JP2000339524A - 硬貨排出シュート - Google Patents

硬貨排出シュート

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JP2000339524A
JP2000339524A JP11146629A JP14662999A JP2000339524A JP 2000339524 A JP2000339524 A JP 2000339524A JP 11146629 A JP11146629 A JP 11146629A JP 14662999 A JP14662999 A JP 14662999A JP 2000339524 A JP2000339524 A JP 2000339524A
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JP
Japan
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coin
change
discharge chute
discharged
wall
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Application number
JP11146629A
Other languages
English (en)
Inventor
Minoru Nakayama
中山  実
Hideyasu Omori
秀康 大森
Yoshiyasu Kimizuka
嘉康 君塚
Rikio Shiratori
力男 白鳥
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Nippon Signal Co Ltd
Original Assignee
Nippon Signal Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動券売機、自動精算機あるいは自動販売機
に用いられる硬貨排出シュートにおいて、該排出シュー
ト内で釣銭硬貨がジャムしないようにする。 【解決手段】 硬貨排出シュート(50)を構成する側壁と
しての衝突壁(52)に排出口(46)に向けて拡開するよう傾
斜する反発部(53)を形成する。硬貨ユニットの硬貨通路
(70)から放出された釣銭硬貨(C)は前記反発部(53)に衝
突する。衝突した釣銭硬貨(C)は、排出口(46)方向に跳
ね返され、該排出口(46)を介して受け皿(48)に排出され
る。従って、反発部(53)によって跳ね返された釣銭硬貨
(C)は、排出シュート(50)を構成する底部(58)に落下す
ることなく、受け皿(48)に排出されるため、排出シュー
ト(50)内においてジャムすることがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動券売機、自動
精算機および自動販売機において、硬貨ユニットから放
出された釣銭硬貨を受け皿に排出するための硬貨排出シ
ュートの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、従来における自動券売機の硬貨
排出シュートは、図6および図7に示されている。図6
および図7において、排出シュート100は全体として
箱形状をしている。この排出シュート100は、釣銭と
して硬貨ユニット120の放出口122から放出される
釣銭硬貨Cが放出される際に、該釣銭硬貨Cの放出スピ
ードを一旦和らげるためにクッション部材としての衝突
壁102を有している。更に、排出シュート100は、
前壁104と、後壁106と、釣銭硬貨Cの滑落面とし
ての底部108とを有している。
【0003】前記前壁104には、硬貨ユニット120
から放出された釣銭硬貨Cが受け皿110に排出される
ように排出口112が形成されている。この排出口11
2を介して受け皿110と硬貨排出ユニット100の内
部とは連通している。
【0004】前記底部108は、前壁104から後壁1
06に向けて上方に直線状に傾斜した傾斜面となってい
る。この傾斜面108に沿って放出口122から放出さ
れた釣銭硬貨Cは、受け皿110に向けて滑り落ちるよ
うになっている。
【0005】しかし、前記底部108の滑落面に異物
D、例えば粘着物のような異物が付着していたり、また
は表面に傷が付いていると、釣銭硬貨Cが滑り落ちる際
に、底部108の滑落面が平坦であるため、該硬貨Cの
エッジ部(角部)が異物Dに衝突し、途中でジャム(硬
貨詰まり)してしまうことがある。更に、前記滑落面の
表面が水で濡れていると、硬貨Cは平坦な滑落面と面接
触しているため、滑り落ちる抵抗が大きいとともに、水
分で摩擦力が大きくなることから釣銭硬貨Cが滑落面を
滑り落ちずに途中で停止してしまうことがある。従っ
て、利用客にとって適正な釣銭が排出されない事態が生
じることがある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記点に着目
してなされたものであって、自動券売機、自動精算機あ
るいは自動販売機において、釣銭硬貨の硬貨詰まり(硬
貨のジャム)が生じないようにした硬貨排出シュートを
提供することを課題とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明は、釣銭硬貨(C)を受け皿(48)に誘導排出するた
めの硬貨排出シュート(50)であって、前記受け皿(48)に
通じる硬貨排出口(46)を有する前壁(54)と、前記前壁(5
4)に対して後方に位置する後壁(56)と、前記釣銭硬貨
(C)が硬貨ユニットの硬貨通路(70)から放出された際
に、該釣銭硬貨(C)が衝突する側壁としての衝突壁(52)
と、前記前壁(54)から後壁(56)に向けて上方に傾斜した
底部(58)と、を備えて成り、前記衝突壁(52)は、前記硬
貨排出口(46)に向けて拡開するよう傾斜した反発部(53)
を有し、該反発部(53)に前記釣銭硬貨(C)が衝突するよ
うにした硬貨排出シュートとした。
【0008】硬貨通路(70)から放出された釣銭硬貨(C)
は、傾斜した反発部(53)に衝突して排出口(46)方向に向
けて跳ね返る。従って、該釣銭硬貨(C)は、底部(58)に
落下することがなく、該底部(58)にジャムすることがな
い。
【0009】前記反発部(53)は、2重の板構造となった
弾発部(53a)を有している。該弾発部(53a)は、多数の釣
銭硬貨(C)の衝突に耐えられる他、前記反発部の弾発力
を向上させて、釣銭硬貨(C)を確実に排出口(46)方向に
跳ね返させるようにしている。
【0010】前記硬貨排出口(46)は、前記前壁(54)の上
部近くにまで形成されている。そして、硬貨排出口(46)
の上部分は透明カバー(55)により覆われている。従っ
て、排出シュート(50)内部まで目視可能となり、排出シ
ュート(50)内において釣銭項か(C)がジャムしているか
否かを外部から観察できる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示した幾つ
かの好ましい実施の形態に基づいて詳細に説明するが、
本発明の技術的範囲は、図面に示された実施の形態に限
定されるものではない。
【0012】図1は、本発明に係る硬貨排出シュートを
備えた自動券売機10を概略的に示し、図2は、図1に
示した接客部の受取り部分を詳細に示している。自動券
売機10は、券売機本体12と、該券売機本体12の正
面に配置されて手前側に傾斜している接客面14とを有
している。この接客面14は、その上部に自動券売機の
動作状態、例えば「発売中」、または「中止中」などの
案内表示を行うための案内表示部16を有している。
【0013】接客面14には、料金の数字を表示するた
めの料金ボタン18が複数配列されている。この料金ボ
タン18の上部には、購入する乗車券の枚数を選択する
ための枚数選択ボタン20が設けられている。
【0014】自動券売機10の操作を取り消すための取
消しボタン22、および自動券売機10の故障時に駅員
を呼出すための駅員呼出しボタン24は、接客面14の
上部に設けられている。符号26はマイクであり、符号
28はスピーカである。前記駅員呼出しボタン24を押
下することにより、これらマイク26およびスピーカ2
8を介して利用客は駅員と会話を行う。
【0015】図2に詳細に示されるように、接客面14
の下部側には、乗車券を購入する際に硬貨Cを投入する
ための硬貨投入口30が設けられている。該硬貨投入口
30の上方には、投入された貨幣の金額を表示したり、
利用客の操作案内を表示するための操作案内表示部32
が設けられている。この操作案内表示部32としては液
晶ディスプレイまたはプラズマディスプレイパネルが用
いられる。
【0016】さらに、接客面14の下部には、紙幣を挿
入するための紙幣挿入口34と、プリペイドカード類を
挿入するためのカード挿入口36とが設けられている。
この紙幣挿入口34には、挿入する紙幣を該紙幣挿入口
34にガイドするための紙幣挿入ガイド部材38が突出
するよう設けられている。また、カード挿入口36に
は、挿入するカードを該カード挿入口36にガイドする
ためのカード挿入ガイド部材40が突出するよう設けら
れている。
【0017】接客面14には、前記紙幣挿入口34の下
方位置に、お釣りが釣札である場合に該釣札を返却する
ための釣札返却口42が設けられている。この釣札返却
口42には、釣札が飛び出さないように保持しておくた
めのキャッチング機構が設けられている。前記カード挿
入口36の下方位置には、乗車券を発券するための券受
取り口44が設けられている。この券受取り口44に
は、乗車券が飛び出さないように保持しておくためのキ
ャッチング機構が設けられている。
【0018】符号46は、釣銭硬貨C1を排出するため
の硬貨排出口である。この硬貨排出口46から排出され
た硬貨は、受け皿48によって受けられる。この硬貨排
出口46と連通して本発明の硬貨排出シュート50が設
けられている。
【0019】図3、図4および図5には、本発明硬貨排
出シュート50が示されている。該排出シュート50は
全体として箱形状をしている。この排出シュート50
は、硬貨ユニットの釣銭通路70の放出口72から釣銭
硬貨Cが放出された際に、該放出された釣銭硬貨Cを一
旦衝突させて、跳ね返った該硬貨Cを硬貨排出口46方
向に変更するための側壁としての衝突壁52を有してい
る。
【0020】前記衝突壁52は、前記硬貨排出口46方
向に向けて拡がるように傾斜した反発部53を有してい
る。該反発部53は、多数の釣銭硬貨Cの衝突に耐えら
れるよう、および弾発力を向上させるため2重の板構造
となった弾発部53aを有している。また、排出シュー
ト50は、前壁54と、後壁56と、放出された釣銭硬
貨Cの滑落面としての底部58とを有している。前記硬
貨ユニットの釣銭通路70先端部である放出口72は、
放出された釣銭硬貨Cが前記弾発部53aに衝突し易い
ように硬貨排出シュート50の内部にまで延びている。
【0021】前記前壁54には、放出された硬貨Cが受
け皿48に排出されるように前記硬貨排出口46が形成
されている。この排出口46を介して受け皿48と硬貨
排出シュート50の内部とは連通している。該排出口4
6は、前壁54の上部にまで形成されているが、該排出
口46の上半分には、透明カバー55が設けられている
(図5参照)。該透明カバー55を介して硬貨排出シュ
ート50の内部は目視可能となり、該排出シュート50
内において釣銭硬貨Cがジャムしているか否かを外部か
ら点検できるようになっている。
【0022】前記滑落面を有する底部58は、前壁54
から後壁56にかけて上方に向けて傾斜している。釣銭
硬貨Cが衝突壁52の反発部53に衝突して硬貨排出口
46に向けて直接跳ね返らずに落下したとき、該釣銭硬
貨Cは、底部58の滑落面に沿って受け皿48に向けて
滑り落ちる。
【0023】本発明に係る硬貨排出シュート50は、上
述したような構造をしており、次に、釣銭硬貨Cが釣銭
通路70から放出されたときの、該釣銭硬貨Cの動きに
ついて図3に基づき説明する。
【0024】釣銭通路70から硬貨排出シュート50内
に釣銭硬貨Cが放出されると、該放出された釣銭硬貨C
は、側壁(衝突壁)52に形成された反発部53に衝突
する。この反発部53は前述したように硬貨排出口46
方向に向けて拡開するように傾斜しているため、該反発
部53に衝突した釣銭硬貨Cは、釣銭通路70方向に跳
ね返らずに、硬貨排出口46方向に向けて跳ね返る。従
って、釣銭通路70の放出口72から放出された釣銭硬
貨Cは、硬貨排出シュート50の底部58上に落下する
ことなく、反発部53を介して硬貨排出口46に直接排
出される。換言すれば、反発部53は、放出された釣銭
硬貨Cを硬貨排出口46に直接誘導するめための誘導部
材としての機能を有する。
【0025】このように反発部53によって釣銭硬貨C
は、硬貨排出口46に向けて直接跳ね返るため、前述し
たように排出シュート50の底部58に落下することが
なく、該底部58の上面である滑落面に異物が付着して
いても、又は該滑落面が損傷していても、これら異物あ
るいはスリット状の傷によってジャムすることがない。
この反発部53によって釣銭硬貨Cが跳ね返る際、該釣
銭硬貨Cは、当然に落下しながら硬貨排出口46方向に
跳ね返る。
【0026】硬貨排出口46方向に向けて跳ね返った釣
銭硬貨Cは、該硬貨排出口46を通過して受け皿48排
出される。受け皿に排出された釣銭硬貨Cが該受け皿4
8の凹部49の周囲49aに沿って移動できるように、
該凹部49を横長となるように形成しておけば、勢いよ
く受け皿48に釣銭硬貨Cが排出されても、該受け皿4
8から釣銭硬貨Cが飛び出すことがない。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように本発明の硬貨排出シ
ュートによれば、釣銭通路から放出された釣銭硬貨が排
出シュートの硬貨排出口に向けて跳ね返るよう、排出シ
ュートの側壁である衝突壁の一部を傾斜させた反発部を
有しているため、釣銭硬貨は硬貨排出口に向けて直接跳
ね返る。従って、放出された釣銭硬貨は排出シュートの
底部に落下することがなく、該底部の上面である滑落面
に例えば粘着性の異物が付着していても該異物によりジ
ャムすることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の硬貨排出シュートを自動券売機に適用
した例を示した図である。
【図2】図1に示した自動券売機の下部接客面を詳細に
示した斜視図である。
【図3】本発明の硬貨排出シュートの実施例を示した断
面図である。
【図4】図3における4−4線による断面図である。
【図5】図3に示した硬貨排出シュートの側面図であ
り、硬貨排出口を示している。
【図6】従来における硬貨排出シュートの断面図であ
る。
【図7】図6における7−7線による断面図である。
【符号の説明】
46 硬貨排出口 48 受け皿 50 硬貨排出シュート 52 衝突壁 53 反発部 53a 弾発部 54 前壁 55 透明カバー 56 後壁 58 底部 70 硬貨通路 C 釣銭硬貨
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 君塚 嘉康 栃木県宇都宮市平出工業団地11番地2 日 本信号株式会社宇都宮事業所内 (72)発明者 白鳥 力男 栃木県宇都宮市平出工業団地11番地2 日 本信号株式会社宇都宮事業所内 Fターム(参考) 3E001 AA01 AB01 AB03 BA01 CA07 CA10 DA14 FA22

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 釣銭硬貨(C)を受け皿(48)に誘導排出す
    るための硬貨排出シュート(50)であって、 前記受け皿(48)に通じる硬貨排出口(46)を有する前壁(5
    4)と、 前記前壁(54)に対して後方に位置する後壁(56)と、 前記釣銭硬貨(C)が硬貨ユニットの硬貨通路(70)から放
    出された際に、該釣銭硬貨(C)が衝突する側壁としての
    衝突壁(52)と、 前記前壁(54)から後壁(56)に向けて上方に傾斜した底部
    (58)と、を備えて成り、前記衝突壁(52)は、前記硬貨排
    出口(46)に向けて拡開するよう傾斜した反発部(53)を有
    し、該反発部(53)に前記釣銭硬貨(C)が衝突することを
    特徴とする硬貨排出シュート。
  2. 【請求項2】 前記反発部(53)は、2重の板構造となっ
    た弾発部(53a)を有していることを特徴とする請求項1
    記載の硬貨排出シュート。
  3. 【請求項3】 前記硬貨排出口(46)は、前記前壁(54)の
    上部近くにまで形成され、硬貨排出口(46)の上部分が透
    明カバー(55)により覆われていることを特徴とする請求
    項1又は2記載の硬貨排出シュート。
JP11146629A 1999-05-26 1999-05-26 硬貨排出シュート Pending JP2000339524A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009251698A (ja) * 2008-04-01 2009-10-29 Sega Corp コイン返却装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009251698A (ja) * 2008-04-01 2009-10-29 Sega Corp コイン返却装置

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