JP2000347923A - データ管理システム及びデータ管理・検索システム、並びにコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

データ管理システム及びデータ管理・検索システム、並びにコンピュータ読み取り可能な記録媒体

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JP2000347923A JP11160369A JP16036999A JP2000347923A JP 2000347923 A JP2000347923 A JP 2000347923A JP 11160369 A JP11160369 A JP 11160369A JP 16036999 A JP16036999 A JP 16036999A JP 2000347923 A JP2000347923 A JP 2000347923A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 データの単位をOSのファイルとすること
で、マルチメディアデータを容易に管理、運用ができ、
マルチメディアデータの検索時間等の検索負荷を軽減
し、効率良く検索できるようにすること。 【解決手段】 データ管理装置1と、このデータ管理装
置1により管理され、データの格納構造をオブジェクト
指向のクラスとインスタンスとで構成されるデータ格納
部2と、ネットワーク伝送路3を介した端末装置4とで
システムを構成する。データ格納部2は、属性を持つフ
ァイルをグループ化したクラスと、このクラスに格納さ
れてインデックス情報を組み込んだインスタンスとで構
成する。各クラスには、任意の数の属性が定義されてい
る。各インスタンスは、それが属するクラスに付随した
各属性に対応した任意の数の属性値と、データ(ファイ
ル)からなる。データは、データ格納部2から取り出さ
れると、OSのファイルとして扱える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テキスト、画像、
音声等の複数のフォーマットのデータをオブジェクト指
向で格納して管理し、検索、読み出し等を効率的に行な
うようにしたデータ管理システム及びデータ管理・検索
システム、並びにコンピュータ読み取り可能な記録媒体
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年のコンピュータ技術の向上、低価格
化、周辺機器の普及、ネットワーク環境の整備等の要因
により、マルチメディアデータを容易に扱えるようにな
り、コンピュータ文化の裾野を広げることにつながって
いる。特に、インターネット上でWWW( World Wide
Web ) を用いたマルチメディアデータを含む情報発信が
急増し、一つの情報メディアとしての社会的な地位を得
るところまで来ている。
【0003】有益かつ円滑な情報発信を行なうために必
要なものとして、3つの要素が考えられる。それはコン
テンツを作成するための機器やツール、情報を発信する
ためのネットワークシステム、コンテンツの管理システ
ムである。
【0004】このコンテンツ作成用の機器としては、ス
キャナー、ビデオ入力、マイク、デジタルカメラ、MI
DI機器等の装置が普及し、ツールとしても、静止画像
・音声・動画の編集ツール、各種メディアを統合するハ
イパーテキストを記述するHTML ( Hyper Text Make
up Language ) やネットワーク動作アプリケーションを
簡単に作成できる言語(例えば、Java言語)が実用
化されている。ネットワークシステムとしては、TCP
/IPプロトコルで構築されているインターネット上で
それらを元に設計されたHTTP ( Hyper Text Transf
er Protocol ) というプロトコルを用いることにより、
マルチメディアデータのネットワーク利用を可能にして
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
最後のコンテンツの管理システムの分野は研究が遅れて
いる。コンテンツ作成ツールにより作成するマルチメデ
ィアデータは、主に各ユーザがOS ( Operating Syste
m ) のファイルシステム上で各自で管理しているのが現
状である。しかも、データ集積が大規模になると、各自
で管理するのは困難である。そこで、用いられるのがデ
ータベース管理システム(DBMS: Data Base Manag
ement System ) であるが、現在までのDBMSは、文
字列や数値等で構成されたレコードを単位としてデータ
管理をするシステムであり、データの形がレコードとし
てでなくファイルになっているというインピーダンスミ
スマッチをどう解決するかが懸案となっている。
【0006】そこで、マルチメディアデータを容易に管
理・運用できる管理システムが必要であるが、マルチメ
ディア時代を迎え、データベース管理システム(DBM
S)も、マルチメディアデータの管理が求められている
が、現在まで培われてきたデータベース技術でこれを行
なおうとすると、次のような問題がある。
【0007】 アクセス単位の問題 従来のデータベース管理システムでは、データを、ファ
イル(表)、レコード(行)、フィールド(列/属性)
という基本構造で捕らえ、レコードをアクセスの最小単
位においた技術となっている。それぞれが、表は検索の
対象ではなく指定の対象、レコードは検索の対象、フィ
ールドは切り出しの対象となっている。この方法で、音
声や動画を扱おうとすると、データを1つのフィールド
に値として押し込むことになり、音声、画像、長テキス
ト等を同時に含んだレコードをアクセスすると、大きな
コスト(使用資源、時間、CPU時間)がかかり、効率
が低下する。
【0008】 処理プログラムとアクセス法の問題 音声、静止画、動画等は、それ自身複雑な構造を持って
おり、アプリケーションプログラマが、直接それらのデ
ータの処理を行なうプログラムを書くのは困難である。
したがって、既に用意されたプログラムを呼び出して使
うことになる。これらのプログラムは、低レベルのサブ
プログラムでも提供されているが、多くの場合、独立し
たプログラムとして、提供され使用することが多い。低
レベルのサブプログラムから、独自のインターフェース
を構築するのも大変だからである。この傾向は、マルチ
メディアデータを扱うプログラムに顕著である。また、
これらのプログラムは、OSファイルを直接読む形でデ
ータを処理するようになっている。
【0009】従来のデータベース管理システムは、デー
タのインテグリティやセキュリティ保持のため、独自の
データアクセス法でしか、データがアクセスできないの
で、データベース管理システムに格納されたデータを、
これらのプログラムで処理することは出来ない。したが
って、マルチメディアデータに関しては、従来のデータ
ベース管理システムに格納すると、既存のプログラムが
使えなくなるのである。
【0010】一方、データベース管理システムを使わな
いで、OSの提供する標準のファイル管理システムを直
接使用すると以下のような問題が起こる。 種類ごとに分類してディレクトリにファイルを格納
することになるが、1つのディレクトリに多くのファイ
ルをフラットに格納すると、ファイルの取り出しに時間
がかかる。だからといって不必要な階層化を行なうとパ
ス指定が複雑になる。 ファイルに属性が付けられないため、ファイルをそ
の属性で検索できない。 ファイル間の整合性を保つのに、ユーザがプログラ
ムを開発しなければならない。 ファイルの機密保護、障害対策が弱い。 プログラムもデータも、ファイルとしてしか認識さ
れておらず、データとプログラムの関連が管理されてい
ない。
【0011】上記の問題は、データベース技術が生み出
される要因となったものである。しかし、従来のデータ
ベース技術では、前記の問題を解決することができな
い。ここで考えなければならないのは、データベース技
術が誕生した1960年代とは環境も、要求も異なると
いうことである。コンピュータの性能、ネットワークの
性能は大きく変わり、扱いたいデータは、文字列や数値
を中心とした人事や取引データではなく、写真、音声、
動画、フルテキストを含むマルチメディアデータであ
る。
【0012】また、最近のイントラネット環境において
は、上述したように文書データに加えて、画像・動画・
音声などのマルチメディアデータやそれらを組み合わせ
たハイパーメディアデータを利用することが多い。しか
し、マルチメディアデータは、データフォーマットが多
数存在し、処理アプリケーションによっては対応してい
ないフォーマットも多く、ユーザの操作性を損なってい
る。例えば、Webブラウザには標準状態で画像データ
を表示できるものが多いが、GIFフォーマットとJP
EGフォーマットの画像にしか対応していないものが大
半である。そのため、アプリケーションごとにデータの
フォーマット変換を行なう必要がある場合があり、処理
効率とユーザインターフェースを低下させている。
【0013】本発明は、上述の点に鑑みて提供したもの
であって、データの単位をOSのファイルとすること
で、マルチメディアデータを容易に管理、運用ができ、
マルチメディアデータの検索時間等の検索負荷を軽減
し、効率良く検索できるようにしたデータ管理システム
及びデータ管理・検索システム、並びにコンピュータ読
み取り可能な記録媒体を提供することを目的としている
ものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明の請求項
1記載のデータ管理システムでは、複数のフォーマット
のデータを格納して管理するデータ管理システムであっ
て、各フォーマットに対応した属性の組み合わせとその
属性を持つデータ群を共通に処理するメソッド群からな
るクラスを単位とするデータ格納部と、データ及び属性
値からなるインスタンスをデータ格納部から読み出す読
み書き手段とを備えていることを特徴としている。
【0015】請求項2記載のデータ管理システムは、前
記読み書き手段は、さらに、同一フォーマットのデータ
を内容毎に複数のクラスに分類して前記データ格納部に
格納し、またはデータ格納部から読み出すことを特徴と
している。
【0016】請求項3記載のデータ管理システムでは、
前記読み書き手段は、データの属する組み合わせに基づ
いて前記データ格納部から所望のデータを検索して読み
出すことを特徴としている。
【0017】請求項4記載のデータ管理システムは、前
記読み書き手段は、さらに、属性値の論理式による組み
合わせで表された条件に基づいて前記データ格納部の該
当クラスから所望のデータを検索して読み出すことを特
徴としている。
【0018】請求項5記載のデータ管理システムでは、
前記データ管理システムは、クラスの新規作成または削
除、及び属性の新規作成または削除を行なう設定手段を
備えていることを特徴としている。
【0019】請求項6記載のデータ管理・検索システム
では、複数のフォーマットのデータを格納して管理する
データ管理システムと、データを検索する条件を入力し
て、前記データ管理システムから所望のデータを検索す
る端末装置とからなるデータ管理・検索システムであっ
て、前記端末装置は、データ検索用の条件をデータ管理
システムに送信する送信手段と、データ管理システムか
ら転送されるデータ、またはデータ及びメソッドを受信
する受信手段と、検索したデータを表示する表示手段
と、受信したメソッドを実行してデータを前記表示手段
によって表示させる実行手段とを備え、前記データ管理
システムは、各フォーマットに対応した属性の組み合わ
せとその属性を持つデータ群を共通に処理するメソッド
群からなるクラスを単位とするデータ格納部と、端末装
置から送信される検索用の条件を受け付ける受付手段
と、受付手段で受け付けられたデータ検索用の条件に基
づいてデータ格納部から所望の対応したデータを含むイ
ンスタンスを読み出す読み書き手段と、読み出したイン
スタンス及び対応するメソッドを端末装置に転送する転
送手段とを備えていることを特徴としている。
【0020】請求項7記載のデータ管理・検索システム
では、前記端末装置は、データを作成する作成手段と、
作成したデータ及びインデックス情報としての属性値を
データ管理システムに送信する送信手段とを備え、前記
データ管理システムは、端末装置から送信されるデータ
及び属性値を受け付ける受付手段と、受付手段で受け付
けられたデータ及び属性値からなるインスタンスを前記
データ格納部の該当するクラスに格納する読み書き手段
とを備えていることを特徴としている。
【0021】請求項8記載のデータ管理・検索システム
では、前記データ管理システム上でのデータの作成、検
索及び表示が可能とされていることを特徴としている。
【0022】請求項9記載のコンピュータ読み取り可能
な記録媒体では、複数のフォーマットのデータをデータ
格納部に格納して管理するプログラムが記録された記録
媒体であって、前記プログラムは、各フォーマットに対
応した属性の組み合わせとその属性を持つデータ群を共
通に処理するメソッド群からなるクラスを単位とするデ
ータ格納部を形成し、データ及び属性値からなるインス
タンスを前記データ格納部の該当するクラスに格納し、
またはインスタンスをデータ格納部から読み出すステッ
プを含むことを特徴としている。
【0023】かかる構成により、マルチメディアデータ
を容易に管理、運用ができ、マルチメディアデータの検
索時間等の検索負荷を軽減し、効率良く検索できるもの
である。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳細に説明する。先ず、本発明の基本的な枠
組み(パラダイム)について説明する。データ管理の単
位を、そのコンピュータのOSのファイルとする。その
OSのファイルには、所有者、作成・更新日付、名前、
簡単な機密設定の4つの属性が付いて管理されている
が、これにユーザがそのファイルを効率良く管理するた
めに、いろいろな属性を付けるようにしている。同一の
構造と属性を持つファイルをグループ化し、グループ名
をひとまとまりのものとして管理する。また、多くファ
イルを含むグループの中から、欲しいファイルをその属
性値の特徴から効率良く検索するために、グループ内に
従来のデータベース技術で培われてきたインデックス情
報を組み込むようにしている。
【0025】グループ内のファイルは、同一構造を持っ
ているので、それを処理するプログラム群もひとまとま
りにする。このプログラム群も一緒に管理することで、
どのプログラムでどのデータが処理出来るかが、すぐに
分かることになる。機密保護やファイル間の整合性等の
インテグリティを記述する属性をすべてのグループに付
けておいて、ファイルアクセス時に自動的にチェックす
ることで、もっときめ細かいセキュリティやインテグリ
ティのチェックを可能にすることができる。類似の属性
やプログラムが多く存在するグループ間では、その共通
の属性、プログラムだけをとって、別のグループとして
おき、その共通グループとの関係を記述しておくこと
で、属性やプログラムが冗長になるのを避けることがで
きる。
【0026】このパラダイムは、オブジェクト指向のパ
ラダイムと非常に近いため、オブジェクト指向の多くの
長所や特徴を取り入れることができる。オブジェクト指
向の継承・カプセル化・多態・メッセージパッシングと
いった特徴を加えることで、データとそれを扱うソフト
ウエアの再利用性の向上、セキュリティの強化、ユーザ
インターフェースの向上等を図ることができる。
【0027】例えば、J社のワープロソフトIで作成し
た「会議文書」と、同じワープロソフトIで作成した
「出張報告文書」がある場合、グループ名を「文書」と
し、属性あるいは属性値を「ワープロソフトI」とする
ことで、階層構造によるプログラムの冗長性を除去でき
る。なお、この場合、多数の「会議文書」と、「出張報
告文書」は後述するようにデータ(ファイル)として、
インスタンスに格納される。また、J社のワープロソフ
トIで作成した「会議文書」と、M社のワープロソフト
Wで作成した「会議文書」とがある場合、グループ名を
「会議文書」とし、属性あるいは属性値を「ワープロソ
フト」とすることで、多態による意味類似性の管理を行
なうことができる。かかる場合、多数のJ社のワープロ
ソフトIで作成した「会議文書」と、M社のワープロソ
フトWで作成した「会議文書」は、データとしてインス
タンスに格納される。
【0028】さらに、J社のワープロソフトIで作成し
た「会議文書」と、HTMLで記述した「会議文書」と
がある場合、この場合はフォーマットが異なる。そこ
で、ワープロソフトIからHTMLに自動変換するコン
バーターを付与することで、グループ名を「会議文書」
とし、属性あるいは属性値を「Webブラウザ」とする
ことで、異なるフォーマットの場合でも、適用すること
が可能となる。
【0029】また、クラスに付随したメソッドとしての
プログラム群の記述言語も、例えば、Perl言語、C
++言語、Java言語等を用意しておくことで、メソ
ッドの拡張を図ることができる。また、テキストのクラ
スを、内容によって、手紙のクラス、会議録にクラス等
に分類する場合もある。
【0030】図1は本発明の特徴部分を機能表現したシ
ステム構成図を示し、また、サーバ・クライアントモデ
ルで表現している。このシステムは、全体の制御を司る
サーバ装置としてのデータ管理装置1と、このデータ管
理装置1により管理され、データの格納構造をオブジェ
クト指向のクラスとインスタンスとで構成されるデータ
格納部2と、データ管理装置1と電話回線やISDN、
専用回線等のネットワーク伝送路3を介してコマンドや
データのやりとりを行なうクライアント装置としての1
台あるいは複数台の端末装置4とで構成されている。な
お、上記データ管理装置1とデータ格納部2とでデータ
管理システムを構成し、また、このデータ管理システム
とネットワーク伝送路3及び端末装置4とでデータ管理
・検索システムを構成している。
【0031】図2はデータ格納部2の構造図を示してお
り、上述したように、同一の構造と属性を持つファイル
をグループ化したクラスと、このクラスに格納されてイ
ンデックス情報を組み込んだインスタンスとで構成され
ている。データ管理装置1により管理されるデータは、
オブジェクト空間と呼ばれるオブジェクト指向のクラス
構造を持つ空間内のいずれかのクラスにインスタンスと
して格納される。各クラスには、インスタンスと呼ばれ
る情報が格納され、また、各クラスには、任意の数の属
性1〜属性Nが定義されている。
【0032】各インスタンスは、それが属するクラスに
付随した各属性に対応した任意の数の属性値1〜属性値
Nと、データ(ファイル)からなっている。データは、
データ格納部2及びデータ管理装置1から取り出される
と、OSのファイルとして扱えるようになっている。ま
た、各クラスには、メソッドと呼ばれる格納したインス
タンスのデータを処理するプログラム群が付随してい
る。つまり、任意の数を格納したメソッド1〜メソッド
Nは、インスタンスの属性値を操作するのではなく、デ
ータ(ファイル)を操作するものである。また、インス
タンスの属性値は実データではなく、検索を効率良く行
なうためのインデックス情報である。
【0033】なお、メソッド自身も後述するMethodクラ
スの継承クラスのインスタンスとして格納されており、
メソッドとして付随するクラスにはメソッド自身ではな
く、メソッド自身へのポインタ情報が格納されるように
なっている。
【0034】図3は、図1に示すデータ管理装置1とデ
ータ格納部2とを含めたオブジェクト空間図を示し、ク
ラス間には、階層関係があり、上位のクラスに付随した
メソッドと属性を下位のクラス(継承クラス)は引く継
ぐようになっている。システムは、いくつかのクラスを
予め用意しており、これを予約クラスという。予約クラ
スとしては、すべてのクラスの上位に位置する抽象クラ
スであるRootクラスと、このRootクラスの下位に位置す
る Classクラス、 APSクラス、Baseクラス、Dataクラ
ス、Methodクラス、Userクラス等を有している。
【0035】上記Rootクラスには、データの正しさを設
定するインテグリティ属性、機密保護の設定をするセキ
ュリティ属性、及びインスタンスの識別を行なうインス
タンス識別属性が付随してある。Baseクラスは、文字列
や数値等の属性値の基本となるクラスであり、Userクラ
スはユーザを管理するクラスである。また、Methodクラ
スはメソッドを管理するクラスであり、Dataクラスは、
画像、音声、動画等のデータを格納するクラスである。
APSクラスは、あるシステムを形成する複数のクラスの
集合をインスタンスとして持つクラスであり、 Classク
ラスは、各クラスをインスタンスとして管理するクラス
である。そして、各クラスはさらに下位のクラスを持っ
ている。
【0036】また、 Classクラスには、オブジェクト
(クラス、インスタンス、メソッド、属性、属性値)を
定義、削除、更新、検索するための属性とメソッド群が
付随されており、このクラスのメソッド(コマンド、関
数ライブラリー)を呼び出すことにより、データの検索
や、更新を行なうことができる。
【0037】図1に示すデータ管理装置1は、オブジェ
クトを機能ブロック図で示したものであり、データ管理
機能部10は、データ検索部11、データ構造管理部1
2、及びインスタンス管理部13を管理している。ま
た、データ構造管理部12は、データ構造定義部21、
データ構造更新部22、及びデータ構造削除部23を管
理している。さらに、インスタンス管理部13は、イン
スタンス格納部26、インスタンス更新部27、及びイ
ンスタンス削除部28を管理している。また、データ管
理装置1には、クライアント通信機能部15が設けられ
ており、ネットワーク伝送路3を介して端末装置4との
コマンドやデータのやりとりを行なうようになってい
る。
【0038】図4はデータ管理装置1のハード構成を示
すブロック図であり、ネットワーク伝送路3を介して端
末装置4とコマンドやデータの授受は入出力インターフ
ェース31(クライアント通信機能部15)により行な
われ、データ管理装置1内でもこの入出力インターフェ
ース31を介してコマンドやデータのやりとりが行なわ
れる。入力装置32は、キーボードあるいはマウスで構
成され、また、表示装置33は、CRTディスプレイや
TFTディスプレイ等で構成されている。出力装置34
は、プリンター等である。
【0039】データ管理装置1の制御を行なう制御プロ
グラムやデータ等は、メモリ36に格納されていて、制
御プログラムによりCPUやMPUと呼ばれる主制御部
35により全体の制御が行なわれるようになっている。
また、記憶装置37は、ハードディスク等で構成されて
いる。
【0040】図1に示す端末装置4は、一般の低価格な
パソコンで構成されているものであり、図1では本発明
に関係のある部分を機能ブロック図として示している。
この端末装置4は、ネットワーク伝送路3を介してデー
タ管理装置1とコマンドやデータのやりとりを行なうサ
ーバ通信機能部41と、キーボード等から検索条件を入
力して、サーバ通信機能部41へ検索条件を指示する検
索条件指示部42と、データ格納部2からのデータをデ
ータ管理装置1、ネットワーク伝送路3及びサーバ通信
機能部41を介して取得するデータ取得部43と、この
データ取得部43からのデータを受け取ってディスプレ
イにデータを表示するデータ表示部44等で構成されて
いる。
【0041】次に、本発明のデータ管理システムによる
データ(ファイル)の検索を行なう場合について説明す
る。図5はデータ検索のフローを示し、ステップS1で
端末装置4側から検索を行なう場合には、ステップS2
に移行して、検索条件指示部42(図1参照)から1つ
の属性、あるいは複数の属性で検索式を形成し、これを
検索条件として入力する。そして、ステップS3に示す
ように、この検索条件がデータ管理装置1に受け付けら
れ、データ検索部11により検索処理が行なわれる(ス
テップS4参照)。データ格納部2側では、検索条件に
合致した特定のデータ(ファイル)が読み出され、該デ
ータがデータ管理装置1に送られ、さらにデータ管理装
置1から端末装置4へと転送される(ステップS6参
照)。端末装置4側では、データ取得部43にてデータ
が取得され(ステップS7参照)、そして、データ表示
部44により取得したデータが端末装置4側で表示され
ることになる(ステップS8参照)。
【0042】図6はクラスを作成する場合のフロー図を
示し、ステップS11でクラスを作成する場合には、ス
テップS12に移行する。そして、データ構造管理部1
2でもって、文字、数値、音声、静止画、動画等のデー
タを取り入れ、さらに、データの属性、プログラム等の
メソッドを確定する。また、インスタンス管理部13に
より、インスタンスに属性値として格納するインデック
ス情報を確定し、次いで、ステップS13に移行して、
データ格納部2において、クラス、インスタンスとして
新規に格納する。
【0043】図7はクラスの内容の更新をする場合のフ
ロー図を示し、クラスの更新を行なう場合には、ステッ
プS21からステップS22に進んで、データ、属性、
メソッド、属性値等のいずれか、あるいは全部の更新内
容を確定する。そして、ステップS23に示すように、
更新したデータ、属性、メソッド、属性値等がデータ格
納部2でその内容が更新されることになる。
【0044】図8はクラスの削除を行なう場合のフロー
図を示し、クラスの削除を行なう場合には、ステップS
32に移行し、削除するクラスを確定し、次にステップ
S33に移行してデータ格納部2の該当するクラスを削
除する。
【0045】なお、上記ではクラスの作成、更新、削除
等について説明したが、インスタンスの作成、更新、削
除も上記と同様の方法で行なうことができるのはもちろ
んである。
【0046】また、上記のクラス、インスタンスの作
成、更新、削除等は、端末装置4側からもできるように
している。かかる場合には、図1に示すデータ管理装置
1の各部を端末装置4側に形成することで、容易に構築
できる。
【0047】なお、本発明は基本的な発明であるため、
具体的な例を挙げて説明はしなかったが、例えば、マル
チメディアデータを含んだ電子掲示板、電子会議室、文
書閲覧システム、電子図書館に適用できるものであり、
これらは本発明を適用することで、簡単に構築すること
ができる。
【0048】
【発明の効果】本発明によれば、データの単位をOSの
ファイルとすることで、マルチメディアデータを容易に
管理、運用ができ、マルチメディアデータの検索時間等
の検索負荷を軽減し、効率良く検索できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態のデータ管理システムの構
成図である。
【図2】本発明の実施の形態のデータ格納部の構造図で
ある。
【図3】本発明の実施の形態のオブジェクト空間図であ
る。
【図4】本発明の実施の形態のデータ管理装置のハード
構成を示すブロック図である。
【図5】本発明の実施の形態のデータ検索を行なう場合
のフローチャートである。
【図6】本発明の実施の形態のクラスの作成を行なう場
合のフローチャートである。
【図7】本発明の実施の形態のクラスの更新を行なう場
合のフローチャートである。
【図8】本発明の実施の形態のクラスの削除を行なう場
合のフローチャートである。
【符号の説明】
1 データ管理装置 2 データ格納部 3 ネットワーク伝送路 4 端末装置 10 データ管理機能部 11 データ検索部 12 データ構造管理部 13 インスタンス管理部

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のフォーマットのデータを格納して管
    理するデータ管理システムであって、各フォーマットに
    対応した属性の組み合わせとその属性を持つデータ群を
    共通に処理するメソッド群からなるクラスを単位とする
    データ格納部と、 上記データ格納部に格納されたデータ及び属性値からな
    るインスタンスをデータ格納部から読み出す読み書き手
    段とを備えていることを特徴とするデータ管理システ
    ム。
  2. 【請求項2】前記読み書き手段は、さらに、同一フォー
    マットのデータを内容毎に複数のクラスに分類して前記
    データ格納部に格納し、またはデータ格納部から読み出
    すことを特徴とする請求項1記載のデータ管理システ
    ム。
  3. 【請求項3】前記読み書き手段は、データの属する組み
    合わせに基づいて前記データ格納部から所望のデータを
    検索して読み出すことを特徴とする請求項1または請求
    項2記載のデータ管理システム。
  4. 【請求項4】前記読み書き手段は、さらに、属性値の論
    理式による組み合わせで表された条件に基づいて前記デ
    ータ格納部の該当クラスから所望のデータを検索して読
    み出すことを特徴とする請求項1〜請求項3にいずれか
    記載のデータ管理システム。
  5. 【請求項5】前記データ管理システムは、クラスの新規
    作成または削除、及び属性の新規作成または削除を行な
    う設定手段を備えていることを特徴とする請求項1〜請
    求項4にいずれか記載のデータ管理システム。
  6. 【請求項6】複数のフォーマットのデータを格納して管
    理するデータ管理システムと、データを検索する条件を
    入力して、前記データ管理システムから所望のデータを
    検索する端末装置とからなるデータ管理・検索システム
    であって、 前記端末装置は、 データ検索用の条件をデータ管理システムに送信する送
    信手段と、 データ管理システムから転送されるデータ、またはデー
    タ及びメソッドを受信する受信手段と、 検索したデータを表示する表示手段と、 受信したメソッドを実行してデータを前記表示手段によ
    って表示させる実行手段とを備え、 前記データ管理システムは、 各フォーマットに対応した属性の組み合わせとその属性
    を持つデータ群を共通に処理するメソッド群からなるク
    ラスを単位とするデータ格納部と、 端末装置から送信される検索用の条件を受け付ける受付
    手段と、 受付手段で受け付けられたデータ検索用の条件に基づい
    てデータ格納部から所望の対応したデータを含むインス
    タンスを読み出す読み書き手段と、 読み出したインスタンス及び対応するメソッドを端末装
    置に転送する転送手段とを備えていることを特徴とする
    データ管理・検索システム。
  7. 【請求項7】前記端末装置は、 データを作成する作成手段と、 作成したデータ及びインデックス情報としての属性値を
    データ管理システムに送信する送信手段とを備え、 前記データ管理システムは、 端末装置から送信されるデータ及び属性値を受け付ける
    受付手段と、 受付手段で受け付けられたデータ及び属性値からなるイ
    ンスタンスを前記データ格納部の該当するクラスに格納
    する読み書き手段とを備えていることを特徴とする請求
    項6記載のデータ管理・検索システム。
  8. 【請求項8】前記データ管理システム上でのデータの作
    成、検索及び表示が可能とされていることを特徴とする
    請求項6記載のデータ管理・検索システム。
  9. 【請求項9】複数のフォーマットのデータをデータ格納
    部に格納して管理するプログラムが記録された記録媒体
    であって、 前記プログラムは、各フォーマットに対応した属性の組
    み合わせとその属性を持つデータ群を共通に処理するメ
    ソッド群からなるクラスを単位とするデータ格納部を形
    成し、 データ及び属性値からなるインスタンスをデータ格納部
    から読み出すステップを含むことを特徴とするコンピュ
    ータ読み取り可能な記録媒体。
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