JP2000346393A - 空気調和機の排水洩れ警報装置 - Google Patents
空気調和機の排水洩れ警報装置Info
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- JP2000346393A JP2000346393A JP11156624A JP15662499A JP2000346393A JP 2000346393 A JP2000346393 A JP 2000346393A JP 11156624 A JP11156624 A JP 11156624A JP 15662499 A JP15662499 A JP 15662499A JP 2000346393 A JP2000346393 A JP 2000346393A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 空気調和機のエバポレータで液化したドレン
水を受け止める受け皿がオーバーフローした時に起こす
排水洩れを、事前に警報によって知らせる装置に関す
る。 【解決手段】 冷凍サイクルを構成するエバポレータ2
と、エバポレータ2の下方にドレン水を受け止める受け
皿4と、エバポレータ2を通過した空気を枠体1外に吹
出す送風ファン3とを備え、受け皿4に集められたドレ
ン水を所定の場所に流す排水パイプ5を取付ける。受け
皿4に装備した浮子7には送風ファン3方向に伸びる接
触部材6を設け、浮子7は受け皿4の水位と共に上下し
て、受け皿4の満水時に接触部材6を送風ファン3に接
触させ、接触部材6と送風ファン3との接触音を発生さ
せて受け皿4の水位上昇を警報する。
水を受け止める受け皿がオーバーフローした時に起こす
排水洩れを、事前に警報によって知らせる装置に関す
る。 【解決手段】 冷凍サイクルを構成するエバポレータ2
と、エバポレータ2の下方にドレン水を受け止める受け
皿4と、エバポレータ2を通過した空気を枠体1外に吹
出す送風ファン3とを備え、受け皿4に集められたドレ
ン水を所定の場所に流す排水パイプ5を取付ける。受け
皿4に装備した浮子7には送風ファン3方向に伸びる接
触部材6を設け、浮子7は受け皿4の水位と共に上下し
て、受け皿4の満水時に接触部材6を送風ファン3に接
触させ、接触部材6と送風ファン3との接触音を発生さ
せて受け皿4の水位上昇を警報する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は空気調和機のエバポレ
ータで液化したドレン水を排水する排水パイプのつまり
や、空気調和機の設置ミスでドレン水が排水できない時
に、この異常を知らせる装置に関する。
ータで液化したドレン水を排水する排水パイプのつまり
や、空気調和機の設置ミスでドレン水が排水できない時
に、この異常を知らせる装置に関する。
【0002】
【従来の技術】圧縮機とコンデンサとキャピラリとエバ
ポレータとを冷媒配管によって接続する冷凍サイクルが
知られている。この冷凍サイクルでは高温高圧に圧縮し
た冷媒をコンデンサに送って液化し、キャピラリを通過
した冷媒はエバポレータで気化して圧縮機に戻されてお
り、該エバポレータでは送風ファンによって送られる空
気が冷却されて低温空気を作ると共に、空気中に含まれ
る水蒸気は液化してドレン水になるものである。
ポレータとを冷媒配管によって接続する冷凍サイクルが
知られている。この冷凍サイクルでは高温高圧に圧縮し
た冷媒をコンデンサに送って液化し、キャピラリを通過
した冷媒はエバポレータで気化して圧縮機に戻されてお
り、該エバポレータでは送風ファンによって送られる空
気が冷却されて低温空気を作ると共に、空気中に含まれ
る水蒸気は液化してドレン水になるものである。
【0003】そして、エバポレータの下方には排水パイ
プを接続した受け皿が備え付けられており、エバポレー
タで液化して発生したドレン水は、受け皿に集められて
排水パイプで所定の場所に排水されるものである。
プを接続した受け皿が備え付けられており、エバポレー
タで液化して発生したドレン水は、受け皿に集められて
排水パイプで所定の場所に排水されるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように枠体内の設
けたエバポレータと受け皿に対して、正しく排水パイプ
が取付けられて正常に使用されいる時には何等トラブル
は発生しないが、長期間の使用でほこりやゴミによって
排水パイプの流れが悪くなったり、設置直後では排水パ
イプを押し潰していたり、受け皿の傾きを逆にしていた
りすることによって、受け皿に集められたドレン水がう
まく排水できない時には、受け皿からドレン水が溢れて
枠体の外へ洩れ出し、枠体の周囲を汚してしまうことが
ある。
けたエバポレータと受け皿に対して、正しく排水パイプ
が取付けられて正常に使用されいる時には何等トラブル
は発生しないが、長期間の使用でほこりやゴミによって
排水パイプの流れが悪くなったり、設置直後では排水パ
イプを押し潰していたり、受け皿の傾きを逆にしていた
りすることによって、受け皿に集められたドレン水がう
まく排水できない時には、受け皿からドレン水が溢れて
枠体の外へ洩れ出し、枠体の周囲を汚してしまうことが
ある。
【0005】使用環境によってほこりが多い時の排水パ
イプのつまりは取扱上の問題であるが、最近では設置業
者の作業の慣れもあって、急いでいる時に確認作業を怠
り設置ミスを見逃してしまうことが起っている。設置を
依頼した使用者は業者を信頼しているから、本格的に空
気調和機の使用を開始してから、排水洩れが発生して始
めて異常に気がつくものであり、設置業者は再工事を必
要とするだけでなく、水洩れの後の掃除が大変であっ
た。
イプのつまりは取扱上の問題であるが、最近では設置業
者の作業の慣れもあって、急いでいる時に確認作業を怠
り設置ミスを見逃してしまうことが起っている。設置を
依頼した使用者は業者を信頼しているから、本格的に空
気調和機の使用を開始してから、排水洩れが発生して始
めて異常に気がつくものであり、設置業者は再工事を必
要とするだけでなく、水洩れの後の掃除が大変であっ
た。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明はこのようなト
ラブルを簡単な装置で使用者に知らせて最悪事態である
水洩れを防ぐもので、枠体1内に冷凍サイクルを構成す
るエバポレータ2と、送風ファン3とを備え、かつ、エ
バポレータ2の下方にドレン水を受け止める受け皿4を
設け、該受け皿4には受け皿4に集められた水を流す排
水パイプ5を取付け、冷凍サイクル運転時にエバポレー
タ2から滴下するドレン水を排水パイプ5で所定の場所
に排水する空気調和機において、受け皿4には送風ファ
ン3方向に伸びる接触部材6を有する浮子7を装備し、
受け皿4の水位と共に上下する浮子7は受け皿4の満水
時に接触部材6と送風ファン3とを接触させ、接触部材
6と送風ファン3との接触音を発生させることによっ
て、使用者には異常を知らせて継続使用を差し控えさせ
る状況を作り出すものである。
ラブルを簡単な装置で使用者に知らせて最悪事態である
水洩れを防ぐもので、枠体1内に冷凍サイクルを構成す
るエバポレータ2と、送風ファン3とを備え、かつ、エ
バポレータ2の下方にドレン水を受け止める受け皿4を
設け、該受け皿4には受け皿4に集められた水を流す排
水パイプ5を取付け、冷凍サイクル運転時にエバポレー
タ2から滴下するドレン水を排水パイプ5で所定の場所
に排水する空気調和機において、受け皿4には送風ファ
ン3方向に伸びる接触部材6を有する浮子7を装備し、
受け皿4の水位と共に上下する浮子7は受け皿4の満水
時に接触部材6と送風ファン3とを接触させ、接触部材
6と送風ファン3との接触音を発生させることによっ
て、使用者には異常を知らせて継続使用を差し控えさせ
る状況を作り出すものである。
【0007】また、受け皿4もしくは受け皿4と一体に
構成した枠体1の部材に軸受部8を設け、軸受部8を中
心に回動する可動レバー7aに浮子7を取付け、かつ、
浮子7には送風ファン3方向に伸びる接触部材6を取付
け、接触部材6は軸受部8を中心に回動して送風ファン
3に接離する構成としたから、警報を発生する部分は受
け皿4と一体に構成でき、空気調和機の組み立ては従来
と同じ工程で可能になるものである。
構成した枠体1の部材に軸受部8を設け、軸受部8を中
心に回動する可動レバー7aに浮子7を取付け、かつ、
浮子7には送風ファン3方向に伸びる接触部材6を取付
け、接触部材6は軸受部8を中心に回動して送風ファン
3に接離する構成としたから、警報を発生する部分は受
け皿4と一体に構成でき、空気調和機の組み立ては従来
と同じ工程で可能になるものである。
【0008】更に、受け皿4内には浮子7を上下自在の
保持する摺動ガイド9を配置し、摺動ガイド9で案内さ
れる浮子7の上部から上方へ伸びる接触部材6を送風フ
ァン3にのぞませ、受け皿4の水位上昇と共に浮子7は
摺動ガイド9で回転を止められて上動し、摺動部材6を
送風ファン3に接近させることによって、従来の受け皿
4をそのまま使って警報装置が装着できるものである。
保持する摺動ガイド9を配置し、摺動ガイド9で案内さ
れる浮子7の上部から上方へ伸びる接触部材6を送風フ
ァン3にのぞませ、受け皿4の水位上昇と共に浮子7は
摺動ガイド9で回転を止められて上動し、摺動部材6を
送風ファン3に接近させることによって、従来の受け皿
4をそのまま使って警報装置が装着できるものである。
【0009】
【作用】空気調和機を使用中に何等かの理由によって受
け皿4に集められたドレン水が排水せず、受け皿4の水
位が上昇してくると、この水位によって浮子7も上昇す
る。該浮子7には送風ファン3方向に伸びる接触部材6
が取付けられているから、浮子7の上昇と共にこの接触
部材6が回転中の送風ファン3と接触して、キーとかシ
ューといった接触音と共に、接触部材6と一体の浮子7
がガタガタ大きな振動音を発生するものである。この
為、使用者は直ちに異常に気が付き、受け皿4からの排
水洩れが始まる前に空気調和機の継続使用をやめること
になり、修理や清掃の適切な処置を行なうことができ
る。
け皿4に集められたドレン水が排水せず、受け皿4の水
位が上昇してくると、この水位によって浮子7も上昇す
る。該浮子7には送風ファン3方向に伸びる接触部材6
が取付けられているから、浮子7の上昇と共にこの接触
部材6が回転中の送風ファン3と接触して、キーとかシ
ューといった接触音と共に、接触部材6と一体の浮子7
がガタガタ大きな振動音を発生するものである。この
為、使用者は直ちに異常に気が付き、受け皿4からの排
水洩れが始まる前に空気調和機の継続使用をやめること
になり、修理や清掃の適切な処置を行なうことができ
る。
【0010】
【実施例】以下実施例を示す図により構成を説明する
と、1は空気調和機の室内機を構成する枠体、10は枠
体1の正面の空気取入口、11は枠体1の空気取入口1
0の下部に位置する空気調和した空気の吹出口、2は空
気取入口10と対向する枠体1内に設けたエバポレー
タ、3はエバポレータ2から吹出口11に至る空気流路
に取付けた送風ファンである。
と、1は空気調和機の室内機を構成する枠体、10は枠
体1の正面の空気取入口、11は枠体1の空気取入口1
0の下部に位置する空気調和した空気の吹出口、2は空
気取入口10と対向する枠体1内に設けたエバポレー
タ、3はエバポレータ2から吹出口11に至る空気流路
に取付けた送風ファンである。
【0011】空気調和機を構成する冷凍サイクルにおい
て、圧縮機で加圧された冷媒は高温高圧になり、この冷
媒の持つ熱エネルギーをコンデンサによって放熱すると
ガス状の冷媒は液化する。そして、液状の冷媒をキャピ
ラリを通過させてエバポレータ2に供給すると、冷媒は
気化してエバポレータ2を通過する空気を冷却するもの
であり、この空気に含まれる水蒸気は冷却されてエバポ
レータ2の表面で液化する。
て、圧縮機で加圧された冷媒は高温高圧になり、この冷
媒の持つ熱エネルギーをコンデンサによって放熱すると
ガス状の冷媒は液化する。そして、液状の冷媒をキャピ
ラリを通過させてエバポレータ2に供給すると、冷媒は
気化してエバポレータ2を通過する空気を冷却するもの
であり、この空気に含まれる水蒸気は冷却されてエバポ
レータ2の表面で液化する。
【0012】4はエバポレータ2の表面で液化して流れ
落ちるドレン水を受け止める為にエバポレータ2の下方
に設けた受け皿、5は受け皿4に集められたドレン水を
所定の場所に排水する為の排水パイプであり、エバポレ
ータ2が置かれた室内の空気を除湿して乾燥空気に変え
ることができる。
落ちるドレン水を受け止める為にエバポレータ2の下方
に設けた受け皿、5は受け皿4に集められたドレン水を
所定の場所に排水する為の排水パイプであり、エバポレ
ータ2が置かれた室内の空気を除湿して乾燥空気に変え
ることができる。
【0013】このようにエバポレータ2で水蒸気が液化
するとドレン水が受け皿4に集められるから、もし、受
け皿4のある枠体1の傾きを逆にして、排水パイプ5側
が高くなるように設置したり、枠体1から室外に引き出
される冷媒配管によって排水パイプ5が押し潰された
り、排水パイプ5の途中が受け皿4よりも高く取付られ
ると、受け皿4に集められたドレン水がスムーズに排水
パイプ5に流れずに溢れてしまうことになる。
するとドレン水が受け皿4に集められるから、もし、受
け皿4のある枠体1の傾きを逆にして、排水パイプ5側
が高くなるように設置したり、枠体1から室外に引き出
される冷媒配管によって排水パイプ5が押し潰された
り、排水パイプ5の途中が受け皿4よりも高く取付られ
ると、受け皿4に集められたドレン水がスムーズに排水
パイプ5に流れずに溢れてしまうことになる。
【0014】また、このような空気調和機の設置時のト
ラブルの他に、排水パイプ5にほこりやゴミがつまれ
ば、ドレン水は配水パイプ5へ流れずに受け皿4から溢
れ出してしまうことになる。そして、溢れ出たドレン水
は空気調和機の枠体1から排水洩れを引き起こすトラブ
ルを発生させてしまうものである。
ラブルの他に、排水パイプ5にほこりやゴミがつまれ
ば、ドレン水は配水パイプ5へ流れずに受け皿4から溢
れ出してしまうことになる。そして、溢れ出たドレン水
は空気調和機の枠体1から排水洩れを引き起こすトラブ
ルを発生させてしまうものである。
【0015】この発明はこのようなトラブルが発生する
前に、受け皿4に集められたドレン水の水位が高くなっ
たことを警報音を発生して使用者に知らせるものであ
り、7は受け皿4に配置した浮子、6は浮子7から送風
ファン3に向けて伸ばした接触部材である。この接触部
材6と送風ファン3との間隔は、通常の受け皿4のドレ
ン水の水位では一定の間隔を保持しており、送風ファン
3は何等問題なく高速回転することができる。
前に、受け皿4に集められたドレン水の水位が高くなっ
たことを警報音を発生して使用者に知らせるものであ
り、7は受け皿4に配置した浮子、6は浮子7から送風
ファン3に向けて伸ばした接触部材である。この接触部
材6と送風ファン3との間隔は、通常の受け皿4のドレ
ン水の水位では一定の間隔を保持しており、送風ファン
3は何等問題なく高速回転することができる。
【0016】しかしながら、何等かの理由で受け皿4の
水位が上昇すると、浮子7が持ち上がり、接触部材6が
送風ファン3に接近し、やがて、接触部材6と送風ファ
ン3とが接触することになる。この為、回転を続ける送
風ファン3からキーとかシャーといった大きな接触音が
発生し、また、接触部材6が送風ファン3に触れて振動
し、これによって浮子7もガタガタ大きな振動音を発生
するものである。
水位が上昇すると、浮子7が持ち上がり、接触部材6が
送風ファン3に接近し、やがて、接触部材6と送風ファ
ン3とが接触することになる。この為、回転を続ける送
風ファン3からキーとかシャーといった大きな接触音が
発生し、また、接触部材6が送風ファン3に触れて振動
し、これによって浮子7もガタガタ大きな振動音を発生
するものである。
【0017】この為、静かに運転していた空気調和機が
急に異常音を発生させるから、使用者は空気調和機の異
常に気がつき、受け皿4からドレン水が溢れ出す前に運
転を停止することになる。当然、使用できなくなった空
気調和機の原因を知る為に取扱説明書や空気調和機の販
売店からこの原因を知るところとなり、設置直後であれ
ば設置にミスがあったことがわかって販売店が修理した
り、一方、長期間使用した後であれば排水パイプ5のつ
まりが原因であるから、清掃・修理によってトラブルを
直すことができるものである。
急に異常音を発生させるから、使用者は空気調和機の異
常に気がつき、受け皿4からドレン水が溢れ出す前に運
転を停止することになる。当然、使用できなくなった空
気調和機の原因を知る為に取扱説明書や空気調和機の販
売店からこの原因を知るところとなり、設置直後であれ
ば設置にミスがあったことがわかって販売店が修理した
り、一方、長期間使用した後であれば排水パイプ5のつ
まりが原因であるから、清掃・修理によってトラブルを
直すことができるものである。
【0018】図1と図2に示す受け皿4に装備する浮子
7の取付方法の実施例において、8は受け皿4もしくは
受け皿4と一体に構成した枠体1の部材に設けた軸受
部、7aは軸受部8を支点として回動する可動レバーで
あり、該可動レバー7aに浮子7が取付けてある。そし
て、浮子7に取付けた接触部材6は軸受部8を中心に回
動しており、図2に示すように受け皿4の水位が上昇し
た時には、軸受部8が固定されているから接触部材8と
送風ファン3との接触は常に同じ位置とすることがで
き、あらかじめ決めた浮子7の上昇位置で確実に警報音
を発生することができるようになった。
7の取付方法の実施例において、8は受け皿4もしくは
受け皿4と一体に構成した枠体1の部材に設けた軸受
部、7aは軸受部8を支点として回動する可動レバーで
あり、該可動レバー7aに浮子7が取付けてある。そし
て、浮子7に取付けた接触部材6は軸受部8を中心に回
動しており、図2に示すように受け皿4の水位が上昇し
た時には、軸受部8が固定されているから接触部材8と
送風ファン3との接触は常に同じ位置とすることがで
き、あらかじめ決めた浮子7の上昇位置で確実に警報音
を発生することができるようになった。
【0019】また、浮子7が軸受部8を介して受け皿4
に取付けられて一体に取扱うことができるから、空気調
和機の組み立て時において浮子7の存在は他の部品の組
み立ての邪魔にならないものであり、従来と同じ作業行
程で警報装置付きの空気調和機が製造できるようになっ
た。
に取付けられて一体に取扱うことができるから、空気調
和機の組み立て時において浮子7の存在は他の部品の組
み立ての邪魔にならないものであり、従来と同じ作業行
程で警報装置付きの空気調和機が製造できるようになっ
た。
【0020】更に、図3の実施例において、9は浮子7
を上下動自在に案内保持する摺動ガイドであり、該摺動
ガイド9は受け皿4の中に配置している。従って、この
実施例も浮子7や摺動ガイド9の存在は他の部品の組み
立ての邪魔にならないものであり、従来と同じ作業行程
で空気調和機が製造できるものである。
を上下動自在に案内保持する摺動ガイドであり、該摺動
ガイド9は受け皿4の中に配置している。従って、この
実施例も浮子7や摺動ガイド9の存在は他の部品の組み
立ての邪魔にならないものであり、従来と同じ作業行程
で空気調和機が製造できるものである。
【0021】また、摺動ガイド9は上下動する浮子7の
回転を止める形状としたから、浮子7は常に同じ位置で
上下しており、浮子7に取付けた接触部材6は浮子7の
上下時にも確実に同じ位置に向かって移動するようにな
る。この為、接触する時の接触部材6と送風ファン3と
の位置関係は常に同じであり、あらかじめ決めた位置に
浮子7が上昇すると接触部材6が送風ファン3と接触し
て受け皿4の決められた水位で確実に警報音を発生する
ことができるようになった。
回転を止める形状としたから、浮子7は常に同じ位置で
上下しており、浮子7に取付けた接触部材6は浮子7の
上下時にも確実に同じ位置に向かって移動するようにな
る。この為、接触する時の接触部材6と送風ファン3と
の位置関係は常に同じであり、あらかじめ決めた位置に
浮子7が上昇すると接触部材6が送風ファン3と接触し
て受け皿4の決められた水位で確実に警報音を発生する
ことができるようになった。
【0022】尚、送風ファン3は浮子7の接触部材6と
の接触によって警報音を発生するとき、接触抵抗によっ
て回転数の乱れが起きることがある。一般に最近の送風
ファン3はホールICなどによる回転数検出機構を設け
て、この検出した回転数を一定に保持するように通電力
を制御することが行なわれ、警報音を出しても送風ファ
ン3は自動補正して一定の回転数を維持することも可能
である。
の接触によって警報音を発生するとき、接触抵抗によっ
て回転数の乱れが起きることがある。一般に最近の送風
ファン3はホールICなどによる回転数検出機構を設け
て、この検出した回転数を一定に保持するように通電力
を制御することが行なわれ、警報音を出しても送風ファ
ン3は自動補正して一定の回転数を維持することも可能
である。
【0023】しかし、送風ファン3に当接する浮子7の
浮力を強くした時や、接触部材6の接触位置・形状によ
っては、送風ファン3の回転数が大きく落ち込んで自動
補正できない時があり、この場合は送風ファン3の安全
装置が回転数の回復ができないことを検出して空気調和
機の運転を停止することが行なわれるものである。従っ
て、もし、使用中に使用者が離れる機会が多い空気調和
機などでは、あらかじめ浮子7の浮力を強くするなどし
ておけば異常時に空気調和機が自動停止するから、使用
者が操作しなくとも送風ファン3を止めることができ
る。
浮力を強くした時や、接触部材6の接触位置・形状によ
っては、送風ファン3の回転数が大きく落ち込んで自動
補正できない時があり、この場合は送風ファン3の安全
装置が回転数の回復ができないことを検出して空気調和
機の運転を停止することが行なわれるものである。従っ
て、もし、使用中に使用者が離れる機会が多い空気調和
機などでは、あらかじめ浮子7の浮力を強くするなどし
ておけば異常時に空気調和機が自動停止するから、使用
者が操作しなくとも送風ファン3を止めることができ
る。
【0024】
【発明の効果】以上のようにエバポレータ2で発生した
ドレン水を集める受け皿4の水位が上昇した時には、受
け皿4に装備した浮子7が上昇するから、該浮子7と一
体の接触部材6は送風ファン3に接近してやがて接触す
るものである。この為、今まで静かに高速回転中の送風
ファン3は、キーといった音や、シャーといった音が急
にうるさく発生するようになり、また、接触部材6が送
風ファン3に接触すれば浮子7にも振動が伝わって、ガ
タガタ大きな振動音を発生することになる。
ドレン水を集める受け皿4の水位が上昇した時には、受
け皿4に装備した浮子7が上昇するから、該浮子7と一
体の接触部材6は送風ファン3に接近してやがて接触す
るものである。この為、今まで静かに高速回転中の送風
ファン3は、キーといった音や、シャーといった音が急
にうるさく発生するようになり、また、接触部材6が送
風ファン3に接触すれば浮子7にも振動が伝わって、ガ
タガタ大きな振動音を発生することになる。
【0025】この状態になれば、使用中の空気調和機に
異常が発生したことは誰でも認識できるから、空気調和
機の運転を停止することになり、受け皿4からドレン水
が溢れて、枠体1からの排水洩れを防ぐことができた。
尚、この理由を取扱説明書で確認したり、販売店に聞け
ば原因がわかり、修理や清掃によって直ぐに対応できる
ようになった。
異常が発生したことは誰でも認識できるから、空気調和
機の運転を停止することになり、受け皿4からドレン水
が溢れて、枠体1からの排水洩れを防ぐことができた。
尚、この理由を取扱説明書で確認したり、販売店に聞け
ば原因がわかり、修理や清掃によって直ぐに対応できる
ようになった。
【0026】また、この種の警報装置は一般的にはセン
サーと電子制御回路の働きでブザーやランプで報知し
て、運転を停止するなどの動作をするものであるが、マ
イコンなどを備えた電子制御回路の変更は大がかりであ
り、簡単には実施できないものである。しかし、この発
明の警報装置は既存の送風ファン3を使ってメカ動作に
よって作動するものであり、警報は機械が壊れた時に発
生する異常音そのものであるから、使用者はどこかが壊
れたと直ちに判断して、空気調和機の使用を中止するこ
とが期待できるから、制御装置に自動停止機能を取付け
た時と同じ効果が得られるものである。
サーと電子制御回路の働きでブザーやランプで報知し
て、運転を停止するなどの動作をするものであるが、マ
イコンなどを備えた電子制御回路の変更は大がかりであ
り、簡単には実施できないものである。しかし、この発
明の警報装置は既存の送風ファン3を使ってメカ動作に
よって作動するものであり、警報は機械が壊れた時に発
生する異常音そのものであるから、使用者はどこかが壊
れたと直ちに判断して、空気調和機の使用を中止するこ
とが期待できるから、制御装置に自動停止機能を取付け
た時と同じ効果が得られるものである。
【0027】また、この警報音が発生した時期が、空気
調和機を設置した直後であればこれは設置工事に何等か
のミスがあったと判断できるから、設置工事の慣れから
設置ミスを見逃した場合でも、空気調和機を使用する部
屋を水浸しにする前に修理で対応できるようになり、被
害を最小にとどめることができたものである。
調和機を設置した直後であればこれは設置工事に何等か
のミスがあったと判断できるから、設置工事の慣れから
設置ミスを見逃した場合でも、空気調和機を使用する部
屋を水浸しにする前に修理で対応できるようになり、被
害を最小にとどめることができたものである。
【0028】具体的な構成として、可動する浮子7の動
作支点を構成する軸受部8を受け皿4と一体に設けれ
ば、浮子7も接触部材6も受け皿4と一体になるから、
空気調和機を製造する時に新しい工程を追加することな
く、従来品の同じ作業工程で簡単に製作できるようにな
った。
作支点を構成する軸受部8を受け皿4と一体に設けれ
ば、浮子7も接触部材6も受け皿4と一体になるから、
空気調和機を製造する時に新しい工程を追加することな
く、従来品の同じ作業工程で簡単に製作できるようにな
った。
【0029】他の実施例として、浮子7の為の動作支点
を設けずに摺動ガイド9を設けて浮子7を上下自在に案
内してもよく、摺動ガイド9によって浮子7の回転を止
めることで、浮子7が上昇する時は正確に接触部材6を
室内空気ファン3に接近させることができるものであ
る。従ってこの構成であれば、受け皿4に摺動ガイド9
を追加するだけであるから、受け皿4の変更はほとんど
必要がなくなり、非常に簡単に排水洩れの警報装置が構
成できるものである。
を設けずに摺動ガイド9を設けて浮子7を上下自在に案
内してもよく、摺動ガイド9によって浮子7の回転を止
めることで、浮子7が上昇する時は正確に接触部材6を
室内空気ファン3に接近させることができるものであ
る。従ってこの構成であれば、受け皿4に摺動ガイド9
を追加するだけであるから、受け皿4の変更はほとんど
必要がなくなり、非常に簡単に排水洩れの警報装置が構
成できるものである。
【図1】本発明の実施例を示す空気調和機の室内機の断
面図である。
面図である。
【図2】図1に示す実施例の受け皿部分を示す要部断面
図である。
図である。
【図3】本発明の他の実施例を示す空気調和機の室内機
の要部断面図である。
の要部断面図である。
1 枠体 2 エバポレータ 3 送風ファン 4 受け皿 5 排水パイプ 6 接触部材 7 浮子 7a 可動レバー 8 軸受部 9 摺動パイプ
Claims (3)
- 【請求項1】 枠体1内に冷凍サイクルを構成するエバ
ポレータ2と、送風ファン3とを備え、かつ、エバポレ
ータ2の下方にドレン水を受け止める受け皿4を設け、
該受け皿4には受け皿4に集められた水を流す排水パイ
プ5を取付け、冷凍サイクル運転時にエバポレータ2か
ら滴下するドレン水を排水パイプ5で所定の場所に排水
する空気調和機において、受け皿4には送風ファン3方
向に伸びる接触部材6を有する浮子7を装備し、受け皿
4の水位と共に上下する浮子7は受け皿4の満水時に接
触部材6と送風ファン3とを接触させ、接触部材6と送
風ファン3との接触音によってドレン水の洩れを警報す
る空気調和機の排水洩れ警報装置。 - 【請求項2】 受け皿4もしくは受け皿4と一体に構成
した枠体1の部材に軸受部8を設け、軸受部8を中心に
回動する可動レバー7aに浮子7を取付け、かつ、浮子
7には送風ファン3方向に伸びる接触部材6を取付け、
接触部材6は軸受部8を中心に回動して送風ファン3に
接離することを特徴とする請求項1記載の空気調和機の
排水洩れ警報装置。 - 【請求項3】 受け皿4内には浮子7を上下自在の保持
する摺動ガイド9を配置し、摺動ガイド9で案内される
浮子7の上部から上方へ伸びる接触部材6を送風ファン
3にのぞませ、受け皿4の水位上昇と共に浮子7は摺動
ガイド9で回転を止められて上動し、摺動部材6を送風
ファン3に接近させる請求項1記載の空気調和機の排水
洩れ警報装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11156624A JP2000346393A (ja) | 1999-06-03 | 1999-06-03 | 空気調和機の排水洩れ警報装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11156624A JP2000346393A (ja) | 1999-06-03 | 1999-06-03 | 空気調和機の排水洩れ警報装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000346393A true JP2000346393A (ja) | 2000-12-15 |
Family
ID=15631779
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11156624A Pending JP2000346393A (ja) | 1999-06-03 | 1999-06-03 | 空気調和機の排水洩れ警報装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000346393A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20030075391A (ko) * | 2002-03-18 | 2003-09-26 | 위니아만도 주식회사 | 에어컨 드레인 팬의 과수위 경보장치 |
JP2017043211A (ja) * | 2015-08-26 | 2017-03-02 | トヨタ自動車株式会社 | 車両用操舵装置 |
CN112283929A (zh) * | 2020-09-27 | 2021-01-29 | 珠海格力电器股份有限公司 | 一种移动空调水箱的水位控制装置、方法和移动空调 |
-
1999
- 1999-06-03 JP JP11156624A patent/JP2000346393A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20030075391A (ko) * | 2002-03-18 | 2003-09-26 | 위니아만도 주식회사 | 에어컨 드레인 팬의 과수위 경보장치 |
JP2017043211A (ja) * | 2015-08-26 | 2017-03-02 | トヨタ自動車株式会社 | 車両用操舵装置 |
CN112283929A (zh) * | 2020-09-27 | 2021-01-29 | 珠海格力电器股份有限公司 | 一种移动空调水箱的水位控制装置、方法和移动空调 |
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