JP2000340281A - メモリカード用コネクタ - Google Patents
メモリカード用コネクタInfo
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- housing
- holder cover
- memory card
- connector
- rotating shaft
- Prior art date
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Classifications
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- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01R—ELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
- H01R13/00—Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
- H01R13/44—Means for preventing access to live contacts
- H01R13/447—Shutter or cover plate
-
- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06K—GRAPHICAL DATA READING; PRESENTATION OF DATA; RECORD CARRIERS; HANDLING RECORD CARRIERS
- G06K13/00—Conveying record carriers from one station to another, e.g. from stack to punching mechanism
- G06K13/02—Conveying record carriers from one station to another, e.g. from stack to punching mechanism the record carrier having longitudinal dimension comparable with transverse dimension, e.g. punched card
- G06K13/08—Feeding or discharging cards
- G06K13/085—Feeding or discharging cards using an arrangement for locking the inserted card
- G06K13/0862—Feeding or discharging cards using an arrangement for locking the inserted card the locking arrangement being of the rotate-slide and lock type, such as, e.g. common in mobile phones
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01R—ELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
- H01R13/00—Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
- H01R13/46—Bases; Cases
- H01R13/50—Bases; Cases formed as an integral body
- H01R13/501—Bases; Cases formed as an integral body comprising an integral hinge or a frangible part
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- General Physics & Mathematics (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Theoretical Computer Science (AREA)
- Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【課題】ホルダーカバーの変形や破損が回避され得るよ
うにした、メモリカード用コネクタを提供する。 【解決手段】ハウジング１１と、ホルダーカバー２０
と、ハウジング内に組み込まれた複数個の接続端子１４
と、から構成されているメモリカード用コネクタ１０に
おいて、上記ホルダーカバー２０が、そのコネクタの長
手方向に対して横向きの一側縁にて、ハウジングの一側
縁に設けられた回転軸１５の周りに回動することによ
り、ハウジングに対して開閉可能に支持されていると共
に、上記ホルダーカバーの回転軸に係合するヒンジ部２
１が、閉鎖位置にて回転軸のハウジング側にて略１８０
度以下の角度範囲で当接するほぼＵ字形に形成された第
一の部分２１ａと、同様に閉鎖位置にて回転軸のハウジ
ング側にて略１８０度以上の角度範囲で回転軸を包囲す
る第二の部分２１ｂと、から成るように、メモリカード
用コネクタを構成する。
うにした、メモリカード用コネクタを提供する。 【解決手段】ハウジング１１と、ホルダーカバー２０
と、ハウジング内に組み込まれた複数個の接続端子１４
と、から構成されているメモリカード用コネクタ１０に
おいて、上記ホルダーカバー２０が、そのコネクタの長
手方向に対して横向きの一側縁にて、ハウジングの一側
縁に設けられた回転軸１５の周りに回動することによ
り、ハウジングに対して開閉可能に支持されていると共
に、上記ホルダーカバーの回転軸に係合するヒンジ部２
１が、閉鎖位置にて回転軸のハウジング側にて略１８０
度以下の角度範囲で当接するほぼＵ字形に形成された第
一の部分２１ａと、同様に閉鎖位置にて回転軸のハウジ
ング側にて略１８０度以上の角度範囲で回転軸を包囲す
る第二の部分２１ｂと、から成るように、メモリカード
用コネクタを構成する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばＳＩＭ(Sub
scriber ID Entity Module)(加入者識別用) カード等の
メモリカード用コネクタに関するものである。
scriber ID Entity Module)(加入者識別用) カード等の
メモリカード用コネクタに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、このようなメモリカード用コネク
タは、例えば図９乃至図１３に示すように構成されてい
る。図９乃至図１３において、メモリカード用コネクタ
１は、ハウジング２及びホルダーカバー３から構成され
ている。
タは、例えば図９乃至図１３に示すように構成されてい
る。図９乃至図１３において、メモリカード用コネクタ
１は、ハウジング２及びホルダーカバー３から構成され
ている。
【０００３】上記ハウジング２は、その上面にメモリカ
ードとしてのＳＩＭカード４を受容するためのスペース
２ａを備えていると共に、このスペース２ａを包囲する
周壁２ｂを備えている。また、上記ハウジング２は、そ
の上面に一端付近が突出し且つ他端がハウジング２の互
いに対向する端縁（図示の場合、左右の端縁）にて、そ
れぞれ並んで突出する複数本（図示の場合、３本）の接
続端子５を備えている。さらに、上記ハウジング２は、
図９にて右端縁の両端から外側（図９にて上下方向）に
突出した回転軸２ｃを備えている。
ードとしてのＳＩＭカード４を受容するためのスペース
２ａを備えていると共に、このスペース２ａを包囲する
周壁２ｂを備えている。また、上記ハウジング２は、そ
の上面に一端付近が突出し且つ他端がハウジング２の互
いに対向する端縁（図示の場合、左右の端縁）にて、そ
れぞれ並んで突出する複数本（図示の場合、３本）の接
続端子５を備えている。さらに、上記ハウジング２は、
図９にて右端縁の両端から外側（図９にて上下方向）に
突出した回転軸２ｃを備えている。
【０００４】上記ホルダーカバー３は、ハウジングに備
えられた回転軸２ｃに係合するヒンジ部３ａを備えてお
り、ヒンジ部３ａが回転軸２ｃに係合することにより、
ハウジング２に対して回転し得るように、構成されてい
る。さらに、上記ホルダーカバー３は、その両側縁（図
面にて上下縁）から下方に向かって延び、さらに内側に
延びるメモリカード係合爪３ｂ及びロック爪３ｃを備え
ている。ここで、ヒンジ部３ａは、ホルダーカバー３の
両側縁の方向に延びる長孔３ｄから構成されており、回
転軸２ｃが長孔３ｄ内を摺動し得るように構成されてい
る。
えられた回転軸２ｃに係合するヒンジ部３ａを備えてお
り、ヒンジ部３ａが回転軸２ｃに係合することにより、
ハウジング２に対して回転し得るように、構成されてい
る。さらに、上記ホルダーカバー３は、その両側縁（図
面にて上下縁）から下方に向かって延び、さらに内側に
延びるメモリカード係合爪３ｂ及びロック爪３ｃを備え
ている。ここで、ヒンジ部３ａは、ホルダーカバー３の
両側縁の方向に延びる長孔３ｄから構成されており、回
転軸２ｃが長孔３ｄ内を摺動し得るように構成されてい
る。
【０００５】これにより、上記ホルダーカバー３は、図
９及び図１０に示す開放位置から、図１１に示すように
回転軸２ｃの周りに回転することにより、図１２に示す
閉鎖位置に持ち来され、さらに回転軸２ｃが長孔３ｄ内
を摺動しながら、ホルダーカバー３がハウジング２に対
して図１２にて右方に移動されることにより、図１３に
示すロック位置に持ち来されるようになっている。そし
て、図１３に示すロック位置にて、ホルダーカバー３に
備えられたロック爪３ｃが、ハウジング２の側縁に備え
られた係合部２ｄに係合することにより、ホルダーカバ
ー３がハウジング２に対してロックされるようになって
いる。尚、ハウジング２は、図１０（Ｂ）に示すよう
に、回転軸２ｃに隣接して底面付近にストッパ２ｅを備
えている。これにより、ホルダーカバー３が回転軸２ｃ
の周りに回転するとき、そのヒンジ部３ａの縁部がこの
ストッパ２ｅに当接することにより、ホルダーカバー３
がハウジング２に対して１８０度以上開かないように規
制されている。
９及び図１０に示す開放位置から、図１１に示すように
回転軸２ｃの周りに回転することにより、図１２に示す
閉鎖位置に持ち来され、さらに回転軸２ｃが長孔３ｄ内
を摺動しながら、ホルダーカバー３がハウジング２に対
して図１２にて右方に移動されることにより、図１３に
示すロック位置に持ち来されるようになっている。そし
て、図１３に示すロック位置にて、ホルダーカバー３に
備えられたロック爪３ｃが、ハウジング２の側縁に備え
られた係合部２ｄに係合することにより、ホルダーカバ
ー３がハウジング２に対してロックされるようになって
いる。尚、ハウジング２は、図１０（Ｂ）に示すよう
に、回転軸２ｃに隣接して底面付近にストッパ２ｅを備
えている。これにより、ホルダーカバー３が回転軸２ｃ
の周りに回転するとき、そのヒンジ部３ａの縁部がこの
ストッパ２ｅに当接することにより、ホルダーカバー３
がハウジング２に対して１８０度以上開かないように規
制されている。
【０００６】このような構成のメモリカード用コネクタ
１によれば、先づ図９に示すように、ホルダーカバー３
がハウジング２に対してほぼ１８０度開いた開放位置に
て、ホルダーカバー３のメモリカード係合爪３ｂの内側
にメモリカード４をセットする（図１０参照）。次に、
図１１にて符号Ａ，Ｂ，Ｃ，Ｄ，Ｅで示すように、ホル
ダーカバー３をハウジング２に対して順次に回転させる
ことにより、ホルダーカバー３が図１２に示す閉鎖位置
まで持ち来される。
１によれば、先づ図９に示すように、ホルダーカバー３
がハウジング２に対してほぼ１８０度開いた開放位置に
て、ホルダーカバー３のメモリカード係合爪３ｂの内側
にメモリカード４をセットする（図１０参照）。次に、
図１１にて符号Ａ，Ｂ，Ｃ，Ｄ，Ｅで示すように、ホル
ダーカバー３をハウジング２に対して順次に回転させる
ことにより、ホルダーカバー３が図１２に示す閉鎖位置
まで持ち来される。
【０００７】続いて、ホルダーカバー３が図１２にて矢
印Ｘで示すようにハウジング２に対して摺動されて、ホ
ルダーカバー３のロック爪３ｃがハウジング２の係合部
２ｄに係合することにより、ホルダーカバー３がハウジ
ング２に対してロックされる。このとき、ホルダーカバ
ー３内にセットされたメモリカード４は、その接点部
が、ハウジング２に備えられた対応する接続端子５の一
端に接触すると共に、ホルダーカバー３により接続端子
５の一端に押圧されることになる。
印Ｘで示すようにハウジング２に対して摺動されて、ホ
ルダーカバー３のロック爪３ｃがハウジング２の係合部
２ｄに係合することにより、ホルダーカバー３がハウジ
ング２に対してロックされる。このとき、ホルダーカバ
ー３内にセットされたメモリカード４は、その接点部
が、ハウジング２に備えられた対応する接続端子５の一
端に接触すると共に、ホルダーカバー３により接続端子
５の一端に押圧されることになる。
【０００８】メモリカード用コネクタ１は、例えば電話
機や通信機器等の各種機器内に搭載され、当該各種機器
に対して接続されることになる。
機や通信機器等の各種機器内に搭載され、当該各種機器
に対して接続されることになる。
【０００９】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
構成のメモリカード用コネクタ１においては、ホルダー
カバー３がコネクタ１の挿入方向に対して横向きの回転
軸２ｃの周りに回転可能に支持されている。従って、ホ
ルダーカバー３は、ハウジング２に対して１８０度開い
た状態（図１０参照）において、あるいは図１１の位置
Ｂにて、鎖線で示す携帯電話本体等に接触した状態に
て、さらにハウジング２に対して開くように回転される
と、ホルダーカバー３自体あるいはそのヒンジ部３ａが
変形し、場合によっては破損してしまうという問題があ
った。
構成のメモリカード用コネクタ１においては、ホルダー
カバー３がコネクタ１の挿入方向に対して横向きの回転
軸２ｃの周りに回転可能に支持されている。従って、ホ
ルダーカバー３は、ハウジング２に対して１８０度開い
た状態（図１０参照）において、あるいは図１１の位置
Ｂにて、鎖線で示す携帯電話本体等に接触した状態に
て、さらにハウジング２に対して開くように回転される
と、ホルダーカバー３自体あるいはそのヒンジ部３ａが
変形し、場合によっては破損してしまうという問題があ
った。
【００１０】本発明は、以上の点に鑑み、ホルダーカバ
ーが障害物やストッパ等に当接した状態からさらに開か
れても、ホルダーカバーの変形や破損が回避され得るよ
うにした、メモリカード用コネクタを提供することを目
的としている。
ーが障害物やストッパ等に当接した状態からさらに開か
れても、ホルダーカバーの変形や破損が回避され得るよ
うにした、メモリカード用コネクタを提供することを目
的としている。
【００１１】
【課題を解決するための手段】上記目的は、本発明によ
れば、メモリカードが収容されるハウジングと、ハウジ
ング内に収容されたメモリカードを覆うホルダーカバー
と、一端がハウジング内に収容されたメモリカードの接
点部に対向してハウジング表面に露出し且つ他端がハウ
ジングの端縁から突出するようにハウジング内に組み込
まれた複数個の接続端子と、から構成されているメモリ
カード用コネクタにおいて、上記ホルダーカバーが、そ
のコネクタの長手方向に対して横向きの一側縁にて、ハ
ウジングの一側縁に設けられた回転軸の周りに回動する
ことにより、ハウジングに対して開閉可能に支持されて
いると共に、上記ホルダーカバーの回転軸に係合するヒ
ンジ部が、閉鎖位置にて回転軸の裏側にて略１８０度以
下の角度範囲で当接するほぼＵ字形に形成された第一の
部分と、同様に閉鎖位置にて回転軸の裏側にて略１８０
度以上の角度範囲で回転軸を包囲する第二の部分と、か
ら構成されていることを特徴とする、メモリカード用コ
ネクタにより、達成される。
れば、メモリカードが収容されるハウジングと、ハウジ
ング内に収容されたメモリカードを覆うホルダーカバー
と、一端がハウジング内に収容されたメモリカードの接
点部に対向してハウジング表面に露出し且つ他端がハウ
ジングの端縁から突出するようにハウジング内に組み込
まれた複数個の接続端子と、から構成されているメモリ
カード用コネクタにおいて、上記ホルダーカバーが、そ
のコネクタの長手方向に対して横向きの一側縁にて、ハ
ウジングの一側縁に設けられた回転軸の周りに回動する
ことにより、ハウジングに対して開閉可能に支持されて
いると共に、上記ホルダーカバーの回転軸に係合するヒ
ンジ部が、閉鎖位置にて回転軸の裏側にて略１８０度以
下の角度範囲で当接するほぼＵ字形に形成された第一の
部分と、同様に閉鎖位置にて回転軸の裏側にて略１８０
度以上の角度範囲で回転軸を包囲する第二の部分と、か
ら構成されていることを特徴とする、メモリカード用コ
ネクタにより、達成される。
【００１２】本発明によるメモリカード用コネクタは、
好ましくは、上記ホルダーカバーのヒンジ部の第一の部
分及び第二の部分が、回転軸に沿って交互に配設されて
いる。
好ましくは、上記ホルダーカバーのヒンジ部の第一の部
分及び第二の部分が、回転軸に沿って交互に配設されて
いる。
【００１３】上記構成によれば、ホルダーカバーが、コ
ネクタ挿入方向に対して横向きの一側縁にて、ハウジン
グに対して回動し得るようになっているので、ホルダー
カバーが開放されてホルダーカバーの一部が各種機器本
体等に当接した場合、さらにホルダーカバーが開放され
たとしても、ホルダーカバーのヒンジ部は、ホルダーカ
バーの開放状態においては、その第一の部分が回転軸の
ハウジングとほぼ反対側にて回転軸に接触していること
から、比較的弱い力でホルダーカバーに対して開放方向
に回転されても、第二の部分が変形することにより、回
転軸から外れることになる。従って、ホルダーカバーの
開放時に、ホルダーカバーの一部が各種機器本体等に当
接した状態からさらにホルダーカバーが開放方向に回転
されたとしても、ホルダーカバーのヒンジ部が回転軸か
ら外れることによって、ホルダーカバーの変形や破損が
回避され得る。
ネクタ挿入方向に対して横向きの一側縁にて、ハウジン
グに対して回動し得るようになっているので、ホルダー
カバーが開放されてホルダーカバーの一部が各種機器本
体等に当接した場合、さらにホルダーカバーが開放され
たとしても、ホルダーカバーのヒンジ部は、ホルダーカ
バーの開放状態においては、その第一の部分が回転軸の
ハウジングとほぼ反対側にて回転軸に接触していること
から、比較的弱い力でホルダーカバーに対して開放方向
に回転されても、第二の部分が変形することにより、回
転軸から外れることになる。従って、ホルダーカバーの
開放時に、ホルダーカバーの一部が各種機器本体等に当
接した状態からさらにホルダーカバーが開放方向に回転
されたとしても、ホルダーカバーのヒンジ部が回転軸か
ら外れることによって、ホルダーカバーの変形や破損が
回避され得る。
【００１４】上記ホルダーカバーのヒンジ部の第一の部
分及び第二の部分が、回転軸に沿って交互に配設されて
いる場合には、回転軸に対して係合する第二の部分が、
ヒンジ部の全長に亘って分散配置されることになるの
で、ヒンジ部の回転軸に対する係合力が回転軸の軸方向
に関して均等になり、ホルダーカバーの回転軸に関する
回転が円滑に行なわれ得ることになる。
分及び第二の部分が、回転軸に沿って交互に配設されて
いる場合には、回転軸に対して係合する第二の部分が、
ヒンジ部の全長に亘って分散配置されることになるの
で、ヒンジ部の回転軸に対する係合力が回転軸の軸方向
に関して均等になり、ホルダーカバーの回転軸に関する
回転が円滑に行なわれ得ることになる。
【００１５】
【発明の実施の形態】以下、図面に示した実施形態に基
づいて、本発明を詳細に説明する。図１乃至図３は、本
発明によるメモリカード用コネクタの第一の実施形態の
構成を示している。図１及び図２において、メモリカー
ド用コネクタ１０は、樹脂製のハウジング１１及び金属
性のホルダーカバー２０から構成されている。
づいて、本発明を詳細に説明する。図１乃至図３は、本
発明によるメモリカード用コネクタの第一の実施形態の
構成を示している。図１及び図２において、メモリカー
ド用コネクタ１０は、樹脂製のハウジング１１及び金属
性のホルダーカバー２０から構成されている。
【００１６】上記ハウジング１１は、図３に示すよう
に、その上面にメモリカードとしてのＳＩＭカードを受
容するためのスペース１２を備えていると共に、このス
ペース１２を包囲する周壁１３を備えている。また、上
記ハウジング１１は、その上面に一端付近が突出し且つ
他端がハウジング１１の互いに対向する端縁（図１
（Ａ）にて、左手前及び右奥の端縁）にて、それぞれ並
んで突出する複数本（図示の場合、４本）の接続端子１
４を備えている。さらに、上記ハウジング１１は、挿入
されるコネクタの長手方向Ｘ１に対して横向きの一側縁
（図１（Ａ）にて、左奥の側縁）に沿って延びる回転軸
１５を備えている。
に、その上面にメモリカードとしてのＳＩＭカードを受
容するためのスペース１２を備えていると共に、このス
ペース１２を包囲する周壁１３を備えている。また、上
記ハウジング１１は、その上面に一端付近が突出し且つ
他端がハウジング１１の互いに対向する端縁（図１
（Ａ）にて、左手前及び右奥の端縁）にて、それぞれ並
んで突出する複数本（図示の場合、４本）の接続端子１
４を備えている。さらに、上記ハウジング１１は、挿入
されるコネクタの長手方向Ｘ１に対して横向きの一側縁
（図１（Ａ）にて、左奥の側縁）に沿って延びる回転軸
１５を備えている。
【００１７】上記ホルダーカバー２０は、図４に示すよ
うに、全体が金属または弾性材料から構成されていると
共に、その一側縁にて、ハウジング１１に備えられた回
転軸１５に係合するヒンジ部２１を備えており、ヒンジ
部２１が回転軸１５に係合することにより、ハウジング
１１に対して回転し得るように、構成されている。さら
に、上記ホルダーカバー２０は、その他側縁（図面にて
上下縁）から内側に向かって突出するフック２２を備え
ている。このフック２２は、後述するように、ホルダー
カバー２０が閉鎖位置に持ち来されたとき、ハウジング
１１に設けられた係合部１６に係合係止するようになっ
ている。
うに、全体が金属または弾性材料から構成されていると
共に、その一側縁にて、ハウジング１１に備えられた回
転軸１５に係合するヒンジ部２１を備えており、ヒンジ
部２１が回転軸１５に係合することにより、ハウジング
１１に対して回転し得るように、構成されている。さら
に、上記ホルダーカバー２０は、その他側縁（図面にて
上下縁）から内側に向かって突出するフック２２を備え
ている。このフック２２は、後述するように、ホルダー
カバー２０が閉鎖位置に持ち来されたとき、ハウジング
１１に設けられた係合部１６に係合係止するようになっ
ている。
【００１８】ここで、ヒンジ部２１は、ホルダーカバー
２０の回転軸１５に沿って延びていて、且つ断面が図１
に示す閉鎖位置にて上方が開放して、即ち回転軸１５の
裏側にて略１８０度の角度範囲で当接するほぼＵ字形の
第一の部分２１ａと、同様に閉鎖位置にて上方が開放し
て、即ち回転軸１５の内側にて略１８０度以上の角度範
囲で回転軸１５を包囲する第二の部分２１ｂと、から構
成されている。ここで、上記第一の部分２１ａ及び第二
の部分２１ｂは、交互に配設されており、図示の場合、
ヒンジ部２１は、両端及び中央の第一の部分２１ａの間
に、それぞれ第二の部分２１ｂが配設されるようになっ
ている。そして、第二の部分２１ｂが回転軸１５を包囲
することによって、ホルダーカバー２０が回転軸１５の
周りに回転可能に支持されることになる。
２０の回転軸１５に沿って延びていて、且つ断面が図１
に示す閉鎖位置にて上方が開放して、即ち回転軸１５の
裏側にて略１８０度の角度範囲で当接するほぼＵ字形の
第一の部分２１ａと、同様に閉鎖位置にて上方が開放し
て、即ち回転軸１５の内側にて略１８０度以上の角度範
囲で回転軸１５を包囲する第二の部分２１ｂと、から構
成されている。ここで、上記第一の部分２１ａ及び第二
の部分２１ｂは、交互に配設されており、図示の場合、
ヒンジ部２１は、両端及び中央の第一の部分２１ａの間
に、それぞれ第二の部分２１ｂが配設されるようになっ
ている。そして、第二の部分２１ｂが回転軸１５を包囲
することによって、ホルダーカバー２０が回転軸１５の
周りに回転可能に支持されることになる。
【００１９】これにより、上記ホルダーカバー２０は、
図２に示す開放位置から、一側縁が回転軸１５の周りに
回転することにより、閉鎖位置に持ち来され、フック２
２がハウジング１１の係合部１６に係合することによ
り、ロックされるようになっている。
図２に示す開放位置から、一側縁が回転軸１５の周りに
回転することにより、閉鎖位置に持ち来され、フック２
２がハウジング１１の係合部１６に係合することによ
り、ロックされるようになっている。
【００２０】さらに、上記ホルダーカバー２０は、図１
及び図２に示すように、他側縁側に設けられた開閉時の
指係止用の窓部２３と、この窓部２３に隣接した上方に
膨らんで形成された凸状部２４と、を備えている。
及び図２に示すように、他側縁側に設けられた開閉時の
指係止用の窓部２３と、この窓部２３に隣接した上方に
膨らんで形成された凸状部２４と、を備えている。
【００２１】本発明実施形態によるメモリカード用コネ
クタ１０は、以上のように構成されており、先づ図２に
示すように、使用者は、ホルダーカバー２０の窓部２３
から凸状部２４内に指を入れて、ホルダーカバー２０を
回転軸１５の周りに回転させることにより、ホルダーカ
バー２０をハウジング１１に対してほぼ１８０度開いた
開放位置に持ち来す。この状態にて、使用者は、ハウジ
ング１１のスペース１２内にメモリカード（図示せず）
をセットする。次に、ホルダーカバー２０をハウジング
１１に対して回転軸１５の周りに回転させることによ
り、ホルダーカバー２０が図１に示す閉鎖位置まで持ち
来される。ここで、ホルダーカバー２０のフック２２が
ハウジング１１の係合部１６に係合することにより、ホ
ルダーカバー２０がハウジング１１に対してロックされ
ることになる。このとき、ホルダーカバー２０内にセッ
トされたメモリカードは、その接点部が、ハウジング１
１に備えられた対応する接続端子１４の頂部１４ａに接
触すると共に、ホルダーカバー２０により接続端子１４
の頂部１４ａに対して押圧されることになる。尚、メモ
リカード用コネクタ１０は、図示しない例えば携帯電話
機の基板上の配線パターンに接続端子１４が半田付けさ
れて取付けられている。
クタ１０は、以上のように構成されており、先づ図２に
示すように、使用者は、ホルダーカバー２０の窓部２３
から凸状部２４内に指を入れて、ホルダーカバー２０を
回転軸１５の周りに回転させることにより、ホルダーカ
バー２０をハウジング１１に対してほぼ１８０度開いた
開放位置に持ち来す。この状態にて、使用者は、ハウジ
ング１１のスペース１２内にメモリカード（図示せず）
をセットする。次に、ホルダーカバー２０をハウジング
１１に対して回転軸１５の周りに回転させることによ
り、ホルダーカバー２０が図１に示す閉鎖位置まで持ち
来される。ここで、ホルダーカバー２０のフック２２が
ハウジング１１の係合部１６に係合することにより、ホ
ルダーカバー２０がハウジング１１に対してロックされ
ることになる。このとき、ホルダーカバー２０内にセッ
トされたメモリカードは、その接点部が、ハウジング１
１に備えられた対応する接続端子１４の頂部１４ａに接
触すると共に、ホルダーカバー２０により接続端子１４
の頂部１４ａに対して押圧されることになる。尚、メモ
リカード用コネクタ１０は、図示しない例えば携帯電話
機の基板上の配線パターンに接続端子１４が半田付けさ
れて取付けられている。
【００２２】このようにして、メモリカードは、例えば
電話機や通信機器等の各種機器に組込まれたメモリカー
ド用コネクタ１０に装着される。
電話機や通信機器等の各種機器に組込まれたメモリカー
ド用コネクタ１０に装着される。
【００２３】この場合、ホルダーカバー２０は、そのヒ
ンジ部２１のうち、第二の部分２１ｂのみが回転軸１５
を包囲することにより、回転軸１５に係合しており、第
一の部分２１ａは、回転軸１５に対して略１８０度の角
度範囲で当接している。従って、ホルダーカバー２０が
閉鎖位置にロックされているときには、ヒンジ部２１
が、第一の部分２１ａ及び第二の部分２１ｂの双方によ
り回転軸１５に係合することになり、メモリカードが確
実に保持され得るようになっている。ここで、ホルダー
カバー２０が図５（Ａ）に示すように開放されると、ヒ
ンジ部２１も回転軸１５に対して回転され、ヒンジ部２
１の第一の部分２１ａは、回転軸１５の表側に位置する
ことになるので、回転軸１５により拘束されなくなる。
従って、この状態にて、ホルダーカバー２０が図５
（Ｂ）に示すようにメモリカード用コネクタ１０が組込
まれた、例えば携帯電話器の本体等に当接して、さらに
ホルダーカバー２０が開く方向に力Ｆ１が加えられて回
転されると、各種機器本体カバー等への当接位置を支点
として、ホルダーカバー２０のヒンジ部２１に、反作用
によって、回転軸１５から離反する方向の力Ｆ２が作用
することになる。これにより、ヒンジ部２１の第二の部
分２１ｂが弾性変形して、回転軸１５から外れることに
なり、図５（Ｃ）に示すように、ホルダーカバー２０の
ヒンジ部２１がハウジング１１の回転軸１５から外れ
る。このため、ホルダーカバー２０の一部が変形したり
破損することが回避され得ることになる。
ンジ部２１のうち、第二の部分２１ｂのみが回転軸１５
を包囲することにより、回転軸１５に係合しており、第
一の部分２１ａは、回転軸１５に対して略１８０度の角
度範囲で当接している。従って、ホルダーカバー２０が
閉鎖位置にロックされているときには、ヒンジ部２１
が、第一の部分２１ａ及び第二の部分２１ｂの双方によ
り回転軸１５に係合することになり、メモリカードが確
実に保持され得るようになっている。ここで、ホルダー
カバー２０が図５（Ａ）に示すように開放されると、ヒ
ンジ部２１も回転軸１５に対して回転され、ヒンジ部２
１の第一の部分２１ａは、回転軸１５の表側に位置する
ことになるので、回転軸１５により拘束されなくなる。
従って、この状態にて、ホルダーカバー２０が図５
（Ｂ）に示すようにメモリカード用コネクタ１０が組込
まれた、例えば携帯電話器の本体等に当接して、さらに
ホルダーカバー２０が開く方向に力Ｆ１が加えられて回
転されると、各種機器本体カバー等への当接位置を支点
として、ホルダーカバー２０のヒンジ部２１に、反作用
によって、回転軸１５から離反する方向の力Ｆ２が作用
することになる。これにより、ヒンジ部２１の第二の部
分２１ｂが弾性変形して、回転軸１５から外れることに
なり、図５（Ｃ）に示すように、ホルダーカバー２０の
ヒンジ部２１がハウジング１１の回転軸１５から外れ
る。このため、ホルダーカバー２０の一部が変形したり
破損することが回避され得ることになる。
【００２４】図６乃至図８は、本発明によるメモリカー
ド用コネクタの第二の実施形態を示している。図６及び
図８において、メモリカード用コネクタ３０は、図１乃
至図５に示したメモリカード用コネクタ１０とほぼ同様
の構成であるが、以下の点で異なる構成になっている。
ド用コネクタの第二の実施形態を示している。図６及び
図８において、メモリカード用コネクタ３０は、図１乃
至図５に示したメモリカード用コネクタ１０とほぼ同様
の構成であるが、以下の点で異なる構成になっている。
【００２５】即ち、ホルダーカバー３１は、回転軸１５
の周りに回転可能に支持されていると共に、回転軸１５
に沿ってコネクタ３０の長手方向Ｘ１に向かって摺動し
得るように支持されている。ここで、ホルダーカバー３
１のヒンジ部２１は、図８及び図９に詳細に示すよう
に、両側の二つの第一の部分２１ａと、その間の一つの
第二の部分２１ｂと、から構成されている。これに対し
て、回転軸１５は、全体として断面が円形に形成されて
いると共に、ロック位置に対応する領域が異型部１５ａ
として、ホルダーカバー３１のヒンジ部２１の第一の部
分２１ａの形状に対応して、断面が異型、図示の場合Ｕ
字形に形成されている。これにより、ホルダーカバー３
１は、閉鎖位置にあるときにのみ、ヒンジ部２１の第一
の部分２１ａの形状が異型部１５ａの形状に整合して、
ロック位置に摺動し得るようになっている。
の周りに回転可能に支持されていると共に、回転軸１５
に沿ってコネクタ３０の長手方向Ｘ１に向かって摺動し
得るように支持されている。ここで、ホルダーカバー３
１のヒンジ部２１は、図８及び図９に詳細に示すよう
に、両側の二つの第一の部分２１ａと、その間の一つの
第二の部分２１ｂと、から構成されている。これに対し
て、回転軸１５は、全体として断面が円形に形成されて
いると共に、ロック位置に対応する領域が異型部１５ａ
として、ホルダーカバー３１のヒンジ部２１の第一の部
分２１ａの形状に対応して、断面が異型、図示の場合Ｕ
字形に形成されている。これにより、ホルダーカバー３
１は、閉鎖位置にあるときにのみ、ヒンジ部２１の第一
の部分２１ａの形状が異型部１５ａの形状に整合して、
ロック位置に摺動し得るようになっている。
【００２６】さらに、上記ホルダーカバー３１は、第一
の実施形態に図示のフック２２の代わりに、その他側縁
（図面にて上下縁）から下方に向かって延び、さらに内
側に延びる係合爪としての舌片３２を備えている。この
舌片３２は、後述するように、ホルダーカバー３１が閉
鎖位置から回転軸１５に沿ってＸ１方向に摺動されたと
き、樹脂製ハウジング１１に設けられた突出部１７に係
合するようになっている。
の実施形態に図示のフック２２の代わりに、その他側縁
（図面にて上下縁）から下方に向かって延び、さらに内
側に延びる係合爪としての舌片３２を備えている。この
舌片３２は、後述するように、ホルダーカバー３１が閉
鎖位置から回転軸１５に沿ってＸ１方向に摺動されたと
き、樹脂製ハウジング１１に設けられた突出部１７に係
合するようになっている。
【００２７】さらに、ホルダーカバー３１は、図６に示
すロック位置にて、他側縁に、ハウジング１１の他側縁
に形成された係合部１６に係合するように内側に向かっ
て突出する凸部３３を備えている。尚、上記凸部３３
は、弾性材料から成るホルダーカバー２０と一体に成形
されている。
すロック位置にて、他側縁に、ハウジング１１の他側縁
に形成された係合部１６に係合するように内側に向かっ
て突出する凸部３３を備えている。尚、上記凸部３３
は、弾性材料から成るホルダーカバー２０と一体に成形
されている。
【００２８】これにより、上記ホルダーカバー３１は、
図７に示す開放位置から、一側縁が回転軸１５の周りに
回転することにより、閉鎖位置に持ち来され、さらに回
転軸１５に沿ってヒンジ部２１が摺動して、ホルダーカ
バー３１がハウジング１１に対して図６にてＸ１方向に
移動されることにより、図６に示すロック位置に持ち来
されるようになっている。そして、このロック位置に
て、ホルダーカバー３１に備えられた舌片３２が、ハウ
ジング１１の側縁に備えられた突出部１７に係合するこ
とにより、ホルダーカバー３１がハウジング１１に対し
てロックされるようになっている。このとき、ホルダー
カバー３１に備えられた凸部３３は、上記係合部１６に
備えられた傾斜面１６ａに沿って摺動し、係合部１６の
頂部１６ｂを通過したとき、凸部２３が頂部１６ｂを乗
り越えて、クリック感を発生させることにより、ロック
状態を容易に把握できるようになっている。また、ホル
ダーカバー３１は、図１乃至図５に示したメモリカード
用コネクタ１０における窓部２３及び凸状部２４の代わ
りに、互いに平行に且つ回転軸１５に対して垂直に延び
る二本の長孔から成る窓部３４を備えている。
図７に示す開放位置から、一側縁が回転軸１５の周りに
回転することにより、閉鎖位置に持ち来され、さらに回
転軸１５に沿ってヒンジ部２１が摺動して、ホルダーカ
バー３１がハウジング１１に対して図６にてＸ１方向に
移動されることにより、図６に示すロック位置に持ち来
されるようになっている。そして、このロック位置に
て、ホルダーカバー３１に備えられた舌片３２が、ハウ
ジング１１の側縁に備えられた突出部１７に係合するこ
とにより、ホルダーカバー３１がハウジング１１に対し
てロックされるようになっている。このとき、ホルダー
カバー３１に備えられた凸部３３は、上記係合部１６に
備えられた傾斜面１６ａに沿って摺動し、係合部１６の
頂部１６ｂを通過したとき、凸部２３が頂部１６ｂを乗
り越えて、クリック感を発生させることにより、ロック
状態を容易に把握できるようになっている。また、ホル
ダーカバー３１は、図１乃至図５に示したメモリカード
用コネクタ１０における窓部２３及び凸状部２４の代わ
りに、互いに平行に且つ回転軸１５に対して垂直に延び
る二本の長孔から成る窓部３４を備えている。
【００２９】このような構成のメモリカード用コネクタ
３０によれば、先づ図６及び図８（Ｂ）に示す状態で、
使用者は、ホルダーカバー３１の窓部３４に指を入れ
て、ホルダーカバー３１を回転軸１５に沿って矢印Ｘ１
と反対方向に移動し（図８（Ａ）図示）、次いで、ホル
ダーカバー３１を回転軸１５の周りに回転させることに
より、ホルダーカバー３１をハウジング１１に対してほ
ぼ１８０度開いた開放位置に持ち来す。この状態にて、
使用者は、ハウジング１１のスペース１２内にメモリカ
ード（図示せず）をセットする。次に、ホルダーカバー
３１をハウジング１１に対して回転軸１５の周りに回転
させることにより、ホルダーカバー３１が図８（Ａ）に
示す閉鎖位置まで持ち来される。
３０によれば、先づ図６及び図８（Ｂ）に示す状態で、
使用者は、ホルダーカバー３１の窓部３４に指を入れ
て、ホルダーカバー３１を回転軸１５に沿って矢印Ｘ１
と反対方向に移動し（図８（Ａ）図示）、次いで、ホル
ダーカバー３１を回転軸１５の周りに回転させることに
より、ホルダーカバー３１をハウジング１１に対してほ
ぼ１８０度開いた開放位置に持ち来す。この状態にて、
使用者は、ハウジング１１のスペース１２内にメモリカ
ード（図示せず）をセットする。次に、ホルダーカバー
３１をハウジング１１に対して回転軸１５の周りに回転
させることにより、ホルダーカバー３１が図８（Ａ）に
示す閉鎖位置まで持ち来される。
【００３０】続いて、ホルダーカバー３１が図８（Ａ）
にて矢印Ｘ１で示すようにハウジング１１に対して回転
軸１５に沿って摺動されることにより、ホルダーカバー
３１が図６及び図８（Ｂ）に示すロック位置に持ち来さ
れる。このとき、ホルダーカバー３１は、閉鎖位置にあ
ることから、そのヒンジ部２１の第一の部分２１ａの形
状が、回転軸１５の異型部１５ａの形状に整合している
ので、回転軸１５に沿ってロック位置まで摺動し得る。
そして、ホルダーカバー３１が図６及び図８（Ｂ）に示
すロック位置に移動すると、その舌片３２がハウジング
１１の突出部１７に係合することにより、ホルダーカバ
ー３１がハウジング１１に対してロックされることにな
る。このとき、ホルダーカバー３１内にセットされたメ
モリカードは、その接点部が、ハウジング１１に備えら
れた対応する接続端子１４の頂部１４ａに接触すると共
に、ホルダーカバー３１により接続端子１４の頂部１４
ａに対して押圧されることになる。
にて矢印Ｘ１で示すようにハウジング１１に対して回転
軸１５に沿って摺動されることにより、ホルダーカバー
３１が図６及び図８（Ｂ）に示すロック位置に持ち来さ
れる。このとき、ホルダーカバー３１は、閉鎖位置にあ
ることから、そのヒンジ部２１の第一の部分２１ａの形
状が、回転軸１５の異型部１５ａの形状に整合している
ので、回転軸１５に沿ってロック位置まで摺動し得る。
そして、ホルダーカバー３１が図６及び図８（Ｂ）に示
すロック位置に移動すると、その舌片３２がハウジング
１１の突出部１７に係合することにより、ホルダーカバ
ー３１がハウジング１１に対してロックされることにな
る。このとき、ホルダーカバー３１内にセットされたメ
モリカードは、その接点部が、ハウジング１１に備えら
れた対応する接続端子１４の頂部１４ａに接触すると共
に、ホルダーカバー３１により接続端子１４の頂部１４
ａに対して押圧されることになる。
【００３１】このようにして、例えば電話機や通信機器
等の各種機器に組込まれたメモリカード用コネクタ３０
内に収納されたメモリカードは、当該各種機器に対して
接続され得ることになる。
等の各種機器に組込まれたメモリカード用コネクタ３０
内に収納されたメモリカードは、当該各種機器に対して
接続され得ることになる。
【００３２】この場合、ホルダーカバー３１は、前述し
たホルダーカバー２０の場合と同様に、閉鎖位置にロッ
クされているときには、ヒンジ部２１が、第一の部分２
１ａ及び第二の部分２１ｂの双方により回転軸１５に係
合することになり、メモリカードが確実に保持され得る
と共に、ホルダーカバー３１が開放されると、ヒンジ部
２１も回転軸１５に対して回転され、ヒンジ部２１の第
一の部分２１ａは、回転軸１５の表側に位置することに
なるので、回転軸１５により拘束されなくなる。従っ
て、この状態にて、ホルダーカバー３１が図５（Ｂ）に
示すと同様にように各種機器の本体等に当接して、さら
にホルダーカバー３１が開く方向に回転されると、各種
機器本体カバー等への当接位置を支点として、ホルダー
カバー３１のヒンジ部２１に、反作用によって、回転軸
１５から離反する方向の力が作用することになる。これ
により、ヒンジ部２１の第二の部分２１ｂが弾性変形し
て、回転軸１５から外れることになり、ホルダーカバー
２０のヒンジ部２１がハウジング１１の回転軸１５から
外れて、ホルダーカバー２０の一部が変形したり破損す
ることが回避され得ることになる。
たホルダーカバー２０の場合と同様に、閉鎖位置にロッ
クされているときには、ヒンジ部２１が、第一の部分２
１ａ及び第二の部分２１ｂの双方により回転軸１５に係
合することになり、メモリカードが確実に保持され得る
と共に、ホルダーカバー３１が開放されると、ヒンジ部
２１も回転軸１５に対して回転され、ヒンジ部２１の第
一の部分２１ａは、回転軸１５の表側に位置することに
なるので、回転軸１５により拘束されなくなる。従っ
て、この状態にて、ホルダーカバー３１が図５（Ｂ）に
示すと同様にように各種機器の本体等に当接して、さら
にホルダーカバー３１が開く方向に回転されると、各種
機器本体カバー等への当接位置を支点として、ホルダー
カバー３１のヒンジ部２１に、反作用によって、回転軸
１５から離反する方向の力が作用することになる。これ
により、ヒンジ部２１の第二の部分２１ｂが弾性変形し
て、回転軸１５から外れることになり、ホルダーカバー
２０のヒンジ部２１がハウジング１１の回転軸１５から
外れて、ホルダーカバー２０の一部が変形したり破損す
ることが回避され得ることになる。
【００３３】尚、上記実施形態においては、接続端子１
４は、４本づつ二対設けられているが、これに限らず、
使用するメモリカードの接点部の数に対応して、任意の
本数の接続端子を備えたメモリカード用コネクタに対し
て、本発明を適用し得ることは明らかである。
４は、４本づつ二対設けられているが、これに限らず、
使用するメモリカードの接点部の数に対応して、任意の
本数の接続端子を備えたメモリカード用コネクタに対し
て、本発明を適用し得ることは明らかである。
【００３４】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、ホ
ルダーカバーが、コネクタ長手方向に対して横向きの一
側縁にて、ハウジングに対して回動し得るようになって
いるので、各種機器への挿入時に、ホルダーカバーが開
放されても、ホルダーカバーの一部が各種機器本体等に
当接しにくくなっていると共に、もしホルダーカバーの
一部が各種機器本体等に当接した場合、さらにホルダー
カバーが開放されたとしても、ホルダーカバーのヒンジ
部は、ホルダーカバーの開放状態においては、その第一
の部分が回転軸のハウジングとほぼ反対側にて回転軸に
接触していることから、比較的弱い力でホルダーカバー
に対して開放方向に回転されても、第二の部分が変形す
ることにより、回転軸から外れることになる。従って、
ホルダーカバーの開放時に、ホルダーカバーの一部が各
種機器本体等に当接した状態からさらにホルダーカバー
が開放方向に回転されたとしても、ホルダーカバーのヒ
ンジ部が回転軸から外れることによって、ホルダーカバ
ーの変形や破損が回避され得る。
ルダーカバーが、コネクタ長手方向に対して横向きの一
側縁にて、ハウジングに対して回動し得るようになって
いるので、各種機器への挿入時に、ホルダーカバーが開
放されても、ホルダーカバーの一部が各種機器本体等に
当接しにくくなっていると共に、もしホルダーカバーの
一部が各種機器本体等に当接した場合、さらにホルダー
カバーが開放されたとしても、ホルダーカバーのヒンジ
部は、ホルダーカバーの開放状態においては、その第一
の部分が回転軸のハウジングとほぼ反対側にて回転軸に
接触していることから、比較的弱い力でホルダーカバー
に対して開放方向に回転されても、第二の部分が変形す
ることにより、回転軸から外れることになる。従って、
ホルダーカバーの開放時に、ホルダーカバーの一部が各
種機器本体等に当接した状態からさらにホルダーカバー
が開放方向に回転されたとしても、ホルダーカバーのヒ
ンジ部が回転軸から外れることによって、ホルダーカバ
ーの変形や破損が回避され得る。
【００３５】かくして、本発明によれば、ホルダーカバ
ーが障害物やストッパ等に当接した状態からさらに開か
れても、ホルダーカバーの変形や破損が回避され得るよ
うにした、極めて優れたメモリカード用コネクタが提供
され得ることになる。
ーが障害物やストッパ等に当接した状態からさらに開か
れても、ホルダーカバーの変形や破損が回避され得るよ
うにした、極めて優れたメモリカード用コネクタが提供
され得ることになる。
【図１】本発明によるメモリカード用コネクタの第一の
実施形態のロック位置における構成を示し、（Ａ）は概
略斜視図、及び（Ｂ）は概略断面図である。
実施形態のロック位置における構成を示し、（Ａ）は概
略斜視図、及び（Ｂ）は概略断面図である。
【図２】図１のメモリカード用コネクタの開放位置を示
し、（Ａ）は概略斜視図、及び（Ｂ）は概略断面図であ
る。
し、（Ａ）は概略斜視図、及び（Ｂ）は概略断面図であ
る。
【図３】図１のメモリカード用コネクタにおけるハウジ
ングの平面図である。
ングの平面図である。
【図４】図１のメモリカード用コネクタにおけるホルダ
ーカバーを示し、（Ａ）は平面図，（Ｂ）は正面図、及
び（Ｃ）は側面図である。
ーカバーを示し、（Ａ）は平面図，（Ｂ）は正面図、及
び（Ｃ）は側面図である。
【図５】図１のメモリカード用コネクタの動作を示し、
（Ａ）は開放状態，（Ｂ）は各種機器の本体カバー等に
当接した状態、及び（Ｃ）はホルダーカバーのヒンジ部
の脱落状態を示す概略断面図である。
（Ａ）は開放状態，（Ｂ）は各種機器の本体カバー等に
当接した状態、及び（Ｃ）はホルダーカバーのヒンジ部
の脱落状態を示す概略断面図である。
【図６】本発明によるメモリカード用コネクタの第二の
実施形態のロック位置における構成を示す概略斜視図で
ある。
実施形態のロック位置における構成を示す概略斜視図で
ある。
【図７】図６のメモリカード用コネクタの開放位置を示
し、（Ａ）は概略斜視図、及び（Ｂ）は概略断面図であ
る。
し、（Ａ）は概略斜視図、及び（Ｂ）は概略断面図であ
る。
【図８】図６のメモリカード用コネクタを示し、（Ａ）
は閉鎖位置、及び（Ｂ）はロック位置における平面図で
ある。
は閉鎖位置、及び（Ｂ）はロック位置における平面図で
ある。
【図９】従来のメモリカード用コネクタの一例の開放位
置における平面図である。
置における平面図である。
【図１０】図９のメモリカード用コネクタの開放位置に
おけるメモリカード挿入状態を示し、（Ａ）は平面図、
及び（Ｂ）は側面図である。
おけるメモリカード挿入状態を示し、（Ａ）は平面図、
及び（Ｂ）は側面図である。
【図１１】図９のメモリカード用コネクタの開放位置か
ら閉鎖位置までのホルダーカバーの回動状態を順次に示
す側面図である。
ら閉鎖位置までのホルダーカバーの回動状態を順次に示
す側面図である。
【図１２】図９のメモリカード用コネクタの閉鎖位置に
おける平面図である。
おける平面図である。
【図１３】図９のメモリカード用コネクタのロック位置
を示し、（Ａ）は平面図、及び（Ｂ）は側面図である。
を示し、（Ａ）は平面図、及び（Ｂ）は側面図である。
１０，３０ メモリカード用コネクタ １１ ハウジング １２ スペース １３ 周壁 １４ 接続端子 １４ａ 頂部 １５ 回転軸 １６ 係合部 １６ａ 傾斜面 １６ｂ 頂部 １７ 突出部 ２０，３１ ホルダーカバー ２１ ヒンジ部 ２１ａ 第一の部分 ２１ｂ 第二の部分 ２２ フック（凸部） ２３，３４ 窓部 ２４ 凸状部 ３２ 舌片（係合爪） ３３ 凸部
Claims (2)
- 【請求項１】 メモリカードが収容されるハウジング
と、ハウジング内に収容されたメモリカードを覆うホル
ダーカバーと、一端がハウジング内に収容されたメモリ
カードの接点部に対向してハウジング表面に露出し且つ
他端がハウジングの端縁から突出するようにハウジング
内に組み込まれた複数個の接続端子と、から構成されて
いるメモリカード用コネクタにおいて、 上記ホルダーカバーが、そのコネクタの長手方向に対し
て横向きの一側縁にて、ハウジングの一側縁に設けられ
た回転軸の周りに回動することにより、ハウジングに対
して開閉可能に支持されていると共に、 上記ホルダーカバーの回転軸に係合するヒンジ部が、閉
鎖位置にて回転軸の裏側にて略１８０度以下の角度範囲
で当接するほぼＵ字形に形成された第一の部分と、同様
に閉鎖位置にて回転軸の裏側にて略１８０度以上の角度
範囲で回転軸を包囲する第二の部分と、から構成されて
いることを特徴とする、メモリカード用コネクタ。 - 【請求項２】 上記ホルダーカバーのヒンジ部の第一の
部分及び第二の部分が、回転軸に沿って交互に配設され
ていることを特徴とする、請求項１に記載のメモリカー
ド用コネクタ。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11151368A JP2000340281A (ja) | 1999-05-31 | 1999-05-31 | メモリカード用コネクタ |
| US09/573,925 US6231365B1 (en) | 1999-05-31 | 2000-05-18 | Memory card connector |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11151368A JP2000340281A (ja) | 1999-05-31 | 1999-05-31 | メモリカード用コネクタ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000340281A true JP2000340281A (ja) | 2000-12-08 |
Family
ID=15517032
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11151368A Pending JP2000340281A (ja) | 1999-05-31 | 1999-05-31 | メモリカード用コネクタ |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6231365B1 (ja) |
| JP (1) | JP2000340281A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2002063725A1 (en) * | 2001-02-02 | 2002-08-15 | J.S.T. Mfg. Co., Ltd. | Flash memory card connector |
| KR100433725B1 (ko) * | 2001-03-19 | 2004-06-04 | 니혼 앗사쿠단시세이조 가부시키가이샤 | 플래시 메모리 카드용 커넥터와 그것을 이용한 접속 구조및 이 접속 구조를 이용한 전자 장치 |
| JP2007258144A (ja) * | 2005-11-30 | 2007-10-04 | Mitsumi Electric Co Ltd | 電子部品接続用コネクタ |
Families Citing this family (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6663408B2 (en) * | 2001-02-08 | 2003-12-16 | Yamaichi Electronics Co., Ltd. | Card connector |
| JP3711540B2 (ja) * | 2002-09-17 | 2005-11-02 | 日本航空電子工業株式会社 | 薄形コネクタ |
| US6913479B1 (en) * | 2004-01-20 | 2005-07-05 | Cheng Uei Precision Industry Co., Ltd. | Electronic card connector |
| US7112082B2 (en) * | 2004-03-17 | 2006-09-26 | Wieson Technologies Co., Ltd. | Miniature memory card/SIM card dual-function connector |
| US7207821B1 (en) * | 2006-05-10 | 2007-04-24 | Lotes Co., Ltd. | Electrical connector with suction portion |
| US20080200057A1 (en) * | 2007-02-20 | 2008-08-21 | Geng Yu Ming | Half length SIM card reader with cover and hinge |
| CN101577742A (zh) * | 2008-05-09 | 2009-11-11 | 深圳富泰宏精密工业有限公司 | 芯片卡固持装置 |
| DE202008014604U1 (de) * | 2008-11-04 | 2010-04-08 | Coninvers Gmbh | Elektrischer Steckverbinder |
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