JP2000341994A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2000341994A
JP2000341994A JP14487999A JP14487999A JP2000341994A JP 2000341994 A JP2000341994 A JP 2000341994A JP 14487999 A JP14487999 A JP 14487999A JP 14487999 A JP14487999 A JP 14487999A JP 2000341994 A JP2000341994 A JP 2000341994A
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JP
Japan
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image forming
stepping motor
voltage
forming apparatus
current
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JP14487999A
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Eishin Suzuki
英信 鈴木
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 バイポーラチョッピング定電流駆動を行う
際、昇温、振動、騒音を低減することができるのステッ
ピングモータを用いた画像形成装置を提供する。 【構成】 画像形成装置の構成として、感光体に潜像を
形成し、この潜像を現像材により現像して可視化した画
像を記録媒体に転写する画像形成手段と、この画像形成
手段により転写された画像を定着させる熱定着手段と、
記録媒体を媒体格納部から給送、搬送する給搬送手段と
を設ける。給搬送手段をバイポーラチョッピング定電流
駆動によるステッピングモータで構成し、ステッピング
モータの励磁電流の傾きによりチョッピング定電流値を
変える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真複写機、プリ
ンタ、ファクシミリ等の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、パーソナルユースなどのローエ
ンド向けの電子写真複写機、プリンタ、ファクシミリ等
の画像形成装置の駆動装置には2相のステッピングモー
タを使用して2相のバイポーラチョッピング定電流駆動
で構成して、この際に定電流値は装置本体の最大負荷を
想定して、モータ出力が得られるように設定している。
【0003】図3は従来例のバイポーラチョッピング定
電流駆動を行う2相ステッピングモータの回路ブロック
図である。図3において、SPMは2相ステッピングモ
ータであり、Motor Drive ICはチョッピング制御部、
Gate Ciruit 、ドライブ部が1チップで構成された汎用
バイポーラICであり、CPUは装置本体のシーケンス
およびプロセスを司るものであり、励磁パルスを出力す
ることによりモータ駆動を行っている。チョッピング定
電流値を決めているのは抵抗R11とR12により分圧
された電圧である。オペアンプである比較器はこの電圧
と抵抗R4に発生する励磁電流に対応した電圧を比較し
て出力している。チョッピング周期を決めているのは抵
抗R13とコンデンサC11により生成される発振器O
SCの出力である。
【0004】図4を参照して、従来例のステッピングモ
ータの動作を説明する。A、/A、B、/BはCPUか
らMotor Drive ICへ出力される2相励磁パルスであ
る。この時に2相ステッピングモータSPMに流れる励
磁電流はI(A−/A)になり、励磁電流検出抵抗R4
に発生する電圧はVrsになる。の期間はロータとス
テータの距離が遠いことから電流が発生しコイルに電流
が流れロータが動き出して加速している状態を示し、
の期間はステータとロータの位置が一致してロータとス
テータのギャップに蓄えられたエネルギーが減少して電
流が少なくなった状態を示し、の期間はロータとステ
ータの位置関係を維持させている状態を示している。
の期間ではコイルとしては磁気飽和している状態で設定
されている発熱が生じている期間である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】2相のステッピングモ
ータを使用して2相のバイポーラチョッピング定電流駆
動を実行し、その際、定電流値は装置本体の最大負荷を
想定して、モータの出力が得られるように設定している
場合、低コストなステッピングモータ制御はオープンル
ープ制御である。この場合には、モータに対して常時最
大出力が得られるように電流供給しようとするために、
モータ自身の昇温、振動、騒音に対して通常使用時の状
態の損失があまりにも大きすぎる。
【0006】したがって、本発明の目的は、バイポーラ
チョッピング定電流駆動を行う際、昇温、振動、騒音を
低減することができるステッピングモータを用いた画像
形成装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、記録媒体を搬送する搬送手段をバイポー
ラチョッピング定電流駆動によるステッピングモータで
構成した画像形成装置において、前記ステッピングモー
タの励磁電流の傾きによりチョッピング定電流値を変え
ることを特徴とする画像形成装置を採用するものであ
る。
【0008】ここで、励磁電流の傾きの変化により前記
ステッピングモータのロータのステップ移行状態を検出
して、ロータがステータと一致したタイミングで、供給
励磁電流が装置の最大負荷に対応した予め設定されてい
るチョッピング定電流値を該供給励磁電流まで下げるよ
うにする。励磁電流検出は電流検出抵抗の両端電圧をコ
ンデンサにサンプルして行い、ロータがステータと一致
したタイミングで前記コンデンサをホールド状態にして
チョッピング定電流制御を基準電圧に切り替えるように
したものである。
【0009】
【実施例】(実施例1)図1は本発明の実施例1の画像
形成装置で用いるステッピングモータの構成を示す回路
ブロック図である。図1において、SPMは2相ステッ
ピングモータであり、Motor Drive ICはチョッピング
制御部、Gate Circuit、ドライブ部が1チップで構成さ
れた汎用バイポーラICであり、CPUは装置本体のシ
ーケンスおよびプロセスを司るものであり、励磁パルス
を出力することによりモータ駆動を行っている。
【0010】チョッピング定電流値を決めているのは抵
抗R1とR2により分圧された電圧である。オペアンプ
である比較器はこの電圧と抵抗R4に発生する励磁電流
に対応した電圧(以下検出電圧と称す)を比較して出力
している。チョッピング周期を決めているのは抵抗R3
とコンデンサC1により生成される発振器OSCの出力
である。
【0011】例えば、トランスミッションゲートから成
るアナログスイッチS1はCPUから出力されるIsと
いう信号に同期して後述するサンプルホールドコンデン
サC2の電圧と前記最大基準電圧の切替えを行う。ボル
テージフォロワのオペアンプAMP1は前記検出電圧を
前記CPUのA/D変換入力端子に出力する。オンエア
ンンプAMP2はサンプルホールドコンデンサC2へ電
圧供給する。アナログスイッチS2は前記Is信号に同
期して前記検出電圧をサンプル開始時にショートして
(伝達して)ホールド時にはオープンする(遮断す
る)。オペアンプAMP3はサンプルホールドコンデン
サC2の電圧をロータとステータが一致したときに前記
Motor Drive ICのチョッピング定電流値の最適基準電
圧として出力する。なお、サンプルホールドコンデンサ
C2とオペアンンプAMP3は、サンプルホールド回路
を構成している。アナログスイッチS3はCPUから出
力されるIrという信号に同期して後述するサンプルホ
ールドコンデンサC2をリセットする際に接地にショー
トする(即ち、サンプルホールドコンデンサに蓄積した
電圧を放電させる)。アナログスイッチS4は前記Is
信号をインバータ(否定回路)INV1により反転させ
たタイミングに同期して前記検出電圧をサンプル時にオ
ープンして(遮断して)ホールド時にはショートする
(伝達する)。
【0012】図2はステッピングモータの動作状態を示
す波形図である。なお、ここでは2相のモータの1相に
ついての説明とし、もう1相に関しては同様の動作をす
るのでここでは省く。
【0013】A、/A、B、/BはCPUからMotor Dr
ive ICへ出力される2相励磁パルスである。この時に
SPMに流れる励磁電流はI(A−/A)になり、励磁
電流検出抵抗R4に発生する電圧はVrsになる。CP
UはDrive 信号をアクティブにする直前にIr信号をア
ナログスイッチS3に出力してサンプルホールドコンデ
ンサC2の電荷を0にする。次にDrive 信号をアクティ
ブにしてその直後にCPUはIs信号をアクティブにし
アナログスイッチS1をショートして前記最大基準電圧
をMotor Drive ICへ供給する。これによりモータへ供
給できる電流は最大負荷まで対応できるようになる。ア
ナログスイッチS2も同時にショートされるので前記検
出電圧は前記AMP2を介して前記サンプルホールドコ
ンデンサC2に供給される。アナログスイッチS4はイ
ンバータINV1によりオープンなのでMotor Drive I
Cへ供給されるチョッピング定電流値は前記最大基準電
圧である。
【0014】モータ励磁電流をモニタするための前記検
出電圧は前記オペアンプAMP1を介して前記CPUの
A/D変換入力に出力され前記CPUは所定の周期でサ
ンプル動作を行う。この状態でロータとステータの距離
が遠いことから電流が発生しコイルに電流が流れ、ロー
タが動き出して加速していくと、CPUはVrsの電圧
波形をサンプリングしその傾きを演算する。この時、C
PUは疑似的にI(A−/A)を検出するためにVrs
をサンプルしているので、ステータとロータの位置が一
致してロータとステータのギャップに蓄えられたエネル
ギーが減少して電流が少なくなった状態と、ロータと
ステータの位置関係を維持させようとする状態とを傾
きの演算結果から検出して最適な電流値を検出する。
【0015】このタイミングでCPUは前記Is信号を
ノンアクティブにしてサンプルホールドコンデンサC2
をホールド状態にして、前記Motor Drive ICへ供給さ
れるチョッピング定電流値をサンプルホールドコンデン
サC2の電圧に切り替える。この繰り返しを行い、最適
基準電圧を各励磁毎に検出する。
【0016】本実施例でCPUによるファームウェア制
御を採用しているのは装置本体のシーケンス、プロセス
を制御する上で既にCPUが存在しているため、前述し
た機能をファームウェアで行うことによりローコストで
実現している。
【0016】(実施例2)上記実施例1において、CP
Uを用いたファームウェア制御を用いた構成を記載して
いるが、当然のことながらファームウェア制御を用いず
にハードウェアのみで構成することでも同じ効果が得ら
れる。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
画像形成装置において、励磁電流傾きの変化によりステ
ッピングモータのロータのステップ移行状態を検出し
て、ロータがステータと一致したタイミングで、供給励
磁電流が装置の最大負荷に対応した予め設定されている
チョッピング定電流値を該供給励磁電流まで下げること
により、負荷変動に対しても最適な駆動制御が実現でき
る。
【0018】こうすることによりモータ自身の昇温は下
がり、振動、騒音も低減するので装置の品質を著しく向
上させると共に、モータ自身、モータドライブ回路、電
源回路の効率を上げることが有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の実施例1の画像形成装置で用
いるステッピングモータの回路ブロック図である。
【図2】図2は、実施例1のステッピングモータの動作
状態を示す波形図である。
【図3】図3は、従来例のステッピングモータの回路ブ
ロック図である。
【図4】図4は、従来例のステッピングモータの動作状
態を示す波形図である。
【符号の説明】
SPM ステッピングモータ OSC 発振器 R1〜R4 抵抗 C1 コンデンサ C2 サンプルホールドコンデンサ S1〜S4 アンログスイッチ AMP1〜AMP3 オペアンプ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年7月15日(1999.7.1
5)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 画像形成装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真複写機、プリ
ンタ、ファクシミリ等の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、パーソナルユースなどのローエ
ンド向けの電子写真複写機、プリンタ、ファクシミリ等
の画像形成装置の駆動装置には2相のステッピングモー
タを使用して2相のバイポーラチョッピング定電流駆動
で構成して、この際に定電流値は装置本体の最大負荷を
想定して、モータ出力が得られるように設定している。
【0003】図3は従来例のバイポーラチョッピング定
電流駆動を行う2相ステッピングモータの回路ブロック
図である。図3において、SPMは2相ステッピングモ
ータであり、Motor Drive ICはチョッピング制御部、
Gate Ciruit 、ドライブ部が1チップで構成された汎用
バイポーラICであり、CPUは装置本体のシーケンス
およびプロセスを司るものであり、励磁パルスを出力す
ることによりモータ駆動を行っている。チョッピング定
電流値を決めているのは抵抗R11とR12により分圧
された電圧である。オペアンプである比較器はこの電圧
と抵抗R4に発生する励磁電流に対応した電圧を比較し
て出力している。チョッピング周期を決めているのは抵
抗R13とコンデンサC11により生成される発振器O
SCの出力である。
【0004】図4を参照して、従来例のステッピングモ
ータの動作を説明する。A、/A、B、/BはCPUか
らMotor Drive ICへ出力される2相励磁パルスであ
る。この時に2相ステッピングモータSPMに流れる励
磁電流はI(A−/A)になり、励磁電流検出抵抗R4
に発生する電圧はVrsになる。の期間はロータとス
テータの距離が遠いことから電流が発生しコイルに電流
が流れロータが動き出して加速している状態を示し、
の期間はステータとロータの位置が一致してロータとス
テータのギャップに蓄えられたエネルギーが減少して電
流が少なくなった状態を示し、の期間はロータとステ
ータの位置関係を維持させている状態を示している。
の期間ではコイルとしては磁気飽和している状態で設定
されている発熱が生じている期間である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】2相のステッピングモ
ータを使用して2相のバイポーラチョッピング定電流駆
動を実行し、その際、定電流値は装置本体の最大負荷を
想定して、モータの出力が得られるように設定している
場合、低コストなステッピングモータ制御はオープンル
ープ制御である。この場合には、モータに対して常時最
大出力が得られるように電流供給しようとするために、
モータ自身の昇温、振動、騒音に対して通常使用時の状
態の損失があまりにも大きすぎる。
【0006】したがって、本発明の目的は、バイポーラ
チョッピング定電流駆動を行う際、昇温、振動、騒音を
低減することができるステッピングモータを用いた画像
形成装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、記録媒体を搬送する搬送手段をバイポー
ラチョッピング定電流駆動によるステッピングモータで
構成した画像形成装置において、前記ステッピングモー
タの励磁電流の傾きによりチョッピング定電流値を変え
ることを特徴とする画像形成装置を採用するものであ
る。
【0008】ここで、励磁電流の傾きの変化により前記
ステッピングモータのロータのステップ移行状態を検出
して、ロータがステータと一致したタイミングで、供給
励磁電流が装置の最大負荷に対応した予め設定されてい
るチョッピング定電流値を該供給励磁電流まで下げるよ
うにする。励磁電流検出は電流検出抵抗の両端電圧をコ
ンデンサにサンプルして行い、ロータがステータと一致
したタイミングで前記コンデンサをホールド状態にして
チョッピング定電流制御を基準電圧に切り替えるように
したものである。
【0009】
【実施例】(実施例1)図1は本発明の実施例1の画像
形成装置で用いるステッピングモータの構成を示す回路
ブロック図である。図1において、SPMは2相ステッ
ピングモータであり、Motor Drive ICはチョッピング
制御部、Gate Circuit、ドライブ部が1チップで構成さ
れた汎用バイポーラICであり、CPUは装置本体のシ
ーケンスおよびプロセスを司るものであり、励磁パルス
を出力することによりモータ駆動を行っている。
【0010】チョッピング定電流値を決めているのは抵
抗R1とR2により分圧された電圧である。オペアンプ
である比較器はこの電圧と抵抗R4に発生する励磁電流
に対応した電圧(以下検出電圧と称す)を比較して出力
している。チョッピング周期を決めているのは抵抗R3
とコンデンサC1により生成される発振器OSCの出力
である。
【0011】例えば、トランスミッションゲートから成
るアナログスイッチS1はCPUから出力されるIsと
いう信号に同期して後述するサンプルホールドコンデン
サC2の電圧と前記最大基準電圧の切替えを行う。ボル
テージフォロワのオペアンプAMP1は前記検出電圧を
前記CPUのA/D変換入力端子に出力する。オンエア
ンンプAMP2はサンプルホールドコンデンサC2へ電
圧供給する。アナログスイッチS2は前記Is信号に同
期して前記検出電圧をサンプル開始時にショートして
(伝達して)ホールド時にはオープンする(遮断す
る)。オペアンプAMP3はサンプルホールドコンデン
サC2の電圧をロータとステータが一致したときに前記
Motor Drive ICのチョッピング定電流値の最適基準電
圧として出力する。なお、サンプルホールドコンデンサ
C2とオペアンンプAMP3は、サンプルホールド回路
を構成している。アナログスイッチS3はCPUから出
力されるIrという信号に同期して後述するサンプルホ
ールドコンデンサC2をリセットする際に接地にショー
トする(即ち、サンプルホールドコンデンサに蓄積した
電圧を放電させる)。アナログスイッチS4は前記Is
信号をインバータ(否定回路)INV1により反転させ
たタイミングに同期して前記検出電圧をサンプル時にオ
ープンして(遮断して)ホールド時にはショートする
(伝達する)。
【0012】図2はステッピングモータの動作状態を示
す波形図である。なお、ここでは2相のモータの1相に
ついての説明とし、もう1相に関しては同様の動作をす
るのでここでは省く。
【0013】A、/A、B、/BはCPUからMotor Dr
ive ICへ出力される2相励磁パルスである。この時に
SPMに流れる励磁電流はI(A−/A)になり、励磁
電流検出抵抗R4に発生する電圧はVrsになる。CP
UはDrive 信号をアクティブにする直前にIr信号をア
ナログスイッチS3に出力してサンプルホールドコンデ
ンサC2の電荷を0にする。次にDrive 信号をアクティ
ブにしてその直後にCPUはIs信号をアクティブにし
アナログスイッチS1をショートして前記最大基準電圧
をMotor Drive ICへ供給する。これによりモータへ供
給できる電流は最大負荷まで対応できるようになる。ア
ナログスイッチS2も同時にショートされるので前記検
出電圧は前記AMP2を介して前記サンプルホールドコ
ンデンサC2に供給される。アナログスイッチS4はイ
ンバータINV1によりオープンなのでMotor Drive I
Cへ供給されるチョッピング定電流値は前記最大基準電
圧である。
【0014】モータ励磁電流をモニタするための前記検
出電圧は前記オペアンプAMP1を介して前記CPUの
A/D変換入力に出力され前記CPUは所定の周期でサ
ンプル動作を行う。この状態でロータとステータの距離
が遠いことから電流が発生しコイルに電流が流れ、ロー
タが動き出して加速していくと、CPUはVrsの電圧
波形をサンプリングしその傾きを演算する。この時、C
PUは疑似的にI(A−/A)を検出するためにVrs
をサンプルしているので、ステータとロータの位置が一
致してロータとステータのギャップに蓄えられたエネル
ギーが減少して電流が少なくなった状態と、ロータと
ステータの位置関係を維持させようとする状態とを傾
きの演算結果から検出して最適な電流値を検出する。
【0015】このタイミングでCPUは前記Is信号を
ノンアクティブにしてサンプルホールドコンデンサC2
をホールド状態にして、前記Motor Drive ICへ供給さ
れるチョッピング定電流値をサンプルホールドコンデン
サC2の電圧に切り替える。この繰り返しを行い、最適
基準電圧を各励磁毎に検出する。
【0016】本実施例でCPUによるファームウェア制
御を採用しているのは装置本体のシーケンス、プロセス
を制御する上で既にCPUが存在しているため、前述し
た機能をファームウェアで行うことによりローコストで
実現している。
【0017】(実施例2)上記実施例1において、CP
Uを用いたファームウェア制御を用いた構成を記載して
いるが、当然のことながらファームウェア制御を用いず
にハードウェアのみで構成することでも同じ効果が得ら
れる。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
画像形成装置において、励磁電流傾きの変化によりステ
ッピングモータのロータのステップ移行状態を検出し
て、ロータがステータと一致したタイミングで、供給励
磁電流が装置の最大負荷に対応した予め設定されている
チョッピング定電流値を該供給励磁電流まで下げること
により、負荷変動に対しても最適な駆動制御が実現でき
る。
【0019】こうすることによりモータ自身の昇温は下
がり、振動、騒音も低減するので装置の品質を著しく向
上させると共に、モータ自身、モータドライブ回路、電
源回路の効率を上げることが有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の実施例1の画像形成装置で用
いるステッピングモータの回路ブロック図である。
【図2】図2は、実施例1のステッピングモータの動作
状態を示す波形図である。
【図3】図3は、従来例のステッピングモータの回路ブ
ロック図である。
【図4】図4は、従来例のステッピングモータの動作状
態を示す波形図である。
【符号の説明】 SPM ステッピングモータ OSC 発振器 R1〜R4 抵抗 C1 コンデンサ C2 サンプルホールドコンデンサ S1〜S4 アンログスイッチ AMP1〜AMP3 オペアンプ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録媒体を搬送する搬送手段をバイポーラ
    チョッピング定電流駆動によるステッピングモータで構
    成した画像形成装置において、前記ステッピングモータ
    の励磁電流の傾きによりチョッピング定電流値を変える
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の画像形成装置において、励
    磁電流傾きの変化により前記ステッピングモータのロー
    タのステップ移行状態を検出して、ロータがステータと
    一致したタイミングで、供給励磁電流が装置の最大負荷
    に対応した予め設定されているチョッピング定電流値を
    該供給励磁電流まで下げることを特徴とする画像形成装
    置。
  3. 【請求項3】請求項2記載の画像形成装置において、励
    磁電流検出は電流検出抵抗の両端電圧をコンデンサにサ
    ンプルして行い、ロータがステータと一致したタイミン
    グで前記コンデンサをホールド状態にしてチョッピング
    定電流制御を基準電圧に切り替えることを特徴とする画
    像形成装置。
  4. 【請求項4】感光体に潜像を形成し、この潜像を現像材
    により現像して可視化した画像を記録媒体に転写する画
    像形成手段と、この画像形成手段により転写された画像
    を定着させる熱定着手段と、記録媒体を媒体格納部から
    給送、搬送する給搬送手段とを有し、前記給搬送手段を
    バイポーラチョッピング定電流駆動によるステッピング
    モータで構成し、前記ステッピングモータの励磁電流の
    傾きによりチョッピング定電流値を変える画像形成装置
    において、 前記ステッピングモータが、 ステッピングモータの駆動回路手段と、 前記駆動回路手段に供給するためのステッピングモータ
    の最大負荷に対応する最大基準電圧を決定する最大基準
    電圧決定定手段と、 ステッピングモータの励磁電流を検出して対応する電圧
    に変換する検出抵抗手段と、 該検出抵抗手段で検出した電圧を最適基準電圧としてホ
    ールドするサンプルホールド手段と、 該検出抵抗手段で検出した電圧をサンプリングして所定
    の励磁電流の傾きを検出する励磁電流傾き検出手段と、 該励磁電流傾き検出手段で所定の励磁電流の傾きを検出
    したとき、前記駆動回路手段へ前記最大基準電圧決定手
    段から供給していた最大基準電圧を前記サンプルホール
    ド手段でホールドしている最適基準電圧に切り換える切
    り換え手段と、を有する、ことを特徴とする画像形成装
    置。
  5. 【請求項5】請求項4記載の画像形成装置において、 前記切り換え手段は、 前記最大基準電圧決定手段からの最大基準電圧を前記駆
    動回路手段へ選択的に供給する第1アナログスイッチ
    と、 前記サンプルホールド手段で検出した最適基準電圧を前
    記駆動回路手段へ選択的に供給する第2アナログスイッ
    チとから成り、 前記第1アナログスイッチと前記第2アナログスイッチ
    が同期して作動されることを特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】請求項4記載の画像形成装置において、 前記サンプルホールド手段は電圧をホールドするサンプ
    ルホールドコンデンサと、前記サンプルホールドコンデ
    ンサでホールドした電圧をボルテージフォロワーするオ
    ペアンンプとから成り、前記サンプルホールドコンデン
    サに蓄積した電荷を選択的に放電させるための第3アナ
    ログスイッチをさらに有することを特徴とする画像形成
    装置。
  7. 【請求項7】請求項4記載の画像形成装置において、 前記検出抵抗手段で検出した電圧を前記サンプルホール
    ド手段へ選択的に供給するための第4アナログスイッチ
    をさらに有することを特徴とする画像形成装置。
JP14487999A 1999-05-25 1999-05-25 画像形成装置 Pending JP2000341994A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8629643B2 (en) 2010-03-18 2014-01-14 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Image forming apparatus having stepping motor arranged in conveying path for paper, and method for controlling stepping motor in image forming apparatus
CN105897088A (zh) * 2016-06-13 2016-08-24 王良坤 一种pwm斩波恒流控制的自动衰减控制电路

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US8629643B2 (en) 2010-03-18 2014-01-14 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Image forming apparatus having stepping motor arranged in conveying path for paper, and method for controlling stepping motor in image forming apparatus
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