JP2000341150A - テレビジョンチューナ - Google Patents
テレビジョンチューナInfo
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- JP2000341150A JP2000341150A JP11146931A JP14693199A JP2000341150A JP 2000341150 A JP2000341150 A JP 2000341150A JP 11146931 A JP11146931 A JP 11146931A JP 14693199 A JP14693199 A JP 14693199A JP 2000341150 A JP2000341150 A JP 2000341150A
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- dielectric resonator
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 局部発振器から出力される局部発振信号が外
部に漏洩し難くすると共に金属筺体を小型化する。 【解決手段】 区画室6乃至9を有する金属筺体1と、
区画室内9に配設された周波数変換部15とを備え、周
波数変換部15は混合器15aと混合器15aに局部発
振信号を入力する局部発振器15bとを有し、局部発振
器15bは局部発振信号の周波数を決定する同軸型の誘
電体共振器18を有し、混合器15aによって周波数変
換された出力信号を通過させるとともに局部発振信号の
通過を阻止するフィルタ17を区画室内9内に設けた。
部に漏洩し難くすると共に金属筺体を小型化する。 【解決手段】 区画室6乃至9を有する金属筺体1と、
区画室内9に配設された周波数変換部15とを備え、周
波数変換部15は混合器15aと混合器15aに局部発
振信号を入力する局部発振器15bとを有し、局部発振
器15bは局部発振信号の周波数を決定する同軸型の誘
電体共振器18を有し、混合器15aによって周波数変
換された出力信号を通過させるとともに局部発振信号の
通過を阻止するフィルタ17を区画室内9内に設けた。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ケーブルテレビジ
ョン(CATV)信号あるいはいわゆる地上波のテレビ
ジョン信号等を受信するテレビジョンチューナに関し、
特に二回の周波数変換を行うダブルコンバージョンチュ
ーナとして好適なテレビジョンチューナに関する。
ョン(CATV)信号あるいはいわゆる地上波のテレビ
ジョン信号等を受信するテレビジョンチューナに関し、
特に二回の周波数変換を行うダブルコンバージョンチュ
ーナとして好適なテレビジョンチューナに関する。
【0002】
【従来の技術】図4は従来のテレビジョンチューナのブ
ロック配置を示す平面図であり、箱型の金属筺体31は
枠体32と内部に取り付けられたシールド板33乃至3
7によって構成される。枠体32は四つの側板32a、
32b、32c、32dを有して矩形状をなし、シール
ド板33乃至37は対向する長側板32a、32bを橋
絡するように取り付けられ、これによって枠体32の長
手方向に沿って複数(図示では六個)の区画室38乃至
43が形成される。そして、一方の端側の第一区画室3
8を形成する短側板32cに入力コネクタ44が取り付
けられ、他方の端側の第六区画室43を形成する長側板
32bに出力コネクタ45が取り付けられる。
ロック配置を示す平面図であり、箱型の金属筺体31は
枠体32と内部に取り付けられたシールド板33乃至3
7によって構成される。枠体32は四つの側板32a、
32b、32c、32dを有して矩形状をなし、シール
ド板33乃至37は対向する長側板32a、32bを橋
絡するように取り付けられ、これによって枠体32の長
手方向に沿って複数(図示では六個)の区画室38乃至
43が形成される。そして、一方の端側の第一区画室3
8を形成する短側板32cに入力コネクタ44が取り付
けられ、他方の端側の第六区画室43を形成する長側板
32bに出力コネクタ45が取り付けられる。
【0003】第一区画室38乃至第六区画室43内には
プリント基板(図示せず)が配設され、このプリント基
板上に回路ブロックが形成される。即ち、第一区画室3
8には、ほぼ50MHzから1GHzまでの通過帯域を
有するバンドパスフィルタ46、第二区画室39には第
一混合器47aと第一局部発振器47bとからなる第一
周波数変換部47、第三区画室40には中心周波数がほ
ぼ1.2GHzで通過帯域が6MHzの中間周波フィル
タ48、第四区画室41には第二混合器49aと第二局
部発振器49bとかなる第二周波数変換部49、第五区
画室42には出力増幅器50、第六区確執43にはほぼ
100MHzのカットオフ周波数を有するローパスフィ
ルタ51がそれぞれ形成される。ローパスフィルタ51
はカットオフ周波数が低いことから、巻き回したコイル
を用いて構成している。
プリント基板(図示せず)が配設され、このプリント基
板上に回路ブロックが形成される。即ち、第一区画室3
8には、ほぼ50MHzから1GHzまでの通過帯域を
有するバンドパスフィルタ46、第二区画室39には第
一混合器47aと第一局部発振器47bとからなる第一
周波数変換部47、第三区画室40には中心周波数がほ
ぼ1.2GHzで通過帯域が6MHzの中間周波フィル
タ48、第四区画室41には第二混合器49aと第二局
部発振器49bとかなる第二周波数変換部49、第五区
画室42には出力増幅器50、第六区確執43にはほぼ
100MHzのカットオフ周波数を有するローパスフィ
ルタ51がそれぞれ形成される。ローパスフィルタ51
はカットオフ周波数が低いことから、巻き回したコイル
を用いて構成している。
【0004】入力コネクタ44に入力された50MHz
〜1GHzのテレビジョン信号はバンドパスフィルタ4
6を介して第一混合器47aに入力され、第一局部発振
器447bから出力される第一局部発振信号と混合さ
れ、ほぼ1.2GHzの第一中間周波信号に変換され
る。従って、第一局部発振器47bはほぼ1.25GH
zから2.2GHzの間で発振する。
〜1GHzのテレビジョン信号はバンドパスフィルタ4
6を介して第一混合器47aに入力され、第一局部発振
器447bから出力される第一局部発振信号と混合さ
れ、ほぼ1.2GHzの第一中間周波信号に変換され
る。従って、第一局部発振器47bはほぼ1.25GH
zから2.2GHzの間で発振する。
【0005】第一中間周波信号は第二混合器49aに入
力され、第二局部発振器49bから出力される第二局部
発振信号と混合され、ほぼ45MHzの第二中間周波信
号(テレビジョンの中間周波信号となる出力信号)に変
換される。従って、第二局部発振器49bの発振周波数
は固定(ほぼ1245MHz)である。第二局部発振器
49bは発振周波数を決定する共振回路中に共振線路4
9cを有し、この共振線路49cは例えばプリント基板
上に印刷で形成され、その長さは局部発振周波数に対応
する波長のほぼ1/2に設定されている。そして、第二
中間周波信号は出力増幅器50で増幅され、さらにロー
パスフィルタ51を介して出力コネクタ45に出力され
る。
力され、第二局部発振器49bから出力される第二局部
発振信号と混合され、ほぼ45MHzの第二中間周波信
号(テレビジョンの中間周波信号となる出力信号)に変
換される。従って、第二局部発振器49bの発振周波数
は固定(ほぼ1245MHz)である。第二局部発振器
49bは発振周波数を決定する共振回路中に共振線路4
9cを有し、この共振線路49cは例えばプリント基板
上に印刷で形成され、その長さは局部発振周波数に対応
する波長のほぼ1/2に設定されている。そして、第二
中間周波信号は出力増幅器50で増幅され、さらにロー
パスフィルタ51を介して出力コネクタ45に出力され
る。
【0006】以上の構成は、周波数変換部47、49を
二つ備えているので、いわゆるダブルコンバージョンチ
ューナとなっている。そして、第一周波数変換部47の
第一局部発振器47bと第二周波数変換部49の第二局
部発振器49bとのそれぞれの局部発振信号の干渉が問
題となるが、上記の構成では、第一周波数変換部47が
構成される区画室39と第二の周波数変換部49が構成
される区画室41とを二つのシールド板34、35によ
って隔離して、干渉が実用上問題とならないようにして
いる。そして、シールド板34、35の間の第三区画室
40に中間周波フィルタ48を構成している。
二つ備えているので、いわゆるダブルコンバージョンチ
ューナとなっている。そして、第一周波数変換部47の
第一局部発振器47bと第二周波数変換部49の第二局
部発振器49bとのそれぞれの局部発振信号の干渉が問
題となるが、上記の構成では、第一周波数変換部47が
構成される区画室39と第二の周波数変換部49が構成
される区画室41とを二つのシールド板34、35によ
って隔離して、干渉が実用上問題とならないようにして
いる。そして、シールド板34、35の間の第三区画室
40に中間周波フィルタ48を構成している。
【0007】また、第二周波数変換部49が構成された
第四区画室41とローパスフィルタ51が構成された第
六区画室43とを二つのシールド板36、37で隔離し
て第二局部発振信号がローパスフィルタ51に飛び移る
ことがないようにしている。この結果、第二局部発振信
号は出力コネクタ45から外部に漏洩しない。そして、
シールド板36、37の間の第五区画室42に出力増幅
器50を構成している。
第四区画室41とローパスフィルタ51が構成された第
六区画室43とを二つのシールド板36、37で隔離し
て第二局部発振信号がローパスフィルタ51に飛び移る
ことがないようにしている。この結果、第二局部発振信
号は出力コネクタ45から外部に漏洩しない。そして、
シールド板36、37の間の第五区画室42に出力増幅
器50を構成している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】以上の構成では、各区
画室に回路ブロックを構成し、例えば、第四区画室41
に第二の周波数変換部49、第五区画室42に出力増幅
器50、第六区確執43にローパスフィルタ51を構成
している。そのため、金属筺体31全体の形状が大きく
なり小型化が図れなかった。
画室に回路ブロックを構成し、例えば、第四区画室41
に第二の周波数変換部49、第五区画室42に出力増幅
器50、第六区確執43にローパスフィルタ51を構成
している。そのため、金属筺体31全体の形状が大きく
なり小型化が図れなかった。
【0009】そこで、本発明のテレビジョンチューナ
は、局部発振器から出力される局部発振信号が外部に漏
洩し難くすると共に金属筺体を小型化することを目的と
する。
は、局部発振器から出力される局部発振信号が外部に漏
洩し難くすると共に金属筺体を小型化することを目的と
する。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決する手
段として、本発明のテレビジョンチューナは、区画室を
有する金属筺体と、前記区画室内に配設された周波数変
換部とを備え、前記周波数変換部は混合器と前記混合器
に局部発振信号を入力する局部発振器とを有し、前記局
部発振器は前記局部発振信号の周波数を決定する同軸型
の誘電体共振器を有し、前記混合器によって周波数変換
された出力信号を通過させるとともに前記局部発振信号
の通過を阻止するフィルタを前記区画室内に設けた。
段として、本発明のテレビジョンチューナは、区画室を
有する金属筺体と、前記区画室内に配設された周波数変
換部とを備え、前記周波数変換部は混合器と前記混合器
に局部発振信号を入力する局部発振器とを有し、前記局
部発振器は前記局部発振信号の周波数を決定する同軸型
の誘電体共振器を有し、前記混合器によって周波数変換
された出力信号を通過させるとともに前記局部発振信号
の通過を阻止するフィルタを前記区画室内に設けた。
【0011】また、本発明のテレビジョンチューナは、
前記誘電体共振器は一端が短絡された1/4波長型の誘
電体共振器で構成された。
前記誘電体共振器は一端が短絡された1/4波長型の誘
電体共振器で構成された。
【0012】また、本発明のテレビジョンチューナは、
前記誘電体共振器を、前記誘電体共振器の短絡端を前記
フィルタが配設された側に対向させて配設した。
前記誘電体共振器を、前記誘電体共振器の短絡端を前記
フィルタが配設された側に対向させて配設した。
【0013】また、本発明のテレビジョンチューナは、
前記誘電体共振器と前記フィルタとの間にシールド板を
配設した。
前記誘電体共振器と前記フィルタとの間にシールド板を
配設した。
【0014】また、本発明のテレビジョンチューナは、
前記金属筺体は他の区画室を有し、前記他の区画室には
受信したテレビジョン信号を中間周波信号に周波数変換
する第一周波数変換部を配設し、前記周波数変換部を、
前記中間周波信号をさらに周波数変換する第二周波数変
換部とし、前記第一周波数変換部と前記周波数変換部と
によってダブルコンバージョンチューナを構成した。
前記金属筺体は他の区画室を有し、前記他の区画室には
受信したテレビジョン信号を中間周波信号に周波数変換
する第一周波数変換部を配設し、前記周波数変換部を、
前記中間周波信号をさらに周波数変換する第二周波数変
換部とし、前記第一周波数変換部と前記周波数変換部と
によってダブルコンバージョンチューナを構成した。
【0015】また、本発明のテレビジョンチューナは、
前記フィルタをローパスフィルタで構成した。
前記フィルタをローパスフィルタで構成した。
【0016】
【発明の実施の形態】図1乃至図3に従って本発明のテ
レビジョンチューナを説明する。図1は本発明のテレビ
ジョンチューナのブロック配置を示す平面図であり、図
2は本発明のテレビジョンチューナに使用する誘電体共
振器の斜視図であり、図3は誘電体共振器の断面図であ
る。図1において、箱型の金属筺体1は枠体2と内部に
取り付けられたシールド板3、4、5によって構成され
る。枠体2は四つの側板2a、2b、2c、2dを有し
て矩形状をなし、シールド板3、4、5は対向する長側
板2a、2bを橋絡するように取り付けられ、これによ
って枠体2の長手方向に沿って複数(図示では四個)の
区画室6乃至9が形成される。そして、一方の端側の第
一区画室6を形成する短側板32cに入力コネクタ10
が取り付けられ、他方の端側の第四区画室9を形成する
長側板3bに出力コネクタ11が取り付けられる。
レビジョンチューナを説明する。図1は本発明のテレビ
ジョンチューナのブロック配置を示す平面図であり、図
2は本発明のテレビジョンチューナに使用する誘電体共
振器の斜視図であり、図3は誘電体共振器の断面図であ
る。図1において、箱型の金属筺体1は枠体2と内部に
取り付けられたシールド板3、4、5によって構成され
る。枠体2は四つの側板2a、2b、2c、2dを有し
て矩形状をなし、シールド板3、4、5は対向する長側
板2a、2bを橋絡するように取り付けられ、これによ
って枠体2の長手方向に沿って複数(図示では四個)の
区画室6乃至9が形成される。そして、一方の端側の第
一区画室6を形成する短側板32cに入力コネクタ10
が取り付けられ、他方の端側の第四区画室9を形成する
長側板3bに出力コネクタ11が取り付けられる。
【0017】第一区画室6乃至第四区画室9内にはプリ
ント基板(図示せず)が配設され、このプリント基板上
に回路ブロックが形成される。即ち、第一区画室6に
は、ほぼ50MHzから1GHzまでの通過帯域を有す
るバンドパスフィルタ12、第二区画室7には第一混合
器13aと第一局部発振器13bとからなる第一周波数
変換部13、第三区画室8には中心周波数がほぼ1.2
GHzで通過帯域が6MHzの中間周波フィルタ14、
第四区画室9には第二混合器15aと第二局部発振器1
5bとかなる第二周波数変換部15、出力増幅器16、
ほぼ100MHzのカットオフ周波数を有するローパス
フィルタ17の各回路ブロックが構成される。第四区画
室9には複数の回路ブロック15、16、17が構成さ
れるので、他の区画室6、7、8よりも若干大きくなっ
ている。また、ローパスフィルタ17はカットオフ周波
数が低いことから、巻き回したコイルを用いて構成して
いる。
ント基板(図示せず)が配設され、このプリント基板上
に回路ブロックが形成される。即ち、第一区画室6に
は、ほぼ50MHzから1GHzまでの通過帯域を有す
るバンドパスフィルタ12、第二区画室7には第一混合
器13aと第一局部発振器13bとからなる第一周波数
変換部13、第三区画室8には中心周波数がほぼ1.2
GHzで通過帯域が6MHzの中間周波フィルタ14、
第四区画室9には第二混合器15aと第二局部発振器1
5bとかなる第二周波数変換部15、出力増幅器16、
ほぼ100MHzのカットオフ周波数を有するローパス
フィルタ17の各回路ブロックが構成される。第四区画
室9には複数の回路ブロック15、16、17が構成さ
れるので、他の区画室6、7、8よりも若干大きくなっ
ている。また、ローパスフィルタ17はカットオフ周波
数が低いことから、巻き回したコイルを用いて構成して
いる。
【0018】入力コネクタ10に入力された50MHz
〜1GHzのテレビジョン信号はバンドパスフィルタ1
2を介して第一混合器13aに入力され、第一局部発振
器13bから出力される第一局部発振信号と混合され、
ほぼ1.2GHzの第一中間周波信号に変換される。従
って、第一局部発振器13bはほぼ1.25GHzから
2.2GHzの間で連続的に発振する。
〜1GHzのテレビジョン信号はバンドパスフィルタ1
2を介して第一混合器13aに入力され、第一局部発振
器13bから出力される第一局部発振信号と混合され、
ほぼ1.2GHzの第一中間周波信号に変換される。従
って、第一局部発振器13bはほぼ1.25GHzから
2.2GHzの間で連続的に発振する。
【0019】第一中間周波信号は中間周波フィルタ14
を介して第二混合器15aに入力され、第二局部発振器
15bから出力される第二局部発振信号と混合され、ほ
ぼ45MHzの第二中間周波信号(テレビジョンの中間
周波信号となる出力信号)に変換される。従って、第二
局部発振器15bの発振周波数は固定(ほぼ1245M
Hz)である。第二局部発振器15bは発振周波数を決
定する共振回路中に誘電体共振器18を有し、この誘電
体共振器18はプリント基板上に取り付けられる。ま
た、誘電体共振器18とローパスフィルタ17との間に
は、これらの間を互いに電気的にシールドする金属製の
シールド板19が立設される。そして、第二中間周波信
号は出力増幅器16で増幅され、さらにローパスフィル
タ17を介して出力コネクタ11に出力される。
を介して第二混合器15aに入力され、第二局部発振器
15bから出力される第二局部発振信号と混合され、ほ
ぼ45MHzの第二中間周波信号(テレビジョンの中間
周波信号となる出力信号)に変換される。従って、第二
局部発振器15bの発振周波数は固定(ほぼ1245M
Hz)である。第二局部発振器15bは発振周波数を決
定する共振回路中に誘電体共振器18を有し、この誘電
体共振器18はプリント基板上に取り付けられる。ま
た、誘電体共振器18とローパスフィルタ17との間に
は、これらの間を互いに電気的にシールドする金属製の
シールド板19が立設される。そして、第二中間周波信
号は出力増幅器16で増幅され、さらにローパスフィル
タ17を介して出力コネクタ11に出力される。
【0020】第二局部発振器15bに使用される誘電体
共振器18は、図2、図3に示すように、筒形(図2、
3では角筒形)の誘電体ブロック18aを有し、その四
側面と一方の端面とに導体(外導体)18bが被着さ
れ、また、内面にも導体(内導体)18cが被着され内
導体18cは一方の端面において外導体18bと接続さ
れる。なお、他方の端面には導体が被着されていない。
この結果、外導体18bが被着された一方の端面が短絡
端18dとなり、外導体18bが被着されていない他方
の端面が開放端18eとなり同軸型の誘電体共振器を構
成する。そして、短絡端18bと開放端18eとの距離
(共振器の長さ)は局部発振周波数に対応する波長のほ
ぼ1/4の長さ(1/4波長)となるように設定され
る。なお、誘電体共振器18は円筒形であってもよい。
共振器18は、図2、図3に示すように、筒形(図2、
3では角筒形)の誘電体ブロック18aを有し、その四
側面と一方の端面とに導体(外導体)18bが被着さ
れ、また、内面にも導体(内導体)18cが被着され内
導体18cは一方の端面において外導体18bと接続さ
れる。なお、他方の端面には導体が被着されていない。
この結果、外導体18bが被着された一方の端面が短絡
端18dとなり、外導体18bが被着されていない他方
の端面が開放端18eとなり同軸型の誘電体共振器を構
成する。そして、短絡端18bと開放端18eとの距離
(共振器の長さ)は局部発振周波数に対応する波長のほ
ぼ1/4の長さ(1/4波長)となるように設定され
る。なお、誘電体共振器18は円筒形であってもよい。
【0021】そして、この誘電体共振器18を第四区画
室9内に配設する場合には、ローパスフィルタ17が配
設された位置に短絡端18dを対向させ、開放端18e
を第二局部発振器15b側に対向させてプリント基板上
に取り付け、外導体18bをグランドに接続すると共
に、内導体18cを局部発振器15bに接続する。
室9内に配設する場合には、ローパスフィルタ17が配
設された位置に短絡端18dを対向させ、開放端18e
を第二局部発振器15b側に対向させてプリント基板上
に取り付け、外導体18bをグランドに接続すると共
に、内導体18cを局部発振器15bに接続する。
【0022】以上のように、第二局部発振器15bに誘
電体共振器18を使用した場合、誘電体共振器18の内
導体18cには第二局部発振信号による電界が発生する
が、内導体18cは外部導体18bによって覆われてい
るので、誘電体共振器18からは全方位的に電磁界が放
射しないので、同一の第四区画室9内にローパスフィル
タ17を構成しても、直接ローパスフィルタ17のコイ
ルに飛び移る電磁界が少なくなる。従って、第二周波数
変換部15、出力増幅器16、ローパスフィルタ17を
構成する第四区画室9の大きさを、従来必要とした大き
さよりも小さくできる。しかも、誘電体共振器18の長
さを1/4波長としたので、第四区画室9を一層小さく
できる。周波数変換部を二つ有するダブルコンバージョ
ンチューナを構成しても、全体を小型化できる。
電体共振器18を使用した場合、誘電体共振器18の内
導体18cには第二局部発振信号による電界が発生する
が、内導体18cは外部導体18bによって覆われてい
るので、誘電体共振器18からは全方位的に電磁界が放
射しないので、同一の第四区画室9内にローパスフィル
タ17を構成しても、直接ローパスフィルタ17のコイ
ルに飛び移る電磁界が少なくなる。従って、第二周波数
変換部15、出力増幅器16、ローパスフィルタ17を
構成する第四区画室9の大きさを、従来必要とした大き
さよりも小さくできる。しかも、誘電体共振器18の長
さを1/4波長としたので、第四区画室9を一層小さく
できる。周波数変換部を二つ有するダブルコンバージョ
ンチューナを構成しても、全体を小型化できる。
【0023】また、誘電体共振器18は短絡端18dが
ローパスフィルタ17側、開放端18eが第二局部発振
器15b側にそれぞれ対向しているので、ローパスフィ
ルタ17に飛び移る電磁界は一層少なくなるので、第二
局部発振信号が出力コネクタ11に漏洩することはな
い。さらに、誘電体共振器18の開放端18eから放射
した電磁界はシールド板19によって遮られるので、ロ
ーパスフィルタ17には飛びつかない。
ローパスフィルタ17側、開放端18eが第二局部発振
器15b側にそれぞれ対向しているので、ローパスフィ
ルタ17に飛び移る電磁界は一層少なくなるので、第二
局部発振信号が出力コネクタ11に漏洩することはな
い。さらに、誘電体共振器18の開放端18eから放射
した電磁界はシールド板19によって遮られるので、ロ
ーパスフィルタ17には飛びつかない。
【0024】また、第二局部発振信号が第二混合器15
a、出力増幅器16の各回路ブロックを介してローパス
フィルタ17に入力されてもローパスフィルタのカット
オフ周波数に対して第二局部発振信号の周波数が充分高
いので、ローパスフィルタを通過する第二局部発振信号
のレベルは極めて低いものとなる。
a、出力増幅器16の各回路ブロックを介してローパス
フィルタ17に入力されてもローパスフィルタのカット
オフ周波数に対して第二局部発振信号の周波数が充分高
いので、ローパスフィルタを通過する第二局部発振信号
のレベルは極めて低いものとなる。
【0025】
【発明の効果】以上のように、本発明のテレビジョンチ
ューナは、区画室を有する金属筺体と、区画室内に配設
された周波数変換部とを備え、周波数変換部は混合器と
混合器に局部発振信号を入力する局部発振器とを有し、
局部発振器は局部発振信号の周波数を決定する同軸型の
誘電体共振器を有し、混合器によって周波数変換された
出力信号を通過させるとともに局部発振信号の通過を阻
止するフィルタを区画室内に設けたので、誘電体共振器
から直接フィルタに飛び移る電磁界が少なくなる。従っ
て、周波数変換部、出力増幅器、フィルタを構成する区
画室の大きさを、従来必要とした大きさよりも小さくで
きる。
ューナは、区画室を有する金属筺体と、区画室内に配設
された周波数変換部とを備え、周波数変換部は混合器と
混合器に局部発振信号を入力する局部発振器とを有し、
局部発振器は局部発振信号の周波数を決定する同軸型の
誘電体共振器を有し、混合器によって周波数変換された
出力信号を通過させるとともに局部発振信号の通過を阻
止するフィルタを区画室内に設けたので、誘電体共振器
から直接フィルタに飛び移る電磁界が少なくなる。従っ
て、周波数変換部、出力増幅器、フィルタを構成する区
画室の大きさを、従来必要とした大きさよりも小さくで
きる。
【0026】また、本発明のテレビジョンチューナは、
誘電体共振器は一端が短絡された1/4波長型の誘電体
共振器で構成されたので、取付面積が小さくなって区画
室を一層小さくでき、従って金属筺体を小型化できる。
誘電体共振器は一端が短絡された1/4波長型の誘電体
共振器で構成されたので、取付面積が小さくなって区画
室を一層小さくでき、従って金属筺体を小型化できる。
【0027】また、本発明のテレビジョンチューナは、
誘電体共振器を、誘電体共振器の短絡端をフィルタが配
設された側に対向させて配設したので、フィルタに飛び
移る電磁界は一層少なくなるので、局部発振信号が出力
コネクタに漏洩することはない。
誘電体共振器を、誘電体共振器の短絡端をフィルタが配
設された側に対向させて配設したので、フィルタに飛び
移る電磁界は一層少なくなるので、局部発振信号が出力
コネクタに漏洩することはない。
【0028】また、本発明のテレビジョンチューナは、
誘電体共振器とフィルタとの間にシールド板を配設した
ので、誘電体共振器の開放端から放射した電磁界はシー
ルド板によって遮られるので、フィルタには飛びつかな
い。
誘電体共振器とフィルタとの間にシールド板を配設した
ので、誘電体共振器の開放端から放射した電磁界はシー
ルド板によって遮られるので、フィルタには飛びつかな
い。
【0029】また、本発明のテレビジョンチューナは、
さらに、他の区画室には受信したテレビジョン信号を中
間周波信号に周波数変換する第一周波数変換部を設けて
ダブルコンバージョンチューナを構成しても、ダブルコ
ンバージョンチューナ全体を小型化できる。
さらに、他の区画室には受信したテレビジョン信号を中
間周波信号に周波数変換する第一周波数変換部を設けて
ダブルコンバージョンチューナを構成しても、ダブルコ
ンバージョンチューナ全体を小型化できる。
【0030】また、本発明のテレビジョンチューナは、
フィルタをローパスフィルタで構成したので、ローパス
フィルタのカットオフ周波数に対して局部発振信号の周
波数が充分高いので、ローパスフィルタを通過する局部
発振信号のレベルは極めて低いものとなり出力コネクタ
からの漏洩を少なく出来る。
フィルタをローパスフィルタで構成したので、ローパス
フィルタのカットオフ周波数に対して局部発振信号の周
波数が充分高いので、ローパスフィルタを通過する局部
発振信号のレベルは極めて低いものとなり出力コネクタ
からの漏洩を少なく出来る。
【図1】本発明のテレビジョンチューナのブロック配置
を示す平面図である。
を示す平面図である。
【図2】本発明のテレビジョンチューナに使用する誘電
体共振器の斜視図である。
体共振器の斜視図である。
【図3】本発明のテレビジョンチューナに使用する誘電
体共振器の断面図である。
体共振器の断面図である。
【図4】従来の従来のテレビジョンチューナのブロック
配置を示す平面図であり、
配置を示す平面図であり、
1 金属筺体 2 枠体 1a、1b 長側板 1c、1d 短側板 3、4、5 シールド板 6 第一区画室 7 第二区画室 8 第三区画室 9 第四区画室 10 入力コネクタ 11 出力コネクタ 12 バンドパスフィルタ 13 第一周波数変換部 13a 第一混合器 13b 第一局部発振器 14中間周波フィルタ 15 第二周波数変換部 15a 第二混合器 15b 第二局部発振器 16 出力増幅器 17 ローパスフィルタ 18 誘電体共振器 18a 誘電体ブロック 18b 外導体 18c 内導体 18d 短絡端 18e 開放端 19 シールド板
Claims (6)
- 【請求項1】 区画室を有する金属筺体と、前記区画室
内に配設された周波数変換部とを備え、前記周波数変換
部は混合器と前記混合器に局部発振信号を入力する局部
発振器とを有し、前記局部発振器は前記局部発振信号の
周波数を決定する同軸型の誘電体共振器を有し、前記混
合器によって周波数変換された出力信号を通過させると
ともに前記局部発振信号の通過を阻止するフィルタを前
記区画室内に設けたことを特徴とするテレビジョンチュ
ーナ。 - 【請求項2】 前記誘電体共振器は一端が短絡された1
/4波長型の誘電体共振器で構成されたことを特徴とす
る請求項1記載のテレビジョンチューナ。 - 【請求項3】 前記誘電体共振器を、前記誘電体共振器
の短絡端を前記フィルタが配設された側に対向させて配
設したことを特徴とする請求項2記載のテレビジョンチ
ューナ。 - 【請求項4】 前記誘電体共振器と前記フィルタとの間
にシールド板を配設したことを特徴とする請求項1乃至
3の何れかに記載のテレビジョンチューナ。 - 【請求項5】 前記金属筺体は他の区画室を有し、前記
他の区画室には受信したテレビジョン信号を中間周波信
号に周波数変換する第一周波数変換部を配設し、前記周
波数変換部を、前記中間周波信号をさらに周波数変換す
る第二周波数変換部とし、前記第一周波数変換部と前記
周波数変換部とによってダブルコンバージョンチューナ
を構成したことを特徴とする請求項1乃至4の何れかに
記載のテレビジョンチューナ。 - 【請求項6】 前記フィルタをローパスフィルタで構成
したことを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載の
テレビジョンチューナ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11146931A JP2000341150A (ja) | 1999-05-26 | 1999-05-26 | テレビジョンチューナ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11146931A JP2000341150A (ja) | 1999-05-26 | 1999-05-26 | テレビジョンチューナ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000341150A true JP2000341150A (ja) | 2000-12-08 |
Family
ID=15418820
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11146931A Withdrawn JP2000341150A (ja) | 1999-05-26 | 1999-05-26 | テレビジョンチューナ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000341150A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010093322A (ja) * | 2008-10-03 | 2010-04-22 | Fujitsu Ten Ltd | 回路装置、及びレーダ装置 |
JP2010114109A (ja) * | 2008-11-04 | 2010-05-20 | Alps Electric Co Ltd | 高周波機器 |
-
1999
- 1999-05-26 JP JP11146931A patent/JP2000341150A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010093322A (ja) * | 2008-10-03 | 2010-04-22 | Fujitsu Ten Ltd | 回路装置、及びレーダ装置 |
JP2010114109A (ja) * | 2008-11-04 | 2010-05-20 | Alps Electric Co Ltd | 高周波機器 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20060801 |