JP2000338317A - 液晶ディスプレイ用カラーフィルタおよびその製造方法 - Google Patents

液晶ディスプレイ用カラーフィルタおよびその製造方法

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JP2000338317A
JP2000338317A JP11144850A JP14485099A JP2000338317A JP 2000338317 A JP2000338317 A JP 2000338317A JP 11144850 A JP11144850 A JP 11144850A JP 14485099 A JP14485099 A JP 14485099A JP 2000338317 A JP2000338317 A JP 2000338317A
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substrate
color filter
black matrix
liquid crystal
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JP11144850A
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English (en)
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Nobuyuki Kagami
信行 鏡味
Haruki Nonaka
晴支 野中
Yasushi Kobayashi
裕史 小林
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Toray Industries Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】基板上にカラーレジストやカラーペーストの残
渣が残存せず、着色層やオーバーコート層の密着性に優
れた液晶ディスプレイ用カラーフィルタおよびその製造
方法を提供する。 【解決手段】基板上に形成されたブラックマトリックス
層と、該ブラックマトリックス層上に形成された着色層
と、前記ブラックマトリックス層及び着色層を覆うよう
にオーバーコート層が設けられ、かつ該オーバーコート
層上に透明電極層が設けられた液晶ディスプレイ用カラ
ーフィルタにおいて、基板上に残存する粒子径0.05
μm以上の残渣個数が10個以下/μm2 であることを
特徴とする液晶ディスプレイ用カラーフィルタ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はカラー液晶ディスプ
レイ用カラーフィルタおよびその製造方法に関するもの
であり、詳しくは着色層、オーバーコート層の密着性に
優れたカラー液晶ディスプレイ用カラーフィルタおよび
その製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ノート型パソコンやCRT代替の
モニターディスプレイにカラー液晶ディスプレイ(以下
カラーLCDと記載する)が急速に普及し、とりわけ動
画などの表示品位の優れたTFT(Thin Film
Transistor)型カラーLCDが広く用いら
れるようになってきている。
【0003】カラーLCDには、カラー表示をさせるた
めの重要部材としてカラーフィルタが用いられている。
カラーフィルタには基板上にブラックマトリックス(以
下BM記載する)と呼ばれる格子状の遮光層が形成され
ており、さらにこの層上にレッド、グリーン、ブルー
(以下それぞれをR、G、およびBと記載する)の各着
色層が形成される。またこれらの上に必要によりオーバ
ーコート層が設けられる。さらに共通電極となる透明電
極層が、オーバーコート層のないカラーフィルタではB
M層及びR、G、B各着色層上に、あるいはオーバーコ
ート層のあるカラーフィルタではオーバーコート層上に
形成される。
【0004】また、カラーLCDの視野角を改善するた
め最近採用されるようになってきているインプレインス
イッチング(IPS)方式では、カラーフィルタ基板と
TFT基板との間の液晶を、基板と平行方向に印可した
電界で配向する方式であるため、カラーフィルタには透
明電極が形成されない。
【0005】カラーフィルタの製造法には電着法、染色
法、印刷法および顔料分散法などがあるが、最近では顔
料分散法が主流となっている。顔料分散法は、基板に塗
布された感光性樹脂に顔料を分散したカラーレジスト、
あるいは非感光樹脂に顔料を分散したカラーペースト
を、フォトリソ加工法を用いてパターン形成する方法で
ある。この方法でパターン形成する際には、カラーレジ
ストあるいはカラーペーストの不要部分を、アルカリ水
溶液で溶解除去することが一般的に行われている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、アルカ
リ水溶液で溶解除去する際、不要部分の基板上にカラー
レジストあるいはカラーペーストが完全に除去されず、
残渣としてわずかに残存してしまうという問題がある。
この残渣は、着色層やオーバーコート層の密着性を低下
させるという悪影響を及ぼし、カラーLCDの製造にお
いてカラーフィルタ基板をTFT基板と張り合わせたり
液晶注入する際に、着色層やオーバーコート層の剥離が
発生しやすくなるという問題を引き起こす。
【0007】このような問題に対し、例えば特開平8−
82790号公報では紫外線を照射し、オゾン雰囲気化
で残渣を分解除去する方法が提案されている。しかしな
がら、この提案は残渣を除去するのに長時間を要し、カ
ラーフィルタの着色層やオーバーコート層が劣化してし
まうという問題がある。また特開平9−281323号
公報では、非イオン系界面活性剤を含有した洗浄液で処
理する方法が開示されている。しかしながら、この方法
は残渣除去という点では、必ずしも十分とはいえない。
【0008】本発明の目的は、上記した従来技術の問題
を解消することにあり、基板上にカラーレジストやカラ
ーペーストの残渣が残存せず、着色層やオーバーコート
層の密着性に優れた液晶ディスプレイ用カラーフィルタ
およびその製造方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記した本発明の課題
は、以下の構成を採用することにより、達成することが
できる。すなわち、 (1)基板上に形成されたブラックマトリックス層と、
該ブラックマトリックス層上に形成された着色層と、前
記ブラックマトリックス層及び着色層を覆うようにオー
バーコート層が設けられ、かつ該オーバーコート層上に
透明電極層が設けられた液晶ディスプレイ用カラーフィ
ルタにおいて、基板上に残存する粒子径0.05μm以
上の残渣個数が10個以下/μm2 であることを特徴と
する液晶ディスプレイ用カラーフィルタ。
【0010】(2)基板上に形成されたブラックマトリ
ックス層と、該ブラックマトリックス層上に形成された
着色層と、前記ブラックマトリックス層及び着色層を覆
うように透明電極層が設けられた液晶ディスプレイ用カ
ラーフィルタにおいて、基板上に残存する粒子径0.0
5μm以上の残渣個数が10個以下/μm2 であること
を特徴とする液晶ディスプレイ用カラーフィルタ。
【0011】(3)基板上に形成されたブラックマトリ
ックス層と、該ブラックマトリックス層上に形成された
着色層と、前記ブラックマトリックス層及び着色層を覆
うようにオーバーコート層が設けられた液晶ディスプレ
イ用カラーフィルタにおいて、基板上に残存する粒子径
0.05μm以上の残渣個数が10個以下/μm2 であ
ることを特徴とする液晶ディスプレイ用カラーフィル
タ。
【0012】(4)着色層が非感光性ポリイミド樹脂か
らなることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載
の液晶ディスプレイ用カラーフィルタ。
【0013】(5)ブラックマトリックス層が非感光性
ポリイミド樹脂からなることを特徴とする前記(1)〜
(4)のいずれかに記載の液晶ディスプレイ用カラーフ
ィルタ。
【0014】(6)ブラックマトリックス層および/ま
たは着色層をアルカリ水溶液で現像パターン形成した
後、5〜30MPaの圧力で処理液を基板上に噴射し、
基板上の残渣を除去することを特徴とする液晶ディスプ
レイ用カラーフィルタの製造方法。
【0015】(7)処理液を噴射する機構を、基板に対
して相対的に移動させることを特徴とする前記(6)に
記載のカラーフィルタの製造方法。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て詳説する。
【0017】本発明のカラーフィルタに用いる基板とし
ては、例えばソーダガラス、ホウ珪酸ガラス、アルミノ
珪酸ガラス、石英ガラス、無アルカリガラス等の無機ガ
ラス、ポリメチルメタクリレート、ポリカーボネート、
ポリエステル等の樹脂フィルムまたはシート等が挙げら
れる。これらのうち耐熱性、耐薬品性等の点から無アル
カリガラスが特に好ましい。
【0018】本発明におけるカラーフィルタのBM層と
しては、例えば金属クロム、酸化クロム、窒化クロム、
ニッケル、酸化ニッケル等が挙げられる。これらは単層
で用いても2層以上の多層としてもよい。BM層の基板
への製膜方法は、真空蒸着法やスパッタリング法、CV
D法を採用することができ、膜厚は0.05〜0.3μ
mが好ましく、さらに好ましくは0.07〜0.2μm
である。
【0019】また、BM層は樹脂中にカーボンブラッ
ク、マンガン、チタン、黒色顔料等を分散させた樹脂B
Mを採用することもできる。分散媒となる樹脂として
は、アクリル樹脂、ポリビニルアルコール樹脂、エポキ
シ樹脂、ウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、ポリイミド
樹脂等が挙げられる。
【0020】樹脂BM層の厚さは、所望される遮光度に
より決定され特に限定されないが、0.5〜5μmが好
ましく、さらに好ましくは0.7〜3μmである。
【0021】本発明におけるカラーフィルタの着色層
は、着色顔料を樹脂中に分散させたものであり、通常は
3原色であるR、G及びBの各着色層をBM層の開口部
上に形成する。着色顔料としては、例えばR着色層用の
顔料ではカラーインデックスNo.9、97、122、
123、149、168、177、180、192、2
15等、G着色層用の顔料としてはカラーインデックス
No.7、36等、B着色層用の顔料としてはカラーイ
ンデックスNo.15、22、60、64等が挙げられ
る。
【0022】着色層の分散媒となる樹脂としては、例え
ばアクリル樹脂、ポリビニルアルコール樹脂、エポキシ
樹脂、ウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、ポリイミド樹
脂等が挙げられる。
【0023】着色層の厚さは特に限定されるものではな
いが、0.5〜5μmが好ましく、さらに好ましくは
0.7〜3μmである。
【0024】本発明におけるオーバーコート層として
は、例えば、アクリル樹脂、ポリビニルアルコール樹
脂、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、
ポリイミド樹脂等を採用することができる。
【0025】本発明におけるカラーフィルタの透明電極
層としては、例えばITO、酸化錫、酸化亜鉛等を挙げ
ることができる。
【0026】透明電極層を形成する方法としては、例え
ば真空蒸着法、スパッタリング法、CVD法等を採用す
ることができ、膜厚は0.01〜0.5μmが好まし
く、さらに好ましくは0.05〜0.3μmである。
【0027】本発明のカラーフィルタにおいては、基板
上に残存する粒子径0.05μm以上の残渣個数が10
個以下/μm2 であることが重要であり、好ましくは8
個以下/μm2 、さらに好ましくは6個以下/μm2
ある。10個/μm2 を越えると、着色層あるいはオー
バーコート層の密着性が充分に発現しないことになる。
【0028】次に本発明のカラーフィルタの製造方法の
一例として、BM層及び着色層に非感光性ポリイミド樹
脂を採用した場合について説明する。
【0029】まずカーボンブラックをポリイミド前駆体
と有機溶媒、例えばN−メチル−2−ピロリドン、N,
N−ジメチルアセトアミド、N,N−ジメチルホルムア
ミド、γ−ブチロラクトン等との混合液に分散させた、
ブラックペーストを基板に塗布し、オーブンあるいはホ
ットプレートにより50〜180℃、さらに好ましくは
70〜160℃に加熱し有機溶媒を乾燥させるセミキュ
アを行う。
【0030】ブラックペーストを基板に塗布する方法と
しては、例えばディップ法、ロールコート法、バーコー
ト法、スピンコート法、スリットダイコート法、スリッ
ト&スピンコート法等を採用することができる。
【0031】ついで、ポジ型フォトレジストを塗布し、
オーブンで40〜160℃、さらに好ましくは60〜1
40℃に加熱するプリベークを行う。この時、BM層の
樹脂が感光性である場合には、フォトレジストは通常使
用されないが、必要により酸素遮断膜を形成してもよ
い。
【0032】フォトレジストを基板に塗布する方法とし
ては、例えばロールコート法、バーコート法、スピンコ
ート法、スリットダイコート法、スリット&スピンコー
ト法等を採用することができる。
【0033】この後、BMパターンのマスクを介して、
紫外線を照射する露光を行い、続いてアルカリ水溶液に
よりBMをパターニングする現像工程を行う。現像工程
で使用するアルカリ水溶液のアルカリ成分としては、例
えば、水酸化テトラメチルアンモニウム、水酸化テトラ
エチルアンモニウム、エタノールアミン等の有機アルカ
リ、炭酸ナトリウム、炭酸カリウムなどの無機アルカリ
等が挙げられる。これらのうち、水酸化テトラメチルア
ンモニウム、炭酸カリウムが好ましい。アルカリ成分の
濃度は0.5〜10%が好ましく、さらに好ましくは1
〜7%である。
【0034】続いて、基板に処理液を5〜30MPa、
さらに好ましくは7〜25MPaの圧力で基板上に噴射
して残渣を除去する。圧力が5MPa未満であると十分
に残渣が除去されず、一方30MPaを越えると基板が
破損したり、BM層が剥離したりするので好ましくな
い。
【0035】噴射する処理液としては純水、界面活性剤
の0.01〜10%水溶液、前記したアルカリ成分の
0.01〜2%水溶液等が挙げられるが、これらのうち
純水が特に好ましい。
【0036】処理液を5〜30MPaの圧力で基板上に
噴射する方法としては、例えば図1に示すように、処理
液を高圧ポンプ1で加圧し、0.1〜10μmのフィル
タ2で濾過してノズル3から噴射する方法が挙げられ
る。この時、処理液の噴射圧力を圧力計4で計測するこ
とが好ましい。
【0037】高圧ポンプは従来公知の、例えばギア式ポ
ンプ、ダイヤフラム式ポンプ、渦巻式ポンプ、ロータリ
ー式ポンプ、プランジャー式ポンプ等を採用することが
できる。
【0038】ノズルのスプレーパターンは従来公知の直
進形スプレー、扇形スプレー、円錐形スプレー等を採用
することができる。スプレー角度は特に限定されない
が、10〜120deg.が好ましく、さらに好ましく
は20〜100deg.である。ノズルから噴射する処
理液の平均粒径は、パターンへのダメージ抑制や残渣除
去性の点から5〜500μmが好ましく、さらに好まし
くは10〜300μmである。さらに基板全体にわたっ
て均一に残渣を除去する目的で、ノズルを基板に対して
相対的に移動させることがより好ましい。
【0039】以上のような現像工程の後、BM層上に残
存するフォトレジスト膜を有機溶剤で剥離し、さらに基
板をオーブンまたはホットプレートで180〜340
℃、さらに好ましくは200〜320℃に加熱してBM
層を硬化させる。こうして、基板上にBM層が形成され
る。
【0040】以上のような現像工程の後、BM層上に残
存するフォトレジスト膜を有機溶剤で剥離し、さらに基
板をオーブンまたはホットプレートで180〜340
℃、さらに好ましくは200〜320℃に加熱してBM
層を硬化させる。こうして、基板上にBM層が形成され
る。
【0041】続いて、BM層工程と基本的に同様の工程
を3回繰り返すことにより、BM層の開口部にR着色
層、G着色層およびB着色層を形成する。この際、BM
工程で行った残渣除去処理を、R、G及びB着色層の現
像工程全てで行ってもよいし、必要によりいずれか2工
程、あるいはいずれか1工程のみ行ってもよい。
【0042】さらに、R、GおよびB着色層の上にオー
バーコート層を設ける必要がある場合には、オーバーコ
ート剤を前記した方法により塗布し、オーブンまたはホ
ットプレートにより基板を50〜180℃、さらに好ま
しくは70〜160℃に加熱してのセミキュア、および
180〜340℃、さらに好ましくは200〜320℃
に加熱しての硬化を行う。この時点で、共通電極となる
透明電極を必要としないIPS方式のカラーフィルタで
は、製造が完了する。一方、IPS方式以外のカラーフ
ィルタでは、オーバーコート層の上に透明電極を設け、
製造が完了する。
【0043】
【実施例】以下、本発明を実施例により詳説する。な
お、本発明における測定は以下の方法により行った。 (1)基板上の残渣個数 図2はカラーフィルタ基板の一例を示す概略図である。
(A)は1枚の基板に2面のカラーフィルタパターン5
a、5bが、(B)は4面のカラーフィルタパターン5
c〜5fが形成された例である。基板上でカラーフィル
タパターンが形成されていない6a〜6dの4箇所につ
いて、走査型電子顕微鏡(SEM)または透過型電子顕
微鏡(TEM)により、基板上の残渣を20000倍で
写真撮影する。得られた写真から、任意に4μm×4μ
mの領域を選択し、この領域内にある面積相当粒子径が
0.05μm以上の残渣個数を数える。この数を16で
除して1μm2 あたりの残渣個数を求める。以上を5a
〜5dの4箇所の写真それぞれについて求め、これらの
平均を1μm2 あたりの残渣個数とした。 (2)着色層、オーバーコート層の密着性 JIS 5400(1990)に規定された方法によ
り、カラーフィルタの着色層またはオーバーコート層の
剥離試験を行い、剥離面積を光学顕微鏡で求める。この
結果から、以下の基準で密着性を評価し、1級以上をを
合格とした。
【0044】 剥離が全くなし …………………………1級 面積1%未満の剥離が認められる ……2級 面積1%以上の剥離が認められる ……3級 実施例1 幅360×長さ465×厚さ0.7mmの無アルカリガ
ラス基板(コーニングジャパン製、#1737)に、カ
ーボンブラックと非感光性ポリイミド樹脂を有機溶媒に
分散させたブラックペーストをスピンコータにより塗布
した。ついで、オーブンによりガラス基板を120℃に
加熱しブラックペースト中の有機溶剤を乾燥させた後、
ポジ型フォトレジストをスピンコータで塗布し90℃に
加熱してプリベークを行った。さらにBMパターンのフ
ォトマスクを介して超高圧水銀灯により露光量100m
J/cm2 の紫外線を照射した。
【0045】その後、水酸化テトラメチルアンモニウム
(TMAH)の2.3%水溶液により、BMパターンを
形成する現像を行った。図3は現像装置の側面概略図で
ある。基板7aをローラー8で搬送しながら現像槽9に
浸漬して、ポジ型フォトレジストの現像とブラックペー
ストのエッチングを同時に行い、BMパターンを形成し
た。続いて、基板7aを高圧スプレー10が設置された
残渣処理室11に搬送した。この残渣処理室11で、基
板7aに高圧スプレー10から純水を噴射して、ブラッ
クペーストの残渣を除去した。この時、プランジャ式ポ
ンプ13で加圧される純水圧力を、圧力計12で計測し
て15MPaとなるようにした。なお、14は耐圧フィ
ルタである。
【0046】図4に高圧スプレー10を、拡大して示し
た。加圧された純水が流れるパイプ15に設置されたノ
ズル16のスプレーパターンは扇形スプレー、噴射角度
θは70deg、噴射距離は100mmとした。また、
パイプ15を、図示しない機構により基板7bの搬送方
向と直交方向にストローク50mm、周期120回/分
で揺動させた。続いて、基板7aを純水シャワー17が
設置された水洗室18に搬送し、水洗リンスを行った。
最後に基板7aをエアナイフ19に搬送して、基板表面
及び裏面の水を除去し現像工程を完了した。
【0047】この後、BMパターン上に残存しているレ
ジストを有機溶剤により剥離したうえで、ガラス基板を
オーブンで280℃に加熱してパターンの硬化を行っ
た。
【0048】次に、BM層と同様の工程でR、G及びB
着色層を、BM層の開口部上に順次形成した。この時、
各着色層の現像工程で、BM層の場合と同様の方法で基
板上の残渣を除去した。さらにBM、R、G及びB着色
層上にポリイミド樹脂オーバーコート剤をスピンコータ
により塗布し、オーブンにより140℃に加熱してセミ
キュアを行った後、さらにオーブンで280℃に加熱し
オーバーコート層を形成した。この後、ITO電極をス
パッタリングにより形成した。得られたカラーフィルタ
基板上の残渣個数をTEMで測定したところ1個/μm
2 であり、また密着性は1級であった。 比較例1 BM層、R、G及びB着色層の現像工程で、高圧スプレ
ーによる残渣除去を行う代わりに、パイプシャワーによ
る純水洗浄を行う以外は実施例1と同様にカラーフィル
タを製造した。得られたカラーフィルタ基板上の残渣個
数をTEMで測定したところ21個/μm2 であり、密
着性は3級であった。 実施例2 オーバーコート層を形成せず、BM層、R、G及びB着
色層上にITO電極をスパッタリングにより形成する以
外は、実施例1と同様にカラーフィルタを製造した。得
られたカラーフィルタ基板上の残渣個数をSEMで測定
したところ2個/μm2 であり、密着性は1級であっ
た。 実施例3 ITO電極を形成しない以外は、実施例1と同様にカラ
ーフィルタを製造した。得られたカラーフィルタ基板上
の残渣個数をTEMで測定したところ1個/μm2 であ
り、密着性は1級であった。 実施例4 現像工程での高圧スプレーによる残渣除去で、パイプ1
5を揺動させない以外は、実施例1と同様にカラーフィ
ルタを製造した。得られたカラーフィルタ基板上の残渣
個数をTEMで測定したところ3個/μm2 であり、ま
た密着性は1級であった。 比較例2 現像工程での高圧スプレーによる残渣除去で、純水の噴
射圧力を1MPaとする以外は、実施例1と同様にカラ
ーフィルタを製造した。得られたカラーフィルタ基板上
の残渣個数をTEMで測定したところ15個/μm2
あり、また密着性は2級であった。
【0049】
【発明の効果】基板上にカラーレジストやカラーペース
トの残渣が残存せず、着色層やオーバーコート層の密着
性に優れた液晶ディスプレイ用カラーフィルタが得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】処理液の高圧スプレー機構の一例を示す概略図
である。
【図2】カラーフィルタ基板の一例を示す概略図であ
る。
【図3】現像装置の一例を示す側面概略図である。
【図4】高圧スプレーの一例を示す拡大図である。
【符号の説明】 1:高圧ポンプ 2:フィルタ 3:ノズル 4:圧力計 5:カラーフィルタパターン 6:電子顕微鏡撮影箇所 7:基板 8:ローラー 9:現像槽 10:高圧スプレー 11:残渣処理室 12:圧力計 13:プランジャ式ポンプ 14:耐圧フィルタ 15:パイプ 16:ノズル 17:純水シャワー 18:水洗室 19:エアナイフ
フロントページの続き Fターム(参考) 2H048 BA11 BA43 BA45 BA47 BA48 BB01 BB14 BB37 BB44 2H091 FA02Y FA35Y FB02 FB08 FC01 FC02 FC22 GA01 GA03 GA13 GA16 LA01 LA12 2H096 AA28 AA30 BA09 GA08 HA17 HA30 5C094 AA31 AA42 AA43 AA55 BA03 BA43 CA19 CA24 DA13 EB02 ED03 FB01 GB10 JA08 JA20

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板上に形成されたブラックマトリックス
    層と、該ブラックマトリックス層上に形成された着色層
    と、前記ブラックマトリックス層及び着色層を覆うよう
    にオーバーコート層が設けられ、かつ該オーバーコート
    層上に透明電極層が設けられた液晶ディスプレイ用カラ
    ーフィルタにおいて、基板上に残存する粒子径0.05
    μm以上の残渣個数が10個以下/μm2 であることを
    特徴とする液晶ディスプレイ用カラーフィルタ。
  2. 【請求項2】基板上に形成されたブラックマトリックス
    層と、該ブラックマトリックス層上に形成された着色層
    と、前記ブラックマトリックス層及び着色層を覆うよう
    に透明電極層が設けられた液晶ディスプレイ用カラーフ
    ィルタにおいて、基板上に残存する粒子径0.05μm
    以上の残渣個数が10個以下/μm2 であることを特徴
    とする液晶ディスプレイ用カラーフィルタ。
  3. 【請求項3】基板上に形成されたブラックマトリックス
    層と、該ブラックマトリックス層上に形成された着色層
    と、前記ブラックマトリックス層及び着色層を覆うよう
    にオーバーコート層が設けられた液晶ディスプレイ用カ
    ラーフィルタにおいて、基板上に残存する粒子径0.0
    5μm以上の残渣個数が10個以下/μm2 であること
    を特徴とする液晶ディスプレイ用カラーフィルタ。
  4. 【請求項4】着色層が非感光性ポリイミド樹脂からなる
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の液晶
    ディスプレイ用カラーフィルタ。
  5. 【請求項5】ブラックマトリックス層が非感光性ポリイ
    ミド樹脂からなることを特徴とする請求項1〜4のいず
    れかに記載の液晶ディスプレイ用カラーフィルタ。
  6. 【請求項6】ブラックマトリックス層および/または着
    色層をアルカリ水溶液で現像パターン形成した後、5〜
    30MPaの圧力で処理液を基板上に噴射し、基板上の
    残渣を除去することを特徴とする液晶ディスプレイ用カ
    ラーフィルタの製造方法。
  7. 【請求項7】処理液を噴射する機構を、基板に対して相
    対的に移動させることを特徴とする請求項6に記載のカ
    ラーフィルタの製造方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007193029A (ja) * 2006-01-18 2007-08-02 Sumitomo Chemical Co Ltd カラーフィルタ及びその製造方法
JP2007293090A (ja) * 2006-04-26 2007-11-08 Toppan Printing Co Ltd カラーフィルタの製造方法及びカラーフィルタ
JP2009145800A (ja) * 2007-12-18 2009-07-02 Toray Ind Inc 液晶表示装置用カラーフィルタ基板の製造方法
JP2012169556A (ja) * 2011-02-16 2012-09-06 Fujifilm Corp 遮光膜及びその製造方法、並びに固体撮像素子

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