JP2000338154A - 反射型光変調器及び電界測定装置 - Google Patents

反射型光変調器及び電界測定装置

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JP2000338154A
JP2000338154A JP11166542A JP16654299A JP2000338154A JP 2000338154 A JP2000338154 A JP 2000338154A JP 11166542 A JP11166542 A JP 11166542A JP 16654299 A JP16654299 A JP 16654299A JP 2000338154 A JP2000338154 A JP 2000338154A
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light
waveguide
reflection type
optical modulator
type optical
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JP11166542A
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English (en)
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Yasuhiko Takeda
康彦 竹田
Tadashi Ichikawa
正 市川
Hiroshi Ito
伊藤  博
Tomomi Motohiro
友美 元廣
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Original Assignee
Toyota Central R&D Labs Inc
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  • Optical Modulation, Optical Deflection, Nonlinear Optics, Optical Demodulation, Optical Logic Elements (AREA)
  • Measuring Instrument Details And Bridges, And Automatic Balancing Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成でかつ変調信号を容易に利用する
ことができる反射型光変調器及び電界測定装置を得る。 【解決手段】 反射型光変調器で、例えば光学的異方性
を有する基板32の端面と反射膜74の間に、複屈折膜
72を蒸着し挟み込んだ構造にする。複屈折膜72は1
/4波長板として機能する。このような反射型光変調器
は、1/4波長板を有する反射型光変調器への入射部分
での偏波状態が変化したときの、変調効率の変動範囲
が、1/4波長板による位相差に5%の誤差があって
も、実用的範囲内にある。これにより、偏波面保存ファ
イバを用いることなく、安価な単一モードファイバを用
いて反射型光変調器を構成できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、反射型光変調器及
び電界測定装置にかかり、特に、ファイバにより導入さ
れ一方に向かって伝播される光をその光と逆方向に向か
うように反射して伝播してファイバにより導出する反射
型光変調器及び反射型光変調器を用いて電界を測定する
電界測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自然界の物理量として電界や電圧等を計
測する測定装置が知られているが、例えば電界を計測す
る場合、測定装置自体により測定場の被測定電界を乱す
ことがあり、正確な計測には測定場の被測定電界を乱す
ことなく電界強度を計測する装置を必要とする。この測
定場の被測定電界を乱すことがないものとして、基板上
に形成された導波路内を伝播する光を変調する導波型光
変調器を、内部で光が反射される反射型に形成する反射
型光変調器が知られている。
【0003】図13には、反射型光変調器の一例を示し
た。反射型光変調器55は、基板32を備えており、そ
の基板32上には導波路34が設けられている。この導
波路34の一端は偏波面保存ファイバ(以下、PMFと
いう)30に結合される。導波路34の他端は分岐合波
部36に連続し、分岐合波部36は基板32上に設けら
れた導波路38、40の一端に連続している。導波路3
8、40の他端には反射部42が設けられている。ま
た、導波路38、40上の各々には電極44、46が装
荷されている。
【0004】この反射型光変調器55は、Z−cut
LiNbO3基板32上にTi拡散により導波路を形成
し、導波路上に保護層を挟んで電極を形成し、反射膜
(反射部42)を蒸着することにより形成することがで
きる。これにより、PFM30を伝播して入射された光
はY分岐部36で分岐され、各々反射部42で反射され
た後に再び合波され、PMF30に戻る。このとき、電
極44に電圧が印加されると、LiNbO3のもつ電気
光学効果により、2つの導波路間に光路長の差(即ち位
相差)が生じ、その結果、Y分岐部36での合波・干渉
の状態が変化して、PMF30に戻る出力光の強度が変
化する。すなわち、この反射型光変調器55はマッハツ
ェンダ型干渉器となっている。
【0005】上記反射型光変調器をセンサとして遠隔に
配置し、反射型光変調器における変調作用を利用すれば
電界や電圧を計測することができる。図14には、上記
反射型光変調器55を電界測定装置のセンサとして用い
た一例を示した。電界測定装置100は、計測部52、
伝搬部54、及びセンサ部56から構成される。計測部
52はスーパールミネッセントダイオード等の光源10
を備えており、光源10の射出側にはコリメートレンズ
20、ビームスプリッタ(以下、BSという)12、レ
ンズ22、及びPMF26が順に配設されている。な
お、BS12の反射側にはレンズ24及び光検出器16
が順に配設されている。光検出器16の出力側はアンプ
18を介して端子Tgに接続されている。
【0006】伝搬部54は、PMF28、30からな
り、各々は偏波面が保存されて伝播されるようにカップ
リングされ、一端が光源10からの光が至るPMF26
の端部にカップリングされている。センサ部56は、上
記の反射型反射型光変調器55と同様の構成であり、異
なる部分は、導波路38、40上の各々に装荷される電
極44、46に、ダイポールアンテナ48、50が接続
されていることである。
【0007】この電界測定装置100では、光源10の
出射光がBS12を透過し、レンズ22で集束され、P
MF26に入射され、PMF28、30を介してセンサ
部56まで伝播される。センサ部56に伝播された光
は、導波路34、分岐合波部36、及び導波路38、4
0を伝播して反射部42で反射され、PMF30へ戻さ
れる。このセンサ部56では、周囲の電界強度に応じて
伝播される光が強度変調される。すなわち、電極44、
46には被測定物理量(電界)に対応する電圧が印加さ
れ、この印加電圧により電気光学効果を生起して、導波
路38、40を透過する各々の光に位相差が生じ、分岐
合波部36において合波されてPMF30へ戻された光
は、強度変調光となる。この強度変調光は、PMFを介
して、BS12で反射され、光検出器16に入射され
る。
【0008】このように、強度変調光の変動検出によ
り、被測定電界を乱すことなく電界強度を測定すること
ができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
反射型光変調器を用いるためには、偏波面保存ファイバ
を用いなければならない。これは、光導波路を伝播する
光波の偏波面が基板に垂直な場合(TMモード)と平行
な場合(TEモード)とでは、対応する電気光学定数
(TMモードに対してr33、TEモードに対してr13
の値が異なるため、変調特性が偏波状態に依存するため
である。
【0010】このため、PMFを用いずにシングルモー
ドファイバ(以下、SMFという)を採用すると、セン
サに入射される光の偏光状態が変動するため、センサ感
度が変動する。
【0011】ところで、一般的に、PMFは高価であ
り、その周辺処理(例えば、コネクタ処理)を含めると
装置全体のコストが上昇することになる。これを解消す
るため、変調特性が偏波状態に依存しないものの一例と
して、X―cut基板を用い、Z−伝播とする技術(J.
Hauden,H. Porte and J.-P.Goedgebuer,IEEE J.Quantm
Electron.30,2325(1994))が提案されている。ところ
が、X―cut基板は導波路の導波損失が、Z―cut
基板の場合に比べて大きく、LiNb03の最も大きい
電気光学定数r33を利用することができない。すなわち
感度が低くなり、実用的ではない。
【0012】他の例として、導波路の途中に1/4波長
板を挿入する(H.Okayama,a.Matoba,R. Shibuya and T.I
shida,Electron. Lett. 24, 960(1988), H. Takahashi,
Y.Hibino and I. Nishi, Opt. Lett. 17, 499(199
2))、または反射型の素子の場合、反射端面に1/4波
長板を貼り付ける(H.Okayama,M.Kawahara and T.Kamijo
h,J. Lightwave Technol.14,985(1996))技術が提案され
ているが、作製プロセスが複雑であり、高コストにな
る。
【0013】さらに他の例として、変調器の手前に偏光
解消板と偏光子を設ける技術が提案されているが(特開
平8−68818号公報参照)、この技術も作製プロセ
スが複雑であり、高コストになる。
【0014】本発明は、上記事実を考慮して、簡単な構
成でかつ変調信号を容易に利用することができる反射型
光変調器及び電界測定装置を得ることが目的である。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の反射型光変調器は、単一モードで光を伝播さ
せる単一モードファイバと、前記単一モードファイバに
結合されると共に、光を伝播させる第1導波路部と、各
々光変調するための電極が設けられかつ、前記第1導波
路部から分岐した複数本の第2導波路部と、前記第2導
波路部の前記第1導波路部から分岐した端部に設けられ
かつ、前記第2導波路部の各々からの光を反射する反射
部、及び該反射部の反射側に形成されて透過する光に対
して1/4波長板として機能するように複屈折膜が形成
された薄膜部、からなる薄膜反射部と、を備えている。
【0016】前記第2導波路部は、該第2導波路部を伝
播する光波の偏波面の違いにより、対応する電気光学定
数の値が異なるものを使用することができる。また、前
記第2導波路部は、光学異方性を有する基板上に形成す
ることができる。以下の説明では、前記第2導波路部と
して、Z−cut LiNbO3基板上に第2導波路部
が形成されている場合を想定し、説明する。LiNbO
3基板上は、光学異方性を有しており、また、Z−cu
t LiNbO3基板上に形成した導波路は、伝播する
光波の偏波面の違いにより、電気光学定数の値が異なる
ものである。
【0017】発明者等は、1/4波長板を有する反射型
光変調器への入射部分での偏波状態の変化に対する出力
変化を検討し、実際に反射型光変調器を作製する際は、
例えば薄膜部の膜厚を形成するときに5%程度の誤差が
あることを考慮するという観点から、1/4波長板によ
る位相差の誤差があるときの偏波状態の変化に対する出
力変動について、1/4波長板による位相差に5%の誤
差があっても、偏波状態の変化に対する出力変動の範囲
は±4.4%であり、充分に実用的である反射型光変調
器を見出した。これにより、偏波面保存ファイバを用い
ることなく、安価な単一モードファイバを用いて反射型
光変調器を構成することを可能とする本発明に至った。
【0018】本発明では、第1導波路部は、単一モード
で光を伝播させる単一モードファイバに結合されてい
る。光源部から単一モードファイバを経由して第1導波
路に入射された光は、これを伝播した後分岐されて複数
の第2導波路部を伝播する。ここで、便宜上、複数の第
2導波路部を、導波路a,導波路bとする。なお、本発
明は、この導波路a,導波路bの2本に限定されるもの
ではなく、3本以上の導波路であってもよい。この際に
電極に電圧が印加されると電気光学効果により導波路の
屈折率が変化し、その結果薄膜反射部に達した光は導波
路aを伝播したものと導波路bを伝播したものとの間に
位相差が生じる。薄膜反射部には1/4波長板として機
能する複屈折膜が、その光学軸が基板の法線に対して4
5度傾くように形成されている。分岐点側から伝播され
る光は、薄膜反射部で反射される際、反射の前後で複屈
折膜を2回透過し、TE成分はTM光に、TM成分はT
E光にそれぞれ変換される。その後、再び第2導波路部
を伝播し、電圧印加による位相差が生じ、分岐部に達し
て合波・干渉し、第1導波路部、単一モードファイバを
伝播して受光部へ至る。
【0019】この際、複屈折膜の効果により、分岐後の
光のうちTE成分は、分岐部から薄膜反射部へ至る間に
TE光に対応する電気光学定数r13に比例した大きさの
位相差が生じるが、薄膜反射部でTM光に変換されるた
め、薄膜反射部から分岐部へ至る間にTM光に対応する
電気光学定数r33に比例した大きさの位相差が生じ、合
計で(r13+r33)に比例した大きさの位相差が生じ
る。一方、分岐後の光のうちTM成分は、分岐部から薄
膜反射部へ至る間に電気光学定数r33に比例した大きさ
の位相差が生じ、薄膜反射部から分岐部へ至る間に電気
光学定数r13に比例した大きさの位相差が生じ、合計で
やはり(r13+r33)に比例した大きさの位相差が生じ
る。すなわち、変調器に入射する光の偏光状態にかかわ
らず、(r 13+r33)に比例した大きさの位相差が生じ
る。従って、変調器に入射する光の偏光状態が変化して
も、変調特性は変化しないため、より安価な単一モード
ファイバを用いて、簡単な構成でかつ変調信号を容易に
利用することができる反射型光変調器を得ることができ
る。
【0020】前記複屈折膜は、斜め蒸着により形成する
ことができる。この複屈折膜は、例えば、Ta25等の
斜め蒸着によって形成することができる。この斜め蒸着
による複屈折膜は、その光学軸は反射型光変調器の基板
の法線に対して45度傾くように蒸着すると共に、その
膜厚を、透過する光の光学軸方向の偏光とそれに直角方
向の偏光との位相差がπ/2となるように、すなわち1
/4波長板として機能するように設定する。これによ
り、複屈折膜を2回通過することにより、TE光はTM
光に変換されかつTM光はTE光に変換される。
【0021】前記反射部は、金属蒸着により形成するこ
とができる。このように、薄膜反射部の反射部を、金属
蒸着により形成することによって、薄膜反射部は、複屈
折膜により形成される1/4波長板と反射膜とからなる
簡単な2層構造で形成することができる。
【0022】本発明の電界測定装置は、前記反射型光変
調器と、前記単一モードファイバの前記第1導波路部側
との対向側に結合されかつ光を出射する出射手段、及び
光の特性を検出する検出手段を含んで構成した光学手段
と、を備えている。
【0023】上記のように、反射型光変調器は、より安
価な単一モードファイバを用いて変調信号を容易に得る
ことができるので、簡単な構成でかつ、より安価な電界
測定装置を得ることができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態の一例を詳細に説明する。本実施の形態は、反
射型光変調器を用いた電界センサを有する電界測定装置
に本発明を適用したものである。なお、以下の説明で
は、光が伝播する光軸方向をx軸とし、サジタル方向を
y軸とし、メリディオナル方向をz軸とした3次元空間
での方向を用いて説明する。
【0025】図2に示すように、本実施の形態の反射型
光変調器を電界センサに用いた電界測定装置102は、
計測部53、及び単一モードファイバであるSMF29
が連結され、かつ光集積回路で構成されるセンサ部57
から構成される。計測部53はスーパールミネッセント
ダイオード等のCW発振で用いる光源10を備えてお
り、光源10の射出側にはコリメートレンズ20、ビー
ムスプリッタ(以下、BSという)12、レンズ22、
及びSMF27が順に配設されている。BS12の反射
側にはレンズ24及び光検出器16が順に配設されてい
る。光検出器16には、検出した光強度に応じた信号を
増幅して端子Tgへ出力するためのアンプ18が接続さ
れている。
【0026】計測部53には、SMF29の一端が光源
10からの光が至るSMF27の端部にカップリングさ
れている。
【0027】本実施の形態では光源10として1.3μ
m帯の波長域で発光するスーパールミネッセントダイオ
ードをCW発振で用いている。この光源10は、1.3
μm帯の波長域で発振するスーパールミネッセントダイ
オードに限定されるものではなく、0.8μ帯で発振す
るスーパールミネッセントダイオードを用いてもよく、
また、光源として半導体レーザを用いてもよく、He−
Neレーザ等の気体レーザを用いてもよく、さらに、他
の種類の光源を用いても良い。また、光検出器16はフ
ォトダイオードを用いている。
【0028】センサ部57は、図1に示す反射型光変調
器にSMF29が連結されて構成され、導波路34、3
8、40が設けられた基板32に、反射部43が装着さ
れている。この基板32はZ−cut LiNbO3
形成され、導波路はTi拡散によって形成されている。
また、この反射部43は、複屈折膜72と光反射膜74
とから構成されている。従って、導波路38、40を伝
播した各光は複屈折膜72を透過して光反射膜74で反
射され、再度、複屈折膜72を透過して導波路38、4
0に戻される。なお、センサ部57の基板32には、溝
33が形成されている。
【0029】複屈折膜72は、後述するように、例えば
Ta25等の斜め蒸着によって形成される。斜め蒸着に
よる複屈折膜72の光学軸は光変調器(光集積回路)の
基板32の法線に対して45度傾くように蒸着されてい
る(詳細は後述)。また、複屈折膜72の膜厚は、複屈
折膜72を透過する光の光学軸方向の偏光とそれに直角
方向の偏光との位相差がπ/2となる、すなわち1/4
波長板として機能するように設定されている。また、光
反射膜74は一般的にはAu,Ag,Al等の金属薄膜
を蒸着した従来と同様の金属薄膜の反射膜で形成されて
いる。
【0030】次に、本実施の形態のセンサ部57の作製
方法について説明する。図3には、本実施の形態のセン
サ部57である、複屈折膜72と光反射膜74とを有す
る反射側光変調器の作製プロセスを示した。まず最初の
工程として、図3の工程200では、Ti拡散導波路及
び保護層(SiO2)を形成する。具体的には、レジス
トパターンを形成し、Tiをスパッタ成膜し(50n
m)、リストオフし、Ti熱拡散し(O2環境下で10
25°C、8時間)、SiO2をスパッタ成膜する(3
00nm)。
【0031】導波路等が形成されると、次の工程210
において電極を形成する。この工程210では、Crを
電子ビーム蒸着(30nm)した後に、Alを電子ビー
ム蒸着(1μm)する。次の工程220では、反射側光
変調器の入射端面及び反射端面を形成する。この工程2
20では、切断器であるダイシングソーにより所定の深
さとなるよう切削を限定して溝33を形成する(レジン
ブレード 200μmt、深さ0.1mm)と共に、入
射端面及び反射端面を切断により形成する。
【0032】次の工程230では、ファイバ接合と共に
アライメント用のV溝を形成する。この工程230で
は、KrFエキシマレーザアブレーションで、0.13
mm角のひし形マスクを透過後、1/10に縮小して照
射及び走査することにより形成する。次の工程240で
は、1/4波長板すなわち複屈折膜72を形成する。こ
の工程240では、後述するようにTa25を2方向か
ら交互に電子ビーム蒸着(8.1μm)する。その後、
熱処理(O2環境下で250°C、2時間)を行う。次
の工程250では、端面の反射膜すなわち光反射膜74
を形成する。この工程250では、Auを電子ビーム蒸
着(300nm)する。
【0033】次に、本実施の形態のセンサ部57で用い
る複屈折膜72としての斜め蒸着膜の形成について説明
する。
【0034】複屈折膜72は、1/4波長板として機能
するが、この1/4波長板を形成する際の蒸着材料は、
信号光に対して透明な物質であればよく、屈折率が大き
いTa25、WO3、CeO2等を用いることが好まし
い。蒸着方法としては、特に制限はなく、抵抗加熱、電
子ビーム加熱、スパッタ法等を用いることができる。
【0035】本実施の形態において、蒸着方向は、図4
に示すように、平面S内にあり、直線qと角度ωをなす
2方向Qa,Qbに設定した。図4では、平面Tは反射
面(yz面)を含む面を示し、平面Sは光波の進行方向
(x軸)を含みかつ基板法線(z軸)と角度ψ(本実施
の形態では、ψ=45°)をなす面を示し、直線qは平
面Sと平面Tの交線を示した。角度ωの値としては、5
°〜30°程度が望ましく、本実施の形態ではω=20
°に設定されている。蒸着の際の基板温度は蒸着物質の
融点の1/3以下とすることが好ましいが、通常は室温
で行うことができる。
【0036】本実施の形態の複屈折膜72は、Ta25
を電子ビーム蒸着により上記の2方向Qa,Qbを交互
に行い8.1μm成膜した。この膜は酸素欠陥のために
茶褐色に着色しているので、透明度を増加させるため、
酸素雰囲気下において250°Cで2時間熱処理した。
図5には、2方向Qa,Qbで交互に蒸着した膜の状態
を示した。本実施の形態では、2方向Qa,Qbで交互
に蒸着して4層構造の複屈折膜72を形成した。この交
互の蒸着により、複屈折膜72は、基板32側から膜7
1,722,723,724の順に形成される。なお、本
実施の形態では、光学特性の評価のために、ガラス基板
上にも複屈折膜72を形成した。以上のようにして、透
明な1/4波長板を得た。
【0037】上記のようにして複屈折膜72を形成した
後には、Auを電子ビーム蒸着により300nm成膜す
ることによって、光反射膜74を形成した。このように
して、反射部43として基板32の端面に複屈折膜72
及び光反射膜74からなる多層反射膜を形成した。
【0038】次に、本実施の形態の電界測定装置の作動
を説明する。光源10から出射された光はBS12へ照
射される。BS12を透過した光は、レンズ22により
集束されSMF27、29を介してセンサ部57まで伝
播される。本実施の形態では、SMFを用いているた
め、SMFの曲げ状態や温度の変動によって、センサ部
57である光集積回路の導波路に伝播された光の偏光状
態(例えば偏波面)が変動する。
【0039】導波路34を伝播した光は、分岐合波部3
6において導波路38、40に分岐される。これら導波
路38、40には変調のための電極44、46が装荷さ
れており、電極44、46の各々には被測定物理量(電
界)に対応する電圧が、すなわちトランスジューサであ
るダイポールアンテナ48、50によって変換された電
圧が印加される。この印加された電圧により電気光学効
果を生起して、導波路38、40の各々を伝播する各々
の光の間に位相差が生じる。導波路38、40を透過し
た各光は端面に至り、複屈折膜72と光反射膜74より
なる反射部43で反射されて戻される。
【0040】光導波路を伝播してきた光は複屈折膜72
及び光反射膜74の2層膜で反射されて戻るとき、1/
4波長板として機能する複屈折膜72を往路と復路とで
2回通過する。この結果、TE光はTM光に変換されか
つTM光はTE光に変換され、往路と同一経路をたどり
戻ることになる。導波路38、40の各々を戻ってきた
光は分岐合波部36で合波され、互いが干渉することに
より位相差は強度変化に変換される。このようにして被
測定電界は電極44、46の印加電圧、導波路38、4
0を伝播する光の位相差によって、光強度変化に変換さ
れる。従って、この光強度変化は電界の変化に対応す
る。合波された光は、強度変調された光である信号光と
なる。
【0041】この信号光は、再び、導波路34、SMF
29、27を透過し、BS12に戻される。反射された
信号光は光検出器16により光電変換され電気信号とな
る。この電気信号を測定することにより、センサ部57
が置かれた場所の電界が測定される。
【0042】このように、本実施の形態では、反射型光
変調器の反射端面と反射膜の間に、Ta25等の斜め蒸
着によって複屈折膜を蒸着し、挟み込んだ構造とし、こ
れに、入出力光が伝搬する光ファイバとして、シングル
モードファイバを接続している。蒸着方向は、この複屈
折膜の光学軸が光変調器の光学軸に対して45°傾くよ
うに調節する。膜厚は、この薄膜を透過する際の光波の
光学軸方向の偏光とそれに直角方向の偏光との位相差が
π/2、すなわち1/4波長板になるように調節する。
光変調器を伝播してきた光波はこの複屈折膜/反射膜で
反射して戻るとき、1/4波長板を2回通過することに
より、合計でπの位相差が生じる。
【0043】従って、本実施の形態によれば、反射型光
変調器の端面反射膜を、複屈折膜による1/4波長板と
反射膜の構造にすることにより、SMFを用いてセンサ
に入射される光の偏光状態が変動しても、センサ感度の
変動を抑制させることができる。
【0044】次に、本実施の形態の電界測定装置に用い
たセンサ部57である反射型光変調器の有効性について
説明する。本発明者等は、本実施の形態の反射型光変調
器への入射部分での偏波状態の変化に対する反射型光変
調器の出力変化を検討した。上記構成の端面1/4波長
板付反射型光変調器を電界センサとして用いる場合、斜
め蒸着で形成した複屈折膜すなわち1/4波長板による
位相差がπ/2のときは、センサ感度が偏波状態に依存
しないことが想定されるが、実際に1/4波長板として
機能するように薄膜を作製する場合、例えば形成される
膜厚を水晶振動子式膜厚センサを用いて制御する場合、
一般的に5%程度の膜厚の誤差を避けることができな
い。そこで、本発明者等は、1/4波長板による位相差
がπ/2からずれたときのセンサ感度の変動を求めた。
ここでは、反射型光変調器の入射光と出射光との関係
は、以下の(1)式で表すことができる。なお、(1)
式上の表記の対応関係を図6に示す。
【0045】
【数1】
【0046】上記の(1)式にしたがって計算し、図7
に示す結果を得た。また、主な計算結果を次の表1に示
した。
【0047】
【表1】
【0048】図7及び表1から理解されるように、1/
4波長板による位相差に5%の誤差があった場合でも、
センサの感度変動の範囲は±4.4%であり、充分に実
用的である、という結果を得た。
【0049】図8には、上記反射型光変調器を、上記の
工程にしたがって作製し、1/4波長板として機能する
複屈折膜である、Ta25による斜め蒸着膜を光が透過
する際の位相差の測定実験の方法及びその結果を示し
た。この測定実験では、波長1.3μmの半導体レーザ
(図8のLD)から出射されたTMモードの光を、偏波
面保存ファイバ(図8のPMF)を介して導波路センサ
(図8のsensor)に入射させる。この導波路センサは反
射膜が形成されておらず、端面で透過される。透過され
た光は、偏光板(図8のP)を介して検出器(図8のP
D)で受光される。このとき、偏光板(図8のP)を回
転させ、受光された光強度に応じた信号を出力信号とし
て採取した。この測定結果から、波長1.3μmでの位
相差が94°で、設定値(90°)からの誤差が4%で
あることを得た。
【0050】図9には、上記反射型光変調器に入射する
光の偏波状態を波長板と偏光板を用いて変化させたとき
の、センサ感度変動の測定実験のシステム構成を示し、
図10には測定結果を示した。この測定実験では、波長
1.3μmの半導体レーザ(図9のLD)から出射され
た光を、第1の1/4波長板(図9のQ1)、偏光板
(図9のP)、第2の1/4波長板(図9のQ2)及び
ビームスプリッタ(図8のBS)を順に透過させ、偏波
面保存ファイバ(図9のPMF)を介して導波路センサ
(図8のsensor)に入射させる。
【0051】従って、半導体レーザLDから出射された
直線偏光の光は、第1の1/4波長板Q1により円偏光
にされる。その後通過する偏光板Pと第2の1/4波長
板Q2の主軸方向を回転させることで、第2の1/4波
長板Q2から出射される光、すなわち偏波面保存ファイ
バPMFに入射される光の偏光状態を変更することがで
きる。この導波路センサでは入射光が端面で反射され、
反射光が再度偏波面保存ファイバ(図9のPMF)へ入
射され、ビームスプリッタ(図8のBS)を介して検出
器(図9のPD)で受光される。このセンサ電極部Gに
1kHzの交流電圧を印加した際の変調された受光強度
に応じた信号を出力信号として採取した。図10に示す
ように、測定結果から、感度変動の範囲は最大で±5%
であり、充分に実用的であることがわかった。図10で
は、横軸pは偏光板Pの主軸方向を示し、横軸q2は第
2の1/4波長板Q2の主軸方向を示している。
【0052】図11には、上記反射型光変調器と光源を
長さ30mの単一モードファイバを用いて接続し、上記
反射型光変調器に入射する光の偏波状態を単一モードフ
ァイバの加熱・冷却により変化させたときのセンサ感度
変動の測定実験のシステム構成を示し、図12には測定
結果を示した。この測定実験では、波長1.3μmの半
導体レーザ(図11のLD)から出射された光を長さ3
0mの単一モードファイバを経由して導波路センサ(図
11のsensor)に入射させ、反射光はファイバカ
プラ(図11のCoupler)により検出器(図11
のPD)に受光させる。ここで、単一モードファイバは
オーブン内にあり、加熱・冷却される。このセンサ電極
部Gに交流電圧発生器(図11のOs)により周波数1
kHz、電圧0.5Vrmsの交流電圧を印加した際の
変調された受光強度に応じた信号のAC成分を出力信号
として採取した。図12には、単一モードファイバの温
度変動の波形をASで示し、採取した出力信号をSSと
して示した。図12に示すように、測定結果から、感度
変動の範囲は最大で±6%であり、十分に実用的である
ことが理解される。
【0053】以上の説明から、本実施の形態の反射型光
変調器は変調特性を偏波状態に非依存として利用できる
ので、結合する光ファイバとして、高価な偏波面保存フ
ァイバを用いる必要がなく、安価な単一モードファイバ
であっても、充分に実用的であるものとなる。コスト的
な面の一例では、偏波面保存ファイバが、3,600円
/m、コネクタ処理25,000円/個であり、単一モ
ードファイバが、200円/m、コネクタ処理7,00
0円/個であるというように、コスト差が大きい。従っ
て、装置を低コストで構成することができる。特に本実
施形態の光変調器を電圧センサとして高圧送電線の監視
用として用いる等、計測器類と光変調器との距離が遠い
場合(数100m〜数km)、偏波無依存化によるコス
トダウン効果は大きいものとなる。
【0054】なお、本実施の形態では、電界センサとし
て機能する反射型光変調器を備えた電界測定装置に本発
明を適用した場合を説明したが、本発明は電界センサに
限定されるものではなく、電圧センサ、磁界センサ等の
他のセンサ用途に適用した場合も略同様に構成すること
ができる。例えば、電圧センサに適用する場合、図2の
光変調器の電極に接続したダイポールアンテナを電圧測
定点に接続するリード線や接触プローブに換えるのみで
実現可能である。また、磁界センサとして用いる場合に
は、ダイポールアンテナに代えてループアンテナを用い
ればよい。すなわち、どのような被測定物理量でも、所
定のトランスジューサを用いて電圧に変換して光変調器
の電極に接続することで、同様なセンサを構成すること
ができる。
【0055】また、本実施の形態の光検出器16はフォ
トダイオードを用いたが、光電子増倍管等の他の光検出
器を用いてもよい。また、光集積回路である反射型光変
調器として分岐干渉型光変調器を例に用いて説明した
が、他の変調器、例えば、方向性結合器型、交差型など
の光変調器も同様の構成が可能である。
【0056】本実施の形態の電界測定装置のセンサ部で
ある反射型光変調器は、金属の信号ケーブルを用いずに
電界や電圧等を計測するために反射型の光変調素子と光
ファイバ等で構成した測定装置に用いて好適である。
【0057】なお、本実施の形態は、光学異方性を有す
るLiNbO3基板を用いて説明したが、本発明は光学
異方性を有しない基板に後処理で電気光学効果を付与し
たものを用いることも可能である。
【0058】また、本実施の形態の電界測定装置のセン
サ部である反射型光変調器において、変調特性が偏波状
態に依存しない一例として、X−cut LiNbO3
基板を用い、Z−伝播とする技術が提案されている。と
ころが、Xカット基板は、Zカット基板の場合に比べて
導波路の導波損失が大きく、LiNb03の最も大きい
電気光学定数r33を利用することができないので、感度
が低くなる。一方、本実施の形態の反射型光変調器では
導波路の導波損失を小さくできると共に電気光学定数r
33を利用することができ、本実施の形態によれば、Xカ
ット基板を用いた例に比べて導波路損失を小さく、かつ
感度を高くすることができるという利点がある。
【0059】また、他の例として、導波路の途中に1/
4波長板を挿入する、または反射型の素子の場合、端面
に1/4波長板を貼り付ける技術が提案されている。こ
の例では作製プロセスが複雑で高コストになるが、本実
施の形態によれば、1/4波長板を挿入する例に比べて
反射型光変調器の作製プロセスが容易であり、低コスト
になるという利点がある。
【0060】さらに、他の例として、変調器の上流側
(入射側)に偏光解消板と偏光子を設ける技術が提案さ
れている。この例でも作製プロセスが複雑で高コストに
なるが、本実施の形態によれば、偏光解消板と偏光子を
設ける例に比べても作製プロセスが容易であり、低コス
トになるという利点がある。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように本発明の反射型光変
調器によれば、単一モードファイバと、透過光に対して
1/4波長板として機能するように複屈折膜が形成され
た薄膜部とを含んで構成するので、より安価でかつ簡単
な構成で変調信号を容易に得ることができる、という効
果がある。
【0062】また、第2導波路部を、伝播する光波の偏
波面の違いにより、対応する電気光学定数の値が異なる
ように構成すること、さらに、第2導波路部を、光学異
方性を有する基板上に形成することが可能になった。そ
のため、例えば第2導波路部をZ−cut LiNbO
3基板上に形成することが可能になった。その結果、導
波路損失を小さく、かつ感度を高くすることができる、
という効果を得ることができる。
【0063】本発明の電界測定装置は、前記反射型光変
調器と、前記単一モードファイバと、検出手段とを含ん
で構成した光学手段と、を備えているので、反射型光変
調器は、より安価な単一モードファイバを用いて変調信
号を容易に得ることができ、装置を容易に構成できか
つ、より安価な装置を得ることができる、という効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における反射型光変調器の
概略構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態における電界測定装置の概
略構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の実施の形態における反射型光変調器の
製造プロセスを示すフローチャートである。
【図4】複屈折膜の蒸着方向を説明するためのイメージ
図である。
【図5】複屈折膜の蒸着層を説明するためのイメージ図
である。
【図6】入射光の偏波状態変化に対する感度変動を模擬
を説明するための反射型光変調器の概念図である。
【図7】本実施の形態の反射型光変調器における入射光
の偏波状態と感度との間の関係を示す特性図である。
【図8】反射型光変調器の複屈折膜を透過する光の位相
差測定方法及び測定結果を示す線図である。
【図9】本実施の形態の反射型光変調器における入射光
の偏波状態と感度との間の関係を求めるための測定シス
テムの概略構成図である。
【図10】図9の測定システムによる反射型光変調器に
おける入射光の偏波状態と感度との間の関係を示す特性
図である。
【図11】本実施の形態の反射型光変調器に関係し、入
射光の偏波状態を単一モードファイバの加熱・冷却によ
り変化させたときのセンサ感度変動の測定実験システム
の概略構成図である。
【図12】図11の測定システムによる測定結果を示
し、単一モードファイバの温度変化とセンサからの出力
光強度の時間変化を示す線図である。
【図13】従来の反射型光変調器の概略構成を示すブロ
ック図である。
【図14】従来の電界測定装置の概略構成を示すブロッ
ク図である。
【符号の説明】
29 単一モードファイバ 57 センサ部 43 反射部 72 複屈折膜 74 光反射膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊藤 博 愛知県愛知郡長久手町大字長湫字横道41番 地の1 株式会社豊田中央研究所内 (72)発明者 元廣 友美 愛知県愛知郡長久手町大字長湫字横道41番 地の1 株式会社豊田中央研究所内 Fターム(参考) 2G025 AA05 AB11 AB13 2H079 AA02 AA12 BA02 BA03 CA11 DA03 EA05 EA28 KA12 KA17 KA20

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 単一モードで光を伝播させる単一モード
    ファイバと、 前記単一モードファイバに結合されると共に、光を伝播
    させる第1導波路部と、 各々光変調するための電極が設けられかつ、前記第1導
    波路部から分岐した複数本の第2導波路部と、 前記第2導波路部の前記第1導波路部から分岐した端部
    に設けられかつ、前記第2導波路部の各々からの光を反
    射する反射部、及び該反射部の反射側に形成されて透過
    する光に対して1/4波長板として機能するように複屈
    折膜が形成された薄膜部、からなる薄膜反射部と、 を備えた反射型光変調器。
  2. 【請求項2】 前記第2導波路部は、該第2導波路部を
    伝播する光波の偏波面の違いにより、対応する電気光学
    定数の値が異なることを特徴とする請求項1に記載の反
    射型光変調器。
  3. 【請求項3】 前記第2導波路部は、光学異方性を有す
    る基板上に形成されていることを特徴とする請求項1ま
    たは2に記載の反射型光変調器。
  4. 【請求項4】 前記複屈折膜は、斜め蒸着により形成さ
    れたことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1
    項に記載の反射型光変調器。
  5. 【請求項5】 前記反射部は、金属蒸着により形成され
    たことを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか1項
    に記載の反射型光変調器。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至請求項5の何れか1項に記
    載の反射型光変調器と、前記単一モードファイバの前記
    第1導波路部側との対向側に結合されかつ光を出射する
    出射手段、及び光の特性を検出する検出手段を含んで構
    成した光学手段と、を備えた電界測定装置。
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