JP2000345505A - 着色仕上げ舗装構造及び舗装の着色仕上げ方法 - Google Patents
着色仕上げ舗装構造及び舗装の着色仕上げ方法Info
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Abstract
性を有する無色のバインダーと着色珪砂や天然砕石から
なる表面仕上げ材の使用では得られない、周囲の自然環
境とも調和し、微妙な色彩の濃淡及び陰影を生じさせる
自然石調の表面床面仕上げ舗装構造及びその施工方法を
提供すること。 【解決手段】 舗装基盤上に、着色骨材として少なくと
も着色珪砂と透光性を有する着色されたバインダーとか
らなる表面仕上げ層が形成されていることを特徴とする
着色仕上げ舗装構造及び舗装基盤上に、着色骨材として
少なくとも着色珪砂と透光性を有するバインダーと着色
剤を含む表面仕上げ層形成液を塗工し、乾燥させる舗装
の着色仕上げ方法。
Description
アスファルトから成る舗装基盤上に、着色珪砂や天然砕
石と透光性を有する着色されたバインダーとからなる表
面仕上げ材層が形成されている、着色珪砂や天然砕石か
らなる層の色に微妙な色彩の濃淡及び陰影を生じさせる
特異な多彩色の自然石調着色仕上げ舗装構造及び舗装の
自然石調着色仕上げ方法に関する。
ートやアスファルト舗装の表面の着色仕上げは、不透明
塗料一色または多色による舗装面の単純な塗り分けによ
る模様仕上げしか行なわれておらず、一見して塗料を塗
装したものとわかる自然環境と全く調和しないものであ
った。
する種々のバインダーとからなる表面層形成材を舗装面
に敷きならす自然石調着色仕上げは、道路舗装にも利用
されてきたが、いずれも着色珪砂や天然砕石本来の色濃
度以上に色の濃度を上げることはできなかった。又、自
然石調着色仕上げの表面の光沢を調節したり、着色珪砂
や天然砕石の結合を補強するために、透光性を有する無
色の表面層を更に表面に塗装することも公知の事実であ
る。
目的は、上記のごとき舗装の自然石調着色仕上げにおけ
る単に透光性を有する無色のバインダーと着色珪砂や着
色天然砕石からなる表面着色仕上げ層形成材の使用では
得られない、周囲の自然環境とも調和し、微妙な色彩の
濃淡及び陰影を生じさせる自然石調の着色仕上げ舗装構
造及び舗装の自然石調着色仕上げ方法を提供することで
ある。
した結果、着色骨材として着色珪砂等と透光性を有する
バインダー及び着色剤を含む着色表面形成材を使用し、
これをコンクリートやアスファルト舗装面上に敷きなら
す、あるいは吹き付けることにより、着色珪砂層の色と
透光性を有する着色されたバインダーの色とが相俟っ
て、複合された微妙な色彩の濃淡及び陰影を生じさせる
ことができることを見出し、本発明を完成するに至っ
た。
によって達成される。即ち本発明は、舗装基盤上に、着
色骨材として少なくとも着色珪砂と透光性を有する着色
されたバインダーとからなる着色表面仕上げ層が形成さ
れていることを特徴とする自然石調着色仕上げ舗装構造
及び舗装基盤上に、着色骨材として少なくとも着色珪砂
と透光性を有するバインダー及び着色剤とからなる着色
表面仕上げ層形成液を塗工し、乾燥させることを特徴と
する舗装の着色仕上げ方法である。
挙げて本発明を更に詳しく説明する。本発明において使
用されるコンクリート又はアスファルト舗装基盤に塗工
する着色表面仕上げ層形成液は、必須着色骨材として種
々の色に着色させた珪砂の少なくとも1種と光を透過さ
せる性質を有する透光性のバインダー及び着色剤を含む
ものである。又、着色剤を含まないばあいもある。バイ
ンダーとしては、ゴム状及び樹脂状のポリマーが使用で
き、その使用形態(溶剤系あるいは水系のエマルジョン
として使用する等の)の如何によらず、形成される被膜
が透光性を有するものであればよい。バインダーは、通
常、溶剤系又は水系のエマルジョンとして使用される場
合が多いが、他の形態、例えば、溶液あるいは固体状で
使用することもできる。固体状態で使用する場合には、
加熱溶融させることから、加熱により変色しない耐熱性
を有するポリマーが好ましい。作業性、経済性を考慮す
ると溶液又はエマルジョンとして使用することが好まし
い。
ルトのような溶剤に溶けるものの場合は、例えば、アク
リル系、アクリルシリコン系、ウレタン系、ポリエステ
ル系、エポキシ系等のポリマーの溶剤系及び水系エマル
ジョンが使用できる。一般的には耐候性、耐摩耗性、経
済性が良好であることからアクリル系ポリマーのエマル
ジョンが好ましい。舗装基盤がコンクリートの場合には
上記ポリマーの水系及び溶剤系のエマルジョンが使用で
きる。いずれの場合も環境に優しい水系エマルジョンの
使用が好ましい。
色表面仕上げ層形成液の舗装基盤への塗工後、形成され
る着色バインダー塗膜によって着色珪砂や天然砕石等の
色が完全に隠蔽されることがなければ、種類及び添加量
は限定されない。塗膜の透明性は塗膜の厚さと顔料の種
類及び添加量により決定されるので、着色剤の添加量は
一律に決められないが、好ましくは透光性を有するバイ
ンダー100重量部(固形分で)に対して、有機顔料を
添加する場合は0.01〜1.0重量部の範囲が、無機
顔料を添加する場合は0.05〜2.0重量部の範囲が
好ましい。
良好であるものから選択されるべきである。即ち、黒色
ではカーボンブラック、酸化鉄ブラック等、白色では酸
化チタン等、黄色では酸化鉄イエロー、ポリアゾ系イエ
ロー等、赤色では酸化鉄、キナクリドンレッド等、青色
ではフタロシアニンブルー、コバルトブルー、群青等、
緑色ではフタロシアニングリーン、酸化クロムグリー
ン、複合酸化物グリーン等が挙げられる。
要に応じて、例えば、微細なシリカ粉や炭酸カルシウム
のような艶消剤を配合してギラギラとした光沢を消すこ
とが好ましい。勿論、艶消剤は配合しなくとも良い。
々の色に着色された珪砂の少なくとも1種が用いられ
る。珪砂の着色は、例えば、アクリル樹脂塗料、エポキ
シ樹脂塗料、ウレタン樹脂、シリコンアクリル樹脂、珪
酸ソーダなどの結合剤によって、無機顔料を固着させる
ことで行われる。必要に応じて、他の着色骨材として天
然採石、着色加硫ゴムや着色セラミック等を粉砕したも
の、あるいは球状着色セラミック等を使用することがで
きる。これらの着色骨材の大きさとしては、粒径が0.
1〜5mmの範囲のものが使用でき、好ましくは0.2
〜3mmの範囲のものが良い。
形成液は、エマルジョン状態等の液状のバインダーに着
色骨材及び着色剤を添加し、充分に混合分散させること
によって調製される。消泡剤、増粘剤等の添加剤を適宜
添加することもできる。特に、透光性を有するバインダ
ー100重量部(固形分で)に対し、着色骨材を20〜
500重量部配合してなる着色表面仕上げ液を塗工する
と、舗装基盤や着色骨材との良好な接着性を確保しつ
つ、塗膜はポーラス状構造となり、効率の良い通気性能
を発揮して水分の蒸散を促進し、降雨後などの乾燥時間
を短縮化できるとともに、塗膜の脹れ発生を効果的に防
止できる。通常、該液の固形分は50〜80重量%程度
である。着色表面仕上げ層形成液のコンクリートやアス
ファルト製の舗装基盤上への塗工は、通常の塗料と同様
の方法で塗工することができ、塗工方法は特に限定され
ない。又、該液の舗装基盤への塗工厚さも本発明の効果
が発揮される厚さであれば特に制限されないが、通常、
1〜5mm(乾燥膜厚)程度である。
表面仕上げ層に、更に、前記の透光性バンインダーと着
色剤からなる透光性表面層形成液を塗工し、乾燥させる
ことによって本発明の着色仕上げ効果をより高めること
ができる。透光性表面層形成液の固形分は前記の着色表
面仕上げ層形成液の場合と同様である。透光性表面層の
厚さは特に限定されないが、通常、乾燥膜厚で0.05
〜0.2mm程度である。又、本発明においては、着色
表面仕上げ層を着色剤を除いた前記の着色表面仕上げ層
形成液を用いて形成し、この層の上に上記の透光性表面
層形成液を塗工し、乾燥させることによって透光性表面
層を形成させることによっても本発明の着色仕上げ効果
を発現させることができる。
に具体的に説明する。尚、文中、部とあるのは重量基準
である。
リシンガンにてアスファルト舗装材層の上に吹き付け塗
装し、常温で1夜放置乾燥させた。得られた舗装の着色
表面仕上げ面は、塗膜層の厚みにより青色着色珪砂の部
分の濃淡が強調され、黄色着色珪砂の部分は明るい緑色
から深緑色まで発色が複雑に変化して、単なる無色の透
明樹脂バインダーによるものとは明らかに異なる仕上が
りとなった。又表層は良好な通気性を有しているので一
年経過後も脹れたり剥がれたりすることはなかった。
を除く以外は実施例1と同様にして、アスファルト舗装
材層の上に吹き付け塗装したが、発色の弱い着色珪砂の
色のまま仕上がった。
着色透光性層形成液を0.2kg/m2の割合で吹き付
け塗装し、常温で1夜放置乾燥させた。得られた舗装の
着色仕上げ面は着色透光層の厚みにより青色着色珪砂の
部分の濃淡が強調され、黄色着色珪砂の部分は明るい緑
色から深緑色まで発色が複雑に変化して、単なる無色の
透明な液状樹脂によるものとは明らかに異なる仕上がり
となった。
キにてアスファルト舗装層の上に平滑に敷き伸ばし、常
温で1夜放置乾燥させた。得られた舗装の着色仕上げ面
は、塗膜層の厚みにより、青色着色珪砂の部分の色相が
青色から緑色まで変化し、白色着色珪砂の部分は明るい
黄色から濃い黄色まで発色が複雑に変化して、単なる無
色の透明な液状樹脂によるものとは明らかに異なる仕上
がりとなった。又良好な通気性を有しているので一年経
過後も脹れたり剥がれたりすることはなかった。
光性を有する着色されたバインダーポリマーに種々の粒
径と色の着色珪砂を配合して形成されるので、舗装表面
には凹凸を持った自然石調の模様を形成することが出来
ると共に、且つ、透光性のある着色された塗膜層を透か
して看取される複合された色の着色骨材によって、複雑
に変化する微妙な色彩の自然石調の舗装層が形成され
る。殊に、透光性を有するバインダー100重量部に対
し、着色骨材を20〜500重量部配合することによ
り、舗装基盤や着色骨材との良好な接着を確保しつつ、
塗膜をポーラス状構造とすることができ、これにより水
分の蒸発を促進させることができ、降雨後などの乾燥期
間を短縮化できるとともに、塗装面が脹れたり剥がれた
りすることを防止することができる。
Claims (6)
- 【請求項1】 舗装基盤上に、着色骨材として少なくと
も着色珪砂と透光性を有する着色されたバインダーとか
らなる着色表面仕上げ層が形成されていることを特徴と
する着色仕上げ舗装構造。 - 【請求項2】 上記の着色表面仕上げ層上に、更に、透
光性を有するポリマーと着色剤からなる着色透光性層が
形成されている請求項1に記載の着色仕上げ舗装構造。 - 【請求項3】 舗装基盤上に、着色骨材として少なくと
も着色珪砂と透光性を有する非着色バインダーとからな
る着色表面仕上げ層及び透光性を有するポリマーと着色
剤からなる着色透光性層が順に形成されていることを特
徴とする着色仕上げ舗装構造。 - 【請求項4】 舗装基盤上に、着色骨材として少なくと
も着色珪砂と透光性を有するバインダー及び着色剤を含
む着色表面仕上げ層形成液を塗工し、乾燥させることを
特徴とする舗装の着色仕上げ方法。 - 【請求項5】 上記の着色表面仕上げ層上に、更に、透
光性を有するポリマーと着色剤を含む着色透光層形成液
を塗工し、乾燥させることを特徴とする請求項4に記載
の舗装の着色仕上げ方法。 - 【請求項6】 舗装基盤上に、着色骨材として少なくと
も着色珪砂と透光性を有する非着色バインダーとからな
る着色表面仕上げ層形成液を塗工し、乾燥させた後、上
記着色表面仕上げ層上に透光性を有するポリマーと着色
剤からなる着色透光性層形成液を塗工し、乾燥させるこ
とを特徴とする舗装の着色仕上げ方法。
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KR100867146B1 (ko) | 2006-11-06 | 2008-11-06 | 김종필 | 칼라 모르타르 조성물 및 그 제조방법 |
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