JP2000340790A - 半導体装置およびその製造方法ならびに電界効果型トランジスタ - Google Patents

半導体装置およびその製造方法ならびに電界効果型トランジスタ

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JP2000340790A
JP2000340790A JP11148599A JP14859999A JP2000340790A JP 2000340790 A JP2000340790 A JP 2000340790A JP 11148599 A JP11148599 A JP 11148599A JP 14859999 A JP14859999 A JP 14859999A JP 2000340790 A JP2000340790 A JP 2000340790A
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semiconductor
semiconductor device
boron
implanted
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JP11148599A
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Hiroyasu Yoshimune
弘安 能宗
Kenji Yoneda
賢司 米田
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 空乏層の発生を抑制でき、電気信号の伝達速
度が低下しない半導体装置を提供する。 【解決手段】 電界効果型のトランジスタ111は、シ
リコン基板1と、シリコン基板1の上に形成されたゲー
ト電極8とを備える。ゲート電極8は、ボロンを含む水
素化合物が注入された半導体層を含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体装置およ
びその製造方法ならびに電界効果型トランジスタに関
し、特に、不純物が注入された半導体層を含む半導体装
置およびその製造方法ならびに電界効果型トランジスタ
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体装置を構成する電極層とし
ては、ポリシリコンなどの半導体層に不純物イオンを注
入したものが多く用いられている。図19は、従来の半
導体装置(電界効果型トランジスタ)の断面図である。
図19を参照して、従来の半導体装置では、シリコン基
板201の表面にトレンチ202が形成されている。ト
レンチ202には素子を分離するためのシリコン酸化膜
203が埋込まれている。シリコン酸化膜203で囲ま
れた領域には、n型の不純物が注入されたチャネルドー
プ領域205が形成されている。
【0003】シリコン基板1の表面には、1対のソース
およびドレイン領域210とゲート電極208からなる
電界効果型トランジスタが形成されている。ソースおよ
びドレイン領域210には、p型の不純物(ボロン)が
注入されている。隣り合うソースおよびドレイン領域2
10の間では、シリコン基板201の上にゲート酸化膜
207を介在させてポリシリコンからなるゲート電極2
08が形成されている。ゲート電極208にはp型の不
純物であるボロンが注入されている。
【0004】次に、図19で示す半導体装置の製造方法
について説明する。図19で示す半導体装置を製造する
際には、まず、シリコン基板201にトレンチ202を
形成し、このトレンチ202を埋込むシリコン酸化膜2
03を形成する。シリコン基板201にn型の不純物イ
オンを注入することにより、チャネルドープ領域205
を形成する。シリコン基板201上に熱酸化法によりシ
リコン酸化膜を形成し、そのシリコン酸化膜上にポリシ
リコン層を形成する。ポリシリコン層にBF2を注入す
ることによりポリシリコン層にボロンを注入する。ポリ
シリコン層とシリコン酸化膜とを所定の形状にパターニ
ングすることにより、ゲート酸化膜207とゲート電極
208を形成する。ゲート電極208をマスクとしてシ
リコン基板201にボロンを注入することにより、ソー
スおよびドレイン領域210を形成する。このようにし
て図19で示す半導体装置が完成する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図20は、図19で示
すゲート電極20内のボロンの濃度分布を示すグラフで
ある。図19と図20を参照して、ゲート電極208内
では、深さXが0であるゲート電極208の上面208
aでボロンの濃度が低く、深さXが深くなるに従ってボ
ロンの濃度も大きくなる。深さXがtmaxのときに、ボ
ロンの濃度が最大となり、深さXがさらに深くなるとボ
ロンの濃度が減少し、深さXがtのとき、ボロンの濃度
が最小となる。そのため、ボロンの濃度分布は、深さX
がtmaxの近傍で鋭いピークを持つような分布となる。
【0006】ゲート電極208中のボロンはBF2のイ
オンの形で注入される。このイオンは単一の質量数を持
つため、その質量のイオンは注入される際にすべて同じ
運動エネルギを持つ。したがって、同じエネルギで同じ
質量のイオンが注入されると注入されたボロンがほぼ同
じ深さの領域で止まり、その領域でのボロンの濃度が高
くなる。その結果、図20で示すような鋭いピークを有
し、上面208aと下面208bの部分では、ボロンの
濃度が小さくなる。
【0007】このボロンの濃度が小さい上面208aと
下面208bの領域では、空乏層が生じやすくなるため
導電性が悪化することがある。その結果、電気信号の伝
達が遅れ、ひいては半導体装置の高速化を妨げるという
問題がある。
【0008】また、ボロンは二フッ化ボロン(BF2
の形で注入されるため、フッ素もゲート電極208内に
注入される。このフッ素はボロンの活性を妨げやすいた
め、フッ素がゲート電極208内に存在すると、そのフ
ッ素が存在する領域で空乏層が発生しやすくなる。その
結果、半導体装置の高速化を妨げるという問題がある。
【0009】さらに、1つのフッ化ボロン(BF2)分
子内に含まれるボロン原子の数が1であり、少ないた
め、注入時間を長くする必要がある。その結果生産効率
が低下するという問題がある。
【0010】そこで、この発明は、上述のような問題点
を解決するためになされたものであり、電気信号の伝達
の高速化が可能であり、かつ生産効率の高い半導体装置
およびその製造方法を提供することを目的とする。
【0011】また、この発明は、高速動作が可能でかつ
生産効率が高い電界効果型トランジスタを提供すること
を目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明に従った半導体
装置は、半導体基板と、半導体基板の上に形成された電
極層とを備える。電極層は、ボロンを含む水素化合物が
注入された半導体層を含む。
【0013】このように構成された半導体装置において
は、ボロンを含む水素化合物は、注入されれば、さまざ
まな質量数のイオンとなる。そのため、このイオンが注
入された際には、重いイオンは浅い部分に注入されて軽
いイオンは深い部分に注入される。そのため、半導体層
の全体にイオンが注入されることになる。その結果、半
導体層内の不純物濃度分布が均一となり、電極層内で空
乏層が発生することがない。したがって、電気信号の伝
達の高速化を妨げることがない。
【0014】また、ボロンの水素化合物はフッ素を含ま
ないので、これを注入しても半導体層内にはフッ素が存
在しない。その結果、電極層内で空乏層が発生せず、電
気信号の伝達の高速化を妨げることがない。
【0015】好ましくは、電極層は半導体層の上に形成
された金属層を含む。この場合、金属層により電極層の
電気抵抗が小さくなるため、電気信号の伝達の高速化を
図ることができる。
【0016】また、好ましくは半導体層はシリコンを含
む。さらに好ましくは、電極層は、絶縁膜を介在させて
半導体基板の上に形成されたゲート電極を含む。
【0017】この発明に従った電界効果型トランジスタ
は、半導体基板と、半導体基板の上に絶縁膜を介在させ
て形成されたゲート電極と、ゲート電極の両側の半導体
基板の表面に互いに距離を隔てて形成された1対のソー
スおよびドレイン領域とを備える。ゲート電極は、ボロ
ンを含む水素化合物が注入された半導体層を含む。
【0018】このように構成された電界効果型トランジ
スタにおいては、ボロンを含む水素化合物は注入される
際にさまざまな質量数のイオンとなり、重いイオンは浅
い部分に注入され、軽いイオンは深い部分に注入され
る。その結果、半導体層全体にイオンが注入され、半導
体層内の不純物濃度の分布が均一となる。また、ボロン
の水素化合物はフッ素を含まないため、ボロンの活性を
妨げることがない。その結果、ゲート電極内に空乏層が
発生せず、ゲート電極に印加した電圧は絶縁膜を介して
すぐに半導体基板に伝わる。その結果、電界効果型トラ
ンジスタの高速動作が可能となる。
【0019】この発明の1つの局面に従った半導体装置
の製造方法は、半導体基板の上に半導体層を形成する工
程と、半導体層を所定の形状にパターニングする工程
と、パターニングされた半導体層にボロンを含む水素化
合物を注入して電極層を形成する工程とを備える。
【0020】このような半導体装置の製造方法において
は、半導体層に注入される、ボロンを含む水素化合物
は、さまざまな質量数のイオンとなる。そのため、注入
される際に重いイオンは浅い部分に注入され、軽いイオ
ンは深い部分に注入される。その結果、半導体層の全体
にイオンが注入され、半導体層内の不純物濃度の分布が
均一となる。したがって、電極層内で空乏層が発生せ
ず、電気信号の伝達の高速化が可能となる。また、半導
体層に注入される、ボロンを含む水素化合物はフッ素を
含まないため、ボロンの活性を低下させることがない。
その結果、電極層内に空乏層が発生せず、電気信号の伝
達の高速化が可能となる。
【0021】この発明の別の局面に従った半導体装置の
製造方法は、半導体基板の上に半導体層を形成する工程
と、半導体層にボロンを含む水素化合物を注入して導電
層を形成する工程と、導電層を所定の形状にパターニン
グして電極層を形成する工程とを備える。
【0022】このような半導体装置の製造方法において
は、半導体層に注入される、ボロンを含む水素化合物
は、さまざまな質量数のイオンとなる。そのため、重い
イオンは浅い部分に注入され、軽いイオンは深い部分に
注入される。その結果、半導体層の全体にイオンが注入
され、半導体層内の不純物濃度分布が均一となる。した
がって、電極層内に空乏層が発生せず、電気信号の伝達
の高速化が可能となる。また、半導体層に注入される、
ボロンを含む水素化合物はフッ素を含まないため、ボロ
ンの活性を低下させることがない。その結果、電極層内
で空乏層が発生せず、電気信号の伝達の高速動作が可能
となる。
【0023】また好ましくは半導体装置の製造方法は、
導電層の上に金属層を形成する工程をさらに備える。電
極層を形成する工程は、導電層と金属層とを所定の形状
にパターニングして電極層を形成することを含む。この
場合、電極層が金属層をも有するので、電極層の電気抵
抗を低下させることができ、電極層での電気信号の伝達
の高速化を図ることができる。
【0024】また、ボロンを含む水素化合物はボロン原
子を2つ以上含むことが好ましい。この場合、水素化合
物がボロン原子を多く含むので、短時間に多くのボロン
を注入することができ、生産効率を向上させることがで
きる。さらに、ボロンの数が多くなるとイオンの質量数
も大きくなるため、注入エネルギを大きくする必要があ
る。注入エネルギが大きくなると注入効率も上昇するた
め、さらに半導体装置の生産効率を向上させることがで
きる。
【0025】好ましくは、ボロンを含む水素化合物は、
第1の数の水素原子を含む水素化合物と、第1の数より
も大きい第2の数の水素原子の差となる。そのため、そ
れぞれの水素化合物の質量数の差がわずかになるため、
不純物濃度の分布を制御しやすくなる。
【0026】また好ましくは、半導体層を形成する工程
は、シランガスを半導体基板の上に供給することによ
り、多結晶シリコンを含む半導体層を形成することを含
む。
【0027】また好ましくは、半導体層を形成する工程
は、半導体基板の上に絶縁膜を介在させて半導体層を形
成することを含む。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて、図面を用いて説明する。
【0029】(実施の形態1)図1は、この発明の実施
の形態1に従った半導体装置の断面図である。図1を参
照して、この発明の実施の形態1に従った半導体装置で
は、シリコン基板1の表面にトレンチ2が形成されてい
る。トレンチ2を埋込むシリコン酸化膜3が形成されて
いる。
【0030】シリコン基板1の表面は、p型のトランジ
スタが形成されるpMOS(Metal-Oxide Semiconducto
r)領域101と、n型のトランジスタが形成されるn
MOS領域102とが形成されている。
【0031】pMOS領域101には、p型の電界効果
型のトランジスタ111が形成されている。トランジス
タ111は、シリコン基板1の表面に形成された、1対
のソース・ドレイン領域としてのp型の不純物領域10
と、シリコン基板1上にゲート酸化膜7を介在させて形
成されたゲート電極8により構成される。ゲート電極8
にはボロンが注入されている。また、ゲート電極8の下
のシリコン基板1の部分には、n型の不純物が注入され
たチャネルドープ領域5が形成されている。
【0032】nMOS領域102には、n型の電界効果
型のトランジスタ112が形成されている。トランジス
タ112は、シリコン基板1の表面に形成された、1対
のソース・ドレイン領域としてのn型の不純物領域11
と、シリコン基板1の表面にゲート酸化膜7を介在させ
て形成された電極層および半導体層としてのゲート電極
9とにより構成される。ゲート電極9にはn型の不純物
イオン(リン)が注入されている。ゲート電極9の下の
シリコン基板1の部分には、p型の不純物イオンが注入
されてp型のチャネルドープ領域6が形成されている。
【0033】図2は、図1中のゲート電極を拡大して示
す断面図であり、図3は、ゲート電極8内のボロンの濃
度分布を示すグラフである。図2および図3を参照し
て、ゲート電極8は、上面8aと下面8bとを有する。
下面8bはゲート酸化膜7と接触している。
【0034】上面8aから測定したゲート電極8の深さ
をXとすると、図3を参照して、深さXが0の部分(上
面8a)と深さXがtである下面8bにおいてボロンの
濃度が小さく、上面8aと下面8bのほぼ中間の深さX
がt1の部分でボロンの濃度が最も大きくなっている。
【0035】曲線21がゲート電極8内のボロンの濃度
を示す。点線22は、B25濃度を示す。点線23はB
24濃度を示す。点線24はB23濃度を示す。点線2
5はB22濃度を示す。このように、点線22、23、
24および25で示すグラフを重ねると曲線21で示す
グラフとなる。
【0036】次に、図1〜図3で示す半導体装置の製造
方法について説明する。図4、図6〜図9は、図1〜図
3で示す半導体装置の製造工程を示す断面図である。図
5は、この製造方法で用いた装置を示す模式図である。
【0037】図4を参照して、シリコン基板1の表面に
トレンチ2を形成する。トレンチ2を埋込むようにシリ
コン酸化膜3を形成する。pMOS領域101にのみn
型の不純物を注入することによりチャネルドープ領域5
を形成する。nMOS領域102にのみp型の不純物イ
オンを注入することによりチャネルドープ領域6を形成
する。シリコン基板1の表面に熱酸化法によりシリコン
酸化膜31を形成する。シリコン酸化膜31上にCVD
(Chemical Vapor Deposition)法によりポリシリコン
層32を形成する。ポリシリコン層32上にnMOS領
域102を覆うレジストパターン33を形成する。
【0038】図5を参照して、レジストパターン33が
形成されたシリコン基板1に注入装置40を用いてボロ
ンの注入を行なう。注入装置40は、チャンバ41と、
引出電極42および43と、質量分析器44と、フィラ
メント46と、直流電源47および48とを有する。
【0039】チャンバ41内にフィラメント46が設け
られる。チャンバ41の電位は直流電源47により負に
設定される。引出電極42は直流電源48と電気的に接
続されており、引出電極42の電位は正となっている。
引出電極43はアースされている。
【0040】質量分析器44には磁場が加えられてお
り、質量分析器44内を通るイオンは、この磁場により
ローレンツ力を受ける。このため、質量分析器44を通
るイオンは円運動をする。なお、直流電源47の電圧は
3kV以上20kV以下であり、直流電源48の電圧は
1kV以上5kV以下である。
【0041】このような注入装置40のチャンバ41に
矢印45で示す方向からジボラン(B26)を導入す
る。また、チャンバ41内の圧力を減圧すると同時にフ
ィラメント46に電流を流し、さらに磁場を与えること
により、アーク放電が起こり、ジボランをイオン化す
る。これにより、ジボランはボロンを含む水素化合物と
してのB25、B24、B23およびB22などのイオ
ンとなる。
【0042】これらのイオンは引出電極48により引付
けられるため、矢印49aで示す方向に向かって加速さ
れる。さらに、イオンは質量分析器44内に入り磁場に
よりその進路を曲げられる。このとき、円弧状の軌道の
半径は、上述の引出電極48の電位を20kVとした場
合には1.1mとなる。
【0043】これにより、矢印34で示す方向からシリ
コン基板1の表面にB2x(x=2〜5)のイオンが注
入される。このとき、軽いイオン(B22のイオン)
は、ポリシリコン層32の深い部分に注入され、重いイ
オン(B25のイオン)はポリシリコン層32の浅い部
分に注入にされる。これにより、ボロンが注入されたポ
リシリコン層35を形成する。
【0044】図6を参照して、pMOS領域101を覆
うレジストパターン36を形成する。レジストパターン
36をマスクとしてポリシリコン層32に矢印37で示
す方向からリンをイオン注入することにより、リンが注
入されたポリシリコン層38を形成する。
【0045】図7を参照して、ポリシリコン層35およ
び38上にレジストパターン51を形成する。レジスト
パターン51に従ってポリシリコン層35および38と
シリコン酸化膜31とをエッチングする。これにより、
ゲート電極8および9とゲート酸化膜7を形成する。
【0046】図8を参照して、nMOS領域102を覆
うレジストパターン52を形成する。レジストパターン
52をマスクとしてシリコン基板1に図5で示したのと
同様の方法でジボランを原料として矢印53で示す方向
からB2x(x=2〜5)のイオンを注入量1×1015
〜5×1015cm-2、注入エネルギ5〜20keVで注
入する。これにより、ボロンの濃度が1018〜1020
-3の不純物領域10を形成する。なお、不純物領域1
0を形成する際にはゲート電極8にもボロンが注入さ
れ、ゲート電極8内に不純物濃度は1020cm-3以下と
なる。
【0047】図9を参照して、pMOS領域101を覆
うレジストパターン55を形成する。レジストパターン
55をマスクとしてシリコン基板1に矢印56で示す方
向からリンを注入量1×1015〜5×1015cm-2、注
入エネルギ5〜20keVで注入する。これにより、リ
ンの濃度が1018〜1020cm-3の不純物領域11を形
成する。なお、不純物領域11を形成する際には、ゲー
ト電極9にもリンが注入され、ゲート電極9内のリンの
濃度は1018〜1020cm-3となる。その後、レジスト
パターン55を除去して図1〜3で示す半導体装置が完
成する。
【0048】このような半導体装置とその製造方法に従
えば、イオン源として用いるジボランは、さまざまな質
量数のボロンの水素化合物になり、これらがポリシリコ
ン層に注入される。このとき、質量数の大きいイオン
(B25)は浅い部分、すなわち、ゲート電極8の上面
8a近傍に注入され、質量数の小さいイオン(B22
は下面8bの近傍にまで注入される。そのため、図3で
示すように、ボロンの濃度がゲート電極8内で大きく変
化することがなくゲート電極8に空乏層が発生するのを
防止することができる。
【0049】また、ジボランはフッ素を含まないため、
フッ素がゲート電極8に注入されることはない。そのた
め、ボロンの活性が保たれ、ゲート電極8内に空乏層が
発生することがない。
【0050】これらの結果、ゲート電極8の電気抵抗が
上昇することがなく、信号の伝達速度を速くすることが
できる。また、ゲート電極8内に空乏層が存在しないた
め、ゲート電極8に電圧を印加される電圧が、すぐにゲ
ート酸化膜7を介してシリコン基板1へ伝えられる。こ
れにより、チャネル領域がすぐにp型に反転するため、
半導体装置の高速動作を達成することができる。
【0051】(実施の形態2)図10は、この発明の実
施の形態2に従った半導体装置の断面図である。図10
を参照して、この発明の実施の形態2に従った半導体装
置では、図1で示す半導体装置と同様に、シリコン基板
1にトレンチ2、シリコン酸化膜3、チャネルドープ領
域5および6、ゲート酸化膜7が形成されている。
【0052】pMOS領域101にはp型の電界効果型
のトランジスタ121が形成されている。電界効果型ト
ランジスタ121は、1対のソースおよびドレイン領域
としてのp型の不純物領域70と、ゲート電極68とよ
り構成される。ゲート電極68には不純物としてのボロ
ンが注入されている。ゲート電極68はシリコン基板1
上にゲート酸化膜7を介在させて形成されている。
【0053】シリコン基板1のnMOS領域102に
は、n型の電界効果型のトランジスタ122が形成され
ている。電界効果型トランジスタ122は、1対のソー
スおよびドレイン領域としてのn型の不純物領域71と
ゲート電極69とにより構成される。ゲート電極69に
は不純物としてのリンが注入されている。ゲート電極6
9はシリコン基板1上にゲート酸化膜7を介在させて形
成されている。
【0054】図1で示す半導体装置と図10で示す半導
体装置との違いは、不純物領域70および71内の不純
物イオンの濃度が不純物領域10および11内の濃度と
異なっている点と、ゲート電極68および69内の不純
物の濃度がゲート電極8および9内の濃度と異なってい
る点である。
【0055】次に、図10で示す半導体装置の製造方法
について説明する。図11〜図13は、図10で示す半
導体装置の製造工程を示す断面図である。まず、図11
を参照して、実施の形態1と同様に、シリコン基板1に
トレンチ2、シリコン酸化膜3、チャネルドープ領域5
および6を形成する。シリコン基板1上に熱酸化法によ
りゲート酸化膜7を形成し、このゲート酸化膜7上にC
VD法によりポリシリコン層32を形成する。
【0056】ポリシリコン層32上に所定の形状のレジ
ストパターン72を形成する。レジストパターン72を
マスクとしてポリシリコン層72とゲート酸化膜7とを
エッチングすることにより図11で示すような形状とす
る。
【0057】図12を参照して、nMOS領域102を
覆うレジストパターン74を形成する。図5で示すよう
な装置を用いてジボランを原料として矢印75で示す方
向からB2x(x=2〜5)イオンを注入量1×1015
〜5×1015cm-2、注入エネルギ5〜20keVで注
入する。これにより、シリコン基板1に不純物領域70
を形成する。不純物領域70内の不純物濃度は1018
1020cm-3である。また、同時にポリシリコン層32
にB2x(x=2〜5)を注入してゲート電極68を形
成する。ゲート電極68内のボロンの濃度は1020cm
-3以下である。
【0058】図13を参照して、pMOS領域101を
覆うレジストパターン77を形成する。レジストパター
ン77をマスクとしてシリコン基板1とポリシリコン層
32に矢印78で示す方向からリンを注入量1×1020
〜5×1020cm-2、注入エネルギ5〜20keVで注
入する。これにより、n型の不純物領域77を形成す
る。不純物領域77内でのリンの濃度は1018〜1020
cm-3である。またゲート電極68内のリンの濃度は1
18〜1020cm-3である。レジストパターン77を除
去して図10で示す半導体装置が完成する。
【0059】このような半導体装置とその製造方法に従
えば、まず、実施の形態1で示した効果と同様の効果が
ある。さらに、イオン注入の工程を削減できるため、製
造コストを低下させることができる。
【0060】(実施の形態3)図14は、この発明の実
施の形態3に従った半導体装置の断面図である。図14
を参照して、この発明の実施の形態3に従った半導体装
置では、実施の形態1の図1で示す半導体装置と同様
に、シリコン基板1にトレンチ2、シリコン酸化膜3、
チャネルドープ領域5および6、ゲート酸化膜7が形成
されている。
【0061】pMOS領域101にp型の電界効果型の
トランジスタ131が形成されている。トランジスタ1
31はソースおよびドレイン領域としてのp型の不純物
領域84と、半導体層としてのポリシリコン層81と金
属層としてのタングステンシリサイド層83からなるゲ
ート電極とにより構成される。ゲート電極はゲート酸化
膜7を介在させてシリコン基板1上に形成されている。
ポリシリコン層81は、ポリシリコンにボロンを注入し
て形成されている。タングステンシリサイド層83はポ
リシリコン層81に接するように形成されている。
【0062】nMOS領域102にはn型の電界効果型
のトランジスタ132が形成されている。トランジスタ
132は、ソースおよびドレイン領域としてのn型の不
純物領域85と、シリコン基板1の上に形成されたポリ
シリコン層82とタングステンシリサイド層83とから
なるゲート電極により構成される。ポリシリコン層82
はゲート酸化膜7を介在させてシリコン基板1上に形成
されている。ポリシリコン層82はポリシリコンにリン
を注入して形成されている。タングステンシリサイド層
83はポリシリコン層82に接するように形成されてい
る。
【0063】図1で示す半導体装置と図14で示す半導
体装置とが異なる点は、不純物領域84および85上の
濃度が図1で示す不純物領域10および11の不純物濃
度と異なる点と、ゲート電極がポリシリコン層81およ
び82とタングステンシリサイド層83の2層構造とな
っている点と、ポリシリコン層81および82内の不純
物濃度がゲート電極8および9内の不純物濃度と異なっ
た点である。
【0064】次に、図14で示す半導体装置の製造方法
について説明する。図15〜図18は、図14で示す半
導体装置の製造工程を示す断面図である。図15を参照
して、シリコン基板1にトレンチ2を形成する。トレン
チ2を埋込むシリコン酸化膜3を形成する。pMOS領
域101にリンを注入してチャネルドープ領域5を形成
する。nMOS領域102のシリコン基板1にボロンを
注入してチャネルドープ領域6を形成する。
【0065】シリコン基板1の表面に熱酸化法によりシ
リコン酸化膜31を形成する。シリコン酸化膜31上に
ポリシリコン層を形成する。pMOS領域101のポリ
シリコン層に実施の形態1の図4で示す工程と同様の工
程に従ってボロンを注入する。これにより、ボロンが注
入されたポリシリコン層35を形成する。次に、実施の
形態1の図6で示す工程と同様の工程に従って、ポリシ
リコン層にリンを注入することにより、リンが注入され
たポリシリコン層38を形成する。
【0066】ポリシリコン層35および38の上にCV
D法によりタングステンシリサイド層87を形成する。
タングステンシリサイド層87上にシリコン酸化膜を堆
積し、このシリコン酸化膜上に所定の形状のレジストパ
ターン89を形成する。レジストパターン89に従って
シリコン酸化膜をエッチングすることによりマスクとな
るシリコン酸化膜88を形成する。
【0067】図16を参照して、シリコン酸化膜88を
マスクとしてタングステンシリサイド層87、ドープト
ポリシリコン層35および38、シリコン酸化膜31を
エッチングする。これにより、タングステンシリサイド
層83、ポリシリコン層81および82、ゲート酸化膜
7を形成する。
【0068】図17を参照して、nMOS領域102を
覆うレジストパターン90を形成する。レジストパター
ン90をマスクとしてシリコン基板1に矢印91で示す
方向から図5で示す装置を用いてB2x(x=2〜5)
イオンを注入量1×1015〜5×1015cm-2、注入エ
ネルギ5〜20keVで注入する。これにより、ボロン
の濃度が1018〜1020cm-3の不純物領域84を形成
する。なお、この注入の際にタングステンシリサイド層
83がボロンを遮るので、ドープトポリシリコン層81
にはボロンは注入されない。
【0069】図18を参照して、pMOS領域101を
覆うレジスト92を形成する。レジスト92をマスクと
してシリコン基板1に矢印93で示す方向からリンを注
入量1×1015〜5×1015cm-2、注入エネルギ5〜
20keVで注入する。これにより、リンの濃度が10
18〜1020cm-3の不純物領域85を形成する。その後
レジストパターン92を除去して図14で示す半導体装
置が完成する。
【0070】このような半導体装置とその製造工程に従
えば、まず、実施の形態1で示したのと同様の効果があ
る。さらに、ゲート電極の一部分としてタングステンシ
リサイド層83を形成するため、ゲート電極の電気抵抗
が低下する。そのため、半導体装置の動作速度をさらに
向上させることができるという効果がある。
【0071】以上、この発明の実施の形態について説明
したが、ここで示した実施の形態はさまざまに変形する
ことが可能である。まず、ボロンイオンの原料となるガ
スとして、ジボラン(B26)を用いたが、他のボラン
(B410、B59、B511、B610、B812、B9
15、B1014)などを用いてもよい。
【0072】さらに、この実施の形態では、ジボランか
ら得られるイオンのうち、水素の数が2から5のものを
注入されるようにしたが、水素の数が0から5のものを
注入してもよい。また、この実施の形態で示した注入エ
ネルギ、注入量および不純物濃度はあくまで例示であっ
てこれに限られるものではない。
【0073】さらに、ゲート電極を構成する材料とし
て、ポリシリコンを示したが、シリコン−ゲルマニウム
化合物やシリコン−ゲルマニウム−炭素化合物としても
よい。また、ゲート電極として、ポリシリコンだけでな
くアモルファスシリコンを用いてもよい。
【0074】今回開示された実施の形態はすべての点で
例示であって制限的なものではないと考えられるべきで
ある。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求
の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味お
よび範囲内でのすべての変更が含まれることが意図され
る。
【0075】
【発明の効果】請求項1、3、4、6、7、11および
12に記載の発明に従えば、空乏層の発生を効果的に防
止でき、電気信号の伝達速度が低下しない半導体装置を
提供できる。
【0076】請求項2および8に記載の発明に従えば、
さらに電気信号の伝達速度を向上させることができる半
導体装置を提供できる。
【0077】請求項5に記載の発明に従えば、高速動作
が可能な電界効果型トランジスタを提供できる。
【0078】請求項9に記載の発明に従えば、生産効率
の高い半導体装置を提供できる。請求項10に記載の発
明に従えば、さらに効果的に空乏層の発生を抑制できる
半導体装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に従った半導体装置
の断面図である。
【図2】 図1中のゲート電極を拡大して示す断面図で
ある。
【図3】 ゲート電極内のボロンの濃度分布を示すグラ
フである。
【図4】 図1で示す半導体装置の製造方法の第1工程
を示す断面図である。
【図5】 実施の形態1で用いた装置を示す模式図であ
る。
【図6】 図1〜3で示す半導体装置の製造方法の第2
工程を示す断面図である。
【図7】 図1〜3で示す半導体装置の製造方法の第3
工程を示す断面図である。
【図8】 図1〜3で示す半導体装置の製造方法の第4
工程を示す断面図である。
【図9】 図1〜3で示す半導体装置の製造方法の第5
工程を示す断面図である。
【図10】 この発明の実施の形態2に従った半導体装
置の断面図である。
【図11】 図10で示す半導体装置の製造方法の第1
工程を示す断面図である。
【図12】 図10で示す半導体装置の製造方法の第2
工程を示す断面図である。
【図13】 図10で示す半導体装置の製造方法の第3
工程を示す断面図である。
【図14】 この発明の実施の形態3に従った半導体装
置の断面図である。
【図15】 図14で示す半導体装置の製造方法の第1
工程を示す断面図である。
【図16】 図14で示す半導体装置の製造方法の第2
工程を示す断面図である。
【図17】 図14で示す半導体装置の製造方法の第3
工程を示す断面図である。
【図18】 図14で示す半導体装置の製造方法の第4
工程を示す断面図である。
【図19】 従来の半導体装置の断面図である。
【図20】 図19で示す半導体装置のゲート電極内の
ボロンの濃度分布を示すグラフである。
【符号の説明】
1 シリコン基板、7 シリコン酸化膜、8,68 ゲ
ート電極、10,70,84 不純物領域、81 ドー
プトポリシリコン層、83 タングステンシリサイド
層、111,121,131 トランジスタ。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // C23C 14/06 H01L 29/62 G Fターム(参考) 4K029 BA35 BA41 BB02 BB03 BB08 BC03 BD01 CA10 4M104 AA01 BB01 BB36 CC05 DD43 DD55 DD99 GG09 GG10 GG14 HH16 5F040 DA01 DB03 DC01 EC04 EC07 EC13 EK01 EM01 EM02 FC11 FC14 5F048 AA00 AC03 BA01 BB04 BB07 BB08 BG01 BG14

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板と、 前記半導体基板の上に形成された電極層とを備え、 前記電極層は、ボロンを含む水素化合物が注入された半
    導体層を含む、半導体装置。
  2. 【請求項2】 前記電極層は、前記半導体層の上に形成
    された金属層を含む、請求項1に記載の半導体装置。
  3. 【請求項3】 前記半導体層はシリコンを含む、請求項
    1または2に記載の半導体装置。
  4. 【請求項4】 前記電極層は、絶縁膜を介在させて前記
    半導体基板の上に形成されたゲート電極を含む、請求項
    1から3のいずれか1項に記載の半導体装置。
  5. 【請求項5】 半導体基板と、 前記半導体基板の上に絶縁膜を介在させて形成されたゲ
    ート電極と、 前記ゲート電極の両側の前記半導体基板の表面に互いに
    距離を隔てて形成された1対のソースおよびドレイン領
    域とを備え、 前記ゲート電極は、ボロンを含む水素化合物が注入され
    た半導体層を含む、電界効果型トランジスタ。
  6. 【請求項6】 半導体基板の上に半導体層を形成する工
    程と、 前記半導体層を所定の形状にパターニングする工程と、 パターニングされた前記半導体層にボロンを含む水素化
    合物を注入して電極層を形成する工程とを備えた、半導
    体装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 半導体基板の上に半導体層を形成する工
    程と、 前記半導体層にボロンを含む水素化合物を注入して導電
    層を形成する工程と、 前記導電層を所定の形状にパターニングして電極層を形
    成する工程とを備えた、半導体装置の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記導電層の上に金属層を形成する工程
    をさらに備え、前記電極層を形成する工程は、前記導電
    層と前記金属層とを所定の形状にパターニングして前記
    電極層を形成することを含む、請求項7に記載の半導体
    装置の製造方法。
  9. 【請求項9】 前記ボロンを含む水素化合物はボロン原
    子を2つ以上含む、請求項6から8のいずれか1項に記
    載の半導体装置の製造方法。
  10. 【請求項10】 前記ボロンを含む水素化合物は第1の
    数の水素原子を含む水素化合物と、前記第1の数よりも
    大きい第2の数の水素原子を含む水素化合物とを含む、
    請求項6から9のいずれか1項に記載の半導体装置の製
    造方法。
  11. 【請求項11】 前記半導体層を形成する工程は、シラ
    ンガスを前記半導体基板の上に供給することにより、多
    結晶シリコンを含む前記半導体層を形成することを含
    む、請求項6から10のいずれか1項に記載の半導体装
    置の製造方法。
  12. 【請求項12】 前記半導体層を形成する工程は、前記
    半導体基板の上に絶縁膜を介在させて前記半導体層を形
    成することを含む、請求項6から11のいずれか1項に
    記載の半導体装置の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100568540B1 (ko) 2004-08-12 2006-04-07 삼성전자주식회사 다중 게이트 패턴을 갖는 반도체소자의 제조방법들
KR100665904B1 (ko) * 2005-06-27 2007-01-11 주식회사 하이닉스반도체 듀얼 게이트 구조의 반도체 소자 제조방법
KR100668850B1 (ko) * 2005-06-29 2007-01-16 주식회사 하이닉스반도체 반도체 소자의 게이트 형성방법
KR100722998B1 (ko) 2005-12-28 2007-05-30 주식회사 하이닉스반도체 반도체 소자 제조 방법

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