JP2000347436A - 記録消去可能な画像支持体、画像消去装置及び画像形成装置 - Google Patents

記録消去可能な画像支持体、画像消去装置及び画像形成装置

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JP2000347436A
JP2000347436A JP11161977A JP16197799A JP2000347436A JP 2000347436 A JP2000347436 A JP 2000347436A JP 11161977 A JP11161977 A JP 11161977A JP 16197799 A JP16197799 A JP 16197799A JP 2000347436 A JP2000347436 A JP 2000347436A
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JP11161977A
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English (en)
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Mitsuki Sagane
光記 砂金
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】本発明は記録消去可能で再利用回数の良好な画
像支持体、当該画像支持体から適切に画像形成部を除去
する画像消去装置及び当該画像消去装置の組み込まれた
画像形成装置を提供する。 【解決手段】画像支持体10は、平面状の基体11の両
面に常温で固体状の樹脂を主成分とするコート層が形成
されている。画像消去装置1は、樹脂を主成分とする画
像形成物質によりコート層の表面に画像形成された画像
支持体10に、液付与部3でコート層と親水性を有する
剥離液24を付与し、剥離液24を付与した画像支持体
10を画像形成物質除去部4のヒートローラ30で加熱
しつつ、接着性を有する剥離部材33に画像形成面を加
圧して画像形成物質13を剥離部材33に転写・除去す
る。したがって、画像支持体10から適切かつ確実に画
像形成物質13を除去でき、画像支持体10を再利用回
数が良好な状態で再生することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録消去可能な画
像支持体、画像消去装置及び画像形成装置に関し、詳細
には、電子写真方式で記録する複写機、プリンターで画
像形成された画像を繰り返し使用可能に除去できる記録
消去可能な画像支持体と、当該画像形成された画像支持
体から画像を適切に除去する画像消去装置及び当該画像
消去装置の組み込まれた画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複写機、レーザプリンタ及びファ
クシミリ装置等の画像形成装置で使用する記録用紙は急
増しているが、記録済用紙は、不要となると、その殆ど
が廃棄されて、紙ごみとなるため、省エネルギー等のオ
フィスでの資源の有効活用の要望されている今日、再利
用が課題となっている。
【0003】従来の記録済用紙を再使用する技術として
は、例えば、特開平7−168489号公報において、
トナーの着色材料として近赤外線で白色化する染料を用
いることによりコピー用紙の再使用を行う技術が提案さ
れており、特開平6−250569号公報では、記録済
用紙のトナーを加熱し、剥離材にトナーのみを転写させ
ることでコピー用紙の再使用を行う技術が提案されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の技術にあっては、記録材料が木材繊維を主成
分とした用紙であるため、何回か繰り返して画像形成と
再生処理が行われると、紙の搬送品質や画像品質が低下
し、繰り返し使用回数が短いという問題があった。ま
た、上記従来技術では、記録材料に画像を記録するトナ
ーの種類によっては、画像形成物質の剥離性が悪く、再
生品質が悪いという問題があった。さらに、上記従来技
術にあっては、電子写真方式以外で記録された用紙が混
入した場合の対策がなされておらず、現実的な操作性に
問題があった。また、記録材料である木材繊維の間にト
ナーが染み込むと、当該トナーがちぎれてしまい、剥離
性が悪いという問題があった。
【0005】そこで、請求項1記載の発明は、樹脂を主
成分とする画像形成物質により画像形成される画像支持
体を、所定の平面状の基体の少なくとも、画像形成され
る1方の表面に、常温で固体状の樹脂を主成分とする薄
膜層が形成されたものとすることにより、画像支持体の
画像形成面を平滑化させて、画像形成物質の剥離除去品
質及び搬送における耐久性を向上させるとともに、紙折
れ及び破損等の少ない搬送品質を確保し、繰り返し利用
回数を向上させることのできる画像支持体を提供するこ
とを目的としている。
【0006】請求項2記載の発明は、薄膜層を形成する
樹脂を、そのガラス転移温度Tgb1が、画像形成物質
を形成する樹脂のガラス転移温度Tgtに対して、Tg
t<Tgb1なる関係を有しているものを用いることに
より、薄膜層を溶融させることなく、画像形成物質のみ
を軟化させ、画像形成物質のみをより一層効率的かつ適
切に除去することのできる画像支持体を提供することを
目的としている。
【0007】請求項3記載の発明は、平面状の基体の少
なくとも1方の表面に常温で固体状の樹脂を主成分とす
る薄膜層が形成され当該薄膜層の表面に樹脂を主成分と
する画像形成物質により画像形成された画像支持体に、
当該薄膜層との親水性を有する剥離液を付与し、剥離液
を付与した画像支持体を加熱しつつ、接着性を有する剥
離部材に画像支持体の画像形成面を加圧して画像形成物
質を当該剥離部材に転写・除去する画像除去処理を行う
ことにより、画像支持体から適切かつ確実に画像形成物
質を除去して画像支持体を再生し、再利用回数の良好な
状態で画像支持体を再生する画像消去装置を提供するこ
とを目的としている。
【0008】請求項4記載の発明は、画像除去処理の行
われた画像支持体の画像の形成されていた面の画像形成
物質の残留濃度を残留濃度検出手段で検出することによ
り、画像形成物質の残留濃度に応じて、再度画像除去処
理を行う等の適切な処理を行って、より一層適切かつ確
実に画像形成物質を除去し、再利用回数の良好な状態で
画像支持体を再生する画像消去装置を提供することを目
的としている。
【0009】請求項5記載の発明は、画像除去処理の行
われた画像支持体を少なくとも液付与手段に循環させて
戻す循環搬送路と、画像除去処理の行われた画像支持体
を排出部に排出する排出搬送路と循環搬送路とに切り換
える切換手段と、をさらに備え、残留濃度検出手段の検
出結果に基づいて、切換手段による画像支持体の搬送の
切り換えを行うことにより、自動的に画像除去の不十分
な画像支持体を循環させて再度画像除去処理を行って、
より一層適切かつ確実に画像形成物質を除去し、再利用
回数の良好な状態で画像支持体を再生する利用性の良好
な画像消去装置を提供することを目的としている。
【0010】請求項6記載の発明は、残留濃度検出手段
の検出結果に基づいて、画像支持体が画像形成物質の除
去不可能な画像支持体であるか否かを判別して、画像形
成物質の除去不可能な画像支持体を不良支持体排出部に
搬送する不良支持体搬送路に、搬送路切換手段で画像支
持体の搬送の切り換えを行うことにより、電子写真方式
以外の記録プロセス、例えば、印刷やインクジェット方
式で記録された画像支持体や画像支持体以外の用紙に画
像形成されて画像除去不可能な画像支持体を適切に判別
して不良支持体排出部に排出して、不必要な画像除去処
理を何回も繰り返す無駄な処理を省き、より一層適切に
かつ確実に画像形成物質を除去するとともに、再生処理
速度を向上させることのできる利用性の良好な画像消去
装置を提供することを目的としている。
【0011】請求項7記載の発明は、残留濃度検出手段
の画像支持体の全面にわたる検出結果を予め設定された
比較基準と比較して、当該比較結果に基づいて、切換手
段あるいは搬送路切換手段による画像支持体の搬送の切
り換えを行うことにより、簡単な装置でかつ適切に画像
形成物質の除去状態や画像除去不可能な画像支持体を適
切に判別して、画像除去処理の適切化を図り、より一層
適切にかつ確実に画像形成物質を除去するとともに、再
生処理速度を向上させる安価で利用性の良好な画像消去
装置を提供することを目的としている。
【0012】請求項8記載の発明は、画像除去処理を行
った画像支持体を循環搬送路を通して再度画像除去処理
を行う処理を少なくとも2回以上繰り返して行い、最初
の画像除去処理後の残留濃度検出手段の検出した初回残
留濃度値を記憶し、2回目以降の画像除去処理後の残留
濃度検出手段の検出した残留濃度値を初回残留濃度値と
比較して、この比較結果に基づいて、切換手段あるいは
搬送路切換手段による画像支持体の搬送の切り換えを行
うことにより、より一層簡単な装置でかつ適切に画像形
成物質の除去状態や画像除去不可能な画像支持体を適切
に判別して、画像除去処理の適切化を図り、より一層適
切にかつ確実に画像形成物質を除去するとともに、再生
処理速度を向上させる安価でより一層利用性の良好な画
像消去装置を提供することを目的としている。
【0013】請求項9記載の発明は、画像形成装置を、
請求項3から請求項8のいずれかに記載の画像消去装置
と、所定の樹脂を主成分とする画像形成物質により所定
の画像形成方式で請求項1または請求項2記載の画像支
持体に画像形成する画像形成部と、を内蔵し、画像形成
部が、画像消去装置で画像除去処理された画像支持体が
順次複数枚載置される給紙カセットを備え、当該給紙カ
セットに載置された画像支持体に画像形成するものとす
ることにより、画像形成と画像消去を1つの装置で行う
とともに、当該1つの装置で画像消去された画像支持体
に画像形成し、利用性が良好で画像支持体の効率的な利
用を図ることのできる画像形成装置を提供することを目
的としている。
【0014】請求項10記載の発明は、画像消去装置
を、通常の記録紙が複数枚載置される記録紙カセット
を、さらに備え、給紙カセット内の画像支持体と記録紙
カセット内の記録紙とを適宜選択して画像形成部で画像
形成するものとすることにより、通常の記録紙に記録す
る必要がある場合や画像支持体の回収率が不十分な場合
にも、いちいち画像支持体を収納する給紙カセットから
画像支持体を取り出して、記録紙をセットし直すことな
く、画像形成可能とし、より一層利用性の良好な画像形
成装置を提供することを目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明の画
像支持体は、所定の樹脂を主成分とする画像形成物質に
より画像形成される画像支持体であって、所定の平面状
の基体の少なくとも1方の表面に、常温で固体状の所定
の樹脂を主成分とする薄膜層が形成され、当該薄膜層の
表面に前記画像形成物質で画像形成されることにより、
上記目的を達成している。
【0016】上記構成によれば、樹脂を主成分とする画
像形成物質により画像形成される画像支持体を、所定の
平面状の基体の少なくとも、画像形成される1方の表面
に、常温で固体状の樹脂を主成分とする薄膜層が形成さ
れたものとしているので、画像支持体の画像形成面を平
滑化させて、画像形成物質の剥離除去品質及び搬送にお
ける耐久性を向上させることができるとともに、紙折れ
及び破損等の少ない搬送品質を確保することができ、画
像支持体の繰り返し利用回数を向上させることができ
る。
【0017】この場合、例えば、請求項2に記載するよ
うに、前記薄膜層を形成する前記樹脂は、そのガラス転
移温度Tgb1が、前記画像形成物質を形成する樹脂の
ガラス転移温度Tgtに対して、Tgt<Tgb1なる
関係を有しているものであってもよい。
【0018】上記構成によれば、薄膜層を形成する樹脂
を、そのガラス転移温度Tgb1が、画像形成物質を形
成する樹脂のガラス転移温度Tgtに対して、Tgt<
Tgb1なる関係を有しているものを用いているので、
薄膜層を溶融させることなく、画像形成物質のみを軟化
させることができ、画像形成物質のみをより一層効率的
かつ適切に除去することができる。
【0019】請求項3記載の発明の画像消去装置は、所
定の平面状の基体の少なくとも1方の表面に常温で固体
状の所定の樹脂を主成分とする薄膜層が形成され当該薄
膜層の表面に所定の樹脂を主成分とする画像形成物質に
より画像形成された画像支持体から前記画像形成物質を
除去して前記画像支持体を再生する画像消去装置であっ
て、少なくとも前記画像支持体の前記薄膜層との親水性
を有する所定の剥離液を前記画像支持体に付与する液付
与手段と、前記剥離液の付与された前記画像支持体を加
熱しつつ、所定の接着性を有する剥離部材に前記画像支
持体の画像形成面を加圧して前記画像形成物質を当該剥
離部材に転写・除去する画像除去処理を行う画像除去手
段と、を備えることにより、上記目的を達成している。
【0020】上記構成によれば、平面状の基体の少なく
とも1方の表面に常温で固体状の樹脂を主成分とする薄
膜層が形成され当該薄膜層の表面に樹脂を主成分とする
画像形成物質により画像形成された画像支持体に、当該
薄膜層との親水性を有する剥離液を付与し、剥離液を付
与した画像支持体を加熱しつつ、接着性を有する剥離部
材に画像支持体の画像形成面を加圧して画像形成物質を
当該剥離部材に転写・除去する画像除去処理を行うの
で、画像支持体から適切かつ確実に画像形成物質を除去
して画像支持体を再生することができ、再利用回数の良
好な状態で画像支持体を再生することができる。
【0021】この場合、例えば、請求項4に記載するよ
うに、前記画像消去装置は、前記画像除去手段で前記画
像除去処理の行われた前記画像支持体の前記画像の形成
されていた面の前記画像形成物質の残留濃度を検出する
残留濃度検出手段を、さらに備えていてもよい。
【0022】上記構成によれば、画像除去処理の行われ
た画像支持体の画像の形成されていた面の画像形成物質
の残留濃度を残留濃度検出手段で検出するので、画像形
成物質の残留濃度に応じて、再度画像除去処理を行う等
の適切な処理を行って、より一層適切かつ確実に画像形
成物質を除去することができ、再利用回数の良好な状態
で画像支持体を再生することができる。
【0023】また、例えば、請求項5に記載するよう
に、前記画像消去装置は、前記画像除去手段で前記画像
除去処理の行われた前記画像支持体を少なくとも前記液
付与手段に循環させて戻す循環搬送路と、前記画像除去
手段で前記画像除去処理の行われた前記画像支持体を排
出部に排出する排出搬送路と前記循環搬送路とに切り換
える切換手段と、をさらに備え、前記残留濃度検出手段
の検出結果に基づいて、前記切換手段による前記画像支
持体の搬送の切り換えを行うものであってもよい。
【0024】上記構成によれば、画像除去処理の行われ
た画像支持体を少なくとも液付与手段に循環させて戻す
循環搬送路と、画像除去処理の行われた画像支持体を排
出部に排出する排出搬送路と循環搬送路とに切り換える
切換手段と、をさらに備え、残留濃度検出手段の検出結
果に基づいて、切換手段による画像支持体の搬送の切り
換えを行うので、自動的に画像除去の不十分な画像支持
体を循環させて再度画像除去処理を行って、より一層適
切かつ確実に画像形成物質を除去することができ、再利
用回数の良好な状態で画像支持体を再生することができ
るとともに、画像消去装置の利用性を向上させることが
できる。
【0025】さらに、例えば、請求項6に記載するよう
に、前記画像消去装置は、前記画像除去手段で前記画像
形成物質の除去不可能な画像支持体を不良支持体排出部
に搬送する不良支持体搬送路と、前記画像除去手段で前
記画像除去処理の行われた前記画像支持体を前記不良支
持体搬送路に搬送経路を切り換える搬送経路切換手段
と、をさらに備え、前記残留濃度検出手段の検出結果に
基づいて、前記画像支持体が前記画像形成物質の除去不
可能な画像支持体であるか否かを判別して、前記搬送路
切換手段による前記画像支持体の搬送の切り換えを行う
ものであってもよい。
【0026】上記構成によれば、残留濃度検出手段の検
出結果に基づいて、画像支持体が画像形成物質の除去不
可能な画像支持体であるか否かを判別して、画像形成物
質の除去不可能な画像支持体を不良支持体排出部に搬送
する不良支持体搬送路に、搬送路切換手段で画像支持体
の搬送の切り換えを行うので、電子写真方式以外の記録
プロセス、例えば、印刷やインクジェット方式で記録さ
れた画像支持体や画像支持体以外の用紙に画像形成され
て画像除去不可能な画像支持体を適切に判別して不良支
持体排出部に排出して、不必要な画像除去処理を何回も
繰り返す無駄な処理を省くことができ、より一層適切に
かつ確実に画像形成物質を除去することができるととも
に、再生処理速度を向上させて、画像消去装置の利用性
を向上させることができる。
【0027】また、例えば、請求項7に記載するよう
に、前記画像消去装置は、前記残留濃度検出手段の前記
画像支持体の全面にわたる検出結果を予め設定された比
較基準と比較して、当該比較結果に基づいて、前記切換
手段あるいは前記搬送路切換手段による前記画像支持体
の搬送の切り換えを行うものであってもよい。
【0028】上記構成によれば、残留濃度検出手段の画
像支持体の全面にわたる検出結果を予め設定された比較
基準と比較して、当該比較結果に基づいて、切換手段あ
るいは搬送路切換手段による画像支持体の搬送の切り換
えを行うので、簡単な装置でかつ適切に画像形成物質の
除去状態や画像除去不可能な画像支持体を適切に判別し
て、画像除去処理の適切化を図ることができ、より一層
適切にかつ確実に画像形成物質を除去することができる
とともに、画像消去装置を再生処理速度が速く、安価で
かつ利用性の良好なものとすることができる。
【0029】さらに、例えば、請求項8に記載するよう
に、前記画像消去装置は、前記画像除去手段で前記画像
除去処理を行った前記画像支持体を前記循環搬送路を通
して再度前記画像除去処理を行う処理を少なくとも2回
以上繰り返して行い、最初の前記画像除去処理後の前記
残留濃度検出手段の検出した初回残留濃度値を記憶し、
2回目以降の前記画像除去処理後の前記残留濃度検出手
段の検出した残留濃度値を前記初回残留濃度値と比較し
て、この比較結果に基づいて、前記切換手段あるいは前
記搬送路切換手段による前記画像支持体の搬送の切り換
えを行うものであってもよい。
【0030】上記構成によれば、画像除去処理を行った
画像支持体を循環搬送路を通して再度画像除去処理を行
う処理を少なくとも2回以上繰り返して行い、最初の画
像除去処理後の残留濃度検出手段の検出した初回残留濃
度値を記憶し、2回目以降の画像除去処理後の残留濃度
検出手段の検出した残留濃度値を初回残留濃度値と比較
して、この比較結果に基づいて、切換手段あるいは搬送
路切換手段による画像支持体の搬送の切り換えを行うの
で、より一層簡単な装置でかつ適切に画像形成物質の除
去状態や画像除去不可能な画像支持体を適切に判別し
て、画像除去処理の適切化を図ることができ、より一層
適切にかつ確実に画像形成物質を除去することができる
とともに、画像消去装置を再生処理速度が速く、安価で
より一層利用性の良好なものとすることができる。
【0031】請求項9記載の発明の画像形成装置は、請
求項3から請求項8のいずれかに記載の前記画像消去装
置と、所定の樹脂を主成分とする画像形成物質により所
定の画像形成方式で請求項1または請求項2記載の前記
画像支持体に画像形成する画像形成部と、を内蔵し、前
記画像形成部が、前記画像消去装置で画像除去処理され
た前記画像支持体が順次複数枚載置される給紙カセット
を備え、当該給紙カセットに載置された前記画像支持体
に画像形成することにより、上記目的を達成している。
【0032】上記構成によれば、画像形成装置を、請求
項3から請求項8のいずれかに記載の画像消去装置と、
所定の樹脂を主成分とする画像形成物質により所定の画
像形成方式で請求項1または請求項2記載の画像支持体
に画像形成する画像形成部と、を内蔵し、画像形成部
が、画像消去装置で画像除去処理された画像支持体が順
次複数枚載置される給紙カセットを備え、当該給紙カセ
ットに載置された画像支持体に画像形成するものとして
いるので、画像形成と画像消去を1つの装置で行うこと
ができるとともに、当該1つの装置で画像消去された画
像支持体に画像形成することができ、画像形成装置の利
用性を向上させることができるとともに、画像支持体の
効率的な利用を図ることができる。
【0033】この場合、例えば、請求項10に記載する
ように、前記画像消去装置は、通常の記録紙が複数枚載
置される記録紙カセットを、さらに備え、前記給紙カセ
ット内の前記画像支持体と前記記録紙カセット内の前記
記録紙とを適宜選択して前記画像形成部で画像形成する
ものであってもよい。
【0034】上記構成によれば、画像消去装置を、通常
の記録紙が複数枚載置される記録紙カセットを、さらに
備え、給紙カセット内の画像支持体と記録紙カセット内
の記録紙とを適宜選択して画像形成部で画像形成するも
のとしているので、通常の記録紙に記録する必要がある
場合や画像支持体の回収率が不十分な場合にも、いちい
ち画像支持体を収納する給紙カセットから画像支持体を
取り出して、記録紙をセットし直すことなく、画像形成
することができ、画像形成装置の利用性をより一層向上
させることができる。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述
べる実施の形態は、本発明の好適な実施の形態であるか
ら、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本
発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定す
る旨の記載がない限り、これらの態様に限られるもので
はない。
【0036】図1及び図2は、本発明の記録消去可能な
画像支持体及び画像消去装置装置の第1の実施の形態を
示す図であり、本実施の形態は、請求項1から請求項3
に対応するものである。
【0037】図1は、本発明の記録消去可能な画像支持
体及び画像消去装置の第1の実施の形態を適用した画像
消去装置1の要部正面図である。
【0038】図1において、画像消去装置1は、支持体
供給部2、液付与部3、画像形成物質除去部4、クリー
ニング部5及び支持体排出部6等を備えており、支持体
供給部2上に電子写真方式で記録された画像支持体10
がその画像形成面を下側、すなわち、画像形成面を支持
体供給部2に面する側にして載置される。
【0039】この画像支持体10は、図2に示すよう
に、基体11の表裏両面にコート層(薄膜層)12がコ
ーティングされている。基体11は、所定材料、例え
ば、木材繊維等で所定厚さ、例えば、100μmに形成
されており、コート層12は、この基体11の表裏両面
に吸水性樹脂を所定厚さ、例えば、1μmコーティング
することにより形成されている。また、コート層12
は、常温で、固体形状を有し、光透過性の樹脂を主成分
としている。画像支持体10は、基体11の表面にコー
ト層12がコーティングされることにより、表裏両方の
表面が平滑化されており、この表面に、図3に示すよう
に、トナー等の画像形成物質13により画像が形成され
ている。
【0040】この画像形成物質13は、電子写真方式の
画像形成装置で用いられるトナー等の画像形成物質であ
って、スチレンアクリルあるいはポリエステル等の樹脂
を主成分としており、画像形成物質13の樹脂と画像支
持体10の樹脂は、画像形成物質13の樹脂のガラス転
移温度Tgtと画像支持体10のコート層12を形成す
る樹脂のガラス転移温度Tgb1とは、Tgt<Tgb
1の関係を有したものが使用されている。
【0041】液付与部(液付与手段)3は、液容器2
0、給液ローラ21、22及びガイド板23等を備え、
液容器20内には、剥離液24が収容されている。給液
ローラ21は、その所定量部分が液容器20内の剥離液
24に浸かっており、給液ローラ21、22は、相対向
位置に相互に接触する状態で配設されている。給液ロー
ラ21、22は、図1に矢印で示す方向に回転して、支
持体供給部2上に載置されている画像支持体10を搬送
しつつ、剥離液24を画像支持体10の画像形成面に均
一に所定量塗布し、ガイド板23上を画像形成物質除去
部4に搬送する。上記剥離液24は、画像支持体10の
コート層12に対して親水性を有する水溶液、例えば、
界面活性剤を含有する水溶液等が用いられ、特に、コー
ト層12と当該コート層12上に形成された画像形成物
質13との界面に浸水する水溶液が適している。
【0042】画像支持体10は、剥離液24が付与され
ると、図4に示すように、コート層12が膨潤し、画像
形成物質13とコート層12との接着力が低下する。
【0043】画像形成物質除去部(画像除去手段)4
は、ヒートローラ30、ローラ31、32、剥離部材3
3等を備え、ヒートローラ30は、ハロゲンランプ等の
熱源34を内蔵している。
【0044】剥離部材33は、最大サイズの画像支持体
10の幅サイズよりも広い幅を有したリング状に形成さ
れ、ローラ31とローラ32に張り渡されている。剥離
部材33は、画像支持体10から画像形成物質13を剥
離除去するのに充分な粘着性とヒートローラ30による
加熱に耐えうる所定の耐熱性を有する材料、例えば、所
定の高分子樹脂で形成されている。
【0045】剥離部材33は、ローラ31とローラ32
が図1で反時計方向に回転駆動されることにより、ロー
ラ31とローラ32に沿って反時計方向に回転する。
【0046】ヒートローラ30は、図1において時計方
向に回転し、熱源34により所定温度に加熱されて、液
付与部3で剥離液24の付与された画像支持体10を支
持体排出部6に搬送しつつ、画像支持体10に付着して
いる画像形成物質13がゴム状弾性体になるまで加熱す
る。
【0047】このとき、上述のように、画像形成物質1
3の樹脂のガラス転移温度Tgtと画像支持体10のコ
ート層12を形成する樹脂のガラス転移温度Tgb1と
は、Tgt<Tgb1の関係を有しているため、画像支
持体10のコート層12が軟化することなく、画像形成
物質13のみがゴム状に軟化する。
【0048】この画像支持体10上のゴム状に軟化した
画像形成物質13がローラ31部分でヒートローラ30
により剥離部材33に押し付けられ、画像形成物質13
が画像支持体10に接着・剥離されて、画像支持体10
から除去される。
【0049】クリーニング部5は、クリーニングローラ
40と廃タンク41を備え、クリーニングローラ40
は、ローラ32部分で剥離部材33に密接されている。
クリーニングローラ40は、例えば、スパイラルブレー
ド等で構成され、画像支持体13から剥離部材33に転
写されて剥離部材33の回転によりローラ32部分に搬
送されてきた画像形成物質13を剥離部材33から削り
取る等の方法により除去して、剥離部材33を、再度、
画像支持体13から画像形成物質13を除去するのに適
した状態にクリーニングする。剥離部材33から除去さ
れた画像形成物質13は、廃タンク41内に収納され
る。
【0050】支持体排出部6は、画像形成物質除去部4
で画像形成物質13の除去された画像支持体10がヒー
トローラ30及び剥離部材33の回転により排出され、
順次積み重ねて載置される。
【0051】次に、本実施の形態の作用を説明する。画
像消去装置1は、支持体供給部2上に、図3に示したよ
うに、画像形成物質13により画像の形成された画像支
持体10が画像形成面を下側にしてセットされて、図示
しない操作部で画像消去指示操作が行われると、液付与
部3の給液ローラ21、22を回転駆動させて、支持体
供給部2上の画像支持体10を画像形成物質除去部4に
搬送しつつ、液容器20内の剥離液24を給液ローラ2
1で汲み上げ、給液ローラ21と給液ローラ22の間を
搬送される画像支持体10に所定量の剥離液24を付与
する。
【0052】画像支持体10は、剥離液24が付与され
ると、図4に示したように、コート層12が膨潤して、
コート層12と画像形成物質13との接着力が低下し、
この画像形成物質13とコート層12との接着力が低下
した状態で画像形成物質除去部4に搬送される。
【0053】画像形成物質除去部4では、熱源34を内
蔵するヒートローラ30により、画像支持体10の表面
上の画像形成物質13がゴム状弾性体になるまで加熱さ
れ、画像形成物質13は、ゴム状弾性体に達するまで加
熱されると接着力が発生して、この接着力と剥離部材3
3の接着力とにより、図5に示すように、剥離部材33
に画像形成物質13のみが転写される。
【0054】すなわち、通常の紙では木材繊維の間にト
ナー等の画像形成物質13が付着すると、強度な接着力
を有するようになり、剥離部材33による剥離では、繊
維間の画像形成物質13がちぎれて、用紙上に残留して
しまう。
【0055】ところが、本実施の形態の画像支持体10
は、図2に示したように、通常の紙等の主成分である木
材繊維で形成された基体11の表裏両面に高分子樹脂の
コート層12がコーティングされて、表面が平滑化され
ており、画像形成物質13は、その全体が均一な接着力
でコート層12に付着して画像が形成される。
【0056】したがって、上述のように、加熱されてゴ
ム状になっている画像形成物質13を、剥離部材33で
適切に画像支持体10から剥離・除去することができ、
剥離性能が向上する。
【0057】また、通常の用紙では、繰り返し画像形成
と画像除去を繰り返すと、搬送などに限界があり、紙折
れ・紙しわ・破損などの現象がたびたび発生し、繰り返
し使用回数に限度があるが、本実施の形態の画像支持体
10は、表面が樹脂でコーティングされたコート層12
となっているため、通常の用紙に比較して、格段に搬送
品質が向上し、数10回以上の繰り返し再使用が可能で
ある。
【0058】さらに、画像支持体10のコート層12と
して、吸水性樹脂を用いているため、剥離液24が付与
されると、コート層12が膨閏し、画像形成物質13と
コート層12の接着力が弱まる。その結果、画像形成物
質13をゴム状弾性体になるまで加熱・加圧することに
より、剥離部材33に画像支持体10から画像形成物質
13のみを適切、かつ、確実に転写・除去することがで
きる。
【0059】この画像形成物質13の剥離部材33への
転写の状態は、剥離部材33、画像形成物質13及びコ
ート層12の加熱時の表面張力の関係に依存し、この温
度下において剥離部材33の表面張力が画像形成物質1
3の表面張力よりも大きくなるように適宜設定する。す
なわち、剥離部材33は、剥離温度の条件下で画像形成
物質13に対して画像支持体10にコーテングされてい
る樹脂のコート層12よりも接着力の強い材料が使用さ
れている。
【0060】一方、剥離部材33に転写された画像形成
物質13は、クリーニング部5のクリーニングローラ4
0により剥離部材33から掻き落とされ、廃タンク41
に蓄積されて、再度、画像支持体10から画像形成物質
13を除去するのに供される。
【0061】上記画像形成物質除去部4で画像形成物質
13が除去されて再生された画像支持体10は、順次、
支持体排出部6上に載置される。
【0062】このように、本実施の形態は、その画像支
持体10を、平面状の基体11の両面に、常温で固体状
の樹脂を主成分とする薄膜層であるコート層12が形成
されたものとしている。
【0063】したがって、画像支持体10の画像形成面
を平滑化させて、画像形成物質13の剥離除去品質及び
搬送における耐久性を向上させることができるととも
に、紙折れ及び破損等の少ない搬送品質を確保すること
ができ、画像支持体10の繰り返し利用回数を向上させ
ることができる。
【0064】また、コート層12を形成する樹脂を、そ
のガラス転移温度Tgb1が、画像形成物質13を形成
する樹脂のガラス転移温度Tgtに対して、Tgt<T
gb1なる関係を有しているものを用いている。
【0065】したがって、コート層12を溶融させるこ
となく、画像形成物質13のみを軟化させることがで
き、画像形成物質13のみをより一層効率的かつ適切に
除去することができる。
【0066】そして、本実施の形態の画像消去装置1
は、樹脂を主成分とする画像形成物質13により、その
コート層12の表面に画像形成された画像支持体10
に、コート層12との親水性を有する剥離液24を付与
し、剥離液24を付与した画像支持体10を加熱しつ
つ、接着性を有する剥離部材33に画像支持体10の画
像形成面を加圧して画像形成物質13を当該剥離部材3
3に転写・除去する画像除去処理を行っている。
【0067】したがって、画像支持体10から適切かつ
確実に画像形成物質13を除去して画像支持体10を再
生することができ、再利用回数の良好な状態で画像支持
体10を再生することができる。
【0068】図6〜図8は、本発明の記録消去可能な画
像支持体及び画像消去装置の第2の実施の形態を示す図
であり、本実施の形態は、画像支持体からの画像形成物
質の除去状態を検出して、複数回除去処理を行うもの
で、請求項4、請求項5、請求項7及び請求項8に対応
するものである。
【0069】なお、本実施の形態の説明において、上記
第1の実施の形態と同様の構成部分には、同一の符号を
付して、その詳細な説明を省略する。
【0070】図6において、画像消去装置50は、上記
第1の実施の形態の画像消去装置1と同様の支持体供給
部2、液付与部3、画像形成物質除去部4、クリーニン
グ部5及び支持体排出部6等を備えるとともに、検査部
51、搬送路切換部52及び循環路53等を備えてい
る。
【0071】なお、クリーニング部5は、循環路53内
に循環路53との干渉を避けて収納するために、配置位
置が変更されているが、その構成内容は、第1の実施の
形態の場合と同様である。
【0072】検査部(残留濃度検出手段)51は、光源
54と撮像素子55等を備え、光源54としては、例え
ば、LED(Light Emitting Diode)等が用いられて、
画像形成物質除去部4で画像形成物質13が除去されて
ガイド板56上を搬送される画像支持体10の画像形成
されていた面、すなわち、図6の下側面に光を照射す
る。そこで、ガイド板56の検査部51の取付位置に
は、光源54からの光を画像支持体10の下面に照射さ
せてその反射光を撮像素子55に入射させるためのスリ
ット56aが形成されている。
【0073】撮像素子55は、例えば、CCD(Charge
Coupled Device )等の当倍型固体撮像素子が用いら
れ、光源54から画像支持体10に照射されて画像支持
体10で反射された反射光を検出して、検出結果を図示
しない制御部に出力する。撮像素子55は、入射光の光
強度に対して、図7に示すように、直線的な応答を示
し、複数のフォトエレメントが主走査方向(画像支持体
10の搬送方向に直角方向)に等間隔で配列されてい
る。検査部51は、主走査方向(画像支持体10の幅方
向)に走査しつつ、搬送される画像支持体10を副走査
すると、撮像素子55が、画像支持体10の長手方向
(図8の紙面に垂直な方向)に亘って図8に示すような
ビデオ出力を出力する。図8において、Haは、画像形
成物質の剥離・除去が完全に行われた場合のビデオ出力
であり、Hbは、画像形成物質の剥離・除去が一部不完
全である場合のビデオ出力である。また、図8におい
て、Vref.1は、画像形成物質13が画像支持体1
0上にほとんど残留しているときのビデオ出力であり、
Vref.2は、画像支持体10として再使用可能な剥
離品質に画像形成物質13が除去された状態のときのビ
デオ出力である。
【0074】一般に、カラーの画像形成物質13やハー
フトーンで画像形成された画像支持体10の撮像素子5
5のビデオ出力Vcは、図8において、Vref.1<
Vc<Vref.2のレベルにあり、モノクロの画像形
成物質13が完全に画像支持体10に残留しているとき
の撮像素子55のビデオ出力Vbは、Vb<Vref.
1となる。また、画像支持体10の画像形成物質13の
剥離処理が不完全であるときの撮像素子55のビデオ出
力Viは、Vref.1<Vi<Vref.2のレベル
にある。上記撮像素子55のビデオ出力は、画像支持体
10を全面に亘って走査したとき、画像形成物質13の
剥離除去が不完全であると、上述の現象が画像支持体1
0で部分的に排他的に発生する。
【0075】搬送路切換部(切換手段)52は、検査部
51の検出結果に基づく制御部の制御下で動作して、画
像形成物質除去部4で画像形成物質13が除去されガイ
ド板56上を搬送されてきた画像支持体10の搬送路を
支持体排出部6側と循環路53側とに切り換えるもの
で、支点52aを中心に図6の状態から反時計方向に9
0度回動して、画像支持体10の搬送方向を循環路53
側に切り換え、また、循環路53側から時計方向に90
度回動して図6の状態となって画像支持体10の搬送路
を支持体排出部6側に切り換える。
【0076】循環路(循環搬送路)53は、搬送ローラ
60〜63、搬送ガイド板64〜67及びカーブガイド
部材68〜70等を備えており、搬送路切換部52で循
環路53側に切り換えられた画像支持体10を搬送ロー
ラ60で搬送ガイド板64に沿って搬送ローラ61方向
に搬送する。搬送ローラ61は、搬送ガイド板64に沿
って搬送されてきた画像支持体10を搬送ガイド板65
に沿って搬送ローラ62方向に搬送し、搬送ローラ62
は、搬送ガイド板65に沿って搬送されてきた画像支持
体10を搬送ガイド板66に沿って搬送ローラ63方向
に搬送する。搬送ローラ63は、搬送ガイド板66に沿
って搬送されてきた画像支持体10を搬送ガイド板67
に沿って、再度、液付与部3に搬送し、画像形成物質除
去部4で画像形成物質13の除去処理の行われた画像支
持体10を循環させて再度液付与部3に搬送する。
【0077】次に、本実施の形態の作用を説明する。本
実施の形態の画像消去装置50は、一旦画像除去処理を
行った画像支持体10の画像形成物質13の残留程度を
検査して、検査結果に応じて再度画像除去処理を行うと
ころにその特徴がある。
【0078】すなわち、画像消去装置50は、支持体供
給部2上に画像形成面を下にして載置されている画像支
持体10を液付与部3で剥離液24を適量付与した後、
画像形成物質除去部4でヒートローラ30と剥離部材3
3で加熱・加圧して画像支持体10上の画像形成物質1
3を剥離部材33に転写・除去する。
【0079】画像消去装置50は、画像形成物質除去部
4で画像形成物質13の除去された画像支持体10の画
像形成されていた面(下面)の画像除去状態を検査部5
1で検査して制御部に出力し、制御部は、検査部51の
検査結果に基づいて、搬送路切換部52の動作を制御し
て、画像支持体10を支持体排出部6側と循環路53側
とに切り換える。
【0080】すなわち、制御部は、撮像素子55のビデ
オ出力が、図8に示すVref.2よりも高い場合に
は、画像支持体10上の画像形成物質13の除去状態が
良好であると判断して、搬送路切換部52を支持体排出
部6側に切り換え、画像支持体10を支持体排出部6上
に排出させる。
【0081】また、制御部は、撮像素子55のビデオ出
力が、図8に示すVref.2よりも低い場合には、画
像支持体10上の画像形成物質13の除去状態が不十分
であると判断して、搬送路切換部52を循環路53側に
切り換え、画像支持体10を循環路53を通して再度液
付与部3に循環させる。画像消去装置50は、循環路5
3で液付与部3に循環させた画像支持体10に再度剥離
液24を付与した後、画像形成物質除去部4でヒートロ
ーラ30と剥離部材33で加熱・加圧して画像支持体1
0上の画像形成物質13を剥離部材33に転写・除去す
る。画像消去装置50は、画像形成物質除去部4で再度
画像形成物質13の除去された画像支持体10の画像形
成されていた面(下面)の画像除去状態を検査部51で
再度検査して制御部に出力し、制御部が、検査部51の
検査結果に基づいて、搬送路切換部52及び循環路53
の搬送ローラ61〜63の動作を制御して、画像支持体
10を支持体排出部6側と循環路53側とに切り換え
る。画像消去装置50は、この動作処理を検査部51の
撮像素子55のビデオ出力が図8でVref.2よりも
上に達するまで繰り返し行う。
【0082】そして、撮像素子55のビデオ出力がVr
ef.2よりも上にくると、画像消去装置50は、搬送
路切換部52を支持体排出部6側に切り換え、画像支持
体10を支持体排出部6上に排出させる。
【0083】このように、本実施の形態の画像消去装置
50は、画像除去処理の行われた画像支持体10の画像
の形成されていた面の画像形成物質13の残留濃度を検
出している。
【0084】したがって、画像形成物質13の残留濃度
に応じて、再度画像除去処理を行う等の適切な処理を行
って、より一層適切かつ確実に画像形成物質13を除去
することができ、再利用回数の良好な状態で画像支持体
10を再生することができる。
【0085】また、画像消去装置50は、検査部51の
検出結果に基づいて、画像除去処理の行われた画像支持
体10を少なくとも液付与部3に循環させて戻す循環路
53と、画像除去処理の行われた画像支持体10を支持
体排出部6に排出する排出搬送路と循環路53とに、搬
送路切換部52で切り換えて画像支持体10を搬送させ
ている。
【0086】したがって、自動的に画像除去の不十分な
画像支持体10を循環させて再度画像除去処理を行っ
て、より一層適切かつ確実に画像形成物質13を除去す
ることができ、再利用回数の良好な状態で画像支持体1
0を再生することができるとともに、画像消去装置50
の利用性を向上させることができる。
【0087】すなわち、定着温度が異なって、カラープ
リンタやカラー複写機等のようにモノクロトナーに比較
して一般に低融点であるトナーを画像形成物質13とし
て使用していたり、3色(シアン、マゼンタ、イエロ
ー)または4色(シアン、マゼンタ、イエロー、ブラッ
ク)の重ね合わせで画像が形成されていて、画像形成物
質除去部4での1回の除去処理では充分に画像形成物質
13を除去できない場合においても、画像形成物質13
の除去状態を検出して、除去処理を繰り返し行い、画像
支持体10を再利用可能な状態に充分に画像形成物質1
3を画像支持体10から除去することができる。
【0088】さらに、画像消去装置50は、検査部51
の画像支持体の全面にわたる検出結果を予め設定された
比較基準と比較して、当該比較結果に基づいて、搬送路
切換部52による画像支持体10の搬送の切り換えを行
っている。
【0089】したがって、簡単な装置でかつ適切に画像
形成物質13の除去状態を適切に判別して、画像除去処
理の適切化を図ることができ、より一層適切にかつ確実
に画像形成物質13を除去することができるとともに、
画像消去装置50を再生処理速度が速く、安価でかつ利
用性の良好なものとすることができる。
【0090】また、本実施の形態の画像消去装置50
は、画像除去処理を行った画像支持体10を循環路53
を通して再度画像除去処理を行う処理を少なくとも2回
以上繰り返して行い、最初の画像除去処理後の検査部5
1の検出した初回残留濃度値を記憶し、2回目以降の画
像除去処理後の検査部51の検出した残留濃度値を初回
残留濃度値と比較して、この比較結果に基づいて、搬送
路切換部52による画像支持体10の搬送の切り換えを
行っている。
【0091】したがって、より一層簡単な装置でかつ適
切に画像形成物質13の除去状態を適切に判別して、画
像除去処理の適切化を図ることができ、より一層適切に
かつ確実に画像形成物質13を除去することができると
ともに、画像消去装置50を再生処理速度が速く、安価
でより一層利用性の良好なものとすることができる。
【0092】図9及び図10は、本発明の記録消去可能
な画像支持体及び画像消去装置の第3の実施の形態を示
す図であり、本実施の形態は、請求項6から請求項8に
対応するものである。
【0093】なお、本実施の形態は、上記第2の実施の
形態の画像消去装置50と同様の画像消去装置に適用し
たものであり、本実施の形態の説明において、上記第2
の実施の形態の画像消去装置50と同様の構成部分に
は、同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
【0094】図9において、画像消去装置80は、第2
の実施の形態の画像消去装置50と同様の支持体供給部
2、液付与部3、画像形成物質除去部4、クリーニング
部5及び支持体排出部6を備えているとともに、循環路
81と不良紙排出部82とを備えている。
【0095】循環路(循環搬送路)81は、搬送ローラ
83〜86、搬送ガイド板87〜90及びカーブガイド
部材91〜93等を備えており、搬送路切換部(切換手
段)52で循環路81側に切り換えられた画像支持体1
0を循環させて再度液付与部3に搬送する。
【0096】この循環路81の途中の搬送ガイド板88
のうち、内側の搬送ガイド板88に不良紙導入口88a
が形成されており、不良紙導入口88aに連通して不良
紙排出部82が設けられている。不良紙排出部(不良支
持体排出部)82は、搬送ローラ94、95、搬送ガイ
ド板96及び排紙保管部97等を備えており、不良紙導
入口88aには、分離爪98が設けられている。分離爪
(搬送路切換手段)98は、支点98aを中心に回動し
て、循環路81を搬送される画像支持体10を液付与部
3方向側と不良紙排出部82側とに切り換え、図示しな
い制御部の制御下で動作する。
【0097】上記不良紙排出部82は、分離爪98で不
良紙排出部82側に切り換えられた画像支持体10を搬
送ローラ94及び搬送ローラ95により搬送ガイド板9
6に沿って搬送して、排紙保管部97内に画像支持体1
0を収納・保管する。
【0098】次に、本実施の形態の作用を説明する。本
実施の形態の画像消去装置80は、一旦画像除去処理を
行った画像支持体10の画像形成物質13の残留程度を
検査して、検査結果に応じて再度画像除去処理を行うと
ともに、画像が電子写真方式以外の記録方式で記録され
ている画像支持体10等の不良支持体を排紙保管部97
に排出保管するところにその特徴がある。
【0099】すなわち、画像消去装置80は、支持体供
給部2上に画像形成面を下にして載置されている画像支
持体10を液付与部3で剥離液24を適量付与した後、
画像形成物質除去部4でヒートローラ30と剥離部材3
3で加熱・加圧して画像支持体10上の画像形成物質1
3を剥離部材33に転写・除去する。
【0100】画像消去装置80は、画像形成物質除去部
4で画像形成物質13の除去された画像支持体10の画
像形成されていた面(下面)の画像除去状態を検査部5
1で検査して制御部に出力し、制御部は、検査部51の
検査結果に基づいて、搬送路切換部52の動作を制御し
て、画像支持体10を支持体排出部6側と循環路81側
とに切り換える。
【0101】すなわち、上記第2の実施の形態で説明し
たように、制御部は、撮像素子55のビデオ出力が、図
8に示すVref.2よりも高い場合には、画像支持体
10上の画像形成物質13の除去状態が良好であると判
断して、搬送路切換部52を支持体排出部6側に切り換
え、画像支持体10を支持体排出部6上に排出させる。
【0102】また、制御部は、撮像素子55のビデオ出
力が、図8に示すVref.2よりも低い場合には、画
像支持体10上の画像形成物質13の除去状態が不十分
であると判断して、搬送路切換部52を循環路81側に
切り換え、画像支持体10を循環路81を通して再度液
付与部3に循環させる。画像消去装置80は、循環路8
1で液付与部3に循環させた画像支持体10に再度剥離
液24を付与した後、画像形成物質除去部4でヒートロ
ーラ30と剥離部材33で加熱・加圧して画像支持体1
0上の画像形成物質13を剥離部材33に転写・除去す
る。画像消去装置80は、画像形成物質除去部4で再度
画像形成物質13の除去された画像支持体10の画像形
成されていた面(下面)の画像除去状態を検査部51で
再度検査して制御部に出力し、制御部が、検査部51の
検査結果に基づいて、搬送路切換部52及び循環路81
の搬送ローラ83〜86の動作を制御して、画像支持体
10を支持体排出部6側と循環路81側とに切り換え
る。画像消去装置80は、この動作処理を検査部51の
撮像素子55のビデオ出力が図8でVref.2よりも
上に達するまで所定回数繰り返し行う。
【0103】そして、撮像素子55のビデオ出力がVr
ef.2よりも上にくると、画像消去装置80は、搬送
路切換部52を支持体排出部6側に切り換え、画像支持
体10を支持体排出部6上に排出させる。
【0104】ところが、一般に電子写真方式以外の記録
方式で画像支持体10に記録されている場合や画像形成
されている用紙が画像支持体10ではなく一般紙である
場合には、画像形成物質除去部4で画像除去処理を行っ
ても、画像形成物質13がそのまま用紙上に残留するこ
とが多い。したがって、記録部分における撮像素子55
のビデオ出力Vbは、図8において、Vb<Vref.
1であることが圧倒的に多くなる。また、カラーやハー
フトーンによる記録の場合にあっても、全ての場合に応
じて記録面におけるビデオ出力Vbは、Vb<Vre
f.2の関係を有している。したがって、Vref.1
またはVref.2以下となるビデオ出力Vbの出現頻
度を検出すると、画像支持体10が画像除去処理可能か
否かを判断することができる。
【0105】すなわち、図10は、画像支持体10に電
子写真方式以外の記録方式で、カラーあるいはハーフト
ーンを含んだ画像が記録されている場合の当該画像支持
体10における撮像素子55のビデオ出力Vbを示して
おり、図10において、黒く塗りつぶされている部分は
文字等の画像であり、ハッチィング部分はハーフトーン
またはカラー画像に対応したものである。そして、画像
に対応する撮像素子55のビデオ信号Vbは、必ずVb
<Vref.2の関係を示すため、検査部51で画像支
持体10の画像除去状態を検査した際の撮像素子55の
ビデオ出力Vbが、Vb<Vref.2の関係となる出
現頻度を検出すると、画像除去可能な画像であるか否か
を判定することができる。
【0106】すなわち、画像形成物質除去部4で画像除
去処理を1回行った画像支持体10を検査部51で画像
除去処理の程度を検査したときの撮像素子55のビデオ
信号VbがVb<Vref.2となる出現頻度をα1、
循環路81を1回循環させて再度画像形成物質除去部4
で画像除去処理した画像支持体10を検査部51で検査
したときの撮像素子55のビデオ信号VbがVb<Vr
ef.2となる出現頻度を2αとしたとき、用紙が画像
支持体10であると、通常画像形成物質除去部4での1
回の画像消去処理で画像形成物質13を剥離除去できる
が、画像形成物質13がカラートナーなど剥離しにくい
場合では画像除去処理を繰り返すことにより、消去が完
全化するため、必ずα1>α2の関係となる。
【0107】そこで、本実施の形態の画像消去装置80
は、上記出現頻度α1と出現頻度α2を記憶して、α1
≒α2であると、当該画像支持体10は、画像除去処理
が不可能な不良用紙、すなわち、電子写真方式以外で画
像記録された画像支持体10であるか、画像支持体10
以外の通常の用紙であると判断して、不良紙排出部82
に排出する。
【0108】そして、画像消去装置80は、検査部51
での2回の検査で、撮像素子55のビデオ信号VbがV
b<Vref.2となる出現頻度α1、α2が、α1≒
α2であると、画像消去装置80は、搬送路切換部52
を循環路81側に切り換えて、当該画像支持体10を循
環路81に送り出すとともに、分離爪98を不良紙排出
部82側に切り換えて、循環路81を搬送されてきた画
像支持体10を不良紙導入口88aから搬送ガイド板9
6に沿って搬送ローラ94及び排出ローラ95により排
紙保管部97に排出して保管させる。
【0109】このように、本実施の形態の画像消去装置
80は、検査部51の検出結果に基づいて、画像支持体
10が画像形成物質13の除去不可能な画像支持体10
であるか否かを判別して、画像形成物質13の除去不可
能な画像支持体10を不良紙排出部82に搬送する不良
支持体搬送路に、分離爪98で画像支持体10の搬送の
切り換えを行っている。
【0110】したがって、電子写真方式以外の記録プロ
セス、例えば、印刷やインクジェット方式で記録された
画像支持体10や画像支持体10以外の用紙に画像形成
されて画像除去不可能な画像支持体を適切に判別して不
良紙排出部82に排出して、不必要な画像除去処理を何
回も繰り返す無駄な処理を省くことができ、より一層適
切にかつ確実に画像形成物質13を除去することができ
るとともに、再生処理速度を向上させて、画像消去装置
80の利用性を向上させることができる。
【0111】また、本実施の形態の画像消去装置80
は、検査部51の画像支持体10の全面にわたる検出結
果を予め設定された比較基準と比較して、当該比較結果
に基づいて、搬送路切換部52及び分離爪98による画
像支持体10の搬送の切り換えを行っている。
【0112】したがって、簡単な装置でかつ適切に画像
形成物質13の除去状態や画像除去不可能な画像支持体
10を適切に判別して、画像除去処理の適切化を図るこ
とができ、より一層適切にかつ確実に画像形成物質13
を除去することができるとともに、画像消去装置80を
再生処理速度が速く、安価でかつ利用性の良好なものと
することができる。
【0113】さらに、本実施の形態の画像消去装置80
は、画像除去処理を行った画像支持体10を循環路81
を通して再度画像除去処理を行う処理を少なくとも2回
以上繰り返して行い、最初の画像除去処理後の検査部5
1の検出した初回残留濃度値を記憶し、2回目以降の画
像除去処理後の検査部51の検出した残留濃度値を初回
残留濃度値と比較して、この比較結果に基づいて、搬送
路切換部52及び分離爪98による画像支持体10の搬
送の切り換えを行っている。
【0114】したがって、より一層簡単な装置でかつ適
切に画像形成物質13の除去状態や画像除去不可能な画
像支持体10を適切に判別して、画像除去処理の適切化
を図ることができ、より一層適切にかつ確実に画像形成
物質13を除去することができるとともに、画像消去装
置80を再生処理速度が速く、安価でより一層利用性の
良好なものとすることができる。
【0115】図11は、本発明の画像形成装置の一実施
の形態を示す図であり、図11は、本発明の画像形成装
置の一実施の形態を適用した画像形成装置の概略構成正
面図である。
【0116】なお、本実施の形態は、上記本発明の画像
消去装置の第2の実施の形態の画像消去装置50を画像
形成装置に組み込んだものであり、第2の実施の形態の
画像形成装置50と同様の構成部分には、同一の符号を
付して、その詳細な説明を省略する。
【0117】画像形成装置100は、画像形成部101
と画像消去部102を備えており、画像消去部102
は、上記第2の実施の形態の画像消去装置50と同様の
構成である。
【0118】画像形成部101は、感光体ドラム103
の回りに、帯電部104、光源部105、現像部10
6、転写部107、除電部108及びクリーニング部1
09等が配設されており、給紙カセット110と給紙カ
セット(記録紙カセット)111から選択的に感光体ド
ラム103と転写部107の間に記録紙112あるいは
画像除去された画像支持体10を選択的に給紙ローラ1
13と給紙ローラ114で搬送する。また、画像形成部
101は、転写部107でトナーの転写された記録紙1
12あるいは画像支持体10を給紙ローラ114で定着
部115に搬送し、定着部115でトナーを記録紙11
2あるいは画像支持体10に定着させた後、排紙ローラ
116により排紙トレイ117上に排出する。
【0119】画像形成部101は、図11で反時計方向
に回転駆動される感光体ドラム103を帯電部104に
より一様に帯電され、一様に帯電した感光体ドラム10
3に、画像データに基づいて変調されたレーザー光を光
源部105から照射して、静電潜像を感光体ドラム10
3に形成する。画像形成部101は、静電潜像の形成さ
れた感光体ドラム103に現像部106でトナーを付着
させて現像し、給紙カセット110あるいは給紙カセッ
ト111から選択的に給紙ローラ113により搬送され
てくる記録紙112あるいは画像支持体10に転写部1
07で感光体ドラム103上のトナー画像を転写する。
画像形成部101は、転写部107でトナー画像の転写
された記録紙112あるいは画像支持体10を給紙ロー
ラ114で定着部115に搬送し、定着部115で加熱
・加圧してトナー画像を記録紙112あるいは画像支持
体10に定着させた後、排紙ローラ116により記録紙
112あるいは画像支持体10を排紙トレイ117上に
排出する。
【0120】上記転写部107でトナーの転写の完了し
た感光体ドラム103は、除電部108で除電された
後、クリーニング部109で残留するトナーが除去され
てクリーニングされ、再度、帯電部104で一様に帯電
されて、次の画像形成に供される。
【0121】そして、上記給紙カセット111には、画
像消去部102で画像形成部13の除去された画像支持
体10が、搬送ガイド板120で案内されつつ搬送ロー
ラ121及び搬送ローラ122により搬送されて順次載
置される。
【0122】また、上記給紙カセット111には、一般
紙を使用した記録紙112が複数枚載置され、この給紙
カセット111は、画像支持体10ではなく、一般紙の
記録紙112に記録する必要がある場合や画像支持体1
0の回収状況が不十分な場合に一般紙の記録紙112に
記録を行えるように設けられている。
【0123】次に、本実施の形態の作用を説明する。画
像形成装置100は、画像形成部101と画像消去部1
02を備え、画像消去部102で画像支持体10上の画
像形成物質13を除去した後、画像形成部101の給紙
カセット111に載置・保管し、画像形成部101は、
この給紙カセット111に保管されている再生済の画像
支持体10あるいは給紙カセット110にセットされて
いる通常の記録紙112を選択的に使用して、画像形成
を行う。
【0124】なお、上記実施の形態においては、上記第
2の実施の形態の画像消去装置50を画像形成装置10
0に組み込んだ場合について説明したが、上記第1の実
施の形態の画像消去装置1あるいは上記第3の実施の形
態の画像消去装置80を組み込んでもよい。
【0125】このように、本実施の形態の画像形成装置
100は、請求項3から請求項8のいずれかに記載の画
像消去装置1、50、80である画像消去部102と、
樹脂を主成分とする画像形成物質により電子写真方式で
請求項1または請求項2記載の画像支持体10に画像形
成する画像形成部101と、を内蔵し、画像形成部10
1が、画像消去部102で画像除去処理された画像支持
体10が順次複数枚載置される給紙カセット111を備
え、当該給紙カセット111に載置された画像支持体1
0に画像形成している。
【0126】したがって、画像形成と画像消去を1つの
画像形成装置100で行うことができるとともに、当該
1つの画像形成装置100の画像消去部102で画像消
去された画像支持体10に画像形成することができ、画
像形成装置100の利用性を向上させることができると
ともに、画像支持体10の効率的な利用を図ることがで
きる。
【0127】また、画像消去装置100を、通常の記録
紙112が複数枚載置される給紙カセット110を、さ
らに備え、給紙カセット111内の画像支持体10と給
紙カセット110内の記録紙112とを適宜選択して画
像形成部101で画像形成している。
【0128】したがって、通常の記録紙112に記録す
る必要がある場合や画像支持体10の回収率が不十分な
場合にも、いちいち画像支持体10を収納する給紙カセ
ット111から画像支持体10を取り出して、記録紙1
12をセットし直すことなく、画像形成することがで
き、画像形成装置100の利用性をより一層向上させる
ことができる。
【0129】なお、本実施の形態において、画像形成装
置100は、画像形成部101による画像形成と、画像
消去部102による画像支持体10の再生処理とを、同
時に行ってもよいし、異なる時期に行ってもよい。再生
した画像支持体10を使用して画像形成装置100に記
録を行わせる場合、上記画像形成部101による記録と
画像消去部102による画像消去を異なる時期に行う
と、画像形成装置100の利用者は、支持体供給部2に
使用済の画像支持体10をセットするだけでよいため操
作性が向上する。
【0130】すなわち、一般にオフィスでは画像形成業
務は、10%未満であり、画像形成していない時間帯で
画像消去部102による画像消去処理を行うことによ
り、時間効率的な運用を行うことができる。
【0131】以上、本発明者によってなされた発明を好
適な実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は
上記のものに限定されるものではなく、その要旨を逸脱
しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもな
い。
【0132】例えば、上記各実施の形態においては、画
像除去処理を片面のみ行う場合について説明したが、画
像支持体10の両面を同時に画像除去処理する場合に
も、同様に適用することができる。
【0133】また、画像支持体10は、その両面にコー
ト層12が形成されているが、片面のみにコート層12
が形成されていてもよい。
【0134】
【発明の効果】請求項1記載の発明の画像支持体によれ
ば、樹脂を主成分とする画像形成物質により画像形成さ
れる画像支持体を、所定の平面状の基体の少なくとも、
画像形成される1方の表面に、常温で固体状の樹脂を主
成分とする薄膜層が形成されたものとしているので、画
像支持体の画像形成面を平滑化させて、画像形成物質の
剥離除去品質及び搬送における耐久性を向上させること
ができるとともに、紙折れ及び破損等の少ない搬送品質
を確保することができ、画像支持体の繰り返し利用回数
を向上させることができる。
【0135】請求項2記載の発明の画像支持体によれ
ば、薄膜層を形成する樹脂を、そのガラス転移温度Tg
b1が、画像形成物質を形成する樹脂のガラス転移温度
Tgtに対して、Tgt<Tgb1なる関係を有してい
るものを用いているので、薄膜層を溶融させることな
く、画像形成物質のみを軟化させることができ、画像形
成物質のみをより一層効率的かつ適切に除去することが
できる。
【0136】請求項3記載の発明の画像消去装置によれ
ば、平面状の基体の少なくとも1方の表面に常温で固体
状の樹脂を主成分とする薄膜層が形成され当該薄膜層の
表面に樹脂を主成分とする画像形成物質により画像形成
された画像支持体に、当該薄膜層との親水性を有する剥
離液を付与し、剥離液を付与した画像支持体を加熱しつ
つ、接着性を有する剥離部材に画像支持体の画像形成面
を加圧して画像形成物質を当該剥離部材に転写・除去す
る画像除去処理を行うので、画像支持体から適切かつ確
実に画像形成物質を除去して画像支持体を再生すること
ができ、再利用回数の良好な状態で画像支持体を再生す
ることができる。
【0137】請求項4記載の発明の画像消去装置によれ
ば、画像除去処理の行われた画像支持体の画像の形成さ
れていた面の画像形成物質の残留濃度を残留濃度検出手
段で検出するので、画像形成物質の残留濃度に応じて、
再度画像除去処理を行う等の適切な処理を行って、より
一層適切かつ確実に画像形成物質を除去することがで
き、再利用回数の良好な状態で画像支持体を再生するこ
とができる。
【0138】請求項5記載の発明の画像消去装置によれ
ば、画像除去処理の行われた画像支持体を少なくとも液
付与手段に循環させて戻す循環搬送路と、画像除去処理
の行われた画像支持体を排出部に排出する排出搬送路と
循環搬送路とに切り換える切換手段と、をさらに備え、
残留濃度検出手段の検出結果に基づいて、切換手段によ
る画像支持体の搬送の切り換えを行うので、自動的に画
像除去の不十分な画像支持体を循環させて再度画像除去
処理を行って、より一層適切かつ確実に画像形成物質を
除去することができ、再利用回数の良好な状態で画像支
持体を再生することができるとともに、画像消去装置の
利用性を向上させることができる。
【0139】請求項6記載の発明の画像消去装置によれ
ば、残留濃度検出手段の検出結果に基づいて、画像支持
体が画像形成物質の除去不可能な画像支持体であるか否
かを判別して、画像形成物質の除去不可能な画像支持体
を不良支持体排出部に搬送する不良支持体搬送路に、搬
送路切換手段で画像支持体の搬送の切り換えを行うの
で、電子写真方式以外の記録プロセス、例えば、印刷や
インクジェット方式で記録された画像支持体や画像支持
体以外の用紙に画像形成されて画像除去不可能な画像支
持体を適切に判別して不良支持体排出部に排出して、不
必要な画像除去処理を何回も繰り返す無駄な処理を省く
ことができ、より一層適切にかつ確実に画像形成物質を
除去することができるとともに、再生処理速度を向上さ
せて、画像消去装置の利用性を向上させることができ
る。
【0140】請求項7記載の発明の画像消去装置によれ
ば、残留濃度検出手段の画像支持体の全面にわたる検出
結果を予め設定された比較基準と比較して、当該比較結
果に基づいて、切換手段あるいは搬送路切換手段による
画像支持体の搬送の切り換えを行うので、簡単な装置で
かつ適切に画像形成物質の除去状態や画像除去不可能な
画像支持体を適切に判別して、画像除去処理の適切化を
図ることができ、より一層適切にかつ確実に画像形成物
質を除去することができるとともに、画像消去装置を再
生処理速度が速く、安価でかつ利用性の良好なものとす
ることができる。
【0141】請求項8記載の発明の画像消去装置によれ
ば、画像除去処理を行った画像支持体を循環搬送路を通
して再度画像除去処理を行う処理を少なくとも2回以上
繰り返して行い、最初の画像除去処理後の残留濃度検出
手段の検出した初回残留濃度値を記憶し、2回目以降の
画像除去処理後の残留濃度検出手段の検出した残留濃度
値を初回残留濃度値と比較して、この比較結果に基づい
て、切換手段あるいは搬送路切換手段による画像支持体
の搬送の切り換えを行うので、より一層簡単な装置でか
つ適切に画像形成物質の除去状態や画像除去不可能な画
像支持体を適切に判別して、画像除去処理の適切化を図
ることができ、より一層適切にかつ確実に画像形成物質
を除去することができるとともに、画像消去装置を再生
処理速度が速く、安価でより一層利用性の良好なものと
することができる。
【0142】請求項9記載の発明の画像形成装置によれ
ば、画像形成装置を、請求項3から請求項8のいずれか
に記載の画像消去装置と、所定の樹脂を主成分とする画
像形成物質により所定の画像形成方式で請求項1または
請求項2記載の画像支持体に画像形成する画像形成部
と、を内蔵し、画像形成部が、画像消去装置で画像除去
処理された画像支持体が順次複数枚載置される給紙カセ
ットを備え、当該給紙カセットに載置された画像支持体
に画像形成するものとしているので、画像形成と画像消
去を1つの装置で行うことができるとともに、当該1つ
の装置で画像消去された画像支持体に画像形成すること
ができ、画像形成装置の利用性を向上させることができ
るとともに、画像支持体の効率的な利用を図ることがで
きる。
【0143】請求項10記載の発明の画像形成装置によ
れば、画像消去装置を、通常の記録紙が複数枚載置され
る記録紙カセットを、さらに備え、給紙カセット内の画
像支持体と記録紙カセット内の記録紙とを適宜選択して
画像形成部で画像形成するものとしているので、通常の
記録紙に記録する必要がある場合や画像支持体の回収率
が不十分な場合にも、いちいち画像支持体を収納する給
紙カセットから画像支持体を取り出して、記録紙をセッ
トし直すことなく、画像形成することができ、画像形成
装置の利用性をより一層向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像支持体及び画像消去装置の第1の
実施の形態を適用した画像消去装置の要部概略構成図。
【図2】本発明の画像支持体及び画像消去装置の第1の
実施の形態を適用した画像支持体の正面断面図。
【図3】図2の画像支持体のコート層に画像形成物質が
付着している状態の正面断面図。
【図4】図2の画像支持体に剥離液が付与された状態の
正面断面図。
【図5】図4の画像支持体に剥離部材が加圧されて画像
形成物質が除去されている状態の正面断面図。
【図6】本発明の画像支持体及び画像消去装置の第2の
実施の形態を適用した画像消去装置の要部概略構成図。
【図7】図6の検査部の撮像素子の光強度とビデオ出力
の関係を示す図。
【図8】図6の検査部で画像支持体を走査した際の撮像
素子のビデオ出力の一例を示す図。
【図9】本発明の画像支持体及び画像消去装置の第3の
実施の形態を適用した画像消去装置の要部概略構成図。
【図10】図9の検査部でカラーあるいはハーフトーン
の画像の形成された画像支持体を走査した際の撮像素子
のビデオ出力の一例を示す図。
【図11】本発明の画像形成装置の一実施の形態を適用
した画像形成装置の要部概略構成図。
【符号の説明】
1 画像消去装置 2 支持体供給部 3 液付与部 4 画像形成物質除去部 5 クリーニング部 6 支持体排出部 10 画像支持体 11 基体 12 コート層 13 画像形成物質 24 剥離液 30 ヒートローラ 33 剥離部材 50 画像消去装置 51 検査部 52 搬送路切換部 53 循環路 54 光源 55 撮像素子 80 画像消去装置 81 循環路 82 不良紙排出部 98 分離爪 100 画像形成装置 101 画像形成部 102 画像消去部 110、111 給紙カセット 112 記録紙

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定の樹脂を主成分とする画像形成物質に
    より画像形成される画像支持体であって、所定の平面状
    の基体の少なくとも1方の表面に、常温で固体状の所定
    の樹脂を主成分とする薄膜層が形成され、当該薄膜層の
    表面に前記画像形成物質で画像形成されることを特徴と
    する画像支持体。
  2. 【請求項2】前記薄膜層を形成する前記樹脂は、そのガ
    ラス転移温度Tgb1が、前記画像形成物質を形成する
    樹脂のガラス転移温度Tgtに対して、Tgt<Tgb
    1なる関係を有していることを特徴とする請求項1記載
    の画像支持体。
  3. 【請求項3】所定の平面状の基体の少なくとも1方の表
    面に常温で固体状の所定の樹脂を主成分とする薄膜層が
    形成され当該薄膜層の表面に所定の樹脂を主成分とする
    画像形成物質により画像形成された画像支持体から前記
    画像形成物質を除去して前記画像支持体を再生する画像
    消去装置であって、少なくとも前記画像支持体の前記薄
    膜層との親水性を有する所定の剥離液を前記画像支持体
    に付与する液付与手段と、前記剥離液の付与された前記
    画像支持体を加熱しつつ、所定の接着性を有する剥離部
    材に前記画像支持体の画像形成面を加圧して前記画像形
    成物質を当該剥離部材に転写・除去する画像除去処理を
    行う画像除去手段と、を備えたことを特徴とする画像消
    去装置。
  4. 【請求項4】前記画像消去装置は、前記画像除去手段で
    前記画像除去処理の行われた前記画像支持体の前記画像
    の形成されていた面の前記画像形成物質の残留濃度を検
    出する残留濃度検出手段を、さらに備えたことを特徴と
    する請求項3記載の画像消去装置。
  5. 【請求項5】前記画像消去装置は、前記画像除去手段で
    前記画像除去処理の行われた前記画像支持体を少なくと
    も前記液付与手段に循環させて戻す循環搬送路と、前記
    画像除去手段で前記画像除去処理の行われた前記画像支
    持体を排出部に排出する排出搬送路と前記循環搬送路と
    に切り換える切換手段と、をさらに備え、前記残留濃度
    検出手段の検出結果に基づいて、前記切換手段による前
    記画像支持体の搬送の切り換えを行うことを特徴とする
    請求項4記載の画像消去装置。
  6. 【請求項6】前記画像消去装置は、前記画像除去手段で
    前記画像形成物質の除去不可能な画像支持体を不良支持
    体排出部に搬送する不良支持体搬送路と、前記画像除去
    手段で前記画像除去処理の行われた前記画像支持体を前
    記不良支持体搬送路に搬送経路を切り換える搬送経路切
    換手段と、をさらに備え、前記残留濃度検出手段の検出
    結果に基づいて、前記画像支持体が前記画像形成物質の
    除去不可能な画像支持体であるか否かを判別して、前記
    搬送路切換手段による前記画像支持体の搬送の切り換え
    を行うことを特徴とする請求項4または請求項5記載の
    画像消去装置。
  7. 【請求項7】前記画像消去装置は、前記残留濃度検出手
    段の前記画像支持体の全面にわたる検出結果を予め設定
    された比較基準と比較して、当該比較結果に基づいて、
    前記切換手段あるいは前記搬送路切換手段による前記画
    像支持体の搬送の切り換えを行うことを特徴とする請求
    項5または請求項6記載の画像消去装置。
  8. 【請求項8】前記画像消去装置は、前記画像除去手段で
    前記画像除去処理を行った前記画像支持体を前記循環搬
    送路を通して再度前記画像除去処理を行う処理を少なく
    とも2回以上繰り返して行い、最初の前記画像除去処理
    後の前記残留濃度検出手段の検出した初回残留濃度値を
    記憶し、2回目以降の前記画像除去処理後の前記残留濃
    度検出手段の検出した残留濃度値を前記初回残留濃度値
    と比較して、この比較結果に基づいて、前記切換手段あ
    るいは前記搬送路切換手段による前記画像支持体の搬送
    の切り換えを行うことを特徴とする請求項5から請求項
    7のいずれかに記載の画像消去装置。
  9. 【請求項9】請求項3から請求項8のいずれかに記載の
    前記画像消去装置と、所定の樹脂を主成分とする画像形
    成物質により所定の画像形成方式で請求項1または請求
    項2記載の前記画像支持体に画像形成する画像形成部
    と、を内蔵し、前記画像形成部が、前記画像消去装置で
    画像除去処理された前記画像支持体が順次複数枚載置さ
    れる給紙カセットを備え、当該給紙カセットに載置され
    た前記画像支持体に画像形成することを特徴とする画像
    形成装置。
  10. 【請求項10】前記画像消去装置は、通常の記録紙が複
    数枚載置される記録紙カセットを、さらに備え、前記給
    紙カセット内の前記画像支持体と前記記録紙カセット内
    の前記記録紙とを適宜選択して前記画像形成部で画像形
    成することを特徴とする請求項9記載の画像形成装置。
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JP2014170235A (ja) * 2009-04-27 2014-09-18 Toshiba Corp 画像形成装置、画像形成方法及び画像形成プログラムが記録されているコンピュータ読取可能な記録媒体

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