JP2000346216A - 混合弁 - Google Patents

混合弁

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JP2000346216A
JP2000346216A JP11155203A JP15520399A JP2000346216A JP 2000346216 A JP2000346216 A JP 2000346216A JP 11155203 A JP11155203 A JP 11155203A JP 15520399 A JP15520399 A JP 15520399A JP 2000346216 A JP2000346216 A JP 2000346216A
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water
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lever
valve body
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JP11155203A
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Yasuhide Kimura
安秀 木村
Kenta Kuwayama
健太 桑山
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Toto Ltd
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Toto Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の目的は、弁座と、該弁座に密着し進
退、回動することにより流体通過口の開口面積を変える
平面を有する弁体とで構成される混合弁において、十分
な吐水量を確保しつつ、操作力を可及的に小さく出来る
弁体の駆動方法を、安価でコンパクトに構成することに
ある。 【解決手段】 シングルレバー式混合栓のように、弁座
と、該弁座に密着し進退、回動する弁体とで流量と混合
比を制御するよう構成される混合弁において、該弁体を
駆動するための駆動軸の揺動・回転二方向の中心軸を、
球状の軸受けのみで構成し、横転方向の回転について
は、駆動軸の球状部に突起部を設け前記弁体の上部と接
触させて拘束させたため、安価でコンパクトな構成にで
きた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、流路を構成する2
平板の相対的な移動によって、2種類の流体の混合比や
流量を変更する混合弁の駆動部位に関する。特に水栓に
おいては、湯水の開閉、混合用として多用されているレ
バー操作式いわゆるシングルレバー混合栓の弁体を駆動
する手段に関する発明である。
【0002】
【従来の技術】従来の球状の軸受けを利用した弁体の駆
動手段においては、特開平06−272774に開示さ
れるように弁体の進退方向の揺動軸中心として球状部を
利用し、回動方向の回転軸を形成する円筒部と弁体の進
退の案内部を兼ねた案内部材を使用することが一般的で
ある。さらに、駆動軸が揺動する際のストッパーとして
は、収納しているケースに弁体を衝突させており、回動
する際のストッパーとしては、別途、案内部材と収納し
ているケースの凸部を衝突させるような構成をとってい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述のような従来技術
の構成を取った場合、以下のような課題が有った。 ア 原理的に3方向の回転自由度を持つ球状の軸受け手
段を用いながらも、揺動、回動の中心軸を別々に設定し
ているため、前記案内部材のような部品が余分に必要と
なり、混合弁全体が高価格化、大型化していた。 イ 操作部への入力は、球状部を支点として、揺腕部を
経由して弁体の衝突で受ける構造となっており、揺腕
部、弁体の被駆動部とも大きな入力、特に揺動方向の過
大な入力に耐える強度が必要であった。そのため、駆動
軸には、金属を使用して複雑な形状を作製する必要があ
り、被駆動部は、強度確保のため厚肉で強固な形状とな
らざるを得ず、結果的に大きな空間を占め、混合弁全体
が高価格化、大型化していた。 ウ 駆動軸の横転方向の拘束は、被駆動部の揺腕の受け
部に始まり、弁体、案内部材を経由し、最終的に回動方
向の回転軸中心をなす円筒部とケースの間で完結する。
そのため機構の構成に必要な複数部材の隙間が、直接ガ
タツキの一因となっていた。 エ 弁体の回動方向の入力を受けるため、弁体上部に揺
腕の受け部を突出させる必要があり、上下方向の寸法が
大きくなっていた。 本発明の目的は、十分な吐水量を確保しつつ、操作力を
可及的に小さくできる弁体の駆動方法を、安価・コンパ
クトでガタツキをできるだけ小さく構成することにあ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段および作用】本発明におい
て課題を解決するために採用した手段は、弁座と、該弁
座に密着し進退、回動することにより流体通過口の開口
面積を変える平面を有する弁体とで構成される混合弁に
おいて、 ア 該弁体を動かすための揺腕部と、球状部と、操作入
力のための操作部とを有する駆動軸と、該球状部を支え
る軸受け手段と該操作部を外部に露出して、前述の全部
材を容器に収容することで、進退、回動のための駆動軸
の揺動、回転の二方向の回転中心を球状部の軸受けのみ
で構成し、該二方向の中心軸回りに駆動軸を回転させる
ことで、弁体を駆動する。 イ 前記駆動軸を駆動した際に形成される包絡する面形
状の一部分を、突当て部の形状として前記軸受け手段、
または前記容器の少なくとも一方に備え、前記駆動軸を
該突当て部に突当てることで、前記弁体の有用な作動範
囲を規制した。 ウ 前記駆動軸の球状部に突起部を設け、前記弁体の上
部と接触させることで前記駆動軸の横転方向の回転を拘
束した。また、該突起部の接触部の形状を前記球状部の
揺動の軸と同心の円筒形状とし、前記弁体の進退に関わ
らず、接触状態を維持できるようにした。 エ 前記揺腕を弁体の通水開口部にまで陥入させ、揺腕
の側面で弁体の通水開口部側面に直接入力できるように
した。
【0005】
【発明の実施の形態】好適な事例として、シングルレバ
ー混合栓におけるバルブカートリッジについて詳細実施
内容を説明する。図1に示すバルブカートリッジ30
は、ケース1とキャップ7が各部材を収納する容器を構
成している。ケースの上部開口1Eには、弁体20を駆
動するレバー2の操作部2Aが露出しており、この操作
部を揺動、回転させることにより、弁座としてのステー
ター6に密着した弁体20を進退、回動させ、吐水、止
水、混合を調節する。図2に示すように、下面には第一
の流体としての水の流入口30A、第二の流体としての
湯の流入口30Bおよび混合された混合水の流出口30
Cが開口している。図3は構成部品を示す分解図である
が、以下各部について、詳述する。
【0006】図4、図5に示す弁座としてのステーター
6は以下のように構成される。第一の流体通過口の水側
通水路6Aと第二の流体通過口の湯側通水路6Bが設け
られている平面としてのステータ側密着面6Eには、ロ
ーター側密着面5Aが水密に密着しており、該ローター
側密着面5Aが進退、回動することにより両通過口の開
口面積を変え、混合比と吐水量の調節を行う。水側通水
路6Aと湯側通水路6Bは三日月型の形状から徐々に形
状変化しつつ、円筒形状の水側流入口6F、湯側流入口
6Gとして下面に開口し、それぞれカートリッジ30下
面の水の流入口30A、湯の流入口30Bへ連絡してい
る。下面のパッキン当て面6Dにはパッキン8が当接さ
れ、湯水それぞれの流路をシールすると同時に、パッキ
ン8が押し縮められる反力を受け、ステーター6をロー
ター5に密着させている。混合水通水路6Cは混合水の
流出路の一部であり、混合水の流出口30Cの直上に連
通している。
【0007】図6に示すように、弁体20は、ホールダ
ー4とローター5で構成される。ホールダー4はロータ
ー凹部5Dにはめ込まれており、レバー2の揺腕部2C
からの入力を被駆動部4A、4Bで受け、ローター5に
伝えている。本実施例では、弁体20をホールダー4及
びローター5で構成しているが、一体的に形成してもよ
い。ローター側摺動面5Bは、ケース側摺動面1Dに密
着し、パッキン8の締代による反力を支えている。
【0008】図7に示すように、通水開口5Cは略六角
形の入水部と矩形の出水部を連続させた形状である。図
8に示すように、止水直前には、水側通水路6A、また
は湯側通水路6Bの開口部の内側円弧を、該略六角形の
頂部または直線状の辺が通過するため、図25、図26
の特開平02−240465に開示されるような通常使
用されている円形の開口形状に比べ、止水間際での開口
面積の変化量が少なくなる。本発明は、特開平06−2
72774に説明されるオープンタイプとして記載して
いるが、ホールダー4とローター5を水密に構成し、ス
テーターの混合水通水路6Cとキャップの混合水流出路
7Aを水密に連絡すれば、弁体の内部を混合水の流路と
して使用するクローズドタイプにも応用できる。
【0009】図9に示すように、レバー2の各部構成は
以下のようになっている。操作部2Aは、ケース1の上
部より外面に突出し、水栓のレバーが固定され、操作の
入力を受ける。球状部2Bは、3軸方向の回転が可能な
ように、ケース1の軸受け面1Aとサポート3の軸受け
面3Aで支持される。図10、図11に示すように、揺
腕部2Cの先端は、弁体の開、閉方向への力の作用部を
構成している被駆動部4A、4B間に陥入しており、揺
動により各被駆動部を押している。
【0010】図11に示すように、被駆動部4A、4B
は、ステータ側密着面6Eとケース側摺動面1Dとの間
に位置し、密着面5A、6E間または摺動面5B、1D
間での摩擦力R1、R2と駆動力Fとの偏心量D1、D
2を最小限に留めている。このため円筒形状をなす揺腕
部2Cの先端は、揺動時にステーター側密着面6Eより
も下方へ突出し、混合側通水路6Cの入り口側開口内部
まで進入する。駆動の際、ローター5には進退方向に転
回させるモーメントM、つまり摩擦力R1、R2が大き
な面の方向に食い込む力が発生し、この食い込み力によ
り摩擦力が更に増加する。またローター5の位置によっ
て、パッキン反力や水圧などに起因する密着力が変化す
るため、摩擦力の大きな面からの偏心量が小さくなるよ
うに揺動範囲を選定することが食い込む力を低減するの
に効果的である。
【0011】これにより、ローター5がステータ側密着
面6Eやケース側摺動面1Dへの食い込みが原因となっ
ている該密着面、摺動面の損傷を軽減すると同時に、弁
体の駆動力の増加を最小限に留めることが可能となる。
グリス、オイル等の流体潤滑剤を使用した場合、流出や
耐久的な劣化など品質的に不安定な現象を起こすことが
あるため、水没環境下で摺動性の良い材料の組み合わせ
でローター5と、ステーター6を作製すれば、流体潤滑
材を使用せずにバルブを構成することが可能となる。材
料の組み合わせとして、セラミックまたは相当の弾性率
を持つ材料と樹脂、たとえば、アルミナと、PTFEや
炭酸カルシウムなどを添加したPPS、PTFEやカー
ボンなどを添加したPOM、超高分子ポリエチレンなど
があげられる。また、ローター側密着面5Aまたはステ
ーター側密着面6EにDLC、ダイアモンドなどの固体
潤滑膜を形成すると、摩擦力がさらに軽減され、弁体の
移動が滑らかになる。本発明のような構成をとる場合に
おいては、摩擦係数0.1以下になる材料の組み合わせ
が望ましい。
【0012】更に流体潤滑材を使用しない場合、バルブ
カートリッジ単独で流通するような物流形態において、
流体潤滑材の流出に起因するバルブの耐久性の劣化や、
梱包箱、包装紙などの汚損をさける効果がある。また、
バルブカートリッジの交換、補修の際に、手が汚れた
り、滑って持ち難い等の補修作業性が改善される。
【0013】図12に示すように、揺腕部2Cは操作部
2Aの直線上にはなく、角度を持って球状部2Bに接続
している。操作部2Aが最大に後傾した時、揺腕部2C
は進退方向に垂直の状態となり、弁体20の全開位置で
ある最前部に位置する。操作部2Aが直立した時には、
揺腕部2Cは弁体20の止水の位置である最後部に位置
する。
【0014】これにより、駆動軸の揺動角度αに対する
進退方向移動量が、最前部近傍のS1に比べ、最後部近
傍ではS2と小さくなる。同時に揺腕部2Cの力の作用
点が上方へ移動するため、揺動中心から進退方向に対し
垂直な方向の距離L1がL2のように小さくなり、操作
部2A先端と揺動中心の距離に対する比、すなわちレバ
ー比L/L1がL/L2のように大きくなる。
【0015】また揺腕部2Cの先端は、全揺動範囲で、
ローター5の通水開口5Cに陥入しており、駆動軸の回
動方向入力は、該通水開口の側壁5Eに作用する。駆動
軸の回動方向の入力については、従来案内部材で受けて
いたが、弁体の通水開口部の側壁に直接作用させる構成
としたため、該案内部材が不要となった。
【0016】図13に示すように、レバー下部の突出部
2Fは、先端にレバー2の揺動中心と同心の円筒面とな
る弁体20との接触面2Gを形成しており、レバー2が
揺動しても、弁体20の上面すなわちホールダー上面4
Cに接触した状態を保っている。このように接触状態が
保たれるため、レバー2を操作する際のガタツキが少な
くなり、高品位な操作感になる。
【0017】更に球状部2Bの下部には、レバー2の揺
動範囲内で軸受け機能に影響しない範囲に、切り欠き部
2Eが設けられ、弁体20の上方通水空間を形成してい
る。従来ほぼ完全な球形をなす球状部により占有されて
いたケース内部の空間を、該切り欠き部により通水路と
して利用する事が可能となり、球状部2Bを弁体に近接
させても圧力損失の増加が最小限にとどめられる。
【0018】図14に示すように、操作部2Aには非円
筒形状の凸部2Hが形成されており、後述する回動方向
の突き当て位置Pにおけるレバー2の軸中心回りの自転
を規制している。
【0019】容器としてのケース1の構成は以下のよう
になっている。図1に示す操作部2Aが露出するケース
1の上部開口1Eは、弁体の有用な作動範囲に相当する
レバー2の移動の案内となると同時に、レバー操作時の
ストッパーとして使用している。該ストッパーとしての
突当て部の形状1Aは、図15に示すように、レバー2
の移動範囲を包絡する面形状40の一部分と同形状の窪
みとしている。レバー2の回動方向の突き当て位置Pに
もストッパー形状40Cと同じ形状の窪みを形成してい
る。
【0020】よって、操作部2Aへの過大な入力は、該
突き当て面1Aで支えられるため、揺腕部2Cや被駆動
部4A、4Bは弁体の駆動に要する力に耐えるのみでよ
く、過剰な強度が不要となったため、コンパクトな形状
が可能となった。
【0021】図16に示すように、回動方向の突き当て
位置Pにおいては、操作部2の軸中心回りの捩りトルク
Tを、凸部2Hと球状部2Bとで支える曲げモーメント
の入力に変換して受けるため、捩りトルクに対する破壊
強度を上げることができる。
【0022】シール10の収納のため、図17に示され
る操作部と球状部の交線2Dが描く軌跡40Aに対し、
所定の距離Dを持ってケース1のシール用溝1Cとサポ
ート3のシール用溝(下面)3Bが形成されている。球
状部の外周を周回する凸形状は、シール溝形状40Bを
示す。従来は球状部の赤道面上にシールが配置されてい
たため、水圧を受ける面積が最大であった。該水圧は、
そのまま球状部をシールに押し付ける力として作用し、
駆動軸の操作力を大きくする一因となっていた。本発明
のシール配置では、前述の水圧を受ける面積が縮小され
ている。
【0023】図10,図11に示すように、ケース1と
ローター5を直接摺動させる構成とすることで、高さ寸
法に関係する部品数が最小限となり、パッキン8の締め
代寸法に影響を与える厚み方向寸法のばらつきが低減で
きる。更にカートリッジのバルブ収納部1Fの形状が偏
平になる。このような偏平の外形を持つカートリッジの
場合、従来様々な寸法があった縦長円筒形状のカートリ
ッジに対し、通水路の位置の変換を兼ねたスぺーサーを
挟むことにより、従来のカートリッジと互換性をもたせ
ることが可能である。図20、図21のスぺーサー50
は、図24のクローズドタイプに合わせた実施例であ
る。水側、湯側、混合水、それぞれの流路をスぺーサー
内部で屈曲させて流入口と接続口の位置を前記クローズ
ドタイプとバルブカートリッジ30に合わせている。
【0024】収容する容器の底面となるキャップ7を図
18に示す。該キャップ7には、パッキン8の水側流路
8A湯側流路8Bが貫通する穴7Bと、混合水流出路7
Aが開口しており、混合水流出路7Aの周囲にはパッキ
ン8の流出口シール8Cが陥入している。底面に突出す
るボス7Dは、バルブカートリッジ組み付けの際、位置
決めや回り止めに使用する 。
【0025】図19に示すリブ7Cとケース1の内壁と
の間にOリング9を介装し図10のように水密にするこ
とで、混合水はローター内部の通水開口5Cを経由して
直接混合水流出路7Aから流出するだけでなく、ケース
内部全体を流れ、一部はローター5の後方まで回り込ん
で流出する。これにより、流入した混合水の圧力損失を
低減できる。
【0026】図22の従来の技術に示されるように、オ
ープンタイプは、通常カートリッジ側面に流出口を設
け、水栓本体とカートリッジの隙間を流路として使用し
ているが、図2の混合水の流出口30Cのようにカート
リッジの底面のみに流出口を設ければ、図23のクロー
ズドタイプと同様の使い方が可能となる。
【0027】
【発明の効果】本発明は、流体通過口を有する弁座と、
該弁座に密着し進退、回動することにより、流体通過口
の開口面積を変える平面を有する弁体とで構成される混
合弁において、該弁体を動かすための揺腕部と、球状部
と、操作部とを有する駆動軸と、該球状部を支える軸受
け手段と、該操作部を外部に露出して全部材を容器に収
容することで、弁体の進退、回動の二方向の回転中心を
球状部の軸受けのみで構成し、該二方向の中心軸回りに
駆動軸を回転させることで弁体を駆動するよう構成した
ため、弁体の案内部材が不要となり、安価でコンパクト
な構成にできた。
【0028】前記駆動軸を駆動した際に形成される包絡
面形状の一部分を、突当て部の形状として前記軸受け手
段、または前記容器の少なくとも一方に備えたため、弁
体の駆動に要する揺動方向の力を超える過大な入力は、
該突き当て部で支えることとなり、揺腕部や被駆動部の
過剰な強度が不要となった。
【0029】前記駆動軸の球状部に突起部を設け、前記
弁体の上部と接触させることで前記駆動軸の横転方向の
回転を拘束した。
【0030】該突起部の接触部の形状を前記球状部の揺
動の軸と同心の円筒形状とし、前記弁体の進退に関わら
ず、接触状態を維持できるようにしたことで、特別な回
転規制の部材を使用する必要が無くなった。
【0031】従来案内部材で受けていた弁体の回動方向
の入力を、弁体の通水開口部の側壁に直接作用させたた
め、案内部材が不要となり、安価でコンパクトな構成に
できた。
【図面の簡単な説明】
【図1】バルブカートリッジの上方斜視図
【図2】バルブカートリッジの下方斜視図
【図3】バルブカートリッジの構成部品の分解斜視図
【図4】ステーターの上方斜視図
【図5】ステーターの下方斜視図
【図6】弁体の分解断面図
【図7】弁体の平面図
【図8】弁部の止水直前の通水開口を示す平面図
【図9】レバー部の分解断面図
【図10】バルブカートリッジの止水位置での縦断面図
【図11】バルブカートリッジの吐水位置での縦断面図
【図12】レバーの揺動の説明図
【図13】レバーの下方斜視図
【図14】レバーの上方斜視図
【図15】レバーの移動範囲を包絡する面形状の説明図
【図16】軸中心回りの捩りトルクの説明図
【図17】操作部と球状部の交線が描く軌跡の説明図
【図18】キャップの下方斜視図
【図19】キャップの上方斜視図
【図20】スペーサーの上方斜視図
【図21】スペーサーの下方斜視図
【図22】従来の技術(特開平06−272774)オ
ープンタイプの断面図
【図23】従来の技術(特開平06−272774)ク
ローズドタイプの断面図
【図24】従来の技術(特開平02−240465)弁
開の状態を示す平面図
【図25】従来の技術(特開平02−240465)弁
閉の状態を示す平面図
【符号の説明】
1…ケース 1A…突き当て面 1B…軸受け面 1C…シール用溝 1D…ケース側摺動面 1E…上部開口 1F…バルブ収納部 2…レバー 2A…操作部 2B…球状部 2C…揺腕部 2D…操作部と球状部の交線 2E…切り欠き部 2F…突出部 2G…弁体との接触面 2H…凸部 3…サポート 3A…軸受け面 3B…シール用溝(下面) 4…ホールダー 4A…被駆動部(開方向) 4B…被駆動部(閉方向) 4C…ホールダー上面 5…ローター 5A…ローター側密着面 5B…ローター側摺動面 5C…通水開口 5D…ローター凹部 5E…側壁 6…ステーター 6A…水側通水路 6B…湯側通水路 6C…混合水通水路 6D…パッキン当て面 6E…ステーター側密着面 6F…水側流入口 6G…湯側流入口 7…キャップ 7A…混合水流出路 7B…穴 7C…リブ 7D…ボス 8…パッキン 8A…水側流入路 8B…湯側流入路 8C…流出口シール 9…Oリング 10…シール 20…弁体 30…バルブカートリッジ 30A…水の流入口 30B…湯の流入口 30C…混合水の流出口 40…レバーの移動範囲を包絡する面形状 40A…操作部2Aと球状部の交線2Dが描く軌跡 40B…シール溝形状 40C…ストッパー形状 50…スぺーサー 50A…水側接続口 50B…湯側接続口 50C…混合水接続口 50D…水側流入口 50E…湯側流入口 50F…混合水流出口

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第一の流体通過口と第二の流体通過口と
    を設けた平面を有する弁座と、該弁座に密着し進退、回
    動することにより、前記第一及び第二の流体通過口の開
    口面積を変える平面を有する弁体と、前記弁体を動かす
    ための揺腕部と、前記進退、回動の二方向の駆動の軸中
    心としての球状部と、操作入力のための操作部とを有す
    る駆動軸と、該駆動軸の球状部を支える軸受け手段と、
    前記駆動軸の操作部を外部に露出して、前述の全部材を
    収容するとともに、混合された流体の流出口を設けた容
    器とで構成された混合弁。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の混合弁であって、前記
    弁体の有用な作動範囲を駆動した際に形成される前記駆
    動軸の移動範囲を包絡する面形状の一部分を、突当て部
    の形状として、前記容器に備えた混合弁。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の混合弁であって、前記
    突起部と、前記弁体の上部とを接触させ、前記駆動軸の
    横転方向の回転を拘束した混合弁。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の混合弁であって、前述の
    球状部に設けた突起部の、前述の弁体の上部との接触部
    の形状を、前記球状部の前記揺動の軸と同心の円筒形状
    とした混合弁。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の混合弁であって、前記揺
    腕部の側面と前記弁体の通水開口部の側壁で、前記弁体
    の回動方向の入力を行う混合弁。
  6. 【請求項6】 請求項2記載の混合弁であって、前記包
    絡する面形状が、駆動軸の操作部に備えられた非円形断
    面形状を含んで形成された混合弁。
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