JP2000343328A - ラッピング加工装置及びラッピング加工方法 - Google Patents

ラッピング加工装置及びラッピング加工方法

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JP2000343328A
JP2000343328A JP15266699A JP15266699A JP2000343328A JP 2000343328 A JP2000343328 A JP 2000343328A JP 15266699 A JP15266699 A JP 15266699A JP 15266699 A JP15266699 A JP 15266699A JP 2000343328 A JP2000343328 A JP 2000343328A
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processed
lapping
lap
tooth
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Kazunori Hidaka
一憲 日高
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GIFU GEAR KOGYO KK
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23FMAKING GEARS OR TOOTHED RACKS
    • B23F19/00Finishing gear teeth by other tools than those used for manufacturing gear teeth
    • B23F19/02Lapping gear teeth
    • B23F19/04Lapping spur gears by making use of a correspondingly shaped counterpart

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  • Mechanical Engineering (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】歯形誤差を小さくすることができるラッピング
加工装置及びラッピング加工方法を提供する。 【解決手段】被加工歯車27とラップ歯車35とを両者
間にラップ剤を介在させた状態で噛み合わせ、被加工歯
車27を駆動軸26を中心に回転させると共に、同駆動
軸26方向に往復移動させ、被加工歯車27とラップ歯
車35との間に相対運動を行わせることにより、被加工
歯車27の歯面を滑らかに仕上げるラッピング加工装置
Mにおいて、前記ラップ歯車35を従動軸34方向に所
定振動数にて振動させる振動発生手段Sを備えた。ラッ
プ歯車35は振動発生手段Sからの加振力により従動軸
34方向に所定振動数にて振動される。このため、両歯
車27, 35の歯面同士は常に違う面が接触し、被加工
歯車27の歯形全体に亘って均等なラッピングが行われ
る。従って、歯形誤差を小さくすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ラッピング加工装
置及びラッピング加工方法に係り、詳しくは歯車のラッ
ピング加工に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6に示すように、一般に歯車のラッピ
ングは次のように行われる。即ち、被加工歯車61とラ
ップ歯車62とをラップ剤を介在させた状態で噛み合わ
せ、被加工歯車61を駆動軸63を中心に回転させると
共に、同駆動軸63に沿って往復移動させることによ
り、両歯車61,62間に相対運動を行わせる。する
と、被加工歯車61の歯面は駆動軸63を中心に回転し
ながらラップ剤に含まれる砥粒の切削作用により研磨さ
れる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、図7に示す
ように、被加工歯車61とラップ歯車62とが噛み合っ
て回転する場合、両歯車61,62はピッチ点Paにお
いては転がり接触すると共に、ピッチ点Paを境とする
歯先面及び歯元面においては滑り接触する。このため、
被加工歯車61の歯先面及び歯元面の除去量はピッチ点
Paよりも多くなる。即ち、被加工歯車61の全歯形に
亘って均一なラッピングが行われず、同歯車61の歯形
に図7に示すようなくずれ(歯形誤差)が発生する場合
があった。
【0004】また、前記被加工歯車61の歯面の除去量
の偏りを補うために、同歯車61は軸心方向に往復移動
され、両歯車61,62の歯面同士は共ずりされる。と
ころが、往復回数によっては図8に示すような歯すじ誤
差が発生する場合があった。従って、歯面粗さはある程
度滑らかに改善されるものの、歯形誤差及び歯すじ誤差
が発生することにより、被加工歯車61の歯面強度及び
耐摩耗性等が低下すると共に、振動及び騒音等の原因と
なるおそれがあった。
【0005】本発明は前記問題点を解決するためになさ
れたものであって、その目的は、歯形誤差を小さくする
ことができるラッピング加工装置及びラッピング加工方
法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、被加工歯車とラップ歯車とを両者間にラップ剤を介
在させた状態で噛み合わせ、被加工歯車を回転させると
共に軸心方向に往復駆動させ、同被加工歯車とラップ歯
車との間に相対運動を行わせることにより、被加工歯車
の歯面を滑らかに仕上げるラッピング加工装置におい
て、前記ラップ歯車を、その軸心方向に所定振動数にて
振動させる振動発生手段を備えたことをその要旨とす
る。
【0007】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、前記ラップ歯車を回転可能に支持する
と共に、水平方向に往復移動可能とした支持台を備えた
ことをその要旨とする。
【0008】請求項3に記載の発明は、請求項1又は請
求項2に記載の発明において、前記ラップ歯車の軸心
と、被加工歯車の軸心とが、所定の交差角をなして交差
するように、ねじれ角が選択されたラップ歯車を備えた
ことをその要旨とする。
【0009】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
の発明において、前記ラップ歯車の軸心と、被加工歯車
の軸心との交差角は、6度〜35度の範囲において設定
されていることをその要旨とする。
【0010】請求項5に記載の発明は、請求項1〜請求
項4のうちいずれか一項に記載の発明において、前記ラ
ップ歯車は、モノマーキャストナイロンにて形成したこ
とをその要旨とする。
【0011】請求項6に記載の発明は、被加工歯車とラ
ップ歯車とを両者間にラップ剤を介在させた状態で噛み
合わせ、被加工歯車を回転させると共に軸心方向に往復
駆動させ、同被加工歯車とラップ歯車との間に相対運動
を行わせることにより、被加工歯車の歯面を滑らかに仕
上げるラッピング加工方法において、前記ラップ歯車を
軸心方向に所定振動数にて振動させた状態で、被加工歯
車を加工することをその要旨とする。 (作用)従って、請求項1に記載の発明においては、前
記ラップ歯車は振動発生手段からの加振力によりその軸
心方向に所定振動数にて振動される。このため、被加工
歯車及びラップ歯車の歯面同士は常に違う面が接触する
こととなり、被加工歯車の歯形全体に亘って均等なラッ
ピングが行われる。
【0012】請求項2に記載の発明においては、請求項
1に記載の発明の作用に加えて、ラップ歯車を回転可能
に支持すると共に、水平方向に往復移動可能とした支持
台は、前記振動発生手段からの加振力により強制的に振
動される。このため、同支持台に支持されたラップ歯車
も振動する。
【0013】請求項3に記載の発明においては、請求項
1又は請求項2に記載の発明の作用に加えて、前記ラッ
プ歯車の軸心と、被加工歯車の軸心とが、所定の交差角
をなして交差するように、ラップ歯車のねじれ角が設定
される。このため、被加工歯車とラップ歯車との噛み合
いは、ねじれが先行している駆動側の被加工歯車の歯元
と従動側のラップ歯車の歯先との接触から始まる。そし
て、両歯車の噛み合いは徐々に長くなり、被加工歯車の
歯幅全面に亘って斜に最長となって噛み合いが終わる。
このため、被加工歯車27の歯面全体に亘って滑りが生
じる。
【0014】請求項4に記載の発明においては、請求項
3に記載の発明の作用に加えて、前記ラップ歯車の軸心
と、被加工歯車の軸心との交差角は、6度〜35度の範
囲において設定される。このため、被加工歯車は、交差
角6度〜35度の範囲にてラップ歯車に噛合される。
【0015】請求項5に記載の発明においては、請求項
1〜請求項4のうちいずれか一項に記載の発明の作用に
加えて、ラップ歯車は、モノマーキャストナイロンにて
形成される。このため、形成工程が簡単になり、形成コ
ストが安くなる。
【0016】請求項6に記載の発明においては、ラップ
歯車を軸心方向に所定振動数にて振動させた状態で、被
加工歯車が加工される。このため、被加工歯車及びラッ
プ歯車の歯面同士は常に違う面が接触する。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明をラッピング加工装
置に具体化した一実施形態を図1〜図5(a), (b)
に従って説明する。
【0018】図1に示すように、ラッピング加工装置M
は駆動機構P、駆動軸支持機構Q及び従動軸支持機構R
を備えている。また、従動軸支持機構Rは振動発生手段
としての振動発生機構Sを備えている。
【0019】前記駆動機構Pは第1支持台11及び第2
支持台12に支持された回転運動用の第1駆動モータ1
3及び往復運動用の第2駆動モータ14を備えている。
第1駆動モータ13は常時一定の回転数を保持するよう
に制御部(図示略)により駆動制御される。第2駆動モ
ータ14は常時一定の回転数を保持すると共に、所定の
タイミングで回転方向が正逆反転するように前記制御部
により駆動制御される。両駆動モータ13,14の第1
出力軸13a及び第2出力軸14aの先端にはそれぞれ
第1及び第2駆動歯車15, 16が一体回動可能に固定
されている。
【0020】前記駆動軸支持機構Qはベッド21を備え
ている。ベッド21の上面には往復台22がベッド21
の案内面21aに沿って往復移動可能に配設されてい
る。往復台22にはベッド21に対して正逆回転可能に
支持された送りネジ23が同往復台22に対して螺合さ
れており、同往復台22は送りネジ23の正逆回転に伴
って往復移動する。送りネジ23の外端には第1伝達歯
車24が固定されており、同第1伝達歯車24は前記第
2駆動歯車16に噛合されている。
【0021】往復台22の上面には軸受台25が固定さ
れており、同軸受台25には駆動軸26が回転可能に支
持されている。駆動軸26の両端にはそれぞれ被加工歯
車27及び第2伝達歯車28が一体回動可能に固定され
ており、同第2伝達歯車28は前記第1駆動歯車15に
噛合されている。
【0022】表1に示すように、本実施形態において、
加工される被加工歯車27としては、モジュールm=
4、歯数z=25、ねじれ角β=0度、歯幅b=10m
m、そして歯たけh=標準(並歯)の平歯車が使用され
る。被加工歯車27はクロムモリブデン鋼(SCM43
5)にて形成されている。また、被加工歯車27の歯面
は浸炭焼入れにてブリネル硬さHB800に硬化されて
いると共に、高精度に研削仕上げされている。
【0023】
【表1】 図1及び図2に示すように、前記従動軸支持機構Rはベ
ッド31を備えており、同ベッド31の上面にはコラム
32が立設されている。コラム32の上面には後述の振
動発生機構Sを介して支持台としての軸受台33が固定
されており、同軸受台33には従動軸34が回転可能に
支持されている。従動軸34の一端にはラップ歯車35
が一体回動可能に装着されており、同ラップ歯車35は
前記被加工歯車27に噛合されている。従動軸34の他
端には従動軸34の回転を停止させるブレーキ36が設
けられている。
【0024】前記被加工歯車27を加工するラップ歯車
35は、前記従動軸34と駆動軸26とが、所定の交差
角εをなして交差可能となるようにねじれ角βが選択さ
れて形成されている。交差角εの取り得る範囲は6度〜
35度とされており、本実施形態において、交差角εは
30度とされている。
【0025】前記交差角εが6度未満の場合、前記被加
工歯車27の歯面とラップ歯車35の歯面との間の滑り
が大きくなりすぎ、ラッピング効果が低減する。また、
交差角εが35度を越える場合、被加工歯車27とラッ
プ歯車35との間のスラスト(推進力)が問題となり、
別途対策を講じる必要がある。
【0026】このため、表1に示すように、ラップ歯車
35としては、モジュールm=4、歯数z=19、ねじ
れ角β=30度、歯幅b=34mm、そして歯たけh=
高歯(1mm)のはすば歯車が使用される。ラップ歯車
35は引張り強さ及び曲げ強さ等の機械的性質に優れた
モノマーキャストナイロン(MCナイロン)にて形成さ
れている。
【0027】図3に示すように、本実施形態において
は、前記駆動軸支持機構Qと従動軸支持機構Rは、駆動
軸26と従動軸34との交差角εがラップ歯車35のね
じれ角βと同様の角度(β=30度)となるように配置
されている。即ち、被加工歯車27はラップ歯車35の
歯形のねじれ方向(右)に30度だけ傾斜して同ラップ
歯車35に噛合されている。
【0028】従って、図4に示すように、前記第1駆動
モータ13を駆動させると、第1出力軸13a、第1駆
動歯車15及び駆動軸26を介して被加工歯車27が駆
動回転すると共に、前記ラップ歯車35が第1駆動歯車
15により従動回転される。尚、本実施形態において、
第1駆動モータ13は、その回転数が2305rpm
(一定)となるように制御部(図示略)によって駆動制
御される。
【0029】また、前記第2駆動モータ14を駆動させ
ると、第2出力軸14a、第2駆動歯車16、第1伝達
歯車24を介して送りネジ23が正逆回転すると共に、
往復台22が案内面21aに沿って往復移動される。即
ち、被加工歯車27は駆動軸26に沿って往復移動され
る。尚、第2駆動モータ14は被加工歯車27の平均送
り速度(往復台22の平均移動速度)が307mm/m
inとなると共に、ストローク(往復台22の移動距
離)が10.6mmとなるように前記制御部により駆動
制御される。
【0030】図1及び図2に示すように、前記従動軸支
持機構Rは振動発生機構Sを備えている。即ち、前記コ
ラム32の上面には複数のローラ41aからなるころが
り案内41が配設されており、同ころがり案内41上に
は軸受台33が各ローラ41aの中心軸に対して直交す
る方向に往復移動可能に載置されている。軸受台33の
往復移動に伴って、各ローラ41aはそれぞれの中心軸
を中心に正逆回転する。
【0031】前記コラム32上面におけるころがり案内
41の両側には一対の突出片42a, 42bが上方に突
設されており、両突出片42a, 42bの上面と軸受台
33の下面との間には若干の隙間が形成されている。突
出片42a, 42bの上部にはそれぞれ心棒43a, 4
3bが軸受台33側に貫通して固定されており、同心棒
43a, 43bの先端と軸受台33の被押圧面33a,
33bとの間は所定距離だけ離間されている。被押圧面
33a, 33bと突出片42a, 42bとの間には圧縮
コイルバネ44a, 44bが介在されており、両圧縮コ
イルバネ44a, 44b内には前記心棒43a, 43b
が位置してる。
【0032】前記軸受台33の上面には接触体としての
ベアリングガイド51が固定されており、同ベアリング
ガイド51は一対のガイド部材52a, 53aを備えて
いる。両ガイド部材52a, 53aの互いに対向する面
は低摩擦係数を有した滑動面52b, 53bとされてお
り、両ガイド部材52a, 53a間には原動体としての
円板カム54が両滑動面52b, 53bに接触するよう
に配置されている。
【0033】図2に示すように、円板カム54には定速
回転軸としての駆動軸55の一端が偏心して固定されて
いる。即ち、円板カム54の回転中心O1は同円板カム
54の中心O2から水平方向に所定距離(本実施形態に
おいては0.8mm)だけ離間した位置となっている。
駆動軸55の他端は軸受台33の上面に支持された第3
駆動モータ(図示略)に作動連結されており、同第3駆
動モータは常時一定の回転数を保持するように前記制御
部(図示略)により駆動制御される。
【0034】従って、第3駆動モータを駆動させると、
円板カム54は両滑動面52b, 53bに接触した状態
で回転中心O1を中心に偏心回転する。そして、円板カ
ム54が所定の回転数にて定速回転されることにより、
軸受台33は従動軸34に沿って振幅(x)0.8mm
の単弦振動する。
【0035】軸受台33の単弦振動は円板カム54の回
転により加振力が加えられる強制振動であり、同軸受台
33の振動に伴って前記ラップ歯車35も従動軸34方
向に振幅(x)0.8mmにて強制的に振動される。
尚、前記第3駆動モータは、円板カム54が1分間に1
0万回転以上回転されるように、即ち、ラップ歯車35
の毎分振動数が10万(回/min)以上(高周波振動
域)となるように前記制御部(図示略)により駆動制御
される。
【0036】次に、ラッピング加工装置Mの作用につい
て説明する。前記被加工歯車27をラッピング加工装置
11にてラッピングする場合、第1駆動モータ13、第
2駆動モータ14及び第3駆動モータ(図示略)を駆動
させる。尚、ラッピング加工中、被加工歯車27とラッ
プ歯車35との間には、はねかけ方式にてラップ剤が供
給される。このラップ剤はWA1000の砥粒をラッピ
ングベースオイルに混ぜて、砥粒含有率3%としたもの
が使用される。
【0037】前記第1駆動モータ13を駆動させると、
第1出力軸13a、第1駆動歯車15及び駆動軸26を
介して被加工歯車27が駆動回転すると共に、前記ラッ
プ歯車35が第1駆動歯車15により従動回転される。
被加工歯車27はラップ歯車35の歯形のねじれ方向に
同ラップ歯車35のねじれ角β(30度)と同様の角度
だけ傾斜してラップ歯車35に噛合されている。このた
め、被加工歯車27の歯面とラップ歯車35の歯面との
接触は徐々に始まり、徐々に終わる。即ち、図4に示す
ように、被加工歯車27とラップ歯車35との噛み合い
は、ねじれが先行している駆動側の被加工歯車27の歯
元と従動側のラップ歯車35の歯先との接触から始ま
る。そして、両歯車27,35の噛み合いは徐々に長く
なり、被加工歯車27の歯幅全面に亘って斜に最長とな
って噛み合いが終わる。従って、被加工歯車27の歯面
全体に滑りが生じる。
【0038】ラッピング加工の初期においては、被加工
歯車27の鋸刃状歯面(前加工歯面)の凸部に力が集中
し、同被加工歯車27の歯面はラップ剤に含まれる砥粒
の転動による切削作用によって研磨される。加工が進行
し、被加工歯車27の歯面が平滑化されるに従って、被
加工歯車27の歯面とラップ歯車35の歯面との接触面
積が増加することにより、単位面積当たりの圧力は低下
し、砥粒の切削作用が鈍くなる。やがて、砥粒による切
削作用はほとんどなくなり、磨き作用のみとなって被加
工歯車27の歯面は光沢のある滑面となる。尚、被加工
歯車27の歯元はラップ歯車35の歯先が接触を開始す
る部分である。この部分では両歯車27,35の歯面間
のすべり速度が大きいと共に、噛み合い移動速度(接触
点の移動速度)が比較的遅いため、除去量が多くなる。
【0039】前記第1駆動モータ13の駆動と共に、第
2駆動モータ14を駆動させると、第2出力軸14a、
第2駆動歯車16、第1伝達歯車24及び送りネジ23
を介して往復台22が案内面21aに沿って往復移動さ
れると共に、被加工歯車27が駆動軸26に沿って往復
移動される。即ち、両歯車27,35の歯面同士は普通
の噛み合い運動に加えてそれぞれの歯すじ方向に共ずり
される。このため、被加工歯車27の歯面全体に滑りが
生じると共に、歯形全体に亘って均等なラッピングが行
われる。従って、被加工歯車27とラップ歯車35との
普通の噛み合い運動による被加工歯車27の歯面(歯
元)除去量の偏りが防止される。
【0040】前記第1及び第2駆動モータ13,14の
駆動と共に、第3駆動モータを駆動させると、円板カム
54は両滑動面52b, 53bに接触した状態で回転中
心O1を中心に偏心回転し、軸受台33は従動軸34に
沿って単弦振動(高周波振動)する。軸受台33の振動
に伴って前記ラップ歯車35は従動軸34方向に強制的
に振動される。このため、ラップ歯車35の歯面は被加
工歯車27の歯面に対して、ねじれ角βと同様の角度
(30度)にて接触する。従って、両歯車27,35の
歯面同士は常に違う面が当たることとなり、被加工歯車
27の歯形全体に亘ってより均等なラッピングが行われ
る。
【0041】次に、前記被加工歯車27を前記ラッピン
グ加工装置Mにてラッピングした場合について図5
(a), (b)に従って説明する。加工条件は、前記第
1駆動モータ13の回転数を2305rpm、砥粒を粒
度WA1000、ラップ歯車35の振幅を0.8mm、
両歯車27,35間の歯面荷重を15.2Nとする。ま
た、被加工歯車27は駆動軸26方向に2往復(1スト
ローク10.6mm)させるものとする。
【0042】図5(a)に示すように、加工前における
被加工歯車27の歯面粗さ(最大高さ)Ryは2μm程
度となっている。この被加工歯車27を前記ラッピング
加工装置Mにてラッピングした場合、図5(b)に示す
ように、被加工歯車27の歯面粗さRyは0.5μm程
度となっている。また、図5(a), (b)に示すよう
に、被加工歯車27の加工前後において、同被加工歯車
27の歯面形状にはほとんど変化はみられない。
【0043】以上のことから、振動ラッピングを行うこ
とにより、被加工歯車27の歯面は滑らかに改善される
と共に、同被加工歯車27の歯形誤差の発生が防止され
る。従って、被加工歯車27の歯面強度及び耐摩耗性等
が向上すると共に、振動及び騒音等の発生も極力低減さ
れる。
【0044】従って、本実施形態によれば、以下の効果
を得ることができる。 (1) ラップ歯車35は振動発生機構Sにより従動軸
方向に所定振動数にて振動されるように構成した。この
ため、被加工歯車27及びラップ歯車35の歯面同士は
常に違う面が接触することとなり、被加工歯車27の歯
形全体に亘って均等なラッピングが行われる。従って、
歯形誤差を小さくすることができる。また、目の細かい
滑らかな加工を行うことができる。
【0045】(2) 円板カム54は、所定の輪郭(円
形)を有し、駆動軸55を中心に偏心して回転するよう
に構成した。このため、円板カム54を回転させると、
同円板カム54に対して直接接触するように設けられた
ベアリングガイド51及び軸受台33を介して、前記ラ
ップ歯車35は、従動軸34方向に振動する。従って、
複雑な機構が不要となり、簡単な構成でラップ歯車35
に振動を付与することができる。
【0046】(3) ラップ歯車35を回転可能に支持
すると共に、水平方向に往復移動可能とした軸受台33
は、圧縮コイルバネ44a, 44bの弾性力の釣り合い
により、静止位置Tに保持されるように構成した。この
ため、軸受台33は前記振動発生手段Sからの加振力に
より強制的に単弦振動される。従って、軸受台33に支
持されたラップ歯車35を単弦振動させることができ
る。
【0047】(4) 前記ラッピング加工装置Mには、
ラップ歯車35の軸心(従動軸34)と被加工歯車27
の軸心(駆動軸26)とが、所定の交差角ε(ε=30
度)をなして交差するように、ねじれ角βが選択された
ラップ歯車35を備えた。このため、被加工歯車27と
ラップ歯車35との噛み合いは、ねじれが先行している
駆動側の被加工歯車27の歯元と従動側のラップ歯車3
5の歯先との接触から始まる。そして、両歯車27,3
5の噛み合いは徐々に長くなり、被加工歯車27の歯幅
b全面に亘って斜に最長となって噛み合いが終わる。こ
のため、被加工歯車27の歯面全体に滑りが生じる。従
って、被加工歯車27の歯形全体に亘って均等なラッピ
ングを行うことができる。また、被加工歯車27の加工
時間を短縮することができる。
【0048】(5) 前記従動軸34と駆動軸26との
交差角εは、6度〜35度の範囲において設定可能とし
た。本実施形態において、被加工歯車27はねじれ角β
=0の平歯車であるため、ラップ歯車35のねじれ角β
は、設定された交差角εと同じ角度(6度〜35度)が
選択される。従って、被加工歯車27をラップ歯車35
の歯形のねじれ方向に6度〜35度の範囲において傾斜
して噛合させることができる。
【0049】(6) ラップ歯車35は、モノマーキャ
ストナイロンにて形成した。このため、ラップ歯車35
の形成工程が簡単になり、形成コストを安くすることが
できる。
【0050】尚、前記実施形態は以下のように変更して
実施してもよい。 ・ 本実施形態においては、表1に示す諸元の被加工歯
車27を、表1に示す緒元のラップ歯車35にてラッピ
ングしたが、被加工歯車27の諸元は任意に変更しても
よい。尚、ラップ歯車35の諸元は被加工歯車27の諸
元に対応するように変更する。即ち、モジュールは被加
工歯車のモジュールと同一になるように、歯数は被加工
歯車27の歯数よりも小さくなるように、歯幅は被加工
歯車27の往復距離よりも大きくなるように設定する。
また、砥粒の粒度、被加工歯車27及びラップ歯車35
間の歯面荷重、第1駆動モータ13の回転数、ラップ歯
車35の振動振幅、及び被加工歯車27の加工往復数等
の加工条件は、振動ラッピングに適合するように適宜変
更する。このようにすれば、様々な諸元の歯車を歯形誤
差が少なく滑らかにラッピングすることができる。
【0051】・ 本実施形態においては、被加工歯車2
7として表1に示す平歯車を使用すると共に、ラップ歯
車35としては表1に示すはすば歯車を使用したが、被
加工歯車27とラップ歯車35との交差角εが6度〜3
5度の範囲内となるように両者27,35を噛合可能で
あれば、歯車の種類、組合せ及び緒元を変更してもよ
い。即ち、被加工歯車27及びラップ歯車35として平
歯車及びはすば歯車のいずれを使用してもよい。
【0052】例えば、表2は被加工歯車27とラップ歯
車35との交差角εが30度になる場合の両者27,3
5の種類、組合せ及び緒元を示すものである。即ち、被
加工歯車27として、平歯車(表1参照)を使用すると
き、ラップ歯車35として、ねじれ角β=30度(ねじ
れ方向左右)のはすば歯車が使用される。また、被加工
歯車27として、ねじれ角β=20度(ねじれ方向右)
のはすば歯車を使用するとき、ラップ歯車35として、
ねじれ角β=10度(ねじれ方向右)のはすば歯車が使
用される。さらに、被加工歯車27として、ねじれ角β
=30度(ねじれ方向右)のはすば歯車を使用すると
き、ラップ歯車35として、平歯車(表1中の被加工歯
車参照)が使用される。このようにしても、被加工歯車
27とラップ歯車35とを交差角ε=30度となるよう
に噛合させることができる。尚、前記交差角εが30度
以外に設定された場合も、同様に、被加工歯車27及び
ラップ歯車35の種類、組合せ及び緒言が変更可能であ
る。
【0053】
【表2】 次に、前記実施形態から把握できる請求項記載発明以外
の技術的思想について、以下にそれらの効果と共に記載
する。
【0054】・ 前記ラップ歯車(35)は、歯たけが
標準歯車の歯たけより所定距離だけ高くなるように形成
した請求項1〜請求項5のうちいずれか一項に記載のラ
ッピング加工装置。このようにすれば、被加工歯車及び
ラップ歯車の歯形同士の噛み合い率が増えることによ
り、両歯車の歯面荷重が小さくなる。従って、ラップ歯
車の歯先が接触を開始する部分である被加工歯車の歯元
の除去量の偏りを防止することができる。
【0055】
【発明の効果】従って、請求項1に記載の発明によれ
ば、被加工歯車及びラップ歯車の歯面同士は常に違う面
が接触し、被加工歯車の歯形全体に亘って均等なラッピ
ングが行われることにより、歯形誤差を小さくすること
ができる。
【0056】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明の効果に加えて、支持台の振動に伴ってラ
ップ歯車を振動させることにより、複雑な機構が不要と
なり、簡単な構成でラップ歯車に振動を与えることがで
きる。
【0057】請求項3に記載の発明によれば、請求項1
又は請求項2に記載の発明の効果に加えて、ラップ歯車
の軸心と被加工歯車の軸心とが所定の交差角をなして交
差することにより、被加工歯車の歯面全体に亘って滑り
を生じさせることができる。
【0058】請求項4に記載の発明によれば、請求項1
〜請求項3のうちいずれか一項に記載の発明の効果に加
えて、被加工歯車を、交差角6度〜35度の範囲にてラ
ップ歯車に噛合させることができる。
【0059】請求項5に記載の発明によれば、請求項1
〜請求項4のうちいずれか一項に記載の発明の効果に加
えて、ラップ歯車の形成工程が簡単になることにより、
形成コストが安くなる。
【0060】請求項6に記載の発明によれば、ラップ歯
車を軸心方向に所定振動数にて振動させた状態で被加工
歯車が加工されることにより、ラップ歯車の歯面を被加
工歯車の歯面に対して常に違う面を接触させることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ラッピング加工装置の正面図。
【図2】 ラッピング加工装置の要部拡大正面図。
【図3】 被加工歯車とラップ歯車との噛み合い状態を
示す平面図。
【図4】 被加工歯車とラップ歯車との噛み合い状態を
示す拡大正面図。
【図5】 (a),(b)は、加工前後の被加工歯車の
歯面形状及び歯面粗さを示すグラフ。
【図6】 従来のラッピング加工装置の要部拡大正面
図。
【図7】 従来の加工後における被加工歯車の要部拡大
正面図。
【図8】 従来の加工後における被加工歯車の要部拡大
平面図。
【符号の説明】
26…被加工歯車の軸心としての駆動軸、27…被加工
歯車、33…支持台としての軸受台、34…ラップ歯車
の軸心としての従動軸、35…ラップ歯車、M…ラッピ
ング加工装置、S…振動発生手段、β…ねじれ角。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被加工歯車(27)とラップ歯車(3
    5)とを両者間にラップ剤を介在させた状態で噛み合わ
    せ、被加工歯車(27)を回転させると共に軸心(2
    6)方向に往復移動させ、同被加工歯車(27)とラッ
    プ歯車(35)との間に相対運動を行わせることによ
    り、被加工歯車(27)の歯面を滑らかに仕上げるラッ
    ピング加工装置(M)において、 前記ラップ歯車(35)を、その軸心(34)方向に所
    定振動数にて振動させる振動発生手段(S)を備えたラ
    ッピング加工装置。
  2. 【請求項2】 前記ラップ歯車(35)を回転可能に支
    持すると共に、水平方向に往復移動可能とした支持台
    (33)を備えた請求項1に記載のラッピング加工装
    置。
  3. 【請求項3】 前記ラップ歯車(35)の軸心(34)
    と、被加工歯車(27)の軸心(26)とが、所定の交
    差角(ε)をなして交差するように、ねじれ角(β)が
    選択されたラップ歯車(35)を備えた請求項1又は請
    求項2に記載のラッピング加工装置。
  4. 【請求項4】 前記ラップ歯車(35)の軸心(34)
    と、被加工歯車(27)の軸心(26)との交差角
    (ε)は、6度〜35度の範囲において設定されている
    請求項3に記載のラッピング加工装置。
  5. 【請求項5】 前記ラップ歯車(35)は、モノマーキ
    ャストナイロンにて形成した請求項1〜請求項4のうち
    いずれか一項に記載のラッピング加工装置。
  6. 【請求項6】 被加工歯車(27)とラップ歯車(3
    5)とを両者間にラップ剤を介在させた状態で噛み合わ
    せ、被加工歯車(27)を回転させると共に軸心(2
    6)方向に往復移動させ、同被加工歯車(27)とラッ
    プ歯車(35)との間に相対運動を行わせることによ
    り、被加工歯車(27)の歯面を滑らかに仕上げるラッ
    ピング加工方法において、 前記ラップ歯車(35)を軸心方向に所定振動数にて振
    動させた状態で、被加工歯車(27)を加工するラッピ
    ング加工方法。
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