のニオブ
の変色具合いを目視観察した結果を表１に示す。表１中
の〇印は変化が観察されなかったもの、×印は給電導体
５が酸化して、点灯不能になったもの、△印は変色が見
られたものである。なお表中の印で、左側がナトリウム
アマルガムが５ｍｇのもの、右側が１５ｍｇのものであ
る。
【００１１】
【表１】
【００１２】表１より、端部径ｄ１と発光部の外径ｄ２
との比が２．００×１０-1より大きく、３．３７×１０
-1より小さく、かつ端部の長さＬ１が発光部の長さＬ２
の２倍以上であれば、ニオブの変色は見られず、大気中
での点灯が可能であった。
との比が２．００×１０-1より大きく、３．３７×１０
-1より小さく、かつ端部の長さＬ１が発光部の長さＬ２
の２倍以上であれば、ニオブの変色は見られず、大気中
での点灯が可能であった。
【００１３】また、１５０Ｗのランプにおいて、発光部
の外径ｄ２を１２．３ｍｍ、内径を１０．８ｍｍ、電極
間距離Ｌ２を１９ｍｍで、管壁負荷が２３．３Ｗ／ｃｍ
2である放電容器において、ナトリウムアマルガムを５
ｍｇと１５ｍｇの２種類とし、キセノンガスを２×１０
4Ｐａ封入して、端部径ｄ１を３．５ｍｍ、端部の長さ
Ｌ１を４０ｍｍのランプと、端部径ｄ１を４．５ｍｍ、
端部の長さＬ１を２０ｍｍのランプ、計４本を試作し
て、同様の実験したところ、前者の寸法の放電灯では変
色は見られなかったが、後者の寸法のランプは点灯不能
となってしまった。
の外径ｄ２を１２．３ｍｍ、内径を１０．８ｍｍ、電極
間距離Ｌ２を１９ｍｍで、管壁負荷が２３．３Ｗ／ｃｍ
2である放電容器において、ナトリウムアマルガムを５
ｍｇと１５ｍｇの２種類とし、キセノンガスを２×１０
4Ｐａ封入して、端部径ｄ１を３．５ｍｍ、端部の長さ
Ｌ１を４０ｍｍのランプと、端部径ｄ１を４．５ｍｍ、
端部の長さＬ１を２０ｍｍのランプ、計４本を試作し
て、同様の実験したところ、前者の寸法の放電灯では変
色は見られなかったが、後者の寸法のランプは点灯不能
となってしまった。
【００１４】なお、本構造の放電灯においては、ランプ
特性を左右する添加物が溜まる放電容器の最冷部、添加
物の量をコントロールすることにより、発光部の熱源に
近い部分に持ってくることができるため、所望のランプ
特性を容易に実現できる。そして、放電灯と器具と安定
器とを組み合わせてなる照明システムとしての高効率化
も実現可能となる。
特性を左右する添加物が溜まる放電容器の最冷部、添加
物の量をコントロールすることにより、発光部の熱源に
近い部分に持ってくることができるため、所望のランプ
特性を容易に実現できる。そして、放電灯と器具と安定
器とを組み合わせてなる照明システムとしての高効率化
も実現可能となる。
【００１５】
【発明の効果】以上説明したように、セラミック製の放
電容器において、放電容器端部を所定の比率で、細長い
構造にすることで、点灯中の発光部からの熱が、給電導
体の大気にさらされている金属部に伝わりにくくなるた
め、給電導体の酸化がない、外球なしのセラミック放電
灯が得られる。
電容器において、放電容器端部を所定の比率で、細長い
構造にすることで、点灯中の発光部からの熱が、給電導
体の大気にさらされている金属部に伝わりにくくなるた
め、給電導体の酸化がない、外球なしのセラミック放電
灯が得られる。
【図１】本発明の一実施例の概略図である。
１ 放電容器 ２ 発光部 ３ 端部 ４ 電極 ５ 給電導体 ６ 封着材
Claims (1)
- 【請求項１】発光部と両端部とで構成される透光性セラ
ミック製放電容器と、該放電容器内に少なくとも発光金
属が封入され、同軸上に接合された一対の電極と給電導
体とを具備し、前記放電容器の両端面を封着材にて封止
される金属蒸気放電灯において、前記両端部の外径ｄ１
と発光部の外径ｄ２との比を ２．００×１０-1＜ｄ１／ｄ２＜３．３７×１０-1 でかつ、端部の長さＬ１と発光部の長さＬ２との比を Ｌ１／Ｌ２≧２ とすることを特徴とする金属蒸気放電灯。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34734597A JPH11167896A (ja) | 1997-12-03 | 1997-12-03 | 金属蒸気放電灯 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34734597A JPH11167896A (ja) | 1997-12-03 | 1997-12-03 | 金属蒸気放電灯 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11167896A true JPH11167896A (ja) | 1999-06-22 |
Family
ID=18389605
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP34734597A Pending JPH11167896A (ja) | 1997-12-03 | 1997-12-03 | 金属蒸気放電灯 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11167896A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1999062103A1 (fr) * | 1998-05-27 | 1999-12-02 | Ngk Insulators, Ltd. | Conteneur electroluminescent pour lampe a decharge haute pression et son procede de fabrication |
| JP2004221091A (ja) * | 1998-05-27 | 2004-08-05 | Ngk Insulators Ltd | 発光容器及びそれを有する高圧放電灯 |
-
1997
- 1997-12-03 JP JP34734597A patent/JPH11167896A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1999062103A1 (fr) * | 1998-05-27 | 1999-12-02 | Ngk Insulators, Ltd. | Conteneur electroluminescent pour lampe a decharge haute pression et son procede de fabrication |
| US6586881B1 (en) | 1998-05-27 | 2003-07-01 | Ngk Insulators, Ltd. | Light emitting container for high-pressure discharge lamp and manufacturing method thereof |
| JP2004221091A (ja) * | 1998-05-27 | 2004-08-05 | Ngk Insulators Ltd | 発光容器及びそれを有する高圧放電灯 |
| US7041240B2 (en) | 1998-05-27 | 2006-05-09 | Ngk Insulators, Ltd. | Method of manufacturing a high pressure discharge lamp vessel |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Effective date: 20041124 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060420 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060905 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20061228 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |