JP2000346908A - 高周波回路 - Google Patents

高周波回路

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JP2000346908A
JP2000346908A JP11157163A JP15716399A JP2000346908A JP 2000346908 A JP2000346908 A JP 2000346908A JP 11157163 A JP11157163 A JP 11157163A JP 15716399 A JP15716399 A JP 15716399A JP 2000346908 A JP2000346908 A JP 2000346908A
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啓輔 藤原
Yoshihiko Imai
芳彦 今井
Yutaka Ozaki
裕 尾崎
Hiroshi Ikematsu
寛 池松
Akio Iida
明夫 飯田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 周波回路中の回路要素の部分試験・調整の時
間を短縮するとともに、測定精度を向上させる。 【解決手段】 伝送線路により接続された複数の回路要
素101,102,103のうち、試験対象となる回路
要素101の入力側と出力側とにそれぞれ方向性結合器
201,202を設けるとともに、上記入力側の方向性
結合器201に信号発生器151を接続し、上記出力側
の方向性結合器202に検波回路152を接続した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基板上に形成され
るマイクロストリップ線路上に方向性結合器を設置した
高周波回路の構成に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図11は、従来の高周波回路の構成を示
す図で、同図において、101,102,103はアン
プやミキサ等の回路要素、111は高周波回路の信号入
力端子、112は高周波回路の信号出力端子、201は
方向性結合器である。ここで、回路要素101は試験対
象となる回路要素で、102,103は高周波回路に含
まれるその他の回路要素である。なお、152は、方向
性結合器201により取出されたモニタ信号を検波する
検波回路である。また、図12は方向性結合器201の
構成を示す図で、1は入力端子、2は出力端子、3は結
合出力端子、4はアイソレーション端子、5はマイクロ
ストリップ線路、6は結合部である。
【0003】次に、上記従来の高周波回路の動作につい
て説明する。信号入力端子111から入力された高周波
信号は、回路要素102、試験対象となる回路要素10
1、方向性結合器201、回路要素103を通過し、信
号出力端子112から出力される。また、上記高周波回
路において、高周波信号をモニタする際には、上記構成
の方向性結合器201を用いる。図12において、入力
端子1から入力された高周波信号は、マイクロストリッ
プ線路5を通過し、出力端子2へ出力されるが、このと
き結合部6において高周波信号の一部が取り出され、結
合出力端子3へ出力される。また、出力端子2において
反射された信号は、アイソレーション端子4へ出力され
る。この結合出力端子3からの出力を検波回路152に
より検波することにより、マイクロストリップ線路5を
通過する高周波信号のモニタを行うことができる。
【0004】また、高周波回路の試験を行う場合には、
例えば図11に示すように、試験対象となる回路要素1
01を切り出して、治具31に取り付け、上記回路要素
101の試験・調整を行い、しかる後に全体の高周波回
路の試験を行うという方法がとられていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
高周波回路では、1度回路を組み上げてしまうと、回路
内に含まれる構成要素の単体試験を行うのは困難であ
る。すなわち、高周波回路の試験・調整には個々の構成
要素を回路から取り出し、特別に用意した治具を用いて
行う必要があることや、高周波回路の試験・調整時にお
いては、回路要素ごとに試験・調整が必要となることか
ら、試験・調整の時間がかかるとともに、実際の使用状
態とは異なるという点で測定精度に問題があった。ま
た、高周波回路内に設置された方向性結合器は、図12
に示すように、信号入力端子1及び信号出力端子2が直
線上に配置されているため、結合部6の配置には周波数
によって決まる一定の大きさ(λ/4;λは入力信号の
波長)の領域を確保する必要であり、高周波回路の寸法
が大きくなるという問題があった。
【0006】本発明は、上記の問題を解決するためにな
されたもので、高周波回路中の回路要素の部分試験・調
整の時間を短縮するとともに、測定精度を向上させるこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
の高周波回路は、伝送線路により接続された複数の回路
要素のうち、少なくとも1つの回路要素の入力側と出力
側とにそれぞれ方向性結合器を設けるとともに、上記入
力側の方向性結合器に信号発生器を接続し、上記出力側
の方向性結合器に検波回路を接続したものである。
【0008】請求項2に記載の高周波回路は、請求項1
の高周波回路において、伝送線路を、基板上に形成した
マイクロストリップ線路により構成したものである。
【0009】また、請求項3に記載の高周波回路は、伝
送線路により接続された複数の回路要素のうち、少なく
とも1つの回路要素の入力側と出力側とにそれぞれ設け
られた方向性結合器と、上記回路要素の信号歪みを補償
する補償回路と備えるとともに、上記入力側の方向性結
合器を上記補償回路の入力側に接続し、上記出力側の方
向性結合器を上記補償回路の出力側に接続したものであ
る。
【0010】請求項4に記載の高周波回路は、請求項3
の高周波回路において、伝送線路を、基板上に形成した
マイクロストリップ線路により構成したものである。
【0011】請求項5に記載の高周波回路は、請求項1
または請求項2の高周波回路において、基板上に形成さ
れた方向性結合器の入力端子と出力端子とを互いに直交
する向きに配置し、かつ結合出力端子とアイソレーショ
ン端子とを互いに直交する向きに配置して、高周波回路
の実装面積を縮小するようにしたものである。
【0012】請求項6に記載の高周波回路は、請求項1
または請求項2の高周波回路において、ブランチライン
型ハイブリットを方向性結合器として使用したもので、
ブランチライン型ハイブリットのマイクロストリップ線
路の一つの端子を入力端子とし、他の端子を出力端子、
結合端子、アイソレーション端子としたものである。
【0013】請求項7に記載の高周波回路は、請求項1
または請求項2の高周波回路において、カプラーとして
ランゲカプラーハイブリッドを方向性結合器として使用
したもので、ランゲカプラーハイブリッドのマイクロス
トリップ線路の一つの端子を入力端子とし、他の端子を
出力端子、結合端子、アイソレーション端子としたもの
である。ある。
【0014】請求項8に記載の高周波回路は、基板上に
形成した複数のブランチライン型ハイブリット間に複数
のアンプを並列に接続したバランスドアンプから成り、
前段のハイブリッドのアイソレーション端子に信号発生
器を接続し、後段のハイブリッドのアイソレーション端
子に検波回路を接続したものである。
【0015】請求項9に記載の高周波回路は、基板上に
形成した複数のランゲカプラー型ハイブリット間に複数
のアンプを並列に接続したバランスドアンプから成り、
前段のハイブリッドのアイソレーション端子に信号発生
器を接続し、後段のハイブリッドのアイソレーション端
子に検波回路を接続したものである。
【0016】請求項10に記載の高周波回路は、基板上
に形成した複数のラットレース型ハイブリット間に複数
のアンプを並列に接続したバランスドアンプから成り、
前段のハイブリッドのアイソレーション端子に信号発生
器を接続し、後段のハイブリッドのアイソレーション端
子に検波回路を接続したものである。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面に基づき説明する。 実施の形態1.図1は、本発明の実施の形態1に係わる
高周波回路の構成を示す図で、同図において、101,
102,103はアンプやミキサ等の回路要素で、回路
要素101は試験対象となる回路要素で、102,10
3は高周波回路に含まれるその他の回路要素である。1
11は高周波回路の信号入力端子、112は高周波回路
の信号出力端子、201は上記試験対象となる回路要素
101の入力側に設けられた試験信号入力用の方向性結
合器、202は上記回路要素101の出力側に設けられ
た試験信号検出用の方向性結合器である。また、1,2
はそれぞれ各方向性結合器201,202の入力端子と
出力端子、7は方向性結合器201の試験信号入力端
子、8は方向性結合器202の試験信号検出端子、4,
7は各方向性結合器201,202のアイソレーション
端子である。なお、151は試験信号を発生する信号発
生回路、152は上記試験信号の検波回路である。
【0018】次に、上記構成の高周波回路の試験時の動
作について説明する。なお、上記高周波回路の通常時の
動作及びモニター動作については、上述した従来の高周
波回路の場合と同様であるので、説明を省略する。方向
性結合器201の試験信号入力端子7に入力された、信
号発生回路151からの高周波信号(試験信号)は、試
験対象となる回路要素101を通過し、方向性結合器2
02において、上記高周波信号の一部が取出され、試験
信号検出端子8へ出力される。上記試験信号検出端子8
から出力された試験信号を、検波回路152により検波
することにより、回路要素101の信号の通過特性を測
定することができ、回路要素101の位相・利得の調整
や部分試験を行うことができる。すなわち、従来は、試
験対称となる回路要素101の出力側のみに方向性結合
器を設けていたが、設計段階から上記方向性結合器20
1,202のパターンを高周波回路上に設けておくこと
により、複雑な構造を必要とせずに、高周波回路に組み
込まれた構成要素101の試験・調整を容易に行うこと
ができる。
【0019】実施の形態2.図2は、本発明の実施の形
態2に係わる高周波回路の構成を示す図で、同図におい
て、101,102,103はアンプやミキサ等の回路
要素で、回路要素101は試験対象となる回路要素で、
102,103は高周波回路に含まれるその他の回路要
素である。111は高周波回路の信号入力端子、112
は高周波回路の信号出力端子、201は上記試験対象と
なる回路要素101の入力側に設けられた方向性結合
器、202は上記回路要素101の出力側に設けられた
方向性結合器、153は上記回路要素101の補償回路
で、補償回路153は、上記回路要素101の歪み特性
の逆特性を有する、例えばリニアライザ等の歪補償回路
により構成される。また、3は補償回路153への入力
用の方向性結合器201の結合端子、10は補償回路1
53の補償信号入力端子、4,7はそれぞれ方向性結合
器201,202のアイソレーション端子である。
【0020】次に、上記構成の高周波回路の動作につい
て説明する。信号入力端子111に入力され、対象とな
る回路要素101の入力側にある方向性結合器201の
結合端子3で検出された高周波信号は、補償回路153
により歪み補償された後、上記回路要素101の出力側
にある方向性結合器202の補償信号入力端子10へ出
力される。上記出力された試験信号は、方向性結合器2
02において、上記回路要素101を通過した信号と結
合することにより、歪みが互いに相殺されるため、回路
要素101による信号の歪み等を補償することが可能で
あり、回路要素101の位相・利得の調整が可能であ
る。したがって、高周波回路に組み込まれた回路要素1
01の特性補償を容易に実現することができる。
【0021】実施の形態3.図3,図4は、基板上に形
成されたマイクロストリップ線路により構成した方向性
結合器201の構成を示す図で、また、図5は、上記図
3の方向性結合器201を実際の高周波回路に実装した
例を示す図である。各図において、方向性結合器201
は、マイクロストリップ線路5に平行で、信号の波長λ
に対してλ/4の長さを持った結合部6と、マイクロス
トリップ線路5上の入力端子1と出力端子2とを互いに
直行する向きに配置するとともに、結合出力端子3とア
イソレーション端子4とを互いに直行する向きに配置し
てある。なお、方向性結合器202も、上記方向性結合
器201と同一構成である。
【0022】上記構成の方向性結合器201(あるいは
方向性結合器202)では、入力端子1と出力端子2と
を互いに直行する向きに配置し、かつ結合出力端子3と
アイソレーション端子4を互いに直行する向きに配置す
るようにしたので、各端子1〜4をできるだけ離して配
置することができる。また、マイクロストリップ線路で
生じる折れ曲がり部に結合部6を配置できることから、
結合部6を配置するスペースを新たに設けなくてもよい
ので、高周波回路を小型化することができる。
【0023】実施の形態4.図6,図7は、ハイブリッ
トを使用した方向性結合器201を示す図で、図6はブ
ランチライン型ハイブリットを使用した場合の例で、図
7は、例えば1992年に、McGraw-Hill Inc.より出版さ
れた、R.E.COLLIN著「FOUNDATIONS FOR MIKUROWAVE
ENGINEERING 2nd Edition」のp.435に記載された、
ランゲカプラーハイブリットを使用した例を示す。図6
及び図7において、ハイブリットのマイクロストリップ
線路の一つの端子を入力端子1とし、上記入力端子1と
対角の位置にある端子を出力端子2とし、上記入力端子
1に対向する位置にある端子を結合端子3とし、上記出
力2に対向する位置にある端子をアイソレーション端子
4とすることにより、方向性結合器201を構成するこ
とができる。すなわち、入力端子1から入力された信号
は、ハイブリッドにて分波され、出力端子2と結合端子
3とに出力される。この結合端子3から出力される信号
を測定することにより、より正確な信号を検波すること
が可能である。なお、上記出力端子2と結合端子3から
は、位相が互いに90°ずれた信号が出力される。
【0024】実施の形態5.図8,図9,図10は、基
板上に形成したハイブリット間にを使用して複数(ここ
では2個)のアンプを並列に接続したバランスドアンプ
から成る高周波回路の構成を示す図で、前段のハイブリ
ッドのアイソレーション端子に信号発生器151を接続
し、後段のハイブリッドのアイソレーション端子に検波
回路152を接続したものである。なお、図8はブラン
チライン型ハイブリット210,211を使用した例
を、図9はランゲカプラー型ハイブリット212,21
3を使用した例を、図10はラットレース型ハイブリッ
ト214,215使用した例を示す。各図において、1
11,112はそれぞれ各ハイブリット210〜215
の信号入力端子と信号出力端子、4は前段のハイブリッ
ド210,212,214のアイソレーション端子、9
は後段のハイブリッド211,213,215のアイソ
レーション端子、251,252は上記ハイブリッド間
に並列に接続されたアンプである。
【0025】次に、図8に示すブランチライン型ハイブ
リット210,211を使用したバランスドアンプの動
作について説明する。信号入力端子111から入力され
た高周波信号は、ブランチライン型ハイブリッド210
で分波され、アンプ251,252へ入力する。アンプ
251,252を通過した上記高周波信号は、ブランチ
ライン型ハイブリッド211で再び結合し信号出力端子
112へ出力される。一方、上記バランスドアンプの試
験を行う場合には、信号発生器151により試験信号を
発生させ、前段のブランチライン型ハイブリッド210
のアイソレーション端子4に入力する。この試験信号
は、上記ブランチライン型ハイブリッド210で分波さ
れ、アンプ251、252へ入力する。アンプ251、
252を通過した試験信号は、後段のブランチライン型
ハイブリッド211で再び結合しアイソレーション端子
9へ出力される。この試験信号を検波回路152にて検
波することにより、アンプを並列に接続した部分の位
相、利得の調整や部分試験を行うことができる。
【0026】このように、信号系とは別に、試験系とし
て前段のブランチライン型ハイブリッド210のアイソ
レーション端子4から後段のブランチライン型ハイブリ
ッド211のアイソレーション端子9に至る伝送経路を
使用することにより、複雑な構造を必要とせずに、アン
プを並列に接続した部分の試験・調整を簡単に実現する
ことができる。なお、ハイブリットとして、ランゲカプ
ラー型ハイブリット212,213、あるいはラットレ
ース型ハイブリット214,215を使用した場合の動
作も、上記ブランチライン型ハイブリッド210,21
1を用いた場合の動作と同様である。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明によれば、伝送線路により接続された複数の回路要
素のうち、少なくとも1つの回路要素の入力側と出力側
とにそれぞれ方向性結合器を設けるとともに、上記入力
側の方向性結合器に信号発生器を接続し、上記出力側の
方向性結合器に検波回路を接続した構成としたので、複
雑な構造を必要とせずに、高周波回路に組み込まれた回
路要素の試験・調整を容易に行うことができる。したが
って、高周波回路中の回路要素の部分試験・調整の時間
を短縮できるとともに、測定精度を向上させることがで
きる。
【0028】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
の高周波回路において、上記伝送線路を、基板上に形成
したマイクロストリップ線路により構成したので、高周
波回路の小型化を図ることができる。
【0029】また、請求項3に記載の発明によれば、伝
送線路により接続された複数の回路要素のうち、少なく
とも1つの回路要素の入力側と出力側とにそれぞれ設け
られた方向性結合器と、上記回路要素の信号歪みを補償
する補償回路と備えるとともに、上記入力側の方向性結
合器を上記補償回路の入力側に接続し、回路要素による
信号の歪みを補償するようにしたので、高周波回路に組
み込まれた回路要素の特性補償を容易に実現することが
できる。
【0030】請求項4に記載の発明によれば、請求項3
の高周波回路において、上記伝送線路を、基板上に形成
したマイクロストリップ線路により構成したので、高周
波回路の小型化を図ることができる。
【0031】請求項5に記載の発明によれば、方向性結
合器の入力端子と出力端子を互いに直行する向きに配置
し、かつ結合出力端子とアイソレーション端子を互いに
直行する向きに配置することにより、マイクロストリッ
プ線路の折れ曲がり部に方向性結合器を設置するように
したので、高周波回路の実装面積を縮小ができ、高周波
回路を更に小型化することができる。
【0032】請求項6に記載の発明によれば、マイクロ
ストリップ線路上に形成されたブランチライン型ハイブ
リットを方向性結合器として使用したので、検出信号の
減衰がなく、より正確な信号検出を可能とすることがで
きる。
【0033】請求項7に記載の発明によれば、マイクロ
ストリップ線路上に形成されたランゲカプラーハイブリ
ッドを方向性結合器として使用したので、請求項6と同
様に、より正確な信号検出を可能とすることができる。
【0034】請求項8に記載の発明によれば、基板上に
形成した複数のブランチライン型ハイブリット間に複数
のアンプを並列に接続したバランスドアンプから成り、
前段のハイブリッドのアイソレーション端子に信号発生
器を接続し、後段のハイブリッドのアイソレーション端
子に検波回路を接続したので、複雑な構造を必要とせず
に、信号系の伝送経路と試験系の伝送経路を形成するこ
とができ、アンプを並列に接続した部分の試験・調整を
簡単に実現することができるとともに、測定精度を向上
させることができる。また、上記請求項8に記載のブラ
ンチライン型ハイブリットに代えて、ランゲカプラーハ
イブリッドあるいはラットレース型ハイブリッドを使用
した場合にも、同様の効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施の形態1に係わる高周波回路の構成を
示す図である。
【図2】 本実施の形態2に係わる高周波回路の構成を
示す図である。
【図3】 本実施の形態3に係わる高周波回路の構成を
示す図である。
【図4】 本実施の形態3に係わる高周波回路の構成を
示す図である。
【図5】 本実施の形態3に係わる高周波回路の構成を
示す図である。
【図6】 本実施の形態4に係わる高周波回路の構成を
示す図である。
【図7】 本実施の形態4に係わる高周波回路の構成を
示す図である。
【図8】 本実施の形態5に係わる高周波回路の構成を
示す図である。
【図9】 本実施の形態5にに係わる高周波回路の構成
を示す図である。
【図10】 本実施の形態5に係わる高周波回路の構成
を示す図である。
【図11】 従来の高周波回路の構成を示す図である。
【図12】 従来の方向性結合器にの構成を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 入力端子、2 出力端子、3 結合端子、4 アイ
ソレーション端子、5マイクロストリップ線路、6 結
合器、7 試験信号入力端子、8 試験信号検出端子、
10 補償信号入力端子、101 測定対象となる回路
要素、102,103 その他の回路要素、111 信
号入力端子、112 信号出力端子、151 試験信号
発生器、152 検波回路、153 補償回路、20
1,202 方向性結合器、210,211 ブランチ
ライン型ハイブリッド、212,213 ランゲカプラ
ーハイブリッド、214,215 ラットレース型ハイ
ブリッド、251,252 アンプ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 尾崎 裕 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 池松 寛 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 飯田 明夫 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 2G028 AA01 BF08 CG15 CG23 DH04 DH14 GL03 2G032 AA00 AK03 AK11 AK15

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 伝送線路により複数の回路要素を接続し
    て成る高周波回路において、少なくとも1つの回路要素
    の入力側と出力側とにそれぞれ方向性結合器を設けると
    ともに、上記入力側の方向性結合器に信号発生器を接続
    し、上記出力側の方向性結合器に検波回路を接続したこ
    とを特徴とする高周波回路。
  2. 【請求項2】 上記伝送線路を、基板上に形成したマイ
    クロストリップ線路により構成したことを特徴とする請
    求項1記載の高周波回路。
  3. 【請求項3】 伝送線路により複数の回路要素を接続し
    て成る高周波回路において、少なくとも1つの回路要素
    の入力側と出力側とにそれぞれ設けられた方向性結合器
    と、上記回路要素の信号歪みを補償する補償回路と備え
    るとともに、上記入力側の方向性結合器を上記補償回路
    の入力側に接続し、上記出力側の方向性結合器を上記補
    償回路の出力側に接続したことを特徴とする高周波回
    路。
  4. 【請求項4】 上記伝送線路を、基板上に形成したマイ
    クロストリップ線路により構成したことを特徴とする請
    求項3記載の高周波回路。
  5. 【請求項5】 基板上に形成された方向性結合器の入力
    端子と出力端子とを互いに直交する向きに配置し、かつ
    結合出力端子とアイソレーション端子とを互いに直交す
    る向きに配置したことを特徴とする請求項1または請求
    項3記載の高周波回路。
  6. 【請求項6】 上記方向性結合器を、マイクロストリッ
    プ線路により構成されたブランチライン型ハイブリット
    の一つの端子を入力端子とし、他の端子を出力端子、結
    合端子、アイソレーション端子とした方向性結合器によ
    り構成したことを特徴とする請求項1または請求項3記
    載の高周波回路。
  7. 【請求項7】 上記方向性結合器を、マイクロストリッ
    プ線路により構成されたランゲカプラーハイブリッドの
    一つの端子を入力端子とし、他の端子を出力端子、結合
    端子、アイソレーション端子とした方向性結合器により
    構成したことを特徴とする請求項1または請求項3記載
    の高周波回路。
  8. 【請求項8】 基板上に形成した複数のブランチライン
    型ハイブリット間に複数のアンプを並列に接続したバラ
    ンスドアンプから成る高周波回路において、前段のハイ
    ブリッドのアイソレーション端子に信号発生器を接続
    し、後段のハイブリッドのアイソレーション端子に検波
    回路を接続したことを特徴とする高周波回路。
  9. 【請求項9】 基板上に形成した複数のランゲカプラー
    型ハイブリット間に複数のアンプを並列に接続したバラ
    ンスドアンプから成る高周波回路において、前段のハイ
    ブリッドのアイソレーション端子に信号発生器を接続
    し、後段のハイブリッドのアイソレーション端子に検波
    回路を接続したことを特徴とする高周波回路。
  10. 【請求項10】 基板上に形成した複数のラットレース
    型ハイブリット間に複数のアンプを並列に接続したバラ
    ンスドアンプから成る高周波回路において、前段のハイ
    ブリッドのアイソレーション端子に信号発生器を接続
    し、後段のハイブリッドのアイソレーション端子に検波
    回路を接続したことを特徴とする高周波回路。
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