JP2000348514A - 照明器具用反射板 - Google Patents
照明器具用反射板Info
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Abstract
た場合に、下方斜めから見たときに不快感を与えないよ
うにす 【解決手段】 光源と対向する対向面1aの表面粗さがR
y0.1〜2.0μmである樹脂製の基材1 と、アルミ
ニウム又はアルミニウム合金からなり対向面1a上に設け
られた金属反射膜2 と、粒子状の光拡散剤を含有し金属
反射膜2 上に設けられた塗膜3 と、を備え、光拡散剤
は、シリカ、シリコンゴム、シリコン系樹脂、アクリル
ゴム又はアクリル系樹脂の少なくとも1つからなる構成
にしている。
Description
設される照明器具用反射板に関する。
て図5及び図6に示すものが存在する。このものは、例
えば、PA6等の樹脂材料により、略釣鐘状に成形され
た基材A の内方表面に、所定の処理がなされて、3種類
の表面層B,C,D が順次形成されてなる。
エポキシ系の塗料が塗布されることにより、第1の表面
層B であるアンダーコート塗膜が形成されて、表面粗さ
がRy0.05〜0.1μmまで平滑化され、その平滑
化のために形成されたアンダーコート塗膜上に、蒸着に
よって、第2の表面層C であるアルミニウム薄膜が形成
され、さらに、そのアルミニウム薄膜上に、例えば、シ
リコンアクリル系の塗料が塗布されることにより、第3
の表面層D であるトップコート塗膜が形成されることに
よって、照明器具用反射板X が構成される。
に、基材A の内方表面に3種類の表面層B,C,D が順次形
成されてなるものであるから、基材A の形状と同様の略
釣鐘状となっており、その内方面と対向するよう、図6
に示すように、光源E が配設される。従って、基材A の
内方表面は、3種類の表面層B,C,D を間に介して、光源
E と対向する対向面A1となっている。
具用反射板X にあっては、アルマイト処理されたアルミ
ニウム製の照明器具用反射板と比較して、反射率が85
〜88%高いために、光源がE 配設されて照明器具EEと
して使用された場合に、その照明器具EEの器具効率を向
上させることができる。
が故に、アルマイト処理のような淡い白みがなく、下方
斜めから見たときに、ギラギラ感又は何となく暗いとい
う不快感を与えるという問題点があった。
ので、その目的とするところは、反射率が高く、しか
も、照明器具に使用された場合に、下方斜めから見たと
きに不快感を与えることのない照明器具用反射板を提供
することにある。
ために、請求項1記載の発明は、光源と対向する対向面
の表面粗さがRy0.1〜2.0μmである樹脂製の基
材と、アルミニウム又はアルミニウム合金からなり対向
面上に設けられた金属反射膜と、粒子状の光拡散剤を含
有し金属反射膜上に設けられた塗膜と、を備え、前記光
拡散剤は、シリカ、シリコンゴム、シリコン系樹脂、ア
クリルゴム又はアクリル系樹脂の少なくとも1つからな
る構成にしている。
明において、前記光拡散剤は、前記塗膜の固形分に対し
て重量比で0.2〜3.0%含有された構成にしてい
る。
項2のいずれかに記載の発明において、前記光拡散剤
は、その平均粒径が1〜10μmである構成にしてい
る。
項3のいずれかに記載の発明において、前記光拡散剤
は、その粒子形状が略球形又は断面略楕円形である構成
にしている。
2に基づいて以下に説明する。この照明器具用反射板10
は、略釣鐘状に成形された基材1 の内方表面に、所定の
処理がなされて、金属反射膜2 及びトップコート塗膜3
が順次形成されてなる。
わち、所定の形状に成形可能であり、アルミニウム膜又
はアルミニウム合金との密着性が良く、光源20a からの
熱ストレスに耐え得る熱可塑性樹脂により成型される。
なお、このような樹脂としては、例えば、PBT、PP
S、PPA、PI、PEEK、PEI、PSF、PA
R、PPO、PET、PC、PA66、PA6等があげ
られる。
成型法、圧縮成型法、注型法、真空成型法等があげられ
るが、形状を精度良く再現でき、しかも生産性の高い射
出成型法が望ましい。
合、図2に示すように、その内方に光源20a が配設さ
れ、その内方面が、金属反射膜2 及びトップコート塗膜
3 を介して光源20a に対向する対向面1aとなっている。
この対向面1aは、所定の配光が得られるよう、その曲面
形状及び段形状等が光学的に設計されている。また、こ
の対向面1aは、金型表面粗さ及び成型時の成型条件が適
宜設計されることにより、表面粗さがRy0.1〜2.
0μmに仕上げられている。
ーコート膜が形成されることなく、高純度アルミニウム
(4N)からなる金属反射膜2 が直接設けられている。
なお、金属反射膜2 をなす金属は、高純度アルミニウム
(4N)に限るものではなく、所定の反射特性が得られ
れれば、アルミニウムと他金属との合金でもよい。
性が得られるものであれば、何等限定されないが、15
00〜3000Åが望ましい。それは、1500Å以上
の膜厚を確保することにより、一段と反射特性を向上さ
せることができ、3000Å以下の膜厚とすることによ
り、白濁による反射率の低下傾向を防止することができ
るからである。
PVD(Pysical Vapor Deposition)には、真空蒸着法、
スパッタリング法、イオンプレ−ト法、ビーム法等があ
るが、所定の膜厚を確保でき、成膜後の金属反射膜2 の
光学特性を満足できるものであれば、何等限定されるも
のではない。
は、その表面上に、酸化劣化若しくは紫外線劣化による
変退色又は剥離の防止をするとともに、アルマイト調の
外観が発現するよう、光拡散剤が分散して含有されたア
クリル系のトップコート塗膜3 が設けられている。
クリル系に限るわけではなく、以下の条件を満たす材
質、すなわち、光拡散剤の分散性が良好で、金属反射膜
2 との良好な密着性が得られ、所定の光学特性、耐熱
性、耐光性が得られる透明透明塗料であればよく、例え
ば、エポキシ系、ウレタン系、ポリブタジエン系、シリ
カ系等があげられる。
形分に対して、重量比で0.2〜3.0%となるよう、
トップコート塗膜3 に含有されている。
シリコンゴム、シリコン系樹脂、アクリルゴム若しくは
アクリル系樹脂又はこれらの混合物があげられる。
面楕円形であって、球形又は断面楕円形でない、いわゆ
る不定形とはなっていない。
光学特性が得られ、金属反射膜2 との良好な密着性が得
られるものであれば、何等限定されないが、耐光性及び
密着性等を考慮すると、5〜20μmが望ましい。
しては、スプレーガン等を使用した吹付塗装、ディッピ
ング法等があるが、所定の膜厚を均一に得ることがで
き、耐熱性、耐光性、密着性、光学特性を満足すること
ができるものであれば、限定されない。
源20a と対向する対向面1a上に金属反射膜2 が設けら
れ、その金属反射膜2 に、シリカ、シリコンゴム、シリ
コン系樹脂、アクリルゴム又はアクリル系樹脂の少なく
とも1つからなる粒子状の光拡散剤を含有したトップコ
ート塗膜3 が設けられて、照明器具20に使用された場合
に、対向面1aの表面粗さがRy0.1μmよりも小さい
と、照明器具20の下方斜めから見たときに、ギラギラ感
又は何となく暗いという不快感を与える不快感を与える
ようになるし、対向面1aの表面粗さがRy2.0μmよ
り大きいと反射率が低下するが、対向面1aの表面粗さが
Ry0.1〜2.0μmであるから反射率を高くするこ
とができ、照明器具20に使用された場合に、下方斜めか
ら見たときにギラギラ感又は何となく暗いという不快感
を与えることもないという効果を奏することができる。
るので、照明器具20に使用された場合に、器具効率を向
上させることができる。
固形分に対して、重量比で0.2%未満しか含有されて
いないと、基材1 の対向面1a側の白みが少なくなり、輝
度が低下して、下方斜めから見たときにギラギラ感又は
何となく暗いという不快感を与えなくなるという効果が
少なくなるし、重量比で3.0%を超えた含有される
と、基材1 の対向面1a側が過度に白くなって、反射率が
低下する傾向にあり、さらに、密着性の低下、耐食性、
耐光性に支障をきたす恐れもあるが、重量比で0.2〜
3.0%有されているのであるから、基材1 の対向面1a
側が適度に白くなり、下方斜めから見たときにギラギラ
感又は何となく暗いという不快感を与えなくなるという
効果を十分に奏することができ、反射率が低下する傾向
もなくなって、反射率を高くすることができるという効
果を十分に奏することができ、密着性の低下、耐食性、
耐光性に支障をきたす恐れもない。
あると、基材1 の対向面1a側での光の拡散が低下するこ
とにより輝度も低下して、下方斜めから見たときにギラ
ギラ感又は何となく暗いという不快感を与えなくなると
いう効果が少なくなり、さらに、光拡散剤がトップコー
ト塗膜3 で2次凝集して分散不良を発生させる恐れがあ
るし、光拡散剤の平均粒径が10μmを超えると、トッ
プコート塗膜3 における塗料そのものの成分の占める厚
みが薄くなって耐光性が低下する傾向にあり、さらに、
耐食性、耐光性に支障をきたす恐れがあるが、光拡散剤
の平均粒径が1〜10μmであるから、下方斜めから見
たときにギラギラ感又は何となく暗いという不快感を与
えなくなるという効果を十分に奏することができ、耐光
性が低下する傾向もなくなり、光拡散剤がトップコート
塗膜3 で2次凝集して分散不良を発生させる恐れも、耐
食性、耐光性に支障をきたす恐れもなくなる。
断面略楕円形ではない、いわゆる不定形であると、光拡
散剤による光の複数回の反射及び吸収が起きて反射率が
減衰することにより低下する傾向にあり、さらに、対向
面1aに輝度むらが発生する恐れがあるが、光拡散剤の粒
子形状が略球又は断面略楕円形であるから、反射率が低
下する傾向もなくなって、反射率を高くすることができ
るという効果を十分に奏することができ、反射率を低下
させる恐れのある輝度むらが対向面1aに発生する恐れも
なくなる。
2.0μmであり、トップコート塗膜3 が重量比で0.
2〜3.0%の光拡散剤を含有しており、光拡散剤の平
均粒径が1〜10μmであり、光拡散剤の粒子形状が球
形又は断面略楕円形であるから、干渉模様の無い、あた
かもアルマイト処理された反射板のように見えるという
効果を奏することができる。
いのであるから、工程数を削減することができる。
コート塗膜3 であるが、最上層のトップコート塗膜3 に
限るものではない。
示す通りである。すなわち、基材1 用の樹脂として、白
色のPBT樹脂[東レ株式会社製、品名トレコン140
1−X06SW143]を使用し、このPBT樹脂の射
出成型用の金型として、松下電工株式会社製で品名がダ
ウンライトNFF21163という照明器具20の反射板
用金型を使用して成形された。この基材1 の表面粗さ
は、Ry0.25μmである。金属反射膜2 は、アルミ
ニウムが真空蒸着されたものであり、膜厚が1500Å
である。
成アクリル系塗料[大日本インキ化学工業株式会社製]
を使用した。この熱硬化シリコン変成アクリル系塗料
は、主剤[品番HC6225]、硬化剤[品番HC62
02]であり、これらにシンナーを混合した。塗装法と
しては、スプレー塗装を行い、140°Cで30分間の
焼き付けを行った。トップコート塗膜3 の厚みは、8〜
12μmである。
学工業株式会社製]を使用した。この光拡散剤は、トッ
プコート塗膜3 での含有率が、トップコート塗膜3 の固
形分に対して、重量比で0.4%であり、平均粒径が3
μmであって、粒子形状が球形である。
模様について評価された。詳しくは、全光線反射率は、
550nmの波長で測定された。また、干渉模様は、次
のようにして観察された。すなわち、図3に示すよう
に、床面からの高さ寸法L1 が2.35mmの天井に、
本照明器具用反射板10をその開口面が位置するように設
置し、この本照明器具用反射板10の開口面の中心からの
水平距離L2 が3.0mの位置から、本照明器具用反射
板10の略中央部、つまり図4に示す箇所20c に、干渉模
様が発生するか否かが観察された。なお、この測定者の
目からの天井までの高さ寸法L3 は、1.0mmとなっ
ている。
射率が87%、輝度が340(cd/m2) であり、干渉模様
が発生していないことが観察された。
に示す通りであり、実施例1と異なるところのみ説明す
る。基材1 用の樹脂として、白色のPA6樹脂[ユニチ
カ株式会社製、品名ユニチカナイロンA3030N]を
使用した。この基材1 の表面粗さは、Ry0.50μm
である。光拡散剤は、トップコート塗膜3 での含有率
が、トップコート塗膜3 の固形分に対して、重量比で
2.5%である。
射率が86%、輝度が358(cd/m2) であり、干渉模様
が発生していないことが観察された。
に示す通りであり、実施例1と異なるところのみ説明す
る。基材1 用の樹脂として、白色のPC樹脂[住友ダウ
株式会社製、品名カリバ−301−15AHB58]を
使用した。この基材1 の表面粗さは、Ry0.37μm
である。
塗料[藤倉化成株式会社製]を使用した。この熱硬化ア
クリル系塗料は、主剤[品番ET5406A]、硬化剤
[品番ET5406B]であり、これらにシンナーを混
合した。塗装法としては、スプレー塗装を行い、80°
Cで60分間の焼き付けを行った。トップコート塗膜3
の厚みは、6〜10μmである。
社製]を使用した。この光拡散剤は、トップコート塗膜
3 での含有率が、トップコート塗膜3 の固形分に対し
て、重量比で2.3%であり、平均粒径が8μmであっ
て、粒子形状が球形である。
射率が86%、輝度が377(cd/m2) であり、干渉模様
が発生していないことが観察された。
に示す通りであり、実施例1と異なるところのみ説明す
る。基材1 用の樹脂として、白色のPET樹脂[鐘淵化
学工業株式会社製、品名ハイパ−ライト5300W−
8]を使用した。この基材1 の表面粗さは、Ry1.2
7μmである。
料を使用した。この熱硬化シリカ系塗料は、主剤及び硬
化剤からなり、これらにシンナーを混合した。塗装法と
しては、スプレー塗装を行い、160°Cで20分間の
焼き付けを行った。トップコート塗膜3 の厚みは、5〜
7μmである。
式会社製]を使用した。この光拡散剤は、トップコート
塗膜3 での含有率が、トップコート塗膜3 の固形分に対
して、重量比で3.0%であり、平均粒径が1.4μm
であって、粒子形状が球形である。
射率が86%、輝度が397(cd/m2) であり、干渉模様
が発生していないことが観察された。
に示す通りであり、実施例1と異なるところのみ説明す
る。基材1 の表面粗さは、0.087μmである。この
基材1 の表面に、アンダーコート用塗料[東洋工業塗料
株式会社製、品名UPH]をアンダーコート塗装して、
アンダーコート塗膜を基材1 上に形成する。塗装法とし
ては、スプレー塗装を行い、120°Cで90分間の焼
き付けを行った。アンダーコート塗膜の厚みは、10〜
15μmである。金属反射膜2 は、アンダーコート塗膜
上に設けられている。
変成アクリル系塗料[東洋工業塗料株式会社製、品名R
T−130]を使用した。塗装法としては、スプレー塗
装を行い、70°Cで60分間の焼き付けを行った。ト
ップコート塗膜3 の厚みは、8〜13μmである。ま
た、トップコート塗膜3 には、光拡散剤が含有されてい
ない。
射率が88%、輝度が118(cd/m2) であり、干渉模様
が発生していないことが観察された。
に示す通りであり、比較例1と異なるところのみ説明す
る。基材1 の表面粗さは、0.089μmである。トッ
プコート塗装には、実施例1と同様に、熱硬化シリコン
変成アクリル系塗料[大日本インキ化学工業株式会社
製]を使用した。塗装法も、実施例1と同様である。ト
ップコート塗膜3 の厚みは、8〜12μmである。
式会社製]を使用した。この光拡散剤は、トップコート
塗膜3 での含有率が、トップコート塗膜3 の固形分に対
して、重量比で6.0%であり、平均粒径が3.0μm
であって、粒子形状が不定形である。
射率が76%、輝度が1050(cd/m2) であり、干渉模
様が発生していないことが観察された。
に示す通りであり、比較例1と異なるところのみ説明す
る。基材1 用の樹脂として、実施例1と同様に、白色の
PC樹脂[住友ダウ株式会社製、品名カリバ−301−
15AHB58]を使用した。この基材1の表面粗さ
は、Ry3.07μmである。この比較例3では、アン
ダーコート塗装をしていない。
成アクリル系塗料[大日本インキ化学工業株式会社製、
品名HC6200]を使用した。塗装法としては、スプ
レー塗装を行い、130°Cで30分間の焼き付けを行
った。トップコート塗膜3 の厚みは、8〜13μmであ
る。
射率が82%、輝度が265(cd/m2) であり、干渉模様
が発生していないことが観察された。
に示す通りであり、比較例2と異なるところのみ説明す
る。基材1 用の樹脂として、実施例4と同様に、白色の
PET樹脂[鐘淵化学工業株式会社製、品名ハイパ−ラ
イト5300W−8]を使用した。この基材1 の表面粗
さは、Ry3.70μmである。この比較例4では、ア
ンダーコート塗装をしていない。
に、熱硬化シリカ系塗料を使用した。塗装法としては、
スプレー塗装を行い、160°Cで20分間の焼き付け
を行った。トップコート塗膜3 の厚みは、5〜7μmで
ある。
式会社製]を使用した。この光拡散剤は、トップコート
塗膜3 での含有率が、トップコート塗膜3 の固形分に対
して、重量比で0.6%であり、平均粒径が1.4μm
であって、粒子形状が球形である。
射率が80%、輝度が294(cd/m2) であり、干渉模様
が発生していないことが観察された。
に示す通りであり、JIS A 1070Pに従って、
アルミニウムを絞り加工してアルマイト処理されてなる
反射板である。
射率が85%以下、輝度が300〜500(cd/m2) であ
り、干渉模様が発生していることが観察された。
対向面上に金属反射膜が設けられ、その金属反射膜に、
シリカ、シリコンゴム、シリコン系樹脂、アクリルゴム
又はアクリル系樹脂の少なくとも1つからなる粒子状の
光拡散剤を含有した塗膜が設けられて、照明器具に使用
された場合に、対向面の表面粗さがRy0.1μmより
も小さいと、照明器具の下方斜めから見たときに、ギラ
ギラ感又は何となく暗いという不快感を与える不快感を
与えるようになるし、対向面の表面粗さがRy2.0μ
mより大きいと、反射率が低下するが、対向面の表面粗
さがRy0.1〜2.0μmであるから、反射率を高く
することができ、照明器具に使用された場合に、下方斜
めから見たときに不快感を与えることもないという効果
を奏することができる。
の固形分に対して、重量比で0.2%未満しか含有され
ていないと、基材の対向面側の白みが少なくなり、輝度
が低下して、下方斜めから見たときに、ギラギラ感又は
何となく暗いという不快感を与えなくなるという効果が
少なくなるし、重量比で3.0%を超えて含有される
と、基材の対向面側が過度に白くなって、反射率が低下
する傾向にあるが、重量比で0.2〜3.0%含有され
ているのであるから、基材の対向面側が適度に白くな
り、下方斜めから見たときに、ギラギラ感又は何となく
暗いという不快感を与えなくなるという請求項1記載の
発明の効果を十分に奏することができ、反射率が低下す
る傾向もなくなって、反射率を高くすることができると
いう請求項1記載の発明の効果を十分に奏することがで
きる。
径が1μm未満であると、基材の対向面側での光の拡散
が低下することにより輝度も低下して、下方斜めから見
たときに、ギラギラ感又は何となく暗いという不快感を
与えなくなるという効果が少なくなるし、光拡散剤の平
均粒径が10μmを超えると、塗膜における塗料そのも
のの成分の占める厚みが薄くなって耐光性が低下する傾
向にあるが、光拡散剤の平均粒径が1〜10μmである
から、ギラギラ感又は何となく暗いという不快感を与え
なくなるという請求項1記載の発明の効果を十分に奏す
ることができ、耐光性が低下する傾向もなくなる。
状が、略球形又は断面略楕円形ではない、いわゆる不定
形であると、光拡散剤による光の複数回の反射及び吸収
が起きて反射率が低下する傾向にあるが、光拡散剤の粒
子形状が略球又は断面略楕円形であるから、反射率が低
下する傾向もなくなって、反射率を高くすることができ
るという請求項1記載の発明の効果を十分に奏すること
ができる。
を示す説明図である。
斜視図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 光源と対向する対向面の表面粗さがRy
0.1〜2.0μmである樹脂製の基材と、アルミニウ
ム又はアルミニウム合金からなり対向面上に設けられた
金属反射膜と、粒子状の光拡散剤を含有し金属反射膜上
に設けられた塗膜と、を備え、前記光拡散剤は、シリ
カ、シリコンゴム、シリコン系樹脂、アクリルゴム又は
アクリル系樹脂の少なくとも1つからなることを特徴と
する照明器具用反射板。 - 【請求項2】 前記光拡散剤は、前記塗膜の固形分に対
して重量比で0.2〜3.0%含有されたことを特徴と
する請求項1記載の照明器具用反射板。 - 【請求項3】 前記光拡散剤は、その平均粒径が1〜1
0μmであることを特徴とする請求項1又は請求項2の
いずれかに記載の照明器具用反射板。 - 【請求項4】 前記光拡散剤は、その粒子形状が略球形
又は断面略楕円形であることを特徴とする請求項1乃至
請求項3のいずれかに記載の照明器具用反射板。
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