JP2000341898A - モータの支持構造 - Google Patents

モータの支持構造

Info

Publication number
JP2000341898A
JP2000341898A JP11150273A JP15027399A JP2000341898A JP 2000341898 A JP2000341898 A JP 2000341898A JP 11150273 A JP11150273 A JP 11150273A JP 15027399 A JP15027399 A JP 15027399A JP 2000341898 A JP2000341898 A JP 2000341898A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
motor
yoke
support structure
vibration
pole
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11150273A
Other languages
English (en)
Inventor
Shoji Sakai
昭治 堺
Kenji Takeda
武田  憲司
Mitsuo Inagaki
稲垣  光夫
Tamaki Suzuki
珠城 鈴木
Masayuki Kuwano
雅幸 桑野
Wataru Sakamoto
渉 坂本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asmo Co Ltd
Denso Corp
Soken Inc
Original Assignee
Asmo Co Ltd
Denso Corp
Nippon Soken Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asmo Co Ltd, Denso Corp, Nippon Soken Inc filed Critical Asmo Co Ltd
Priority to JP11150273A priority Critical patent/JP2000341898A/ja
Publication of JP2000341898A publication Critical patent/JP2000341898A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Motor Or Generator Frames (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 重量の増加、コストアップすることなくモー
タの磁気音を低減する。 【解決手段】 モータの磁気音は、ヨークの振動が音源
となっている点に着目し、N、S対の2極モータの場合
に、常に振動モードの節となる磁石間の隙間の中心か
ら、モータ中心に対しておよそ45°、135°、22
5°、315°ずれた4ケ所で前記モータを支持するの
で、ヨークの振動を抑制し、磁気音を低減することがで
きると共に重量の増加、コストアップを防止することが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用のエアコン
やヒーターの送風用ブロワモータ等のモータの支持構造
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】モータ磁気音の低減をするために、従来
技術としては、電磁力の周波数とヨークの固有周波数の
不一致化を図ったり、ヨークの剛性アップによる共振周
波数の変更などの技術が開示されている(騒音・振動対
策事例集P83、日本騒音制御工学会)。
【0003】図5は従来の送風用ブロワモータ1の支持
構造を示し、モータケース2に設けた6ケ所の凸部21
の位置を示す正面図である。
【0004】従来の支持構造では特には防振対策が施さ
れていなかったため、比較的大きな磁気音が発生してい
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、剛性ア
ップにより磁気音を低減する場合、重量の増加、ひいて
はコストアップにつながるという問題が生じる。
【0006】従って、本発明は、重量の増加、コストア
ップすることなくモータの磁気音を低減できるモータの
支持構造を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、モータの磁気
音は、ヨークの振動が音源となっている点に着目し、請
求項1に記載の発明によればヨークの振動ピークを示す
周波数での、振動モードの腹の箇所を支持するので、最
も効率よくヨークの振動を抑制し、磁気音を低減するこ
とができると共に、重量の増加、コストアップを防止す
ることができる。
【0008】また、請求項2に記載の発明によればN、
S対の2極モータの場合に、常に振動モードの節となる
磁石間の隙間の中心から、モータ中心に対しておよそ4
5°、135°、225°、315°ずれた4ケ所の振
動モードの腹の位置で前記モータを支持するので、ヨー
クの振動を抑制し、磁気音を低減することができると共
に重量の増加、コストアップを防止することができる。
【0009】また、請求項3、4に記載の発明によれ
ば、モータを樹脂製の凸部で支持しているので、凸部の
形成が樹脂成型などで容易であり、また軽量であるの
で、重量の増加、コストアップを防止することができ
る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照して説明する。
【0011】図1は本発明の一実施形態における車両用
のエアコンやヒーターの送風用ブロワモータの要部構成
図であり、(A)は一部切欠き断面図を含む側面図、
(B)は(A)図中のI方向から見た正面図、(C)は
(B)図中のII部を拡大した拡大図である。図示のよう
に、ブロワモータ1は、フランジを持つ円筒状の樹脂製
のモータケース2の凸部21で支持されてブロワケース
(図略)に取り付けられている。またその構造は、一般
にコストや量産性などから、ヨーク13の内周にマグネ
ット12を2個貼り付けた2極の直流モータである。
【0012】図2は2.7kHzと3.8kHzの2つ
の周波数におけるヨーク13の2次の振動モードをマグ
ネット12のヨーク13に対する位相に重ね合わせて示
した図1(A)図中のI方向から見た要部である。本発
明はこの様な構造を持つモータの磁気音は、ヨーク13
の2つの周波数、例えば図2に示す2.7kHz、3.
8kHzにおける2次の振動モードに起因して発生する
点、この振動モードの節の位置が2つの周波数でほぼ同
じとなる点、更にはこの振動モードの腹の位置がモータ
毎にばらつかず、2つのマグネット12間の隙間の中心
から、モータ中心に対して45°、135°、225
°、315°ずれた4ケ所となる点に着目し、この2つ
の振動モードに共通する4つの腹の箇所を、図3に示す
モータケース2の4ケ所の凸部21により支持する構造
とした。
【0013】図3は図1(A)図中のI方向から見たモ
ータケース2の4ケ所の凸部21の位置を示す説明図で
あり、(A)は正面図、(B)はその要部の拡大図であ
る。この支持構造によりヨーク13の振動を低減し、磁
気音の発生を抑制する。
【0014】図4は従来のモータの支持構造(対策前)
と本発明のモータの支持構造(対策後)との周波数に対
する音圧レベルを比較したグラフである。
【0015】その効果は、図4に示すように、図5に示
す振動モードの腹の箇所の支持を考慮していない6ケ所
の凸部21に支持された場合に対して本発明による支持
構造によれば考慮されている4ケ所の凸部21により
2.7kHz、3.8kHzの磁気音が大幅に減衰され
ていることがわかる。
【0016】なお、本実施形態では、車両用ブロワモー
タについて説明したが、同じ構成となるモータの支持構
造にも適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における車両用のエアコン
やヒーターの送風用ブロワモータの要部構成図であり、
(A)は一部切欠き断面図を含む側面図、(B)は
(A)図中のI方向から見た正面図、(C)は(B)図
中のII部を拡大した拡大図である。
【図2】2.7kHzと3.8kHzの2つの周波数に
おけるヨーク13の2次の振動モードをマグネット12
のヨーク13に対する位相に重ね合わせて示した図1
(A)図中のI方向から見た要部である。
【図3】図1(A)図中のI方向から見たモータケース
2の4ケ所の凸部21の位置を示す説明図であり、
(A)は正面図、(B)はその要部の拡大図である。
【図4】従来のモータの支持構造(対策前)と本発明の
モータの支持構造(対策後)との周波数に対する音圧レ
ベルを比較したグラフである。
【図5】従来の送風用プロワモータの支持構造を示す6
ケ所の凸部21の位置を示す正面図である。
【符号の説明】
1 2極モータ(ブロワモータ) 12 マグネット 13 ヨーク 21 凸部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 堺 昭治 愛知県西尾市下羽角町岩谷14番地 株式会 社日本自動車部品総合研究所内 (72)発明者 武田 憲司 愛知県西尾市下羽角町岩谷14番地 株式会 社日本自動車部品総合研究所内 (72)発明者 稲垣 光夫 愛知県西尾市下羽角町岩谷14番地 株式会 社日本自動車部品総合研究所内 (72)発明者 鈴木 珠城 愛知県刈谷市昭和町1丁目1 番地 株式 会社デンソー内 (72)発明者 桑野 雅幸 静岡県湖西市梅田390番地 アスモ株式会 社内 (72)発明者 坂本 渉 静岡県湖西市梅田390番地 アスモ株式会 社内 Fターム(参考) 5H605 AA04 AA05 BB05 BB09 CC01 CC03 DD03 EA06 FF06

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヨークにマグネットを取り付けたモータ
    において、ヨークの振動ピークを示す周波数での、振動
    モードの腹の箇所を支持することを特徴とするモータの
    支持構造。
  2. 【請求項2】 ヨークにマグネットを取り付けた2極モ
    ータにおいて、前記マグネット間の隙間の中心から、モ
    ータ中心に対しておよそ45°、135°、225°、
    315°ずれた4ケ所で前記モータを支持することを特
    徴とするモータの支持構造。
  3. 【請求項3】 前記モータをモータケースに設けた凸部
    で支持したことを特徴とする請求項1に記載のモータの
    支持構造。
  4. 【請求項4】 前記凸部は、モータケースと一体形成さ
    れた樹脂製であることを特徴とする請求項3に記載のモ
    ータの支持構造。
JP11150273A 1999-05-28 1999-05-28 モータの支持構造 Pending JP2000341898A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11150273A JP2000341898A (ja) 1999-05-28 1999-05-28 モータの支持構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11150273A JP2000341898A (ja) 1999-05-28 1999-05-28 モータの支持構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000341898A true JP2000341898A (ja) 2000-12-08

Family

ID=15493361

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11150273A Pending JP2000341898A (ja) 1999-05-28 1999-05-28 モータの支持構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000341898A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7550888B2 (en) 2006-07-31 2009-06-23 Asmo Co., Ltd. Blower motor for vehicle air conditioning system
JP2010136526A (ja) * 2008-12-04 2010-06-17 Nishishiba Electric Co Ltd 回転電機の固定子

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7550888B2 (en) 2006-07-31 2009-06-23 Asmo Co., Ltd. Blower motor for vehicle air conditioning system
CN101119046B (zh) * 2006-07-31 2012-05-02 阿斯莫株式会社 汽车空调系统用的鼓风电机
JP2010136526A (ja) * 2008-12-04 2010-06-17 Nishishiba Electric Co Ltd 回転電機の固定子

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2000050590A (ja) ブラシレス直流電動機
US6834114B2 (en) Multifunction acoustic device
US6744904B2 (en) Multifunction acoustic device
JP7172239B2 (ja) 車両用駆動装置
JP2000060059A (ja) 回転電機
JP2000341898A (ja) モータの支持構造
US11323821B2 (en) Vibration speaker
JP2001309601A (ja) モータホルダ
JPH10108437A (ja) スイッチドリラクタンスモータ
JP2007082371A (ja) ブラシレスモータ
KR20210125672A (ko) 진동스피커
JP3497644B2 (ja) 回転電機の固定子
JPH1189137A (ja) 永久磁石形モータ
JP2003052140A (ja) Dcブラシレスモータの回転子
JP2002233103A (ja) 車両用回転電機
JPH11234956A (ja) Srモータの制振構造
JPH07264804A (ja) 回転電機
JPH09322469A (ja) 回転電機の固定子
JP4110878B2 (ja) ケーシング
JP2004096923A (ja) 車両用発電機
JP3725528B2 (ja) 平面スピーカ
JP3267419B2 (ja) 回転電機
JP2002176741A (ja) リニアアクチュエータ
JP2002142392A (ja) 永久磁石形電動機およびそれを用いた電気機器
JPH11262232A (ja) 永久磁石形電動機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050822

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080516

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080610

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080804

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20081209