JP2000337645A - 浴室暖房乾燥機の制御装置 - Google Patents
浴室暖房乾燥機の制御装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 室温の低い運転直後には寒さを感じず、長時
間在室しても不快な熱さを感じない入浴暖房乾燥機の制
御装置を容易にしかも安価に提供することを目的とす
る。 【解決手段】 浴室の天井等に設置される本体に、浴室
内の空気を屋外に排気する換気用ファンと、浴室内の空
気を循環する循環用ファンと、浴室内に向かい熱放射す
る電気発熱体と、浴室内の温度を検知する室温検知手段
と、運転モードを指定する運転指定手段と、前記換気用
ファン、循環用ファン、電気発熱体を通電制御する制御
手段を有し、前記制御手段は、前記室温検知手段からの
信号により室温が設定温度以上と判断したとき、記憶し
ている非通電時間と通電時間に従い前記電気発熱体を通
電制御することにより、在室者に不快な熱さを感じさせ
ないとともに、省エネルギーを実現する。
間在室しても不快な熱さを感じない入浴暖房乾燥機の制
御装置を容易にしかも安価に提供することを目的とす
る。 【解決手段】 浴室の天井等に設置される本体に、浴室
内の空気を屋外に排気する換気用ファンと、浴室内の空
気を循環する循環用ファンと、浴室内に向かい熱放射す
る電気発熱体と、浴室内の温度を検知する室温検知手段
と、運転モードを指定する運転指定手段と、前記換気用
ファン、循環用ファン、電気発熱体を通電制御する制御
手段を有し、前記制御手段は、前記室温検知手段からの
信号により室温が設定温度以上と判断したとき、記憶し
ている非通電時間と通電時間に従い前記電気発熱体を通
電制御することにより、在室者に不快な熱さを感じさせ
ないとともに、省エネルギーを実現する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は浴室内の湿気の排気
および、浴室内に吊り下げられた洗濯物等の被乾燥物の
乾燥を行うとともに、浴室内を暖房できる浴室暖房乾燥
機の制御装置に関するものである。
および、浴室内に吊り下げられた洗濯物等の被乾燥物の
乾燥を行うとともに、浴室内を暖房できる浴室暖房乾燥
機の制御装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】近年、一般家庭における浴室の設置が多
くなるに伴い、浴室を利用して洗濯物を乾燥させる浴室
乾燥機が普及しており、さらに冬期などの低温時に暖房
できる浴室暖房乾燥機の要求が高まり、入浴者にドラフ
ト感を与えない輻射を利用した製品も発売されている。
くなるに伴い、浴室を利用して洗濯物を乾燥させる浴室
乾燥機が普及しており、さらに冬期などの低温時に暖房
できる浴室暖房乾燥機の要求が高まり、入浴者にドラフ
ト感を与えない輻射を利用した製品も発売されている。
【０００３】この製品は図９に示すように、浴室１０１
内浴槽１０９のほぼ真上の天井面に設置され、暖房時洗
い場１１０の入浴者に向かい斜め下方向に熱放射するよ
う本体内にヒーター１１１が設けられている。そのヒー
ター出力は暖房時常に一定の最高出力であり、運転の入
り切りは手動である。すなわち、人に与える輻射熱量の
検知が難しいため自動のＯＮ／ＯＦＦ制御はできず、ヒ
ーター運転時間の経過と共に空気温度が上昇し暑くなっ
た場合に、ヒーターへの非通電は面倒な手動操作となっ
ている。
内浴槽１０９のほぼ真上の天井面に設置され、暖房時洗
い場１１０の入浴者に向かい斜め下方向に熱放射するよ
う本体内にヒーター１１１が設けられている。そのヒー
ター出力は暖房時常に一定の最高出力であり、運転の入
り切りは手動である。すなわち、人に与える輻射熱量の
検知が難しいため自動のＯＮ／ＯＦＦ制御はできず、ヒ
ーター運転時間の経過と共に空気温度が上昇し暑くなっ
た場合に、ヒーターへの非通電は面倒な手動操作となっ
ている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の輻射
を利用した浴室暖房乾燥機では、浴室の空気温度の低い
入浴暖房開始直後と、ある程度の時間が経ち浴室の空気
温度が高くなった場合も同じヒーター出力であり、入浴
暖房開始直後に入浴者に寒さを感じさせないヒーター出
力で運転した場合、ある程度の時間が経ち浴室の空気温
度が高くなった場合当然同じヒーター出力では入浴者は
熱すぎて不快になる。また、エアコン等では通常使用さ
れている、設定温度を保つ温度制御は、浴室の場合、お
湯の影響でハンチング現象が起こり得るので、ヒーター
等の部品に支障をきたすと考えられ、浴室暖房の制御に
は不適当である。
を利用した浴室暖房乾燥機では、浴室の空気温度の低い
入浴暖房開始直後と、ある程度の時間が経ち浴室の空気
温度が高くなった場合も同じヒーター出力であり、入浴
暖房開始直後に入浴者に寒さを感じさせないヒーター出
力で運転した場合、ある程度の時間が経ち浴室の空気温
度が高くなった場合当然同じヒーター出力では入浴者は
熱すぎて不快になる。また、エアコン等では通常使用さ
れている、設定温度を保つ温度制御は、浴室の場合、お
湯の影響でハンチング現象が起こり得るので、ヒーター
等の部品に支障をきたすと考えられ、浴室暖房の制御に
は不適当である。
【０００５】本発明は、このような従来の課題を解決す
るものであり、検知した温度がある設定温度以上になっ
た場合、自動的に通電非通電を繰り返す運転に移行する
ことにより、輻射特有の長時間運転における灼熱感を緩
和するとともに省エネも図ることのできる、さらには自
然な変化の快適な暖かさが得られる、また非通電時の寒
さによる不快感を生じさせない、さらには前記の温度を
個人の温度感覚に応じて変えることのできる浴室暖房乾
燥機の制御装置を提供することを目的としている。
るものであり、検知した温度がある設定温度以上になっ
た場合、自動的に通電非通電を繰り返す運転に移行する
ことにより、輻射特有の長時間運転における灼熱感を緩
和するとともに省エネも図ることのできる、さらには自
然な変化の快適な暖かさが得られる、また非通電時の寒
さによる不快感を生じさせない、さらには前記の温度を
個人の温度感覚に応じて変えることのできる浴室暖房乾
燥機の制御装置を提供することを目的としている。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明の入浴暖房乾燥機
の制御装置は上記目的を達成するために、浴室の天井等
に設置される本体に、浴室内の空気を屋外に排気する換
気用ファンと、浴室内の空気を循環する循環用ファン
と、浴室内に向かい熱放射する電気発熱体と、浴室内の
温度を検知する室温検知手段と、運転モードを指定する
運転指定手段と、前記換気用ファン、循環用ファン、電
気発熱体を通電制御する制御手段を有し、前記制御手段
は、前記運転指定手段により暖房運転が指定された場
合、循環用ファン、電気発熱体を通電し、前記室温検知
手段からの信号により室温が設定温度以上と判断したと
き、記憶している非通電時間と通電時間に従い前記電気
発熱体を通電制御するようにしたものである。
の制御装置は上記目的を達成するために、浴室の天井等
に設置される本体に、浴室内の空気を屋外に排気する換
気用ファンと、浴室内の空気を循環する循環用ファン
と、浴室内に向かい熱放射する電気発熱体と、浴室内の
温度を検知する室温検知手段と、運転モードを指定する
運転指定手段と、前記換気用ファン、循環用ファン、電
気発熱体を通電制御する制御手段を有し、前記制御手段
は、前記運転指定手段により暖房運転が指定された場
合、循環用ファン、電気発熱体を通電し、前記室温検知
手段からの信号により室温が設定温度以上と判断したと
き、記憶している非通電時間と通電時間に従い前記電気
発熱体を通電制御するようにしたものである。
【０００７】本発明によれば、暖房運転中に室温が設定
温度以上になった場合、電気発熱体が自動的にＯＮ／Ｏ
ＦＦ運転を繰り返すことにより、輻射特有の灼熱感が緩
和されるとともに、省エネにもなる。
温度以上になった場合、電気発熱体が自動的にＯＮ／Ｏ
ＦＦ運転を繰り返すことにより、輻射特有の灼熱感が緩
和されるとともに、省エネにもなる。
【０００８】また他の手段は、前記制御手段の記憶して
いる非通電時間と通電時間は不規則な繰り返しであるよ
うにしたものである。
いる非通電時間と通電時間は不規則な繰り返しであるよ
うにしたものである。
【０００９】そして、本発明によれば暖房運転中に室温
が設定温度以上になった場合、自動的にＯＮ／ＯＦＦ運
転を繰り返すことにより、輻射特有の灼熱感が緩和さ
れ、省エネにもなるとともに、単純な繰り返しでないた
め、自然な変化の快適な暖かさが得られる。
が設定温度以上になった場合、自動的にＯＮ／ＯＦＦ運
転を繰り返すことにより、輻射特有の灼熱感が緩和さ
れ、省エネにもなるとともに、単純な繰り返しでないた
め、自然な変化の快適な暖かさが得られる。
【００１０】また他の手段は、複数の電気発熱体を有
し、前記制御手段は少なくとも１つの電気発熱体を連続
通電してなるようにしたものである。
し、前記制御手段は少なくとも１つの電気発熱体を連続
通電してなるようにしたものである。
【００１１】そして、本発明によれば暖房運転中に室温
が設定温度以上になった場合、複数の電気発熱体の中で
少なくとも１つの電気発熱体を通電しているので全ての
電気発熱体が非通電状態になるのを防ぎ、寒さによる不
快感を感じさせないという制御が容易に実現できる。
が設定温度以上になった場合、複数の電気発熱体の中で
少なくとも１つの電気発熱体を通電しているので全ての
電気発熱体が非通電状態になるのを防ぎ、寒さによる不
快感を感じさせないという制御が容易に実現できる。
【００１２】また他の手段は、記憶している非通電時間
と通電時間に従い前記電気発熱体の通電制御を開始する
室温を使用者の好みで調節できる設定温度調節手段を有
するようにしたものである。
と通電時間に従い前記電気発熱体の通電制御を開始する
室温を使用者の好みで調節できる設定温度調節手段を有
するようにしたものである。
【００１３】そして、本発明によれば暖房運転後に個人
の温度感覚に応じて調整される室温に到達した場合、自
動的にＯＮ／ＯＦＦを繰り返す省エネ運転に移行するの
で、個人の温度感覚に応じた、快適な室温が保たれる。
の温度感覚に応じて調整される室温に到達した場合、自
動的にＯＮ／ＯＦＦを繰り返す省エネ運転に移行するの
で、個人の温度感覚に応じた、快適な室温が保たれる。
【００１４】
【発明の実施の形態】本発明は、浴室の天井等に設置さ
れる本体に、浴室内の空気を屋外に排気する換気用ファ
ンと、浴室内の空気を循環する循環用ファンと、浴室内
に向かい熱放射する電気発熱体と、浴室内の温度を検知
する室温検知手段と、運転モードを指定する運転指定手
段と、前記換気用ファン、循環用ファン、電気発熱体を
通電制御する制御手段を有し、前記制御手段は、前記室
温検知手段からの信号により室温が設定温度以上と判断
したとき、記憶している非通電時間と通電時間に従い前
記電気発熱体を通電制御することにより、在室者に不快
な熱さを感じさせないとともに、省エネルギーを実現す
るという作用を有する。
れる本体に、浴室内の空気を屋外に排気する換気用ファ
ンと、浴室内の空気を循環する循環用ファンと、浴室内
に向かい熱放射する電気発熱体と、浴室内の温度を検知
する室温検知手段と、運転モードを指定する運転指定手
段と、前記換気用ファン、循環用ファン、電気発熱体を
通電制御する制御手段を有し、前記制御手段は、前記室
温検知手段からの信号により室温が設定温度以上と判断
したとき、記憶している非通電時間と通電時間に従い前
記電気発熱体を通電制御することにより、在室者に不快
な熱さを感じさせないとともに、省エネルギーを実現す
るという作用を有する。
【００１５】以下、本発明の実施例について図面を参照
しながら説明する。
しながら説明する。
【００１６】
【実施例】（実施例１）図３〜４に示すように、浴室１
の天井面に設置される箱状で側面と屋外に連通する排気
口２を有し、下面には換気用吸込口３と循環用吸込口４
および吹き出し口５が設けられた本体６を設け、本体６
の換気用吸込口３と排気口２を連通した空気流路内に換
気用ファン７を設け、循環用吸込口４と吹き出し口５を
連通した空気流路内に循環用ファン８を設け、吹き出し
口５には浴室１の浴槽９に隣接する洗い場１０に向かい
熱放射する電気発熱体１１を設け、洗い場の壁面に室温
検知手段１２を設け、浴室１の入り口外部壁面に運転指
定手段１３を設け、本体６は換気用ファン７、循環用フ
ァン８、電気発熱体１１を通電制御する制御手段１４を
有している。
の天井面に設置される箱状で側面と屋外に連通する排気
口２を有し、下面には換気用吸込口３と循環用吸込口４
および吹き出し口５が設けられた本体６を設け、本体６
の換気用吸込口３と排気口２を連通した空気流路内に換
気用ファン７を設け、循環用吸込口４と吹き出し口５を
連通した空気流路内に循環用ファン８を設け、吹き出し
口５には浴室１の浴槽９に隣接する洗い場１０に向かい
熱放射する電気発熱体１１を設け、洗い場の壁面に室温
検知手段１２を設け、浴室１の入り口外部壁面に運転指
定手段１３を設け、本体６は換気用ファン７、循環用フ
ァン８、電気発熱体１１を通電制御する制御手段１４を
有している。
【００１７】図１に示すように、制御手段１４は運転指
定手段１３および室温検知手段１２からの信号により換
気用ファン７、循環用ファン８、電気発熱体１１を通電
制御する。
定手段１３および室温検知手段１２からの信号により換
気用ファン７、循環用ファン８、電気発熱体１１を通電
制御する。
【００１８】上記構成において、運転指定手段１３によ
り「暖房」運転が指定されると、制御手段１４により循
環用ファン８と電気発熱体１１は運転し、洗い場に居る
入浴者に対して電気発熱体１１からの輻射熱が照射され
ると同時に、循環用ファン８により浴室内の空気も暖め
られる。運転後室温が上昇し、設定温度ｔ（２５〜３
０）℃以上になると、予め制御手段１４に記憶していた
運転パターンに従い電気発熱体１１をＯＮ／ＯＦＦ制御
する。
り「暖房」運転が指定されると、制御手段１４により循
環用ファン８と電気発熱体１１は運転し、洗い場に居る
入浴者に対して電気発熱体１１からの輻射熱が照射され
ると同時に、循環用ファン８により浴室内の空気も暖め
られる。運転後室温が上昇し、設定温度ｔ（２５〜３
０）℃以上になると、予め制御手段１４に記憶していた
運転パターンに従い電気発熱体１１をＯＮ／ＯＦＦ制御
する。
【００１９】図２に室温変化のグラフと電気発熱体１１
のＯＮ／ＯＦＦタイミングを示す。通常のユニットバス
１坪用では電気発熱体１１のＯＮしている時間ＴONとＯ
ＦＦしている時間ＴOFFの時間比は約２で数十分間浴室
内の温度は設定温度ｔにほぼ保たれる。
のＯＮ／ＯＦＦタイミングを示す。通常のユニットバス
１坪用では電気発熱体１１のＯＮしている時間ＴONとＯ
ＦＦしている時間ＴOFFの時間比は約２で数十分間浴室
内の温度は設定温度ｔにほぼ保たれる。
【００２０】このように本発明の実施の形態１の浴室暖
房乾燥機の制御装置によれば、浴室の空気温度の低い入
浴暖房開始直後は電気発熱体１１からの輻射熱により洗
い場の入浴者を直接暖めるため寒さを感じさせず、さら
に空気温度が高くなった場合には自動的に電気発熱体１
１をＯＮ／ＯＦＦ制御するため、長時間在室しても輻射
熱の不快な熱さを感じさせないという入浴暖房環境が創
出できる。
房乾燥機の制御装置によれば、浴室の空気温度の低い入
浴暖房開始直後は電気発熱体１１からの輻射熱により洗
い場の入浴者を直接暖めるため寒さを感じさせず、さら
に空気温度が高くなった場合には自動的に電気発熱体１
１をＯＮ／ＯＦＦ制御するため、長時間在室しても輻射
熱の不快な熱さを感じさせないという入浴暖房環境が創
出できる。
【００２１】なお、実施例では室温検知手段１２を洗い
場の壁面に設けるとしたが、検知した温度が洗い場の入
浴者付近の温度と相関があり推定できれば設置場所はど
こでもよく、例えば本体６内の吸込み温あるいは吹き出
し温センサーで兼用してもその作用効果に差異を生じな
い。
場の壁面に設けるとしたが、検知した温度が洗い場の入
浴者付近の温度と相関があり推定できれば設置場所はど
こでもよく、例えば本体６内の吸込み温あるいは吹き出
し温センサーで兼用してもその作用効果に差異を生じな
い。
【００２２】（実施例２）図５は制御手段１４が予め記
憶しているＯＮ／ＯＦＦの不規則な繰り返しの運転パタ
ーンの１例である。実施例１と同様に運転後室温が上昇
し、設定温度ｔ（２５〜３０）℃以上になると、図５に
示した運転パターンに従い電気発熱体１１をＯＮ／ＯＦ
Ｆ制御する。
憶しているＯＮ／ＯＦＦの不規則な繰り返しの運転パタ
ーンの１例である。実施例１と同様に運転後室温が上昇
し、設定温度ｔ（２５〜３０）℃以上になると、図５に
示した運転パターンに従い電気発熱体１１をＯＮ／ＯＦ
Ｆ制御する。
【００２３】図６は上記運転パターンで電気発熱体１１
をＯＮ／ＯＦＦ制御した時の、洗い場中央高さ６０ｃｍ
の輻射熱量のパワースペクトルである。図６に示すよう
に、輻射熱量のパワースペクトルは周波数にほぼ反比例
し、１／ｆゆらぎ特性を有している。
をＯＮ／ＯＦＦ制御した時の、洗い場中央高さ６０ｃｍ
の輻射熱量のパワースペクトルである。図６に示すよう
に、輻射熱量のパワースペクトルは周波数にほぼ反比例
し、１／ｆゆらぎ特性を有している。
【００２４】このように本発明の実施の形態２の浴室暖
房乾燥機の制御装置によれば、浴室の空気温度の低い入
浴暖房開始直後は電気発熱体１１からの輻射熱により洗
い場の入浴者を直接暖めるため寒さを感じさせず、さら
に空気温度が高くなった場合には自動的に電気発熱体１
１をＯＮ／ＯＦＦの不規則な繰返しの運転パターンに従
いＯＮ／ＯＦＦ制御するため、１／ｆの自然な変化の快
適な暖かさが得られるという入浴暖房環境が創出でき
る。
房乾燥機の制御装置によれば、浴室の空気温度の低い入
浴暖房開始直後は電気発熱体１１からの輻射熱により洗
い場の入浴者を直接暖めるため寒さを感じさせず、さら
に空気温度が高くなった場合には自動的に電気発熱体１
１をＯＮ／ＯＦＦの不規則な繰返しの運転パターンに従
いＯＮ／ＯＦＦ制御するため、１／ｆの自然な変化の快
適な暖かさが得られるという入浴暖房環境が創出でき
る。
【００２５】（実施例３）図７に示すように２つの電気
発熱体１１ａ、１１ｂは制御手段１４により通電制御さ
れる。
発熱体１１ａ、１１ｂは制御手段１４により通電制御さ
れる。
【００２６】上記構成において、実施例１と同様に運転
後室温が上昇し、設定温度ｔ（２５〜３０）℃以上にな
ると、制御手段１４は電気発熱体１１ａを定常的にＯ
Ｎ、電気発熱体１１ｂを予め制御手段１４に記憶してい
た運転パターンに従いＯＮ／ＯＦＦ制御する。このよう
に最低１本の電気発熱体を定常的に通電させておくこと
により、ＯＮ／ＯＦＦ制御する電気発熱体及びその周辺
温度を極力下げることもなく、また運転パターンの非通
電の最小時間を長くすることができるために通電／非通
電の回数を少なくでき、例えばシーズヒーターであれば
表面シースの絶縁劣化の防止、石英管ヒーターであれば
コイルの酸化による断線等を良化できる。このように本
発明の実施の形態３の浴室暖房乾燥機の制御装置によれ
ば、複数の電気発熱体の中で少なくとも１つの電気発熱
体を通電しておくことにより、入浴者への輻射熱量の急
激な減少を防ぎ、寒さによる不快感を生じさせないこと
ができると共にヒーターの耐久性の向上が図れる。
後室温が上昇し、設定温度ｔ（２５〜３０）℃以上にな
ると、制御手段１４は電気発熱体１１ａを定常的にＯ
Ｎ、電気発熱体１１ｂを予め制御手段１４に記憶してい
た運転パターンに従いＯＮ／ＯＦＦ制御する。このよう
に最低１本の電気発熱体を定常的に通電させておくこと
により、ＯＮ／ＯＦＦ制御する電気発熱体及びその周辺
温度を極力下げることもなく、また運転パターンの非通
電の最小時間を長くすることができるために通電／非通
電の回数を少なくでき、例えばシーズヒーターであれば
表面シースの絶縁劣化の防止、石英管ヒーターであれば
コイルの酸化による断線等を良化できる。このように本
発明の実施の形態３の浴室暖房乾燥機の制御装置によれ
ば、複数の電気発熱体の中で少なくとも１つの電気発熱
体を通電しておくことにより、入浴者への輻射熱量の急
激な減少を防ぎ、寒さによる不快感を生じさせないこと
ができると共にヒーターの耐久性の向上が図れる。
【００２７】（実施例４）図８に示すように制御手段１
４は運転指定手段１３および室温検知手段１２からの信
号により換気用ファン７、循環用ファン８、電気発熱体
１１を通電制御する。また制御手段１４は記憶している
非通電時間と通電時間に従い前記電気発熱体の通電制御
を開始する室温を使用者の好みで調節できる設定温度調
節手段１５と接続されている。
４は運転指定手段１３および室温検知手段１２からの信
号により換気用ファン７、循環用ファン８、電気発熱体
１１を通電制御する。また制御手段１４は記憶している
非通電時間と通電時間に従い前記電気発熱体の通電制御
を開始する室温を使用者の好みで調節できる設定温度調
節手段１５と接続されている。
【００２８】上記構成において、運転指定手段１３によ
り「暖房」運転が指定されると、制御手段１４により循
環用ファン８と電気発熱体１１は運転し、洗い場に居る
入浴者に対して電気発熱体１１からの輻射熱が照射され
ると同時に、循環用ファン８により浴室内の空気も暖め
られる。運転後室温が上昇し、設定温度調節手段１５に
より使用者の温度感覚に応じて調節された設定温度ｔ′
℃以上になると、予め制御手段１４に記憶していた運転
パターンに従い電気発熱体１１をＯＮ／ＯＦＦ制御す
る。このとき図２に示すように浴室内の温度は使用者の
温度感覚に応じて調節された設定温度ｔ′℃にほぼ保た
れる。
り「暖房」運転が指定されると、制御手段１４により循
環用ファン８と電気発熱体１１は運転し、洗い場に居る
入浴者に対して電気発熱体１１からの輻射熱が照射され
ると同時に、循環用ファン８により浴室内の空気も暖め
られる。運転後室温が上昇し、設定温度調節手段１５に
より使用者の温度感覚に応じて調節された設定温度ｔ′
℃以上になると、予め制御手段１４に記憶していた運転
パターンに従い電気発熱体１１をＯＮ／ＯＦＦ制御す
る。このとき図２に示すように浴室内の温度は使用者の
温度感覚に応じて調節された設定温度ｔ′℃にほぼ保た
れる。
【００２９】このように本発明の実施の形態４の浴室暖
房乾燥機の制御装置によれば、寒がりの人は設定温度を
上げることにより、また暑がりの人は設定温度を下げる
ことにより、使用者の温度感覚に応じた、快適な浴室環
境が容易に創出できる。
房乾燥機の制御装置によれば、寒がりの人は設定温度を
上げることにより、また暑がりの人は設定温度を下げる
ことにより、使用者の温度感覚に応じた、快適な浴室環
境が容易に創出できる。
【００３０】
【発明の効果】以上の実施例から明らかなように、本発
明によれば、浴室の天井等に設置される本体に、浴室内
の空気を屋外に排気する換気用ファンと、浴室内の空気
を循環する循環用ファンと、浴室内に向かい熱放射する
電気発熱体と、浴室内の温度を検知する室温検知手段
と、運転モードを指定する運転指定手段と、前記換気用
ファン、循環用ファン、電気発熱体を通電制御する制御
手段を有し、前記制御手段は、前記室温検知手段からの
信号により室温が設定温度以上と判断したとき、記憶し
ている非通電時間と通電時間に従い前記電気発熱体を通
電制御することにより、長時間在室しても輻射熱の不快
な熱さを感じさせないという入浴暖房環境が創出でき
る。また、制御手段の記憶している非通電時間と通電時
間は不規則な繰り返しであるようにしたので、１／ｆの
自然な変化の快適な暖かさが得られる。
明によれば、浴室の天井等に設置される本体に、浴室内
の空気を屋外に排気する換気用ファンと、浴室内の空気
を循環する循環用ファンと、浴室内に向かい熱放射する
電気発熱体と、浴室内の温度を検知する室温検知手段
と、運転モードを指定する運転指定手段と、前記換気用
ファン、循環用ファン、電気発熱体を通電制御する制御
手段を有し、前記制御手段は、前記室温検知手段からの
信号により室温が設定温度以上と判断したとき、記憶し
ている非通電時間と通電時間に従い前記電気発熱体を通
電制御することにより、長時間在室しても輻射熱の不快
な熱さを感じさせないという入浴暖房環境が創出でき
る。また、制御手段の記憶している非通電時間と通電時
間は不規則な繰り返しであるようにしたので、１／ｆの
自然な変化の快適な暖かさが得られる。
【００３１】また、暖房運転中に室温が設定温度以上に
なった場合、複数の電気発熱体の中で少なくとも１つの
電気発熱体を通電しているので、全ての電気発熱体が非
通電状態になるのを防ぎ、寒さによる不快感を感じさせ
ないという効果のある入浴暖房乾燥機の制御装置を提供
できる。
なった場合、複数の電気発熱体の中で少なくとも１つの
電気発熱体を通電しているので、全ての電気発熱体が非
通電状態になるのを防ぎ、寒さによる不快感を感じさせ
ないという効果のある入浴暖房乾燥機の制御装置を提供
できる。
【００３２】また、記憶している非通電時間と通電時間
に従い前記電気発熱体の通電制御を開始する室温を使用
者の好みで調節できる設定温度調節手段を有するように
したので、使用者の温度感覚に応じた、快適な室温が保
たれるという効果のある入浴暖房乾燥機の制御装置を提
供できる。
に従い前記電気発熱体の通電制御を開始する室温を使用
者の好みで調節できる設定温度調節手段を有するように
したので、使用者の温度感覚に応じた、快適な室温が保
たれるという効果のある入浴暖房乾燥機の制御装置を提
供できる。
【図１】本発明の実施例１の構成ブロック図
【図２】同実施例１の室温変化と電気発熱体のタイムチ
ャート
ャート
【図３】同入浴暖房乾燥機を浴室の天井に設置した状態
を示す概略図
を示す概略図
【図４】同入浴暖房乾燥機の一部破断した下面図
【図５】同実施例２の電気発熱体の運転パターンを示す
図
図
【図６】同輻射熱量のパワースペクトル図
【図７】同実施例３の構成ブロック図
【図８】同実施例４の構成ブロック図
【図９】同従来例の入浴暖房乾燥機を浴室の天井に設置
した状態を示す概略図
した状態を示す概略図
１ 浴室 ６ 本体 ７ 換気用ファン ８ 循環用ファン １１ 電気発熱体 １２ 室温検知手段 １３ 運転指定手段 １４ 制御手段 １５ 設定温度調節手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｆ２４Ｆ 11/02 １０２ Ｆ２４Ｆ 11/02 １０２Ｃ Ｆ２６Ｂ 9/02 Ｆ２６Ｂ 9/02 Ａ Ｆターム(参考） 3L060 AA06 CC02 DD01 DD02 EE23 EE26 EE45 3L071 AA01 AB03 AC02 AE03 AF01 AG01 AG02 3L072 AA05 AB06 AC02 AD02 AD13 AE03 AE05 AF01 AG01 AG05 3L113 AA01 AB02 AC08 AC20 AC53 AC63 AC67 BA14 CA08 CB05 CB24 CB34 DA11 4L019 BA02 BA03 EA03 EA04 EB04
Claims (4)
- 【請求項１】 浴室の天井等に設置される本体に、浴室
内の空気を屋外に排気する換気用ファンと、浴室内の空
気を循環する循環用ファンと、浴室内に向かい熱放射す
る電気発熱体と、浴室内の温度を検知する室温検知手段
と、運転モードを指定する運転指定手段と、前記換気用
ファン、循環用ファン、電気発熱体を通電制御する制御
手段を有し、前記制御手段は、前記室温検知手段からの
信号により室温が設定温度以上と判断したとき、記憶し
ている非通電時間と通電時間に従い前記電気発熱体を通
電制御する浴室暖房乾燥機の制御装置。 - 【請求項２】 前記制御手段の記憶している非通電時間
と通電時間は不規則な繰り返しである請求項１記載の浴
室暖房乾燥機の制御装置。 - 【請求項３】 複数の電気発熱体を有し、前記制御手段
は少なくとも１つの電気発熱体を連続通電してなる請求
項１または２記載の浴室暖房乾燥機の制御装置。 - 【請求項４】 記憶している非通電時間と通電時間に従
い前記電気発熱体の通電制御を開始する室温を使用者の
好みで調節できる設定温度調節手段を有する請求項１〜
３のいずれかに記載の浴室暖房乾燥機の制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11149911A JP2000337645A (ja) | 1999-05-28 | 1999-05-28 | 浴室暖房乾燥機の制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11149911A JP2000337645A (ja) | 1999-05-28 | 1999-05-28 | 浴室暖房乾燥機の制御装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000337645A true JP2000337645A (ja) | 2000-12-08 |
Family
ID=15485297
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11149911A Pending JP2000337645A (ja) | 1999-05-28 | 1999-05-28 | 浴室暖房乾燥機の制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000337645A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN1840972B (zh) * | 2005-03-29 | 2010-06-23 | 东芝开利株式会社 | 浴室换气干燥机 |
| CN112178738A (zh) * | 2020-09-30 | 2021-01-05 | 海宁市友联照明电器有限公司 | 节能型红外线浴霸 |
-
1999
- 1999-05-28 JP JP11149911A patent/JP2000337645A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN1840972B (zh) * | 2005-03-29 | 2010-06-23 | 东芝开利株式会社 | 浴室换气干燥机 |
| CN112178738A (zh) * | 2020-09-30 | 2021-01-05 | 海宁市友联照明电器有限公司 | 节能型红外线浴霸 |
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