JP2000339694A - 情報記録方法及び情報記録装置 - Google Patents

情報記録方法及び情報記録装置

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JP2000339694A
JP2000339694A JP11155711A JP15571199A JP2000339694A JP 2000339694 A JP2000339694 A JP 2000339694A JP 11155711 A JP11155711 A JP 11155711A JP 15571199 A JP15571199 A JP 15571199A JP 2000339694 A JP2000339694 A JP 2000339694A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 情報記録トラック間の領域に所定間隔でプリ
ピットが形成された記録媒体に情報の記録を行なう際、
このプリピットから検出したプリピット信号による記録
位置制御であって、既記録領域あるいは記録中であって
もプリピット信号位置を精度よく検出できるようにす
る。 【解決手段】 エンコーダ12等は、情報記録トラック
間の領域に所定間隔で形成されたプリピットを有する記
録媒体1に対し、所定情報単位毎に同期をとるための同
期情報が挿入されている記録情報を記録する際、同期パ
ターンがスペースになるような同期情報を生成し、同期
情報を挿入しながら記録情報を所定の変調規則に従って
変調した変調コードを記録パルス列に変換し、プリピッ
トの位置を検出した信号に基づいて記録位置制御を行な
う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、記録可能且つ情
報記録トラック間の領域に所定間隔で形成されたプリピ
ットとを有するDVD―R等の記録媒体に対して、プリ
ピット位置信号を基に高精度に記録位置制御をして情報
の記録を行なう情報記録方法と、DVD−Rドライブ等
の記録可能型光ディスクに情報を記録する記録再生装
置。
【0002】
【従来の技術】近年、CD−R/RWのような記録可能
な光ディスク記録再生装置が実用化され、データの追記
や書換えといった用途での利用も進んでいる。ただ、こ
れら記録可能型光ディスク記録再生装置において追記や
書換えを行なう時、記録時に正確な記録位置制御ができ
ないと、前回記録したデータに重ねて記録をしてしま
い、旧データあるいは新旧双方のデータを破壊してしま
うことになる。
【0003】そこで従来では、旧データに連続して新デ
ータを記録する際は、その間に所定量のリンキング領域
を設け、そのリンキング領域に、例えばダミーデータや
所定のデータを記録し、その後に新データの記録を行な
っていた。
【0004】しかし、このリンキング領域には情報の記
録ができないため、記録可能な容量を減少させ、記録領
域を有効に使用できないという問題があった。そこで、
記録時に正確な記録位置制御が可能になれば、不要なデ
ータを記録するリンキング領域が不必要、あるいは最小
限に留めることができ、記録領域を有効に使用すること
ができる。
【0005】従来、ウォブルしたグルーブを有すると共
に、これらグルーブ間の領域に所定間隔でピットが形成
されている光記録媒体に対して、このウォブルから検出
したウォブル信号により光ディスクの回転を制御すると
ともにピットから検出したピット信号により位置を制御
する情報記録装置(例えば、特開平9−326138号
公報参照)があった。このような情報記録装置では、狭
いトラックピッチにおいてもアドレス情報や光ディスク
の回転制御情報を正確に得ることができ、高密度記録が
可能となる。
【0006】また、少なくとも二つのパワーを有する2
種類の光ビームについて、いずれの光ビームを照射した
場合であってもプリピットを検出可能なプリピット検出
装置及び当該プリピット検出装置を備えた情報記録装置
(例えば、特開平10−283638号公報参照)があ
った。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述したようなウォブ
ルしたグルーブを有すると共に、これらグルーブ間の領
域(ランド)に所定間隔でプリピットを形成するという
光ディスクと、このウォブルから検出したウォブル信号
により光ディスクの回転を制御すると共にプリピットか
ら検出したプリピット信号により位置を制御する情報記
録装置では、狭いトラックピッチにおいてもアドレス情
報やディスクの回転制御情報を正確に得ることはできる
が、セクタの先頭にアドレス情報を配置する方法ではな
い(つまり記録トラックであるグルーブにはアドレスピ
ットが存在しない)ので、高密度記録が可能となり、ア
ドレス情報により記録情報が不連続になることがなく再
生専用ディスクとの互換性に優れた方式である。
【0008】しかしながら、このような光ディスクで
は、高密度記録するためにトラックピッチを狭めてお
り、このため光ビームを照射したトラックに隣接するグ
ルーブからの漏れ込み、いわゆるクロストークが無視で
きなくなる。
【0009】そして、隣接する内外周のグルーブからの
クロストークがあると、ウォブル信号は隣接するトラッ
クのウォブル信号成分の干渉を受けることとなり、振幅
や位相が変動する。したがって、このウォブル信号を用
いて記録位置制御を行なう場合、特に位相変動が生じる
と、正確な記録位置制御をするには精度的に不十分であ
る。
【0010】一方、プリピットは互いに干渉しないよう
配置されているので、プリピットから検出したプリピッ
ト信号は光ディスク上での位置を精度よく検出でき、正
確な記録位置制御を行なうのに好適である。
【0011】しかしながら、記録中にプリピット信号を
検出する際には、光源のパワーが記録マークを形成する
パワーと形成しない(つまりスペースになる)パワーと
で異なるため、プリピット信号を双方において良好に検
出するのは困難であり、特に、プリピット信号の位置検
出に誤差を生じることがある。
【0012】そこで、上記問題点の一部を解決するもの
として、上述した後者の情報記録装置のように、記録パ
ワーと再生パワー(記録マークを形成しないパワー)と
で各々プリピットを検出する手段を持ち、各々の検出結
果の論理和をとってプリピット信号を出力するもので
は、記録中であってもプリピットの有無を確実に検出で
きる。
【0013】しかしながら、プリピット位置を精度よく
検出するには不十分である。さらには、記録波形を単一
の矩形波ではなく複数個のパルスにより1つの記録マー
クを形成するという、いわゆるマルチパルス記録方法が
あり、これは大容量記録に適した記録方法とされ、よく
用いられている。
【0014】例えば、DVD−Rなどはこの方法で記録
される。特に、このマルチパルス記録方法での記録中に
プリピット信号を検出する際には、個々のパルス幅が短
く光源の発光状態が短時間に切り替わるため、記録マー
ク形成中プリピット信号を精度よく検出するのは極めて
困難である。
【0015】また、既記録領域においてプリピット信号
を検出する際には、記録マークとスペースの反射率に差
があるため、プリピット信号の振幅が変動し、プリピッ
トと記録マークとの位置関係によってはプリピット信号
の位置検出に誤差を生じることがある。
【0016】このように、上述した従来技術の情報記録
装置では、この問題点を解決することができなかった。
つまり、既記録領域、特には記録中に、プリピット信号
の位置まで精度よく検出するのは困難であり、つまりは
記録位置制御を精度よく行なうことができないという問
題があった。
【0017】さらに、最悪の場合には、プリピット信号
自体が検出できない、あるいは誤検出をしてしまうとい
うという問題も生じ、記録位置制御が行なえなかった
り、誤って制御されてしまうという問題まで引き起こし
かねない。
【0018】本発明はこのような問題を鑑みてなされた
ものであり、情報記録トラック間の領域に所定間隔でプ
リピットが形成された記録媒体に情報の記録を行なう
際、このプリピットから検出したプリピット信号によっ
て記録位置を制御する情報記録装置において、既記録領
域あるいは記録中であってもプリピット信号位置を精度
よく検出する情報記録方法及び情報記録装置を提供し、
情報記録媒体に対する精度のよい記録位置制御を可能に
し、不要なデータを記録するリンキング領域をより少な
くあるいは不必要にし、情報記録媒体の記録領域を有効
に使用できるようにすることを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】この発明は上記の目的を
達成するため、情報記録トラック間の領域に所定間隔で
形成されたプリピットを有する記録媒体に対し、所定情
報単位毎に同期をとるための同期情報が挿入されている
記録情報を記録する際、上記同期情報が上記プリピット
よりも十分長い同期パターンを含むものであって、上記
プリピットの少なくとも一部に上記同期パターンが隣接
して位置するように記録を行なう情報記録方法におい
て、上記同期パターンをスペースにする同期情報を生成
する同期情報生成工程と、その工程によって生成された
同期情報を挿入しながら記録情報を所定の変調規則に従
って変調した変調コードの記録パルス列に変換する記録
パルス列生成工程と、上記プリピットの位置の検出信号
に基づいて記録位置制御を行なう記録位置制御工程とか
らなる。
【0020】また、情報記録トラック間の領域に所定間
隔で形成されたプリピットを有する記録媒体に対し、所
定情報単位毎に同期をとるための同期情報が挿入されて
いる記録情報を記録する際、上記同期情報が上記プリピ
ットよりも十分長い同期パターンを含むものであって、
上記プリピットの少なくとも一部に上記同期パターンが
隣接して位置するように記録を行なう情報記録方法にお
いて、複数個の同期情報の一部は同期パターンをスペー
スにする同期情報として生成し、残りの同期情報は記録
パルス列の低周波成分を抑圧する同期情報として生成す
る同期情報生成工程と、その工程によって生成された同
期情報を挿入しながら記録情報を所定の変調規則に従っ
て変調した変調コードの記録パルス列に変換する記録パ
ルス列生成工程と、上記プリピットの位置の検出信号に
基づいて記録位置制御を行なう記録位置制御工程とから
なるようにするとよい。
【0021】さらに、情報記録トラック間の領域に所定
間隔で形成されたプリピットを有する記録媒体に対し、
所定情報単位毎に同期をとるための同期情報が挿入され
ている記録情報を記録する際、上記同期情報が上記プリ
ピットよりも十分長い同期パターンを含むものであっ
て、上記プリピットの少なくとも一部に上記同期パター
ンが隣接して位置するように記録を行なう情報記録方法
において、上記プリピットが上記情報単位の整数倍の間
隔で形成されており、上記プリピットに隣接して位置す
る場合は同期パターンをスペースにする同期情報を生成
し、隣接して位置しない場合は記録パルス列の低周波成
分を抑圧する同期情報を生成する同期情報生成工程と、
その工程によって生成された同期情報を挿入しながら記
録情報を所定の変調規則に従って変調した変調コードの
記録パルス列に変換する記録パルス列生成工程と、上記
プリピットの位置の検出信号に基づいて記録位置制御を
行なう記録位置制御工程とからなるようにするとよい。
【0022】また、情報記録トラック間の領域に所定間
隔で形成されたプリピットを有する記録媒体に対し、所
定情報単位毎に同期をとるための同期情報が挿入されて
いる記録情報を記録する際、上記同期情報が上記プリピ
ットよりも十分長い同期パターンを含むものであって、
上記プリピットの少なくとも一部に上記同期パターンが
隣接して位置するように記録を行なう情報記録方法にお
いて、上記プリピットに隣接して位置する同期パターン
が所定量連続してマークである場合は同期パターンをス
ペースにする同期情報を生成し、それ以外の場合は記録
パルス列の低周波成分を抑圧する同期情報を生成する同
期情報生成工程と、その工程によって生成された同期情
報を挿入しながら記録情報を所定の変調規則に従って変
調した変調コードの記録パルス列に変換する記録パルス
列生成工程と、上記プリピットの位置の検出信号に基づ
いて記録位置制御を行なう記録位置制御工程とからなる
ようにするとよい。
【0023】さらに、上記のような情報記録方法におい
て、上記同期情報生成工程に、上記記録パルス列の低周
波成分を抑圧する同期情報を複数個の中から選択して生
成する際、その複数個の同期情報による低周波成分抑圧
量が同程度あるいは所定範囲内の差であるとき、同期パ
ターンをスペースにする方を優先して選択する工程を設
けるとよい。
【0024】また、情報記録トラック間の領域に所定間
隔で形成されたプリピットを有する記録媒体に対し、所
定情報単位毎に同期をとるための同期情報が挿入されて
いる記録情報を記録する際、上記同期情報が前記プリピ
ットよりも十分長い同期パターンを含むものであって、
上記プリピットの少なくとも一部に上記同期パターンが
隣接して位置するように記録を行なう情報記録装置にお
いて、上記同期パターンをスペースにする同期情報を生
成する同期情報生成手段と、上記プリピットの位置を検
出するプリピット位置信号検出手段と、その手段によっ
て検出されたプリピット位置信号に基づいて記録位置制
御信号を生成する記録位置制御信号生成手段と、上記同
期情報生成手段によって生成された同期情報を挿入しな
がら記録情報を所定の変調規則に従って変調した変調コ
ードの記録パルス列に変換し、上記記録位置制御信号生
成手段によって生成された記録位置制御信号に従って上
記記録パルス列の出力を開始するエンコード手段を設け
たものを提供する。
【0025】さらに、情報記録トラック間の領域に所定
間隔で形成されたプリピットを有する記録媒体に対し、
所定情報単位毎に同期をとるための同期情報が挿入され
ている記録情報を記録する際、上記同期情報が前記プリ
ピットよりも十分長い同期パターンを含むものであっ
て、上記プリピットの少なくとも一部に上記同期パター
ンが隣接して位置するように記録を行なう情報記録装置
において、複数個の同期情報の一部は同期パターンをス
ペースにする同期情報として生成し、残りの同期情報は
記録パルス列の低周波成分を抑圧する同期情報として生
成する同期情報生成手段と、上記プリピットの位置を検
出するプリピット位置信号検出手段と、その手段によっ
て検出されたプリピット位置信号に基づいて記録位置制
御信号を生成する記録位置制御信号生成手段と、上記同
期情報生成手段によって生成された同期情報を挿入しな
がら記録情報を所定の変調規則に従って変調した変調コ
ードの記録パルス列に変換し、上記記録位置制御信号生
成手段によって生成された記録位置制御信号に従って上
記記録パルス列の出力を開始するエンコード手段を設け
るとよい。
【0026】また、情報記録トラック間の領域に所定間
隔で形成されたプリピットを有する記録媒体に対し、所
定情報単位毎に同期をとるための同期情報が挿入されて
いる記録情報を記録する際、上記同期情報が上記プリピ
ットよりも十分長い同期パターンを含むものであって、
上記プリピットの少なくとも一部に上記同期パターンが
隣接して位置するように記録を行なう情報記録装置にお
いて、上記プリピットが上記情報単位の整数倍の間隔で
形成されており、上記プリピットに隣接して位置する場
合は同期パターンをスペースにする同期情報を生成し、
隣接して位置しない場合は記録パルス列の低周波成分を
抑圧する同期情報を生成する同期情報生成手段と、上記
プリピットの位置を検出するプリピット位置信号検出手
段と、その手段によって検出されたプリピット位置信号
に基づいて記録位置制御信号を生成する記録位置制御信
号生成手段と、上記同期情報生成手段によって生成され
た同期情報を挿入しながら記録情報を所定の変調規則に
従って変調した変調コードの記録パルス列に変換し、上
記記録位置制御信号生成手段によって生成された記録位
置制御信号に従って上記記録パルス列の出力を開始する
エンコード手段を設けるとよい。
【0027】さらに、情報記録トラック間の領域に所定
間隔で形成されたプリピットを有する記録媒体に対し、
所定情報単位毎に同期をとるための同期情報が挿入され
ている記録情報を記録する際、上記同期情報が上記プリ
ピットよりも十分長い同期パターンを含むものであっ
て、上記プリピットの少なくとも一部に上記同期パター
ンが隣接して位置するように記録を行なう情報記録装置
において、上記プリピットに隣接して位置する同期パタ
ーンが所定量連続してマークの場合は、その同期パター
ンをスペースにする同期情報を生成し、それ以外の場合
は記録パルス列の低周波成分を抑圧する同期情報を生成
する同期情報生成手段と、上記プリピットの位置を検出
するプリピット位置信号検出手段と、その手段によって
検出されたプリピット位置信号に基づいて記録位置制御
信号を生成する記録位置制御信号生成手段と、上記同期
情報生成手段によって生成された同期情報を挿入しなが
ら記録情報を所定の変調規則に従って変調した変調コー
ドの記録パルス列に変換し、上記記録位置制御信号生成
手段によって生成された記録位置制御信号に従って上記
記録パルス列の出力を開始するエンコード手段を設ける
とよい。
【0028】また、上記のような情報記録装置におい
て、上記記録位置制御信号生成手段が、上記プリピット
を、上記所定情報単位に相当する間隔あるいはその整数
倍の間隔で形成されたシンクプリピットと、アドレス情
報などを示す情報プリピットとによって構成し、上記シ
ンクプリピットに上記同期パターンが隣接して位置する
ように記録を行なうとき、上記プリピット位置信号のう
ちの上記シンクプリピットに対応するものであるシンク
プリピット位置信号であり、なおかつ隣接して位置した
同期パターンがスペースであるものに基づいて記録位置
制御信号を生成する手段であるようにするとよい。
【0029】さらに、上記のような情報記録装置におい
て、上記記録位置制御信号生成手段が、上記プリピット
位置信号あるいは上記シンクプリピット位置信号に位相
同期し、上記所定情報単位毎の同期を示すフレーム信号
を生成する手段を有し、その手段によって生成されたフ
レーム信号に基づいて上記記録位置制御信号を生成する
手段であるようにするとよい。
【0030】また、上記のような情報記録装置におい
て、上記同期情報生成手段に、上記シンクプリピットに
隣接して位置する同期パターンをスペースにする同期情
報が所定量の上記所定情報単位連続してなかった場合
は、同期パターンをスペースにする同期情報を生成し、
それ以外の場合は記録パルス列の低周波成分を抑圧する
同期情報を選択するように指示する同期情報指示信号を
生成して、上記所定量を上記フレーム信号を精度よく生
成するのに十分な値に設定する手段を設けるとよい。
【0031】さらに、上記のような情報記録装置におい
て、上記同期情報生成手段に、上記記録パルス列の低周
波成分を抑圧する同期情報を複数から選択して生成する
際、その複数個の同期情報による低周波成分抑圧量が同
程度あるいは所定範囲内の差であるとき、同期パターン
をスペースにする方を優先して選択する手段を設けると
よい。
【0032】この発明の情報記録方法と情報記録装置
は、記録情報に所定情報単位毎に同期をとるための同期
情報が挿入されて、この同期情報が上記プリピットより
十分長い同期パターンを含むものであって、上記プリピ
ットの少なくとも一部に上記同期パターンが隣接して位
置するように記録が行なわれることに着目し、このプリ
ピットに隣接して位置する同期パターンがスペースであ
れば、記録中及び既記録領域でも高精度にプリピットを
検出できるようになるので、このような同期情報を生成
することにより、上記課題を解決することができる。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を図面
に基づいて具体的に説明する。まず、本発明に好適な記
録媒体の実施形態と、この記録媒体に記録する情報の形
態について説明する。
【0034】この実施形態の記録媒体は、情報記録トラ
ックであるグルーブの間の領域であるランドに所定の間
隔でプリピットが形成されている。そこで、より具体的
に説明するため、この形態を持つ記録媒体であるDVD
−Rを例に取って以下の説明を行なう。
【0035】DVD−Rは、更に情報記録トラックであ
るグルーブが所定の周波数でウォブルしている。図3は
DVD−Rのウォブルとプリピットの配置を模式的に示
した図である。
【0036】図3の(a)に示すように、DVD―Rで
は、記録媒体に記録されるデータは予め情報単位である
シンクフレーム毎に分割され、“26シンクフレーム”
で“1セクタ”が、“16セクタ”で“1ECC(Er
ror Correcting Code)ブロック”
が構成される。そして、各々のシンクフレームの先頭に
はシンクフレーム毎の同期をとるための同期情報“S
Y”が存在する。
【0037】また、記録される原データは所定の変調規
則に従って変調コードに変換される。その原データ“8
ビット”を“16ビット”のコードに変調するため、8
/16変調と呼ぶ。この変調規則は公知技術を用いれば
よいのでその詳細な説明を省く。
【0038】DVD―Rには、その変調コード列をNR
ZI(Non Return toZero Inve
rted)変換したパルス列を記録する。その記録する
パルス列の1チャネルビット長を“T”とすると、最短
パルス幅は“3T”,最長パルス幅は“11T”とな
る。また、変調する際、記録パルス列の低周波成分を抑
圧する工夫がなされている(この詳細説明は省く)。
【0039】この低周波成分抑圧を判断するものとし
て、いわゆるDSV(DigitalSum Valu
e)の絶対値がある。DSVとは、2つの状態をとるビ
ット列の一方の状態を“+1”,他方の状態を“−
1”,としてビット列の先頭から累積した値である。
【0040】このDSVの絶対値が小さければ、低周波
成分が小さいことになり、記録パルス列のDSVが小さ
くなるように変調コードを選択する。この記録パルス列
の間には、1シンクフレーム毎に同期情報“SY”が挿
入されている(ここでは、“32ビット”とする)。
【0041】この同期情報“SY”を確実に捕らえられ
るよう、つまり確実にシンクフレーム同期が取れるよう
に、同期情報“SY”には、データ変調部分に出現する
最長パルス幅である“11T”よりも十分長い“14
T”幅のパルス(以下適宜、シンクパルスあるいは請求
項中では同期パターンと呼ぶ)が埋め込まれている。
【0042】また、セクタ内のフレーム位置が識別でき
るように複数種の同期情報“SY”を持ち、各々の同期
情報“SY”は、前シンクフレームとの接続部分で変調
規則を満足させ、かつ、低周波成分を抑圧させるため、
さらに複数個のパターンから選択される。
【0043】図3の(b)は同期情報“SY”の拡大図
であり、前述のDSVの絶対値により判定し、低周波成
分がなるべく抑圧できるように、“パターン1”または
“パターン2”の何れかを選択する。
【0044】つまり、“14T”幅パルスのシンクパル
スが、記録マークか(パターン2)、スペースか(パタ
ーン1)に選択される。同図では正パルスを記録マー
ク、負パルスをスペースとする。これは、生成するコー
ドと前シンクフレームの最終パルスの極性から容易に判
別することができる。
【0045】例えば、図3の(b)においては、前シン
クフレームの最終パルスはマークであるので、“パター
ン1”を選択すればシンクパルスがスペースに、一方、
最終パルスがスペースであるならば、“パターン2”を
選択すればシンクパルスがスペースになる。
【0046】逆に言えば、多少の低周波成分の発生を容
認すれば(DSV絶対値の多少の増加を容認すれば)、
シンクパルスをマークにするかスペースにするかは任意
に選択することができる。
【0047】通常、同期情報“SY”は記録情報に対し
て十分短いので、同期情報の強制選択による多少の低周
波成分の発生は十分許容できる範囲である。なお、選択
される同期情報コードは本来用意されている(変調規則
を満足した)コードから選択されるので、本発明により
記録された情報が変調規則の乱れを生じさせるものでは
ない。つまり、通常のデコーダを有した情報再生装置で
復調することができる。
【0048】一方、記録媒体には予め所定の一定周波数
(ウォブル周波数“fw”)でウォブルしたグルーブ
と、グルーブと隣接する一方の(この実施形態では外周
側とする)ランドに同期信号を示すものとして1つのプ
リピットがシンクフレーム毎に形成されていると共に
(以下、このプリピットを特に「シンクプリピット」と
いう)、アドレス情報などを示すものとして“0〜2”
のプリピットが形成されている。
【0049】プリピットの示すシンクフレームは、図3
の(a)に示すように、偶数番目のシンクフレーム(以
下「EVENフレーム」という)と奇数番目のシンクフ
レーム(以下「ODDフレーム」という)とで1つのペ
アを構成しており、通常プリピットは「EVENフレー
ム」の位置に配置されるが、両隣のランドにプリピット
が配置されることが予想される場合には、互いの干渉な
どを避けるために「ODDフレーム」にシフトして配置
される。
【0050】つまり、ペアを構成する「EVENフレー
ム」と「ODDフレーム」の何れか一方のフレームにの
みプリピットを配置する。なお、隣接する他方の(内周
側の)ランドには別のグルーブに対応づけられたプリピ
ットが形成されている。
【0051】また、ウォブル周波数“fw”はシンクフ
レーム周波数の“8倍”であり、プリピットは1シンク
フレーム中の最初の3つのウォブルの略頂点に位置する
よう配置される。そのうちの最初のプリピットがシンク
プリピットである。
【0052】なお、プリピットのトラック方向の長さ
は、再生信号検出への影響を低減させるため、検出でき
る範囲で極力小さい方が適しており、数Tの長さで形成
されることが多い。
【0053】次に、記録媒体にデータを記録する際に
は、同期情報“SY”中のシンクパルス(“14T”の
長さの記録マークまたはスペース)がシンクプリピット
に隣り合うように位置するよう、プリピットに同期して
記録される。この時、精度よく同期して記録できるよう
に記録位置制御するための基準となるのがプリピット信
号である。
【0054】したがって、プリピット信号の検出精度が
重要であり、これは記録中はもちろんのこと、追記や書
換えの際には、既に記録したトラックの再生時の検出精
度も重要となる。
【0055】図4の(a)は、上述のようにプリピット
に同期して情報を記録した記録媒体とプリピット信号と
の関係を示す模式図である。シンクプリピットには、シ
ンクパルス(図中では斜線を施した記録マークm)が隣
り合うように記録されているが、シンクプリピット以外
のプリピットには記録データ部が隣り合うため、“3
T”から“11T”の記録マークまたはスペースが隣り
合うように記録される。
【0056】プリピット信号中の点線部Aは未記録時の
プリピット信号であり、プリピットに対して十分長い
(例えば、シンクパルス)スペースが記録された場合も
このようになる。
【0057】同図からわかるように、一定のスライスレ
ベル“Vth”により二値化したプリピット信号“Sp
it”は、隣接するトラックに記録マークが形成される
と、位相変動が生ずることになり、特にシンクプリピッ
ト以外のプリピットでは、記録情報に依存して位相変動
することになる。
【0058】一方、図4の(b)は、プリピットに同期
して情報を記録している最中のプリピット信号と光源の
記録パワーとの関係を示す模式図である。ここでは説明
を簡単にするため、光源が“P1”のパワーの時スペー
スが、“P2”のパワーの時マークが形成されるものと
する。
【0059】照射する光ビームがシンクプリピットにか
かる期間は、一定のパワー(“P1”または“P2”)
である。一方、シンクプリピット以外のプリピットにか
かる期間はパワーが変化するため、二値化したプリピッ
ト信号“Spit”は記録情報に依存して位相変動する
ことになる。
【0060】また、前述したように、マルチパルス記録
方法での記録の際には、シンクプリピット以外のプリピ
ットはもちろんのこと、シンクプリピットであっても記
録マーク形成中プリピット信号“Spit”を精度よく
検出するのは極めて困難である。
【0061】従って、記録位置制御はシンクプリピット
により行なうのが好適である。さらには、シンクプリピ
ットに隣り合うシンクパルスはスペースであることがよ
り望ましい。
【0062】本発明の実施形態の情報記録装置は、シン
クプリピットに隣り合うシンクパルスがスペースになる
ように同期情報を生成し、これにより正確な記録位置制
御を行なう。
【0063】次に、本発明の情報記録装置の一実施形態
を示し、全体構成及び動作について図面に基づいて説明
する。図1は、本発明の情報記録装置の一実施形態の全
体構成を示すブロック図である。
【0064】この情報記録装置は、ピックアップ(P
U)10と、再生信号処理部16と、デコーダ17と、
エンコーダ12と、レーザ駆動部11と、サーボ部15
と、記録媒体1を回転させるスピンドルモータ14と、
回転制御部20とを備えている。
【0065】また、外部のホストコンピュータ等のデー
タ処理装置(図示を省略する)とのインタフェース手段
を含むコントローラ13と、プリピット信号検出部18
と、プリピット信号デコーダ19と、記録クロック信号
生成部22と、ウォブル信号検出部21と、プリピット
位置信号検出部23と、記録位置制御信号生成部24
と、同期情報指示部25も備えている。
【0066】ピックアップ10は、光源であるレーザや
受光手段等を含み、レーザから出射された光ビームを記
録媒体1上に集光し、記録媒体1からの反射光を受光信
号へ変換するものである。
【0067】レーザ駆動部11は、レーザの光量を所望
の値に制御・駆動するものであり、記録時には記録デー
タ“Wdata”に基づいてレーザを変調する。この
時、記録クロック信号“Swck”を基準信号として変
調を行なう。
【0068】エンコーダ12は、記録クロック信号“S
wck”を基準信号とし、コントローラ13から入力さ
れる記録すべきデータをECC処理,8−16変調処
理,インタリーブ処理などを施し、記録データ“Wda
ta”を生成する。この際、記録位置制御信号に従って
記録を開始、つまり記録データ“Wdata”の出力を
開始する。
【0069】再生信号処理部16は、ピックアップ10
からの受光信号を処理するものであり、再生信号,サー
ボ信号,及びプッシュプル信号“Spp”を生成する。
ここで周知の通り、プッシュプル信号は記録媒体1から
の反射光をトラック接線方向に平行に2分割された受光
素子で受光し、これら2分割された受光素子出力の差分
信号である。
【0070】図2は、上記プッシュプル信号“Spp”
の一例を示す線図である。図2に示すように、プッシュ
プル信号はウォブル信号とプリピット信号とが重畳され
た信号となる。
【0071】このプッシュプル信号のプリピット成分
は、走査しているグルーブに隣接する内外周のランドに
形成されたプリピットが上下に現れ、上側のプリピット
4が当該グルーブに対応づけられたプリピットである
(ウォブルが略最大となる時に現れる)。
【0072】このうち、先頭のプリピットはシンクプリ
ピット4sであり、通常、2シンクフレーム毎に現れ
る。但し、EVEN,ODDフレームシフトの切り換り
では、1または3シンクフレーム間隔になることもあ
る。
【0073】一方、下側のプリピット5は別のグルーブ
に対応づけられたプリピットである。このように、ウォ
ブルに対する位相は刻々変化する。
【0074】なお、プッシュプル信号“Spp”は、後
段での信号処理がしやすいよう、2分割された受光素子
出力の差分信号をゲイン調整(例えば、受光和信号によ
り調整)などの処理を施してもよい。
【0075】さらには、プッシュプル信号“Spp”
は、HPF(High Pass Filter)によ
ってDC成分を抑制した後の信号でもよい。そうすれ
ば、プッシュプル信号のオフセットを取り除ける。
【0076】デコーダ17は、再生信号をデコードして
復調信号を生成しコントローラに出力する。サーボ部1
5は、サーボ信号に基づきピックアップ10からの光ビ
ームを記録媒体1の任意の位置に照射するように制御す
る。
【0077】回転制御部20は、ウォブル信号“Swb
l”が所定の周波数となるように記録媒体1の回転を制
御するものであり、スピンドルモータ14は、この制御
信号に基づいて記録媒体1を回転させる。ここでは、ウ
ォブル信号を用いているが、プリピットも所定間隔で形
成されたものであるので、これを利用してもよい。
【0078】プリピット信号検出部18は、プッシュプ
ル信号“Spp”からプリピット信号“Spit”を生
成し、プッシュプル信号“Spp”と所定の閾値“Vt
hpit”(図2を参照)とを比較するコンパレータな
どによって構成される。
【0079】プリピット信号デコーダ19は、プリピッ
ト信号“Spit”をデコードすることにより、記録媒
体1に予めプリフォーマットされているアドレス情報な
どを取得し、コントローラ13に出力する。
【0080】ウォブル信号検出部21は、プッシュプル
信号“Spp”からBPF(Band Pass Fi
lter)などによってウォブル信号を抽出し、ウォブ
ル信号“Swbl”を検出するものである。
【0081】記録クロック信号生成部22は、ウォブル
信号“Swbl”,プリピット信号“Spit”あるい
はプリピット位置信号“Spit”、あるいはこれらを
組み合わせた信号に基づいて記録クロック信号“Swc
k”を生成するものであり、通常、いわゆるPLL(P
hase Locked Loop)回路により構成さ
れる。そして、記録するデータはこの記録クロック信号
“Swck”を基にして信号処理を行なう。
【0082】プリピット位置信号検出部23は、プッシ
ュプル信号“Spp”からプリピットの位置を高精度に
検出したプリピット位置信号“Spit”を検出するも
のであり、プリピット信号検出部18と同様にプッシュ
プル信号“Spp”と所定の閾値とを比較するコンパレ
ータなどによって構成できる。
【0083】このように、プリピット位置信号検出部2
3の一部もしくは全ては、プリピット信号検出部18と
共通化できるが、図1では本発明の要旨をより明確にす
るため別手段として示している。
【0084】この実施形態の情報再生装置によれば、た
とえ簡便な一定スライスレベルによるコンパレータであ
っても、少なくともシンクプリピットの位置は高精度に
検出することができる。
【0085】また、シンクプリピットのみ抽出し、プリ
ピット位置信号を生成するものにしてもよい。さらに、
より高精度に位置検出をできる構成にすれば、さらに好
適になる。
【0086】記録位置制御信号生成部24は、コントロ
ーラ13からの記録開始指示あるいは記録開始アドレス
指示などに従って、プリピット位置信号“Spit”に
同期した記録位置制御信号を生成するものであり、エン
コーダ12に出力する。
【0087】ここで、PLL回路などによってプリピッ
ト位置信号に位相同期したフレーム同期信号“Sfs”
を生成し、このフレーム同期信号“Sfs”を基にして
記録位置制御信号を生成すれば、たとえノイズなどによ
ってプリピット位置信号を誤検出しても正確に記録位置
を指示することができる。
【0088】同期情報指示部25は、同期情報“SY”
に含まれるシンクパルス(“14T幅”のパルス)がス
ペースになるようにエンコーダ12に指示する同期情報
指示信号を生成する。
【0089】次に、エンコーダ12の詳細な構成とその
動作について説明する。図5は、上記エンコーダ12の
内部構成と関連部とを示すブロック図である。エンコー
ダ12は、データ前処理部30と、8/16変調部31
と、同期情報発生部32と、NRZI変換部33とから
構成されている。
【0090】前述の通り、このエンコーダ12の処理は
記録クロック信号“Swck”を基準とし、記録データ
“Wdata”の出力の開始は、記録位置制御信号によ
って制御する。
【0091】データ前処理部30は、コントローラ13
から入力された記録情報のECC処理やインタリーブ処
理などを行なう。8/16変調部31は、データ前処理
を終えた記録情報を所定の変調規則に従って変調するも
のであり、また、同期情報発生部32で生成した同期情
報“SY”を1シンクフレーム毎に付加する。この時、
低周波成分が抑圧されるように変調を行なうようにする
のは前述の通りである。
【0092】同期情報発生部32は、同期情報“SY”
を生成するものであり、前シンクフレームとの接続部分
で変調規則を満足させるコードを選択し、かつ低周波成
分を抑圧させるために、さらに複数個のコードから選択
する。
【0093】この低周波成分抑圧条件によって何れかの
コードから選択する際、シンクパルスが記録マークにな
るかスペースになるかが決定される。ここで前述の如
く、同期情報を強制的に選択しても、重大な問題になる
ことはない。
【0094】この選択は、同期情報指示部25の生成し
た同期情報指示信号によって行ない、同期情報指示信号
が有効である時はシンクパルスがスペースになるコード
を、無効である時は低周波成分を抑圧させるコードを選
択する。
【0095】NRZI変換部33は、8/16変調部3
1の出力した変調コードをNRZI変換し、記録パルス
列(記録データ“Wdata”)に変換するものであ
る。すなわち、上記同期情報指示部25と同期情報発生
部32によって上記同期情報生成手段の機能を果たす。
【0096】次に、同期情報指示信号の生成アルゴリズ
ムについて説明する。まず、第1のアルゴリズムは、常
に同期情報指示信号を有効とする。つまり、全てのシン
クパルスがスペースとなるように同期情報“SY”の生
成を指示するものであり、簡便な構成で全てのシンクプ
リピットにおいて高精度なプリピット位置信号“Spi
t”が得られることになり、高精度な記録位置制御が可
能になる。
【0097】第2のアルゴリズムは、複数フレーム中の
一部のフレームを有効にする。DVD−RのようにEV
EN,ODDの1ペアのフレーム中のどちらか一方にの
みプリピットが存在する場合は、その1ペアのフレーム
を有効にすればよい。
【0098】例えば、4フレーム中、1ペアの(2つ
の)フレームを有効にすれば、4フレーム中の少なくと
も1つのシンクプリピットはスペースシンクパルスと一
致するので、これを基に記録位置制御を行なえばよい。
【0099】また、残りの同期情報指示信号を無効とし
ている2フレームでは、同期情報は低周波成分抑圧条件
に従って選択できるので、低周波成分抑圧効果減少の影
響も少なくすることができる。
【0100】なお、シンクプリピットがマークのシンク
パルスと一致する場合は、その時のプリピット位置信号
を無視すれば、記録位置制御を高精度に行なえる。すな
わち、スペースシンクパルスと一致するシンクプリピッ
トの位置信号で記録位置制御を行なう。そして、以下の
アルゴリズムに基づいた処理においても同様にすればよ
い。
【0101】第3のアルゴリズムは、EVENあるいは
ODDフレームの何れか一方のフレームを有効とし、他
方を無効とする。図6は、上記アルゴリズムによって同
期情報発生部32を動作させた時の各信号を示す線図で
ある。
【0102】図6の(a)はプリピットを示す信号で、
図中に黒丸を付して示したプリピットはスペースシンク
パルスと一致するシンクプリピットを示している。つま
り、高精度に位置検出のできるプリピットを示してい
る。図6の(b)は、プリピット位置信号に位相同期し
たフレーム同期信号“Sfs”である。
【0103】図6の(c)は、シンクパルスがスペース
の時のみハイになる仮想の信号であり、図中に「×」記
号を付して示した同期情報コード選択により(低周波成
分抑圧条件により)“ハイ”または“ロー”になる。図
6の(d)は、正論理の同期情報指示信号であり、この
信号がハイ(有効)の時、シンクパルスがスペースにな
るようなコードを強制的に選択する。
【0104】通常は、EVENフレームで“ハイ”に
し、プリピットがODDフレームにシフトした時、同期
情報指示信号もODDフレームが“ハイ”になるように
する。例えば、EVENフレーム中にプリピットが検出
できなかった(または、所定回数検出できなかった)場
合にシフトさせればよく、ODDからEVENへの切り
換えも同様にすればよい。
【0105】プリピットのフレームシフトは頻繁に起こ
るものではないので、このようにすれば、切り換わり目
以外のほとんどのシンクプリピットでスペースのシンク
パルスと一致し、高精度なプリピット位置信号が得ら
れ、またプリピットが存在しない(同期情報指示信号が
無効である)フレームの同期情報は低周波成分抑圧条件
に従って選択できるので、低周波成分抑圧効果減少の影
響もさらに少なくすることができる。
【0106】第4のアルゴリズムは、所定量のフレーム
数の間、シンクプリピットとスペースシンクパルスが一
致しなかった場合、同期情報指示信号を有効にする。こ
のとき、記録位置制御は所定量のフレームに一度プリピ
ット位置信号が高精度に検出できればよい。
【0107】図7は、上記アルゴリズムによって同期情
報発生部32を動作させた時の各信号を示す線図であ
り、図中の各信号は図6と同じである。所定量:nのフ
レーム数の間、シンクプリピットとスペースシンクパル
スが一致しなかった場合、同期情報指示信号が有効にな
り、次の(またはその次の)フレームのシンクパルスが
強制的にスペースになるように選択する。
【0108】もちろん、低周波成分抑圧条件に従って選
択した同期情報がスペースシンクフレームでシンクプリ
ピットと所定フレーム以内に一致(各々のシンクプリピ
ットに対して略1/2の確率で一致)すれば、強制的に
選択する必要はなくなる。
【0109】このようにして、高精度な記録位置制御に
十分な間隔でプリピット位置信号が得られ、かつ、他の
ほとんどのフレームの同期情報は低周波成分抑圧条件に
従って選択できるので、低周波成分抑圧効果減少の影響
はほとんど無視できる。
【0110】さらに、上述の2〜4のアルゴリズムにお
いて、低周波成分抑圧条件に従って同期情報を選択する
際、選択対象である同期情報による各々の低周波成分抑
圧効果、つまりDSVの絶対値が同程度あるいは所定範
囲以内の差であれば、シンクパルスがスペースになる方
の同期情報を優先的に選択しても低周波成分抑圧効果は
ほとんど減少せず、その上、シンクプリピットとスペー
スシンクパルスの一致が増加するために高精度なプリピ
ット位置信号が多く得られ、記録位置制御精度も向上す
る。
【0111】なお、この実施形態において説明した記録
媒体は、追記型の光ディスクであるDVD−Rであった
が、相変化材料を記録層に用いた書換え可能型光ディス
クなどにも同じように適用することができ、その他の記
録層材料によるものでも適用できることは言うまでもな
い。
【0112】さらには、プリフォーマットの形式におい
ても、ウォブルしたトラック(グルーブもしくはラン
ド)とそのトラックに隣接した一方もしくは双方のトラ
ック(ランドもしくはグルーブ)にプリピットが形成さ
れた記録媒体に対しても、本発明に係わる効果は同様に
得られる。
【0113】また、(ウォブルなしで)プリピットのみ
によってプリフォーマットされたものであってもよい。
【0114】この実施形態の情報再生装置は、記録位置
制御の基となるプリピットに隣接して位置する同期パタ
ーンがスペースとなるように同期情報を生成しているの
で、プリピット位置信号は記録中あるいは既記録領域で
あっても高精度に検出でき、すなわち精度のよい記録位
置制御が可能になる。したがって、不要なデータを記録
するリンキング領域をより少なく、あるいは不必要に
し、記録領域を有効に使用することが可能になる。
【0115】また、複数個の同期情報の一部を同期パタ
ーンがスペースになる同期情報を、残りを記録パルス列
の低周波成分を抑圧する同期情報を生成しているので、
複数個の情報単位中、少なくとも一部のプリピット位置
信号は記録中あるいは既記録領域であっても高精度に検
出できるため、上述の効果とともに低周波成分抑圧効果
減少の影響も少なくすることができる。
【0116】さらに、上記プリピットが上記情報単位の
整数倍の間隔で形成されたものであって、上記プリピッ
トに隣接して位置する場合は同期パターンがスペースに
なる同期情報を、それ以外は前記記録パルス列の低周波
成分を抑圧する同期情報を生成しているので、ほとんど
のプリピットにおいてプリピット位置信号は記録中ある
いは既記録領域であっても高精度に検出することがで
き、より精度のよい記録位置制御が可能になり、かつ、
低周波成分抑圧効果減少の影響も少なくすることができ
る。
【0117】また、プリピットに隣接して位置する前記
同期パターンが所定量連続してマークであった場合は上
記同期パターンがスペースになる同期情報を、それ以外
の場合は上記記録パルス列の低周波成分を抑圧する同期
情報をそれぞれ生成しているので、高精度な記録位置制
御に十分な間隔で高精度なプリピット位置信号が得ら
れ、かつ、他のほとんどの同期情報は低周波成分抑圧条
件に従って選択できるので、低周波成分抑圧効果減少の
影響をほとんど無視することができる。
【0118】さらに、上述の1〜4の何れか一つの同期
情報生成工程に基づいて上記同期パターンがスペースに
なるように同期情報を選択するように指示する同期情報
指示信号を生成する同期情報指示部と、上記同期情報指
示信号に従って同期情報を生成する同期情報発生部と、
上記プリピットの位置を検出するプリピット位置信号検
出部と、上記プリピット位置信号に基づいて記録位置制
御信号を生成する記録位置制御信号生成部と、上記同期
情報を挿入しながら記録情報を所定の変調規則に従って
変調した変調コードを記録パルス列に変換し、上記記録
位置制御信号に従って上記記録パルス列の出力を開始す
るエンコーダを備えているので、簡便な構成で上述した
各効果が得られる。
【0119】また、上記プリピットが、上記所定情報単
位に相当する間隔あるいはその整数倍の間隔で形成され
たシンクプリピットと、アドレス情報などを示す情報プ
リピットとにより構成されたものであって、上記シンク
プリピットに上記同期パターンが隣接して位置するよう
記録を行なう際、上記記録位置制御信号生成部が、上記
プリピット位置信号のうち、上記シンクプリピットに対
応するものであるシンクプリピット位置信号でなおかつ
隣接して位置した同期パターンがスペースであるものに
のみに基づいて記録位置制御信号を生成するので、記録
中あるいは既記録領域では精度的に不十分であるプリピ
ットには依らないため、記録位置制御を高精度に行なえ
る。
【0120】さらに、上記記録位置制御信号生成部が、
上記プリピット位置信号あるいは上記シンクプリピット
位置信号に位相同期し、上記所定情報単位毎の同期を示
すフレーム信号を生成し、上記フレーム信号に基づいて
上記記録位置制御信号を生成するので、たとえノイズな
どによってプリピット位置信号を誤検出しても正確に記
録位置制御ができる。
【0121】また、上記同期情報指示部が、上記シンク
プリピットに隣接して位置する上記同期パターンがスペ
ースとなる同期情報が所定量:nの上記所定情報単位連
続してなかった場合には上記同期パターンがスペースに
なる同期情報を、それ以外の場合には上記記録パルス列
の低周波成分を抑圧する同期情報を選択するよう指示す
る同期情報をそれぞれ指示する指示信号を生成するの
で、上記所定量:nが上記フレーム信号を精度よく生成
するのに十分なものであるので、高精度な記録位置制御
に十分な間隔でプリピット位置信号が得られ、かつ、他
のほとんどの同期情報は低周波成分抑圧条件に従って選
択できるので、低周波成分抑圧効果減少の影響はほとん
ど無視できる。
【0122】さらに、上述の同期情報生成工程が、上記
記録パルス列の低周波成分を抑圧する同期情報を複数か
ら選択して生成する際、上記複数個の同期情報による上
記低周波成分抑圧量が同程度あるいは所定範囲内の差で
あるならば、上記同期パターンがスペースとなる方を優
先して選択しているので、記録パルス列の低周波成分が
同程度あるいは微増するだけでプリピットに隣接して位
置する同期パターンがスペースになるものが増え、つま
り高精度に位置検出のできるプリピットが増えるので、
より高精度な記録位置制御が可能になる。
【0123】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明の情
報記録方法及び情報記録装置によれば、情報記録トラッ
ク間の領域に所定間隔でプリピットが形成された記録媒
体に情報の記録を行なう際、このプリピットから検出し
たプリピット信号によって記録位置を制御するとき、既
記録領域あるいは記録中であってもプリピット信号位置
を精度よく検出し、情報記録媒体に対する精度のよい記
録位置制御を可能にし、不要なデータを記録するリンキ
ング領域をより少なくあるいは不必要にするので、情報
記録媒体の記録領域を有効に使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の情報記録装置の一実施形態の全体構
成を示すブロック図である。
【図2】図1に示した再生信号処理部16によって生成
されるプッシュプル信号の一礼を示す線図である。
【図3】この実施形態におけるDVD−Rのウォブルと
プリピットの配置を模式的に示した図である。
【図4】この実施形態におけるプリピットに同期して情
報を記録した記録媒体とプリピット信号との関係とその
プリピット信号と光源の記録パワーとの関係を示す模式
図である。
【図5】図1に示したエンコーダ12の内部構成と関連
部とを示すブロック図である。
【図6】図5に示した同期情報発生部32をこの発明に
係わるアルゴリズムによって動作させた時の各信号を示
す線図である。
【図7】図5に示した同期情報発生部32をこの発明に
係わる他のアルゴリズムによって動作させた時の各信号
を示す線図である。
【符号の説明】
1:記録媒体 10:ピックアップ(PU) 11:レーザ駆動部 12:エンコーダ 13:コントローラ 14:スピンドルモータ 15:サーボ部 16:再生信号処理部 17:デコーダ 18:プリピット信号検出部 19:プリピット信号デコーダ 20:回転制御部 21:ウォブル信号検出部 22:記録クロック信号生成部 23:プリピット位置信号検出部 24:記録位置制御信号生成部 25:同期情報指示部 30:データ前処理部 31:8/16変調部 32:同期情報発生部 33:NRZI変換部

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報記録トラック間の領域に所定間隔で
    形成されたプリピットを有する記録媒体に対し、所定情
    報単位毎に同期をとるための同期情報が挿入されている
    記録情報を記録する際、前記同期情報が前記プリピット
    よりも十分長い同期パターンを含むものであって、前記
    プリピットの少なくとも一部に前記同期パターンが隣接
    して位置するように記録を行なう情報記録方法におい
    て、 前記同期パターンをスペースにする同期情報を生成する
    同期情報生成工程と、該工程によって生成された同期情
    報を挿入しながら記録情報を所定の変調規則に従って変
    調した変調コードの記録パルス列に変換する記録パルス
    列生成工程と、前記プリピットの位置の検出信号に基づ
    いて記録位置制御を行なう記録位置制御工程とからなる
    ことを特徴とする情報記録方法。
  2. 【請求項2】 情報記録トラック間の領域に所定間隔で
    形成されたプリピットを有する記録媒体に対し、所定情
    報単位毎に同期をとるための同期情報が挿入されている
    記録情報を記録する際、前記同期情報が前記プリピット
    よりも十分長い同期パターンを含むものであって、前記
    プリピットの少なくとも一部に前記同期パターンが隣接
    して位置するように記録を行なう情報記録方法におい
    て、 複数個の同期情報の一部は同期パターンをスペースにす
    る同期情報として生成し、残りの同期情報は記録パルス
    列の低周波成分を抑圧する同期情報として生成する同期
    情報生成工程と、該工程によって生成された同期情報を
    挿入しながら記録情報を所定の変調規則に従って変調し
    た変調コードの記録パルス列に変換する記録パルス列生
    成工程と、前記プリピットの位置の検出信号に基づいて
    記録位置制御を行なう記録位置制御工程とからなること
    を特徴とする情報記録方法。
  3. 【請求項3】 情報記録トラック間の領域に所定間隔で
    形成されたプリピットを有する記録媒体に対し、所定情
    報単位毎に同期をとるための同期情報が挿入されている
    記録情報を記録する際、前記同期情報が前記プリピット
    よりも十分長い同期パターンを含むものであって、前記
    プリピットの少なくとも一部に前記同期パターンが隣接
    して位置するように記録を行なう情報記録方法におい
    て、 前記プリピットが前記情報単位の整数倍の間隔で形成さ
    れており、 前記プリピットに隣接して位置する場合は同期パターン
    をスペースにする同期情報を生成し、隣接して位置しな
    い場合は記録パルス列の低周波成分を抑圧する同期情報
    を生成する同期情報生成工程と、該工程によって生成さ
    れた同期情報を挿入しながら記録情報を所定の変調規則
    に従って変調した変調コードの記録パルス列に変換する
    記録パルス列生成工程と、前記プリピットの位置の検出
    信号に基づいて記録位置制御を行なう記録位置制御工程
    とからなることを特徴とする情報記録方法。
  4. 【請求項4】 情報記録トラック間の領域に所定間隔で
    形成されたプリピットを有する記録媒体に対し、所定情
    報単位毎に同期をとるための同期情報が挿入されている
    記録情報を記録する際、前記同期情報が前記プリピット
    よりも十分長い同期パターンを含むものであって、前記
    プリピットの少なくとも一部に前記同期パターンが隣接
    して位置するように記録を行なう情報記録方法におい
    て、 前記プリピットに隣接して位置する同期パターンが所定
    量連続してマークである場合は同期パターンをスペース
    にする同期情報を生成し、それ以外の場合は記録パルス
    列の低周波成分を抑圧する同期情報を生成する同期情報
    生成工程と、該工程によって生成された同期情報を挿入
    しながら記録情報を所定の変調規則に従って変調した変
    調コードの記録パルス列に変換する記録パルス列生成工
    程と、前記プリピットの位置の検出信号に基づいて記録
    位置制御を行なう記録位置制御工程とからなることを特
    徴とする情報記録方法。
  5. 【請求項5】 請求項2乃至4のいずれか一項に記載の
    情報記録方法において、 前記同期情報生成工程に、前記記録パルス列の低周波成
    分を抑圧する同期情報を複数個の中から選択して生成す
    る際、その複数個の同期情報による低周波成分抑圧量が
    同程度あるいは所定範囲内の差であるとき、同期パター
    ンをスペースにする方を優先して選択する工程を設けた
    ことを特徴とする情報記録方法。
  6. 【請求項6】 情報記録トラック間の領域に所定間隔で
    形成されたプリピットを有する記録媒体に対し、所定情
    報単位毎に同期をとるための同期情報が挿入されている
    記録情報を記録する際、前記同期情報が前記プリピット
    よりも十分長い同期パターンを含むものであって、前記
    プリピットの少なくとも一部に前記同期パターンが隣接
    して位置するように記録を行なう情報記録装置におい
    て、 前記同期パターンをスペースにする同期情報を生成する
    同期情報生成手段と、 前記プリピットの位置を検出するプリピット位置信号検
    出手段と、 該手段によって検出されたプリピット位置信号に基づい
    て記録位置制御信号を生成する記録位置制御信号生成手
    段と、 前記同期情報生成手段によって生成された同期情報を挿
    入しながら記録情報を所定の変調規則に従って変調した
    変調コードの記録パルス列に変換し、前記記録位置制御
    信号生成手段によって生成された記録位置制御信号に従
    って前記記録パルス列の出力を開始するエンコード手段
    とを設けたことを特徴とする情報記録装置。
  7. 【請求項7】 情報記録トラック間の領域に所定間隔で
    形成されたプリピットを有する記録媒体に対し、所定情
    報単位毎に同期をとるための同期情報が挿入されている
    記録情報を記録する際、前記同期情報が前記プリピット
    よりも十分長い同期パターンを含むものであって、前記
    プリピットの少なくとも一部に前記同期パターンが隣接
    して位置するように記録を行なう情報記録装置におい
    て、 複数個の同期情報の一部は同期パターンをスペースにす
    る同期情報として生成し、残りの同期情報は記録パルス
    列の低周波成分を抑圧する同期情報として生成する同期
    情報生成手段と、 前記プリピットの位置を検出するプリピット位置信号検
    出手段と、 該手段によって検出されたプリピット位置信号に基づい
    て記録位置制御信号を生成する記録位置制御信号生成手
    段と、 前記同期情報生成手段によって生成された同期情報を挿
    入しながら記録情報を所定の変調規則に従って変調した
    変調コードの記録パルス列に変換し、前記記録位置制御
    信号生成手段によって生成された記録位置制御信号に従
    って前記記録パルス列の出力を開始するエンコード手段
    とを設けたことを特徴とする情報記録装置。
  8. 【請求項8】 情報記録トラック間の領域に所定間隔で
    形成されたプリピットを有する記録媒体に対し、所定情
    報単位毎に同期をとるための同期情報が挿入されている
    記録情報を記録する際、前記同期情報が前記プリピット
    よりも十分長い同期パターンを含むものであって、前記
    プリピットの少なくとも一部に前記同期パターンが隣接
    して位置するように記録を行なう情報記録装置におい
    て、 前記プリピットが前記情報単位の整数倍の間隔で形成さ
    れており、前記プリピットに隣接して位置する場合は同
    期パターンをスペースにする同期情報を生成し、隣接し
    て位置しない場合は記録パルス列の低周波成分を抑圧す
    る同期情報を生成する同期情報生成手段と、 前記プリピットの位置を検出するプリピット位置信号検
    出手段と、 該手段によって検出されたプリピット位置信号に基づい
    て記録位置制御信号を生成する記録位置制御信号生成手
    段と、 前記同期情報生成手段によって生成された同期情報を挿
    入しながら記録情報を所定の変調規則に従って変調した
    変調コードの記録パルス列に変換し、前記記録位置制御
    信号生成手段によって生成された記録位置制御信号に従
    って前記記録パルス列の出力を開始するエンコード手段
    とを設けたことを特徴とする情報記録装置。
  9. 【請求項9】 情報記録トラック間の領域に所定間隔で
    形成されたプリピットを有する記録媒体に対し、所定情
    報単位毎に同期をとるための同期情報が挿入されている
    記録情報を記録する際、前記同期情報が前記プリピット
    よりも十分長い同期パターンを含むものであって、前記
    プリピットの少なくとも一部に前記同期パターンが隣接
    して位置するように記録を行なう情報記録装置におい
    て、 前記プリピットに隣接して位置する同期パターンが所定
    量連続してマークの場合は、その同期パターンをスペー
    スにする同期情報を生成し、それ以外の場合は記録パル
    ス列の低周波成分を抑圧する同期情報を生成する同期情
    報生成手段と、 前記プリピットの位置を検出するプリピット位置信号検
    出手段と、 該手段によって検出されたプリピット位置信号に基づい
    て記録位置制御信号を生成する記録位置制御信号生成手
    段と、 前記同期情報生成手段によって生成された同期情報を挿
    入しながら記録情報を所定の変調規則に従って変調した
    変調コードの記録パルス列に変換し、前記記録位置制御
    信号生成手段によって生成された記録位置制御信号に従
    って前記記録パルス列の出力を開始するエンコード手段
    とを設けたことを特徴とする情報記録装置。
  10. 【請求項10】 請求項6乃至9のいずれか一項に記載
    の情報記録装置において、 前記記録位置制御信号生成手段が、前記プリピットを、
    前記所定情報単位に相当する間隔あるいはその整数倍の
    間隔で形成されたシンクプリピットと、アドレス情報な
    どを示す情報プリピットとによって構成し、前記シンク
    プリピットに前記同期パターンが隣接して位置するよう
    に記録を行なうとき、前記プリピット位置信号のうちの
    前記シンクプリピットに対応するものであるシンクプリ
    ピット位置信号であり、なおかつ隣接して位置した同期
    パターンがスペースであるものに基づいて記録位置制御
    信号を生成する手段であることを特徴とする情報記録装
    置。
  11. 【請求項11】 請求項6乃至9のいずれか一項に記載
    の情報記録装置において、 前記記録位置制御信号生成手段が、前記プリピット位置
    信号あるいは前記シンクプリピット位置信号に位相同期
    し、前記所定情報単位毎の同期を示すフレーム信号を生
    成する手段を有し、該手段によって生成されたフレーム
    信号に基づいて前記記録位置制御信号を生成する手段で
    あることを特徴とする情報記録装置。
  12. 【請求項12】 請求項6乃至11のいずれか一項に記
    載の情報記録装置において、 前記同期情報生成手段に、前記シンクプリピットに隣接
    して位置する同期パターンをスペースにする同期情報が
    所定量の前記所定情報単位連続してなかった場合は、同
    期パターンをスペースにする同期情報を生成し、それ以
    外の場合は記録パルス列の低周波成分を抑圧する同期情
    報を選択するように指示する同期情報指示信号を生成し
    て、前記所定量を前記フレーム信号を精度よく生成する
    のに十分な値に設定する手段を設けたことを特徴とする
    情報記録装置。
  13. 【請求項13】 請求項7乃至9のいずれか一項に記載
    の情報記録装置において、 前記同期情報生成手段に、前記記録パルス列の低周波成
    分を抑圧する同期情報を複数から選択して生成する際、
    その複数個の同期情報による低周波成分抑圧量が同程度
    あるいは所定範囲内の差であるとき、同期パターンをス
    ペースにする方を優先して選択する手段を設けたことを
    特徴とする情報記録装置。
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