JP2000345372A - 傾斜機能材料の製造装置、その製造装置によって製造された傾斜機能材料および傾斜機能材料 - Google Patents

傾斜機能材料の製造装置、その製造装置によって製造された傾斜機能材料および傾斜機能材料

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JP2000345372A
JP2000345372A JP11154635A JP15463599A JP2000345372A JP 2000345372 A JP2000345372 A JP 2000345372A JP 11154635 A JP11154635 A JP 11154635A JP 15463599 A JP15463599 A JP 15463599A JP 2000345372 A JP2000345372 A JP 2000345372A
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Tatsuaki Takahashi
立明 高橋
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Mitsubishi Electric Corp
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  • Coating Of Shaped Articles Made Of Macromolecular Substances (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 連続生産方式で大量に大型でかつ任意の傾斜
度合の傾斜機能材料を得る。 【解決手段】 傾斜機能を発現させる成分をもつ素材1
00を連続的に供給する供給部1と、加熱部2と、磁界
印加部3とを備えた傾斜機能材料製造方式。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、傾斜機能材料を
任意の傾斜度合いで効率よく大量に連続生産する装置、
その装置によって製造される傾斜機能材料および傾斜機
能材料に関するものである。
【0002】
【従来の技術】傾斜機能材料とは、材料の表面と裏面と
の間で機械的強度、耐熱性等の物理的性質が異なり、そ
の間の性質が徐々にあるいは段階的に変化している材料
のことで、航空、宇宙、エレクトロニクス、生体、一般
機械等あらゆる産業分野で利用されつつあり、最近脚光
を浴びている。
【0003】このような従来の傾斜機能材料の代表的な
製造方法としては、(1)蒸着法、(2)粒子法、
(3)溶射法、(4)燃焼合成法などがある。(1)の
蒸着法は、基板上にCVDを行うもので、原料ガスの流
量比を時間とともに変化させ、基材面上に傾斜構造面を
形成する方法である。(2)の粒子法は、組成比を変え
た粒径の異なる微粒子の混合物と有機バインダ樹脂とよ
りなる薄膜を形成し、それを積層して焼結することによ
り、粒径分布に傾斜構造を与えたものである。(3)の
溶射法としては、プラズマ溶射法があり、プラズマガン
から2種の溶接剤の組成比を制御しながら基板面に投入
して傾斜構造を形成するものである。(4)の燃焼合成
法としては、自己発熱反応法により、2種の原料粉末の
混合物を、混合比を変えながら積層し、燃焼容器に封入
して静水圧下で着火合成するものである。また或いは特
開平7−17772号公報に示されるスクリーン印刷法
によるものや、特開平8−257738号公報に示され
る遠心力による傾斜機能材料の製造方法がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記のいずれの方法に
よる傾斜機能材料の製造方法は、基板上に傾斜機能面を
形成しているので、大型の材料を製造するのが極めて難
しく、また基板単位のバッチプロセスなので連続的に生
産できず、多くの時間を費やし、コスト高であると共
に、品質面でのバラツキが生じるといういわゆる生産性
が劣るという問題を抱えていた。
【0005】この発明は前記のような課題を解決するた
めになされたものであり、傾斜機能材料を連続的に高速
で製造できるとともに、大型の傾斜機能材料を製造でき
る傾斜機能材料の製造装置を得ること、およびこの装置
によって製造された大型の傾斜機能材料、ならびに長手
方向に傾斜機能を有する材料を得ることを目的としてい
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係る傾斜機能
材料の製造装置は、傾斜機能を発現させるのに必要な成
分を含有する素材を連続的に供給する素材供給部と、加
熱部と、磁界印加部とを備え、磁界印加部で傾斜機能組
成に配列するものである。
【0007】また、前記磁界印加部に代わり、遠心力印
加部を備え遠心力印加部で傾斜機能組成に配列するもの
である。
【0008】またさらに、連続的にフィルムを供給する
フィルム供給部と、傾斜機能成分を蒸着する複数の蒸着
処理部を有する蒸着部とフィルム除去部とを備えたもの
である。
【0009】また、前記フィルム除去部の後に、フィル
ム再加熱部および圧延部とを備えたものである。
【0010】またさらに、連続的にフィルムを供給する
フィルム供給部と、複数の傾斜機能原料供給部とフィル
ムの移送速度に応じて、原料の供給比を制御する原料供
給比制御部とを有する蒸着部と、ロール蓄積部と、フィ
ルム除去部とを備えたものである。
【0011】また、前記フィルム除去部にさらに加えて
再加熱部を備えたものである。
【0012】またさらに、連続的にフィルムを供給する
複数のフィルム供給部と、傾斜機能成分を蒸着する複数
の蒸着部と、フィルムを互いに密着させる密着部と、フ
ィルム除去部とを備えたものである。
【0013】また前記除去部の後にフィルム再加熱部と
圧延部とを備えたものである。
【0014】またさらに、連続的にフィルムを供給する
フィルム供給部と、傾斜機能成分をメッキする複数のメ
ッキ処理部を有するメッキ部と、フィルム除去部とを備
えたものである。
【0015】また前記フィルム除去部の後に、フィルム
再加熱部および圧延部とを備えたものである。
【0016】またさらに、連続的にフィルムを供給する
フィルム供給部と、複数の傾斜機能原料供給部とフィル
ムの移送速度に応じて、原料の供給比を制御する原料供
給比制御部とを有するメッキ部と、ロール蓄積部と、フ
ィルム除去部とを備えたものである。
【0017】また前記フィルム除去部にさらに加えて再
加熱部を備えたものである。
【0018】またさらに、連続的にフィルムを供給する
複数のフィルム供給部と、傾斜機能成分をメッキする複
数のメッキ部と、フィルムを互いに密着するフィルム密
着部と、フィルム除去部とを備えたものである。
【0019】また前記フィルム除去部の後に、フィルム
再加熱部および圧延部とを備えたものである。
【0020】またさらに、連続的にフィルムを供給する
フィルム供給部と、傾斜機能成分をスパッタリングする
複数のスパッタリング処理部とを有するスパッタリング
部と、フィルム除去部とを備えたものである。
【0021】また前記フィルム除去部の後に、フィルム
再加熱部および圧延部とを備えたものである。
【0022】またさらに、連続的にフィルムを供給する
フィルム供給部と、複数の傾斜機能原料供給部とフィル
ムの移送速度に応じて、原料の供給比を制御する原料供
給比制御部とを有するスパッタリング部と、ロール蓄積
部と、フィルム除去部とを備えたものである。
【0023】また前記フィルム除去部にさらに加えてフ
ィルム再加熱部を備えたものである。
【0024】またさらに、連続的にフィルムを供給する
フィルム供給部と、傾斜機能成分をスパッタリングする
複数のスパッタリング部と、フィルムを互いに密着させ
る密着部と、フィルム除去部とを備えたものである。
【0025】また前記フィルム除去部の後にフィルム再
加熱部および圧延部とを備えたものである。
【0026】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1はこの発明の
実施の形態1である磁界印加法による傾斜機能材料の連
続生産装置を示す。図において、1は素材供給部、2は
素材供給部から供給される素材100を加熱する素材加
熱部、3は加熱された素材100に磁界を印加する磁界
印加部、4は完成品を蓄積する完成品蓄積部、100a
は傾斜機能材料である。なお、この図1には素材を連続
的に移送する手段例えばモータや搬送機構等は省略して
いる。次に動作について説明する。素材供給部1には傾
斜材料構成に必要な成分を含む素材100の薄板がロー
ル状にセットしてある。あるいは、同様の厚板が必要な
寸法状で載置してあり、次工程に連続的に供給されるも
のである。これらの板は、前工程において製造された傾
斜機能材料に必要な成分をすべて含んでいる。素材加熱
部2は素材供給部1より連続的に供給された素材100
を、それらの有する素材成分の再構成温度以上に加熱す
る。但しこの温度は、次の磁界印加部3での磁界によっ
て素材成分が傾斜配置されるに必要な温度を目標とする
ことが望ましい。磁界印加部3では連続的に移送する素
材に磁界を印加する。その手段としては例えば超電導磁
石がよい。磁界の強さは、傾斜材の成分に依存するが2
0テスラ程度を基本とし、一定の磁界を保つように構成
する。但し、この磁界は傾斜材の成分や板の寸法、移送
速度などに応じて、可変固定とする超電導電磁石システ
ムによって供給されるものとする。さらには、この磁界
印加部3は複数の超電導電磁石によって構成し、印加部
の入口側から出口側に向かって、つまり素材の移送方向
に沿って磁界が変化するように超電導磁石を配置する方
法もあることは言うまでもない。このように磁界印加部
3で強力な磁界を印加された素材中の各成分は、その成
分に対応して傾斜配置され、必要な性能を有する傾斜機
能材料100aとなり、次の完成品蓄積部4に移送され
る。なお、この実施の形態1では、素材100をロール
にセットされたシート状のものの例を示したが、これに
替わり、必要な成分を含む金属塊であってもよい。
【0027】実施の形態2.図2、図3はこの発明の実
施の形態2である遠心力法による連続生産装置を示す。
図において、5は回転部であり、この回転部5の概念を
図3に示す。5aは素材100をらせん状に形成する回
転体である。次に動作について説明する。素材供給部1
より連続的に供給された素材100を加熱部2で、それ
らの有する素材成分の再構成温度以上に加熱する。次の
工程である回転部5において、連続的に移送された素材
100を図3に示すようにらせん状に回転させる。回転
体5aは図示しないモータ等によって、可変に回転させ
る。この回転による遠心力によって必要な傾斜機能材の
成分が比重の差により、傾斜配置される。所要の傾斜機
能材料100aは完成品蓄積部4に連続的に移送され
る。このようにこの実施の形態2の製造装置では、回転
部5を設け、遠心力による比重差で成分を傾斜配置させ
る構成をとっているので、磁性体以外の傾斜構成成分を
素材とすることができ、また非金属材を素材とすること
もできる。
【0028】実施の形態3.図4はこの発明の実施の形
態3である蒸着法による傾斜機能材料の連続生産装置を
示す。図において、1aは素材供給部で、この場合素材
100は樹脂等より成るフィルムの例を示す。6は素材
供給部1aから連続的に供給されるフィルム100に複
数の原料の蒸着処理を施す原料蒸着部で複数の蒸着処理
部6A、6B〜6Nで構成されている。7はフィルム1
00の除去処理部である。次に動作について説明する。
素材供給部1aは例えばロール上に載置されたフィルム
を回転させることによって、原料蒸着部6にフィルムを
連続的に供給する。原料蒸着部6内の複数の蒸着処理部
6A〜6Nによって、フィルム100の表面に連続的に
異なる傾斜成分を蒸着する処理を施す。その後フィルム
除去処理部7において蒸着処理を施されたフィルムか
ら、例えば熱処理によってフィルムのみを除去し、完成
品100aを得る。この完成品100aは完成品蓄積部
4に巻き取られる。このようにこの実施の形態3では、
連続物のフィルム100に対して、複数の蒸着部6A〜
6Nを通過させることによって、1パスで多層蒸着を行
える。その際各蒸着部6A〜6Nにおける傾斜材成分比
が少しずつ異なるように設定してあるので、原料蒸着部
6を通過し終えた時点では、フィルム100上には必要
な傾斜機能材料が得られている。従来の方法では、固定
した状態で原料の成分比を時間とともに変化させながら
蒸着を行っていたので、製造に時間を要し、大量生産が
困難であったが、本実施の形態では、時間軸に沿った変
化を空間軸に置き換えることによって、製造時間を短縮
すると共に、連続プロセスとして構成することによって
大量生産が可能になる。また複数の蒸着部6A〜6Nの
運転を任意に行うことにより、フィルム上の傾斜機能材
料の層数を増減することができ、融通の効く生産方法が
とれる。また、均一な品質の傾斜機能材料が得られる。
【0029】実施の形態4.図5はこの発明の実施の形
態4である蒸着法による傾斜機能材料の連続生産装置を
示す。本装置は前記実施の形態3に示したラインに再加
熱部8と圧延部9を追加したものである。実施の形態3
ではフィルム除去処理部7でフィルムを除去することで
完成品を得ることを述べたが、本実施の形態4では図5
に示すように、再加熱部8を設けてフィルム除去後の傾
斜機能材料層を加熱し、各層間の親和性を高めている。
その後圧延部9にて加圧し各層間の密着性をさらに向上
させている。
【0030】実施の形態5.図6はこの発明の実施の形
態5である蒸着法による傾斜機能材料の連続生産装置を
示す。図において、6a〜6nは蒸着部6に設けられた
複数の傾斜機能成分用の原料供給部であり、10はその
原料供給比を制御する制御部である。4aはロール蓄積
部であり、後工程のフィルム除去処理部7に移送する前
段階のステップを示している。次に動作について説明す
る。素材供給部1aよりフィルム100が移送され蒸着
部6に連続的に供給される。蒸着部6に設けられた複数
の原料供給部6a〜6nから供給される原料をフィルム
100に蒸着処理を行う。原料供給部6a〜6nでは、
原料供給比制御部10の制御に基づいて、その原料供給
比を変化させる。つまりこの蒸着部6ではフィルム10
0の移送速度に合わせ、時間と共に原料供給比を変化さ
せるように蒸着が制御されている。従ってフィルム10
0の長さ方向に成分の異なった傾斜機能材料層が形成さ
れる。ロール蓄積部4aでは、その長さ方向に成分が傾
斜しているフィルム100aを巻きとる。その後フィル
ム除去処理部7で例えば熱処理によってフィルムを除去
する。このことでロールの半径方向に傾斜成分をもつ傾
斜機能材料を得る。このようにして製造された傾斜機能
材料は、ロール抜き取り後にパイプとしてそのまま使用
することもできるし、切り開くことによって板状の材料
を得ることもできる。また一定の長さに切断して積層し
たり、折りたたんで重ねて使用したりすることも可能で
ある。また、長手方向に傾斜機能を有しているので、ロ
ール抜き取り後に、シート状に切断して、他の構造物上
に貼りつけたり、重ね合わせたりして、使用することも
可能である。従来の方法では、パイプ状の傾斜機能材料
を得る場合、遠心力によって半径方向に成分を傾斜させ
ているのが示されていたが、その方法では、大型の材料
を得ることは難しかったが、本実施の形態5ではフィル
ムに対して連続蒸着を行い、これを巻き取ることによっ
て任意の寸法で、かつ大量生産で均一の品質を有する傾
斜機能材料が得られる。
【0031】実施の形態6.図7はこの発明の実施の形
態6である蒸着法による傾斜機能材料の連続生産装置を
示す。この実施の形態は前記の実施の形態5に示したラ
インのフィルム除去処理部7に再加熱部を設け、フィル
ム除去処理部及び再加熱部7aとしたものである。この
再加熱部を設けることによって、フィルム除去後の各層
間の親和性を高めることができる。
【0032】実施の形態7.図8はこの発明の実施の形
態7である蒸着法による傾斜機能材料の連続生産装置を
示す。図において、1b、1cは素材供給部であり、1
bは傾斜機能材成分Aの原料が蒸着される素材であるフ
ィルム100を連続的に供給する。1cは同様にBの原
料が蒸着される素材であるフィルム100を供給する。
6A、6Bは蒸着部で、6Aでは素材供給部1bから供
給される素材100上に蒸着処理を行う原料A蒸着部、
6Bは同様の原料B蒸着部である。11は蒸着後のフィ
ルム100を密着するフィルム密着部である。次に動作
について説明する。原料A用のフィルム供給部1b、原
料B用のフィルム供給部1cは例えばロール状に巻かれ
たフィルムを回転させることによって、それぞれ原料蒸
着部6A、6Bにフィルムを供給する。この原料A蒸着
部6A、原料B蒸着部6Bは異なる原料A、Bをそれぞ
れフィルム100の表面に連続的に蒸着処理を行う。フ
ィルム密着部11では、原料A蒸着部6Aと原料B蒸着
部6Bとで蒸着処理されたフィルムを密着させ、2層構
造の傾斜機能材料のフィルムとする。フィルム除去処理
部7では、フィルム密着部11で密着させた傾斜機能材
料のフィルム100から例えば熱処理によってフィルム
100を除去し、原料Aと原料Bとからなる完成された
傾斜機能材料100aを得る。その後完成品蓄積部4に
て例えばロール状に巻き取り蓄積する。なおここでは、
説明を簡単にするため、素材供給部1b、1cと原料蒸
着部6A、6Bをそれぞれ2個所としたが、傾斜機能材
料を得るためには、2個所以上の複数個所の素材供給部
と原料蒸着部からなる構成にすることは言うまでもな
い。このように複数ある蒸着部において、原料の成分混
合比を少しずつ異なるように調整しているので、複数あ
るフィルムに蒸着される原料成分比は、フィルムごとに
少しずつ異なることになる。このようにして得られたフ
ィルムを重ねることによって、厚さ方向に傾斜成分をも
つ材料を得ることができる。さらに完成品蓄積部4にお
いてロール状に巻き取る例を示したが、例えば、一定の
長さごとに切断することによって積層して蓄積する方法
もあり、またフィルム除去部7と蓄積部4との間に圧延
部を設け、加圧により各層間の密着力を上げることも可
能である。また本実施の形態では、時間軸に沿った変化
を空間軸に置き換えることによって、製造時間を短縮す
るとともに、連続プロセスとして構成することによっ
て、均一の品質でかつ大量生産による傾斜機能材料の製
造が可能になる。
【0033】実施の形態8.図9はこの発明の実施の形
態8である蒸着法による傾斜機能材料の連続生産装置を
示す。本装置は前記の実施の形態7に示したラインのフ
ィルム除去処理部7の後に、再加熱部8と圧延部9を設
けたものである。再加熱部8でフィルムを除去した層を
加熱するようにしたので、各層間の親和性を高めること
ができ、また圧延部9で加圧することにより、層間の密
着性を高めることができる。
【0034】実施の形態9.図10はこの発明の実施の
形態9であるメッキ法による傾斜機能材料の連続生産装
置を示す。図において、12は原料メッキで複数のメッ
キ処理部12A〜12Nで構成されている。次に動作に
ついて説明する。素材供給部1aより、例えばロール上
の載置されたフィルムを回転させることによって、原料
メッキ部12にフィルムを連続的に供給する。原料メッ
キ部12内の複数のメッキ処理部12A〜12Nによっ
てフィルム100の表面に連続的に異なる傾斜成分の金
属類をメッキ処理する。その後フィルム除去処理部7に
おいて例えば熱処理によってフィルムのみを除去し、完
成品100aを得る。このようにこの実施の形態9で
は、連続物のフィルム100に対して、メッキ部12A
〜12Nを複数個所通過させることによって、1パスで
多層メッキが行える。その際各メッキ部12A〜12N
における傾斜材成分比が少しずつ異なるようにメッキを
施すように設定してあるので、原料メッキ部12を通過
し終えた時点では、フィルム100上には必要な傾斜機
能材料が得られている。このように本実施の形態による
と、製造時間が短縮できると共に、連続プロセスとして
構成することによって均一な品質の傾斜機能材料の大量
生産が可能になる。また複数のメッキ部12A〜12N
の運転を任意に変えることによりフィルム上の傾斜機能
材料の層数を増減することができ、融通の効く生産方法
がとれる。
【0035】実施の形態10.図11はこの発明の実施
の形態10であるメッキ法による傾斜機能材料の連続生
産装置を示す。この実施の形態は前記の実施の形態9に
示したフィルム除去処理部7の後に、再加熱部8と圧延
部9を設けたものである。再加熱部8でフィルムを除去
した層を加熱するようにしたので、各層間の親和性を高
めることができ、また圧延部9で加圧することにより、
層間の密着性を高めることができる。
【0036】実施の形態11.図12はこの発明の実施
の形態11であるメッキ法による傾斜機能材料の連続生
産装置を示す。図において12a〜12nはメッキ部1
2に設けられた複数の傾斜機能成分用の原料供給部であ
り、10はその原料供給比の制御部である。次に動作に
ついて説明する。素材供給部1aよりフィルム100が
移送され、メッキ部12に連続的に供給される。メッキ
部12の複数の原料供給部12a〜12nから供給され
る原料で、フィルム100にメッキ処理を行う。原料供
給部12a〜12nでは、原料供給比制御部10の制御
に基づいて、その原料供給比を変化させるようにメッキ
処理が制御されている。従ってフィルム100の長さ方
向に成分の異なった傾斜機能材料層が形成される。ロー
ル蓄積部4aでは、その長さ方向に成分が傾斜している
フィルム100aを巻きとる。その後フィルム除去処理
部7でロールから例えば熱処理によってフィルムを除去
する。このことでロールの半径方向に傾斜成分をもつ傾
斜機能材料ロールを得る。このようにして製造された傾
斜機能材料は、ロール抜き取り後にパイプとしてそのま
ま使用することもできるし、切り開くことによって板状
の材料を得ることもできる。また一定の長さに切断して
積層したり、折りたたんで重ねて使用したりすることも
可能である。さらに、ロールから抜きとり、長手方向に
傾斜機能を有する特徴を生かして、シート状に切断して
他の構造物に貼りつけたり積層して使用することも可能
である。また、このメッキ処理法による傾斜機能材料の
製造は蒸着法に比較してより短時間に処理を施すことが
できるので、大量生産に向いた装置である。
【0037】実施の形態12.図13はこの発明の実施
の形態12であるメッキ法による傾斜機能材料の連続生
産装置を示す。本装置は前記の実施の形態11に示した
ラインのフィルム除去処理部7の後に、再加熱部を設
け、フィルム除去処理部及び再加熱部7aとしたもので
ある。この再加熱部を設けることによって、フィルム除
去後の各層間の親和性を高めることができる。
【0038】実施の形態13.図14はこの発明の実施
の形態13であるメッキ法による傾斜機能材料の連続生
産装置を示す。図において12A、12Bは原料メッキ
部で、12Aでは素材供給部1bから連続的に供給され
る素材100にメッキを行う原料Aメッキ部、12Bは
同様の原料Bメッキ部である。次に動作について説明す
る。原料A用の素材であるフィルムの供給部1b、原料
B用のフィルム供給部1cは例えばロール状に巻かれた
フィルムを回転させることによって、それぞれ原料メッ
キ部12A、12Bにフィルムを供給する。この原料メ
ッキ部12A、12Bは異なる原料A、Bをそれぞれフ
ィルム100の表面に連続的にメッキ処理を行う。フィ
ルム密着部11では、原料Aメッキ部12Aと原料Bメ
ッキ部12Bとでメッキ処理されたフィルムを密着さ
せ、2層構造の傾斜機能材料のフィルムとする。フィル
ム除去処理部7では、フィルム密着部11で密着させた
傾斜機能材料のフィルム100から例えば熱処理によっ
てフィルム100を除去し、原料Aと原料Bとからなる
完成された傾斜機能材料100aを得る。その後完成品
蓄積部4にて例えばロール状に巻き取り蓄積する。なお
ここでは説明を簡単にするため、素材供給部1b、1c
と原料メッキ部12A、12Bをそれぞれ2個所とした
が、傾斜機能材料を得るためには、2個所以上の複数個
所の素材供給部と原料メッキ部からなる構成にすること
は言うまでもない。このように複数あるメッキ部におい
て、原料の成分比を少しずつ異なるように調整している
ので、複数あるフィルムにメッキされる原料成分比は、
フィルムごとに少しずつ異なることになる。このように
して得られたフィルムを重ねることによって、厚さ方向
に成分傾斜をもつ材料で、均一な品質をもつものを得る
ことができる。さらに、完成品蓄積部4においてロール
状に巻きとる例を示したが、例えば、一定の長さごとに
切断することによって、積層して蓄積する方法もあり、
またフィルム除去部7と蓄積部4との間に圧延部を設
け、加圧により各層間の密着力を上げることも可能であ
る。
【0039】実施の形態14.図15はこの発明の実施
の形態14であるメッキ法による傾斜機能材料の連続生
産装置を示す。本装置は前記の実施の形態13に示した
ラインのフィルム除去処理部7の後に、再加熱部8と圧
延部9を設けたものである。再加熱部8でフィルムを除
去した層を加熱するようにしたので、各層間の親和性を
高めることができ、また圧延部で加圧することにより、
層間の密着性を高めることができる。
【0040】実施の形態15.図16はこの発明の実施
の形態であるスパッタリング法による傾斜機能材料の連
続生産装置を示す。図において、13は原料スパッタリ
ングで複数の原料のスパッタリング処理を施す原料スパ
ッタリング部で複数のスパッタリング処理部13A、1
3B〜13Nで構成されている。次に動作について説明
する。素材供給部1aは例えばロール上に載置されたフ
ィルムを回転させることによって、原料スパッタリング
部13にフィルムを連続的に供給する。原料スパッタリ
ング部13内の複数のスパッタリング処理部13A〜1
3Nによって、フィルム100の表面に連続的に異なる
傾斜成分をスパッタリング処理する。その後フィルム除
去処理部7においてスパッタリング処理されたフィルム
から例えば熱処理によってフィルムのみを除去し、完成
品100aを得る。この完成品100aは完成品蓄積部
4に巻き取られる。このようにこの実施の形態15で
は、連続物のフィルム100に対して、複数のスパッタ
リング部13A〜13Nを通過させることによって、1
パスで多層のスパッタリングが行える。その際各スパッ
タリング部13A〜13Nにおける傾斜成分比が少しず
つ異なるように設定してあるので、スパッタリング部1
3を通過し終えた時点では、フィルム100上には均一
な品質をもつ必要な傾斜機能材料が得られている。従来
の方法では大量生産が困難であったが、連続プロセスと
して構成することによってそれが可能となる。また複数
のスパッタリング部13A〜13Nの運転を任意に変え
ることによりフィルム上の傾斜機能材料の層数を増減す
ることができ、融通の効く生産方法がとれる。
【0041】実施の形態16.図17はこの発明の実施
の形態16であるスパッタリング法による傾斜機能材料
の連続生産装置を示す。本装置は前記の実施の形態15
に示したラインのフィルム除去処理部の後に、再加熱部
8と圧延部9を追加したものである。実施の形態15で
はフィルム除去処理部7でフィルムを除去することで完
成品を得ることを述べたが、本実施の形態16では図1
7に示すように、再加熱部8を設けてフィルム除去後の
傾斜機能材料層を加熱し、各層間の親和性を高めてい
る。その後圧延部9にて各層間の密着性をさらに向上さ
せている。
【0042】実施の形態17.図18はこの発明の実施
の形態17であるスパッタリング法による傾斜機能材料
の連続生産装置を示す。図において13a〜13nはス
パッタリング部13に設けられた複数の傾斜機能成分用
の原料供給部であり、10はその原料供給比の制御部で
ある。次に動作について説明する。素材供給部1aより
フィルム100が移送されスパッタリング部13に連続
的に供給される。スパッタリング13に設けられた原料
供給部13a〜13nでは、原料供給比制御部10の制
御に基づいて、そのスパッタリングの割合を変化させ
る。つまりこのスパッタリング部13ではフィルム10
0の移送に合わせ、時間と共に異なった材料のスパッタ
が行えるように制御されている。従ってフィルム100
の長さ方向に成分の異なった傾斜機能材料層が形成され
る。ロール蓄積部4aでは、その長さ方向に成分が傾斜
しているフィルム100aを巻きとる。その後フィルム
除去処理部で例えば熱処理によってフィルムを除去す
る。このことでロールの半径方向に傾斜成分をもつ傾斜
機能材料を得る。このようにして製造された傾斜機能材
料は、ロール抜き取り後にパイプ材としてそのまま使用
することもできるし、切り開くことによって板状の材料
を得ることもできる。また一定の長さに切断して積層し
たり、折りたたんで重ねて使用したりすることも可能で
ある。またロールから抜き取り、シート状に切断して他
の構造物上に貼りつけたり、積層して長手方向に傾斜機
能を有する特徴を生かすことも出来る。このように本実
施の形態では任意の寸法で、大量でかつ均一な品質の機
能傾斜材料を得ることができる。
【0043】実施の形態18.図19はこの発明の実施
の形態18であるスパッタリング法による傾斜機能材料
の連続生産装置を示す。この実施の形態は前記の実施の
形態17に示したラインのフィルム除去処理部7に再加
熱部を設け、フィルム除去処理部及び再加熱部7aとし
たものである。この再加熱部を設けることによって、フ
ィルム除去後の各層間の親和性を高めることができる。
【0044】実施の形態19.図20はこの発明の実施
の形態19であるスパッタリング法による傾斜機能材料
の連続生産装置を示す。図において1b、1cは素材供
給部であり、1bは傾斜機能材成分Aの原料がスパッタ
される素材であるフィルム100を連続的に供給する。
1cは同様にBの原料がスパッタされるフィルム100
が供給される。13A、13Bはスパッタリング部で、
13Aでは素材供給部1bからのフィルム100上にス
パッタリングを行う原料Aスパッタリング部、13Bは
同様の原料Bスパッタリング部である。次に動作につい
て説明する。フィルム供給部1b、1cよりスパッタリ
ング部13A、13Bにそれぞれ素材であるフィルム1
00が供給される。このスパッタリング部13A、13
Bでは異なるスパッタ材A、Bをそれぞれフィルム10
0の表面に連続的にスパッタリングを行う。フィルム密
着部11では、スパッタリング部13A、13Bとでス
パッタリングされたフィルムを密着させ、2層構造の傾
斜機能材料のフィルムとする。フィルム除去処理部7で
は、フィルム密着部11で密着させた傾斜機能材料のフ
ィルム100から例えば熱処理によってフィルム100
を除去し、スパッタ材AとBとからなる完成された傾斜
機能材料100aを得る。その後完成品蓄積部4にて例
えばロール状に巻き取り蓄積する。なおここでは、説明
を簡単にするため、素材供給部1b、1cとスパッタリ
ング部13A、13Bをそれぞれ2個所としたが、傾斜
機能材料を得るためには、2個所以上の複数個所の素材
供給部とスパッタリング部からなる構成にすることは言
うまでもない。このように複数あるスパッタリング部に
おいて、スパッタ成分を少しずつ異なるように調整して
いるので、複数あるフィルムにスパッタされる原料成分
比は、フィルムごとに少しずつ異なることになる。この
実施の形態で製造された傾斜機能材料は、ロールの半径
方向に傾斜成分をもつものであり、ロール抜き取り後に
パイプ材として使用することもできるし、切り開くこと
によって板状の材料を得ることもできる。また一定の長
さに切断して積層したり、折りたたんで重ねて使用した
りすることも可能である。またロールから抜きとり、シ
ート状に切断して他の構造物に貼りつけたり、積層して
長手方向に傾斜機能を有する特徴を活かす用途もある。
このように本実施の形態では任意の寸法で均一な品質の
かつ大量の機能傾斜材料を得ることができる。
【0045】実施の形態20.図21はこの発明の実施
の形態20であるスパッタリング法による傾斜機能材料
の連続生産装置を示す。この実施の形態は前記の実施の
形態19に示したラインのフィルム除去処理の後に、再
加熱部8と圧延部9を設けたものである。再加熱部8で
フィルムを除去した層を加熱するようにしたので、各層
間の親和性を高めることができ、また圧延部で加圧する
ことにより層間の密着性を高めることができる。
【0046】
【発明の効果】以上のように、以上説明したような製造
装置を採用しているので、以下に示すような効果を奏す
る。
【0047】傾斜機能を発現させるに必要な成分を含有
した素材を連続的に供給し、磁界を印加させるので、素
材中の各成分に対応して傾斜配置される傾斜機能材は、
均一な品質を有し、大型で大量生産が可能で、かつ生産
性の高い製造方法が可能となる。
【0048】また、遠心力による比重差で傾斜配置され
るので、磁性体以外の傾斜構成分も素材とすることがで
き、また非金属材を素材とすることも可能である。
【0049】またさらに、複数個所設けられた蒸着処理
部を、連続的に通過するフィルム上に傾斜機能成分材を
蒸着させるので、1パスで多層蒸着が行えると共に、蒸
着処理部の運転を任意に行うことにより、任意の層数の
均一な品質の傾斜機能材料が得られる。またさらに製造
時間を大幅に短縮出来、連続プロセスなので大量生産が
可能である。
【0050】また、再加熱部と圧延部とを設けているの
で、各層間の親和性と、密着力を高めることができる。
【0051】またさらに、複数の原料供給部を有する蒸
着部を、連続的に通過するフィルム上に、フィルムの移
送速度に応じて原料比を制御して傾斜機能成分材を蒸着
させるので、材料の長さ方向に成分の異なった傾斜機能
材料層が形成される。また蒸着後にロール蓄積している
ので、ロールの半径方向に均一な品質の傾斜成分をもつ
傾斜機能材料を得ることができる。また、そのロール蓄
積材を、パイプのままとして利用することも出来るし、
或いは、一定の長さに切断して積層したり、折りたたん
で重ねて使用したりすることもできる。
【0052】また、複数のフィルム供給部と複数の蒸着
部とで連続的に蒸着を行い、フィルム密着部で複数のフ
ィルムを互いに密着させ、ロール蓄積しているので、フ
ィルムの厚さ方向に傾斜成分をもつ材料が大量にかつ高
速に製造することができる。また、各フィルム毎に成分
の異なった傾斜材が得られると共に、親和性と密着力の
高い材料が得られる。
【0053】またさらに、複数個所設けられたメッキ処
理部を、連続的に通過するフィルム上に、傾斜機能成分
をメッキさせるので、1パスで多層メッキが行えると共
に、メッキ処理部の運転を任意に行うことで任意の層数
の均一な品質の傾斜機能材料が得られる。
【0054】また、複数の原料供給部を有するメッキ部
を、連続的に通過するフィルム上に、フィルムの移送速
度に応じて原料比を制御して傾斜機能成分材をメッキさ
せるので、材料の長さ方向に成分の異なった傾斜機能材
料層が形成される。
【0055】またさらに、複数のフィルム供給部と複数
のメッキ部とで連続的にメッキを行い、互いに密着させ
ているので、厚さ方向に傾斜成分をもつ材料が得られ
る。
【0056】また、複数個所設けられたスパッタリング
処理部を、連続的に通過するフィルム上に、傾斜機能成
分をスパッタリングさせるので、1パスで多層のスパッ
タリングが行えると共に、任意の層数の均一な品質をも
つ傾斜機能材料が得られる。
【0057】またさらに、複数の原料供給部を有するス
パッタリング部を、連続的に通過するフィルム上に、フ
ィルムの移送速度に応じて原料比を制御して傾斜機能成
分材をスパッタリングしているので、厚さ方向に傾斜成
分をもつ材料が得られる。
【0058】また、複数のフィルム供給部と複数のスパ
ッタリング部とで連続的にスパッタリングを行い、互い
に密着させているので、厚さ方向に傾斜成分をもつ材料
が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1を示す、傾斜機能材
料の連続生産装置を示す構成図である。
【図2】 この発明の実施の形態2を示す構成図であ
る。
【図3】 図2における回転部を示す構成図である。
【図4】 この発明の実施の形態3を示す構成図であ
る。
【図5】 この発明の実施の形態4を示す構成図であ
る。
【図6】 この発明の実施の形態5を示す構成図であ
る。
【図7】 この発明の実施の形態6を示す構成図であ
る。
【図8】 この発明の実施の形態7を示す構成図であ
る。
【図9】 この発明の実施の形態8を示す構成図であ
る。
【図10】 この発明の実施の形態9を示す構成図であ
る。
【図11】 この発明の実施の形態10を示す構成図で
ある。
【図12】 この発明の実施の形態11を示す構成図で
ある。
【図13】 この発明の実施の形態12を示す構成図で
ある。
【図14】 この発明の実施の形態13を示す構成図で
ある。
【図15】 この発明の実施の形態14を示す構成図で
ある。
【図16】 この発明の実施の形態15を示す構成図で
ある。
【図17】 この発明の実施の形態16を示す構成図で
ある。
【図18】 この発明の実施の形態17を示す構成図で
ある。
【図19】 この発明の実施の形態18を示す構成図で
ある。
【図20】 この発明の実施の形態19を示す構成図で
ある。
【図21】 この発明の実施の形態20を示す構成図で
ある。
【符号の説明】
1 素材供給部、1a〜1c フィルム供給部、2 加
熱部、3 磁界印加部、4 完成品蓄積部、4a ロー
ル蓄積部、5 回転部、6 原料蒸着部、6A〜6N
蒸着処理部、6a〜6n 原料供給部、7 フィルム除
去処理部、8 再加熱部、9 圧延部、10 原料混合
比制御部、11 フィルム密着部、12 メッキ部、1
2A〜12N メッキ処理部、12a〜12n 原料供
給部、13 スパッタリング部、13A〜13B 原料
スパッタリング部、13a〜13n 原料供給部、10
0 素材、100a 傾斜機能材料。

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 傾斜機能を発現させるのに必要な成分を
    含有した素材を連続的に供給する素材供給部と、この素
    材を加熱する加熱部と、素材に磁界を印加し、前記素材
    中の成分を傾斜機能組成に配列する磁界印加部とを備え
    たことを特徴とする傾斜機能材料の製造装置。
  2. 【請求項2】 磁界印加部に代わり、素材に遠心力を印
    加し、前記素材中の成分を傾斜機能組成に配列する回転
    部とを備えたことを特徴とする請求項1記載の傾斜機能
    材料の製造装置。
  3. 【請求項3】 連続的にフィルムを供給するフィルム供
    給部と、このフィルム上に傾斜機能成分を蒸着処理する
    複数の蒸着処理部を有する蒸着部と、フィルム除去部と
    を備えたことを特徴とする傾斜機能材料の製造装置。
  4. 【請求項4】 フィルム再加熱部および圧延部とをさら
    に備えたことを特徴とする請求項3記載の傾斜機能材料
    の製造装置。
  5. 【請求項5】 連続的にフィルムを供給するフィルム供
    給部と、このフィルム上に傾斜機能成分を蒸着処理する
    蒸着部と、ロール蓄積部と、フィルム除去部とを有し、
    前記蒸着部には複数の傾斜機能原料供給部と、前記フィ
    ルムの移送速度に応じて、前記原料の供給比を制御する
    原料供給比制御部とが備えられたことを特徴とする傾斜
    機能材料の製造装置。
  6. 【請求項6】 フィルム除去部にさらに加えて再加熱部
    を備えたことを特徴とする請求項5記載の傾斜機能材料
    の製造装置。
  7. 【請求項7】 請求項5または請求項6に記載の製造装
    置によって製造された傾斜機能材料。
  8. 【請求項8】 連続的にフィルムを供給する複数のフィ
    ルム供給部と、このフィルム上に傾斜機能成分を蒸着処
    理する複数の蒸着部と、蒸着後の複数のフィルムを互い
    に密着させるフィルム密着部と、フィルム除去部とを備
    えたことを特徴とする傾斜機能材料の製造装置。
  9. 【請求項9】 フィルム再加熱部と圧延部とをさらに備
    えたことを特徴とする請求項8に記載の傾斜機能材料の
    製造方法。
  10. 【請求項10】 連続的にフィルムを供給するフィルム
    供給部と、このフィルム上に傾斜機能成分をメッキ処理
    する複数のメッキ処理部を有するメッキ部と、フィルム
    除去部とを備えたことを特徴とする傾斜機能材料の製造
    装置。
  11. 【請求項11】 フィルム再加熱部および圧延部とをさ
    らに備えたことを特徴とする請求項10に記載の傾斜機
    能材料の製造装置。
  12. 【請求項12】 連続的にフィルムを供給するフィルム
    供給部と、このフィルム上に傾斜機能成分をメッキ処理
    するメッキ部と、ロール蓄積部と、フィルム除去部とを
    有し、前記メッキ部には複数の傾斜機能原料供給部と、
    前記フィルムの移送速度に応じて、前記原料の供給比を
    制御する原料供給比制御部とが備えられたことを特徴と
    する傾斜機能材料の製造装置。
  13. 【請求項13】 フィルム除去部にさらに加えてフィル
    ム再加熱部を備えたことを特徴とする請求項12に記載
    の傾斜機能材料の製造装置。
  14. 【請求項14】 請求項12または請求項13に記載の
    製造装置によって製造された傾斜機能材料。
  15. 【請求項15】 連続的にフィルムを供給する複数のフ
    ィルム供給部と、このフィルム上に傾斜機能成分をメッ
    キ処理する複数のメッキ部と、メッキ後の複数のフィル
    ムを互いに密着させるフィルム密着部と、フィルム除去
    部とを備えたことを特徴とする傾斜機能材料の製造装
    置。
  16. 【請求項16】 フィルム再加熱部および圧延部とをさ
    らに備えたことを特徴とする請求項15に記載の傾斜機
    能材料の製造装置。
  17. 【請求項17】 連続的にフィルムを供給するフィルム
    供給部と、このフィルム上に傾斜機能成分をスパッタリ
    ング処理する複数のスパッタリング処理部を有するスパ
    ッタリング部と、フィルム除去部とを備えたことを特徴
    とする傾斜機能材料の製造装置。
  18. 【請求項18】 フィルム再加熱部および圧延部とをさ
    らに備えたことを特徴とする請求項17に記載の傾斜機
    能材料の製造装置。
  19. 【請求項19】 連続的にフィルムを供給するフィルム
    供給部と、このフィルム上に傾斜機能成分をスパッタリ
    ング処理するスパッタリング部と、ロール蓄積部と、フ
    ィルム除去部とを有し、前記スパッタリング部には複数
    の傾斜機能原料供給部と、前記フィルムの移送速度に応
    じて前記原料の供給比を制御する原料供給比制御部とが
    備えられたことを特徴とする傾斜機能材料の製造装置。
  20. 【請求項20】 フィルム除去部にさらに加えてフィル
    ム再加熱部を備えたことを特徴とする請求項19に記載
    の傾斜機能材料の製造装置。
  21. 【請求項21】 請求項19または請求項20に記載の
    製造装置によって製造された傾斜機能材料。
  22. 【請求項22】 連続的にフィルムを供給する複数のフ
    ィルム供給部と、このフィルム上に傾斜機能成分をスパ
    ッタリング処理する複数のスパッタリング部と、スパッ
    タリング後の複数のフィルムを密着させるフィルム密着
    部と、フィルム除去部とを備えたことを特徴とする傾斜
    機能材料の製造装置。
  23. 【請求項23】 フィルム再加熱部および圧延部とをさ
    らに備えたことを特徴とする請求項22に記載の傾斜機
    能材料の製造装置。
  24. 【請求項24】 材料の長手方向に傾斜機能を有するこ
    とを特徴とする傾斜機能材料。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006117999A (ja) * 2004-10-21 2006-05-11 Hitachi Cable Ltd 薄膜作製方法および薄膜作製装置
JP2013139621A (ja) * 2011-12-09 2013-07-18 Toray Eng Co Ltd 搬送製膜装置
CN105655089A (zh) * 2016-01-02 2016-06-08 彭晓领 一种旋转磁场装置

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