JP2000346356A - 燃焼装置 - Google Patents

燃焼装置

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JP2000346356A
JP2000346356A JP11160503A JP16050399A JP2000346356A JP 2000346356 A JP2000346356 A JP 2000346356A JP 11160503 A JP11160503 A JP 11160503A JP 16050399 A JP16050399 A JP 16050399A JP 2000346356 A JP2000346356 A JP 2000346356A
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Masayuki Fujimoto
雅之 藤本
Toru Ueno
徹 上野
Shigeru Murakami
村上  茂
Yoshiyuki Kuroda
悦幸 黒田
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リモコンの着脱状態において操作可能として
使い勝手の向上を図るとともに、本体前面に一体化した
収納形態によりデザイン性の向上を図る。 【解決手段】 機器本体1に設けた主操作部10と、機
器本体1の前面に設けたリモコンホルダー7と、該リモ
コンホルダー7に着脱自在に取り付け、少なくとも前記
主操作部の操作スイッチより少なく配したリモコン本体
16とを備え、前記リモコンホルダー7は前記リモコン
本体16が装着される面を略垂直平面と傾斜面を有する
構成とし、前記略垂直平面と傾斜面の境界部を軸とし
て、前記リモコン本体16が前記傾斜面に当接するまで
回動するようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リモコンを有する
燃焼装置において、特にリモコンの取付構成に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】一般にリモコンは機器本体に設けた主操
作部とは別に設け、機器本体より離れた位置で運転又は
各種設定操作を行うもので、現在、その種類も数多く考
案されており、その機器の種類や用途に応じて、最適な
リモコンの形態を選択できるものである。
【0003】例えば、常に離れた場所で操作するような
機器で、安価に、かつノイズ等の影響を受けず、確実に
遠隔制御を行いたい場合は、完全にリモコンを別設し有
線で機器本体と接続するワイヤードリモコンを選択す
る。
【0004】また、本願発明のように室内で用いる燃焼
器、例えばファンヒータ等のリモコンにおいては、操作
場所を限定せず同一部屋内の任意の場所から操作できる
ものが望ましく、従来よりワイヤレスリモコンが一般的
である。以下その構成を図10(a)と(b)を用いて
説明する。
【0005】図において30は、ワイヤレスのリモコン
本体であり、操作信号の送信手段として、電波を用いる
ものや赤外線を用いるものがあるが、共に機器本体31
側の受信部32は機器本体31に設けている主操作部3
3の近傍に設け、リモコンで操作する場合は、その受信
部32に向けて信号を送ることで遠隔操作を行うように
しているものである。すなわち、従来のリモコン操作
は、リモコン本体30を機器本体31から完全に離した
状態でのみ操作可能にするという発想のもとに構成され
たものであり、リモコン本体を機器本体31に収納した
状態でリモコン本体30の操作を可能とし、主操作部3
3とリモコン本体30のどちら側でも操作ができるよう
に構成したものではなかった。
【0006】また、リモコン本体30の収納に関して
は、機器本体31側に収納部を設けず、専用のリモコン
収納ケース34を付属品として備え、使用者が部屋の任
意の場所に前記収納ケースを設置し、そこに保管すると
いう方法が多く、機器本体31側に収納部を設けたもの
においても専用の収納ケース34を機器本体の側面や背
面に取り付け、そのポケット状のケース内にリモコンを
収納するという形態のものであった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、従来
構成のリモコンにおいては、機器本体への装着状態が、
別体で設けたリモコン収納ケースを機器本体の側面や背
面に取り付け、そのポケット状の収納ケース内にリモコ
ンを収納し、リモコン操作をするときのみ、そこから取
り出し受信部に向けて操作信号を送信することでリモコ
ンによる操作が可能になるというものであり、リモコン
機能に限定した使用形態においては全く問題のない構成
であるが、本願発明が解決しようとするリモコン機能に
加えて、機器本体側での操作性において高齢者や幼児に
対する操作の判り易さ及び簡便性を向上するという目的
に関しては全く配慮がされていないものであった。
【0008】つまり、近年の燃焼器、例えばファンヒー
タ等においては燃焼制御という基本機能以外に各種機能
を搭載し、使い勝手やメンテナンス性を向上させるよう
にしたものが数多く考案されている。そして、上記機能
を作用させるため、主操作部には各種機能に対応した操
作スイッチが配設され、複雑な構成を有するものであ
る。このため、操作が複雑になり、特に高齢者や幼児に
おいては操作方法が判りにくく、誤操作をしてしまうと
いう心配もあり、極めて操作性を低下させるという課題
を有するものであった。
【0009】また、近年においては暖房商品といえど
も、そのデザイン性は重視される傾向にあり、従来構成
のように別体のリモコン収納ケースを機器本体の側面や
背面に取り付け、そのケース内に収納するという形態は
付属品的な印象は否めなく、見栄え面であまり好ましい
ものではなかった。
【0010】さらに、従来のように機器本体の側面や背
面に設けたポケット状の収納ケースに入れて保管するよ
うなタイプのものは、使用状態において常にリモコン本
体を確認できるような状態にないため、例えば、リモコ
ン本体をどこかに置き忘れたような場合、次に使用する
までリモコン本体がなくなっていることに気付かず、最
終的に所在が判らなくなるという事態が起こり得るもの
であった。
【0011】さらに、ポケット状の収納ケースから出し
入れするという使用形態においては、その取り扱いも多
少、粗雑になりがちとなり、故障の原因を招く恐れがあ
った。
【0012】本発明は上記課題を解決するもので、リモ
コンを本体前面に収納することで、機器本体の一構成部
品としてデザイン性の向上を図るとともに、常にリモコ
ンの所在確認を可能な状態にして使い勝手の向上を図
る。また、必要最小限のスイッチを配した構成とするこ
とで、通常使用時における操作性の向上を図ることを目
的とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、機器本体に設けた主操作部と、機器本体の
前面に設けたリモコンホルダーと、該リモコンホルダー
に着脱自在に取り付け、少なくとも前記主操作部の操作
スイッチより少なく配したリモコン本体とを備え、前記
リモコンホルダーは前記リモコン本体が装着される面を
略垂直平面と傾斜面を有する構成とし、前記略垂直平面
と傾斜面の境界部を軸として、前記リモコン本体が前記
傾斜面に当接するまで回動するようにしている。
【0014】上記発明によれば、機器本体にリモコン本
体を装着するときは、リモコンホルダーの略垂直平面で
リモコン本体を保持するようにしているため、本体前板
と略同一面を形成することができ、本体前面にリモコン
収納部を設けた構成としても、特に違和感を有するもの
ではなく、本体の一構成部品、例えば第2の操作部とし
て扱うことができ、従来の付属品的なリモコンに比べ、
デザイン性の向上に大きく寄与するものであるととも
に、前記リモコンホルダーに近接または一体化して設け
た受光部と確実に所定の位置関係を確保することがで
き、リモコン本体を機器本体に収納した状態でリモコン
操作が可能となり、前記第2の操作部として使用するこ
とが可能になり、主操作部と併せてどちら側からでも操
作ができるようになる。そして、リモコン側の操作スイ
ッチを主操作部より少ない数、例えば通常使用時に必要
な最小限の操作スイッチを配した構成とすることで、高
齢者や幼児が操作する場合でも極めて判りやすい操作方
法を提供することができる。
【0015】また、遠隔操作機能として使用できること
はいうまでもなく、本体前面に受光部を設けた構成とし
ているため、座った状態や寝ころんだ状態でも操作が可
能となり、操作範囲が極めて拡大して使い勝手の向上が
図れるとともに、リモコン本体を取り外した状態におい
てリモコンホルダーが機器本体の前板より沈み込む状態
にしているため、見栄えを損なうことなく、違和感のな
いデザインを確保することができる。
【0016】また、機器本体の前面にリモコンを収納す
るようにしているため、リモコン本体の取り外し有無の
確認が明確に判別でき、長期間取り外したまま放置して
失ってしまうという事態に対して警鐘を促すことができ
る。
【0017】さらに、リモコン本体を取り出すときは、
リモコンホルダーの傾斜面に相対するリモコン本体部分
を押すことで、前記リモコンホルダーの略垂直平面と傾
斜面の境界部分を軸としてリモコン本体が回動し、前記
略垂直平面と当接しているリモコン本体部分が前方に飛
び出す形となり、取り出しが容易にでき、使い勝手の向
上を図ることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載した燃焼
装置は、機器本体に設けた主操作部と、機器本体の前面
に設けたリモコンホルダーと、該リモコンホルダーに着
脱自在に取り付け、少なくとも前記主操作部の操作スイ
ッチより少なく配したリモコン本体とを備え、前記リモ
コンホルダーは前記リモコン本体が装着される面を略垂
直平面と傾斜面を有する構成とし、前記略垂直平面と傾
斜面の境界部を軸として、前記リモコン本体が前記傾斜
面に当接するまで回動するようにしている。
【0019】そして、機器本体にリモコン本体を装着す
るときは、リモコンホルダーの略垂直平面でリモコン本
体を保持するようにしているため、本体前板と略同一面
を形成することができ、本体前面にリモコン収納部を設
けた構成としても、特に違和感を有するものではなく、
本体の一構成部品、例えば第2の操作部として扱うこと
ができ、従来の付属品的なリモコンに比べ、デザイン性
の向上に大きく寄与するものであるとともに、前記リモ
コンホルダーに近接または一体化して設けた受光部と確
実に所定の位置関係を確保することができ、リモコン本
体を機器本体に収納した状態でリモコン操作が可能とな
り、前記第2の操作部として使用することが可能にな
り、主操作部と併せてどちら側からでも操作ができるよ
うになる。そして、リモコン側の操作スイッチを主操作
部より少ない数、例えば通常使用時に必要な最小限の操
作スイッチを配した構成とすることで、高齢者や幼児が
操作する場合でも極めて判りやすい操作方法を提供する
ことができる。
【0020】また、遠隔操作機能として使用できること
はいうまでもなく、本体前面に受光部を設けた構成とし
ているため、座った状態や寝ころんだ状態でも操作が可
能となり、操作範囲が極めて拡大して使い勝手の向上が
図れるとともに、リモコン本体を取り外した状態におい
てリモコンホルダーが機器本体の前板より沈み込む状態
にしているため、見栄えを損なうことなく、違和感のな
いデザインを確保することができる。
【0021】また、機器本体の前面にリモコンを収納す
るようにしているため、リモコン本体の取り外し有無の
確認が明確に判別でき、長期間取り外したまま放置して
失ってしまうという事態に対して警鐘を促すことができ
る。
【0022】さらに、リモコン本体を取り出すときは、
リモコンホルダーの傾斜面に相対するリモコン本体部分
を押すことで、前記リモコンホルダーの略垂直平面と傾
斜面の境界部分を軸としてリモコン本体が回動し、前記
略垂直平面と当接しているリモコン本体部分が前方に飛
び出す形となり、取り出しが容易にでき、使い勝手の向
上を図ることができる。
【0023】また、請求項2に記載した燃焼装置は、リ
モコンホルダーの適所に取り付けた磁石と、リモコン本
体の適所に取り付けた磁性体により、前記リモコン本体
の収納形態を確保するようにしている。
【0024】そして、リモコンホルダー側に設けた磁石
でリモコン本体を固定するようにしているため、リモコ
ン本体と受光部の位置関係を確保することができ、機器
本体に装着した状態で使用する場合に第2の操作部とし
て確実に操作を行うことができる。
【0025】また、リモコン本体はリモコンホルダーの
傾斜面に相対する部分を適度な力で押すだけで取り外し
ができるため、操作性を損なうことがなく、かつ取り外
した後はリモコン本体側には吸着手段を有していないた
め、機器本体のどこにでも吸着するという事態、例えば
高温の温風が吹き出す吹出口近傍に吸着して吹出口を塞
ぐという事態や高温によりリモコンが破損してしまうと
いう事態を回避でき、安全なリモコンの取付構成を提供
することができる。
【0026】また、請求項3に記載した燃焼装置は、リ
モコンホルダー裏面の略垂直平面と傾斜面に対応する位
置にそれぞれ1個以上の磁石を取り付けた構成としてい
る。
【0027】そして、略垂直平面と傾斜面に対応してそ
れぞれ磁石を取り付けるようにしているため、収納形態
においてはリモコンホルダーの略垂直平面とリモコン本
体が当接するように結合して、リモコン本体と受光部の
位置関係を確保するとともに、本体前板と略同一面を形
成しデザイン性を損なうことなく、本体前面へのリモコ
ン取り付けを実現することができる。
【0028】また、リモコン本体の取り外しにおいて
は、リモコンホルダーの傾斜面とリモコン本体が当接す
るように結合して、リモコン本体が前板より飛び出した
状態で保持するようにしているため、取り出しが容易と
なり使い勝手の向上を図ることができる。
【0029】また、請求項4に記載した燃焼装置は、リ
モコンホルダー裏面の略垂直平面と傾斜面にまたがる位
置に1個以上の磁石を取り付けた構成としている。
【0030】そして、請求項3に記載したものと同様の
作用効果を得ることができるとともに、1箇所に磁石を
取り付けるだけでよく、構成の簡素化及びコストの低減
を図ることができる。
【0031】また、請求項5に記載した燃焼装置は、リ
モコンホルダーのリモコン本体装着面の略垂直平面と傾
斜面にゴム磁石を貼り付けた構成としている。
【0032】そして、請求項3に記載したものと同様の
作用効果を得ることができるとともに、直接リモコン本
体の磁性体に磁石を作用させることができ、装着状態及
び取り外し状態において、確実にリモコン本体を保持す
ることができ、衝撃等でリモコン本体が外れるという事
態を回避することができる。
【0033】また、請求項6に記載した燃焼装置は、リ
モコンホルダーの収納部形状とリモコン本体形状は一方
向に対して同一形状になるようにしている。
【0034】そして、リモコン本体の装着方向を一方向
に規制することで、リモコン本体と受光部の位置関係を
確保することができ、機器本体に装着した状態で使用す
る場合に第2の操作部として確実に操作を行うことがで
きる。
【0035】また、請求項7に記載した燃焼装置は、リ
モコンホルダー上方には、少なくとも下方と前方の二面
に赤外線透過樹脂を配し、かつ係止部を有する受光カバ
ーを一体化して設けるとともに、リモコン本体が略垂直
平面と当接状態にあるとき前記リモコン本体からの信号
を受光し、前記リモコン本体が傾斜面と当接状態にある
ときは前記リモコン本体からの信号を受光しないような
位置に受光ユニットを配設するようにしている。
【0036】そして、リモコンホルダーへの受光カバ−
の取り付けが簡素化できるとともに、リモコン本体と受
光ユニットの位置関係を規制することで、機器本体に装
着した状態で使用する場合のみ第2の操作部として確実
に操作を行うことができ、使い勝手の向上を図ることが
できる。
【0037】また、請求項8に記載した燃焼装置は、機
器本体の前面に設けた前板適所にリモコンホルダー取付
用開口部を設け、該開口部には切り起こし部を有する複
数の折曲片を備え、該折曲片を前記リモコンホルダーに
設けた取付孔に挿入することで前記リモコンホルダーを
前記前板に一体化して取り付けるようにしている。
【0038】そして、リモコンホルダーを前板に一体化
構成で取り付けることにより、リモコンホルダーとの位
置関係を確実に確保することができ、相互の取付位置ず
れによる隙間の発生を防止して見栄えの良さを確保する
ことができるとともに、前板着脱作業時の不具合発生を
回避することができる。
【0039】さらに、別体の締結具を用いることなく一
体化構成することにより、工数及びコストの低減を図る
ことができ、かつ本体組立工程とは別工程での組立作業
が可能となり、作業工程の合理化を図ることができる。
【0040】
【実施例】(実施例1)以下、本発明の実施例1を図1
から図6を用いて説明すると、1は機器本体、2は本体
ケ−ス、3は天板、4は前板で、前面には切り起こし部
5を有する折曲片6を備えたリモコンホルダ−7を取り
付けるリモコンホルダ−取付用開口部8を、また該リモ
コンホルダ−取付用開口部8の近傍で、天面の一部を形
成する天斜面部9には、主操作部10を臨む如く開けら
れた天部開口孔11を有している。前記主操作部10は
運転「入・切」スイッチの他複数個の操作スイッチ12
と前記リモコンホルダ−7の近傍に表示が変更する設定
温度表示器13と室温表示器14の表示部Eを備え、操
作スイッチ12の操作により設定温度表示器13と室温
表示器14に現在時刻や、運転入りタイマ−設定時刻を
表示させることもできる操作部15と、前記ケ−ス2と
天板3にねじ止め固定され、前記操作部15を固定支持
する取付金具15aにより構成されている。
【0041】16はリモコン本体であり、赤外線を利用
したリモコン信号発信部16aと、運転「切」スイッ
チ、設定温度調節スイッチ等を備えてはいるが、前記主
操作部10の操作スイッチ数より少ない数のリモコン側
操作スイッチSと、裏面16bには鉄板等の磁性体17
が貼り付けてある。
【0042】前記リモコンホルダ−7には、リモコン本
体16を収納する凹形状のリモコン収納部18を有し、
該リモコン収納部18は前記リモコン本体16を収納し
た状態において、前記リモコン本体16の一部または全
部が機器本体1の前板4よりも沈み込む構成となってい
る。
【0043】また、このリモコン収納部18は、略垂直
平面18aと傾斜面18bを備えるとともに、この略垂
直平面18aと傾斜面18bの境界部Kを軸として、前
記リモコン本体16が前記傾斜面18bに当接するまで
回動できるようになっている。
【0044】また、略垂直平面18aと傾斜面18bの
裏面には、前記リモコン本体16の裏面16bに貼り付
けられた磁性体17と相対する位置にそれぞれ磁石19
が1個づつ接着固定されており、前記磁石19によりリ
モコン本体16を着脱自在に保持し、リモコンホルダ−
7への収納形態を確保している。
【0045】さらに、リモコン収納部18の形状とリモ
コン本体16の形状は一方向に対して同一形状になるよ
うにしている。
【0046】また、上記リモコンホルダ−7には、複数
個の取付孔20が設けられており、前記前板4のリモコ
ンホルダ−取付用開口部8に設けられた複数個の切り起
こし部5を有する折曲片6に前記取付孔20を挿入する
と、前記切り起こし部5がリモコンホルダ−7を係止す
ることにより、機器本体1の前面の前板4に一体化して
取り付けられている。また、上記リモコンホルダ−7に
は、複数個の係合孔21が設けられており、この係合孔
21に係合する複数個の係止部22を備えるとともに、
前面と下面と側面と天面を備えた赤外線透過樹脂で一体
成形された受光カバ−23が一体化して取り付けられて
いる。
【0047】24はリモコン本体16からのリモコン信
号を受光する受光素子25を備えた受光ユニットで、前
記主操作部10を構成する取付金具15aに、前記受光
カバ−23と相対する位置で、機器本体1の前方からリ
モコン信号が出た場合はもちろん、さらに、前記リモコ
ン本体16がリモコンホルダ−7の略垂直平面18aと
当接状態にあるときはリモコン本体16からのリモコン
信号を受光し、前記リモコン本体16がリモコンホルダ
−7の傾斜面18bと当接状態にある時は、リモコン本
体16からのリモコン信号を受光しないような一に配設
されており、受光したリモコン信号は配線26を介して
主操作部10へと送られ、配線26を主操作部10に収
束させている。
【0048】上記のように、リモコン信号は全て受光カ
バ−23を透過した後に受光ユニット24で受光するよ
うになっている。すなわち、前記受光カバ−23と受光
ユニット24とで受光部27を構成しており、受光部2
7とリモコンホルダ−7を一体化することにより、リモ
コン本体16が収納された状態であってもリモコン信号
が受光できるようになっている。
【0049】次に上記構成において、機器本体1の運転
方法を説明する。
【0050】まず、主操作部10の操作のみで運転を行
う場合は、操作スイッチ12の操作により、運転の
「入」・「切」や、設定温度調節や、運転入りタイマ−
時刻設定等の全ての機能を使うことができる。
【0051】次にリモコンホルダ−7のリモコン収納部
18にリモコン本体16を収納した状態で、リモコン本
体16を使って操作する場合について説明する。
【0052】この場合は、予め主操作部10にて、運転
「入・切」スイチを「入」の状態にしておく必要がある
が、最も使用頻度が高い設定温度調節や、運転「切」操
作はできるようになっており、操作スイッチ数を通常使
用時に必要な最小限の数としてあるので、どのスイッチ
を押せばいいのかが誰にでも明確に判断できるようなっ
ている。
【0053】また本実施例では、リモコン本体16が主
操作部10の表示部Eである、設定温度表示器13と室
温表示器14近傍の前板4の前面に収納されていること
により、主操作部10を操作した時と同様に、リモコン
本体16を操作した時も設定温度表示器13と室温表示
器14を見ながら操作できるようになている。
【0054】さらに、リモコン本体の裏面16bに貼り
付けた磁性体17が、リモコンホルダ−7に接着固定さ
れた磁石19の磁力により保持されていることと、リモ
コン収納部18の形状とリモコン本体16の形状が一方
向に対して同一形状になるようにしているので、リモコ
ン本体16のリモコン信号発信部16aを下側にした状
態では、リモコン収納部18にリモコン本体16を収納
することはできないようになっていることにより、リモ
コン本体16と受光部27との位置関係を確保でき、リ
モコン信号発信部16aから受光部27の受光素子25
へ、確実にリモコン信号を送ることができる。
【0055】次に、リモコン本体16をリモコンホルダ
−7より取り出す場合について説明する。
【0056】リモコン本体16をリモコンホルダ−7よ
り取り出す場合には、図1(a)に示すように、まずリ
モコン本体16の下部16cを矢印F方向に、リモコン
本体16がリモコンホルダ−7の略垂直平面18aと傾
斜面18bの境界部Kを軸として回動し、傾斜面18b
に当接するまで押す。すると、リモコンホルダ−7の略
垂直平面18aの裏面に接着固定された磁石19と、こ
の磁石19に相対するリモコン本体16の磁性体17と
の間の保持力が少なくなり、反対に傾斜面18bの裏面
に接着固定された磁石19と、この磁石19に相対する
リモコン本体16の磁性体17との間の保持力が大きく
なることにより、図1(b)に示すようにリモコン本体
16はリモコンホルダ−7の傾斜面18bに沿った状
態、すなわちリモコン本体16が前方に飛び出した状態
で保持される。磁石19はこの状態でリモコン本体16
が容易に脱落しない磁力としているので、使用者は確実
かつ簡単にリモコン本体16をリモコンホルダ−7より
取り外すことができる。
【0057】リモコン本体16を取り外した後は図6
(b)に示すように、リモコン本体16のリモコン信号
発信部16aを受光カバ−23に向けた状態でリモコン
側操作スイチSを操作すれば、機器本体1から離れた場
所からであっても、リモコン本体16の収納時と同様に
機器を操作できるのである。
【0058】外されたリモコン本体16は磁性体17を
有するのみであるので、磁石19が接着固定されている
リモコンホルダ−7のリモコン収納部18以外の機器本
体1の外周に吸着させることはできないようになってい
る。
【0059】次に、前板4を取り付けたり、取り外した
りする機器本体1の組立、あるいはメンテナンス時につ
いて説明する。
【0060】リモコンホルダ−7は、前板4に一体的に
取り付けられていることにより、組立、あるいはメンテ
ナンス時に両者を嵌合させる必要がないので、前板4を
取り付ける際にリモコンホルダ−7あるいは受光カバ−
23を傷付ける心配がないとともに、前板4のリモコン
ホルダ−取付用開口部8とリモコンホルダ−7の嵌合隙
間を最小限にすることができる。
【0061】また受光部Eにおいて、受光ユニット24
が受光カバ−23と分離していることと、受光ユニット
24の配線26を主操作部10に収束させていることに
より、前板4を取り付ける際に配線26を前板4と本体
ケ−ス2との間に噛み込ませることがない。
【0062】また、前板4を取り外す際にも前板4側に
配線類が一切ないことにより、取り外し作業性が非常に
良い構成となっている。
【0063】(実施例2)図7(a)と(b)と図8は
本発明の実施例2の燃焼装置のリモコン部を示す図であ
る。
【0064】図において、19はリモコンホルダ−7の
略垂直平面18aと傾斜面18bにまたがる裏面に接着
固定された磁石で、リモコン本体16の裏面16bに貼
り付けられた磁性体17と相対しており、リモコン本体
16が略垂直平面18aと当接している時と、あるいは
リモコン本体16が傾斜面18bと当接している時にリ
モコン本体16をリモコンホルダ−7のリモコン収納部
18に1個の磁石で保持するようになっている。
【0065】(実施例3)図9は本発明の実施例3の燃
焼装置のリモコン部を示す断面部である。
【0066】図において、27はリモコンホルダ−7の
略垂直面18aと傾斜面18bに貼り付けられたゴム磁
石で、リモコン本体16の裏面16bに貼り付けられた
磁性体17と相対しており、リモコン本体16が略垂直
平面18aと当接している時と、あるいはリモコン本体
16が傾斜面18bと当接している時にリモコン本体1
6をリモコンホルダ−7のリモコン収納部18に保持す
るようになっている。
【0067】
【発明の効果】以上のように請求項1に記載した燃焼装
置によれば、機器本体にリモコン本体を装着するとき
は、リモコンホルダーの略垂直平面でリモコン本体を保
持するようにしているため、本体前板と略同一面を形成
することができ、本体前面にリモコン収納部を設けた構
成としても、特に違和感を有するものではなく、本体の
一構成部品、例えば第2の操作部として扱うことがで
き、従来の付属品的なリモコンに比べ、デザイン性の向
上に大きく寄与するものであるとともに、前記リモコン
ホルダーに近接または一体化して設けた受光部と確実に
所定の位置関係を確保することができ、リモコン本体を
機器本体に収納した状態でリモコン操作が可能となり、
前記第2の操作部として使用することが可能になり、主
操作部と併せてどちら側からでも操作ができるようにな
る。そして、リモコン側の操作スイッチを主操作部より
少ない数、例えば通常使用時に必要な最小限の操作スイ
ッチを配した構成とすることで、高齢者や幼児が操作す
る場合でも極めて判りやすい操作方法を提供することが
できる。
【0068】また、遠隔操作機能として使用できること
はいうまでもなく、本体前面に受光部を設けた構成とし
ているため、座った状態や寝ころんだ状態でも操作が可
能となり、操作範囲が極めて拡大して使い勝手の向上が
図れるとともに、リモコン本体を取り外した状態におい
てリモコンホルダーが機器本体の前板より沈み込む状態
にしているため、見栄えを損なうことなく、違和感のな
いデザインを確保することができる。
【0069】また、機器本体の前面にリモコンを収納す
るようにしているため、リモコン本体の取り外し有無の
確認が明確に判別でき、長期間取り外したまま放置して
失ってしまうという事態に対して警鐘を促すことができ
る。
【0070】さらに、リモコン本体を取り出すときは、
リモコンホルダーの傾斜面に相対するリモコン本体部分
を押すことで、前記リモコンホルダーの略垂直平面と傾
斜面の境界部分を軸としてリモコン本体が回動し、前記
略垂直平面と当接しているリモコン本体部分が前方に飛
び出す形となり、取り出しが容易にでき、使い勝手の向
上を図ることができる。
【0071】また、請求項2に記載した燃焼装置によれ
ば、リモコンホルダー側に設けた磁石でリモコン本体を
固定するようにしているため、リモコン本体と受光部の
位置関係を確保することができ、機器本体に装着した状
態で使用する場合に第2の操作部として確実に操作を行
うことができる。
【0072】また、リモコン本体はリモコンホルダーの
傾斜面に相対する部分を適度な力で押すだけで取り外し
ができるため、操作性を損なうことがなく、かつ取り外
した後はリモコン本体側には吸着手段を有していないた
め、機器本体のどこにでも吸着するという事態、例えば
高温の温風が吹き出す吹出口近傍に吸着して吹出口を塞
ぐという事態や高温によりリモコンが破損してしまうと
いう事態を回避でき、安全なリモコンの取付構成を提供
することができる。
【0073】また、請求項3に記載した燃焼装置によれ
ば、略垂直平面と傾斜面に対応してそれぞれ磁石を取り
付けるようにしているため、収納形態においてはリモコ
ンホルダーの略垂直平面とリモコン本体が当接するよう
に結合して、リモコン本体と受光部の位置関係を確保す
るとともに、本体前板と略同一面を形成しデザイン性を
損なうことなく、本体前面へのリモコン取り付けを実現
することができる。
【0074】また、リモコン本体の取り外しにおいて
は、リモコンホルダーの傾斜面とリモコン本体が当接す
るように結合して、リモコン本体が前板より飛び出した
状態で保持するようにしているため、取り出しが容易と
なり使い勝手の向上を図ることができる。
【0075】また、請求項4に記載した燃焼装置によれ
ば、請求項3に記載したものと同様の作用効果を得るこ
とができるとともに、1箇所に磁石を取り付けるだけで
よく、構成の簡素化及びコストの低減を図ることができ
る。
【0076】また、請求項5に記載した燃焼装置によれ
ば、請求項3に記載したものと同様の作用効果を得るこ
とができるとともに、直接リモコン本体の磁性体に磁石
を作用させることができ、装着状態及び取り外し状態に
おいて、確実にリモコン本体を保持することができ、衝
撃等でリモコン本体が外れるという事態を回避すること
ができる。
【0077】また、請求項6に記載した燃焼装置によれ
ば、リモコン本体の装着方向を一方向に規制すること
で、リモコン本体と受光部の位置関係を確保することが
でき、機器本体に装着した状態で使用する場合に第2の
操作部として確実に操作を行うことができる。
【0078】また、請求項7に記載した燃焼装置によれ
ば、リモコンホルダーへの受光カバ−の取り付けが簡素
化できるとともに、リモコン本体と受光ユニットの位置
関係を規制することで、機器本体に装着した状態で使用
する場合のみ第2の操作部として確実に操作を行うこと
ができ、使い勝手の向上を図ることができる。
【0079】また、請求項8に記載した燃焼装置によれ
ば、リモコンホルダーを前板に一体化構成で取り付ける
ことにより、リモコンホルダーとの位置関係を確実に確
保することができ、相互の取付位置ずれによる隙間の発
生を防止して見栄えの良さを確保することができるとと
もに、前板着脱作業時の不具合発生を回避することがで
きる。
【0080】さらに、別体の締結具を用いることなく一
体化構成することにより、工数及びコストの低減を図る
ことができ、かつ本体組立工程とは別工程での組立作業
が可能となり、作業工程の合理化を図ることができる。
【0081】なお、本実施例1と実施例2においては、
磁石をリモコンホルダ−の略垂直平面と傾斜面の裏面あ
るいはそれぞれの面にまたがる位置に取り付けたが、例
えば、リモコン本体に貼り付けた磁性体とリモコンホル
ダ−に取り付けた磁石が相対する位置にあれば、磁性体
をリモコン本体の側面に取り付け、磁石を略垂直平面近
傍の側面と傾斜面の側面に取り付けても、リモコン本体
の収納形態については同様の効果が得られるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本発明の実施例1における燃焼装置のリ
モコン収納状態を示す断面図 (b)同燃焼装置のリモコン回動状態を示す断面図
【図2】同燃焼装置のリモコン部の分解斜視図
【図3】同燃焼装置の前板を外した状態を示す斜視図
【図4】同燃焼装置のリモコン本体を背面より見た斜視
【図5】同燃焼装置の前板とリモコンホルダ−の係止状
態を示す断面図
【図6】(a)同燃焼装置の外観図 (b)同燃焼装置のリモコン本体を取り外した状態の外
観図
【図7】(a)本発明の実施例2における燃焼装置のリ
モコン収納状態を示す断面図 (b)同燃焼装置のリモコン回動状態を示す断面図
【図8】同燃焼装置のリモコン部の分解斜視図
【図9】(a)本発明の実施例3における燃焼装置のリ
モコン収納状態を示す断面図 (b)同燃焼装置のリモコン回動状態を示す断面図
【図10】(a)従来の燃焼装置とリモコン収納ケ−ス
を示す外観図 (b)同従来の燃焼装置とリモコン収納ケ−スを示す他
構成の実施例の外観図
【符号の説明】
1 機器本体 4 前板 7 リモコンホルダ− 10 主操作部 16 リモコン本体 18 リモコン収納部 18a 略垂直平面 18b 傾斜面 K 境界部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村上 茂 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 黒田 悦幸 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 3K068 KA06 KB01 KB05 3L028 EA01 EB04

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】機器本体に設けた主操作部と、機器本体の
    前面に設けたリモコンホルダーと、該リモコンホルダー
    に着脱自在に取り付け、少なくとも前記主操作部の操作
    スイッチより少なく配したリモコン本体とを備え、前記
    リモコンホルダーは前記リモコン本体が装着される面を
    略垂直平面と傾斜面を有する構成とし、前記略垂直平面
    と傾斜面の境界部を軸として、前記リモコン本体が前記
    傾斜面に当接するまで回動するようにした燃焼装置。
  2. 【請求項2】リモコンホルダーの適所に取り付けた磁石
    と、リモコン本体の適所に取り付けた磁性体により、前
    記リモコン本体の収納形態を確保するようにした請求項
    1記載の燃焼装置。
  3. 【請求項3】リモコンホルダー裏面には、略垂直平面と
    傾斜面に対応する位置にそれぞれ1個以上の磁石を取り
    付けた請求項1または2記載の燃焼装置。
  4. 【請求項4】リモコンホルダー裏面には、略垂直平面と
    傾斜面にまたがる位置に1個以上の磁石を取り付けた請
    求項1または2記載の燃焼装置。
  5. 【請求項5】リモコンホルダーのリモコン本体装着面の
    略垂直平面と傾斜面にゴム磁石を貼り付けた請求項1ま
    たは2記載の燃焼装置。
  6. 【請求項6】リモコンホルダーの収納部形状とリモコン
    本体形状は一方向に対して同一形状になるようにした請
    求項1記載の燃焼装置。
  7. 【請求項7】リモコンホルダー上方には、少なくとも下
    方と前方の二面に赤外線透過樹脂を配し、かつ係止部を
    有する受光カバーを一体化して設けるとともに、リモコ
    ン本体が略垂直平面と当接状態にあるとき前記リモコン
    本体からの信号を受光し、前記リモコン本体が傾斜面と
    当接状態にあるときは前記リモコン本体からの信号を受
    光しないような位置に受光ユニットを配設するようにし
    た請求項1記載の燃焼装置。
  8. 【請求項8】機器本体の前面に設けた前板適所にリモコ
    ンホルダー取付用開口部を設け、前記開口部には切り起
    こし部を有する複数の折曲片を備え、前記折曲片を前記
    リモコンホルダーに設けた取付孔に挿入することで前記
    リモコンホルダーを前記前板に一体化して取り付けるよ
    うにした請求項1記載の燃焼装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015068588A (ja) * 2013-09-30 2015-04-13 株式会社デンソー 給湯リモコン
JP2015081737A (ja) * 2013-10-23 2015-04-27 株式会社コロナ 温風暖房機
KR102173155B1 (ko) * 2019-04-30 2020-11-02 주식회사 스타리온 난방기용 컨트롤판넬

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