JP2000344769A - N−ベンジルキノリン酸イミドの製造方法 - Google Patents

N−ベンジルキノリン酸イミドの製造方法

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JP2000344769A
JP2000344769A JP11158002A JP15800299A JP2000344769A JP 2000344769 A JP2000344769 A JP 2000344769A JP 11158002 A JP11158002 A JP 11158002A JP 15800299 A JP15800299 A JP 15800299A JP 2000344769 A JP2000344769 A JP 2000344769A
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reaction
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quinolinic
acetic
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Yoshio Igarashi
喜雄 五十嵐
Hirofumi Nobushima
浩文 延嶋
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Tama Kagaku Kogyo Co Ltd
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Tama Kagaku Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 N−ベンジルキノリン酸イミドの改良された
製造方法の提供。 【解決手段】 次の式(1) 【化1】 で示されるキノリン酸と無水酢酸とを酢酸溶媒中で室温
〜100℃で反応させて次の式(2) 【化2】 で示される無水キノリン酸を生成させ、この無水キノリ
ン酸とベンジルアミンとを酢酸溶媒中で0〜100℃で
反応させて次の式(3) 【化3】 で示される2−ベンジルカルバモイルニコチン酸、およ
び次の式(4) 【化4】 で示される3−ベンジルカルバモイルピコリン酸の混合
物を生成させ、次いでこの2−ベンジルカルバモイルニ
コチン酸および3−ベンジルカルバモイルピコリン酸の
混合物と無水酢酸とを酢酸溶媒中で0〜100℃で反応
させて次の式(5) 【化5】

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、N−ベンジルキノ
リン酸イミドの改良製造方法およびこの方法の反応中間
体として得られる新規化合物の3−ベンジルカルバモイ
ルピコリン酸に関する。
【0002】
【従来の技術】医薬品合成中間体として有用なN−ベン
ジルキノリン酸イミドはこれまで、1)キノリン酸無水
物とベンジルアミンとを高温度例えば180℃で反応さ
せ、ひき続き真空下に同温度で処理することによって製
造する方法(英国特許第1086637号)、2)キノ
リン酸(ピリジン−2,3−ジカルボン酸)を無水酢酸
中で還流下に加熱し、揮発物を留去してキノリン酸無水
物とし、テトラヒドロフランに溶解したベンジルアミン
と反応させ、溶媒を除き得られた粗アミド酸化合物を無
水酢酸に再溶解し還流下に加熱して製造する方法(J. C
hem. Soc. PERKIN TRNS., 1, 1990, pp.1757-1763)、
3)キノリン酸を無水酢酸と加熱し、揮発物を留去し、
残留物にジエチルエーテルを加え固液分離してキノリン
酸無水物を取出し、これにベンジルアミンを加えて反応
させ、さらに無水酢酸を加えて180℃に加熱して反応
後、エチルアルコールから晶析、固液分離する方法(特
開平6−239857号公報)などにより製造されてい
る。またこれまでキノリン酸無水物とベンジルアミンと
の反応で2−ベンジルカルバモイルニコチン酸の生成は
知られていたが、2−ベンジルカルバモイルピコリン酸
の生成は知られていなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】これらの従来法は、夫
れ夫れの反応段階における反応選択性が悪く、各反応段
階で得られる反応中間体のキノリン酸無水物、アミド酸
化合物、および目的物のN−ベンジルキノリン酸イミド
には不純物が多く含まれることになり、各反応段階で得
られる化合物の精製が不可欠であることから操作が繁雑
となり、また収率も例えば上記先行文献のそれぞれでは
36〜62%と極めて低い。したがって、より反応操作
が簡単で収率の高い方法の解明が求められている。また
これまでキノリン酸無水物とベンジルアミンとの反応で
生成することが知られていなかった2−ベンジルカルバ
モイルピコリン酸を得ることも本発明の課題であった。
【0004】
【課題を解決するための手段】ところで、本発明者は上
記した従来方法におけるそれぞれの反応段階における反
応選択性が悪く、各反応段階で得られる反応中間体のキ
ノリン酸無水物、アミド酸化合物、および目的物のN−
ベンジルキノリン酸イミドには不純物が多く、したがっ
て総括反応収率が低い原因は、 1) 第1の反応段階のキノリン酸を無水酢酸を用いてキ
ノリン酸無水物に変換する脱水反応に於いては、反応温
度が高いためにキノリン酸からの脱炭酸反応が起こり、
副生成物としてニコチン酸が生成すること、 2) 第2の反応段階のキノリン酸無水物とベンジルアミ
ンとの反応によって2−ベンジルカルバモイルニコチン
酸と3−ベンジルカルバモイルピコリン酸との混合物が
生成することと、この反応では反応温度が高いと2−ベ
ンジルカルバモイルニコチン酸と3−ベンジルカルバモ
イルピコリン酸からの脱炭酸反応が起こりやすく、その
結果ニコチン酸ベンジルアミドおよびピコリン酸ベンジ
ルアミドが副生するが、特に3−ベンジルカルバモイル
ピコリン酸は脱炭酸しやすく、そのためにこれまで3−
ベンジルカルバモイルピコリン酸は未知の化合物であっ
たこと、および 3) 第3の反応段階の2−ベンジルカルバモイルニコチ
ン酸と3−ベンジルカルバモイルピコリン酸との混合物
の無水酢酸を脱水剤とする閉環反応によるN−ベンジル
キノリン酸イミドの生成反応に於いても、温度が高いと
2)と同様に脱炭酸反応が起こりやすいこと、にあるこ
とを見出したのである。
【0005】そして、従来法におけるこれらに1)〜3)
の反応段階に於いて高温度を用いることには、次の理由
から必然性があるものと考えられていたのである。即ち
1)の反応段階はキノリン酸の脱水反応であることから
この脱水反応を妨害する恐れのある反応溶媒を用いるこ
とは避けたいという考えに立って反応体である無水酢酸
を反応溶媒として用いたために、例えば特開平6−23
9857号公報段落番号〔0106〕に記載のように1
10℃で反応を行ったこと、また2)の反応段階はキノ
リン酸無水物は融点が高く容易に固化するので、ベンジ
ルアミンとの反応は例えば上記特開平6−239857
号公報段落番号〔0106〕や英国特許第108663
7号実施例1に記載のように180℃の高温度を必要と
したこと、さらに3)の反応段階は得られたアミド酸の
脱水閉環によるイミドの生成反応であって、脱水剤とし
ての無水酢酸を使用する場合でも例えば特開平6−23
9857号公報段落番号〔0106〕に記載のように1
10℃の温度で、脱水剤を用いない例えば英国特許第1
086637号実施例1に記載の反応では180℃の様
な高温度を必要とした。
【0006】ところで、この1)のキノリン酸と無水酢
酸との反応によってキノリン酸無水物を生成させる反応
においては、キノリン酸無水物と酢酸が生成するので、
反応系に存在する酢酸は反応を抑制することになるこ
と、また2)のキノリン酸無水物とベンジルアミンとの
反応では過剰の酢酸の存在はアミド酸の生成の他に例え
ばN−ベンジルアセトアミドの様な副生物の生成を伴う
ことが考えられること、そしてまた3)脱水剤としての
無水酢酸を用いるアミド酸の脱水閉環によるN−ベンジ
ルキノリン酸イミドの生成反応にあっては、1)の反応
と同様に酢酸が生成するので、反応系に酢酸を存在させ
ることによって反応は抑制されると考えられ、結局上記
した従来法のN−ベンジルキノリン酸イミドの製造では
反応系に酢酸を溶媒として用いることは避けるべきもの
であってこれを積極的に用いようとする発想はあり得な
い所であった。
【0007】本発明者はこれらの1)〜3)の反応段階の
それぞれにおいて、このように反応生成物の一つであっ
てその存在によっては反応が抑制されると考えられる
か、またはそれを存在させることによる競合反応によっ
て収量が低下すると考えられ、それゆえに積極的に反応
系に加えることなどは考えることも出来なかった酢酸を
反応系に溶媒として添加して存在させることにより、驚
くべきことにはこれらの反応段階のそれぞれを低い温度
で操作することができ、この低い反応温度によって脱炭
酸が回避され高純度の目的物が高収率で得られること、
およびこれまでに生成が確認されていなかった化合物の
N−ベンジルキノリン酸イミドを見出して本発明を完成
したのである。
【0008】すなわち本発明は、次の式(1)
【化27】 で示されるキノリン酸と無水酢酸とを酢酸溶媒中で室温
〜100℃で反応させて次の式(2)
【化28】 で示されるキノリン酸無水物を生成させ、このキノリン
酸無水物とベンジルアミンとを酢酸溶媒中で0〜100
℃で反応させて次の式(3)
【化29】 で示される2−ベンジルカルバモイルニコチン酸、およ
び次の式(4)
【化30】 で示される3−ベンジルカルバモイルピコリン酸の混合
物を生成させ、次いでこの2−ベンジルカルバモイルニ
コチン酸および3−ベンジルカルバモイルピコリン酸の
混合物と無水酢酸とを酢酸溶媒中で0〜100℃で反応
させて次の式(5)
【化31】 で示されるN−ベンジルキノリン酸イミドを製造する方
法に関する。
【0009】そして上記したN−ベンジルキノリン酸イ
ミドを製造する方法における反応工程のそれぞれおよび
反応工程の組み合わせもまた新規であることから、本発
明には次の方法も含まれる。
【0010】すなわち、次の式(1)
【化32】 で示されるキノリン酸と無水酢酸とを酢酸溶媒中で室温
〜100℃、好ましくは50〜90℃で反応させて次の
式(2)
【化33】 で示されるキノリン酸無水物を生成させる方法。
【0011】キノリン酸無水物とベンジルアミンとを酢
酸溶媒中で0〜100℃、好ましくは10〜70℃で反
応させて次の式(3)
【化34】 で示される2−ベンジルカルバモイルニコチン酸、およ
び次の式(4)
【化35】 で示される3−ベンジルカルバモイルピコリン酸の混合
物を生成させる方法。
【0012】2−ベンジルカルバモイルニコチン酸およ
び3−ベンジルカルバモイルピコリン酸の混合物と無水
酢酸とを酢酸溶媒中で0〜100℃、好ましくは10〜
70℃で反応させて次の式(5)
【化36】 で示されるN−ベンジルキノリン酸イミドを製造する方
法。
【0013】キノリン酸無水物とベンジルアミンとを酢
酸溶媒中で0〜100℃、好ましくは10〜70℃で反
応させて次の式(3)
【化37】 で示される2−ベンジルカルバモイルニコチン酸、およ
び次の式(4)
【化38】 で示される3−ベンジルカルバモイルピコリン酸の混合
物を生成させ、2−ベンジルカルバモイルニコチン酸お
よび3−ベンジルカルバモイルピコリン酸の混合物と無
水酢酸とを酢酸溶媒中で0〜100℃、好ましくは10
〜70℃で反応させて次の式(5)
【化39】 で示されるN−ベンジルキノリン酸イミドを製造する方
法。
【0014】また本発明の上記した方法において中間体
として得られる3−ベンジルカルバモイルピコリン酸は
文献未載の新規化合物で、本発明はこの3−ベンジルカ
ルバモイルピコリン酸にも関する。
【0015】本発明の第1段階のキノリン酸と無水酢酸
とによるキノリン酸無水物を生成させる反応は、キノリ
ン酸1モルに対して0.5〜2モル、好ましくは0.9〜
1.5モル、より好ましくは0.9〜1.1モルの無水酢
酸を用い、反応溶媒としての酢酸の存在下に室温〜10
0℃、好ましくは50〜90℃の温度、より好ましくは
70〜80℃の温度で行われる。この際に用いられる反
応溶媒の酢酸の使用量には特に限定はないが、反応液の
流動性・容積効率・収率・キノリン酸無水物の純度への
影響を考慮して、反応体(キノリン酸と無水酢酸)の合
計重量を基準にして、好ましくは0.5〜10倍、より
好ましくは1〜3倍の量で用いられる。この反応は3〜
12時間で終了する。
【0016】このキノリン酸無水物を生成させる反応で
は、反応選択性が極めて良好なためキノリン酸無水物は
反応液のままで次のベンジルアミンとの反応に使用する
ことが出来る。しかしながらこのキノリン酸無水物の反
応液は、そのままでかまたは酢酸で希釈して冷却晶析さ
せ、キノリン酸無水物を固液分離して取り出してもよ
い。
【0017】本発明の第2段階のキノリン酸無水物とベ
ンジルアミンとによる2−ベンジルカルバモイルニコチ
ン酸および3−ベンジルカルバモイルピコリン酸の混合
物を生成させる反応は、キノリン酸無水物1モルに対し
て0.5〜2モル、好ましくは0.9〜1.5モル、より
好ましくは0.9〜1.1モルのベンジルアミンを用い、
反応溶媒としての酢酸の存在下に室温〜70℃、好まし
くは20〜30℃の温度で行われる。この反応は速やか
に進行し0.1〜2時間で完結する。
【0018】この際に用いられる反応溶媒の酢酸の使用
量には特に限定はないが、反応体(キノリン無水物とベ
ンジルアミン)の合計重量を基準にして、好ましくは
0.5〜10倍、より好ましくは1〜3倍の量で用いら
れる。この第2段階の反応が第1段階の反応液がそのま
ま用いて行われる場合には、反応溶媒の酢酸を追加する
ことも、また一部分を留去して減量して使用することも
できるが、通常は追加することは特に必要がない。
【0019】このアミド酸混合物を生成させる反応で
は、反応選択性が極めて良好なため生成物の2−ベンジ
ルカルバモイルニコチン酸および3−ベンジルカルバモ
イルピコリン酸混合物は反応液のままで次の閉環による
イミド生成反応に使用することが出来る。
【0020】このアミド酸混合物中には2−ベンジルカ
ルバモイルニコチン酸と3−ベンジルカルバモイルピコ
リン酸とが生成して存在しており、アミド酸混合物反応
液をそのままか、または水、酢酸、メタノール、エタノ
ール、1−プロパノール、2−プロパノール、もしくは
これらの2種以上の混合物で希釈して冷却すると最初に
2−ベンジルカルバモイルニコチン酸が析出するので、
これを、固液分離すると3−ベンジルカルバモイルピコ
リン酸が母液側に残り、2−ベンジルカルバモイルニコ
チン酸が単離される。母液を濃縮し、必要によってさら
に水、酢酸、メタノール、エタノール、1−プロパノー
ル、2−プロパノール、もしくはこれらの2種以上の混
合物である溶媒を加え、冷却して3−ベンジルカルバモ
イルピコリン酸を結晶として得ることができる。
【0021】このようにして得られる2−ベンジルカル
バモイルニコチン酸と3−ベンジルカルバモイルピコリ
ン酸との混合物、この混合物を分離して得られる2−ベ
ンジルカルバモイルニコチン酸および3−ベンジルカル
バモイルピコリン酸のそれぞれが本発明によれば次に述
べる閉環縮合によるN−ベンジルキノリン酸イミド合成
の原料物質となり得る。従ってこの新規化合物での3−
ベンジルカルバモイルピコリン酸はN−ベンジルキノリ
ン酸イミド合成の原料物質として有用である。
【0022】本発明の第3段階の2−ベンジルカルバモ
イルニコチン酸と3−ベンジルカルバモイルピコリン酸
との混合物、2−ベンジルカルバモイルニコチン酸また
は3−ベンジルカルバモイルピコリン酸の閉環縮合によ
るN−ベンジルキノリン酸イミドを生成させる反応は、
これらのアミド酸1モルに対して0.5〜2モル、好ま
しくは0.9〜1.5モル、より好ましくは0.9〜1.
1モルの無水酢酸を用い、反応溶媒としての酢酸の存在
下に0〜70℃、好ましくは30〜60℃の温度で行わ
れる。さらに好ましくは30℃より反応を開始し、60
℃まで3〜7時間をかけて徐々に昇温させると、昇温終
了から0〜3時間で反応は完結する。本発明において第
1段階、第2段階および第3段階の反応を連続的に行う
場合には第1段階および第2段階の中間生成物の収率は
それぞれ90%を越える高収率であるので、第3段階に
おいて用いる無水酢酸の量は出発原料のキノリン酸を基
準にしてその1モルに対して0.5〜2モル、好ましく
は0.9〜1.5モル、より好ましくは0.9〜1.1モル
であってもよい。
【0023】またこの際に用いられる反応溶媒の酢酸の
使用量には特に限定はないが、アミド酸、またはキノリ
ン無水物とベンジルアミンとの合計重量を基準にして、
好ましくは0.5〜10倍、より好ましくは1〜3倍の
量で用いられる。この第3段階の反応が第2段階の反応
液がそのまま用いて行われる場合には、反応溶媒の酢酸
を追加することも、また一部分を留去して減量して使用
することもできるが、通常は追加することは特に必要が
ない。
【0024】第3段階の反応終了後にN−ベンジルキノ
リン酸イミド反応液をそのままか、濃縮するか、または
水、酢酸、メタノール、エタノール、1−プロパノー
ル、2−プロパノール、もしくはこれらの2種以上の混
合物で希釈して冷却するとN−ベンジルキノリン酸イミ
ドが析出するので、これを濾過などの手段で固液分離
し、必要に応じて水、メタノール、エタノール、1−プ
ロパノールまたは2−プロパノールなどで洗浄し純度9
9.5%以上の高純度のN−ベンジルキノリン酸イミド
が87%以上の高収率で得ることができた。
【0025】上記した本発明のキノリン酸を出発物質と
して3段階の反応によってN−ベンジルキノリン酸イミ
ドを製造する方法の場合、またはキノリン酸無水物を出
発物質として2段階の反応によってN−ベンジルキノリ
ン酸イミドを製造する方法の場合のそれぞれにおいて、
各反応段階での生成物は高純度であるので、精製を要せ
ずに次の工程の反応に用いることができ、したがって所
謂ワンポットで複数の反応段階を行い得るところにも本
発明の大きな特徴がある。したがって本発明においては
N−ベンジルキノリン酸イミドが高収率かつ高純度でえ
られるばかりでなく、中間生成物の取り出しと精製の工
程を要することなく、きわめて簡略化された操作によっ
て目的のN−ベンジルキノリン酸イミドが得られるとい
う著しい効果を有する。
【0026】次に本発明を実施例によって詳細に説明す
るが、ここに述べる実施例は本発明を説明するためのも
ので、本発明を限定するものと解してはならない。
【0027】
【実施例】実施例1 酢酸60.0gに無水酢酸32.2g(0.315モル)とキ
ノリン酸50.1g(0.300モル)を加え、撹拌しながら
80℃に昇温し、この温度に3時間保持したところ、キ
ノリン酸のキノリン酸無水物への変換反応が完結したこ
とが高速液体クロマトグラフ(HPLC)によるモニターの
結果確認された。得られた反応液を20℃に冷却し、ベ
ンジルアミン33.8g(0.315モル)を20〜30℃の
温度で30分を要して滴下して加えた。ベンジルアミン
の添加終了後20〜30℃の温度に1時間保持したとこ
ろアミド酸への変換反応が完結したことがHPLCによるモ
ニターの結果確認された。得られた反応液に無水酢酸3
2.2g(0.315モル)を添加し、30℃で2時間、40
℃で2時間、50℃で3時間そして60℃で1時間と、
段階的に昇温してそれぞれの時間の保持したところ、イ
ミドへの閉環反応が完結したことがHPLCによるモニ
ターの結果確認された。得られた反応液に水50.0g
を加え、20℃に冷却して析出した結晶を濾過して取り
出し、2−プロパノール60mlで洗浄し、乾燥してN−
ベンジルキノリン酸イミドの結晶62.3gを得た。収
率87.2%。得られた結晶をHPLC分析した結果、
N−ベンジルキノリン酸イミドは純度99.9%である
ことが分かった。
【0028】実施例2 酢酸60.0gに無水酢酸32.2g(0.315モル)とキ
ノリン酸50.1g(0.300モル)を加え、撹拌しながら
80℃に昇温し、この温度に3時間保持して、キノリン
酸のキノリン酸無水物への変換反応を完結させた。得ら
れた反応液を20℃に冷却し、析出した結晶を濾過・乾
燥してキノリン酸無水物42.5gを得た。収率95%
(キノリン酸を基準にして)。酢酸60.0gに得られ
たキノリン酸無水物42.5gを加え、ベンジルアミン
32.1g(0.300モル)を20〜30℃の温度で30分
を要して滴下して加えた。ベンジルアミンの添加終了後
20〜30℃の温度に1時間保持してアミド酸への変換
反応を完結させた。得られた反応液に無水酢酸30.6
g(0.300モル)を添加し、30℃で2時間、40℃で
2時間、50℃で3時間そして60℃で1時間と、段階
的に昇温してそれぞれの時間保持し、イミドへの閉環反
応を完結させた。得られた反応液に水50.0gを加
え、20℃に冷却して析出した結晶を濾過して取り出
し、2−プロパノール60mlで洗浄し、乾燥してN−ベ
ンジルキノリン酸イミドの結晶60.1gを得た。収率
84.1%(キノリン酸を基準にして)。得られた結晶
をHPLC分析した結果、N−ベンジルキノリン酸イミ
ドは純度99.9%であることが分かった。
【0029】比較例1 無水酢酸96.75g(0.900モル)にキノリン酸50.
1g(0.300モル)を加え、撹拌しながら110℃に昇
温し、この温度で4時間反応させた。反応終了後80℃
の温度25Torrの圧力で無水酢酸を回収し、残留物にジ
エチルエ−テル100mlを加え20℃で析出する結晶を
濾過して取り出し、ジエチルエーテル200mlで洗浄
し、乾燥して41gの結晶を得た。この結晶40gに氷
冷下にベンジルアミン37.3gを滴下して加え(堅い
飴状になり撹拌困難になる)、180℃に昇温し、この
温度で30分間反応させた。反応終了後50℃まで冷却
しエタノール125mlを加えさらに冷却して20℃で析
出した結晶を濾過した取り出し、エタノール75mlで洗
浄し、乾燥してN−ベンジルキノリン酸イミドの結晶2
8.5gを得た。収率39.9%(キノリン酸を基準にし
て)。得られた結晶をHPLC分析した結果、N−ベン
ジルキノリン酸イミドは純度57.7%であることが分
かった。
【0030】実施例3 酢酸60.0gに無水酢酸32.2g(0.315モル)とキ
ノリン酸50.1gを加え、撹拌しながら80℃を3.5
時間保持し反応を完結させた。反応液を20℃まで冷却
しベンジルアミン33.8gを20〜30℃で30分を
要して滴下して加えた。添加終了後、20〜30℃で1
時間保持して反応を完結させた。反応終了後、20分で
析出した結晶を濾過して取り出し、メタノール50mlで
結晶を洗浄し、乾燥して2−ベンジルカルバモイルニコ
チン酸54.6gを得た。収率71.0%。得られた結晶
をHPLC分析した結果、2−ベンジルカルバモイルニ
コチン酸は純度99.5%であることが分かった。上記
した濾過工程で得られた母液および結晶洗浄液を合体
し、減圧下に揮発成分を除去し、残留物に水200mlを
加え、5℃で30分放置して析出した結晶を濾過して取
り出し、メタノール15mlで洗浄し、乾燥して3−ベン
ジルカルバモイルニコチン酸の2次結晶11.0gを得
た。収率14.3%。得られた結晶をHPLC分析した
結果、2−ベンジルカルバモイルニコチン酸は純度9
8.8%であることが分かった。2−ベンジルカルバモ
イルニコチン酸の2次結晶を分離した母液と結晶洗浄液
を合体し、減圧下に揮発成分を除去すると油状物10.
9g(収率 14.2%)が得られ、これを室温で放置した
ところ結晶化した。得られた結晶について、赤外吸収ス
ペクトル、核磁気共鳴分析および質量分析を行って3−
ベンジルカルバモイルピコリン酸であることを確認し
た。結果は次の通りである。 IR(film,cm-1):νNH 3308、νC=O 1723、νC=O 16571 H-NMR(300MHz,d6-DMSO,ppm):δ=4.46(2H,d,J=5.7H
z,CH2)7.3〜7.4(5H,m,arom H)8.03(1H,m,arom H)8.33
(1H,m,arom H)9.02(1H,m,arom H)9.65(1H,t,J=5.7H
z,NH) MS(ESI):m/z=255[M-H]- また得られた結晶をHPLC分析した結果、3−ベンジルカ
ルバモイルピコリン酸は純度97.5%であることが分
かった。
【0031】実施例4 酢酸50.0gに実施例3で得られた2−ベンジルカル
バモイルニコチン酸54.6gと無水酢酸22.8gとを
撹拌しながら加え、30℃で2時間、40℃で2時間、
50℃で3時間、60℃で1時間段階的に昇温して反応
を完結させた。反応液に水50.0gを加え20℃まで
冷却しで析出した結晶を濾過して取り出し、2−プロパ
ノール50mlで結晶を洗浄し、乾燥してN−ベンジルキ
ノリン酸イミドの結晶48.4gを得た。収率95.3
%。得られた結晶をHPLC分析した結果、N−ベンジ
ルキノリン酸イミドは純度99.5%であることが分か
った。
【0032】実施例5 酢酸10.0gに実施例3で得られた2−ベンジルカル
バモイルピコリン酸10.9gと無水酢酸4.4gとを撹
拌しながら加え、30℃で10時間、40℃で5時間反
応させて反応を完結させた。反応液に水10.0gを加
え20℃まで冷却しで析出した結晶を濾過して取り出
し、2−プロパノール10mlで結晶を洗浄し、乾燥して
N−ベンジルキノリン酸イミドの結晶9.4gを得た。
収率93.5%。得られた結晶をHPLC分析した結
果、N−ベンジルキノリン酸イミドは純度97.1%で
あることが分かった。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年6月18日(1999.6.1
8)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0002
【補正方法】変更
【補正内容】
【0002】
【従来の技術】医薬品合成中間体として有用なN−ベン
ジルキノリン酸イミドはこれまで、1)キノリン酸無水
物とベンジルアミンとを高温度例えば180℃で反応さ
せ、ひき続き真空下に同温度で処理することによって製
造する方法(英国特許第1086637号)、2)キノ
リン酸(ピリジン−2,3−ジカルボン酸)を無水酢酸
中で還流下に加熱し、揮発物を留去してキノリン酸無水
物とし、テトラヒドロフランに溶解したベンジルアミン
と反応させ、溶媒を除き得られた粗アミド酸化合物を無
水酢酸に再溶解し還流下に加熱して製造する方法(J. C
hem. Soc. PERKIN TRNS., 1, 1990, pp.1757-1763)、
3)キノリン酸を無水酢酸と加熱し、揮発物を留去し、
残留物にジエチルエーテルを加え固液分離してキノリン
酸無水物を取出し、これにベンジルアミンを加えて反応
させ、さらに無水酢酸を加えて180℃に加熱して反応
後、エチルアルコールから晶析、固液分離する方法(特
開平6−239857号公報)などにより製造されてい
る。またこれまでキノリン酸無水物とベンジルアミンと
の反応で2−ベンジルカルバモイルニコチン酸の生成は
知られていたが、3−ベンジルカルバモイルピコリン酸
の生成は知られていなかった。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0003
【補正方法】変更
【補正内容】
【0003】
【発明が解決しようとする課題】これらの従来法は、夫
れ夫れの反応段階における反応選択性が悪く、各反応段
階で得られる反応中間体のキノリン酸無水物、アミド酸
化合物、および目的物のN−ベンジルキノリン酸イミド
には不純物が多く含まれることになり、各反応段階で得
られる化合物の精製が不可欠であることから操作が繁雑
となり、また収率も例えば上記先行文献のそれぞれでは
36〜62%と極めて低い。したがって、より反応操作
が簡単で収率の高い方法の解明が求められている。また
これまでキノリン酸無水物とベンジルアミンとの反応で
生成することが知られていなかった3−ベンジルカルバ
モイルピコリン酸を得ることも本発明の課題であった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4C055 AA01 BA02 BA57 CA02 CA34 CB01 CB02 DA01 FA20 FA32 FA37 4C065 AA04 BB04 CC01 DD02 EE02 HH01 JJ01 KK09 LL04 PP03 QQ02

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次の式(1) 【化1】 で示されるキノリン酸と無水酢酸とを酢酸溶媒中で室温
    〜100℃で反応させて次の式(2) 【化2】 で示されるキノリン酸無水物を生成させ、このキノリン
    酸無水物とベンジルアミンとを酢酸溶媒中で0〜100
    ℃で反応させて次の式(3) 【化3】 で示される2−ベンジルカルバモイルニコチン酸、およ
    び次の式(4) 【化4】 で示される3−ベンジルカルバモイルピコリン酸の混合
    物を生成させ、次いでこの2−ベンジルカルバモイルニ
    コチン酸および3−ベンジルカルバモイルピコリン酸の
    混合物と無水酢酸とを酢酸溶媒中で0〜100℃で反応
    させて次の式(5) 【化5】 で示されるN−ベンジルキノリン酸イミドを製造する方
    法。
  2. 【請求項2】 次の式(1) 【化6】 で示されるキノリン酸と無水酢酸とを酢酸溶媒中で50
    〜90℃で反応させて次の式(2) 【化7】 で示されるキノリン酸無水物を生成させ、このキノリン
    酸無水物とベンジルアミンとを酢酸溶媒中で10〜70
    ℃で反応させて次の式(3) 【化8】 で示される2−ベンジルカルバモイルニコチン酸、およ
    び次の式(4) 【化9】 で示される3−ベンジルカルバモイルピコリン酸の混合
    物を生成させ、次いでこの2−ベンジルカルバモイルニ
    コチン酸および3−ベンジルカルバモイルピコリン酸の
    混合物と無水酢酸とを酢酸溶媒中で10〜70℃で反応
    させて次の式(5) 【化10】 で示されるN−ベンジルキノリン酸イミドを製造する請
    求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 キノリン酸と無水酢酸とを酢酸溶媒中で
    反応させてキノリン酸無水物を生成させ、このキノリン
    酸無水物を反応液から単離せずにベンジルアミンと反応
    させて2−ベンジルカルバモイルニコチン酸および3−
    ベンジルカルバモイルピコリン酸の混合物を生成させ、
    次いでこの2−ベンジルカルバモイルニコチン酸および
    3−ベンジルカルバモイルピコリン酸の混合物を反応液
    から単離せずに無水酢酸と反応させてN−ベンジルキノ
    リン酸イミドを製造する請求項1または2記載の方法。
  4. 【請求項4】 次の式(1) 【化11】 で示されるキノリン酸と無水酢酸とを酢酸溶媒中で室温
    〜100℃で反応させて次の式(2) 【化12】 で示されるキノリン酸無水物を生成させる方法。
  5. 【請求項5】 50〜90℃で反応させる請求項4記載
    の方法。
  6. 【請求項6】 次の式(2) 【化13】 で示されるキノリン酸無水物とベンジルアミンとを酢酸
    溶媒中で0〜100℃で反応させて次の式(3) 【化14】 で示される2−ベンジルカルバモイルニコチン酸、およ
    び次の式(4) 【化15】 で示される3−ベンジルカルバモイルピコリン酸の混合
    物を生成させる方法。
  7. 【請求項7】 10〜70℃で反応させる請求項6記載
    の方法。
  8. 【請求項8】 次の式(3) 【化16】 で示される2−ベンジルカルバモイルニコチン酸、およ
    び次の式(4) 【化17】 で示される3−ベンジルカルバモイルピコリン酸の混合
    物と無水酢酸とを酢酸溶媒中で0〜100℃で反応させ
    て次の式(5) 【化18】 で示されるN−ベンジルキノリン酸イミドを製造する方
    法。
  9. 【請求項9】 10〜70℃で反応させる請求項8記載
    の方法。
  10. 【請求項10】 次の式(2) 【化19】 で示されるキノリン酸無水物とベンジルアミンとを酢酸
    溶媒中で0〜100℃で反応させて次の式(3) 【化20】 で示される2−ベンジルカルバモイルニコチン酸、およ
    び次の式(4) 【化21】 で示される3−ベンジルカルバモイルピコリン酸の混合
    物を生成させ、この2−ベンジルカルバモイルニコチン
    酸および3−ベンジルカルバモイルピコリン酸の混合物
    と無水酢酸とを酢酸溶媒中で0〜100℃で反応させて
    次の式(5) 【化22】 で示されるN−ベンジルキノリン酸イミドを製造する方
    法。
  11. 【請求項11】 次の式(2) 【化23】 で示されるキノリン酸無水物とベンジルアミンとを酢酸
    溶媒中で10〜70℃で反応させて次の式(3) 【化24】 で示される2−ベンジルカルバモイルニコチン酸、およ
    び次の式(4) 【化25】 で示される3−ベンジルカルバモイルピコリン酸の混合
    物を生成させ、この2−ベンジルカルバモイルニコチン
    酸および3−ベンジルカルバモイルピコリン酸の混合物
    と無水酢酸とを酢酸溶媒中で10〜70℃で反応させて
    次の式(5) 【化26】 で示されるN−ベンジルキノリン酸イミドを製造する請
    求項10記載の方法。
  12. 【請求項12】 3−ベンジルカルバモイルピコリン
    酸。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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