JP2000344586A - 吸水性素材の塗装方法 - Google Patents

吸水性素材の塗装方法

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JP2000344586A
JP2000344586A JP11153595A JP15359599A JP2000344586A JP 2000344586 A JP2000344586 A JP 2000344586A JP 11153595 A JP11153595 A JP 11153595A JP 15359599 A JP15359599 A JP 15359599A JP 2000344586 A JP2000344586 A JP 2000344586A
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Toru Oyama
徹 大山
Toshishige Oasa
利成 大浅
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B41/00After-treatment of mortars, concrete, artificial stone or ceramics; Treatment of natural stone
    • C04B41/009After-treatment of mortars, concrete, artificial stone or ceramics; Treatment of natural stone characterised by the material treated
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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    • C04B41/45Coating or impregnating, e.g. injection in masonry, partial coating of green or fired ceramics, organic coating compositions for adhering together two concrete elements
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  • Organic Chemistry (AREA)
  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は表面に溝部が設けられたALC等の吸
水性素材の全表面に均一な塗膜を有する塗装を効率良く
施工し得る塗装方法を目的としている。 【解決手段】表面に溝部が設けられた吸水性素材に塗装
を行う方法であって、この吸水性素材の表面に所定の粘
度を有する塗料を塗布した後で、該塗料の一部が非流動
状態になるまで一定時間そのまま放置し、吸水性素材の
表面上の流動性を有する塗料のみを一定の風速を持った
エアーブローで前記溝部の傾斜面に吹き落として塗着さ
せる塗装方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ALC、せっこう
ボード、窯業サイディング、建築用コンクリートブロッ
ク、木材等の吸水性素材の塗装方法に係り、特に表面に
溝部が設けられた吸水性素材の溝斜面部内にも、表面と
同様な均一な塗膜を有する塗装を効率良く施工すること
が出来る塗装方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来この種の吸水性素材に塗装を施す方
法或いは塗装装置としては、例えば特開平1−9966
9号公報(第1公知技術)、特開昭51−20438号
公報(第2公知技術)、特開昭51−24640号公報
(第3公知技術)、或いは実開昭61−121983号
公報(第4公知技術)等が知られている。
【0003】前記公知技術の内の第1公知技術は、素材
表面の吸水性が部分的に異なる無機質建材の表面に塗装
を施す方法であり、特に平滑な表面を有する無機質建材
に必要以上の多量な塗料を塗布し、塗膜硬化を生じない
時間的範囲内で放置した後で、過剰塗料を除去すること
によって均一塗膜を形成し、その後で塗膜を硬化させる
方法である。そして、この第1公知技術は、以前の技術
が一旦シーラー処理を施した後で塗装をしていたのに対
し、シーラ処理を不要とすることが出来る特徴を有し、
更に塗装後の塗膜の塗膜表面よりの吸水性を著しく改善
することが出来る特徴を有している。
【0004】前記第2公知技術は、粘土を含む陶磁器素
地に陶器着色原料を加え焼成した着色磁器材を粉砕し、
得られた骨材粒子を50乃至60%とし、残部は少なく
とも白色セメントを含み更に着色顔料、減水剤、AE
剤、硬化促進剤、硬化抑制剤の一種以上を含む混合物を
水の存在下において平滑に塗装後、該塗装層の硬化がい
まだに完了しない状態における一定時間後に、該塗装表
面を被うセメントノロを機械的手段によって払拭除去
し、該塗装層に混在する磁器骨材の頭の一部を露出させ
ることを特長とする着色仕上げ塗装の施工法である。
【0005】前記第2公知技術は、混合する骨材の色彩
を選択することによって広範な色調を自由に得ることが
出来、これによって仕上げ面を美麗にすることが出来
る。かつ、耐摩耗性を向上させると共に、床面の場合に
は滑り止め効果を得ることが出来、更に施工工程が著し
く短く、施工法が簡略である等の多くの効果を有してい
る。
【0006】前記第3公知技術は、塗布された塗料の塗
布面が流動性を有している間に、塗布面を押圧する弾性
体とこの弾性体と所定間隔を有するロール間に、柔軟性
の無端ベルトを回転可能に掛装するとともに、この無端
ベルトに付着した塗料を除去する塗料除去手段を回転軌
跡の任意箇所に設けたことを特長とする塗装処理装置に
関する技術である。この第3公知技術は、従来の技術が
塗料吸収が均一であったり、或いは厚みムラにより発生
する塗膜厚のムラを無くして均一にすることが出来、か
つ連続的に使用することが可能な塗装処理装置の技術を
特徴としている。
【0007】前記第4公知技術は、移送コンベアの中間
部が山高とされ、該山高部を挟んだ両側に塗装装置と砂
散布装置が夫々移送コンベア上に配設され、更に前記塗
装装置で塗布された無機質板材上の余剰塗料を除去する
エアカットナイフが、気流吹き出し方向を移送コンベア
面に対し直角な方向より前記山高部へ傾けて配設されて
いることを特徴とする無機質板材の連続塗装装置であ
る。この第4公知技術は、エアカットナイフの気流によ
る塗装及び砂散布の乱れが生じないことを特徴とした連
続塗装装置の技術である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前述の第1公知技術乃
至第4公知技術は、いずれも吸水性表材の表面に塗装を
施す方法或いはその方法を実施するための塗装装置に関
する技術ではあるが、しかし、これ等の技術はいずれも
平滑な表面を持った吸水性素材に塗装を施すための技術
であって、本発明のように表面に凹凸模様、即ち溝形状
を有する吸水性素材の塗装方法には、そのまま応用して
実施することが出来ない問題があった。
【0009】特に、本発明のように表面に溝部を有する
吸収性素材に塗装を施す場合には、溝部の傾斜面への塗
装を平坦面と均一な肉厚を持った塗装を施すことが極め
て困難であるとされていたが、前述のいずれの公知技術
を実施しても、吸収性素材の表面に設けられた溝部の傾
斜面へ均一な肉厚を持った装置を施すことに極めて困難
であった。
【0010】本発明に係る塗装方法は、前述の従来の問
題点に鑑み開発された全く新しい技術であって、特に表
面に溝部を有する吸水性素材に塗装を施す場合に、吸水
性素材上に塗布された塗料を一部が非流動状態になるま
で放置し、その後で残りの流動性を有する塗料をエアー
ブローにより溝部の傾斜面に吹き落として、この傾斜面
に塗料を塗着せしめるようにした全く新しい塗装方法の
技術を提供するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係る吸水性素材
の塗装方法は、前述の従来の問題点を根本的に改善した
技術であって、その第1発明の要旨は、表面に溝部を有
する吸水性素材に塗装を行う方法において、吸水性素材
上に塗料を塗布した後、該吸水性素材面上の塗料の一部
が非流動状態になるまで放置し、しかる後に該吸水性素
材面上の流動性を有する塗料をエアーブローにより前記
溝部の傾斜面に吹き落とすことを特徴とする吸水性素材
の塗装方法である。
【0012】前述の第1発明に於いては、表面に溝部を
有する吸水性素材に塗装を行う方法に於いて、表面に塗
着された塗料の一部が非流動状態になるまで放置した後
で、吸水性素材面上の他の残りの流動性を有する塗料を
エアーブローにより溝部の傾斜面に吹き落とすので、非
流動性塗料を表面に残留させたまま、吹き落とされた流
動性の塗料のみを溝部の該傾斜面に塗着させることが出
来る。従って、第1発明の塗装方法を実施することによ
って、比較的肉厚の均一塗装が困難とされていた溝部の
陰側の傾斜面にも肉厚の均一な塗装を簡単に施すことが
出来る。
【0013】本発明の第2発明の要旨は、前記塗料の一
部が非流動状態になり、前記溝部の傾斜面の必要塗料が
エアーブローで飛び散らされなくなる有効放置時間が1
〜5分であることを特徴とする第1発明の吸水性素材の
塗装方法である。
【0014】前述の第2発明に於いては、吸水性素材の
表面に塗装された塗料の一部が非流動状態になり、かつ
エアーブローによって溝部の傾斜面に吹き落とされた塗
料がエアーブローによって飛び散らされずに傾斜面に塗
着されるような有効放置時間は、1分乃至5分であるこ
とを規定している。このように一定の時間放置すること
によって、エアーブローによって溝部の傾斜面に吹き落
とされた塗料をそのまま傾斜面に有効に塗着せしめるこ
とが出来る。
【0015】本発明の第3発明の要旨は、前記使用塗料
の粘度が1,000〜5,000cpsであり、エアー
ブローの風速が15〜40m/sであることを特徴とす
る第1発明或いは第2発明の吸水性素材の塗装方法であ
る。
【0016】前述の第3発明に於いては、前記第1発明
或いは第2発明に於いて使用される塗料の粘度が1,0
00〜5,000cpsであると共に、吸水性素材上の
流動性塗料をエアーブローによって傾斜面に吹き落とす
際の風速が15〜40m/sであることを規定してい
る。このように塗料の粘度とエアーブローの風速とを規
定することによって、一定の時間放置された塗料の一部
が非流動状態になり、かつ残りの流動状態をそのまま保
っている塗料をエアーブローによって溝部の傾斜面に吹
き落し、更にこのようにして吹き落とされた塗料をその
まま傾斜面に有効に塗着せしめることが出来る。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の具体的実施例について記
述すると次の通りである。即ち、先ず本発明に於いて使
用される吸水性素材としては、吸水範囲が200〜20
00cc/m 2・Hrの物質であって、軽量気泡コンク
リート(ALC)、せっこうボード、窯業サイディン
グ、建築用コンクリートブロック、木材等が用いられ
る。
【0018】また、前記吸水性素材の表面には、両側に
傾斜面を有する断面形状がすり鉢状の溝部が複数本穿設
されている。これ等の溝部の深さは一般的に6〜9mm
であり、平行して設けられる場合と、相互にクロスして
設けられる場合とがあり、1平方米内に設けられる溝部
の本数は一般的に12〜20本である。
【0019】本発明に於いては、粘度が1,000〜
5,000cpsの塗料が使用され、かつこれ等の粘度
を有する塗料吸水性素材の表面にフローコータ方式、ロ
ールコータ方式或いはスプレー方式のいずれかの手段で
塗着される。尚、塗料の粘度は、B型粘度計、No.3
ロータ、10rpmの条件で測定したものである。
【0020】前述のような粘度を持った塗料を吸水性素
材の表面に塗着させた場合には、塗料中の水分が除々に
吸水性素材に吸収されると共に、非流動状態になる部分
が除々に多くなって行く。本発明に於いては、種々の実
験の結果、吸水性素材の表面に塗装された塗料を1〜5
分間そのまま放置し、塗料の一部が非流動状態になった
時に、残りの流動性を有する塗料をエアーブローを用い
て溝部の傾斜面、特に塗装方向と逆の陰側傾斜面に吹き
落として塗着せしめ、これによって、通常の塗装方法で
は塗料の充分な塗着が困難とされている陰側傾斜面に肉
厚な塗料を確実に塗着せしめることが出来る。
【0021】前述の粘度を有する塗料を前記時間放置し
た後で、流動性を有する塗料を溝部の傾斜面に吹き落と
すに当たっては、溝斜面部の必要塗料がエアーブローで
周りに飛び散らされてしまわないように、一定の速度を
有する風速を用いて傾斜面に確実に吹き落とす必要があ
る。本発明者等が種々の実験をした処、エアーブローの
風速は板上風速が15〜40m/sになるようにした場
合に有効であった。
【0022】前述の各種の条件を充分に考慮して、発明
者等が次の工程で表面に溝部を有する吸水性素材に塗装
を行った処、極めて良好な塗装を行うことが出来た。
【0023】即ち、表面に溝部を有するALC板の表面
に、粘度が約1,000〜5,000cpsの塗料を塗
布した後で、1〜5分間そのまま放置して塗料の一部が
非流動状態になった処を、エアーブローの風速が15〜
40m/sとなるような速度で流動性を有する塗料を前
記溝部の傾斜面に吹き落として付着させることによっ
て、この傾斜面に肉厚の塗装を施し、吸水性素材の表面
全面をほぼ均一な塗料膜を形成した。
【0024】本発明者等は、吸水性素材面上に塗料を塗
布した後でエアーブローするまでに必要な放置(インタ
ーバル)時間t(分)、塗料の粘度n(cps)及びエ
アーブローの風速V(m/s)を組み合わせて、その相
関関係式について実験或いは比較した処、次の表1に示
す実測結果例が得られた。
【0025】
【表1】
【0026】本発明者等は、長年に亘って前述のような
種々の実験をした結果、塗料の粘度範囲、エアーブロー
の風速、インターバル時間には前述のような相関関係が
あると共に、夫々に次に例示するような最低、最高及び
最適数値があることが判明した。
【0027】即ち、塗料の[粘度範囲]に於いては、斜
面タレにより塗膜厚薄にて塗膜性能が悪化しない範囲で
ある約1,000cpsが最低粘度であり、フローコー
ター塗装が可能な流動性を持ちかつ風による塗料移動性
を維持し、濡れ残しの発生しない範囲約5,000cp
sが最高粘度であり、最適粘度が3,500cpsであ
ることが明らかとなった。
【0028】また、エアーブローについては、塗料移動
限界風速、即ちこれ以下では風速が弱く、塗り残しが発
生する約15m/sが最低風速であり、流動性塗料が多
量に飛散して経済的に不利になる約40m/sが最高風
速であり、最適風速としては約20m/sであることが
明らかとなった。
【0029】更に、インターバル時間については、最低
インターバル時間(1分)未満では、塗装された塗料の
放置時間が不足してALC界面部塗膜粘度上昇が不十分
のために、溝部の陰側の傾斜面への塗料供給用風圧で、
溝陽側斜面の塗膜厚が薄くなり、塗料の放置時間が長す
ぎると粘度が上昇しすぎて風速を上げても塗膜に流動性
が得られず、陰側傾斜面に塗り残しが発生する。インタ
ーバル時間としては、約5分間が最高インターバル時間
であり、更に、最適インターバル時間としては約3分で
あることが明らかとなった。
【0030】本発明のようなインターバル塗装法の原理
と塗膜内状況の変化を、図1の塗膜内粘度上昇状況模式
図で示すと次の通りである。
【0031】即ち、図1に於いて、塗着直後の塗膜粘度
では、特に溝塗り残し部(陰側傾斜面)への塗料供給の
為に実施されるエアーブローの風によって、陽側傾斜面
の塗料が飛散してしまう。その一方で塗装後にそのまま
塗料を放置することで、ALC等の吸水性素材よりなる
被塗布基材に塗料中の水分が吸収され、基材界面の塗料
粘度が除々に上昇することが明らかである。
【0032】塗料を塗装したまま放置して所定時間経過
した後では、風による飛散が起きない限界粘度を越えた
領域が塗膜内に形成されることも明らかである。そのた
めに、溝部の陰側傾斜面等の塗り残し部への塗料供給用
のエアーが陽側傾斜面に当たっても、塗料を周りに飛散
させることなく、必要膜厚を確保することが出来るよう
になり、その後の塗装を不要とすることが出来る。
【0033】尚、塗り残し部への塗料供給用のエアーブ
ローの風速は、既に記述したように、15m/s以下で
は塗り残し部への塗料供給が出来ず、40m/s以上で
は使用エネルギーが大き過ぎて塗料の放置時間を著しく
長くするか、或いは塗料が周りに飛散するために実用的
でない。仍って、エアーブローの風速としては、15〜
40m/s内が有効であり、特に20m/s前後が望ま
しいことが明らかである。
【0034】また、図1に示す如く、上記の風速範囲内
での塗装後の待機時間は前述のように1分〜5分が望ま
しい。短か過ぎると界面粘度上昇が不十分のために、必
要膜厚の確保が困難であり、塗膜性能が悪化する恐れが
ある。また、長過ぎると塗膜粘度が上昇しすぎ、エアー
による塗料の移動が出来なくなるので、塗り残し部分が
発生する恐れがあることが明らかである。
【0035】
【発明の効果】本発明に係る吸水性素材の塗装方法は、
前述のような構成と作用とを有するので、次のような多
大な効果を有している。
【0036】本発明の塗装方法は、表面に溝部を有する
吸水性素材上に塗布された塗料を一部が非流動状態にな
るまで放置し、その後で流動性を有する塗料のみをエア
ーブローにより溝部の傾斜面に吹き落とすので、陽側傾
斜面塗膜厚を維持しつつ塗料の塗着が困難とされている
溝部の陰側傾斜面にも塗料を確実にかつ均一に塗着せし
め、これによって溝部を有する吸水性素材の塗装の塗り
残しの発生を防止出来る。
【0037】また、本発明に使用される塗料の粘度を規
定し、かつ放置された塗料の内の一部の流動状態を保っ
ている塗料を溝部の傾斜面に吹き落とすエアーブローの
速度を規定した場合には、溝部の傾斜面への塗料の塗膜
厚をより均一にかつ確実にすることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】インターバル塗装法の原理と塗膜内状況の変化
を示すために作られた塗膜内粘度上昇状況模式図であ
る。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表面に溝部を有する吸水性素材に塗装を行
    う方法において、吸水性素材上に塗料を塗布した後、該
    吸水性素材面上の塗料の一部が非流動状態になるまで放
    置し、しかる後に該吸水性素材面上の流動性を有する塗
    料をエアーブローにより前記溝部の傾斜面に吹き落とす
    ことを特徴とする吸水性素材の塗装方法。
  2. 【請求項2】前記塗料の一部が非流動状態になり、前記
    溝部の傾斜面の必要塗料がエアーで飛び散らされなくな
    る有効放置時間が1〜5分であることを特徴とする請求
    項1の吸水性素材の塗装方法。
  3. 【請求項3】前記使用塗料の粘度が1,000〜5,0
    00cpsであり、エアーブローの風速が15〜40m
    /sであることを特徴とする請求項1或いは請求項2の
    吸水性素材の塗装方法。
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