JP2000343808A - 画像形成粒子及びその製造方法、及び、記録方法及び記録装置 - Google Patents

画像形成粒子及びその製造方法、及び、記録方法及び記録装置

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JP2000343808A
JP2000343808A JP11157811A JP15781199A JP2000343808A JP 2000343808 A JP2000343808 A JP 2000343808A JP 11157811 A JP11157811 A JP 11157811A JP 15781199 A JP15781199 A JP 15781199A JP 2000343808 A JP2000343808 A JP 2000343808A
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Yoshino Noguchi
愛乃 野口
Kiyoshi Tanigawa
清 谷川
Haruma Kawaguchi
春馬 川口
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 中間転写体上の吸水性粒子に液体を付与して
瞬時に鮮明な画像を形成し、該画像を、被記録体上に滲
みや裏映りなく転写でき、更に、前記吸水性粒子を粉塵
問題がなく取り扱うことができ、かつ、画像品質を損な
わないセット剤を用いた記録方法及び記録装置を提供す
る。 【解決手段】 中間転写体2上に、容器18内の液体に
より吸水,膨潤する吸水性樹脂粒子(セット剤)を付与
し、該吸水性樹脂粒子が付与された中間転写体上に記録
ヘッド1より画像信号に応じて液滴を付与する。該中間
転写体2上に形成された画像は被記録体上に転写され、
中間転写体2上に残った粒子は、必要に応じて、クリー
ニング手段22,23,24等によって除去される。前
記中間転写体2上に付与される前記吸水性樹脂粒子の比
表面積値を0.5m2/g以上とし、これによって、吸
水,溶解,増粒の特性を落とすことなく、比表面積を大
きく維持したまま粒子径を大きくすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録ヘッドからイ
ンク滴を吐出させて転写媒体上にインク像を形成した
後、被記録体に転写し、該被記録体上にインク像を形成
する転写型インクジェットプリンタのセット剤及びその
製造方法、及び、該セット剤を用いた記録方法及び記録
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェット記録のごとく、色剤を含
有した液体を液滴として画像信号に応じて記録を行う記
録方法は、機構が簡単でしかも騒音が発生しない点で優
れているが、記録媒体の違い、例えば、被転写紙の紙質
の違いにより印字状態が違うといった印字品質上の問題
を有するほか、被転写紙排出の際に未乾燥状態の記録像
を乱してしまうといった問題を有している。
【0003】このような問題の解決を試みた記録装置と
しては、一旦、中間転写媒体上にインクジェット記録方
式によりインク像を形成し、その後、インク像を中間転
写媒体から記録媒体上に転写する中間転写方式と呼ばれ
る方法が提案されている(米国特許第4538156
号,同第5099256号)。
【0004】しかし、上記の方法においては、中間転写
媒体上に吐出されたインク滴が中間転写媒体上で不当に
広がったり、流れたりしてその位置や形が大きく変化す
ることがあり、したがって、形成される印字が乱れてし
まう。このような現象をインクの「はじき」と呼ぶ。本
来インク液滴のドットが形成されるべき領域からドット
が不当に広がったり、流れたりしてその位置や形が変化
してしまう「はじき」現象が発生すると、良好な印字が
記録媒体上で得られなくなってしまう。
【0005】このような問題に対して、特開昭62−9
2849号公報に記載の発明は、インク滴を一旦転写媒
体上に吐出し、ここで、インク滴中の大半の水分を蒸発
させて、濃縮したインクを紙等の記録媒体上に転写する
ようにしている。而して、このものは、鮮明な画像形成
を可能にする利点を有しているが、インクの濃縮に時間
を要するため、高速印字という要請には十分に応えるこ
とができないといったさらに解決すべき問題を抱えてい
る。
【0006】また、特開平3−55283号公報に記載
の発明においては、撥インク性部材のインク転写体上に
吐出したインクを、部分的に冷却することで撥インク性
を変化させ固定化している。さらに、局所冷却によるイ
ンクの高粘度化により記録を行っている。しかし、この
ものは、特開昭62−92849号公報に記載の発明と
同様、冷却処理に時間を要するため、高速印字に問題を
残している。
【0007】本発明において、高速性を維持するセット
剤粒子は、基本的には吸水性粒子と同様の手法を用いて
製造される。一般に、吸水性粒子を得るには、高分子化
合物粒子の製造方法に類似した公知の方法を適用するこ
とが可能であり、例えば、原料モノマを架橋剤とともに
液体溶媒中において、分散重合,懸濁重合,逆相懸濁重
合(特公昭53−45357号公報,特開平5−222
107号公報等)又は乳化重合させる方法、高分子化合
物を造粒させた後、架橋剤等を用いる架橋反応によりゲ
ル化させる方法、あらかじめ高分子化合物と架橋剤との
架橋反応により生成した吸水性架橋体を乾式粉砕させる
方法等がある。
【0008】しかしながら、吸水性粒子の製造方法は、
高分子化合物を架橋させると溶媒に不溶化してしまうこ
と、及び、前駆体として高分子化合物を用いると、その
溶解液の粘度が高くなり粒子化が困難であること、等の
理由から様々な制約を受けるという問題がある。
【0009】現在、吸水性粒子は、紙おむつ等の衛生材
料、農園芸用保水剤又は工業用脱水剤等の様々な分野に
おいて吸水性樹脂として広範囲に利用されている。一般
に、吸水性樹脂は、各種の用途に適用する場合、その用
途に応じた最適な粒子径のものが望まれる。しかしなが
ら、従来の合成高分子化合物を原料とし、吸水剤あるい
は保水剤として用いられる吸水性樹脂は、通常、目的と
する用途に最適な粒子径よりも細かい微粒子が多量に含
まれているために、粉塵問題があった。
【0010】吸水性高分子化合物の粒状物は、乾燥状態
で粉砕すると、吸水性高分子は軟らかいため粉砕が困難
で粒径分布が拡大すると共に、粗大粒子が多量に含まれ
てしまうという問題があった。また、特開平10−27
9693号公報の製造方法において粒径制御がされる記
載があるが、粉砕による大粒径の粒子は比表面積が小さ
く、吸水速度が落ちてしまうという点において使用に問
題があった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、普通紙を用
いた高速記録及び被記録体上の画像品位の向上を目的と
してなされたもので、特に、中間転写媒体上に瞬時に鮮
明な画像を形成し、かつ、被記録体上に滲みや裏映りが
ない転写画像を形成でき、更に、樹脂粒子において、粉
塵問題がなく取り扱い性に優れ、かつ、画像品質を損な
わない新たな中間転写式記録装置用セット剤、その製造
方法、及び、該セット剤を用いた記録方法及び記録装置
を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、中間転写体上
に液体により吸水,膨潤する吸水性樹脂粒子(セット
剤)を付与し、該吸水性樹脂粒子が付与された中間転写
体上に画像信号に応じて液滴を付与して該中間転写体上
に画像を形成し、次いで、該中間転写体上の画像を被記
録体上に転写する記録方法或いは記録装置において、前
記中間転写体上に付与される前記吸水性樹脂粒子の比表
面積値が0.5m2/g以上であることを特徴としたもの
である。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明は、インクに対し吸水性か
つ増粘性を示す粉体を用いることにより、はじきによる
画像の滲みをおさえ、さらに、転写画像においては裏映
りを抑え、また、インクヘッドよりインクを吐出後にイ
ンクの粘性を制御する粉体を用いることで、目詰まりの
問題などを回避できる記録方法及び記録装置を提供する
ものであり、または粒径を大きくしたセット剤を用いる
ことで、扱いやすく、さらには作業環境における粉塵問
題を解決するようにしたものである。
【0014】(請求項1の発明)請求項1の発明は、液
体を画像信号に応じて中間転写体上に付与して該中間転
写体上に画像を形成し、ついで、前記画像を被記録体上
に転写する記録方法において、前記中間転写体の表面に
予め前記液体により吸水,膨潤する吸水性樹脂粒子(セ
ット剤)を付与した記録方法において、前記吸水性樹脂
粒子の比表面積値を0.5m2/g以上としたことを特徴
としたものである。本発明者らは、インク滴に対し吸水
かつ増粘性を示す粉体(セット剤)を用いた記録方法を、
中間転写体を用いた記録方法および装置に適用し、滲み
と裏抜けのない画像の形成を可能とした。本発明による
と、セット剤は瞬時に増粘膨潤特性を示すため、あらゆ
る液体(インク)に対して高画質を提供することができ
る。本発明において扱いやすい粒径になるよう、各粒子
径の制御を行うが、その制御は、粉砕や、凝集体、造粒
などの製造方法でも良く、これらは、微粒子形状を必要
量扱った場合の比表面積を保っており、吸水時間などの
特性を劣化させない。また、粒径を大きくすることより
粉塵などの問題を回避することができる。
【0015】用いられる粒子の比表面積値は0.5m2
g以上、望ましくは1m2/g以上である。0.5m2
g以下であると増粘性が悪くなり、優れた画像品質がえ
られない。吸水性樹脂としては、吸水性を有する合成高
分子化合物、天然高分子化合物又はそれらの誘導体、更
には、それらの混合物が用いられる。また、今回用いた
比表面積測定装置は、島津製作所−マイクロメリティッ
クス、ジェミニ2360による。
【0016】(請求項2の発明)請求項2の発明は、中
間転写体の表面に予め液体により吸水,膨潤する吸水性
樹脂粒子(セット剤)を付与し、該中間転写体上に画像
信号に応じて液体を付与して該中間転写体上に画像を形
成し、ついで、前記画像を被記録体上に転写する記録装
置において、前記吸水性樹脂粒子の比表面積値を0.5
2/g以上としたものである。具体的には、中間転写
体上に液体により吸水,膨潤する吸水性樹脂粒子(セッ
ト剤)を付与するセット剤付与手段と、該吸水性樹脂粒
子が付与された中間転写体上に画像信号に応じて液滴を
付与する液滴付与手段と、該中間転写体上に形成された
画像を被記録体上に転写する転写手段と、必要に応じ
て、前記中間転写体上に残ったセット剤を除去するクリ
ーニング手段とを有する記録装置において、前記中間転
写体上に付与される前記吸水性樹脂粒子の比表面積値が
0.5m2/g以上であることを特徴としたものであり、
液体を画像信号に応じて中間転写体上に付与して該中間
転写体上に画像を形成し、ついで、前記画像を被記録体
上に転写する記録装置において、従来に比べて滲み、裏
映りのない画像を形成できるようにしたものである。
【0017】なお、好ましい中間転写体材料としては、
シリコーンゴム,フルオロシリコーンゴム,フェニルシ
リコーンゴム,フッ素ゴム,クロロプレンゴム,ニトリ
ルゴム,エチレンプロピレンゴム,天然ゴム,イソプレ
ンゴム,ブタジエンゴム等があげられるが、これらに限
定されるものではない。
【0018】(請求項3の発明)請求項3の発明は、請
求項1又は2に記載の記録方法又は記録装置に用いるセ
ット剤であって、このセット剤は粒子を凝集または付着
体(集合体と呼ぶことがある)としたことを特徴とした
ものである。而して、請求項1又は2記載のセット剤が
凝集体または付着体であることで、個々の粒子の吸水,
溶解速度は比表面積によるところが大きく、その比表面
積が維持されることにより中間転写体上でインク滴によ
り瞬時に形成される画像品質が優れる。更に、粒子が凝
集していることにより吸水及び該吸水による溶解速度が
大きく、増粘性が良くなり、転写性が従来に比べ向上す
るので、被転写媒体に形成された画像が優れる。
【0019】(請求項4の発明)請求項4の発明は、請
求項3記載のセット剤において、その凝集体または付着
体となったものの径が0.5μm〜30μmであり、そ
れぞれの構成粒子は凝集体または集合体の粒径以下であ
ることを特徴としたものである。請求項3記載のセット
剤において、凝集体または付着体となったものの径が
0.5μm〜30μmであることにより、転写媒体に塗
布する際、セット剤粒子径が大きく、流動性が良いた
め、塗布量の制御が容易となり、転写体上で粒子層の厚
さにばらつきが少なくなるため、画像品質も安定する。
【0020】(請求項5の発明)請求項5の発明は、請
求項3記載のセット剤において、粒子が多孔質形状をも
つことを特徴としたものである。請求項1記載のセット
剤において、粒子が多孔質形状であるため、粒径を大き
くした際、表面積を維持することが出来るため、インク
滴の吸収性がはやく、インク吸収に優れる。又、この多
孔質体が増粘を示さない物質であっても良く、その場合
は、多孔質粒子に対して、ポリアクリル酸など増粘性物
質を修飾して転写性をあげることが出来る。よって、本
発明による粒子は吸水性、増粘性を損なうことがなく、
かつ、従来に比べ画像品質を向上させることが出来る。
【0021】(請求項6の発明)請求項6の発明は、請
求項3記載のセット剤の製造方法において、重合工程中
に粘ちょうな状態にすることを特徴としたもので、請求
項3記載のセット剤の製造過程において、粒子形状が形
成される重合工程において反応液が粘ちょうな状態とな
り、各重合中の粒子間距離が狭い状態にあるため互いに
凝集し一部絡みあった状態で重合が進む。これらを適度
な速度で攪拌することによって、所望の凝集形状をもっ
た微粒子の凝集又は付着体が製造できる。また、重合と
凝集の過程が1反応系で行われるため工程が容易であ
る。得られたポリマーは、1μm以上の塊状であっても
比表面積が0.5m2/g以上であり、本発明における必
要量のセット剤において表面積が大きく吸水速度が同粒
径の球形粒子に比べ優れる。よって、滲みのない高品質
な画像が形成される。ここで用いられる、モノマーとし
てはアクリル酸,メタクリル酸,アクリル酸メチル,マ
レイン酸,アクリルアミド,ビニルアセトアミド,ビニ
ルアルコール,ビニルピロリドン,エチレングリコー
ル,グルコースなど水溶性ポリマーを形成する材料があ
げられる。
【0022】(請求項7の発明)請求項7の発明は、請
求項3記載のセット剤の製造方法において、微粒子を造
粒することで形成することを特徴としたもので、請求項
3記載のセット剤の製造において、吸水,増粘性の良い
微粒子を溶媒に分散し、水やメタノール,エタノールな
どに溶解,膨潤させる溶媒を少量加えることで粒子同士
を凝集させて造粒する。これにより微粒子の特性を損な
わずに形状を変えることが出来、画像形成において比表
面積の低下も抑えられるため吸水性を損なわず、粒子径
を大きくすることが出来る。また、造粒させる粒子は吸
水性樹脂2種類以上の混合体としても良く、セット剤の
選択性を広げるものであり品質向上に有効である。
【0023】(請求項8の発明)請求項8の発明は、請
求項3記載のセット剤の製造方法において、樹脂粒子を
溶媒に溶解させ、貧溶媒により再析出させてセット剤を
製造するもので、この製造方法においては、原料を再加
工するため、樹脂粒子は形状を問わない。よって、原料
の選択性が広く、コストが低く製造することが出来る。
製造されたセット剤は比表面積が0.5m2/g以上であ
り、吸水速度を低下させない。よって、流動性などの作
業特性に優れ、かつ、転写性も向上したセット剤を作成
することが出来る。
【0024】本発明に用いられる吸水性樹脂であるセッ
ト剤は、例えば、ポリビニルアルコール,ポリ(メタ)
アクリル酸,ポリマーレイン酸,ビニルアルコール(メ
タ)アクリル酸共重合体,ポリビニルピロリドン,ポリ
アクリルアミド,ポリエチレングルコース,ポリアリル
アミン又はこれらの誘導体等の合成高分子化合物、また
は、共重合体,セルロース又はメチルセルロース,エチ
ルセルロース,ヒドロキシエチルセルロース,カルボキ
シメチルセルロース,スルフォン酸メチルセルロース等
のセルロース誘導体,澱粉又は上記セルロース誘導体と
類似の置換を有する澱粉誘導体,海藻由来のアガロー
ス,カラギーナン又はアルギン酸,甲殻類由来のキチ
ン,キトサン又はそれらの誘導体,植物由来のペクチン
又はコンニャクマンナン、微生物由来のジュランガム,
キサンタンガム又はカードラン,ヒアルロン酸等の天然
多糖類,天然タンパク質,ポリ(γ−グルタミン酸),
ポリ(ε−リジン)等のポリぺプチド化合物等が挙げら
れるがこれらに限定されるものではない。
【0025】また、本発明で用いられる有機溶剤とし
て、メタノール,エタノール,プロパノール,ブタノー
ル、などのアルコール,アセトン,塩化メチレン,トル
エン,酢酸エチル,酢酸メチル,ベンゼン,アセトニト
リル,ヘキサン,シクロヘキサン,メチルエチルケト
ン,オクタン,ナノン,デカン,ジオキサン等があげら
れるがこれらに限定されるものではない。
【0026】本発明における被記録体の代表例は次のよ
うであるが、これらに限定されるものではない。少なく
とも画像形成面がセルロース繊維を主成分とする紙質層
からなる被記録体、少なくとも画像形成面が水溶性高分
子物質、ポリエチレングリコール,アクリル酸ポリマー
などを主成分とする架橋構造を有する層からなる被記録
体などがあげられる。さらに、具体的には、セルロース
繊維を主成分とする普通紙,記録用紙などの市販の紙,
OHPなどのプラスチックフィルム,ガラス,木版,不
織布,織物,金属板などがあげられる。
【0027】
【実施例】図1は、本発明による記録方法及び該記録方
法の実施に使用して好適な記録装置の一例を説明するた
めの装置概略図で、以下、図1により、本発明の動作の
概略を説明する。図1において、1はインクジェット記
録ヘッドで、該インクジェット記録ヘッド1で画像信号
に応じてインク液体を中間転写媒体が最表面に形成して
いる中間転写体ベルト2に付与する。この中間転写体ベ
ルト2は3本のローラ3,4,5の間をエンドレスに駆
動搬送されている。中間転写体ベルト2上に形成されて
いるインク液体による画像及びエンボシング効果粉体付
着可能な画像を形成している中間転写媒体が、被記録体
トレイ6から給紙ローラ7,8,9,10,11及びレ
ジストローラ12,13によって搬送された被記録体に
転写加圧ローラ14で転写される。ついで、前記インク
液体による画像及び該画像を形成している中間転写媒体
が転写された被記録体は排紙ローラ15,16によって
排紙トレイ17に排紙される。
【0028】中間転写体ベルト2の表面には、中間転写
媒体容器18内の中間転写媒体が塗布量制御ブレード1
9で塗布量を制御した塗布補助ローラ20及び塗布ロー
ラ21で塗布される。前記中間転写体ベルト2上に形成
されているインク液体による画像及び該画像を形成して
いる中間転写媒体の被記録体への転写後の中間転写体ベ
ルトの表面に残存している中間転写媒体は必要に応じて
クリーニンングローラ22、クリーニングブレード2
3,24によってクリーニングされ、再び中間転写媒体
の塗布が行なわれる。
【0029】以下に示す実施例で用いる比表面積値は、
島津製作所製−マイクロメリティックス、自動比表面積
測定装置によるもので、サンプルの処理は、常温にて、
1mmHgまで真空排気を行った。又、使用ガスは、吸
着ガス、脱ガスとして窒素を用いている。また、フリー
スペース測定にはヘリウムガスを用いた。
【0030】実施例1 ・液体による記録装置:請求項2の記載の中間転写型イ
ンクジェットプリンタ ・インク:IPSi0 JET300用(リコー製) ・記録紙:上質紙(リコーPPC用紙) ・吸水性樹脂粒子:比表面積が13.4,7.8,1.2
2/gのポリアクリル酸ベースのセット剤3種類。 ・紙への画像形成方法:図1のごとく(画像形成方
法)、撥水部材の中間転写体に上記のように調整した前
記粉体を塗布し、普通紙に画像を形成した。 ・結果:各粒子とも従来のインクジェットによる通常の
画像に比べて、滲み,裏映りのない高品質な転写画像が
出来た。転写残りがなかった。
【0031】比較例1 ・液体による記録装置:実施例1に同じ。 ・インク:ISPi0 JET300用(リコー製) ・記録紙:上質紙(リコーPPC用紙) ・吸水性樹脂粒子:比表面積が0.46,0.32,0.
11m2/gのポリアクリル酸ベースのセット剤3種
類。 ・紙への画像形成方法:実施例1に同じ。 ・結果:吸水速度が遅く転写体上での画像にはじきが起
こり、転写画像に滲みが見られた。また、転写画像の定
着が悪い。
【0032】実施例2 ・液体による記録装置:請求項2の記載の中間転写型イ
ンクジェットプリンタ ・インク:IPSi0 JET300用(リコー製) ・記録紙:上質紙(リコーPPC用紙) ・吸水性樹脂粒子:粒径0.2μmのアクリル酸ポリマ
ーが凝集している0.5,10,20,30μmのセット
剤4種類。比表面積はそれぞれ、13.0,4.0,1.
2,0.5m2/gであった。 ・紙への画像形成方法:図1のごとく、撥水部材の中間
転写体に上述のように調整した前記粉体を塗布し、普通
紙に画像を形成した。 ・結果:従来のインクジェットによる通常の画像に比べ
て、滲み,裏映りのない高品質な転写画像が出来た。転
写残りがなかった。
【0033】比較例2 ・液体による記録装置:実施例1に同じ。 ・インク:IPSi0 JET300用(リコー製) ・記録紙:上質紙(リコーPPC用紙) ・吸水性樹脂粒子:粒径25μmのアクリル酸ポリマ
ー。比表面積は0.05m2/g。 ・紙への画像形成方法:実施例1に同じ。 ・結果:吸水速度が遅く転写体上での画像にはじきが起
こり、転写画像に滲みが見られた。また、転写画像の定
着が悪い。
【0034】実施例3(請求項6の実施例) アクリル酸モノマー1重量部に対し溶媒20重量部に溶
かし、架橋剤,開始剤を加え60℃、窒素環境下で重合
反応。途中溶媒量を調整し、粘ちょうな状態にて攪拌を
行い、再び貧溶媒中に分散させ反応を終了させる。得ら
れた樹脂を精製、乾燥しSEMにて形状を測定したとこ
ろ微小な粒子の凝集体となっていた。また島津製作所
製、比表面積測定装置にて測定したところ5m2/gで
あった。重合セット剤で実施例1の記録装置で画像を形
成したところ、従来のインクジェット記録画像に比べ
て、滲みの少ない高品質な画像が得られた。
【0035】比較例3 アクリル酸モノマー1重量部に対し溶媒40重量部に溶
かし、架橋剤、開始剤を加え60℃、窒素環境下で重合
反応させた。途中溶媒量を調整し、溶媒量を維持し、反
応終了時に貧溶媒中に分散させた。得られた樹脂を精
製、乾燥しSEMにて形状を測定したところ5〜50μ
mの塊状粒子が生成していた。また、島津製作所製、比
表面積測定装置にて測定したところ0.11m2/gであ
った。重合セット剤を用い、実施例1の記録装置で画像
を形成したところ、転写媒体上での画像が滲み、転写性
も低く形成された画像の濃度、品質ともに低いものであ
った。
【0036】実施例4(請求項7の実施例) 1μm以下であるアクリル酸ポリマー粒子(日本純薬
製、PW−110)1重量部を65℃トルエン中に分散
させ、エタノールを0.01重量部添加して攪拌を行い
造粒させ、3時間後に常温まで下げ、ろ過分別を行い、
乾燥処理をした。処理後の粒子をSEM観察により確認
したところ凝集体を形成していた。又、比表面積は2m
2/gであった。前記セット剤を用いて実施例1の画像
形成装置にて評価を行ったところ、中間転写媒体上での
吸水増粘性が良く、高品質の画像が得られた。
【0037】実施例5(実施例8の実施例) ポリアクリル酸ポリマー(日本触媒製、AS−58)を
70℃ジオキサン・酢酸メチル混合溶媒中に膨潤させ
る。この溶液を70℃ヘキサン中に攪拌させながら添加
していくことによりポリアクリル酸の粒子を再析出させ
た。3時間後攪拌を続け常温まで低下させた後、ろ過,
精製を行い、乾燥しセット剤を得た。乾燥処理を行った
セット剤をSEM観察を行ったところ微小な粒子の凝集
体を形成していた。又、比表面積は12m2/gであっ
た。得られたセット剤を用いて実施例1の画像形成装置
にて評価を行ったところ、中間転写媒体上での吸水増粘
性が良く、高品質の画像が得られた。
【0038】実施例6 ・液体による記録装置:請求項2の記載の中間転写型イ
ンクジェットプリンタ ・インク:IPSi0 JET300用(リコー製) ・記録紙:上質紙(リコーPPC用紙) ・吸水性樹脂粒子:粒径10μmの多孔質セルローズー
のポリアクリル酸修飾体粒子。比表面積は21m2/g
であった。 ・紙への画像形成方法:図1のごとく、撥水部材の中間
転写体に上述のように調整した前記粉体を塗布し、普通
紙に画像を形成した。 ・結果:従来のインクジェットによる通常の画像に比べ
て、滲み,裏映りのない高品質な転写画像が出来た。転
写残りがなかった。
【0039】
【発明の効果】従来、セット剤として用いる粒子を粉塵
問題にならないような大きな粒子を用いた場合、吸水速
度が著しく低下するため画像品質の低下があったが、請
求項1又は2の発明によると、比表面積を維持したまま
粒子径を大きくすることで、吸水,溶解,増粘の特性を
落とすことなく改善できる。
【0040】請求項3の発明によると、必要量塗布した
粒子において表面積が大きくなり、インクの吸水速度が
向上するため画像品質は向上する。更に、粒子が凝集し
ているため転写性が従来に比べ向上するので、形成され
た画像が優れる。
【0041】請求項4の発明によると、凝集体または付
着体となったものの径が0.5μm〜30μmであるこ
とにより、流動性が良く塗布性に優れ、転写体上で粒子
層の塗布の制御が容易となり、画像形成の再現性が向上
する。
【0042】請求項5の発明によると、粒子が多孔質体
であることにより、必要量の粒子における表面積が大き
くなり、吸水速度を向上させ、よって、従来に比べ良好
な画像を形成できる。
【0043】請求項6の発明によると、所望の凝集形状
をもった微粒子の凝集又は付着体が効率よく製造でき
る。
【0044】請求項7の発明によると、造粒することで
比表面積の低下がなく吸水性が良い粒子がえられ、画像
品質が良い。更に、さまざまな粒子を造粒することが出
来るためセット剤の選択性が広くなる。
【0045】請求項8の発明によると、原料を溶媒に溶
かし再粒子化するので、原料の形状を問わず選択性が広
がり、コストも低く抑えられる。また、えられた粒子は
凝集体であり転写性が良く画像品質を向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による記録方法及び該記録方法の実施
に使用して好適な記録装置の一例を説明するための装置
概略図である。
【符号の説明】
1…記録ヘッド、2…中間転写体ベルト、3,4,5…
ローラ、6…被記録体トレイ、7,8,9,10,1
1、12,13…レジストローラ、14…転写加圧ロー
ラ、15,16…排紙ローラ、17…排紙トレイ、18
…中間転写媒体容器、19,20,21…中間転写媒体
塗布手段、22,23,24…クリーニング手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C056 FD13 2H086 BA02 BA26 3B005 EB03 GB01 GC03 GD03

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中間転写体上に液体により吸水,膨潤す
    る吸水性樹脂粒子(セット剤)を付与し、該吸水性樹脂
    粒子が付与された中間転写体上に画像信号に応じて液滴
    を付与して該中間転写体上に画像を形成し、次いで、該
    中間転写体上の画像を被記録体上に転写する記録方法に
    おいて、前記中間転写体上に付与される前記吸水性樹脂
    粒子の比表面積値が0.5m2/g以上であることを特徴
    とする記録方法。
  2. 【請求項2】 中間転写体上に液体により吸水,膨潤す
    る吸水性樹脂粒子(セット剤)を付与するセット剤付与
    手段と、該吸水性樹脂粒子が付与された中間転写体上に
    画像信号に応じて液滴を付与する液滴付与手段と、該中
    間転写体上に形成された画像を被記録体上に転写する転
    写手段と、必要に応じて、前記中間転写体上に残ったセ
    ット剤を除去するクリーニング手段とを有する記録装置
    において、前記中間転写体上に付与される前記吸水性樹
    脂粒子の比表面積値が0.5m2/g以上であることを特
    徴とする記録装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の記録方法又は記
    録装置に用いるセット剤であって、該セット剤は粒子を
    凝集または付着した凝集体又は付着体(集合体)である
    ことを特徴とするセット剤。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のセット剤において、前記
    凝集体または付着体の径が0.5μm〜30μmであ
    り、その構成粒子は凝集体または集合体の粒径以下であ
    ることを特徴としたセット剤。
  5. 【請求項5】 請求項3記載のセット剤において、粒子
    が多孔質形状をもつことを特徴としたセット剤。
  6. 【請求項6】 請求項3記載のセット剤の製造方法にお
    いて、重合工程中に粘ちょうな状態にすることを特徴と
    したセット剤の製造方法。
  7. 【請求項7】 請求項3記載のセット剤の製造方法にお
    いて、微粒子を造粒して形成することを特徴とするセッ
    ト剤の製造方法。
  8. 【請求項8】 請求項3記載のセット剤の製造方法にお
    いて、樹脂粒子を溶媒に膨潤又は溶解させ、貧溶媒によ
    り再析出させることを特徴とするセット剤の製造方法。
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