JP2000341542A - ハーフトーンスクリーンの生成方法およびそのスクリーン - Google Patents
ハーフトーンスクリーンの生成方法およびそのスクリーンInfo
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- JP2000341542A JP2000341542A JP11152281A JP15228199A JP2000341542A JP 2000341542 A JP2000341542 A JP 2000341542A JP 11152281 A JP11152281 A JP 11152281A JP 15228199 A JP15228199 A JP 15228199A JP 2000341542 A JP2000341542 A JP 2000341542A
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- Color Image Communication Systems (AREA)
- Image Processing (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 相対的に実数尺度を持つ2次元配列から、整
数尺度を持つ2次元配列への写像を行うことで、所望の
2次元配列で整数尺度で最適設計されたスクリーンを得
る。 【構成】 原画像をスキャナ1で光学式に走査して読み
取り、多値画像の信号として順次出力し、ハーフトーン
スクリーンプロセッサ2でこの多値画像の信号を2値の
信号で示す中間調画像に変換し、プリンタ4でこの2値
の信号により媒体に印刷する。
数尺度を持つ2次元配列への写像を行うことで、所望の
2次元配列で整数尺度で最適設計されたスクリーンを得
る。 【構成】 原画像をスキャナ1で光学式に走査して読み
取り、多値画像の信号として順次出力し、ハーフトーン
スクリーンプロセッサ2でこの多値画像の信号を2値の
信号で示す中間調画像に変換し、プリンタ4でこの2値
の信号により媒体に印刷する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カラープリンタで複製
可能な各色階調レベル数より高い階調レベル数で各色表
現されたカラー階調画像を量子化する、ハーフトーンス
クリーンを生成する方法、及び装置に関するものであ
る。
可能な各色階調レベル数より高い階調レベル数で各色表
現されたカラー階調画像を量子化する、ハーフトーンス
クリーンを生成する方法、及び装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】ハーフトーンスクリーンとは、原画像の
画素値との大小比較を行い、その結果により2値のハー
フトーン画素値を生成するための、2次元しきい値配列
である。通常、この2次元しきい値配列は単位パターン
として構成し、画像に対して2次元的に繰り返して適用
される。なお、2次元しきい値配列は、以降、単に2次
元配列ということにする。
画素値との大小比較を行い、その結果により2値のハー
フトーン画素値を生成するための、2次元しきい値配列
である。通常、この2次元しきい値配列は単位パターン
として構成し、画像に対して2次元的に繰り返して適用
される。なお、2次元しきい値配列は、以降、単に2次
元配列ということにする。
【0003】単位パターンとスクリーン角について以下
に説明する。単位パターンは、ハーフトーン階調を表現
する基本単位であり、図2に示したのいわゆる渦巻型デ
ィザパターンでの例では、4×4マトリクスの各セルに
格納したしきい値配列が単位パターンである。この場
合、階調数は16である。単位パターンを複数連結する
ことでより階調数の多いスクリーンを作成することも行
われる。これは、クラスタタイプのスクリーンと呼ば
れ、図3にて示す。図3のスクリーンでは、階調数は6
4である。単位パターンが大きい程、またクラスタとし
ての連結数が多い程、階調数は多くなるが、基本単位は
2次元的に拡大するので、解像度は低下する。すなわ
ち、階調数と解像度は相反する関係にあり、要求仕様に
基づいて最適化された関係に設計される。
に説明する。単位パターンは、ハーフトーン階調を表現
する基本単位であり、図2に示したのいわゆる渦巻型デ
ィザパターンでの例では、4×4マトリクスの各セルに
格納したしきい値配列が単位パターンである。この場
合、階調数は16である。単位パターンを複数連結する
ことでより階調数の多いスクリーンを作成することも行
われる。これは、クラスタタイプのスクリーンと呼ば
れ、図3にて示す。図3のスクリーンでは、階調数は6
4である。単位パターンが大きい程、またクラスタとし
ての連結数が多い程、階調数は多くなるが、基本単位は
2次元的に拡大するので、解像度は低下する。すなわ
ち、階調数と解像度は相反する関係にあり、要求仕様に
基づいて最適化された関係に設計される。
【0004】スクリーンに角度をつけることは、色ずれ
防止の観点からなされる。角度つきのスクリーンマトリ
クスは、しきい値を格納した各セル配列から構成される
正方形の単位パターンを、正方形の一辺をx座標軸に対
して反時計まわりにスクリーン角Θだけ回転させて配置
している(図4参照)。スクリーン角をつけると、干渉
じまが発生し、解像度の低下につながるので、要求仕様
に基づき最適化された設計がなされる。シアンC、マゼ
ンタM、イエローYおよびブラックK各色のスクリーン
角の一例を図5に示す。従来の技術では、このような、
スクリーン角、階調性、解像度性の間での最適化設計の
結果として、単位パターンにおける2次元配列の大きさ
が決定される。
防止の観点からなされる。角度つきのスクリーンマトリ
クスは、しきい値を格納した各セル配列から構成される
正方形の単位パターンを、正方形の一辺をx座標軸に対
して反時計まわりにスクリーン角Θだけ回転させて配置
している(図4参照)。スクリーン角をつけると、干渉
じまが発生し、解像度の低下につながるので、要求仕様
に基づき最適化された設計がなされる。シアンC、マゼ
ンタM、イエローYおよびブラックK各色のスクリーン
角の一例を図5に示す。従来の技術では、このような、
スクリーン角、階調性、解像度性の間での最適化設計の
結果として、単位パターンにおける2次元配列の大きさ
が決定される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】したがって、ディザパ
ターン等に利用されるハーフトーンスクリーンの2次元
配列の大きさは、スクリーン角度の設計パラメータ、階
調数の設計パラメータ、解像度の設計パラメータにより
求まるものであり、逆に所望の2次元配列の大きさが与
えられても、この枠組みの中で、目標とするスクリーン
角度の設計、階調数の設計、解像度の設計を行うことは
できなかった。すなわち、m、nを整数として、スクリ
ーン角ΘがtanΘ=m/n(規約分数)を満たすよう
に設計する場合、m×nの係数の大きさでハーフトーン
スクリーンの2次元配列を設計する必要があり、所望の
2次元配列の大きさが与えられ、これがm×nの倍数の
大きさでない場合に、この枠組みの中で、目標とするス
クリーン角の設計を行うことはできなかった。
ターン等に利用されるハーフトーンスクリーンの2次元
配列の大きさは、スクリーン角度の設計パラメータ、階
調数の設計パラメータ、解像度の設計パラメータにより
求まるものであり、逆に所望の2次元配列の大きさが与
えられても、この枠組みの中で、目標とするスクリーン
角度の設計、階調数の設計、解像度の設計を行うことは
できなかった。すなわち、m、nを整数として、スクリ
ーン角ΘがtanΘ=m/n(規約分数)を満たすよう
に設計する場合、m×nの係数の大きさでハーフトーン
スクリーンの2次元配列を設計する必要があり、所望の
2次元配列の大きさが与えられ、これがm×nの倍数の
大きさでない場合に、この枠組みの中で、目標とするス
クリーン角の設計を行うことはできなかった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、所望の2次元
配列の整数尺度に対して、相対的に実数尺度を持つ2次
元配列を設定し、後者の2次元配列において最適化され
たスクリーンマトリクスを、前者のスクリーンマトリク
ス上に写像し、スクリーンしきい値をマトリクスのセル
に格納して所望の大きさの2次元配列のスクリーンを生
成するものである。
配列の整数尺度に対して、相対的に実数尺度を持つ2次
元配列を設定し、後者の2次元配列において最適化され
たスクリーンマトリクスを、前者のスクリーンマトリク
ス上に写像し、スクリーンしきい値をマトリクスのセル
に格納して所望の大きさの2次元配列のスクリーンを生
成するものである。
【0007】
【作用】したがって、相対的に実数尺度を持つ2次元配
列から、整数尺度を持つ2次元配列への写像を行うこと
で、所望の2次元配列で整数尺度を持つ最適設計された
スクリーンを得る。
列から、整数尺度を持つ2次元配列への写像を行うこと
で、所望の2次元配列で整数尺度を持つ最適設計された
スクリーンを得る。
【0008】
【実施例】第1の実施例 まず、本発明の原理について説明する。本発明では、所
望の単位パターンにおける2次元配列の大きさが与えら
れ、この枠組みの中で、目標とするスクリーン角度の設
計、階調数の設計、解像度の設計を行うものである。こ
こでは、単位パターンが渦巻型ディザパターンであると
して例示する。所望の2次元配列の整数尺度に対して、
相対的に実数尺度を持つ2次元配列を設定し、後者の2
次元配列において最適化された単位パターンから構成さ
れたスクリーンマトリクスを、前者の単位パターンから
構成されたスクリーンマトリクス上に写像し、スクリー
ンしきい値をマトリクスのセルに格納して所望の2次元
配列のスクリーンを生成する。なお、スクリーンマトリ
クスを構成する各しきい値をスクリーンしきい値という
ことにする。
望の単位パターンにおける2次元配列の大きさが与えら
れ、この枠組みの中で、目標とするスクリーン角度の設
計、階調数の設計、解像度の設計を行うものである。こ
こでは、単位パターンが渦巻型ディザパターンであると
して例示する。所望の2次元配列の整数尺度に対して、
相対的に実数尺度を持つ2次元配列を設定し、後者の2
次元配列において最適化された単位パターンから構成さ
れたスクリーンマトリクスを、前者の単位パターンから
構成されたスクリーンマトリクス上に写像し、スクリー
ンしきい値をマトリクスのセルに格納して所望の2次元
配列のスクリーンを生成する。なお、スクリーンマトリ
クスを構成する各しきい値をスクリーンしきい値という
ことにする。
【0009】図6は写像を説明する説明図であり、処理
を簡単に説明するために、スクリーン角のない単位パタ
ーンとした例であり、次に図6および図7を参照して説
明する。図6(b)は、整数尺度を持つ所望の2次元配
列(大きさ2×2)であり、1つの2次元配列の要素の
縦・横長さには、整数長1が付与されている。これに対
して図6(a)は、相対的に実数尺度を持つ2次元配列
(大きさ3×3)であり、図6(a)を図6(b)の上
に写像すると、1つの2次元配列の要素の縦・横の長さ
は、実数長0.6667となる。図6(a)の2次元配
列(大きさ3×3)の各要素の値が図6(c)であると
すると、図6(b)の左上の配列要素の値は、図6
(d)の面積率siを使用して以下のように計算され
る。なお、ある領域の面積に対してその領域に含まれる
領域の面積が占める割合を、その領域iの面積率si
(i:整数)といい、図6(d)に示した例では、実線
で囲まれた領域の面積を1として、それぞれ、s1=
0.6667×0.6667、s2=(0.6667/
2)×0.6667、s3=0.6667×(0.66
67/2)、s4=(0.6667/2)×(0.66
67/2)となる。
を簡単に説明するために、スクリーン角のない単位パタ
ーンとした例であり、次に図6および図7を参照して説
明する。図6(b)は、整数尺度を持つ所望の2次元配
列(大きさ2×2)であり、1つの2次元配列の要素の
縦・横長さには、整数長1が付与されている。これに対
して図6(a)は、相対的に実数尺度を持つ2次元配列
(大きさ3×3)であり、図6(a)を図6(b)の上
に写像すると、1つの2次元配列の要素の縦・横の長さ
は、実数長0.6667となる。図6(a)の2次元配
列(大きさ3×3)の各要素の値が図6(c)であると
すると、図6(b)の左上の配列要素の値は、図6
(d)の面積率siを使用して以下のように計算され
る。なお、ある領域の面積に対してその領域に含まれる
領域の面積が占める割合を、その領域iの面積率si
(i:整数)といい、図6(d)に示した例では、実線
で囲まれた領域の面積を1として、それぞれ、s1=
0.6667×0.6667、s2=(0.6667/
2)×0.6667、s3=0.6667×(0.66
67/2)、s4=(0.6667/2)×(0.66
67/2)となる。
【0010】すなわち、この配列要素は、図6(c)の
しきい値と図6(d)に示した各面積率siをかけて次
式で求められる。 s1×3+s2×4+s3×2+s4×1 左上、右下、右下の配列要素の値も同様に計算される。
このように、相対的に実数尺度を持つ2次元配列から、
整数尺度を持つ2次元配列への写像を行うことで、所望
の2次元配列で整数尺度で最適設計された単位パターン
を得ることができる。
しきい値と図6(d)に示した各面積率siをかけて次
式で求められる。 s1×3+s2×4+s3×2+s4×1 左上、右下、右下の配列要素の値も同様に計算される。
このように、相対的に実数尺度を持つ2次元配列から、
整数尺度を持つ2次元配列への写像を行うことで、所望
の2次元配列で整数尺度で最適設計された単位パターン
を得ることができる。
【0011】図7は、スクリーン角を付けたスクリーン
の例であり、スクリーン角を相対的に実数尺度を持つ2
次元配列で設計している。また、スクリーン角Θのta
nΘ比率は、必ずしも有理数比に限定されず、実数比、
無理数比といったあらゆる数比が使用できる。図7
(b)は実線で示した整数尺度の2次元配列(大きさ4
×4)であり、図7(a)の波線で示した実数尺度の2
次元配列を図7(b)の2次元配列上に写像し、図7
(b)の2次元配列の各配列要素内で、図6で示した例
と同様の面積率Rによる重み付きのしきい値和を計算す
ることで、所望の2次元配列(大きさ4×4)を得るこ
とができる。なお、しきい値セルの中心から各領域の重
心までを距離Lとし、図6(b)に例示する。
の例であり、スクリーン角を相対的に実数尺度を持つ2
次元配列で設計している。また、スクリーン角Θのta
nΘ比率は、必ずしも有理数比に限定されず、実数比、
無理数比といったあらゆる数比が使用できる。図7
(b)は実線で示した整数尺度の2次元配列(大きさ4
×4)であり、図7(a)の波線で示した実数尺度の2
次元配列を図7(b)の2次元配列上に写像し、図7
(b)の2次元配列の各配列要素内で、図6で示した例
と同様の面積率Rによる重み付きのしきい値和を計算す
ることで、所望の2次元配列(大きさ4×4)を得るこ
とができる。なお、しきい値セルの中心から各領域の重
心までを距離Lとし、図6(b)に例示する。
【0012】以下、本発明の構成を図面を参照して説明
する。図1に、本発明の基本システム構成を示す。な
お、図示した内容は発明の実施例を説明するためのもの
であり、発明を限定するものではない。本実施例の基本
システム構成は、原画像を光学式に走査して読み取り、
多値画像の信号として順次出力するスキャナ1、この多
値画像の信号を2値の信号で示す中間調画像に変換する
ハーフトーンスクリーンプロセッサ2、この2値の信号
により媒体に印刷するプリンタ4から構成されている。
システムへの入力は、カラー原画像5であり、出力はカ
ラー画像6である。カラー原画像5はまず、スキャナ1
で読み取られ、スキャナ1の出力信号として、シアン
C、マゼンタM、イエローY、ブラックK(各mbi
t)を出力する。シアンC、マゼンタM、イエローY、
ブラックK(各mbit)の信号は、ハーフトーンスク
リーンプロセッサ2に入力され、ここでシアンC、マゼ
ンタM、イエローY、ブラックK(各mbit)の信号
は、シアンC′、マゼンタM′、イエローY′、ブラッ
クK′(各nbit)、(本実施例ではn=1とする)
の信号に変換される。このシアンC′、マゼンタM′、
イエローY′、ブラックK′(各nbit)の信号は、
プリンタ4に入力され、プリンタ4の出力結果としてカ
ラー画像6が印刷出力される。なお、mおよびnは整数
(m>n)とする。
する。図1に、本発明の基本システム構成を示す。な
お、図示した内容は発明の実施例を説明するためのもの
であり、発明を限定するものではない。本実施例の基本
システム構成は、原画像を光学式に走査して読み取り、
多値画像の信号として順次出力するスキャナ1、この多
値画像の信号を2値の信号で示す中間調画像に変換する
ハーフトーンスクリーンプロセッサ2、この2値の信号
により媒体に印刷するプリンタ4から構成されている。
システムへの入力は、カラー原画像5であり、出力はカ
ラー画像6である。カラー原画像5はまず、スキャナ1
で読み取られ、スキャナ1の出力信号として、シアン
C、マゼンタM、イエローY、ブラックK(各mbi
t)を出力する。シアンC、マゼンタM、イエローY、
ブラックK(各mbit)の信号は、ハーフトーンスク
リーンプロセッサ2に入力され、ここでシアンC、マゼ
ンタM、イエローY、ブラックK(各mbit)の信号
は、シアンC′、マゼンタM′、イエローY′、ブラッ
クK′(各nbit)、(本実施例ではn=1とする)
の信号に変換される。このシアンC′、マゼンタM′、
イエローY′、ブラックK′(各nbit)の信号は、
プリンタ4に入力され、プリンタ4の出力結果としてカ
ラー画像6が印刷出力される。なお、mおよびnは整数
(m>n)とする。
【0013】次に、このハーフトーンスクリーンプロセ
ッサ2について、図8を参照して説明する。ハーフトー
ンスクリーンプロセッサ2は、面積率計算器21、スク
リーンマトリクスメモリI22、スクリーンマトリクス
メモリII26、乗算器23、加算器24、レジスタ2
5、ハーフトーン比較器27、28、29、30から構
成されている。
ッサ2について、図8を参照して説明する。ハーフトー
ンスクリーンプロセッサ2は、面積率計算器21、スク
リーンマトリクスメモリI22、スクリーンマトリクス
メモリII26、乗算器23、加算器24、レジスタ2
5、ハーフトーン比較器27、28、29、30から構
成されている。
【0014】まず、各部の接続関係、信号線を説明す
る。面積率計算器21の入力には、スクリーンパラメー
タIx、Iy、スクリーンパラメータIIx、IIyが
入力される。スクリーンパラメータIx、Iyは、スク
リーンマトリクスメモリI22に格納されるスクリーン
マトリクスの横Ix、縦Iyの大きさであり、2つの整
数値として与えられる。スクリーンパラメータIIx、
IIyは、スクリーンメモリII26に格納されるスク
リーンマトリクス(図3、図7参照)の横IIx、 縦
IIyの大きさであり、2つの整数値として与えられ
る。面積率計算器21の出力としては、先に説明した面
積率Rが出力され、乗算器23に入力される。
る。面積率計算器21の入力には、スクリーンパラメー
タIx、Iy、スクリーンパラメータIIx、IIyが
入力される。スクリーンパラメータIx、Iyは、スク
リーンマトリクスメモリI22に格納されるスクリーン
マトリクスの横Ix、縦Iyの大きさであり、2つの整
数値として与えられる。スクリーンパラメータIIx、
IIyは、スクリーンメモリII26に格納されるスク
リーンマトリクス(図3、図7参照)の横IIx、 縦
IIyの大きさであり、2つの整数値として与えられ
る。面積率計算器21の出力としては、先に説明した面
積率Rが出力され、乗算器23に入力される。
【0015】スクリーンマトリクスメモリI22の入力
には、スクリーンパラメータIIx、IIyとスクリー
ンパラメータIIx、IIyによって指定される横、縦
の大きさのスクリーンのしきい値の値が入力される。ま
た、メモリ入力アドレスの制御のための信号線として、
x,yが入力されている。ここでxはスクリーンマトリ
クスの横軸方向のアドレスを、yはスクリーンマトリク
スの縦軸方向のアドレスを示す。このx,y信号線は、
スクリーンしきい値をアドレス指定して出力線から読み
出す場合にも使用される。したがって、スクリーンマト
リクスメモリI22の出力信号線はしきい値thを出力
し、これは乗算器23の入力に接続されている。乗算器
23の入力には、面積率Rとしきい値thが入力され、
乗算結果の出力線は、加算器24の入力に接続されてい
る。加算器24の出力線はレジスタ25の入力線に接続
され、レジスタ25の出力は加算器24の入力と、スク
リーンマトリクスメモリII26の入力に接続されてい
る。
には、スクリーンパラメータIIx、IIyとスクリー
ンパラメータIIx、IIyによって指定される横、縦
の大きさのスクリーンのしきい値の値が入力される。ま
た、メモリ入力アドレスの制御のための信号線として、
x,yが入力されている。ここでxはスクリーンマトリ
クスの横軸方向のアドレスを、yはスクリーンマトリク
スの縦軸方向のアドレスを示す。このx,y信号線は、
スクリーンしきい値をアドレス指定して出力線から読み
出す場合にも使用される。したがって、スクリーンマト
リクスメモリI22の出力信号線はしきい値thを出力
し、これは乗算器23の入力に接続されている。乗算器
23の入力には、面積率Rとしきい値thが入力され、
乗算結果の出力線は、加算器24の入力に接続されてい
る。加算器24の出力線はレジスタ25の入力線に接続
され、レジスタ25の出力は加算器24の入力と、スク
リーンマトリクスメモリII26の入力に接続されてい
る。
【0016】スクリーンマトリクスメモリII26に
は、スクリーンパラメータIIx、IIyが入力される
とともに、スクリーンパラメータIIx、IIyによっ
て指定される横、縦の大きさのスクリーンのしきい値T
hが入力されることになる。ここでThは、レジスタ2
5の出力である。また、メモリ入力アドレスの制御のた
めの信号線として、x,yが入力されている。ここでx
はスクリーンマトリクスの横軸方向のアドレスを、yは
スクリーンマトリクスの縦軸方向のアドレスを示す。こ
のx,y信号線はスクリーンしきい値のアドレス指定を
して出力信号線から読み出す場合にも使用される。カラ
ーCol入力信号は2bitの信号線であり、シアン
C、マゼンタM、イエローYおよびブラックKのいずれ
かに対応した、スクリーンマトリクスの種類を指定す
る。
は、スクリーンパラメータIIx、IIyが入力される
とともに、スクリーンパラメータIIx、IIyによっ
て指定される横、縦の大きさのスクリーンのしきい値T
hが入力されることになる。ここでThは、レジスタ2
5の出力である。また、メモリ入力アドレスの制御のた
めの信号線として、x,yが入力されている。ここでx
はスクリーンマトリクスの横軸方向のアドレスを、yは
スクリーンマトリクスの縦軸方向のアドレスを示す。こ
のx,y信号線はスクリーンしきい値のアドレス指定を
して出力信号線から読み出す場合にも使用される。カラ
ーCol入力信号は2bitの信号線であり、シアン
C、マゼンタM、イエローYおよびブラックKのいずれ
かに対応した、スクリーンマトリクスの種類を指定す
る。
【0017】このカラーCol入力信号とx,y信号の
組み合わせで、指定した色のスクリーンの座標値(x,
y)を指定する。たとえば、カラーCol入力信号をシ
アンC:00、マゼンタM:01、イエローY:10、
ブラック:11とすると、Col:01、x:2,y:
2であるならば、マゼンタMに対応したスクリーンの座
標値(2,2)を指定することになる。スクリーンマト
リクスメモリII26の出力しきい値Thの信号線は、
ハーフトーン比較器27、28、29、30の4つのユ
ニットに接続されている。4つのユニットの入力には、
他に4つの色シアンC(i,j)、マゼンタM(i,
j)、イエローY(i,j)およびブラックK(i,
j)のmbitカラー信号が入力されている。ここで、
(i,j)はカラー画像の座標値を示す。2-7ハーフト
ーン比較器の4つのユニットの出力線からは、この4つ
の色に対応して、nbitのシアンC´(i,j)マゼ
ンタM´(i,j)、イエローY´(i,j)およびブ
ラックK´(i,j)が得られ、これらが2ハーフトー
ンスクリーンプロセッサの出力結果として、出力され
る。
組み合わせで、指定した色のスクリーンの座標値(x,
y)を指定する。たとえば、カラーCol入力信号をシ
アンC:00、マゼンタM:01、イエローY:10、
ブラック:11とすると、Col:01、x:2,y:
2であるならば、マゼンタMに対応したスクリーンの座
標値(2,2)を指定することになる。スクリーンマト
リクスメモリII26の出力しきい値Thの信号線は、
ハーフトーン比較器27、28、29、30の4つのユ
ニットに接続されている。4つのユニットの入力には、
他に4つの色シアンC(i,j)、マゼンタM(i,
j)、イエローY(i,j)およびブラックK(i,
j)のmbitカラー信号が入力されている。ここで、
(i,j)はカラー画像の座標値を示す。2-7ハーフト
ーン比較器の4つのユニットの出力線からは、この4つ
の色に対応して、nbitのシアンC´(i,j)マゼ
ンタM´(i,j)、イエローY´(i,j)およびブ
ラックK´(i,j)が得られ、これらが2ハーフトー
ンスクリーンプロセッサの出力結果として、出力され
る。
【0018】次に各機能ブロックの機能を説明する。 面積率計算器21 スクリーンパラメータIx、Iyすなわちスクリーンマ
トリクスメモリI22上に格納されるスクリーンマトリ
クスの横、縦の大きさと、スクリーンパラメータII
x、IIyすなわちスクリーンマトリクスメモリII2
6上に格納されるスクリーンマトリクスの横、縦の大き
さから、スクリーンマトリクスII26に格納される全
ての2次元配列の計算に関る面積率を全て算出する。
トリクスメモリI22上に格納されるスクリーンマトリ
クスの横、縦の大きさと、スクリーンパラメータII
x、IIyすなわちスクリーンマトリクスメモリII2
6上に格納されるスクリーンマトリクスの横、縦の大き
さから、スクリーンマトリクスII26に格納される全
ての2次元配列の計算に関る面積率を全て算出する。
【0019】スクリーンマトリクスメモリI22 所望の2次元配列の整数尺度に対して、この配列の外枠
の大きさの整合をとった結果としてスクリーンしきい値
をマトリクスのセルに格納することにより、相対的に実
数座標を持つ2次元配列のスクリーンマトリクスを記憶
しておくメモリである。メモリ入力アドレスの制御のた
めの信号線として、x,yが入力される。ここでxはス
クリーンマトリクスの横軸方向のアドレスを、yはスク
リーンマトリクスの縦軸方向のアドレスを示す。この
x,yY信号線は、スクリーンしきい値のアドレスを指
定して出力信号線に出す場合にも使用される。2次元メ
モリ領域は、スクリーンパラメータIx、Iyから計算
されるアドレスにより取得される。
の大きさの整合をとった結果としてスクリーンしきい値
をマトリクスのセルに格納することにより、相対的に実
数座標を持つ2次元配列のスクリーンマトリクスを記憶
しておくメモリである。メモリ入力アドレスの制御のた
めの信号線として、x,yが入力される。ここでxはス
クリーンマトリクスの横軸方向のアドレスを、yはスク
リーンマトリクスの縦軸方向のアドレスを示す。この
x,yY信号線は、スクリーンしきい値のアドレスを指
定して出力信号線に出す場合にも使用される。2次元メ
モリ領域は、スクリーンパラメータIx、Iyから計算
されるアドレスにより取得される。
【0020】乗算器23 面積率計算器21の出力Rと、スクリーンマトリクスメ
モリI22の出力thの乗算を行い、加算器24に出力
する。
モリI22の出力thの乗算を行い、加算器24に出力
する。
【0021】加算器24 乗算器24の出力と、レジスタ25の値の間での累加算
を行う。レジスタ25は、累加の途中結果を保持してお
くレジスタであり、累加の最終結果は、スクリーンマト
リクスメモリII26のTh入力値として出力される。 スクリーンマトリクスメモリII26 所望の2次元配列のスクリーンマトリクスを記憶してお
くメモリである。メモリ入力アドレスの制御のための信
号線として、x,yが入力される。ここでxはスクリー
ンマトリクスの横軸方向のアドレス、yはスクリーンマ
トリクスの縦軸方向のアドレスを示す。このx,y信号
線はスクリーンしきい値のアドレスを指定して出力信号
値を出す場合にも使用される。カラー入力信号線Col
はシアンC、マゼンタM、イエローYおよびブラックK
の4色に対応したスクリーンの種類を区別するのに使用
される。2次元メモリ領域の取得には、スクリーンパラ
メータIIx,IIyが使用される。
を行う。レジスタ25は、累加の途中結果を保持してお
くレジスタであり、累加の最終結果は、スクリーンマト
リクスメモリII26のTh入力値として出力される。 スクリーンマトリクスメモリII26 所望の2次元配列のスクリーンマトリクスを記憶してお
くメモリである。メモリ入力アドレスの制御のための信
号線として、x,yが入力される。ここでxはスクリー
ンマトリクスの横軸方向のアドレス、yはスクリーンマ
トリクスの縦軸方向のアドレスを示す。このx,y信号
線はスクリーンしきい値のアドレスを指定して出力信号
値を出す場合にも使用される。カラー入力信号線Col
はシアンC、マゼンタM、イエローYおよびブラックK
の4色に対応したスクリーンの種類を区別するのに使用
される。2次元メモリ領域の取得には、スクリーンパラ
メータIIx,IIyが使用される。
【0022】ハーフトーン比較器27、28、29、3
0 ハーフトーン比較器27、28、29、30は、シアン
C、マゼンタM、イエローYおよびブラックKの各色毎
に4ユニット存在する。シアンCのハーフトーン比較器
について説明すると、剰余modを演算要素として、m
bitのシアンC画像の座標(i,j)の値C(i,
j)を、(i,j)に対応したしきい値Th(i,j)
×(x=(i mod IIx),y=(j mod
IIy))と大小比較し、c(i,j)<Th(x,
y)ならば、n(=1)bitのシンボル“0”をC´
(i,j)の値として出力し、Th(x,y)<=C
(i,j)ならば、シンボル“1”をC(i,j)の値
として出力する。マゼンタM,イエローYおよびブラッ
クKの場合についても全く同様である。
0 ハーフトーン比較器27、28、29、30は、シアン
C、マゼンタM、イエローYおよびブラックKの各色毎
に4ユニット存在する。シアンCのハーフトーン比較器
について説明すると、剰余modを演算要素として、m
bitのシアンC画像の座標(i,j)の値C(i,
j)を、(i,j)に対応したしきい値Th(i,j)
×(x=(i mod IIx),y=(j mod
IIy))と大小比較し、c(i,j)<Th(x,
y)ならば、n(=1)bitのシンボル“0”をC´
(i,j)の値として出力し、Th(x,y)<=C
(i,j)ならば、シンボル“1”をC(i,j)の値
として出力する。マゼンタM,イエローYおよびブラッ
クKの場合についても全く同様である。
【0023】次に動作を説明する。本発明の動作を、図
9および図10の処理フローを用い、図7のスクリーン
構成の場合で説明する。 ステップ1 作成するスクリーンの色h(h=1〜4)を初期化す
る。なお、色1:シアン、色2:マゼンタ、色3:イエ
ローおよび色4:ブラックとする。 ステップ2 スクリーンパラメータIx×Iy個のスクリーンしきい
値th(X,Y)をスクリーンマトリクスメモリI22
に格納する。スクリーンしきい値th(X,Y)は、ス
クリーンマトリクスメモリI22への信号線thから入
力され、座標値(x,y)は、スクリーンマトリクスメ
モリI22への信号線x,yにより制御される。また、
Ix,IyはスクリーンマトリクスメモリI22への信
号線Ix,Iyから入力される。
9および図10の処理フローを用い、図7のスクリーン
構成の場合で説明する。 ステップ1 作成するスクリーンの色h(h=1〜4)を初期化す
る。なお、色1:シアン、色2:マゼンタ、色3:イエ
ローおよび色4:ブラックとする。 ステップ2 スクリーンパラメータIx×Iy個のスクリーンしきい
値th(X,Y)をスクリーンマトリクスメモリI22
に格納する。スクリーンしきい値th(X,Y)は、ス
クリーンマトリクスメモリI22への信号線thから入
力され、座標値(x,y)は、スクリーンマトリクスメ
モリI22への信号線x,yにより制御される。また、
Ix,IyはスクリーンマトリクスメモリI22への信
号線Ix,Iyから入力される。
【0024】ステップ3 本ステップは、面積率計算器21で実行される。Ix、
IyおよびIIx、IIyの値を入力し、図7で示され
ている全ての領域の面積率Rを計算する。 ステップ4 スクリーンしきい値Th(x,y)のx,y各座標値を
初期化する。 ステップ5 各色hについて、スクリーンしきい値Th(x,y)を
求める。本ステップでは、乗算器23、加算器24、レ
ジスタ25を使用する。演算は面積率Rとスクリーンし
きい値th(X,Y)の積の累加算であり、Th(x,
y)←ΣRk×th(X,Y)で計算される。ここで、
添え字kは(x,y)に対応する全ての領域のインデッ
クス番号である。
IyおよびIIx、IIyの値を入力し、図7で示され
ている全ての領域の面積率Rを計算する。 ステップ4 スクリーンしきい値Th(x,y)のx,y各座標値を
初期化する。 ステップ5 各色hについて、スクリーンしきい値Th(x,y)を
求める。本ステップでは、乗算器23、加算器24、レ
ジスタ25を使用する。演算は面積率Rとスクリーンし
きい値th(X,Y)の積の累加算であり、Th(x,
y)←ΣRk×th(X,Y)で計算される。ここで、
添え字kは(x,y)に対応する全ての領域のインデッ
クス番号である。
【0025】ステップ6 ステップ5の計算結果であるスクリーンしきい値Th
(x,y)をスクリーンマトリクスメモリIIの対応す
る場所に記憶する。 ステップ7〜ステップ10 座標値(x,y)の制御を行い、スクリーンマトリクス
の全領域にスクリーンしきい値を記憶する。 ステップ11〜ステップ12 色の制御を行い、順次、全色についてスクリーンしきい
値を記憶する。
(x,y)をスクリーンマトリクスメモリIIの対応す
る場所に記憶する。 ステップ7〜ステップ10 座標値(x,y)の制御を行い、スクリーンマトリクス
の全領域にスクリーンしきい値を記憶する。 ステップ11〜ステップ12 色の制御を行い、順次、全色についてスクリーンしきい
値を記憶する。
【0026】ステップ13 シアンC、マゼンタM、イエローYおよびブラックK各
カラー画像の座標値(i,j)を初期化する。 ステップ14〜ステップ17 スクリーンマトリクスメモリII26から各色のスクリ
ーン角に応じたスクリーンしきい値を読みだし、各色の
ハーフトーン比較器27、28、29、30によりmb
itのカラー原画像5からn(=1)bitのハーフト
ーン画像を得る。 ステップ18〜ステップ21 カラー画像6の座標値の制御を行い、順次、全色につい
てハーフトーン画像を得る。以上の処理により、結果と
してn(=1)bitのシアンC、マゼンタM、イエロ
ーおよびブラックKについてカラーハーフトーン画像を
得ることができる。
カラー画像の座標値(i,j)を初期化する。 ステップ14〜ステップ17 スクリーンマトリクスメモリII26から各色のスクリ
ーン角に応じたスクリーンしきい値を読みだし、各色の
ハーフトーン比較器27、28、29、30によりmb
itのカラー原画像5からn(=1)bitのハーフト
ーン画像を得る。 ステップ18〜ステップ21 カラー画像6の座標値の制御を行い、順次、全色につい
てハーフトーン画像を得る。以上の処理により、結果と
してn(=1)bitのシアンC、マゼンタM、イエロ
ーおよびブラックKについてカラーハーフトーン画像を
得ることができる。
【0027】以上詳細に説明したように、所望のしきい
値配列の大きさでの設計がなされることにより、例え
ば、8bit、16bit、32bitといったワード
処理によるしきい値配列のメモリアクセスや演算上の処
理の迅速性、あるいはしきい値周期(しきい値の横、縦
の大きさ)に依存してその性能が決定づけられるハーフ
トーンパターンのデータ圧縮における圧縮率(圧縮前の
データ量/圧縮後のデータ量)の向上が図れるという効
果が得られる。
値配列の大きさでの設計がなされることにより、例え
ば、8bit、16bit、32bitといったワード
処理によるしきい値配列のメモリアクセスや演算上の処
理の迅速性、あるいはしきい値周期(しきい値の横、縦
の大きさ)に依存してその性能が決定づけられるハーフ
トーンパターンのデータ圧縮における圧縮率(圧縮前の
データ量/圧縮後のデータ量)の向上が図れるという効
果が得られる。
【0028】第2の実施例 第2の実施例では、第1実施例に対し、スクリーンしき
い値Th(x,y)の計算に、スクリーンしきい値th
(X,Y)に対する空間フィルタを施すところが異な
る。空間フィルタのフィルタ係数Fは、Th(x,y)
のしきい値セルの中心から各領域の重心までの距離Lに
依存し、また、各領域の面積率siに依存して設定され
る。まず、本実施例のハーフトーンスクリーンプロセッ
サについて図11で説明する。このハーフトーンスクリ
ーンプロセッサは、空間フィルタ係数計算器211、ス
クリーンマトリクスメモリI22、スクリーンマトリク
スメモリII26、乗算器23、加算器24、レジスタ
25、ハーフトーン比較器27、28、29、30から
構成されている。
い値Th(x,y)の計算に、スクリーンしきい値th
(X,Y)に対する空間フィルタを施すところが異な
る。空間フィルタのフィルタ係数Fは、Th(x,y)
のしきい値セルの中心から各領域の重心までの距離Lに
依存し、また、各領域の面積率siに依存して設定され
る。まず、本実施例のハーフトーンスクリーンプロセッ
サについて図11で説明する。このハーフトーンスクリ
ーンプロセッサは、空間フィルタ係数計算器211、ス
クリーンマトリクスメモリI22、スクリーンマトリク
スメモリII26、乗算器23、加算器24、レジスタ
25、ハーフトーン比較器27、28、29、30から
構成されている。
【0029】まず、各部の接続関係、信号線を説明す
る。空間フィルタ係数計算器211の入力には、スクリ
ーンパラメータIx,Iy、およびスクリーンパラメー
タIIx,IIyが入力される。スクリーンパラメータ
Ix,Iyは、2-2スクリーンマトリクスメモリIに格
納されるスクリーンマトリクスの横Ix、縦Iyの大き
さであり、2つの整数値として与えられる。スクリーン
パラメータIIx,IIyは、スクリーンマトリクスメ
モリII26に格納されるスクリーンマトリクスの横I
Ix, 縦IIyの大きさであり、2つの整数値として与
えられる。空間フィルタ係数計算器211の出力として
は、後で説明するフィルタ係数Fが出力され、乗算器2
3に入力される。
る。空間フィルタ係数計算器211の入力には、スクリ
ーンパラメータIx,Iy、およびスクリーンパラメー
タIIx,IIyが入力される。スクリーンパラメータ
Ix,Iyは、2-2スクリーンマトリクスメモリIに格
納されるスクリーンマトリクスの横Ix、縦Iyの大き
さであり、2つの整数値として与えられる。スクリーン
パラメータIIx,IIyは、スクリーンマトリクスメ
モリII26に格納されるスクリーンマトリクスの横I
Ix, 縦IIyの大きさであり、2つの整数値として与
えられる。空間フィルタ係数計算器211の出力として
は、後で説明するフィルタ係数Fが出力され、乗算器2
3に入力される。
【0030】スクリーンマトリクスメモリI22の入力
には、スクリーンパラメータIx,Iyとスクリーンパ
ラメータIx,Iyによって指定される横、縦の大きさ
のスクリーンマトリクスのしきい値の値が入力される。
また、メモリ入力アドレスの制御のための信号線とし
て、x,yが入力されている。ここでxはスクリーンマ
トリクスの横軸方向のアドレスを、yはスクリーンマト
リクスの縦軸方向のアドレスを示す。このx,y信号線
は、スクリーンしきい値をアドレス指定して出力線から
読み出す場合にも使用される。スクリーンマトリクスメ
モリI22の出力信号線はしきい値thを出力し、これ
は乗算器23の入力に接続されている。乗算器23の入
力には、フィルタ係数Fとしきい値thが入力され、乗
算結果の出力線は、加算器24の入力に接続されてい
る。加算器24のもう一方の入力にはレジスタ25の出
力が接続されている。加算器24の出力線はレジスタ2
5の入力線に接続され、レジスタ25の入力には加算器
24の入力と、スクリーンマトリクスメモリII26の
入力に接続されている。
には、スクリーンパラメータIx,Iyとスクリーンパ
ラメータIx,Iyによって指定される横、縦の大きさ
のスクリーンマトリクスのしきい値の値が入力される。
また、メモリ入力アドレスの制御のための信号線とし
て、x,yが入力されている。ここでxはスクリーンマ
トリクスの横軸方向のアドレスを、yはスクリーンマト
リクスの縦軸方向のアドレスを示す。このx,y信号線
は、スクリーンしきい値をアドレス指定して出力線から
読み出す場合にも使用される。スクリーンマトリクスメ
モリI22の出力信号線はしきい値thを出力し、これ
は乗算器23の入力に接続されている。乗算器23の入
力には、フィルタ係数Fとしきい値thが入力され、乗
算結果の出力線は、加算器24の入力に接続されてい
る。加算器24のもう一方の入力にはレジスタ25の出
力が接続されている。加算器24の出力線はレジスタ2
5の入力線に接続され、レジスタ25の入力には加算器
24の入力と、スクリーンマトリクスメモリII26の
入力に接続されている。
【0031】スクリーンマトリクスメモリII26の入
力には、スクリーンパラメータIIx,IIyが入力さ
れるとともに、スクリーンパラメータIIx,IIyに
よって指定される横、縦の大きさのスクリーンマトリク
スのしきい値Thが入力されることになる。ここでTh
は、レジスタ25の出力である。また、メモリ入力アド
レスの制御のための信号線として、x,yが入力されて
いる。ここでxはスクリーンマトリクスの横軸方向のア
ドレスを、yはスクリーンマトリクスの縦軸方向のアド
レスを示す。このx,y信号線はスクリーンしきい値の
アドレス指定をして出力信号線から読み出す場合にも使
用される。カラーCol入力信号は2bitの信号線で
あり、シアンC、マゼンタM、イエローYおよびブラッ
クKのいずれかに対応した、スクリーンマトリクスの種
類を指定する。
力には、スクリーンパラメータIIx,IIyが入力さ
れるとともに、スクリーンパラメータIIx,IIyに
よって指定される横、縦の大きさのスクリーンマトリク
スのしきい値Thが入力されることになる。ここでTh
は、レジスタ25の出力である。また、メモリ入力アド
レスの制御のための信号線として、x,yが入力されて
いる。ここでxはスクリーンマトリクスの横軸方向のア
ドレスを、yはスクリーンマトリクスの縦軸方向のアド
レスを示す。このx,y信号線はスクリーンしきい値の
アドレス指定をして出力信号線から読み出す場合にも使
用される。カラーCol入力信号は2bitの信号線で
あり、シアンC、マゼンタM、イエローYおよびブラッ
クKのいずれかに対応した、スクリーンマトリクスの種
類を指定する。
【0032】このカラーCol入力信号とx,y信号の
組み合わせで、指定した色のスクリーンの座標値(x,
y)を指定する。スクリーンマトリクスメモリII26
の出力しきい値Thの信号線は、ハーフトーン比較器2
7、28、29、30の4つのユニットに接続されてい
る。4つのユニットの入力には、他に4つの色シアンC
(i,j)マゼンタM(i,j)、イエローY(i,
j)およびブラックK(i,j)のmbitカラー信号
が入力されている。ここで、(i,j)はカラー画像の
座標値を示す。2-7ハーフトーン比較器の4つのユニッ
トの出力線からは、nbitのシアンC′(i,j)マ
ゼンタM′(i,j)、イエローY′(i,j)および
ブラックK′(i,j)が得られ、これらがハーフトー
ンスクリーンプロセッサの出力結果として、出力され
る。
組み合わせで、指定した色のスクリーンの座標値(x,
y)を指定する。スクリーンマトリクスメモリII26
の出力しきい値Thの信号線は、ハーフトーン比較器2
7、28、29、30の4つのユニットに接続されてい
る。4つのユニットの入力には、他に4つの色シアンC
(i,j)マゼンタM(i,j)、イエローY(i,
j)およびブラックK(i,j)のmbitカラー信号
が入力されている。ここで、(i,j)はカラー画像の
座標値を示す。2-7ハーフトーン比較器の4つのユニッ
トの出力線からは、nbitのシアンC′(i,j)マ
ゼンタM′(i,j)、イエローY′(i,j)および
ブラックK′(i,j)が得られ、これらがハーフトー
ンスクリーンプロセッサの出力結果として、出力され
る。
【0033】次に各機能要素の機能を説明する。 フィルタ係数計算器211 スクリーンパラメータIx,Iyすなわちスクリーンマ
トリクスメモリI22上に格納されるスクリーンマトリ
クスの横、縦の大きさと、スクリーンパラメータII
x,IIyすなわちスクリーンマトリクスメモリII2
6上に格納されるスクリーンマトリクスの横、縦の大き
さから、スクリーンマトリクスII26に格納される全
ての2次元配列の計算に関るフィルタ係数を全て算出す
る。フィルタ係数Fの算出は以下の式による。 フィルタ係数=領域の面積率×(1/(セルの中心から
領域重心までの距離))
トリクスメモリI22上に格納されるスクリーンマトリ
クスの横、縦の大きさと、スクリーンパラメータII
x,IIyすなわちスクリーンマトリクスメモリII2
6上に格納されるスクリーンマトリクスの横、縦の大き
さから、スクリーンマトリクスII26に格納される全
ての2次元配列の計算に関るフィルタ係数を全て算出す
る。フィルタ係数Fの算出は以下の式による。 フィルタ係数=領域の面積率×(1/(セルの中心から
領域重心までの距離))
【0034】スクリーンマトリクスメモリI22 所望の2次元配列の整数尺度に対して、相対的に実数座
標を持つ2次元配列のスクリーンマトリクスを記憶して
おくメモリである。メモリ入力アドレスの制御のための
信号線として、x,yが入力される。ここでxはスクリ
ーンマトリクスの横軸方向のアドレスを、yはスクリー
ンマトリクスの縦軸方向のアドレスを示す。このx,y
信号線は、スクリーンしきい値のアドレスを指定して出
力信号線に出す場合にも使用される。2次元メモリ領域
の取得には、スクリーンパラメータIx,Iyが使用さ
れる。
標を持つ2次元配列のスクリーンマトリクスを記憶して
おくメモリである。メモリ入力アドレスの制御のための
信号線として、x,yが入力される。ここでxはスクリ
ーンマトリクスの横軸方向のアドレスを、yはスクリー
ンマトリクスの縦軸方向のアドレスを示す。このx,y
信号線は、スクリーンしきい値のアドレスを指定して出
力信号線に出す場合にも使用される。2次元メモリ領域
の取得には、スクリーンパラメータIx,Iyが使用さ
れる。
【0035】乗算器23 空間フィルタ係数計算器211の出力と、スクリーンマ
トリクスメモリI22の出力thの乗算を行い、加算器
24に出力する。
トリクスメモリI22の出力thの乗算を行い、加算器
24に出力する。
【0036】加算器24 乗算器23の出力と、レジスタ25の値の間での累加算
を行う。 レジスタ25 累加算の途中結果を保持しておくレジスタであり、累加
算の最終結果は、スクリーンマトリクスメモリII26
のTh入力値として出力される。スクリーンマトリクス
メモリII26所望の2次元配列のスクリーンマトリク
スを記憶しておくメモリである。メモリ入力アドレスの
制御のための信号線として、x,yが入力される。ここ
でxはスクリーンマトリクスの横軸方向のアドレスを、
yはスクリーンマトリクスの縦軸方向のアドレスを示
す。このx,y信号線はスクリーンしきい値のアドレス
を指定して出力信号値を出す場合にも使用される。カラ
ー入力信号線ColはシアンC、マゼンタM、イエロー
YおよびブラックKの4色に対応したスクリーンの種類
を区別するのに使用される。2次元メモリ領域の取得に
は、スクリーンパラメータIIx,IIyが使用され
る。
を行う。 レジスタ25 累加算の途中結果を保持しておくレジスタであり、累加
算の最終結果は、スクリーンマトリクスメモリII26
のTh入力値として出力される。スクリーンマトリクス
メモリII26所望の2次元配列のスクリーンマトリク
スを記憶しておくメモリである。メモリ入力アドレスの
制御のための信号線として、x,yが入力される。ここ
でxはスクリーンマトリクスの横軸方向のアドレスを、
yはスクリーンマトリクスの縦軸方向のアドレスを示
す。このx,y信号線はスクリーンしきい値のアドレス
を指定して出力信号値を出す場合にも使用される。カラ
ー入力信号線ColはシアンC、マゼンタM、イエロー
YおよびブラックKの4色に対応したスクリーンの種類
を区別するのに使用される。2次元メモリ領域の取得に
は、スクリーンパラメータIIx,IIyが使用され
る。
【0037】ハーフトーン比較器27、28、29、3
0 ハーフトーン比較器27、28、29、30は、シアン
C、マゼンタM、イエローYおよびブラックKの各色毎
に4ユニット存在する。シアンCのハーフトーン比較器
について説明すると、mbitのシアンC画像の座標
(i,j)の値C(i,j)を、(i,j)に対応した
しきい値Th(i,j)×(x=(i mod II
x),y=(j mod IIy))と大小比較し、c
(i,j)<Th(x,y)ならば、n(=1)bit
のシンボル“0”をC´(i,j)の値として出力し、
Th(x,y)<=C(i,j)ならば、シンボル
“1”をC(i,j)の値として出力する。
0 ハーフトーン比較器27、28、29、30は、シアン
C、マゼンタM、イエローYおよびブラックKの各色毎
に4ユニット存在する。シアンCのハーフトーン比較器
について説明すると、mbitのシアンC画像の座標
(i,j)の値C(i,j)を、(i,j)に対応した
しきい値Th(i,j)×(x=(i mod II
x),y=(j mod IIy))と大小比較し、c
(i,j)<Th(x,y)ならば、n(=1)bit
のシンボル“0”をC´(i,j)の値として出力し、
Th(x,y)<=C(i,j)ならば、シンボル
“1”をC(i,j)の値として出力する。
【0038】マゼンタM,イエローYおよびブラックK
の場合についても全く同様である。次に動作を説明す
る。本発明の動作を、図12および図13の処理フロー
を用い、図7のスクリーン構成の場合で説明する。 ステップ1 作成するスクリーンの色h(h=1〜4)を初期化す
る。なお、色1:シアン、色2:マゼンタ、色3:イエ
ローおよび色4:ブラックとする。 ステップ2 スクリーンパラメータIx×Iy個のスクリーンしきい
値th(X,Y)をスクリーンマトリクスメモリI22
に格納する。スクリーンしきい値th(X,Y)は、ス
クリーンマトリクスメモリI22への信号線thから入
力され、座標値(x,y)は、スクリーンマトリクスメ
モリI22への信号線x,yにより制御される。また、
Ix,IyはスクリーンマトリクスメモリI22への信
号線Ix,Iyから入力される。
の場合についても全く同様である。次に動作を説明す
る。本発明の動作を、図12および図13の処理フロー
を用い、図7のスクリーン構成の場合で説明する。 ステップ1 作成するスクリーンの色h(h=1〜4)を初期化す
る。なお、色1:シアン、色2:マゼンタ、色3:イエ
ローおよび色4:ブラックとする。 ステップ2 スクリーンパラメータIx×Iy個のスクリーンしきい
値th(X,Y)をスクリーンマトリクスメモリI22
に格納する。スクリーンしきい値th(X,Y)は、ス
クリーンマトリクスメモリI22への信号線thから入
力され、座標値(x,y)は、スクリーンマトリクスメ
モリI22への信号線x,yにより制御される。また、
Ix,IyはスクリーンマトリクスメモリI22への信
号線Ix,Iyから入力される。
【0039】ステップ3 本ステップは、空間フィルタ係数計算器211で実行さ
れる。Ix,IyおよびIIx,IIyの値を入力し、
図7で示されている全ての領域のフィルタ係数Fを計算
する。 ステップ4 スクリーンしきい値Th(x,y)のx,y座標値を初
期化する。 ステップ5 各色について、スクリーンしきい値Th(x,y)を求
める。本ステップでは、3乗算器23、加算器24、レ
ジスタ25を使用する。演算はフィルタ係数Fとスクリ
ーンしきい値th(X,Y)の積の累加算であり、Th
(xy)←ΣFk×th(X,Y)で計算される。ここ
で、添え字kは(x,y)に関る全ての領域のインデッ
クス番号である。
れる。Ix,IyおよびIIx,IIyの値を入力し、
図7で示されている全ての領域のフィルタ係数Fを計算
する。 ステップ4 スクリーンしきい値Th(x,y)のx,y座標値を初
期化する。 ステップ5 各色について、スクリーンしきい値Th(x,y)を求
める。本ステップでは、3乗算器23、加算器24、レ
ジスタ25を使用する。演算はフィルタ係数Fとスクリ
ーンしきい値th(X,Y)の積の累加算であり、Th
(xy)←ΣFk×th(X,Y)で計算される。ここ
で、添え字kは(x,y)に関る全ての領域のインデッ
クス番号である。
【0040】ステップ6 ステップ5の計算結果であるTh(x,y)をスクリー
ンマトリクスメモリI22の対応する場所に記憶する。 ステップ7〜ステップ10 座標値(x,y)の制御を行い、スクリーンマトリクス
の全領域にスクリーンしきい値を記憶する。 ステップ11〜ステップ12 色の制御をい、順次、全色についてスクリーンしきい値
を記憶する。
ンマトリクスメモリI22の対応する場所に記憶する。 ステップ7〜ステップ10 座標値(x,y)の制御を行い、スクリーンマトリクス
の全領域にスクリーンしきい値を記憶する。 ステップ11〜ステップ12 色の制御をい、順次、全色についてスクリーンしきい値
を記憶する。
【0041】ステップ13 シアンC、マゼンタM、イエローYおよびブラックK各
カラー画像の座標値(い、j)を初期化する。 ステップ14〜ステップ17 スクリーンマトリクスメモリIIから各色のスクリーン
角に応じたスクリーンしき値を読み出し、各色のハーフ
トーン比較器によりmbitのカラー原画像からn(=
1)bitのハーフトーン画像を得る。 ステップ18〜ステップ21 カラー画像の座標値の制御を行い、順次、全色について
ハーフトーン画像を得る。以上の処理により、結果とし
てn(=1)bitのシアンC、マゼンタM、イエロー
YおよびブラックKについてカラーハーフトーン画像を
得ることができる。
カラー画像の座標値(い、j)を初期化する。 ステップ14〜ステップ17 スクリーンマトリクスメモリIIから各色のスクリーン
角に応じたスクリーンしき値を読み出し、各色のハーフ
トーン比較器によりmbitのカラー原画像からn(=
1)bitのハーフトーン画像を得る。 ステップ18〜ステップ21 カラー画像の座標値の制御を行い、順次、全色について
ハーフトーン画像を得る。以上の処理により、結果とし
てn(=1)bitのシアンC、マゼンタM、イエロー
YおよびブラックKについてカラーハーフトーン画像を
得ることができる。
【0042】以上詳細に説明したように、所望のしきい
値配列の大きさでの設計がなされることにより、例えば
ワード処理といったしきい値配列の処理の便宜上の効果
や、しきい値周期に依存してその性能が決定づけられる
ハーフトーンパターンのデータ圧縮における圧縮性能の
向上の効果が得られる。
値配列の大きさでの設計がなされることにより、例えば
ワード処理といったしきい値配列の処理の便宜上の効果
や、しきい値周期に依存してその性能が決定づけられる
ハーフトーンパターンのデータ圧縮における圧縮性能の
向上の効果が得られる。
【0043】第3の実施例 まず、本実施例の原理について説明する。本実施例で
は、異なった単位パターン(互いに異なった単位パター
ン数は0以上)の組み合わせで所望の大きさの2次元配
列のスクリーンを実現するものである。所望の2次元配
列の整数尺度に対して、相対的に実数尺度を持つ2次元
配列を設定し、後者の2次元配列において最適化された
単位パターンから構成されたスクリーンマトリクスを、
前者のスクリーンマトリクスに写像し、スクリーンしき
い値をマトリクスのセルに格納して所望の2次元配列の
スクリーンマトリクスを生成する。
は、異なった単位パターン(互いに異なった単位パター
ン数は0以上)の組み合わせで所望の大きさの2次元配
列のスクリーンを実現するものである。所望の2次元配
列の整数尺度に対して、相対的に実数尺度を持つ2次元
配列を設定し、後者の2次元配列において最適化された
単位パターンから構成されたスクリーンマトリクスを、
前者のスクリーンマトリクスに写像し、スクリーンしき
い値をマトリクスのセルに格納して所望の2次元配列の
スクリーンマトリクスを生成する。
【0044】図14(a)はスクリーン角をつけたスク
リーンの例を示す図であり、相対的に実数尺度を持つ2
次元配列(大きさ80×80、1つの2次元配列の要素
の縦、横の長さは共に1/80(実数)である。各配列
の要素には、拡大して示しているように、スクリーンし
きい値が格納されている。破線で囲まれた各々の領域
は、クラスタスクリーンの単位パターンを示す。図14
(a)上で、ある実数ステップΔx (x方向の増
分)、(y方向の増分)でサンプリングしたものが図1
4(b)である。ここでは、はじめの数ステップを黒点
で表示している。このサンプリング点(Sx個×Sy
個)は所望の2次元配列となるように各増分Δx,Δyが
設定されたものであり、スクリーンパターンとして取得
される。なお、クラスタスクリーンの単位パターンに含
まれているサンプリング点の数と配置は各単位パターン
毎に異なっている。
リーンの例を示す図であり、相対的に実数尺度を持つ2
次元配列(大きさ80×80、1つの2次元配列の要素
の縦、横の長さは共に1/80(実数)である。各配列
の要素には、拡大して示しているように、スクリーンし
きい値が格納されている。破線で囲まれた各々の領域
は、クラスタスクリーンの単位パターンを示す。図14
(a)上で、ある実数ステップΔx (x方向の増
分)、(y方向の増分)でサンプリングしたものが図1
4(b)である。ここでは、はじめの数ステップを黒点
で表示している。このサンプリング点(Sx個×Sy
個)は所望の2次元配列となるように各増分Δx,Δyが
設定されたものであり、スクリーンパターンとして取得
される。なお、クラスタスクリーンの単位パターンに含
まれているサンプリング点の数と配置は各単位パターン
毎に異なっている。
【0045】以下、本発明の構成を図面を参照して説明
する。本発明の基本システム構成は、第1の実施例のお
いて、ハーフトーンスクリーンプロセッサの他は図1と
同様である。そこで、ハーフトーンスクリーンプロセッ
サについて図15で説明する。このハーフトーンスクリ
ーンプロセッサは、アドレス制御部212、スクリーン
マトリクスメモリI22、スクリーンマトリクスメモリ
II26、ハーフトーン比較器27、28、29、30
から構成されている。
する。本発明の基本システム構成は、第1の実施例のお
いて、ハーフトーンスクリーンプロセッサの他は図1と
同様である。そこで、ハーフトーンスクリーンプロセッ
サについて図15で説明する。このハーフトーンスクリ
ーンプロセッサは、アドレス制御部212、スクリーン
マトリクスメモリI22、スクリーンマトリクスメモリ
II26、ハーフトーン比較器27、28、29、30
から構成されている。
【0046】アドレス制御部212の入力には、x方向
のサンプリングステップ幅Δx,y方向のサンプリング
ステップ幅Δyが入力されている。出力はスクリーンマ
トリクスメモリI22に対するアドレスx,yである。
スクリーンマトリクスメモリI22の入力には、スクリ
ーンパラメータIx,Iy、スクリーンしきい値th、
メモリアドレスx,yが入力されている。スクリーン
パラメータIx,Iyは、2-2スクリーンマトリクスメ
モリIに格納されるスクリーンマトリクスの横Ix、
縦Iyの大きさであり、2つの整数として与えられる。
のサンプリングステップ幅Δx,y方向のサンプリング
ステップ幅Δyが入力されている。出力はスクリーンマ
トリクスメモリI22に対するアドレスx,yである。
スクリーンマトリクスメモリI22の入力には、スクリ
ーンパラメータIx,Iy、スクリーンしきい値th、
メモリアドレスx,yが入力されている。スクリーン
パラメータIx,Iyは、2-2スクリーンマトリクスメ
モリIに格納されるスクリーンマトリクスの横Ix、
縦Iyの大きさであり、2つの整数として与えられる。
【0047】スクリーンしきい値thはスクリーンマト
リクスメモリIに格納されるしきい値であり、格納アド
レスはx,yにより制御される。ここで、xはスクリー
ンマトリクスの横軸方向のアドレスを、yはスクリーン
マトリクスの縦軸方向のアドレスを示す。このx,y信
号線は、スクリーンしきい値をアドレスを指定して出力
線から読み出す場合にも使用される。したがって、スク
リーンマトリクスメモリI22の出力信号線はしきい値
Thを出力し、これはスクリーンマトリクスメモリII
26の入力に接続されている。そこで、スクリーンマト
リクスメモリII26の入力には、Th、スクリーンパ
ラメータIIx,IIyCol,x,yが入力される。
スクリーンパラメータIIx,IIyは、スクリーンメ
モリII26に格納されるスクリーンマトリクスの横I
Ix、 縦IIyの大きさであり、2つの整数値として
与えられる。
リクスメモリIに格納されるしきい値であり、格納アド
レスはx,yにより制御される。ここで、xはスクリー
ンマトリクスの横軸方向のアドレスを、yはスクリーン
マトリクスの縦軸方向のアドレスを示す。このx,y信
号線は、スクリーンしきい値をアドレスを指定して出力
線から読み出す場合にも使用される。したがって、スク
リーンマトリクスメモリI22の出力信号線はしきい値
Thを出力し、これはスクリーンマトリクスメモリII
26の入力に接続されている。そこで、スクリーンマト
リクスメモリII26の入力には、Th、スクリーンパ
ラメータIIx,IIyCol,x,yが入力される。
スクリーンパラメータIIx,IIyは、スクリーンメ
モリII26に格納されるスクリーンマトリクスの横I
Ix、 縦IIyの大きさであり、2つの整数値として
与えられる。
【0048】カラーCol入力信号はシアンC、マゼン
タM、イエローYおよびブラックKのいずれかに対応し
たスクリーンマトリクスの種類を指定する。x,yはメ
モリ入力アドレスの制御のための信号線であり、xはス
クリーンマトリクスの横軸方向のアドレスを、yはスク
リーンマトリクスの縦軸方向のアドレスを示す。この
x,y信号線はスクリーンしきい値のアドレス指定をし
て、出力信号線から読み出す場合にも使用される。この
カラーCol信号と、x,y信号の組み合わせで、指定
した色のスクリーンの座標値(x,y)を指定する。ス
クリーンマトリクスメモリII26の出力しきい値Th
の信号線は、ハーフトーン比較器27、28、29、3
0の4つのユニットに接続されている。
タM、イエローYおよびブラックKのいずれかに対応し
たスクリーンマトリクスの種類を指定する。x,yはメ
モリ入力アドレスの制御のための信号線であり、xはス
クリーンマトリクスの横軸方向のアドレスを、yはスク
リーンマトリクスの縦軸方向のアドレスを示す。この
x,y信号線はスクリーンしきい値のアドレス指定をし
て、出力信号線から読み出す場合にも使用される。この
カラーCol信号と、x,y信号の組み合わせで、指定
した色のスクリーンの座標値(x,y)を指定する。ス
クリーンマトリクスメモリII26の出力しきい値Th
の信号線は、ハーフトーン比較器27、28、29、3
0の4つのユニットに接続されている。
【0049】この4つのユニットの入力には、他に4つ
の色シアンC(i,j)、マゼンタM(i,j)、イエ
ローY(i,j)およびブラックK(i,j)のmbi
tカラー信号が入力されている。ここで、(i,j)は
カラー画像6の座標値を示す。ハーフトーン比較器2
7、28、29、30の4つのユニットの出力線から
は、この4つの色に対応して、nbitのシアンC′
(i,j)マゼンタM′(i,j)、イエローY′
(i,j)およびブラックK′(i,j)が得られ、こ
れらが2ハーフトーンスクリーンプロセッサの出力結果
として、出力される。
の色シアンC(i,j)、マゼンタM(i,j)、イエ
ローY(i,j)およびブラックK(i,j)のmbi
tカラー信号が入力されている。ここで、(i,j)は
カラー画像6の座標値を示す。ハーフトーン比較器2
7、28、29、30の4つのユニットの出力線から
は、この4つの色に対応して、nbitのシアンC′
(i,j)マゼンタM′(i,j)、イエローY′
(i,j)およびブラックK′(i,j)が得られ、こ
れらが2ハーフトーンスクリーンプロセッサの出力結果
として、出力される。
【0050】次に各機能要素の機能を説明する。 アドレス制御部212 図12(a)において、x方向[0,1]、y方向
[0,1]で定義された2次元スクリーンマトリクス上
で、x方向のサンプリング間隔Δx、y方向のサンプリ
ング間隔Δyで2次元サンプリングを行うためのアドレ
スを生成する。サンプリングはスクリーンマトリクスの
要素の内で、最も距離の近いものをサンプリングするこ
とで行う。
[0,1]で定義された2次元スクリーンマトリクス上
で、x方向のサンプリング間隔Δx、y方向のサンプリ
ング間隔Δyで2次元サンプリングを行うためのアドレ
スを生成する。サンプリングはスクリーンマトリクスの
要素の内で、最も距離の近いものをサンプリングするこ
とで行う。
【0051】スクリーンマトリクスメモリI22 所望の2次元配列の整数座標に対して、相対的に実数座
標を持つ2次元配列のスクリーンマトリクスを記憶して
おくメモリである。メモリ入力アドレスの制御のための
信号線として、x,yが入力される。ここでxはスクリ
ーンマトリクスの横軸方向のアドレス、yはスクリーン
マトリクスの縦軸方向のアドレスを示す。このx,y信
号線は、スクリーンしきい値のアドレスを指定して出力
信号線に出す場合にも使用される。2次元メモリ領域の
取得には、スクリーンパラメータIx,Iyが使用され
る。
標を持つ2次元配列のスクリーンマトリクスを記憶して
おくメモリである。メモリ入力アドレスの制御のための
信号線として、x,yが入力される。ここでxはスクリ
ーンマトリクスの横軸方向のアドレス、yはスクリーン
マトリクスの縦軸方向のアドレスを示す。このx,y信
号線は、スクリーンしきい値のアドレスを指定して出力
信号線に出す場合にも使用される。2次元メモリ領域の
取得には、スクリーンパラメータIx,Iyが使用され
る。
【0052】スクリーンマトリクスメモリII26 所望の2次元配列のスクリーンマトリクスを記憶してお
くメモリである。メモリ入力アドレスの制御のための信
号線として、x,yが入力される。ここでxはスクリー
ンマトリクスの横軸方向のアドレス、yは縦軸方向のア
ドレスを示す。このx,y信号線はスクリーンしきい値
のアドレスを指定して出力信号値を出す場合にも使用さ
れる。カラー入力信号線ColはシアンC、マゼンタ
M、イエローYおよびブラックKの4色に対応したスク
リーンの種類を区別するのに使用される。2次元メモリ
領域の取得には、スクリーンパラメータIIx,IIy
が使用される。
くメモリである。メモリ入力アドレスの制御のための信
号線として、x,yが入力される。ここでxはスクリー
ンマトリクスの横軸方向のアドレス、yは縦軸方向のア
ドレスを示す。このx,y信号線はスクリーンしきい値
のアドレスを指定して出力信号値を出す場合にも使用さ
れる。カラー入力信号線ColはシアンC、マゼンタ
M、イエローYおよびブラックKの4色に対応したスク
リーンの種類を区別するのに使用される。2次元メモリ
領域の取得には、スクリーンパラメータIIx,IIy
が使用される。
【0053】ハーフトーン比較器27、28、29、3
0 ハーフトーン比較器27、28、29、30は、シアン
C、マゼンタM、イエローYおよびブラックKの各色毎
に4ユニット存在する。シアンC27のハーフトーン比
較器について説明すると、mbitのシアンC画像の座
標(i,j)の値C(i,j)を、(i,j)に対応し
たしきい値Th(i,j)×(x=(imod II
x),y=(j mod IIy))と大小比較し、c
(i,j)<Th(x,y)ならば、n(=1)bit
のシンボル“0”をC′(i,j)の値として出力し、
Th(x,y)<=C(i,j)ならば、シンボル
“1”をC(i,j)の値として出力する。マゼンタ
M,イエローYおよびブラックKの場合についても全く
同様である。
0 ハーフトーン比較器27、28、29、30は、シアン
C、マゼンタM、イエローYおよびブラックKの各色毎
に4ユニット存在する。シアンC27のハーフトーン比
較器について説明すると、mbitのシアンC画像の座
標(i,j)の値C(i,j)を、(i,j)に対応し
たしきい値Th(i,j)×(x=(imod II
x),y=(j mod IIy))と大小比較し、c
(i,j)<Th(x,y)ならば、n(=1)bit
のシンボル“0”をC′(i,j)の値として出力し、
Th(x,y)<=C(i,j)ならば、シンボル
“1”をC(i,j)の値として出力する。マゼンタ
M,イエローYおよびブラックKの場合についても全く
同様である。
【0054】次に動作を説明する。本発明の動作を、図
16および図17の処理フローを用い、図14のスクリ
ーン構成の場合で説明する。 ステップ1 作成するスクリーンの色h(h=1〜4)を初期化す
る。 ステップ2 スクリーンパラメータIx×Iy個のスクリーンしきい
値th(X,Y)をスクリーンマトリクスメモリI22
に格納する。スクリーンしきい値th(X,Y)は、ス
クリーンマトリクスメモリI22への信号線thから入
力され、座標値(x,y)は、スクリーンマトリクスメ
モリI22への信号線x,yにより制御される。また、
Ix,IyはスクリーンマトリクスメモリI22への信
号線Ix,Iyから入力される。
16および図17の処理フローを用い、図14のスクリ
ーン構成の場合で説明する。 ステップ1 作成するスクリーンの色h(h=1〜4)を初期化す
る。 ステップ2 スクリーンパラメータIx×Iy個のスクリーンしきい
値th(X,Y)をスクリーンマトリクスメモリI22
に格納する。スクリーンしきい値th(X,Y)は、ス
クリーンマトリクスメモリI22への信号線thから入
力され、座標値(x,y)は、スクリーンマトリクスメ
モリI22への信号線x,yにより制御される。また、
Ix,IyはスクリーンマトリクスメモリI22への信
号線Ix,Iyから入力される。
【0055】ステップ3 2-1アドレス制御への入力Δx,Δyを入力する。 ステップ4 各色hについての、座標(x,y)に最も近い座標のス
クリーンしきい値をスクリーンマトリクスメモリIから
読みだし、Th(x,y)とする。 ステップ5 スクリーンマトリクスメモリIIに、各色hについての
Th(x,y)を記憶する。
クリーンしきい値をスクリーンマトリクスメモリIから
読みだし、Th(x,y)とする。 ステップ5 スクリーンマトリクスメモリIIに、各色hについての
Th(x,y)を記憶する。
【0056】ステップ6 x方向のサンプル点を移動する。 ステップ7、ステップ8 xがスクリーンマトリクスの境界を越えたかどうかの判
定を行い、越えていなければステップ4に制御を移す。
越えていれば、y方向のサンプル点を移動し、xを初期
化する。 ステップ9 yがスクリーンマトリクスの境界を越えたかどうかの判
定を行い、越えていなければステップ4に制御を移し、
越えていれば、ステップ10に制御を移す。 ステップ10 本ステップでは、色hを指定するパラメータをインクリ
メントする。 ステップ11 全ての色hに関する処理が終了したかどうかを判定す
る。 ステップ12 画像座標値を初期化する。
定を行い、越えていなければステップ4に制御を移す。
越えていれば、y方向のサンプル点を移動し、xを初期
化する。 ステップ9 yがスクリーンマトリクスの境界を越えたかどうかの判
定を行い、越えていなければステップ4に制御を移し、
越えていれば、ステップ10に制御を移す。 ステップ10 本ステップでは、色hを指定するパラメータをインクリ
メントする。 ステップ11 全ての色hに関する処理が終了したかどうかを判定す
る。 ステップ12 画像座標値を初期化する。
【0057】ステップ13 シアンCについてスクリーンしきい値Th(x,y)を
スクリーンマトリクスメモリIIから読みだし、シアン
C(i,j)としきい値Th(x,y)の大小比較を行
い、シアンC′(i、j)を求める。 ステップ14 マゼンタMについてスクリーンしきい値Yh(x,y)
をスクリーンマトリクスメモリIIから読みだし、マゼ
ンタM(い、j)としきい値Th(x,y)の大小比較
を行い、マゼンタM′(i、j)を求める。 ステップ15 イエローYについてスクリーンしきい値Th(x,y)
をスクリーンマトリクスメモリIIから読みだし、イエ
ローY(i,j)とスクリーンしきい値Th(x,y)
の大小比較を行い、イエローY′(i,j)を求める。
スクリーンマトリクスメモリIIから読みだし、シアン
C(i,j)としきい値Th(x,y)の大小比較を行
い、シアンC′(i、j)を求める。 ステップ14 マゼンタMについてスクリーンしきい値Yh(x,y)
をスクリーンマトリクスメモリIIから読みだし、マゼ
ンタM(い、j)としきい値Th(x,y)の大小比較
を行い、マゼンタM′(i、j)を求める。 ステップ15 イエローYについてスクリーンしきい値Th(x,y)
をスクリーンマトリクスメモリIIから読みだし、イエ
ローY(i,j)とスクリーンしきい値Th(x,y)
の大小比較を行い、イエローY′(i,j)を求める。
【0058】ステップ16 ブラックKについてスクリーンしきい値Th(x,y)
をスクリーンマトリクスメモリIIから読みだし、ブラ
ックK(i,j)とスクリーンしきい値Th(x,y)
の大小比較を行い、ブラックK′(i,j)を求める。 ステップ17〜ステップ20 カラー画像の座標値の制御を行い、順次、全色について
ハーフトーン画像を得る。このように、異なった単位パ
ターンの組み合わせでスクリーンが構成されることによ
り、単一パターンでは設計できなかった所定のスクリー
ン角での所望の2次元しきい値でのスクリーンを設計す
ることができる。
をスクリーンマトリクスメモリIIから読みだし、ブラ
ックK(i,j)とスクリーンしきい値Th(x,y)
の大小比較を行い、ブラックK′(i,j)を求める。 ステップ17〜ステップ20 カラー画像の座標値の制御を行い、順次、全色について
ハーフトーン画像を得る。このように、異なった単位パ
ターンの組み合わせでスクリーンが構成されることによ
り、単一パターンでは設計できなかった所定のスクリー
ン角での所望の2次元しきい値でのスクリーンを設計す
ることができる。
【0059】
【発明の効果】本発明によれば、相対的に実数尺度を持
つ2次元配列から、整数尺度を持つ2次元配列への写像
を行うことで、所望の2次元配列で整数尺度で最適設計
されたスクリーンを得ることができる。
つ2次元配列から、整数尺度を持つ2次元配列への写像
を行うことで、所望の2次元配列で整数尺度で最適設計
されたスクリーンを得ることができる。
【図1】本発明の基本システム構成を示すブロック図で
ある。
ある。
【図2】単位パターンの例を示す図である。
【図3】クラスタスクリーンマトリクス(単位パターン
×4)の例を示す図である。
×4)の例を示す図である。
【図4】単位パターンとスクリーン角の説明図である。
【図5】スクリーン角の例を示す図である。
【図6】写像の説明図である。
【図7】スクリーン角をつけたスクリーンの例を示す図
である。
である。
【図8】第1実施例のハーフトーンスクリーンプロセッ
サの構成を示すブロック図である。
サの構成を示すブロック図である。
【図9】第1実施例の処理を示すフロー図である。
【図10】第1実施例の処理を示すフロー図である。
【図11】第2実施例のハーフトーンスクリーンプロセ
ッサの構成を示すブロック図である。
ッサの構成を示すブロック図である。
【図12】第2実施例の処理を示すフロー図である。
【図13】第2実施例の処理を示すフロー図である。
【図14】スクリーン角をつけたスクリーンの例を示す
図である。
図である。
【図15】第3実施例のハーフトーンスクリーンプロセ
ッサの構成を示すブロック図である。
ッサの構成を示すブロック図である。
【図16】第3実施例の処理を示すフロー図である。
【図17】第3実施例の処理を示すフロー図である。
1 スキャナ 2 ハーフトーンスクリーンプロセッサ 3 スクリーンパラメータメモリ 4 プリンタ 5 原画像 6 画像
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B057 AA11 BA11 CA01 CA08 CA12 CA16 CB01 CB07 CB12 CB16 CC02 CE06 CE13 CE16 CH09 5C077 LL19 MP08 NN04 NN09 PP01 PP33 PP38 PP39 PQ18 RR02 RR14 TT02 5C079 HB03 LA34 LC04 LC11 LC14 MA01 MA11 NA04 NA05
Claims (11)
- 【請求項1】 所望の2次元配列の整数尺度に対して、
相対的に実数尺度を持つ2次元配列を設定し、後者の2
次元配列において最適化されたスクリーンマトリクス
を、前者のスクリーンマトリクス上に写像し、スクリー
ンしきい値をマトリクスのセルに格納して所望の大きさ
の2次元配列のスクリーンを生成する、ハーフトーンス
クリーンの生成方法。 - 【請求項2】 請求項1の写像において、写像前のスク
リーンしきい値を写像後のスクリーンしきい値セル内に
占める面積率で重み付けし、写像後のセルの代表値とし
てのスクリーンしきい値を構成する、ハーフトーンスク
リーンの生成方法。 - 【請求項3】 請求項1の写像において、写像における
領域間の2次元空間距離に依存した係数を有する2次元
空間フィルタにより行う、ハーフトーンスクリーンの生
成方法。 - 【請求項4】 請求項1の写像において、写像における
領域間の2次元空間距離に依存し、かつ、領域の面積率
に依存した係数を有する2次元空間フィルタにより行
う、ハーフトーンスクリーンの生成方法。 - 【請求項5】 所望の2次元配列の整数尺度に対して、
相対的に実数尺度を持つ2次元配列を設定し、後者の2
次元配列において最適化されたスクリーンマトリクスを
サンプリングし、前者のスクリーンマトリクス上に写像
し、スクリーンしきい値をマトリクスのセルに格納して
所望の大きさの2次元配列のスクリーンマトリクスを生
成する、ハーフトーンスクリーンの生成方法。 - 【請求項6】 請求項4の生成方法によるハーフトーン
スクリーンの生成の結果得られる、少なくとも2つ以上
の互いに形状が異なる単位パターンにより構成されたク
ラスタスクリーン。 - 【請求項7】 請求項5において、2つの互いに形状が
異なる単位パターンにより構成されたクラスタスクリー
ン。 - 【請求項8】 請求項5において、4つの互いに形状が
異なる単位パターンにより構成されたクラスタスクリー
ン。 - 【請求項9】 請求項5において、9つの互いに形状が
異なる単位パターンにより構成されたクラスタスクリー
ン。 - 【請求項10】 請求項5において、16の互いに形状
が異なる単位パターンにより構成されたクラスタスクリ
ーン。 - 【請求項11】 請求項5において、25の互いに形状
が異なる単位パターンにより構成されたクラススクリー
ン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11152281A JP2000341542A (ja) | 1999-05-31 | 1999-05-31 | ハーフトーンスクリーンの生成方法およびそのスクリーン |
Applications Claiming Priority (1)
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