JP2000338403A - 実像式ファインダー - Google Patents

実像式ファインダー

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JP2000338403A
JP2000338403A JP11149045A JP14904599A JP2000338403A JP 2000338403 A JP2000338403 A JP 2000338403A JP 11149045 A JP11149045 A JP 11149045A JP 14904599 A JP14904599 A JP 14904599A JP 2000338403 A JP2000338403 A JP 2000338403A
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JP
Japan
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optical axis
prism
total reflection
incident
lens system
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JP11149045A
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English (en)
Inventor
Yasunori Murata
安規 村田
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Canon Inc
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 像反転系として適切に設定したプリズムを用
いることにより光学系全体を小型にしつつ、観察しやす
い実像式ファインダーを得ること。 【解決手段】 対物レンズ系によって形成される物体像
をプリズムを介して正立正像として接眼レンズで観察す
る実像式ファインダーにおいて、該プリズムは、対物レ
ンズ系からの光束を入射する入射面Aと、入射面Aから
の光束を全反射する全反射面Bと、全反射面Bからの光
束を全反射するダハ面C,Dと、該ダハ面C,Dからの
光束を全反射する該入射面Aと同一面の全反射面A’
と、全反射面A’からの光束を射出する該全反射面Bと
同一面の射出面B’から成り、該対物レンズ系に入射す
る光軸と接眼レンズ系から射出する光軸が非平行である
こと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は実像式ファインダー
に関し、特に対物レンズによって形成された倒立実像の
ファインダー像(物体像)を像反転系として適切に設定
したプリズムを利用することにより光学系全体の小型化
を図りつつ、良好な正立正像のファインダー像として観
察するようにした実像式ファインダーに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、写真用カメラやビデオカメ
ラ、そしてデジタルカメラ等の撮像装置におけるファイ
ンダー系のうち、実像のファインダー像を観察するよう
にした実像式ファインダーが種々と提案されている。
【0003】この実像式ファインダーは、虚像式ファイ
ンダーに比べて光学系全体の小型化が容易であるため、
最近ではコンパクトカメラに多用されている。
【0004】実像式ファインダーは一般に、被写体の像
(物体像)を作る対物レンズ系、対物レンズ系が作る倒
立像を正立像にするための像反転手段、正立像を観察す
るための接眼レンズ系を有している。像反転手段として
は、再結像レンズ又は、ポロプリズム等の反射手段によ
るものが知られている。
【0005】再結像レンズを使用するファインダーは、
対物レンズ系が作る倒立像である1次結像を再結像レン
ズで再結像させ正立像である2次結像を作り、この2次
結像を接眼レンズで観察している。
【0006】ポロプリズムを使用するファインダーは、
対物レンズ系と接眼レンズ系の間に光軸を直角に曲げる
反射面を4面設定し、対物レンズ系に入射する光軸と接
眼レンズ系から射出する光軸が平行になるよう反射面を
組み合わせ、対物レンズ系が作る倒立像を接眼レンズ系
が正立像として観察出来るように変換している。
【0007】この他、像反転手段に反射手段を使用した
実像式ファインダー光学系として特開平6−16773
9号公報では、2回反射の第1プリズムと、ダハ面を有
する4回反射の第2プリズムを有する実像式ファインダ
ー光学系を提案している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の実像式ファイン
ダーを備えたカメラは、カメラの撮影光学系の光軸とフ
ァインダー系を構成する接眼光学系の光軸とを略平行に
設定しているため、カメラを小型化した場合、観察用の
アイポイントの短いファインダーでは、ファインダー観
察時にカメラを保持する手が邪魔になることがあった。
又、撮影者の鼻や頬がカメラボディーに触れ易く、鼻の
高い人や、化粧をした人には好まれなかった。
【0009】本発明は、正立正像用として適切に設定し
たダハ面を有するプリズムを利用することにより、ファ
インダー光学系全体の小型化を図りつつ、対物レンズに
よって形成された倒立実像のファインダー像を正立正像
に反転し、良好なるファインダー像の観察を可能とした
実像式ファインダーの提供を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の実像式
ファインダーは、対物レンズ系によって形成される物体
像をプリズムを介して正立正像として接眼レンズで観察
する実像式ファインダーにおいて、該プリズムは、対物
レンズ系からの光束を入射する入射面Aと、入射面Aか
らの光束を全反射する全反射面Bと、全反射面Bからの
光束を全反射するダハ面C,Dと、該ダハ面C,Dから
の光束を全反射する該入射面Aと同一面の全反射面A’
と、全反射面A’からの光束を射出する該全反射面Bと
同一面の射出面B’から成り、該対物レンズ系に入射す
る光軸と接眼レンズ系から射出する光軸が非平行である
ことを特徴としている。
【0011】請求項2の発明は請求項1の発明におい
て、前記プリズムから射出する射出光軸は、前記対物レ
ンズ系に入射する光軸と非平行であり、カメラを正位置
に置いた状態で、該射出光軸が、斜め上方向を向いてい
ることを特徴としている。
【0012】請求項3の発明は請求項1の発明におい
て、前記プリズムの入射面近傍に前記対物レンズ系の1
次結像面を設けていることを特徴としている。
【0013】請求項4の発明は請求項3の発明におい
て、前記プリズムの入射面A面上にファインダー内表示
のための情報を、刻印、印刷、又は蒸着等によって形成
していることを特徴としている。
【0014】請求項5の発明は請求項1の発明におい
て、前記プリズムの入射面A面を基準に対物レンズ系の
入射光軸に対して、前記プリズムと接眼レンズとを一体
に回転可能としていることを特徴としている。
【0015】請求項6の発明は請求項1から5のいずれ
か1項の発明において、前記対物レンズ系に入射する光
軸と接眼レンズから射出する光軸は略45度であること
を特徴としている。
【0016】請求項7の発明の実像式ファインダーは、
光束を入射する入射面Aと、入射面Aからの光束を全反
射する全反射面Bと、全反射面Bからの光束を全反射す
るダハ面C,Dと、該ダハ面C,Dからの光束を全反射
する該入射面Aと同一面の全反射面A’と、全反射面
A’からの光束を射出する該全反射面Bと同一面の射出
面B’を含むプリズムのみより成る像反転系を有してい
ることを特徴としている。
【0017】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施形態1の要部
概略図である。図1において10は撮像装置(カメラ)
である。1はカメラ本体である。2は撮影レンズ系であ
り、物体像をシャッター手段を介して感光体F上に結像
している。12はファインダーである。3はファインダ
ー12を構成する射出テレセントリックより成る対物レ
ンズ系、4は対物レンズ系3によるファインダー像が結
像する1次結像面、5は1次結像面4に形成された倒立
像を正立像とする像反転系としてのダハプリズム、6は
対物レンズ系3が1次結像面4に結像させた物体像を観
察するための接眼レンズ系、7は観察者の瞳を示してい
る。13はファインダー12用のファインダー窓であ
る。
【0018】撮影光学系(撮影レンズ系2)とファイン
ダー光学系(ファインダー)12を有するカメラ(撮像
装置)10において、ファインダー光学系12の対物レ
ンズ系3が物体像を1次結像面4に結像させる。この1
次結像面4に結像される物体像は倒立像であるので正立
像として観察するためにダハプリズム5で像を反転させ
る。像反転系のダハプリズム5は、1次結像面4からの
光線を、入射面Aを通り、面Bで全反射させ、ダハ面で
あるC面及びD面で全反射させた後、入射面Aと同一面
の面A’で全反射させ、面Bと同一面の射出面である面
B’を通過させ接眼レンズ系6へ導く。正立像に変換さ
れた1次結像面4上の物体像を接眼レンズ6で観察者の
瞳7より観察している。
【0019】本実施形態では、接眼レンズ系6からの射
出光軸6aは対物レンズ系3の入射光軸(ファインダー
光軸)3aに対して約45度(45度±5度)の角度を
付けている。
【0020】像反転系は1つのダハプリズム5のみで構
成し、光軸を同一平面内で折り曲げて、これによって機
構の簡素化を図りファインダーの小型化を達成してい
る。
【0021】前記ダハプリズム5の入射面A面上にファ
インダー内表示のための情報を、刻印、印刷、又は蒸着
等によって形成している。又は、前記ダハプリズム5の
入射面A面近傍にファインダー内表示のための情報を、
刻印、印刷、又は蒸着等によって印した光学部材を設定
している。
【0022】カメラ撮影時に縦位置撮影、横位置撮影で
も常に斜め上側からファインダーを覗けるようにするた
めに、前記ダハプリズム5の入射面A面を基準に対物系
入射光軸3aに対して、前記ダハプリズム部5と接眼レ
ンズ系6とを一体に回転可能としている。
【0023】本実施形態では、図1に示すように、接眼
レンズ6からの射出光軸6aをファインダー光軸3aに
対して約45度傾けることにより、カメラ全体を小型化
した場合でも、カメラを保持する手の親指が観察者の瞳
7近傍で邪魔にならず、ファインダー像の観察が覗きや
すくなる。
【0024】又、カメラの小型化に伴いアイポイントが
短くなった場合でも、観察者の鼻や頬がカメラボディー
に触れにくくなるようにしている。
【0025】カメラの小型軽量化により、手持ち撮影時
のぶれが問題になるが、接眼レンズ6からの射出光軸6
aをファインダー光軸3aに対して約45度傾けること
により、斜め上から覗き込む姿勢になり、撮影者のカメ
ラを持つ脇が締まりぶれにくい姿勢で撮影できる。
【0026】小型簡易な三脚にカメラ10を設定した場
合の低い姿勢での撮影時には、斜め上から覗くファイン
ダーは構図を決めやすいという特徴がある。
【0027】
【発明の効果】本発明によれば以上のように、正立正像
用として適切に設定したダハ面を有するプリズムを利用
することにより、ファインダー光学系全体の小型化を図
りつつ、対物レンズによって形成された倒立実像のファ
インダー像を正立正像に反転し、良好なるファインダー
像の観察を可能とした実像式ファインダーを達成するこ
とができる。
【0028】この他本発明によれば、実像式ファインダ
ーの像反転系が1つのダハプリズムで構成されるので、
ファインダー系の小型化が可能である。又、カメラを小
型軽量化した場合の、ファインダー観察像の覗き易さ、
撮影時のぶれ易さの問題を解決したファインダーを達成
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態1の要部概略図
【符号の説明】
1 カメラ本体 2 撮影レンズ 3 対物レンズ 4 1次結像面 5 プリズム 6 接眼レンズ 7 瞳 3a ファインダー光軸 6a 射出光軸 10 撮像装置 11 シャッター手段 12 ファインダー 13 ファインダー窓 F 感光面

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対物レンズ系によって形成される物体像
    をプリズムを介して正立正像として接眼レンズで観察す
    る実像式ファインダーにおいて、該プリズムは、対物レ
    ンズ系からの光束を入射する入射面Aと、入射面Aから
    の光束を全反射する全反射面Bと、全反射面Bからの光
    束を全反射するダハ面C,Dと、該ダハ面C,Dからの
    光束を全反射する該入射面Aと同一面の全反射面A’
    と、全反射面A’からの光束を射出する該全反射面Bと
    同一面の射出面B’から成り、該対物レンズ系に入射す
    る光軸と接眼レンズ系から射出する光軸が非平行である
    ことを特徴とする実像式ファインダー。
  2. 【請求項2】 前記プリズムから射出する射出光軸は、
    前記対物レンズ系に入射する光軸と非平行であり、カメ
    ラを正位置に置いた状態で、該射出光軸が、斜め上方向
    を向いていることを特徴とする請求項1の実像式ファイ
    ンダー。
  3. 【請求項3】 前記プリズムの入射面近傍に前記対物レ
    ンズ系の1次結像面を設けていることを特徴とする請求
    項1の実像式のファインダー。
  4. 【請求項4】 前記プリズムの入射面A面上にファイン
    ダー内表示のための情報を、刻印、印刷、又は蒸着等に
    よって形成していることを特徴とする請求項3の実像式
    ファインダー。
  5. 【請求項5】 前記プリズムの入射面A面を基準に対物
    レンズ系の入射光軸に対して、前記プリズムと接眼レン
    ズとを一体に回転可能としていることを特徴とする請求
    項1の実像式ファインダー。
  6. 【請求項6】 前記対物レンズ系に入射する光軸と接眼
    レンズから射出する光軸は略45度であることを特徴と
    する請求項1から5のいずれか1項の実像式ファインダ
    ー。
  7. 【請求項7】 光束を入射する入射面Aと、入射面Aか
    らの光束を全反射する全反射面Bと、全反射面Bからの
    光束を全反射するダハ面C,Dと、該ダハ面C,Dから
    の光束を全反射する該入射面Aと同一面の全反射面A’
    と、全反射面A’からの光束を射出する該全反射面Bと
    同一面の射出面B’を含むプリズムのみより成る像反転
    系を有していることを特徴とする実像式ファインダー。
JP11149045A 1999-05-28 1999-05-28 実像式ファインダー Pending JP2000338403A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7471477B2 (en) 2003-10-27 2008-12-30 Canon Kabushiki Kaisha Optical apparatus

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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