JP2000341212A - Cdma基地局送信電力制御回路、これを有する基地局装置およびtpcタイミング方法 - Google Patents

Cdma基地局送信電力制御回路、これを有する基地局装置およびtpcタイミング方法

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JP2000341212A
JP2000341212A JP14824499A JP14824499A JP2000341212A JP 2000341212 A JP2000341212 A JP 2000341212A JP 14824499 A JP14824499 A JP 14824499A JP 14824499 A JP14824499 A JP 14824499A JP 2000341212 A JP2000341212 A JP 2000341212A
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隆平 佐々木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高精度の電力制御を行うためには、送信電力
制御ビットの挿入タイミングを制御する回路等を提供す
ること。 【解決手段】受信局から送信局へ順次送信される送信電
力制御ビットを用いて、送信局の送信電力を制御する送
信電力制御回路であって、前記送信電力制御回路は、下
りTPCビットが送信データに反映されるまでの許容時
間を測定し、伝播遅延が生じた場合に前記TPCビット
が挿入タイミングに反映されるTPCタイミング測定手
段を有することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CDMA基地局送
信電力制御回路、これを有する基地局装置およびTPC
タイミング方法に関する。
【0002】
【従来の技術】符号分割多重接続(Code Division Mult
iple Access :以下、CDMAという)方式では、移動
端末から基地局への上り回線で、基地局に近い移動端末
からの信号のレベルが高い場合にこの干渉を受けて、他
の移動端末からの信号が受信不可能になるという遠近問
題が発生する虞があった。このためこのような方式で
は、基地局がどの移動端末からも同一レベルで信号を受
信するように、移動端末の送信電力を制御する必要があ
る。このためこのような技術である送信電力制御は、遠
近問題を解決し、加入者容量を増大させるために必須の
技術であるといわれている。
【0003】移動通信システムにおける上り回線では、
各移動端末からの受信電力が均等になるように、その移
動端末の送信電力を高速に制御・維持する必要がある。
基地局では送信電力制御の単位であるスロットにおい
て、受信電力をあらかじめ定められた基準SIR(Sign
al-to-Interference power Ratio:希望波対干渉波電力
比)と、上りSIRの測定値とを比較し、受信電力が基
準電力値と一致するように、移動端末へ送信電力の上下
を指示する。CDMA方式では同一の周波数で通信を行
うため、相互干渉が生じ、これにより通信の品質が決ま
るが、加入者容量(エリア内加入者数)を多くするため
には、基地局からの送信電力は、特定移動端末からの電
波が、他の移動端末に干渉を与えないようにし、通信の
品質を保証できる最低の電力で送信しなければならな
い。このように、上記したような高精度の電力制御を行
うためには、送信電力制御ビット(Transmission Power
Controlビット:以下、TPCビットと呼ぶ)の挿入タ
イミングを制御する回路が非常に重要となっている。
【0004】
【解決しようとする課題】特に、上り送信電力のSIR
測定結果を、下りTPCビットに反映させる時間がない
と、スロット単位における正確なTPCビット挿入がで
きなくなることがあり、その結果、移動端末の電力制御
の精度が劣化する。そこで本発明は、上りSIR測定が
確定した時間と、下り送信データのTPC挿入時間との
間隔を測定できる回路を設けることにしている。これに
より、現在の下りTPCビット挿入までの許容時間を測
定し、それに応じてSIR測定の時間を調節し、これに
よってTPCビット挿入の制御を行う。
【0005】本発明は、下りTPCビットが送信データ
に挿入されるまでの許容時間を測定でき、かつ、SIR
測定時間の調整が可能な回路を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決する手段】請求項1に記載のCDMA基地
局送信電力制御回路の発明は、受信局から送信局へ順次
送信される送信電力制御ビットを用いて、送信局の送信
電力を制御する送信電力制御回路であって、前記送信電
力制御回路は、下りTPCビットが送信データに反映さ
れるまでの許容時間を測定し、伝播遅延が生じた場合に
前記TPCビットが挿入タイミングに反映されるTPC
タイミング測定手段を有することを特徴とする。
【0007】また請求項2に記載のCDMA基地局送信
電力制御回路の発明は、前記請求項1において、前記C
DMA基地局送信電力制御回路には、逆拡散手段と、逆
拡散手段からの出力信号を復調する復調部と、SIR算
出部とからなる上り/下りTPCビット発生手段とを、
受信デジタル信号数と同一数設けることを特徴とする。
【0008】また請求項3に記載のCDMA基地局送信
電力制御回路の発明は、前記請求項2または3におい
て、前記上り/下りTPCビット発生手段により逆拡散
した前記受信デジタル信号を、復調部を介して、パラレ
ルに上りTPCビットを抽出しシリアルに出力する上り
TPCビット抽出手段をさらに有することを特徴とす
る。
【0009】また請求項4に記載のCDMA基地局送信
電力制御回路の発明は、前記請求項2または3におい
て、さらに前記上り/下りTPCビット発生手段からの
出力信号をパラレルに処理する下りTPCビット決定部
を設けたことを特徴とする。
【0010】また請求項5に記載のCDMA基地局送信
電力制御回路の発明は、前記請求項4において、前記T
PCタイミング測定手段は、前記TPCビット決定部か
らのパラレル信号をシリアルに出力するようにしたこと
を特徴とする。
【0011】また請求項6に記載のCDMA基地局送信
電力制御回路の発明は、前記請求項1〜5のいずれか1
項において、前記TPCタイミング測定手段は、下りT
PCビット入力時のタイミング位置を記憶し、発生され
たクロックによりラッチしてカウントする第1のカウン
タと、下り送信データTPCの入力位置を出力する第2
のカウンタと、前記第1のカウンタからのカウンタ値
と、前記第2のカウンタからの現在の送信データのTP
Cを出力位置の差分を算出して前記下りTPCビット入
力時のタイミング位置と、前記下り送信データTPCの
入力位置とを指定された値とで比較するTPC許容時間
算出部と、を有することを特徴とする。
【0012】また請求項7に記載のCDMA基地局送信
電力制御回路の発明は、前記請求項6において、前記T
PCタイミング測定手段は、さらに、前記比較手段から
の出力から、下り送信データにTPCビットの挿入の有
無を判断するモニタ部と、前記不具合通知レジスタ部か
らのSIR測定時間の調整およびスロット単位乗り越し
フラグとを通知する不具合通知レジスタ部と、前記通知
されたSIR測定時間の調整およびスロット単位乗り越
しフラグとを出力するTPCタイミング調整部とを有す
ることを特徴とする。
【0013】請求項8に記載の基地局装置の発明は、前
記請求項1〜7のいずれか1項に記載のCDMA基地局
送信電力制御回路を有する。
【0014】請求項9に記載のTPCタイミング方法の
発明は、TPCが送信データに反映されるまでの許容時
間を測定し、伝搬遅延が生じた場合でもTPCビットが
即座に挿入タイミングに反映することを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明に係るCDMA基地局送信
電力制御回路は、下りTPCビットが送信データに反映
されるまでの許容時間を測定し、伝搬遅延が生じた場合
でもTPCビットが即座に挿入タイミングに反映できる
ような回路を具備することを特徴としている。
【0016】すなわち本発明に係るCDMA基地局送信
電力制御回路は、該回路を有する装置内のTPCタイミ
ング測定部12に入力されるユーザの下りTPCビット
をラッチし、規定の送信データフォーマット内のTPC
ビット挿入位置に、下りTPCビットが挿入できるか否
かの許容時間を測定する。この許容時間を常に観測し、
SIR 測定時間の調整を行うことによって、TPCビ
ット挿入のタイミング調整を可能にしたものである。ま
た本発明に係る基地局装置は、上記したような送信電力
制御回路を有している。
【0017】図1に示すように、下りTPCビット決定
部11から出力されたユーザの下りTPCビットがTP
Cタイミング測定部12に入力される。図2に示すTP
C許容時間計算部12−4によって、前記入力された下
りTPCビットが送信データに反映されるまでの許容時
間が、測定される。これによりTPC挿入タイミングの
処理状況を把握し、SIRの測定時間の調節、もしくは
挿入タイミング時に不具合が生じたときにその不具合の
生じた旨を、図2に示す不具合通知レジスタ部12−6
に通知する。
【0018】図2に示すように、不具合通知レジスタ部
12−6において、不具合対処を通知するフラグがレジ
スタにセットされ、TPCタイミング調整部12−7に
指示される。TPCタイミング調整部12−7では、S
IR の測定時間の調節および不具合(スロット乗り遅
れ、乗り越し等)を、TPC挿入タイミングに反映さ
せ、信号発生部13において、そのTPCビットを含む
送信データフォーマッティングが行われる。
【0019】
【実施の形態】< 第1の実施の形態>本発明による基地
局装置の第一の実施の形態の構成を図1に示す。図1に
示すように、本発明に係る基地局装置は、アンテナ1、
送受信分離部2、受信無線部3、逆拡散部4、復調部
5、上りTPCビット抽出部6、送信電力制御部7、S
IR算出部10、下りTPCビット決定部11、TPC
タイミング測定部12、信号発生部13、変調部14、
拡散部15および送信無線部16を有している。また逆
拡散部4は、希望波受信電力検出部8および干渉波受信
電力検出部9を有する。
【0020】このような基地局装置の動作を、図面を参
照して説明する。移動端末から送信された拡散信号は、
図1に示すように、アンテナ1で受信され、送受信分離
部2を介して受信無線部3に入力される。受信無線部3
においては、以下のように処理される。すなわち前記ア
ンテナにより受信され送受信分離部2を介して受信され
た信号は、受信無線部3において、帯域通過フィルタ
(BPF )を通過して帯域外成分が除去され、帯域外成分
を除去されたこの受信信号は、局部発信器発生の信号に
より中間周波数帯(IF)に周波数変換され、次いでBPF
通過後、自動利得制御回路(AGC )により、適正な信号
レベルに補正された後、準同期検波されベースバンド信
号に周波数変換される。ベースバンドに周波数変換され
た受信信号は、低域通過フィルタ(LPF )通過後、A/
D変換されデジタル信号となり、受信無線部3から出力
される。
【0021】このようにして受信無線部3から出力され
た受信デジタル信号は、逆拡散部4において逆拡散さ
れ、狭帯域の変調信号として出力し、この出力した信号
は復調部5において復調される。次いで上りTPCビッ
ト抽出部6において移動端末から送られたTPCビット
が、復調された信号から抽出される。このTPCビット
は、送信電力制御部7に出力され、出力されたTPCビ
ットに基づいて送信電力が決定され、制御情報が送信無
線部16に出力される。
【0022】一方、前記したような逆拡散部4内の希望
波受信電力検出部8、干渉波受信電力検出部9により、
移動端末からの希望波受信電力と、その希望波に対する
干渉波受信電力とが前記受信デジタル信号からそれぞれ
検出され、この検出された希望波受信電力および検出さ
れた干渉波受信電力に基づいてSIR算出部10は、移
動端末からの信号の受信SIR値を求める。求められた
受信SIR値は、TPCビット決定部11で予め設定さ
れている目標SIR値と比較され、受信SIR値が目標
SIR 値よりも小さい場合には、送信電力の増加を指
示する制御ビットを発生し、また受信SIR値が目標S
IR値よりも大きい場合には、送信電力の減少を指示す
る制御ビットを発生する。
【0023】下りTPCビットは信号発生部13に出力
されるが、その前にTPCタイミング測定部12におい
て、前述したようにして下りTPCビットが送信データ
に反映されるまでの時間が測定され、挿入タイミング処
理が管理される。このときTPCビットに許容時間がな
い(または許容時間が不足の)場合には、SIR測定時
間を調整して、タイミング制御を行う。TPCタイミン
グ測定部12は前記した図2に示すように、内部カウン
タ12−1、ラッチ用クロック発生回路12―2、下り
送信データTPC位置出力カウンタ12−3、TPC許
容時間測定部12−4、モニタ部12−5、不具合通知
レジスタ部12−6、TPCタイミング調整部12−7
により構成されている。
【0024】そしてこのようにして下りPCビットが入
力されると(ステップS1)、下りTPCビットを入力
した時のタイミング位置を内部カウンタ12−1(チッ
プレート:拡散帯域幅以上の速度。単位 Mcps)で記憶
し(ステップS2)、このカウンタ値を、ラッチ用クロ
ック発生回路12−2で発生させたクロックを用いてラ
ッチする(ステップS3)。そしてラッチされたカウン
タ値をリード(読込)(ステップS4)し、TPC許容
時間計算部12−4により、下り送信データTPC位置
出力カウンタ12−3から得られる現在の送信データの
TPCを出力する位置との差分を計算するようになって
いる(ステップS5)。
【0025】この下り送信データのTPC位置のタイミ
ングと、TPCビットの入力タイミング差分とを、モニ
タ部12−5で処理し(ステップS6)、差分値が設定
されているしきい値より小さい場合には、下り送信デー
タにTPCビットを挿入するまでの時間に余裕がないと
判断して、不具合通知レジスタ部12−6により、SI
R測定時間の調整と、スロット単位乗り越しフラグのレ
ジスタへのセットとを、TPCタイミング調整部12−
7へ通知する(ステップS7)。また前記差分値が設定
されているしきい値以上であれば、下り送信データにT
PCビットを挿入するよう不具合通知レジスタ部12−
6を介してTPCタイミング調整部12−7へ通知する
(ステップS8)。
【0026】信号発生部13では、TPCタイミング測
定部12から送られてきた下りTPCビットを含む送信
フレームの構成を行い、変調部14に送信信号として出
力する。出力された送信信号は変調部14で変調され、
拡散部15で拡散された後、送信無線部16に出力され
る。送信無線部16において、IF、RF帯に周波数変換さ
れ、変換されたこの送信信号は、送信電力制御部7から
出力された制御情報に基づいた送信電力により、送信さ
れる。
【0027】このような第1の実施の形態について、図
面を参照して、その動作を、タイミング例を参照して、
以下に説明する。図1に示すように、SIR算出部10
の結果から、下りTPCビット決定部11により、下り
TPCビットが決定され、TPCタイミング測定部12
に入力される。図3に、TPCタイミング測定部12の
タイミングを示すブロック図を示す。TPCタイミング
測定部12は、図3に示すように、入力されるユーザの
下りTPCビットが、送信データに反映させるまでの時
間を測定する機能を持ち、測定の開始(図3中のX)
は、送信データ上にTPCビットを挿入するタイミン
グ、また測定の終了(図3中のY)は、下りTPCビッ
ト決定部11から有効なTPCビット、すなわち、現在
の挿入位置に挿入可能であるビットが入力されるか、も
しくは1スロット経過するかのいずれか早い方のみを選
択する。そして、その時間a(下りTPCビットが到着
してから出力されるまでの時間)をスロット毎に、モニ
タ部12−5内のレジスタにセットにする。許容時間a
の値が小さくなってくると、TPC挿入タイミングが困
難となってくるため、不具合通知レジスタ部12−6に
より挿入タイミング状況をTPCタイミング調整部12
−7に通知し、SIR測定時間の調整処理が行われる。
【0028】また、測定を開始してから1スロット経過
しても有効なTPCビットが入力されなかった場合に
は、不具合通知レジスタ部12−6において、その旨を
通知するフラグをレジスタにセットし(TPCビット乗
り遅れフラグ)、再度0からカウントを開始する。この
とき、新たな測定結果は得られず、データが更新されな
いままレジスタに残るため、現在の送信データには、レ
ジスタに記憶されている前回のTPCビットが反映され
る。
【0029】< 第2の実施の形態>次に、本発明の第2
の実施の形態について説明する。本発明に係るCDMA
基地局送信電力制御の、複数ユーザ(8ユーザ)で扱う
場合の例について以下に示す。図4に、本発明に係る基
地局装置の第2の実施の形態の構成を示す。
【0030】図4に示すように、逆拡散部4、復調部
5、SIR算出部10を1ブロック(#1)として設
け、ユーザの数に応じてブロック(たとえば#1〜#
8)の数も増加する。これにより、各ブロックから各ユ
ーザの下りTPCビットが、下りTPCビット決定部1
1に、パラレルに転送される。このときTPCタイミン
グ測定部12に転送されるTPCビットは、S/P変換
部17で、パラレル→シリアル処理される。なお本第2
の実施の形態においては、前記したようなブロック数を
複数(たとえば8ブロック)設けているが、このブロッ
ク数は、特に制限されない。
【0031】このようにS/P変換部17により、8ユ
ーザの下りTPCビットは、シリアルバスを介して転送
される。TPCタイミング測定部12には、その下りT
PCビットが、図5に示すようなフォーマット(TPC
コマンド)形式で取り込まれる。シリアルバスは図5に
示すようなCLK、SYNC、DATAの3種類の信号
から構成される。CLKはSYNC、DATAのサンプ
リングに用いられる。またSYNCはDATAの先頭を
示す同期信号、DATAはNビットで構成されるデータ
である。TPCコマンドの先頭に位置しているBit0
〜2(U0、U1、U2…U8)はユーザチャンネル番号を示し
ている(たとえばデータ"010" であれば、3番目のユー
ザを表す)。また図5 において、BitM(TPC)は
TPCビット、BitN(Parity)は、Bit0〜N−
1の1の数が偶数/奇数(それぞれ偶数/奇数を" 1"
/" 0" で示す。)のパリティビットである。
【0032】また第2の実施の形態においては、第1の
実施の形態の動作を説明したのと、以下の点で異なって
いる。すなわち送・受信無線部3からパラレルに出力さ
れた受信デジタル信号(ステップS10)は、各ブロッ
ク♯1〜♯8内の各逆拡散部4にそれぞれ入力して逆拡
散され(ステップS11)、狭帯域の変調信号としてそ
れぞれ出力し、この出力した信号は各ブロックの各復調
部5において復調される(ステップS12)。次いで上
りTPCビット抽出部6において移動端末からパラレル
に送られ(ステップS13)、この送られたTPCビッ
トが、復調された信号からシリアルに抽出される。この
TPCビットは、送信電力制御部7にシリアルに出力さ
れ、出力されたTPCビットに基づいて送信電力が決定
され、制御情報が送信無線部16に出力される(ステッ
プS14)。
【0033】一方、前記したようなブロック♯1〜♯8
の各逆拡散部4内の希望波受信電力検出部8、干渉波受
信電力検出部9により、移動端末からの希望波受信電力
と、その希望波に対する干渉波受信電力とが前記パラレ
ルに入力された受信デジタル信号からそれぞれ検出され
(ステップS15、ステップS17)、この検出された
希望波受信電力および検出された干渉波受信電力に基づ
いてSIR算出部10は、移動端末からの信号の受信S
IR値を求める(ステップS16)。求められた各受信
SIR値は、TPCビット決定部11で予め設定されて
いる目標SIR値とそれぞれ比較され(ステップS1
8)、受信SIR値が目標SIR値よりも小さい場合に
は、送信電力の増加を指示する制御ビットをパラレルに
発生し(ステップS19)、また受信SIR値が目標S
IR値よりも大きい場合には、送信電力の減少を指示す
る制御ビットをパラレルに発生する(ステップS2
0)。
【0034】このパラレルに発生した信号は、TPCタ
イミング測定部にパラレルに入力されるが、このパラレ
ル信号は、好ましくは前段に設けられたS/P変換部
(シリアル/パラレル変換部)によりシリアル処理化さ
れて以後、第1の実施の形態と同様に、処理されること
となる(ステップS21)。なお本実施の形態におい
て、パラレルに処理される下りTPCビット入力タイミ
ングは、第1の実施の形態において説明したのと同様に
して、たとえば図3に示されるようにして行われる。
【0035】
【発明の効果】このように、本発明に係る基地局装置の
第1 の実施の形態に示す発明によって、下りTPCビッ
ト挿入時から送信フォーマットのTPCビット挿入位置
までの時間差を測定して、許容時間が少ない場合にはS
IR測定時間を調整できるようにしている。このため、
許容時間に応じて下りTPCビットをすぐに反映させる
ことができる。
【0036】また本発明に係る第1の実施の形態に示す
発明によって、TPCビット入力位置をカウンタで計測
できる回路とそのカウンタ値を記録する回路を設けるこ
とで比較的容易にタイミング測定が可能としたので、T
PCタイミング測定部が簡単なハードウエアで実現可能
となる。
【0037】さらに、本発明に係る基地局装置の第2の
実施の形態に示す発明によって、シリアルバスで複数ユ
ーザの制御になった場合にでも、TPCコマンドに図5
のようなユーザ識別番号を設けることによって、各ユー
ザのTPCビット制御が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る基地局装置の第1 の実施の形態の
構成を示す図である。
【図2】本発明に係る基地局装置の第1 の実施の形態に
使用されるTPCタイミング測定部の構成を詳細に示す
図である。
【図3】TPCタイミング測定部12のタイミングを表
すブロック図である。
【図4】本発明に係る基地局装置の第2の実施の形態の
構成を示す図である。
【図5】フォーマット(TPCコマンド)形式で取り込
まれたシリアルバスデータを示す図である。
【図6】本発明に係る基地局装置の第1の実施の形態に
おけるTPCタイミング測定部に関するフローチャート
である。
【図7】本発明に係る基地局装置の第2の実施の形態に
おけるフローチャートである。
【符号の説明】
1 アンテナ 2 送・受信分離部 3 受信無線部 4 逆拡散部 5 復調部 6 上りTPCビット抽出部 7 送信電力制御部 8 希望波受信電力検出部 9 干渉波受信電力検出部 10 SIR算出部 11 下りTPCビット決定部 12 TPCタイミング測定部 12−1 内部カウンタ 12−2 ラッチ用クロック発生回路 12−3 下り送信データTPC位置出力カウンタ 12−4 TPC許容時間測定部 12−5 モニタ部 12−6 不具合通知レジスタ部 12−7 TPCタイミング調整部 13 信号発生部 14 変調部 15 拡散部 16 送信無線部 ♯1〜♯8 ブロック

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信局から送信局へ順次送信される送信
    電力制御ビットを用いて、送信局の送信電力を制御する
    送信電力制御回路であって、 前記送信電力制御回路は、下りTPCビットが送信デー
    タに反映されるまでの許容時間を測定し、伝播遅延が生
    じた場合に前記TPCビットが挿入タイミングに反映さ
    れるTPCタイミング測定手段を有することを特徴とす
    るCDMA基地局送信電力制御回路。
  2. 【請求項2】 前記CDMA基地局送信電力制御回路に
    は、逆拡散手段と、逆拡散手段からの出力信号を復調す
    る復調部と、SIR 算出部とからなる上り/下りTP
    Cビット発生手段とを、受信デジタル信号数と同一数設
    けることを特徴とする請求項1に記載のCDMA基地局
    送信電力制御回路。
  3. 【請求項3】 前記上り/下りTPCビット発生手段に
    より逆拡散した前記受信デジタル信号を、復調部を介し
    て、パラレルに上りTPCビットを抽出しシリアルに出
    力する上りTPCビット抽出手段をさらに有することを
    特徴とする請求項2または3に記載のCDMA基地局送
    信電力制御回路。
  4. 【請求項4】 さらに前記上り/下りTPCビット発生
    手段からの出力信号をパラレルに処理する下りTPCビ
    ット決定部を設けたことを特徴とする請求項2または3
    に記載のCDMA基地局送信電力制御回路。
  5. 【請求項5】 前記TPCタイミング測定手段は、前記
    TPCビット決定部からのパラレル信号をシリアルに出
    力するようにしたことを特徴とする請求項4に記載のC
    DMA基地局送信電力制御回路。
  6. 【請求項6】 前記TPCタイミング測定手段は、 下りTPCビット入力時のタイミング位置を記憶し、発
    生されたクロックによりラッチしてカウントする第1の
    カウンタと、 下り送信データTPCの入力位置を出力する第2のカウ
    ンタと、 前記第1のカウンタからのカウンタ値と、前記第2のカ
    ウンタからの現在の送信データのTPCを出力位置の差
    分を算出して前記下りTPCビット入力時のタイミング
    位置と、 前記下り送信データTPCの入力位置とを指定された値
    とで比較するTPC許容時間算出部と、 を有することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項
    に記載のCDMA基地局送信電力制御回路。
  7. 【請求項7】 前記TPCタイミング測定手段は、さら
    に、前記比較手段からの出力から、下り送信データにT
    PCビットの挿入の有無を判断するモニタ部と、 前記不具合通知レジスタ部からのSIR測定時間の調整
    およびスロット単位乗り越しフラグとを通知する不具合
    通知レジスタ部と、 前記通知されたSIR 測定時間の調整およびスロット
    単位乗り越しフラグとを出力するTPCタイミング調整
    部とを有することを特徴とする請求項6に記載のCDM
    A基地局送信電力制御回路。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれか1項に記載のC
    DMA基地局送信電力制御回路を有する基地局装置。
  9. 【請求項9】 下りTPCビットが送信データに反映さ
    れるまでの許容時間を測定し、伝搬遅延が生じた場合で
    もTPCビットが即座に挿入タイミングに反映すること
    を特徴とするTPCタイミング方法。
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