JP2000344225A - 紙製カップ - Google Patents

紙製カップ

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JP2000344225A
JP2000344225A JP11159682A JP15968299A JP2000344225A JP 2000344225 A JP2000344225 A JP 2000344225A JP 11159682 A JP11159682 A JP 11159682A JP 15968299 A JP15968299 A JP 15968299A JP 2000344225 A JP2000344225 A JP 2000344225A
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JP
Japan
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cup
paper
cylinder
cylindrical body
tray
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JP11159682A
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English (en)
Inventor
Junya Suzuki
淳也 鈴木
Yasuhiro Sumida
康宏 炭田
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Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
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Publication date
Application filed by Toppan Printing Co Ltd filed Critical Toppan Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】コスト高とならず、蓋材のヒートシール性を阻
害しないヨーグルトとの紙製カップの提供にある。 【解決手段】カップ原紙でなる円錐台形状の筒体20下
部内面に、該カップ原紙でなる円形状板の周縁が折り曲
げられたトレー状底板30が添着され、前記筒体の下端
縁20aを内側に折り曲げて、該トレー状底板の周縁を
包むように固着するボトムインカール23が形成され、
該筒体の上端縁を外側に折り曲げて、開口部にトップカ
ール32が形成されてなる紙製カップ本体100におい
て、前記ボトムインカール23の形成時に、筒体の下部
外周面20bにシリコンオイル40が施されてなるもの
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ヨーグルト等の充
填時泡が発生する内容物を収納する紙製カップに関する
ものであり、特に、内容物を充填する際の泡立ちを抑制
する紙製カップに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばヨーグルトを収容するカッ
プとして、プラスチック製カップや紙製カップが知ら
れ、近年、特に廃棄物に係わる環境問題等から紙製カッ
プが広く使用されるようになってきている。
【0003】上記紙製ヨーグルトカップの原紙は、一般
的に、図6の側断面図に示すように、厚紙基材(12)
の表面に印刷層(14)が施され、さらに表裏両面に外
内面ポリエチレンフィルム(16a、16b)がラミネ
ートされているもので、この原紙(10)を用いて円錐
台形状の筒体と底板(印刷は施されていない)を巻き締
め等で固着し紙製ヨーグルトカップ本体としている。こ
の紙製ヨーグルトカップ本体に内容物であるヨーグルト
を充填し、筒体の上端周縁開口部(トップカール部)に
ヒートシール等で蓋材をシールして商品となるものであ
る。
【0004】しかしながら、紙製ヨーグルトカップ本体
に内容物であるヨーグルトを充填する時に、筒体の内面
の濡れ性が悪いとヨーグルトに泡立ちが発生して筒体の
開口部(トップカール部)まで膨れあがり、蓋材のシー
ルを困難にするという問題がある。そこで従来は、上記
の図6に示す(ヨーグルト)カップ原紙(10)の裏面
(すなわちカップの内面にあたる)に施す裏面ポリエチ
レンフィルム(16b)を、ポリエチレン樹脂にシリコ
ンを内添してフィルム化したシリコン内添タイプのポリ
エチレンフィルムに置き換えたカップ原紙を用いて消泡
性が付与された紙製ヨーグルトカップとしていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
消泡性が付与された紙製ヨーグルトカップでは、その原
紙に用いるシリコン内添タイプのポリエチレンフィルム
が、高価な材料でコスト高となる問題点があり、かつト
ップカール部に上記シリコン内添ポリエチレンフィルム
が露出しているので、トップカール部への蓋材のヒート
シール性にやや難点のあるものであった。
【0006】また、泡立ちを抑制する他の方法として、
トップカール形成時に、紙製ヨーグルトカップ本体の内
面にシリコンオイルを散布することもなされていたが、
このシリコンオイルがトップカール部へ付着することが
多く、そのため蓋材のヒートシール性が阻害されるとい
う問題があった。
【0007】本発明は、かかる従来技術の問題点を解決
するものであり、その課題とするところは、コスト高と
ならず、消泡性付与のための工程を設けないで蓋材のヒ
ートシール性を阻害しないヨーグルト等の紙製カップを
提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
に、本発明では、カップ原紙でなる円錐台形状の筒体下
部内面に、該カップ原紙でなる円形状板の周縁が折り曲
げられたトレー状底板が添着され、前記筒体の下端縁を
内側に折り曲げて、該トレー状底板の周縁を包むように
固着するボトムインカールが形成され、該筒体の上端縁
を外側に折り曲げて、開口部にトップカールが形成され
てなる紙製カップ本体において、前記ボトムインカール
の形成時に、筒体の下部外周面にシリコンオイルが施さ
れてなることを特徴とする紙製カップとしたものであ
る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を説明す
る。本発明の紙製カップは、図1(a)の斜視図および
図1(b)の側断面図に示すように、カップ原紙でなる
円錐台形状の筒体(20)下部内面に、同じカップ原紙
でなる円形状板の周縁が折り曲げられたトレー状底板
(30)が添着され、前記筒体(20)の下端縁(20
a)を内側に折り曲げて、前記トレー状底板(30)の
周縁(30a)を包むように固着するボトムインカール
(23)が形成され、さらに前記筒体(20)の上端縁
を外側に折り曲げて、開口部にトップカール(32)が
形成されてなる紙製カップ本体(100)において、前
記ボトムインカールの形成時に、筒体(20)の下部外
周面(20b)にシリコンオイル(40)が塗布等で設
けられてなるものである。
【0010】上記のように、シリコンオイル層(40)
が設けられた紙製カップ本体(100)が、製造中のス
タック(スタック)工程で、図5の側断面図に示すよう
に、紙製カップ本体(100)が次々とスタック(積み
重ね)され、シリコンオイル(40)が前にスタックさ
れた紙製カップ本体(100)の内面に転移し、しか
も、トップカール(32)にシリコンオイルが付着する
ことがなく、かつ高価なシリコン内添ポリエチレンフィ
ルムを使用しないのでコスト的にも優位な、ヨーグルト
等の泡立ち易い飲料充填での消泡性を有する紙製カップ
とすることができる。
【0011】以下紙製カップの製造工程(一事例)の主
要工程を示す図面を用いて本発明をより詳しく説明す
る。まず、図5の側断面図に示すような表裏面にポリエ
チレンフィルム(16a、16b)が施されたカップ原
紙(10)を用いて、図2(a)の側断面概略図に示す
ように、円錐台形状の筒体(20)と円形状板の周縁が
折り曲げられたトレー状底板(30)とし、図2(b)
の側断面概略図に示すように、この筒体(20)下部内
面に、マンドレル(50)で押し込みながらトレー状底
板(30)を添着する。
【0012】続いてこの筒体(20)の下端縁(20
a)内面にホットエアー(図示せず)を施した後、図3
(a)の側断面概略図に示すように、前記のマンドレル
(50)の上部にあるインカール型(52)によって筒
体下端縁(20a)を内側に折り曲げられ、トレー状底
板(30)の周縁(30a)を包むようにボトムインカ
ール(23)を形成し、さらに図3(b)に示すよう
に、回転するローレット(54)でトレー状底板(3
0)を筒体(20)に固着する。
【0013】続いて図4(a)の側断面概略図に示すよ
うに、マンドレル(50)の下部にあるプレカール型
(56)により、筒体(20)の上端縁(20c)を外
側にプレカールを施し、このマンドレル(50)を取り
除いた後、図4(b)に示すように、フィニッシュカー
ル工程で筒体(20)の上端にトップカール(32)を
形成し、溝入れ等を行って紙製カップ本体とするもので
ある。
【0014】以上の製造工程のうち、図3(a)に示す
ボトムインカール工程において、インカール型(52)
の剥離性をよくするため、通常はノズル(51)よりイ
ンカール型(52)にシリコンオイルを噴霧するが、本
発明では、このシリコンオイル噴霧機構を用いて同じノ
ズル(51)で、あるいは別のノズルで筒体(20)の
下部外周面(20b)にシリコンオイル層(40)を噴
霧塗布で設けるものである。このように既設のシリコン
オイル噴霧機構を応用できるので経済的効果をより高め
ることができる。
【0015】本発明の紙製カップを構成するカップ原紙
(10)としては、坪量260g/cm2 程度のノーコ
ートアイボリー、コート両面カード、ノーコート両面カ
ードなどでなる原紙基材(12)外面に、20μm、内
面に60μm程度のポリエチレンフィルムをラミネート
して得られる。また、印刷層(14)はオフセット印刷
あるいはグラビア印刷法によって形成される。
【0016】本発明の紙製カップを構成する筒体(2
0)の下部外周(20b)に施すシリコンオイル(4
0)は、適宜噴射塗布を行う。この塗布量が多すぎると
べとつきが生じ、少なすぎると他のカップ内面への転移
が少なくなり、ヨーグルト等の飲料充填時の消泡性に欠
けるので好ましくない。
【0017】本発明の紙製カップは、ヨーグルト用のみ
ならず充填時に泡立ちを起こす例えばジュース等の飲料
などにも適用可能なものである。
【0018】
【発明の効果】本発明は以上の構成であるから、下記に
示す如き効果がある。即ち、カップ原紙でなる円錐台形
状の筒体下部内面に、該カップ原紙でなる円形状板の周
縁が折り曲げられたトレー状底板が添着され、前記筒体
下端縁を内側に折り曲げて、トレー状底板の周縁を包む
ように固着するボトムインカールが形成され、該筒体上
端縁を外側に折り曲げて、開口部にトップカールが形成
されてなる紙製本体において、前記ボトムインカールの
形成時に、筒体下部外周面にシリコンオイルが塗布され
てなるものとすることによって、紙製カップ本体のスタ
ック(積み重ね)工程で塗布されたシリコンオイルが前
にスタックされた紙製カップ本体の内面に転移するの
で、トップカールにシリコンオイルが付着することがな
く、かつ高価なシリコン内添ポリエチレンフィルムを使
用しないのでコスト的にも優位な、ヨーグルト等の飲料
充填での消泡性を有する紙製カップとすることができ
る。
【0019】従って本発明は、ヨーグルトやジュース等
の如く充填時に泡立ちする危惧のある内容物の紙製カッ
プとして、優れた実用上の効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の紙製カップの一実施の形態を示すもの
で、(a)は、その斜視図であり、(b)は、側断面を
表した説明図である。
【図2】本発明の紙製カップの製造工程のうちの前半の
工程の一事例を説明する図であり、(a)は、既に成形
された筒体と底板の側断面図であり、(b)は、サイド
かぶせ工程を説明する側断面図である。
【図3】本発明の紙製カップの製造工程のうちの中盤の
工程の一事例を説明する図であり、(a)は、ボトムイ
ンカール工程を説明する側断面図であり、(b)は、ボ
トムローレット工程を説明する側断面図である。
【図4】本発明の紙製カップの製造工程のうち後半の工
程の一事例を説明する図であり、(a)は、プレカール
工程を説明する側断面図であり、(b)は、フィニッシ
ュカール工程を説明する側断面図である。
【図5】本発明の紙製カップのスタック工程の一事例を
側断面で表した概略説明図である。
【図6】本発明の紙製カップを構成するヨーグルトカッ
プ原紙の一実施の形態を側断面で表した説明図である。
【符号の説明】
10‥‥カップ原紙 12‥‥原紙基材 14‥‥印刷層 16a‥‥外面ポリエチレンフィルム 16b‥‥内面ポリエチレンフィルム 20‥‥円錐台形状の筒体 20a‥‥筒体の下端縁 20b‥‥筒体の下部外周面 20c‥‥筒体の上端縁 23‥‥ボトムインカール 30‥‥トレー状底板 30a‥‥トレー状底板の周縁 32‥‥トップカール 40‥‥シリコンオイル層 50‥‥マンドレル 52‥‥インカール型 54‥‥ローレット 56‥‥プレカール型 100‥‥紙製カップ本体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カップ原紙でなる円錐台形状の筒体下部内
    面に、該カップ原紙でなる円形状板の周縁が折り曲げら
    れたトレー状底板が添着され、前記筒体下端縁を内側に
    折り曲げて、該トレー状底板の周縁を包むように固着す
    るボトムインカールが形成され、該筒体の上端縁を外側
    に折り曲げて、開口部にトップカールが形成されてなる
    紙製カップ本体において、前記ボトムインカールの形成
    時に、筒体の下部外周面にシリコンオイルが施されてな
    ることを特徴とする紙製カップ。
JP11159682A 1999-06-07 1999-06-07 紙製カップ Pending JP2000344225A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005035593A (ja) * 2003-07-14 2005-02-10 Tamu:Kk 紙容器およびその製造方法
KR100766281B1 (ko) * 1999-06-11 2007-10-11 유겐가이샤 호쿠오 파쿠 가열 가공 식품용 컵

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