JP2000337780A - 冷却塔の積雪防止構造 - Google Patents

冷却塔の積雪防止構造

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JP2000337780A
JP2000337780A JP11144543A JP14454399A JP2000337780A JP 2000337780 A JP2000337780 A JP 2000337780A JP 11144543 A JP11144543 A JP 11144543A JP 14454399 A JP14454399 A JP 14454399A JP 2000337780 A JP2000337780 A JP 2000337780A
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JP
Japan
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snow
air
cooling tower
opening
cover
Prior art date
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Pending
Application number
JP11144543A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiko Sato
昌彦 佐藤
Tetsuya Yamamoto
哲也 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 降雪による凍結などを解消できるとともに、
空気の流れに悪影響を及ぼすことのない冷却塔の積雪防
止構造を提供すること。 【解決手段】 冷却塔11のファンスタック12の上部
開口12aに積雪防止用カバー13を取り付けて覆い、
このファンスタック12の側壁部12bに放風口15を
形成して側方を開口するとともに、積雪防止用カバー1
3の内側にガイド板16,17を設けて空気を放風口1
5にガイドするようにする。これにより、積雪防止用カ
バー13で開口12aを塞ぎ、側方の放風口15から空
気を排出するようにして雪が入り込まないようにし、排
出する空気をガイド板16,17によってスムーズに流
すようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、冷却塔の積雪防
止構造に関し、降雪地域で常時運転しない試験用などの
大型冷却塔の内部充填材の凍結やファンへの積雪など雪
の影響が及ばないようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】温水と周囲の多量の空気とを直接接触さ
せて温水を冷却する冷却塔(冷水塔)は、空調用をはじ
めとして冷却水の循環使用のため広く用いられている。
【0003】このような冷却塔の形式の一つに向流式の
冷却塔があり、温水を上部から下方に充填材に沿って流
下させ、下部から吸い込んだ空気と温水とを直接接触さ
せて上方に排出する間に冷却するようになっている。
【0004】この向流式の冷却塔では、降雪地域に設置
した場合、上方に開口したファンスタックから雪が入
り、特に運転を停止した状態では、充填材が凍結した
り、ファンへの積雪が問題となる。
【0005】このため、小型の冷却塔では、ファンスタ
ックの上部に90度の曲り管(エルボ)を取り付けて開
口を横向きにすることで降雪対策を行っている。
【0006】一方、大型冷却塔では、ファンスタックの
直径が大きく、例えば直径が10m以上の場合には、曲
り管を取り付けると高さが10m以上にもなり、事実上
困難であり、大型冷却塔の場合には、常時運転するもの
も多く、この場合には空気流によって降雪の問題も少な
く、開放上向きのままの場合が多い。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、試験設備に
付設して設置される大型冷却塔では、常時運転しないも
のも多く、停止状態のときに降雪があると、充填材が凍
結したり、ファンへの積雪が問題となる。
【0008】この発明はかかる従来技術の有する課題を
解決するためになされたもので、降雪による凍結などを
解消できるとともに、空気の流れに悪影響を及ぼすこと
のない冷却塔の積雪防止構造を提供しようとするもので
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記従来技術が有する課
題を解決するためこの発明の請求項1記載の冷却塔の積
雪防止構造は、冷却塔のファンスタックの上部開口に積
雪防止用カバーを取り付ける一方、このファンスタック
の側壁部に放風口を形成するとともに、前記積雪防止用
カバーの内側に放風をガイドするガイド板を設けたこと
を特徴とするものである。
【0010】この冷却塔の積雪防止構造によれば、冷却
塔のファンスタックの上部開口に積雪防止用カバーを取
り付けて覆い、このファンスタックの側壁部に放風口を
形成して側方を開口するとともに、積雪防止用カバーの
内側にガイド板を設けて空気を放風口にガイドするよう
にしており、積雪防止用カバーで塞ぎ、側方の放風口か
ら空気を排出するようにして雪が入り込まないように
し、排出する空気をガイド板によってスムーズに流すよ
うにしている。
【0011】また、この発明の請求項2記載の冷却塔の
積雪防止構造は、請求項1記載の構成に加え、前記放風
口に開閉板を設けたことを特徴とするものである。
【0012】この冷却塔の積雪防止構造によれば、放風
口に開閉板を取り付けるようにしており、一層確実に雪
の浸入を防止しながら空気の排出も円滑にできるように
している。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施の形態に
ついて図面に基づき詳細に説明する。図1および図2は
この発明の冷却塔の積雪防止構造の一実施の形態にかか
り、図1は一部分を破断して示す概略斜視図、図2は縦
断面図である。
【0014】この冷却塔の積雪防止構造10は、冷却塔
11、特にファンスタック12の直径が10m以上など
曲り管(エルボ)を取り付けて横向きに開口することが
難しい大型冷却塔に適用して好適なものである。
【0015】この冷却塔の積雪防止構造10では、冷却
塔11の上部に取り付けられる円筒状で上部が開口した
ファンスタック12の開口12aに積雪防止用カバー1
3が取り付けられ、完全に覆ってある。そして、この積
雪防止用カバー13は積雪が防止できるように中央部が
高く周囲が低くなるように傾斜面で構成され、例えばド
ーム状に形成してある。
【0016】このような上部開口12aが積雪防止用カ
バー13で覆われたファンスタック12には、ファン1
4で吸引された空気を排出するための放風口15が側壁
部12bに形成してある。この放風口15は円周方向等
間隔に支柱部12cが設けられて全周にわたって複数個
形成してあり、上部開口12aの開口面積に相当する総
面積以上となるように放風口15の個数や大きさなどが
定めて形成してある。
【0017】このようなファンスタック12の側壁部1
2bに形成した複数の放風口15にファン14で吸引し
た空気を排出するため、積雪防止用カバー13の内側に
中心部が低く周囲が放風口15の上端縁に連結される上
ガイド板16が逆ドーム状に形成されて取り付けられ、
空気流路の上面を構成する一方、ファン14の外周部か
ら放風口15の下端縁に連結される環状の下ガイド板1
7が逆ドーム状の一部をなすように形成されて取り付け
られ、空気流路の下面を構成するようになっている。
【0018】したがって、ファン14で上方に吸引され
た空気がファン14の出口側で空気流路を構成する上下
ガイド板16,17にガイドされて周囲の放風口15に
導かれ、スムーズに排出される。
【0019】また、ファンスタック12の放風口15が
側壁部12bに形成してあるので、雪の浸入が防止さ
れ、充填材の凍結やファン14への積雪の影響を防ぐこ
とができる。
【0020】また、ファンスタック12の上部も積雪防
止用カバー13で覆ってあり、しかも傾斜面で構成して
あるので、降雪が滑り落ち積もることもない。
【0021】なお、このような冷却塔の積雪防止構造1
0を構成する積雪防止用カバー13や空気流路を構成す
る上下ガイド板16,17は、積雪や空気の圧力に耐え
る構造であれば良く、FRPなどの軽量材で製作すれば
良く、簡単な構造とすることができる。
【0022】さらに、この冷却塔の積雪防止構造10で
は、一層雪の影響を防ぐため、放風口15に開閉板18
が取り付けてあり、冷却塔11を運転しない場合に開閉
板18を閉じることで放風口15を塞ぐことができ、冷
却塔11を運転する場合には開くことで放風口15を開
くことができるようにしてある。
【0023】この開閉板18としては、図示例のよう
に、放風口15の円周方向の幅の中央部に回動軸18a
を備えるとともに、放風口15を塞ぐことができる円弧
状の板部18bを備えたものが用いられ、図示しない連
結駆動機構などで開閉できるようにしたり、あるいは開
閉、すなわち冷却塔の運転・停止の頻度によっては手動
で開閉するようにする。
【0024】また、開閉板18を複数枚の細い板を連動
して回動するように連結して可動式のルーバ状に構成
し、開閉できるようにすることもできる。
【0025】このような開閉板18を放風口15に取り
付けることで、冷却塔11を運転しない場合に放風口1
5を塞ぐことができ、一層確実に雪の浸入を防止するこ
とができる。
【0026】
【発明の効果】以上、一実施の形態とともに具体的に説
明したように、この発明の請求項1記載の冷却塔の積雪
防止構造によれば、冷却塔のファンスタックの上部開口
に積雪防止用カバーを取り付けて覆い、このファンスタ
ックの側壁部に放風口を形成して側方を開口するととも
に、積雪防止用カバーの内側にガイド板を設けて空気を
放風口にガイドするようにしたので、積雪防止用カバー
で塞ぎ、側方の放風口から空気を排出するようにして雪
が入り込まないようにすることができるとともに、排出
する空気をガイド板によってスムーズに流すことができ
る。
【0027】また、この発明の請求項2記載の冷却塔の
積雪防止構造によれば、放風口に開閉板を取り付けるよ
うにしたので、一層確実に雪の浸入を防止しながら空気
の排出も円滑に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の冷却塔の積雪防止構造の一実施の形
態にかかる一部分を破断して示す概略斜視図である。
【図2】この発明の冷却塔の積雪防止構造の一実施の形
態にかかる縦断面図である。
【符号の説明】
10 冷却塔の積雪防止構造 11 冷却塔 12 ファンスタック 12a 開口 12b 側壁部 13 積雪防止用カバー 14 ファン 15 放風口 16 上ガイド板 17 下ガイド板 18 開閉板 18a 回動軸 18b 板部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】冷却塔のファンスタックの上部開口に積雪
    防止用カバーを取り付ける一方、このファンスタックの
    側壁部に放風口を形成するとともに、前記積雪防止用カ
    バーの内側に放風をガイドするガイド板を設けたことを
    特徴とする冷却塔の積雪防止構造。
  2. 【請求項2】前記放風口に開閉板を設けたことを特徴と
    する請求項1記載の冷却塔の積雪防止構造。
JP11144543A 1999-05-25 1999-05-25 冷却塔の積雪防止構造 Pending JP2000337780A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101975517A (zh) * 2010-11-26 2011-02-16 南京化工职业技术学院 循环水冷却塔
CN111457780A (zh) * 2020-04-30 2020-07-28 济南蓝辰能源技术有限公司 一种可径向变相同角度的间接空冷导风系统

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