JP2000341804A - ハイブリッド型車両及びその制御方法 - Google Patents

ハイブリッド型車両及びその制御方法

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JP2000341804A
JP2000341804A JP11143948A JP14394899A JP2000341804A JP 2000341804 A JP2000341804 A JP 2000341804A JP 11143948 A JP11143948 A JP 11143948A JP 14394899 A JP14394899 A JP 14394899A JP 2000341804 A JP2000341804 A JP 2000341804A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】発電機モータが故障したときの航続距離を長く
する。 【解決手段】エンジン11と、発電機モータ16と、駆
動輪81と連結された駆動モータ25と、差動歯車装置
と、前記発電機モータ16が故障したかどうかを判断す
る故障判断手段82と、前記差動歯車装置の第3の歯車
要素の回転数を検出する回転数検出手段と、係脱自在に
配設された係合部材と、発電機モータ16が故障し、か
つ、第3の歯車要素の回転数が設定値以上である場合
に、前記係合部材を係合させて前記エンジン11を始動
し、前記エンジン11及び駆動モータ25を駆動するこ
とによってハイブリッド型車両を走行させるフェールモ
ード走行処理手段84とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハイブリッド型車
両及びその制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、エンジンと駆動モータとが連結さ
れ、発進時には駆動モータだけを駆動することによって
モータ駆動モードで走行させ、その後、駆動モータ及び
エンジンを駆動することによってモータ・エンジン駆動
モードで走行させるようにしたハイブリッド型車両が提
供されている。そして、該ハイブリッド型車両において
は、モータ駆動モードからモータ・エンジン駆動モード
に移行する場合に、発電機モータが駆動され、エンジン
が点火され、始動されるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来のハイブリッド型車両においては、発電機モータが故
障した場合エンジンを始動することができなくなるの
で、モータ駆動モードのままの状態でハイブリッド型車
両を走行させることになる。したがって、駆動モータを
駆動するのに伴って急速にバッテリ残量がなくなるの
で、航続距離が短くなってしまう。
【0004】特に、この種のハイブリッド型車両におい
ては、エンジンの燃費を良くするために小型のバッテリ
が搭載され、バッテリの容量が小さい。したがって、航
続距離が一層短くなってしまう。
【0005】本発明は、前記従来のハイブリッド型車両
の問題点を解決して、発電機モータが故障したときの航
続距離を長くすることができるハイブリッド型車両を提
供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明のハ
イブリッド型車両においては、エンジンと、発電機モー
タと、駆動輪と連結された駆動モータと、第1の歯車要
素が前記エンジンと、第2の歯車要素が前記発電機モー
タと、第3の歯車要素が前記駆動輪とそれぞれ連結され
た差動歯車装置と、前記発電機モータが故障したかどう
かを判断する故障判断手段と、前記第3の歯車要素の回
転数を検出する回転数検出手段と、係脱自在に配設され
た係合部材と、前記発電機モータが故障し、かつ、第3
の歯車要素の回転数が設定値以上である場合に、前記係
合部材を係合させて前記エンジンを始動し、前記エンジ
ン及び駆動モータを駆動することによってハイブリッド
型車両を走行させ、第3の歯車要素の回転数が設定値よ
り小さい場合に、前記係合部材を解放して前記駆動モー
タを駆動することによってハイブリッド型車両を走行さ
せるフェールモード走行処理手段とを有する。
【0007】本発明の他のハイブリッド型車両において
は、エンジンと、駆動輪と連結された駆動モータと、第
1、第2の回転子を備え、第1の回転子が前記エンジン
と、第2の回転子が駆動輪とそれぞれ連結された発電機
モータと、前記発電機モータが故障したかどうかを判断
する故障判断手段と、前記第2の回転子の回転数を検出
する回転数検出手段と、係脱自在に配設された係合部材
と、前記発電機モータが故障し、かつ、第2の回転子の
回転数が設定値以上である場合に、前記係合部材を係合
させて前記エンジンを始動し、前記エンジン及び駆動モ
ータを駆動することによってハイブリッド型車両を走行
させ、前記発電機モータが故障し、かつ、第2の回転子
の回転数が設定値より小さい場合に、前記係合部材を解
放して前記駆動モータを駆動することによってハイブリ
ッド型車両を走行させるフェールモード走行処理手段と
を有する。
【0008】本発明の更に他のハイブリッド型車両にお
いては、さらに、前記第3の歯車要素の回転数は車速で
あり、前記駆動モータを駆動するための目標駆動モータ
トルクはアクセル開度に対応させて設定され、前記エン
ジンを駆動するための目標エンジントルクは車速に対応
させて設定される。
【0009】本発明のハイブリッド型車両の制御方法に
おいては、エンジン、発電機モータ、駆動輪と連結され
た駆動モータ、第1の歯車要素が前記エンジンと、第2
の歯車要素が前記発電機モータと、第3の歯車要素が前
記駆動輪とそれぞれ連結された差動歯車装置、及び係脱
自在に配設された係合部材を備えたハイブリッド型車両
に適用される。
【0010】そして、前記発電機モータが故障したかど
うかを判断し、前記第3の歯車要素の回転数を検出し、
前記発電機モータが故障し、かつ、第3の歯車要素の回
転数が設定値以上である場合に、前記係合部材を係合さ
せて前記エンジンを始動し、前記エンジン及び駆動モー
タを駆動することによってハイブリッド型車両を走行さ
せ、第3の歯車要素の回転数が設定値より小さい場合
に、前記係合部材を解放して前記駆動モータを駆動する
ことによってハイブリッド型車両を走行させる。
【0011】本発明の他のハイブリッド型車両の制御方
法においては、エンジン、発電機モータ、駆動輪と連結
された駆動モータ、第1の歯車要素が前記エンジンと、
第2の歯車要素が前記発電機モータと、第3の歯車要素
が前記駆動輪とそれぞれ連結された差動歯車装置、及び
係脱自在に配設されたブレーキを備えたハイブリッド型
車両に適用される。
【0012】そして、前記発電機モータが故障したかど
うかを判断し、車速を検出し、前記発電機モータが故障
し、かつ、車速が設定値以上である場合に、前記ブレー
キを係合させて前記エンジンを始動し、前記エンジン及
び駆動モータを駆動することによってハイブリッド型車
両を走行させ、前記駆動モータを駆動するための目標駆
動モータトルクをアクセル開度に対応させて設定し、前
記エンジンを駆動するための目標エンジントルクを車速
に対応させて設定する。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら詳細に説明する。
【0014】図1は本発明の第1の実施の形態における
ハイブリッド型車両の機能ブロック図である。
【0015】図において、11はエンジン、16は発電
機モータ、25は駆動輪81と連結された駆動モータ、
13は、第1の歯車要素としてのキャリヤCRが前記エ
ンジン11と、第2の歯車要素としてのサンギヤSが前
記発電機モータ16と、第3の歯車要素としてのリング
ギヤRが前記駆動輪81とそれぞれ連結された差動歯車
装置としてのプラネタリギヤユニット、53は前記リン
グギヤRの回転数としての車速Vを検出する回転数検出
手段としての車速センサ、82は前記発電機モータ16
が故障したかどうかを判断する故障判断手段、Bは係脱
自在に配設された係合部材としてのブレーキ、84は、
前記発電機モータ16が故障し、かつ、車速Vが設定値
以上である場合に、前記ブレーキBを係合させて前記エ
ンジン11を始動し、前記エンジン11及び駆動モータ
25を駆動することによってハイブリッド型車両を走行
させ、車速Vが設定値より小さい場合に、前記ブレーキ
Bを解放して前記駆動モータ25を駆動することによっ
てハイブリッド型車両を走行させるフェールモード走行
処理手段である。
【0016】図2は本発明の第1の実施の形態における
ハイブリッド型車両の駆動装置の概念図である。
【0017】図において、11はエンジン(E/G)、
12は該エンジン11の回転が伝達される出力軸、13
は該出力軸12を介して伝達されたエンジントルクを分
配する差動歯車装置としてのプラネタリギヤユニット、
14は該プラネタリギヤユニット13によって分配され
たエンジントルクが出力トルクとして出力される出力
軸、15は該出力軸14に固定された第1カウンタドラ
イブギヤ、16は伝達軸17を介して前記プラネタリギ
ヤユニット13と連結された発電機モータ(G)であ
る。
【0018】前記出力軸14は、スリーブ形状を有し、
前記出力軸12を包囲して配設される。また、前記第1
カウンタドライブギヤ15はプラネタリギヤユニット1
3よりエンジン11側に配設される。
【0019】前記プラネタリギヤユニット13は、ピニ
オンP、該ピニオンPを回転自在に支持する第1の歯車
要素としてのキャリヤCR、前記ピニオンPと噛(し)
合する第2の歯車要素としてのサンギヤS、及び前記ピ
ニオンPと噛合する第3の歯車要素としてのリングギヤ
Rから成る。また、前記キャリヤCRは出力軸12を介
してエンジン11と、前記サンギヤSは前記伝達軸17
を介して発電機モータ16と、リングギヤRは前記出力
軸14を介して駆動輪81(図1)とそれぞれ連結され
る。
【0020】さらに、前記発電機モータ16は、前記伝
達軸17に固定されて回転自在に配設されたロータ2
1、及び該ロータ21の周囲に配設されたステータ22
から成り、該ステータ22はコイル23を備える。前記
発電機モータ16は、伝達軸17を介して伝達される回
転によって電力を発生させる。前記コイル23は図示さ
れないバッテリに接続され、該バッテリに電流が供給さ
れ充電される。また、前記ロータ21には、係合部材と
してのブレーキBがケーシング19と係脱自在に配設さ
れ、前記ブレーキBを係合させることによってロータ2
1を停止させることができるようになっている。
【0021】25は前記駆動輪81と連結された駆動モ
ータ(M)、26は該駆動モータ25の回転が出力され
る出力軸、27は該出力軸26に固定された第2カウン
タドライブギヤである。前記駆動モータ25は、前記出
力軸26に固定されて回転自在に配設されたロータ3
7、及び該ロータ37の周囲に配設されたステータ38
から成り、該ステータ38はコイル39を備える。該コ
イル39は、前記バッテリに接続され、該バッテリから
電流が供給されるようになっている。そして、前記駆動
モータ25は、コイル39に供給される電流によって駆
動モータトルクを発生させる。また、ハイブリッド型車
両の減速状態において、前記駆動モータ25は、前記駆
動輪81からの回転を受けて回生電流を発生させ、該回
生電流をバッテリに供給して充電する。
【0022】前記駆動輪81をエンジン11の回転と同
じ方向に回転させるためにカウンタシャフト31が配設
され、該カウンタシャフト31にカウンタドリブンギヤ
32が固定される。そして、該カウンタドリブンギヤ3
2と前記第1カウンタドライブギヤ15とが、また、カ
ウンタドリブンギヤ32と前記第2カウンタドライブギ
ヤ27とがそれぞれ噛合させられ、前記第1カウンタド
ライブギヤ15の回転及び第2カウンタドライブギヤ2
7の回転が反転されてカウンタドリブンギヤ32に伝達
されるようになっている。
【0023】さらに、前記カウンタシャフト31には、
前記カウンタドリブンギヤ32より歯数の少ないデフピ
ニオンギヤ33が固定される。そして、デフリングギヤ
35が配設され、該デフリングギヤ35と前記デフピニ
オンギヤ33とが噛合させられる。また、前記デフリン
グギヤ35にディファレンシャル装置36が固定され、
前記デフリングギヤ35に伝達された回転が、ディファ
レンシャル装置36によって分配され、駆動輪81に伝
達される。
【0024】このように、エンジン11によって発生さ
せられた回転をカウンタドリブンギヤ32に伝達するこ
とができるだけでなく、駆動モータ25によって発生さ
せられた回転もカウンタドリブンギヤ32に伝達するこ
とができる。したがって、ハイブリッド型車両を、発進
時には駆動モータ25だけを駆動することによってモー
タ駆動モードで走行させ、その後、駆動モータ25及び
エンジン11を駆動することによってモータ・エンジン
駆動モードで走行させることができる。
【0025】次に、前記構成の駆動装置の動作について
説明する。
【0026】図3は本発明の第1の実施の形態における
プラネタリギヤユニットの作動説明図、図4は本発明の
第1の実施の形態におけるモータ駆動モード時の速度線
図、図5は本発明の第1の実施の形態におけるモータ・
エンジン駆動モード時の速度線図である。
【0027】プラネタリギヤユニット13(図2)にお
いては、図3に示されるように、キャリヤCRがエンジ
ン11と、サンギヤSが発電機モータ16と、リングギ
ヤRが出力軸14を介して駆動輪81(図1)とそれぞ
れ連結され、リングギヤRの歯数がサンギヤSの歯数の
2倍にされる。したがって、エンジン11によって発生
されるエンジントルクをTEとし、駆動輪81で必要と
され、プラネタリギヤユニット13から出力軸14に出
力される出力トルクをTOUTとし、発電機モータ16
によって発生させられる発電機モータトルクをTGとす
ると、前記エンジントルクTE、出力トルクTOUT及
び発電機モータトルクTGは、 TE:TOUT:TG=3:2:1 の関係になり、互いに反力を受け合う。
【0028】そして、発進時においては、モータ駆動モ
ードが選択されて駆動モータ25だけが駆動される。こ
のとき、リングギヤRが駆動モータ25の回転を受けて
正方向に回転させられるとともに、キャリヤCRが停止
させられるので、サンギヤSが逆方向にフリー状態で回
転させられる。したがって、図4に示されるように、出
力軸14の出力回転数NOUTは正の値を採り、エンジ
ン回転数NEは0になり、発電機モータ回転数NGは負
の値を採る。そして、エンジン回転数NEが0であるの
で、エンジントルクTEは発生させられず、リングギヤ
R、キャリヤCR及びサンギヤSにトルクは加わらな
い。したがって、プラネタリギヤユニット13におい
て、出力トルクTOUT及び発電機モータトルクTG
は、いずれも発生させられない。
【0029】次に、通常モード走行時においては、モー
タ・エンジン駆動モードが選択されて駆動モータ25及
びエンジン11が駆動される。したがって、リングギヤ
R、キャリヤCR及びサンギヤSはいずれも正方向に回
転させられ、図5に示されるように、出力回転数NOU
T、エンジン回転数NE及び発電機モータ回転数NG
は、いずれも正の値を採る。そして、エンジントルクT
Eが、キャリヤCRに入力され、第1カウンタドライブ
ギヤ15及び発電機モータ16の反力によって受けられ
る。その結果、リングギヤRから出力軸14に出力トル
クTOUTが出力され、サンギヤSから伝達軸17に発
電機モータトルクTGが出力される。
【0030】次に、前記構成のハイブリッド型車両の制
御回路について説明する。
【0031】図6は本発明の第1の実施の形態における
ハイブリッド型車両の制御ブロック図である。
【0032】図において、11はエンジン、16は発電
機モータ、25は駆動モータ、43はバッテリである。
そして、46は前記エンジン11の制御を行うエンジン
制御装置であり、該エンジン制御装置46は、エンジン
回転数センサ56によって検出されたエンジン回転数N
Eを読み込み、スロットル開度θ等の指示信号をエンジ
ン11に送る。47は前記発電機モータ16の制御を行
う発電機モータ制御装置であり、該発電機モータ制御装
置47は、電流指令IGを算出し、該電流指令IGを発
電機モータ16に送り、発電機モータ16を駆動すると
ともに、故障判断手段82(図1)によって発電機モー
タ16が故障したかどうかを判断し、発電機モータ16
が故障した場合に、フェール信号fを車両制御装置51
に送る。49は前記駆動モータ25の制御を行う駆動モ
ータ制御装置であり、該駆動モータ制御装置49は、駆
動モータ回転数センサ58によって検出された駆動モー
タ回転数NMに基づいて駆動モータトルクTMを算出す
るとともに、該駆動モータトルクTM及び車両制御装置
51から送られた駆動モータトルクTMの目標値、すな
わち、第1、第2の目標駆動モータトルクTM* 1、T
* 2に基づいて電流指令IMを算出し、該電流指令I
Mを駆動モータ25に送る。
【0033】また、51はハイブリッド型車両の全体の
制御を行う車両制御装置であり、該車両制御装置51
は、図示されないCPU、記憶装置等から成り、バッテ
リ状態検出装置44によって検出された前記バッテリ4
3の状態、すなわち、バッテリ残量SOC、アクセル開
度検出手段としてのアクセルスイッチ55によって検出
されたアクセルペダル52の踏込量、すなわち、アクセ
ル開度α、車速センサ53によって検出された車速情報
としての車速V、前記発電機モータ制御装置47によっ
て算出され検出された発電機モータトルクTG、及び発
電機モータ回転数センサ57によって検出された発電機
モータ回転数NGを読み込み、前記エンジン制御装置4
6にエンジン制御信号を送ってエンジン11のオン・オ
フを設定したり、前記発電機モータ制御装置47に発電
機モータ回転数NGの目標値、すなわち、目標発電機モ
ータ回転数NG* を設定したり、前記駆動モータ制御装
置49に前記第1、第2の目標駆動モータトルクTM*
1、TM* 2及び第1、第2の駆動モータトルク補正値
δTM1、δTM2を設定したり、発電機モータ16用
のブレーキBを係脱するためにブレーキアクチュエータ
62を駆動したりする。
【0034】なお、本実施の形態において、リングギヤ
Rの回転数として、車速Vを検出するようになっている
が、出力軸14(図2)の出力回転数NOUT、駆動輪
81等の車輪の回転数等を検出することもできる。
【0035】次に、前記構成のハイブリッド型車両の動
作について説明する。
【0036】図7は本発明の第1の実施の形態における
ハイブリッド型車両の動作を示すメインフローチャート
である。
【0037】まず、車両制御装置51(図6)内の図示
されない通常モード走行処理手段は、通常モード走行処
理を行い、ハイブリッド型車両を通常モードで走行させ
る。そして、発電機モータ制御装置47内の故障判断手
段82(図1)は、後述されるように前記通常モード走
行処理において算出される目標発電機モータ回転数NG
* 、及び発電機モータ回転数センサ57によって検出さ
れた発電機モータ回転数NGを読み込み、前記目標発電
機モータ回転数NG* 及び発電機モータ回転数NGに基
づいて発電機モータ16が故障したかどうかを判断し、
発電機モータ16が故障した場合、フェール信号fを車
両制御装置51に送る。該車両制御装置51は、フェー
ル信号fを受けると、フェールモード走行への移行を表
示するとともに、前記フェールモード走行処理手段84
によってフェールモード走行処理を行う。
【0038】次に、フローチャートについて説明する。 ステップS1 通常モード走行処理を行う。 ステップS2 目標発電機モータ回転数NG* 及び発電
機モータ回転数NGを読み込む。 ステップS3 発電機モータ16が故障したかどうかを
判断する。発電機モータ16が故障した場合はステップ
S4に進み、故障していない場合はステップS1に戻
る。 ステップS4 フェールモード走行への移行を表示す
る。 ステップS5 フェールモード走行処理を行う。
【0039】次に、ステップS1の通常モード走行処理
のサブルーチンについて説明する。
【0040】図8は本発明の第1の実施の形態における
通常モード走行処理のサブルーチンを示す図、図9は本
発明の第1の実施の形態における第1のモード選択図、
図10は本発明の第1の実施の形態における目標駆動モ
ータトルクマップを示す図、図11は本発明の第1の実
施の形態における目標発電機モータ回転数マップを示す
図、図12は本発明の第1の実施の形態における発電機
モータトルクマップを示す図、図13は本発明の第1の
実施の形態におけるスロットル開度マップを示す図であ
る。なお、図9において、横軸に車速Vを、縦軸にアク
セル開度αを、図10において、横軸に車速Vを、縦軸
に目標駆動モータトルクTM* を、図11において、横
軸にアクセル開度αを、縦軸に目標発電機モータ回転数
NG* を、図12において、横軸に発電機モータ回転数
NGを、縦軸に発電機モータトルクTGを、図13にお
いて、横軸にエンジン回転数NEを、縦軸にスロットル
開度θを採ってある。
【0041】まず、車両制御装置51(図6)内の図示
されない始動条件成立判断手段は、アクセルスイッチ5
5によって検出されたアクセル開度α、車速センサ53
によって検出された車速Vを読み込み、エンジン11を
始動する始動条件が成立したかどうか、すなわち、車速
Vがあらかじめ設定されたエンジン始動車速VE以上で
あるかどうかを判断する。該エンジン始動車速VEは、
アクセル開度α及びバッテリ残量SOC等に基づいて設
定される。なお、本実施の形態において、前記始動条件
は、車速V、アクセル開度α及びバッテリ残量SOCに
基づいて設定されるが、車速V、アクセル開度α及びバ
ッテリ残量SOCのうちの少なくとも一つに基づいて設
定することもできる。
【0042】そして、車速Vが前記エンジン始動車速V
Eより低い場合、車両制御装置51内の図示されないモ
ード選択手段は、図9に示されるようにモータ駆動モー
ドを選択し、エンジン制御装置46にエンジン制御信号
を送り、エンジン11のオフを設定して駆動モータ25
だけを駆動し、モータ駆動モードでハイブリッド型車両
を走行させる。
【0043】次に、車両制御装置51内の図示されない
第1の目標駆動モータトルク算出手段は、図10に示さ
れる目標駆動モータトルクマップを参照し、アクセル開
度α及び車速Vに対応する第1の目標駆動モータトルク
TM* 1を算出し、該第1の目標駆動モータトルクTM
* 1を駆動モータ制御装置49に送る。該駆動モータ制
御装置49内の図示されない電流指令発生手段は、駆動
モータ回転数センサ58によって検出された駆動モータ
回転数NMに基づいて駆動モータトルクTMを算出し、
該駆動モータトルクTMと前記第1の目標駆動モータト
ルクTM* 1との偏差が0になるように、電流指令IM
を発生させ、該電流指令IMを駆動モータ25に送り、
該駆動モータ25を駆動する。
【0044】一方、車速Vが前記エンジン始動車速VE
以上である場合、前記モード選択手段は、図9に示され
るようにモータ・エンジン駆動モードを選択し、エンジ
ン制御装置46にエンジン制御信号を送り、図示されな
い始動手段によってエンジン制御装置46を作動させ、
エンジン11のオンを設定し、エンジン11、発電機モ
ータ16及び駆動モータ25を駆動してモータ・エンジ
ン駆動モードでハイブリッド型車両を走行させる。
【0045】そして、車両制御装置51は、発電機モー
タ回転数センサ57によって検出された発電機モータ回
転数NG及びバッテリ残量SOCを読み込む。また、車
両制御装置51内の図示されない目標発電機モータ回転
数検出手段は、図11に示される目標発電機モータ回転
数マップを参照して、前記アクセル開度α及びバッテリ
残量SOCに対応する目標発電機モータ回転数NG*
算出する。
【0046】なお、前記目標発電機モータ回転数マップ
は、バッテリ残量SOCが少なくなるに従って、また、
アクセル開度αが大きくなるに従って、目標発電機モー
タ回転数NG* が大きくなるように設定されている。す
なわち、バッテリ残量SOCが少なくなると、発電量を
多くしてバッテリ43を回復させ、アクセル開度αが大
きくなると、バッテリ43の消耗が激しくなるので、発
電量を多くしてバッテリ残量SOCが少なくなるのを防
止するようにしている。
【0047】そして、発電機モータ16が低速で回転す
る場合は、発電機モータ16の効率が低下するので、目
標発電機モータ回転数NG* が1500〔rpm〕以下
になると、ブレーキBが係合させられて発電機モータ1
6が停止させられる。この場合、前記モード選択手段
は、図9に示されるようにパラレルモードを選択し、発
電機モータ16を停止させ、駆動モータ25及びエンジ
ン11を駆動した状態で、パラレルモードでハイブリッ
ド型車両を走行させる。
【0048】ところで、前記駆動モータ25が駆動され
ているときに、前記エンジン11及び発電機モータ16
のうちの少なくとも一方が駆動されると、エンジントル
クTE及び発電機モータトルクTGのうちの少なくとも
一方がリングギヤトルクTRとしてリングギヤRから出
力される。そして、前記リングギヤトルクTRが駆動輪
81(図1)に伝達されると、図10に示される目標駆
動モータトルクマップを参照することによって算出され
た第1の目標駆動モータトルクTM* 1にリングギヤト
ルクTRが加わることになり、アクセル開度αを要求し
ている運転者の走行フィーリングを低下させてしまう。
そこで、リングギヤトルクTRの分だけ駆動モータトル
クTMを補正するようにしている。
【0049】前記エンジントルクTEを求めるのは困難
であるのに対して、発電機モータトルクTGは、発電機
モータ回転数NGに基づいて算出することができるので
容易に求めることができる。そこで、前記発電機モータ
制御装置47内の図示されない発電機モータトルク算出
手段は、図12に示される発電機モータトルクマップを
参照し、発電機モータ回転数NGに対応する発電機モー
タトルクTGを算出して、該発電機モータトルクTGを
車両制御装置51に送る。そして、該車両制御装置51
内の図示されない第1の駆動モータトルク補正値算出手
段は、前記発電機モータ制御装置47から送られた発電
機モータトルクTG、及びサンギヤSの歯数に対する第
2カウンタドライブギヤ27(図2)の歯数の比、すな
わち、発電機モータ16と駆動モータ25との間のギヤ
比γ1に基づいて第1の駆動モータトルク補正値δTM
1を算出し、該第1の駆動モータトルク補正値δTM1
を前記第1の目標駆動モータトルクTM* 1と共に駆動
モータ制御装置49に送る。
【0050】この場合、前記第1の駆動モータトルク補
正値δTM1は次のように算出される。
【0051】すなわち、発電機モータ16のイナーシャ
をInGとし、発電機モータ16の角加速度(回転変化
率)をαGとしたとき、サンギヤSに加わるサンギヤト
ルクTSは、 TS=TG+InG・αG になる。なお、前記角加速度αGは極めて小さいので、
サンギヤトルクTSと発電機モータトルクTGとを近似
させて、 TS=TG にすることができる。そして、リングギヤRの歯数がサ
ンギヤSの歯数の2倍である場合、リングギヤトルクT
RはサンギヤトルクTSの2倍になる。
【0052】また、カウンタギヤ比、すなわち、カウン
タドリブンギヤ32の歯数に対する第2カウンタドライ
ブギヤ27の歯数の比をiとすると、第1の駆動モータ
トルク補正値δTM1は、 になる。なお、前記ギヤ比γ1は、 γ1=2・i であるので、第1の駆動モータトルク補正値δTM1
は、 δTM1=γ1・TG になる。
【0053】続いて、前記第1の目標駆動モータトルク
算出手段は、図10に示される目標駆動モータトルクマ
ップを参照し、トルク変動を考慮していない場合の、ア
クセル開度α及び車速Vに対応する第1の目標駆動モー
タトルクTM* 1を算出する。そして、前述されたよう
に、車両制御装置51から第1の駆動モータトルク補正
値δTM1及び第1の目標駆動モータトルクTM* 1が
送られてくると、前記駆動モータ制御装置49内の図示
されない駆動モータ指令値算出手段は、前記第1の目標
駆動モータトルクTM* 1から第1の駆動モータトルク
補正値δTM1を減算して駆動モータトルク指令値ST
* STM* =TM* 1−δTM1 を算出する。
【0054】続いて、前記電流指令発生手段は、前記駆
動モータトルクTMと前記駆動モータトルク指令値ST
* との偏差ΔTMが0になるように、電流指令IMを
発生させ、該電流指令IMを駆動モータ25に送って駆
動モータ25を駆動する。
【0055】一方、発電機モータ制御装置47内の図示
されない電流指令発生手段は、発電機モータ回転数セン
サ57によって検出された発電機モータ回転数NGと前
記目標発電機モータ回転数NG* との偏差ΔNGが0に
なるように、電流指令IGを発生させ、該電流指令IG
を発電機モータ16に送って発電機モータ16を駆動す
る。
【0056】このようにして、前記始動手段によって発
電機モータ16が駆動されると、発電機モータ回転数N
Gが制限され、発電機モータ16の回転の方向が負から
正に変わるが、それに伴ってエンジン11が回転させら
れ、次第にエンジン回転数NEが高くなる。
【0057】そこで、エンジン制御装置46は、前記エ
ンジン回転数センサ56によって検出されたエンジン回
転数NEを読み込み、前記車両制御装置51に送る。そ
して、前記始動手段は、エンジン回転数NEが、エンジ
ン11を点火することが可能な点火回転数NE* に到達
しているかどうか、すなわち、エンジン回転数NEが点
火回転数NE* より高いかどうかを判断し、エンジン回
転数NEが点火回転数NE* より高い場合、エンジン1
1を点火して始動する。
【0058】続いて、エンジン制御装置46は、目標発
電機モータ回転数NG* からプラネタリギヤユニット1
3のギヤ比を考慮して目標エンジン回転数を算出する。
そして、エンジン制御装置46は、図13に示されるス
ロットル開度マップを参照し、エンジン回転数NEが目
標エンジン回転数になるように、スロットル開度θでエ
ンジン11を駆動する。前記スロットル開度マップは、
燃費が最良になるようにあらかじめ設定される。
【0059】なお、本実施の形態において、車速Vがエ
ンジン始動車速VE以上である場合、車両制御装置51
は、モータ・エンジン駆動モードを選択するようになっ
ているが、駆動輪81で必要とされる必要エネルギーE
1(出力トルクTOUT×駆動輪81の回転数)に基づ
いて、モータ・エンジン駆動モードを選択することもで
きる。その場合、前記車両制御装置51内の図示されな
い必要エネルギー算出手段は、図示されない必要エネル
ギーマップを参照し、前記アクセル開度α及び車速Vに
対応する必要エネルギーE1を算出する。そして、前記
車両制御装置51内の図示されない充電要求エネルギー
算出手段は、前記バッテリ残量SOCを読み込み、図示
されない充電要求エネルギーマップを参照して、バッテ
リ残量SOCに対応して必要になる充電要求エネルギー
を算出する。次に、前記始動条件成立判断手段は、前記
必要エネルギーE1、充電要求エネルギー、及びシステ
ムにおけるエネルギー損失を考慮して、最終的に駆動輪
81で必要になる必要エネルギーE2を算出し、該必要
エネルギーE2があらかじめ設定された第1の閾(しき
い)値ER1より大きいかどうかを判断し、必要エネルギ
ーE2が第1の閾値ER1より大きい場合に始動条件が成
立したと判断する。
【0060】また、本実施の形態においては、前記発電
機モータ制御装置47から送られた発電機モータトルク
TGに基づいて第1の駆動モータトルク補正値δTM1
を算出し、該第1の駆動モータトルク補正値δTM1に
基づいて駆動モータトルク指令値STM* を算出し、電
流指令IMを発生させるようになっているが、発電機モ
ータトルクTGに基づいて、発電機モータ16を駆動す
るのに伴ってエンジン11から出力されて駆動輪81に
伝達されるエンジントルクTEを算出するとともに、前
記必要エネルギーE1を駆動輪81の回転数で除算して
出力トルクTOUTを算出し、該出力トルクTOUTか
ら前記エンジントルクTEを減算することによって第1
の目標駆動モータトルクTM* 1を算出することもでき
る。なお、この場合、第1の目標駆動モータトルクTM
* 1を駆動モータトルク指令値STM* にすることがで
きる。
【0061】次に、フローチャートについて説明する。 ステップS1−1 アクセル開度α及び車速Vを読み込
む。 ステップS1−2 車速Vがエンジン始動車速VE以上
であるかどうかを判断する。車速Vがエンジン始動車速
VE以上である場合はステップS1−4に、車速Vがエ
ンジン始動車速VEより低い場合はステップS1−3に
進む。 ステップS1−3 モータ駆動モードを選択し、リター
ンする。 ステップS1−4 エンジン制御装置46を作動させ
る。 ステップS1−5 発電機モータ回転数NG及びバッテ
リ残量SOCを読み込む。 ステップS1−6 目標発電機モータ回転数NG* を算
出する。 ステップS1−7 第1の駆動モータトルク補正値δT
M1を算出する。 ステップS1−8 発電機モータ16及び駆動モータ2
5を駆動する。 ステップS1−9 エンジン回転数NEを読み込む。 ステップS1−10 エンジン回転数NEが点火回転数
NE* より高いかどうかを判断する。エンジン回転数N
Eが点火回転数NE* より高い場合はステップS1−1
1に進み、エンジン回転数NEが点火回転数NE* 以下
である場合はリターンする。 ステップS1−11 エンジン11を点火する。
【0062】ところで、前記通常モード走行処理におい
ては、図11に示される目標発電機モータ回転数マップ
を参照することによって、目標発電機モータ回転数NG
* が算出されるようになっている。そこで、前述された
ように、前記故障判断手段82は、前記目標発電機モー
タ回転数NG* 及び発電機モータ回転数NGを読み込
み、前記目標発電機モータ回転数NG* と発電機モータ
回転数NGとの差ΔNGを算出し、該差ΔNGがあらか
じめ設定された閾値NGTHより大きいかどうかを判断
し、差ΔNGが閾値NGTHより大きい場合に、発電機モ
ータ16が故障したと判断する。また、前記発電機モー
タ16に図示されない温度センサを配設し、該温度セン
サによって検出された発電機モータ16の温度TEGが
あらかじめ設定された閾値TEGTHより大きいかどうか
を判断し、温度TEGが閾値TEGTHより大きい場合
に、発電機モータ16が故障したと判断することもでき
る。続いて、ステップS5のフェールモード走行処理の
サブルーチンについて説明する。
【0063】図14は本発明の第1の実施の形態におけ
るフェールモード走行処理のサブルーチンを示す図であ
る。
【0064】まず、前記フェールモード走行処理手段8
4(図1)は、アクセル開度α及び車速Vを読み込み、
車速Vがパラレル走行車速V* 以上であるかどうかを判
断し、車速Vがパラレル走行車速V* 以上である場合、
フェールモードパラレル走行処理を行い、車速Vがパラ
レル走行車速V* より低い場合、発電機モータ16用の
ブレーキBが係合しているかどうかを判断する。そし
て、該ブレーキBが係合している場合、前記フェールモ
ード走行処理手段84はブレーキBを解放し、駆動モー
タ25だけを駆動してモータ駆動モードでハイブリッド
型車両を走行させる。なお、前記パラレル走行車速V*
は、アクセル開度α及びバッテリ残量SOC等に基づい
て設定される。
【0065】本実施の形態において、前記フェールモー
ド走行処理手段84は、車速Vがパラレル走行車速V*
以上であるかどうかを判断し、車速Vがパラレル走行車
速V * 以上である場合にフェールモードパラレル走行処
理を行うようになっているが、車速Vがパラレル走行車
速V* 以上であることは、ブレーキBを係合させたとき
の車速Vに対応するエンジン回転数NEがアイドリング
回転数以上であり、駆動輪81で必要とされる必要エネ
ルギーE2が設定値以上であることを意味する。そこ
で、前記アクセル開度α及び車速Vに対応する必要エネ
ルギーE1を算出し、該必要エネルギーE1に基づいて
フェールモードパラレル走行処理を行うこともできる。
その場合、フェールモード走行処理手段は、必要エネル
ギーE1があらかじめ設定された第2の閾値ER2より大
きいかどうかを判断し、必要エネルギーE1が第2の閾
値ER2より大きい場合にフェールモードパラレル走行処
理を行う。なお、前記必要エネルギーE1は車速V、ア
クセル開度α、及びバッテリ残量SOCのうちの少なく
とも一つに基づいて決定される。また、アイドリング回
転数は、エンジン11を自立運転させたときの最小のエ
ンジン回転数NE、又は自立運転を安定させ、維持する
ことができるエンジン回転数NEである。そして、前述
されたように、前記エンジン回転数NEがアイドリング
回転数以上になるように、車速Vが高くなるか、又は必
要エネルギーE1が大きくなった場合に、発電機モータ
16のブレーキBが係合させられる。
【0066】次に、フローチャートについて説明する。 ステップS5−1 アクセル開度α及び車速Vを読み込
む。 ステップS5−2 車速Vがパラレル走行車速V* 以上
であるかどうかを判断する。車速Vがパラレル走行車速
* 以上である場合はステップS5−3に、車速Vがパ
ラレル走行車速V* より低い場合はステップS5−4に
進む。 ステップS5−3 フェールモードパラレル走行処理を
行う。 ステップS5−4 ブレーキBが係合しているかどうか
を判断する。ブレーキBが係合している場合はステップ
S5−5に、係合していない場合はステップS5−6に
進む。 ステップS5−5 ブレーキBを解放する。 ステップS5−6 モータ駆動モードでハイブリッド型
車両を走行させる。
【0067】次に、ステップS5−3のフェールモード
パラレル走行処理のサブルーチンについて説明する。
【0068】図15は本発明の第1の実施の形態におけ
るフェールモードパラレル走行処理のサブルーチンを示
す図、図16は本発明の第1の実施の形態における第2
のモード選択図、図17は本発明の第1の実施の形態に
おけるフェールモードパラレル走行時の速度線図、図1
8は本発明の第1の実施の形態における目標エンジント
ルクマップを示す図である。なお、図16において、横
軸に車速Vを、縦軸にアクセル開度αを、図18におい
て、横軸に車速Vを、縦軸に目標エンジントルクTE*
を採ってある。
【0069】まず、車両制御装置51(図6)内の図示
されないフェールモードパラレル走行処理手段は、アク
セル開度α及び車速Vに基づいて出力トルクTOUTを
算出した後、ブレーキBが解放されているかどうかを判
断する。そして、ブレーキBが解放されている場合、前
記フェールモードパラレル走行処理手段内の図示されな
い始動手段は、ブレーキBを係合させるとともに、エン
ジン11を点火して始動し、図16に示されるようにパ
ラレルモードでハイブリッド型車両を走行させる。この
場合、図17に示されるように、発電機モータ回転数N
Gは0になり、エンジン回転数NEは正の値を採る。
【0070】ところで、前記エンジン11が始動される
のに伴って、ハイブリッド型車両を走行させるために必
要な出力トルクTOUTの一部がエンジン11を始動す
るために使用され、出力軸14(図2)に減速トルクT
BRが発生してしまう。そこで、減速トルクTBR分だ
け駆動モータトルクTMを補正するようにしている。
【0071】この場合、発電機モータ16が故障してい
るので、発電機モータトルクTGを算出することはでき
ない。そこで、車両制御装置51内の図示されない第2
の駆動モータトルク補正値算出手段は、ピニオンPの歯
数に対する第2カウンタドライブギヤ27の歯数の比、
すなわち、エンジン11と駆動モータ25との間のギヤ
比γ2に基づいて第2の駆動モータトルク補正値δTM
2を算出し、該第2の駆動モータトルク補正値δTM2
を前記第2の目標駆動モータトルクTM* 2と共に駆動
モータ制御装置49に送る。
【0072】この場合、前記第2の駆動モータトルク補
正値δTM2は次のように算出される。
【0073】すなわち、エンジン11のイナーシャをI
nEとし、ブレーキBの係合に伴ってエンジン回転数N
Eが変化する際の角加速度をαBEとし、エンジンブレ
ーキトルクをTELとしたとき、減速トルクTBRは、 TBR=γ2・TEL+γ2・InE・αBE になる。
【0074】そして、該減速トルクTBR、及びカウン
タドリブンギヤ32の歯数に対する第2カウンタドライ
ブギヤ27の歯数の比iに基づいて、前記第2の駆動モ
ータトルク補正値δTM2は、 δTM2=TBR・i になる。
【0075】続いて、車両制御装置51内の図示されな
い目標エンジントルク算出手段は、図18に示される目
標エンジントルクマップを参照し、車速Vに対応する目
標エンジントルクTE* を算出する。そして、車両制御
装置51内の図示されない第2の目標駆動モータトルク
算出手段は、出力トルクTOUT及び目標エンジントル
クTE* に基づいて、第2の目標駆動モータトルクTM
* 2 TM* 2=TOUT−TE* を算出する。なお、目標エンジントルクTE* をバッテ
リ残量SOCに対応させて変化させることができる。例
えば、バッテリ残量SOCが少ない場合に目標エンジン
トルクTE* を低くすると、航続距離を長くすることが
できる。
【0076】また、前記エンジン制御装置46は、前記
車両制御装置51から目標エンジントルクTE* を受け
ると、目標エンジントルクTE* に対応するエンジン回
転数NEを算出し、図13に示されるスロットル開度マ
ップを参照し、エンジン回転数NEに対応するスロット
ル開度θを算出する。なお、前記スロットル開度マップ
は、燃費が最良になるようにあらかじめ設定される。
【0077】そして、前述されたように、車両制御装置
51から第2の駆動モータトルク補正値δTM2及び第
2の目標駆動モータトルクTM* 2が送られてくると、
前記駆動モータ指令値算出手段は、前記第2の目標駆動
モータトルクTM* 2に基づいて、すなわち、第2の目
標駆動モータトルクTM* 2から第2の駆動モータトル
ク補正値δTM2を減算して、駆動モータトルク指令値
STM* STM* =TM* 2−δTM2 を算出する。また、前記駆動モータ制御装置49内の電
流指令発生手段は、前記駆動モータトルクTMと前記駆
動モータトルク指令値STM* との偏差ΔTMが0にな
るように、駆動モータ25の電流指令IMを発生させ
る。
【0078】続いて、エンジン制御装置46及び駆動モ
ータ制御装置49はスロットル開度θ及び電流指令IM
に基づいてエンジン11及び駆動モータ25を駆動す
る。このとき、エンジン制御装置46内の図示されない
エンジン駆動手段は、エンジントルクTEが目標エンジ
ントルクTE* を達成することができるように、スロッ
トル開度θを制御してエンジン11を駆動する。なお、
スロットル開度θを制御してエンジン11を駆動する
と、エンジントルクTEが目標エンジントルクTE *
なる。
【0079】このように、発電機モータ16が故障した
ときに、エンジン11を始動し、エンジン11及び駆動
モータ25を駆動してパラレルモードでハイブリッド型
車両を走行させることができるので、バッテリ残量SO
Cが急激になくなるのを防止することができる。したが
って、航続距離を長くすることができる。
【0080】この場合、前記目標エンジントルクマップ
において、目標エンジントルクTE * は車速Vだけに対
応し、アクセル開度αには対応しない。すなわち、パラ
レルモードにおいては、アクセル開度αに関係なく、車
速Vに対応するエンジントルクTEが発生させられる。
したがって、ハイブリッド型車両の走行中に、運転者が
アクセルペダル52を踏み込んだり、緩めたりしてアク
セル開度αを変更させても、目標エンジントルクTE*
がアクセル開度αに対応しないので、エンジントルクT
Eを安定させることができる。また、アクセル開度αの
急激な変化にエンジン11が対応することがないので、
排ガス中の有害成分が多くなるのを防止することができ
る。
【0081】そして、エンジン11を始動してもブレー
キBが係合させられているので、発電機モータ16に回
転が伝達されることはない。したがって、発電機モータ
16が破損するのを防止することができる。
【0082】また、前記第2の目標駆動モータトルクT
* 2は、出力トルクTOUT及び目標エンジントルク
TE* に基づいて算出され、前記出力トルクTOUT
は、アクセル開度α及び車速Vに基づいて算出される。
すなわち、パラレルモードにおいては、アクセル開度α
に対応する駆動モータトルクTMが発生させられる。し
たがって、ハイブリッド型車両の走行中に、駆動力を変
更しようとして、運転者がアクセルペダル52を踏み込
んだり、緩めたりしてアクセル開度αを変更させると、
第2の目標駆動モータトルクTM* 2がアクセル開度α
に対応して変化し、駆動モータトルクTMを変化させ
る。
【0083】また、降坂路を走行中に、アクセルペダル
52から足を離した状態、すなわち、アクセルオフの状
態で車速Vが高くなると、車速Vに対応するエンジント
ルクTEが発生させられるが、エンジントルクTEの余
剰分は駆動モータ25によって回生される。
【0084】なお、一旦(いったん)エンジン11を始
動した場合には、車速Vが低くなっても、エンジン11
が停止させられることはなく、アイドルリング状態での
駆動が継続される。そして、アイドルリング状態での駆
動を継続するために、発電機モータ16のブレーキBが
解放される。
【0085】次に、フローチャートについて説明する。 ステップS5−3−1 アクセル開度α及び車速Vに基
づいて出力トルクTOUTを算出する。 ステップS5−3−2 ブレーキBが解放されているか
どうかを判断する。ブレーキBが解放されている場合は
ステップS5−3−3に、解放されていない場合はステ
ップS5−3−6に進む。 ステップS5−3−3 ブレーキBを係合させる。 ステップS5−3−4 エンジン11を点火する。 ステップS5−3−5 第2の駆動モータトルク補正値
δTM2を算出する。 ステップS5−3−6 目標エンジントルクTE* を算
出する。 ステップS5−3−7 出力トルクTOUTから目標エ
ンジントルクTE* を減算することによって第2の目標
駆動モータトルクTM* 2を算出する。 ステップS5−3−8 目標エンジントルクTE* から
スロットル開度θを算出する。 ステップS5−3−9 駆動モータ25の電流指令IM
を発生させる。 ステップS5−3−10 スロットル開度θ及び電流指
令IMに基づいてエンジン11及び駆動モータ25を駆
動し、リターンする。
【0086】次に、本発明の第2の実施の形態について
説明する。なお、第1の実施の形態と同じ構造を有する
ものについては、同じ符号を付与することによってその
説明を省略する。
【0087】図19は本発明の第2の実施の形態におけ
るハイブリッド型車両の駆動装置の概念図である。
【0088】この場合、発電機モータ16のロータ21
にはブレーキBが配設されず、前記ロータ21と差動歯
車装置としてのプラネタリギヤユニット13のキャリヤ
CRとの間に係合部材としてのクラッチC1が配設され
る。
【0089】そして、発電機モータ16が故障した場合
に、フェールモード走行処理が行われ、該フェールモー
ド走行処理において、車速Vがパラレル走行車速V*
上であるかどうかが判断され、車速Vがパラレル走行車
速V* 以上である場合にフェールモードパラレル走行処
理が行われる。
【0090】また、フェールモードパラレル走行処理に
おいて、前記フェールモード走行処理手段84(図1)
は、前記クラッチC1を係合させ、プラネタリギヤユニ
ット13を直結状態にして、駆動モータ25及び駆動輪
81からエンジン11に回転を伝達するとともに、エン
ジン11を点火して始動し、パラレルモードでハイブリ
ッド型車両を走行させる。
【0091】なお、本実施の形態においては、第1の実
施の形態と同様に、クラッチC1は、リングギヤRの回
転をキャリヤCRに伝達することができる構成であれば
よいので、キャリヤCR、サンギヤS及びリングギヤR
のうちの任意の二つの歯車要素を直結すればよい。
【0092】次に、本発明の第3の実施の形態について
説明する。
【0093】図20は本発明の第3の実施の形態におけ
るハイブリッド型車両の駆動装置の概念図である。
【0094】図において、11はエンジン(E/G)、
12は該エンジン11の回転が伝達される出力軸、66
は該出力軸12に接続された発電機モータとしての二重
回転型発電機(G)、14は該二重回転型発電機66に
接続された出力軸、75は該出力軸14に固定されたカ
ウンタドライブギヤである。
【0095】前記二重回転型発電機66は、回転自在に
配設された第1の回転子としてのステータ72、該ステ
ータ72の内側において回転自在に配設された第2の回
転子としてのロータ71、及び該ロータ71に巻装され
たコイル73から成る。この場合、前記ステータ72は
図示されないケースに固定されておらず、前記出力軸1
2を介してエンジン11と連結される。また、ロータ7
1は出力軸14を介して駆動輪81(図1)と連結され
るとともに、係合部材としてのクラッチC2を介してス
テータ72と連結される。前記二重回転型発電機66
は、出力軸12を介して伝達される回転によって電力を
発生させる。前記コイル73は、図示されないバッテリ
に接続され、該バッテリから電流が供給されて充電され
る。なお、前記クラッチC2を係合させることによって
エンジンブレーキを効かせることができる。
【0096】また、25は前記バッテリからの電流を受
けて回転を発生させる駆動モータ(M)である。該駆動
モータ25は、前記出力軸14に固定され、回転自在に
配設されたロータ37、該ロータ37の周囲に配設され
たステータ38、及び該ステータ38に巻装されたコイ
ル39から成る。前記駆動モータ25は、コイル39に
供給される電流によってトルクを発生させる。そのため
に、前記コイル39は、前記バッテリに接続され、該バ
ッテリから電流が供給されるようになっている。また、
ハイブリッド型車両の減速状態において、前記駆動モー
タ25は、前記駆動輪81からの回転を受けて回生電流
を発生させ、前記バッテリに回生電流を供給して充電す
る。
【0097】そして、前記エンジン11の回転と同じ方
向に前記駆動輪81を回転させるためにカウンタシャフ
ト31が配設され、該カウンタシャフト31にカウンタ
ドリブンギヤ32が固定される。また、該カウンタドリ
ブンギヤ32と前記カウンタドライブギヤ75とが噛合
させられ、該カウンタドライブギヤ75の回転が反転さ
れてカウンタドリブンギヤ32に伝達されるようになっ
ている。
【0098】さらに、前記カウンタシャフト31には前
記カウンタドリブンギヤ32より歯数の少ないデフピニ
オンギヤ33が固定される。そして、デフリングギヤ3
5が配設され、該デフリングギヤ35とデフピニオンギ
ヤ33とが噛合させられる。また、前記デフリングギヤ
35にディファレンシャル装置36が固定され、デフリ
ングギヤ35に伝達された回転が前記ディファレンシャ
ル装置36によって分配され、駆動輪81に伝達され
る。
【0099】この場合、車速センサ53によって検出さ
れた車速Vに基づいて、エンジン回転数NEが制御され
る。この場合も第1の実施の形態と同様の制御を行うこ
とができる。すなわち、低車速領域においては二重回転
型発電機66を相対回転数が低い状態でモータとして駆
動することができるので、エンジン始動トルクを十分に
確保することができる。
【0100】そして、二重回転型発電機66が故障した
場合に、フェールモード走行処理が行われ、該フェール
モード走行処理において、車速Vがパラレル走行車速V
* 以上であるかどうかが判断され、車速Vがパラレル走
行車速V* 以上である場合にフェールモードパラレル走
行処理が行われる。
【0101】また、該フェールモードパラレル走行処理
において、フェールモード走行処理手段84は、クラッ
チC2を係合させ、二重回転型発電機66を直結状態に
して、駆動モータ25及び駆動輪81からエンジン11
に回転を伝達するとともに、エンジン11を点火して始
動し、パラレルモードでハイブリッド型車両を走行させ
る。
【0102】なお、エンジン11を始動してもクラッチ
C2が係合させられているので、ロータ71及びステー
タ72が相対的に回転することはない。したがって、二
重回転型発電機66が破損するのを防止することができ
る。
【0103】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、ハイブリッド型車両においては、エンジンと、発
電機モータと、駆動輪と連結された駆動モータと、第1
の歯車要素が前記エンジンと、第2の歯車要素が前記発
電機モータと、第3の歯車要素が前記駆動輪とそれぞれ
連結された差動歯車装置と、前記発電機モータが故障し
たかどうかを判断する故障判断手段と、前記第3の歯車
要素の回転数を検出する回転数検出手段と、係脱自在に
配設された係合部材と、前記発電機モータが故障し、か
つ、第3の歯車要素の回転数が設定値以上である場合
に、前記係合部材を係合させて前記エンジンを始動し、
前記エンジン及び駆動モータを駆動することによってハ
イブリッド型車両を走行させ、第3の歯車要素の回転数
が設定値より小さい場合に、前記係合部材を解放して前
記駆動モータを駆動することによってハイブリッド型車
両を走行させるフェールモード走行処理手段とを有す
る。
【0104】この場合、発電機モータが故障し、かつ、
第3の歯車要素の回転数が設定値以上である場合に、前
記係合部材を係合させて前記エンジンを始動し、前記エ
ンジン及び駆動モータを駆動することによってハイブリ
ッド型車両を走行させる。
【0105】したがって、バッテリ残量が急激になくな
るのを防止することができる。その結果、航続距離を長
くすることができる。
【0106】本発明の他のハイブリッド型車両において
は、さらに、前記第3の歯車要素の回転数は車速であ
り、前記駆動モータを駆動するための目標駆動モータト
ルクはアクセル開度に対応させて設定され、前記エンジ
ンを駆動するための目標エンジントルクは車速に対応さ
せて設定される。
【0107】この場合、ハイブリッド型車両の走行中
に、運転者がアクセルペダルを踏み込んだり、緩めたり
してアクセル開度を変更させても、目標エンジントルク
がアクセル開度に対応しないので、エンジントルクを安
定させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態におけるハイブリッ
ド型車両の機能ブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態におけるハイブリッ
ド型車両の駆動装置の概念図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態におけるプラネタリ
ギヤユニットの作動説明図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態におけるモータ駆動
モード時の速度線図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態におけるモータ・エ
ンジン駆動モード時の速度線図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態におけるハイブリッ
ド型車両の制御ブロック図である。
【図7】本発明の第1の実施の形態におけるハイブリッ
ド型車両の動作を示すメインフローチャートである。
【図8】本発明の第1の実施の形態における通常モード
走行処理のサブルーチンを示す図である。
【図9】本発明の第1の実施の形態における第1のモー
ド選択図である。
【図10】本発明の第1の実施の形態における目標駆動
モータトルクマップを示す図である。
【図11】本発明の第1の実施の形態における目標発電
機モータ回転数マップを示す図である。
【図12】本発明の第1の実施の形態における発電機モ
ータトルクマップを示す図である。
【図13】本発明の第1の実施の形態におけるスロット
ル開度マップを示す図である。
【図14】本発明の第1の実施の形態におけるフェール
モード走行処理のサブルーチンを示す図である。
【図15】本発明の第1の実施の形態におけるフェール
モードパラレル走行処理のサブルーチンを示す図であ
る。
【図16】本発明の第1の実施の形態における第2のモ
ード選択図である。
【図17】本発明の第1の実施の形態におけるフェール
モードパラレル走行時の速度線図である。
【図18】本発明の第1の実施の形態における目標エン
ジントルクマップを示す図である。
【図19】本発明の第2の実施の形態におけるハイブリ
ッド型車両の駆動装置の概念図である。
【図20】本発明の第3の実施の形態におけるハイブリ
ッド型車両の駆動装置の概念図である。
【符号の説明】
11 エンジン 13 プラネタリギヤユニット 16 発電機モータ 25 駆動モータ 51 車両制御装置 53 車速センサ 66 二重回転型発電機 71 ロータ 72 ステータ 81 駆動輪 82 故障判断手段 84 フェールモード走行処理手段 B ブレーキ C1、C2 クラッチ CR キャリヤ R リングギヤ S サンギヤ SOC バッテリ残量 TE* 目標エンジントルク TM* 1、TM* 2 第1、第2の目標駆動モータト
ルク V 車速 α アクセル開度
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02N 11/04 B60K 9/00 E Fターム(参考) 3D041 AA71 AA80 AB01 AD00 AD02 AD10 AD51 AE00 AE02 AE09 AE14 3G093 AA04 AA07 AA16 BA12 CA01 CB14 DA01 DA06 DB00 DB05 EA12 EB00 EB02 EB08 FA10 FA11 5H115 PG04 PI16 PI22 PI29 PO17 PU01 PU22 PU24 PU25 PU27 QE10 QI04 QI09 QI12 QN03 QN06 RB08 RE01 SE04 SE05 SE09 TB01 TE02 TE03 TI02 TO04 TO05 TO21 TR04 TU11

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンと、発電機モータと、駆動輪と
    連結された駆動モータと、第1の歯車要素が前記エンジ
    ンと、第2の歯車要素が前記発電機モータと、第3の歯
    車要素が前記駆動輪とそれぞれ連結された差動歯車装置
    と、前記発電機モータが故障したかどうかを判断する故
    障判断手段と、前記第3の歯車要素の回転数を検出する
    回転数検出手段と、係脱自在に配設された係合部材と、
    前記発電機モータが故障し、かつ、第3の歯車要素の回
    転数が設定値以上である場合に、前記係合部材を係合さ
    せて前記エンジンを始動し、前記エンジン及び駆動モー
    タを駆動することによってハイブリッド型車両を走行さ
    せ、第3の歯車要素の回転数が設定値より小さい場合
    に、前記係合部材を解放して前記駆動モータを駆動する
    ことによってハイブリッド型車両を走行させるフェール
    モード走行処理手段とを有することを特徴とするハイブ
    リッド型車両。
  2. 【請求項2】 エンジンと、駆動輪と連結された駆動モ
    ータと、第1、第2の回転子を備え、第1の回転子が前
    記エンジンと、第2の回転子が駆動輪とそれぞれ連結さ
    れた発電機モータと、前記発電機モータが故障したかど
    うかを判断する故障判断手段と、前記第2の回転子の回
    転数を検出する回転数検出手段と、係脱自在に配設され
    た係合部材と、前記発電機モータが故障し、かつ、第2
    の回転子の回転数が設定値以上である場合に、前記係合
    部材を係合させて前記エンジンを始動し、前記エンジン
    及び駆動モータを駆動することによってハイブリッド型
    車両を走行させ、前記発電機モータが故障し、かつ、第
    2の回転子の回転数が設定値より小さい場合に、前記係
    合部材を解放して前記駆動モータを駆動することによっ
    てハイブリッド型車両を走行させるフェールモード走行
    処理手段とを有することを特徴とするハイブリッド型車
    両。
  3. 【請求項3】 前記第3の歯車要素の回転数は車速であ
    り、前記駆動モータを駆動するための目標駆動モータト
    ルクはアクセル開度に対応させて設定され、前記エンジ
    ンを駆動するための目標エンジントルクは車速に対応さ
    せて設定される請求項1又は2に記載のハイブリッド型
    車両。
  4. 【請求項4】 エンジン、発電機モータ、駆動輪と連結
    された駆動モータ、第1の歯車要素が前記エンジンと、
    第2の歯車要素が前記発電機モータと、第3の歯車要素
    が前記駆動輪とそれぞれ連結された差動歯車装置、及び
    係脱自在に配設された係合部材を備えたハイブリッド型
    車両の制御方法において、前記発電機モータが故障した
    かどうかを判断し、前記第3の歯車要素の回転数を検出
    し、前記発電機モータが故障し、かつ、第3の歯車要素
    の回転数が設定値以上である場合に、前記係合部材を係
    合させて前記エンジンを始動し、前記エンジン及び駆動
    モータを駆動することによってハイブリッド型車両を走
    行させ、第3の歯車要素の回転数が設定値より小さい場
    合に、前記係合部材を解放して前記駆動モータを駆動す
    ることによってハイブリッド型車両を走行させることを
    特徴とするハイブリッド型車両の制御方法。
  5. 【請求項5】 エンジン、発電機モータ、駆動輪と連結
    された駆動モータ、第1の歯車要素が前記エンジンと、
    第2の歯車要素が前記発電機モータと、第3の歯車要素
    が前記駆動輪とそれぞれ連結された差動歯車装置、及び
    係脱自在に配設されたブレーキを備えたハイブリッド型
    車両の制御方法において、前記発電機モータが故障した
    かどうかを判断し、車速を検出し、前記発電機モータが
    故障し、かつ、車速が設定値以上である場合に、前記ブ
    レーキを係合させて前記エンジンを始動し、前記エンジ
    ン及び駆動モータを駆動することによってハイブリッド
    型車両を走行させ、前記駆動モータを駆動するための目
    標駆動モータトルクをアクセル開度に対応させて設定
    し、前記エンジンを駆動するための目標エンジントルク
    を車速に対応させて設定することを特徴とするハイブリ
    ッド型車両の制御方法。
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