JP2000337472A - 流体継手装置 - Google Patents

流体継手装置

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JP2000337472A
JP2000337472A JP11147890A JP14789099A JP2000337472A JP 2000337472 A JP2000337472 A JP 2000337472A JP 11147890 A JP11147890 A JP 11147890A JP 14789099 A JP14789099 A JP 14789099A JP 2000337472 A JP2000337472 A JP 2000337472A
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JP
Japan
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fluid
casing
reserve tank
fluid coupling
pump
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JP11147890A
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English (en)
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Nobuyuki Iwao
信幸 岩男
Yasushi Yamamoto
康 山本
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Isuzu Motors Ltd
Original Assignee
Isuzu Motors Ltd
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Publication date
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  • Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 トルク伝達機能を損なうことなく、ドラッグ
トルクを低減することができる流体継手装置を提供す
る。 【解決手段】 入力軸に連結されたケーシングと、該ケ
ーシングと対向して配設されケーシングに取り付けられ
たポンプと、該ポンプとケーシングによって形成された
室にポンプと対向して配設され入力軸と同一軸線上に配
置された出力軸に取り付けられたタービンとを有する流
体継手と、該流体継手に作動流体を循環するための作動
流体循環手段とを具備する流体継手装置であって、作動
流体循環手段は、リザーブタンクと流体圧作動源とを接
続す回路中に配設され流体圧作動源を選択的に大気と連
通せしめる切換弁を具備している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原動機の回転トル
クを伝達するための流体継手装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】流体継手(フルードカップリング)は船
舶用、産業機械用、自動車用の動力伝達継手として従来
から用いられている。流体継手は、原動機である例えば
ディーゼルエンジンのクランクシャフト(流体継手とし
ての入力軸)に連結されたケーシングと、該ケーシング
と対向して配設され該ケーシングに取り付けられたポン
プと、該ポンプと対向して配設され入力軸と同一軸線上
に配置された出力軸に取り付けられたタービンとを具備
している。
【0003】また、上記ケーシングとタービンとの間に
は、ケーシングとタービンとを摩擦係合するロックアッ
プクラッチを備えた流体継手も提案されている。このロ
ックアップクラッチは、ケーシングとタービンとの間に
配設されケーシングとの間に外側室を形成するとともに
タービンとの間に内側室を形成するクラッチディスクを
備え、流体継手を通して循環する作動流体の内側室側と
外側室側との圧力差によってケーシングとタービンとを
摩擦係合するように構成されている。
【0004】上述した流体継手を例えば車両の駆動装置
に装備する場合には、一般に摩擦クラッチを介して手動
変速機に伝動連結され、また、流体継手が直接自動変速
機に伝動連結される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】車両の駆動装置に装備
した上記流体継手においては、車両停止状態でエンジン
が駆動され変速機の変速ギヤが投入されてる状態、即ち
入力軸が回転し出力軸が停止している状態では、その特
性上ドラッグトルクを有する。このドラッグトルクは、
流体継手の設計点を最大効率となる回転速度比、即ちポ
ンプとタービンとの回転速度比を0.95〜0.98位
にとると、かなり大きくなる。ドラッグトルクが大きい
と、エンジンのアイドリング運転が著しく不安定となる
とともに、この不安定な回転が駆動系に異常振動を発生
させる原因となる。また、ドラッグトルクが大きいこと
により、アイドリング運転時の燃費が悪化する原因にも
なっている。
【0006】上記ドラッグトルクを下げるためには流体
継手を循環せしめる作動流体の圧力を下げることが考え
られるが、作動流体の圧力を下げると流体継手への充填
効率が低下するために高回転時における伝達トルクも低
下してしまう。また、ロックアップクラッチを備えた流
体継手においては、ロックアップクラッチの作動圧が不
足して、最悪の場合ロックアップ不能となる。
【0007】本発明は上記事実に鑑みてなされたもの
で、その主たる技術的課題は、トルク伝達機能を損なう
ことなく、ドラッグトルクを低減することができる流体
継手装置を提供することにある。また、他の技術的課題
は、ロックアップクラッチを備えた流体継手において、
ロックアップクラッチの作動圧を不足させることなく、
ドラッグトルクを減少することができる流体継手装置を
提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、上記主
たる技術的課題を解決するために、入力軸に連結された
ケーシングと、該ケーシングと対向して配設され該ケー
シングに取り付けられたポンプと、該ポンプと該ケーシ
ングによって形成された室に該ポンプと対向して配設さ
れ該入力軸と同一軸線上に配置された出力軸に取り付け
られたタービンとを有する流体継手と、該流体継手にリ
ザーブタンク内の作動流体を循環するための流体圧作動
源を備えた作動流体循環手段と、を具備する流体継手装
置において、該作動流体循環手段は、該リザーブタンク
と該流体圧作動源とを接続す回路中に配設され該流体圧
作動源を選択的に大気と連通せしめる切換手段を具備し
ている、ことを特徴とする流体継手装置が提供される。
【0009】また、上記他の技術的課題を解決するため
に、入力軸に連結されたケーシングと、該ケーシングと
対向して配設され該ケーシングに取り付けられたポンプ
と、該ポンプと該ケーシングによって形成された室に該
ポンプと対向して配設され該入力軸と同一軸線上に配置
された出力軸に取り付けられたタービンと、を有する流
体継手と、該ケーシングと該タービンとの間に配設され
該ケーシングとの間に外側室を形成するとともに該ター
ビンとの間に内側室を形成するクラッチディスクを備
え、該外側室と該内側室との流体圧差によって該ケーシ
ングと該タービンとを係合するロックアップクラッチ
と、該流体継手にリザーブタンク内の作動流体を循環す
るための流体圧作動源を備えた作動流体循環手段と、を
具備する流体継手装置において、該作動流体循環手段
は、流体圧作動源と該流体継手とを接続する回路中に配
設され作動流体の循環系路を変更する方向制御手段と、
該リザーブタンクと該流体圧作動源とを接続す回路中に
配設され該流体圧作動源を選択的に大気と連通せしめる
切換手段とを具備している、ことを特徴とする流体継手
装置が提供される。
【0010】上記切換手段は、上記流体圧作動源と上記
リザーブタンクとを連通する状態と、流体圧作動源とリ
ザーブタンクとの連通を遮断するとともに流体圧作動源
を大気に連通せしめる状態とに選択的に作動するように
構成されている。また、上記切換手段は、上記リザーブ
タンクと上記流体圧作動源とを接続する回路を大気と遮
断する状態と、リザーブタンクと流体圧作動源とを接続
する回路を大気に連通せしめる状態とに選択的に作動す
るように構成されている。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明に従って構成された
流体継手装置の好適実施形態を図示している添付図面を
参照して、更に詳細に説明する。
【0012】図1には、本発明に従って構成された流体
継手装置を自動車用エンジンと摩擦クラッチとの間に配
設した駆動装置の一実施形態が示されている。図示の実
施形態における駆動装置は、原動機としての内燃機関2
と本発明に従って構成された流体継手装置4および摩擦
クラッチ8とによって構成されている。内燃機関2は図
示の実施形態においてはディーゼルエンジンからなって
おり、クランク軸21の端部には流体継手装置4の後述
するポンプ側が取り付けられる。
【0013】流体継手装置4は、ディーゼルエンジン2
に装着されたハウジング22にボルト23等の締結手段
によって取り付けられた流体継手ハウジング40内に配
設されている。図示の実施形態における流体継手装置4
は、ケーシング41とポンプ42およびタービン43を
有する流体継手400を具備している。
【0014】ケーシング41は、上記クランク軸21に
ボルト24によって内周部が装着されたドライブプレー
ト44の外周部にボルト441、ナット442等の締結
手段によって装着されている。なお、上記ドライブプレ
ート44の外周には、図示しないスタータモータの駆動
歯車と噛合する始動用のリングギヤ45が装着されてい
る。
【0015】ポンプ42は上記ケーシング41と対向し
て配設されている。このポンプ42は、椀状のポンプシ
ェル421と、該ポンプシェル421内に放射状に配設
された複数個のインペラ422とを備えており、ポンプ
シェル421が上記ケーシング41に溶接等の固着手段
によって取り付けられている。従って、ポンプ42のポ
ンプシェル421は、ケーシング41およびドライブプ
レート44を介してクランク軸21に連結される。この
ため、クランク軸21は流体継手装置4の入力軸として
機能する。
【0016】タービン43は上記ポンプ42と対向して
配設されている。このタービン43は、上記ポンプ42
のポンプシェル421と対向して配設された椀状のター
ビンシェル431と、該タービンシェル431内に放射
状に配設された複数個のランナ432とを備えている。
タービンシェル431は、上記入力軸としての上記クラ
ンク軸21と同一軸線上に配設された出力軸46にスプ
ライン嵌合されたタービンハブ47に溶接等の固着手段
によって取り付けられている。
【0017】図示の実施形態における流体継手装置4
は、上記ポンプ42とタービン43とによって形成され
る作動室4aから上記ケーシング41とタービン43と
によって形成される室400aを通して作動流体を循環
せしめる作動流体循環手段6を具備している。作動流体
循環手段6は、流体圧作動源としての油圧ポンプ60を
備えている。この油圧ポンプ60は上記流体継手ハウジ
ング40にボルト61等の固着手段によって取り付けら
れポンプハウジング62に配設されている。この油圧ポ
ンプ60は、上記ポンプ42のポンプシェル421に取
り付けられたポンプハブ48によって回転駆動されるよ
うに構成されている。なお、ポンプハブ48は上記出力
軸46を包囲するように突出形成されたポンプハウジン
グ62の筒状支持部620に軸受490によって回転可
能に支持されている。また、図2および図3に示すよう
に作動流体循環手段6に関連して、出力軸46に作動流
体の通路460が設けられているとともに、出力軸46
と筒状支持部620との間に作動流体の通路461が設
けられている。通路460は、その一端が出力軸46の
図において左端面に開口し上記ケーシング41とタービ
ン43とによって形成される室400aと連通してお
り、その他端が出力軸46の外周面に開口する径方向の
通路462と連通している。また、通路461は、上記
ポンプ42とタービン43とによって形成される作動室
4aと筒状支持部620に設けられた連通穴621とを
連通するように構成されている。
【0018】次に、作動流体循環手段6の一実施形態に
ついて、図2および図3に示す油圧回路を参照して説明
する。作動流体循環手段6は作動流体を収容するリザー
ブタンク65を具備しており、該リザーブタンク65内
の作動流体は上記油圧ポンプ60によって通路661を
通して吸い上げられ、通路662に吐出される。通路6
62に吐出された作動流体は、図2において矢印で示す
ように通路462、通路460、上記ケーシング41と
タービン43とによって形成される室400a、ポンプ
42とタービン43とによって形成される作動室4a、
通路461、連通穴621、戻り通路663、冷却器6
7および通路664を通してリザーブタンク65に循環
される。なお、通路662と通路664を結ぶリリーフ
通路665には、リリーフ弁68が配設されている。こ
のリリーフ弁68は、開弁圧が例えば6kg/cm2
に設定されており、通路662内の作動流体圧が6kg
/cm2 を越えると作動流体をリリーフ通路665を
介してリザーブタンク65に戻す。
【0019】上記リザーブタンク65と油圧ポンプ60
を接続する通路661には、電磁切替弁69(V1)が
配設されている。この電磁切替弁69(V1)は、除勢
(OFF)している図2に示す状態のときには上記リザ
ーブタンク65と油圧ポンプ60を連通しており、付勢
(ON)されると図3に示すようにリザーブタンク65
と油圧ポンプ60との連通を遮断し、油圧ポンプ60を
フィルタ70を介して大気に連通するように構成されて
いる。従って、電磁切替弁69(V1)が除勢(OF
F)しているときには、油圧ポンプ60によって通路6
61を通して汲み上げられ通路662に吐出された作動
流体は、図2において矢印で示すよう通路462、通路
460を通して流体継手400に流入し、更に通路46
1、連通穴621、戻り通路663、冷却器67および
通路664を通してリザーブタンク65に循環される。
一方、電磁切替弁69(V1)が付勢(ON)される
と、図3に示すようにリザーブタンク65と油圧ポンプ
60との連通が遮断され、油圧ポンプ60がフィルタ7
0を介して大気に連通するので、油圧ポンプ60は空気
を吸い込み、この空気を通路662、通路462、通路
460を介して流体継手400に送る。
【0020】図示の実施形態における流体継手装置4
は、上記作動流体循環手段6の電磁切替弁69を制御す
る制御手段100を具備している。制御手段100は、
マイクロコンピュータによって構成されており、制御プ
ログラムに従って演算処理する中央処理装置(CPU)
101と、制御プログラムを格納するリードオンリメモ
リ(ROM)102と、演算結果等を格納する読み書き
可能なランダムアクセスメモリ(RAM)103と、入
力インターフェース104および出力インターフェース
105とを備えている。このように構成された制御手段
100の入力インターフェース104には、車両の走行
速度を検出する車速検出センサ111、アクセルペダル
の踏み込み量を検出するアクセルセンサ112等の検出
信号が入力される。また、出力インターフェース105
からは、上記電磁切替弁69(VI)に制御信号が出力
される。
【0021】次に、上記摩擦クラッチ8について、図1
を参照して説明する。摩擦クラッチ8は、上記流体継手
ハウジング40にボルト81によって装着されたクラッ
チハウジング80内に配設されている。図示の実施形態
における摩擦クラッチ8は、上記流体継手の出力軸46
に装着されたクラッチドライブプレート82と、出力軸
46と同一軸線上に配設された伝動軸83(図示の実施
形態においては、図示しない変速機の入力軸)と、該伝
動軸83にスプライン嵌合されたクラッチハブ84に取
り付けられ外周部にクラッチフェーシング85が装着さ
れているドリブンプレート86と、該ドリブンプレート
86をクラッチドライブプレート82に押圧するプレッ
シャープレート87と、該プレッシャープレート87を
クラッチドライブプレート82に向けて付勢するダイア
フラムスプリング88と、該ダイアフラムスプリング8
8の内端部に係合してダイアフラムスプリング88を中
間部を支点881として作動するレリーズベアリング8
9と、該レリーズベアリング89を軸方向に作動せしめ
るクラッチレリーズフォーク90とを具備している。こ
のように構成された摩擦クラッチ8は、図示の状態にお
いてはダイアフラムスプリング88のばね力によってプ
レッシャープレート87がクラッチドライブプレート8
2に向けて押圧されており、従って、ドリブンプレート
86に装着されたクラッチフェーシング85がクラッチ
ドライブプレート82に押圧されて流体継手の出力軸4
6に伝達された動力がクラッチドライブプレート82お
よびドリブンプレート86を介して伝動軸83に伝達さ
れる。この動力伝達を遮断する場合は、図示しないスレ
ーブシリンダに油圧を供給してクラッチレリーズフォー
ク90を作動し、レリーズベアリング89を図1におい
て左方に移動すると、ダイアフラムスプリング88が図
において2点鎖線で示すように作動せしめられ、プレッ
シャープレート87への押圧力を解除することにより、
クラッチドライブプレート82からドリブンプレート8
6への動力伝達が遮断される。
【0022】図示の実施形態における流体継手装置4を
装備した駆動装置は以上のように構成されており、以下
その作動について図4に示すドラッグトルク制御のフロ
ーチャートをも参照して説明する。制御手段100は、
先ずステップS1において車速検出センサ111からの
検出信号に基づいて、車両の走行速度(V)が零(0)
即ち車両が停止しているか否かをチェックする。ステッ
プS1において車速(V)が零(0)でない場合、制御
手段100は車両が走行しておりドラッグトルク制御を
する必要はないと判断して、ステップS2に進み電磁切
替弁69(V1)を除勢(OFF)する。電磁切替弁6
9(V1)が除勢(OFF)すると、上述したように油
圧ポンプ60によって通路661に吐出された作動流体
は、図2において矢印で示す方向に循環せしめられてい
る。この状態では、ディーゼルエンジン2のクランク軸
21(入力軸)に発生した駆動力は、ドライブプレート
44を介して流体継手400のケーシング41に伝達さ
れる。ケーシング41とポンプ42のポンプシェル42
1は一体的に構成されているので、上記駆動力によって
ポンプ42が回転せしめられる。ポンプ42が回転する
とポンプ42内の作動流体は遠心力によりインペラ42
2に沿って外周に向かって流れ、矢印で示すようにター
ビン43側に流入する。タービン43側に流入した作動
流体は、中心側に向かって流れ矢印で示すようにポンプ
42に戻される。このように、ポンプ42とタービン4
3とによって形成される作動室4a内の作動流体がポン
プ42とタービン43内を循環することにより、ポンプ
42側の駆動トルクが作動流体を介してタービン43側
に伝達される。タービン43側に伝達された駆動力は、
タービンシェル431およびタービンハブ47を介して
出力軸46に伝達され、更に上記摩擦クラッチ8を介し
て図示しない変速機に伝達される。
【0023】上記ステップS1において車速(V)が零
(0)の場合は、制御手段100はステップS3に進み
アクセルセンサ112からの検出信号に基づいて、アク
セルペダルの踏み込み量(AP)が零(0)即ちアクセ
ルペダルが開放されているか否かをチェックする。ステ
ップS3においてアクセルペダルの踏み込み量(AP)
が零(0)でない場合は、制御手段100はエンジンが
アイドリング状態ではなくドラッグトルク制御する必要
はないと判断して、上記ステップS2に進み電磁切替弁
69(V1)を除勢(OFF)する。ステップS3にお
いてアクセルペダルの踏み込み量(AP)が零(0)即
ちアクセルペダルが開放されている場合には、制御手段
100はエンジンがアイドリング状態でりドラッグトル
ク制御をする必要があると判断して、ステップS4に進
み電磁切替弁69(V1)を付勢(ON)する。電磁切
替弁69(V1)が付勢(ON)されると、図3に示す
ようにリザーブタンク65と油圧ポンプ602との連通
が遮断され、油圧ポンプ602がフィルタ70を介して
大気に連通するので、油圧ポンプ602は空気を吸い込
み、この空気を通路662、通路462、通路460を
介して流体継手400に送る。この空気がポンプ42と
タービン43とによって形成される作動室4a内に吸入
されると、作動室4a内の作動流体量が減少するため、
ドラッグトルクが急激に低減する。以上のように車速
(V)が零(0)でアクセルペダルが開放されているエ
ンジンがアイドリング状態における流体継手のドラッグ
トルクを低減するために、電磁切替弁67(V1)を付
勢(ON)したならば、制御手段100はステップS1
に戻り車速(V)が零(0)でなくなった(車両が走行
状態)か、ステップS3においてアクセルペダルの踏み
込み量(AP)が零(0)でなくなった(アクセルペダ
ルが踏み込まれた)場合には、エンジンがアイドリング
状態ではないと判断し、上記ステップS2に進んで電磁
切替弁69(V1)を除勢(OFF)する。
【0024】次に、作動流体循環手段6の他の実施形態
について、図5および図6に示す油圧回路を参照して説
明する。図5および図6に示す実施形態は、上記図2お
よび図3の実施形態における電磁切替弁69(V1)に
代えて通路661に接続した通路666に電磁切替弁7
1(V2)を配設したものである。図5および図6に示
す実施形態は、電磁切替弁71(V2)以外は上記図2
および図3の実施形態と実質的に同一であるため、同一
部材には同一符号を付して、その説明は省略する。電磁
切替弁71(V2)は、除勢(OFF)されている図5
に示す状態においてはリザーブタンク65と油圧ポンプ
60とを接続する通路661を大気と遮断しており、付
勢(ON)された図6に示す状態においては上記通路6
61をフィルタ70が介して大気と連通するように構成
されている。従って、電磁切替弁71(V2)が除勢
(OFF)されたときには、作動流体は上記図2に示す
実施形態と同様に図5において矢印で示す方向に循環せ
しめられ、流体継手400による動力伝達が行われる。
一方、電磁切替弁71(V2)が付勢(ON)されたド
ラッグトルク制御時においては、図6に示すように上記
通路661が大気と連通するため、空気が吸い込まれ、
この空気がリザーブタンク65から油圧ポンプ60によ
って吸い上げられた作動流体に混入する。このようにし
て空気が混入された作動流体が通路662、通路46
2、通路460、上記ケーシング41とタービン43と
によって形成される室400aを通してポンプ42とタ
ービン43とによって形成される作動室4a内に導入さ
れると、作動室4a内の作動流体量が減少するため、ド
ラッグトルクが急激に低減する。
【0025】次に、流体継手装置4の他の実施形態につ
いて、図7乃至図10を参照して説明する。図7乃至図
10に示す実施形態は、上記図1乃至図3に示す流体継
手装置4に上記ケーシング41とタービン43とを直接
伝動連結するためのロックアップクラッチ50を付設す
るとともに、このロックアップクラッチ50を付設する
に伴って上記作動流体循環手段6の通路662および通
路663中に電磁方向制御弁72(V3)を配設したも
のであり、他の構成は上記図1乃至図3の実施形態と実
質的に同一であるため、同一部材には同一符号を付し
て、その説明は省略する。図7乃至図10に示す実施形
態におけるロックアップクラッチ50は、ケーシング4
1とタービン43との間に配設されケーシング41との
間に外側室40aを形成するとともにタービン43との
間に内側室40bを形成するクラッチディスク51を備
えている。このクラッチディスク51は、内周縁が上記
タービンハブ47の外周に相対回転可能でかつ軸方向に
摺動可能に支持されており、その外周部には上記ケーシ
ング41と対向する面にクラッチフェーシング52が装
着されている。また、クラッチディスク51の外周部に
おける内側室40b側には、環状の凹部53が形成され
ており、この凹部53にそれぞれ支持片54によって支
持された複数個のダンパースプリング55が所定の間隔
を置いて配設されている。この複数個のダンパースプリ
ング55の両側には上記クラッチディスク51に取り付
けられた入力側リテーナ56が突出して配設されている
とともに、各ダンパースプリング55間には上記タービ
ン43のタービンシェル431に取り付けられた出力側
リテーナ57が突出して配設されている。
【0026】図示の実施形態におけるロックアップクラ
ッチ50は以上のように構成されており、その作動につ
いて説明する。上記内側室40b側の作動流体の圧力が
外側室40aの作動流体の圧力より高い場合、即ち後述
する作動流体循環手段によって供給される作動流体がポ
ンプ42とタービン43とによって形成される作動室4
aから内側室40bを通して外側室40aに流れる場合
には、上記クラッチディスク51が図1において左方に
押圧されるので、クラッチディスク51に装着されたク
ラッチフェーシング52がケーシング41に押圧されて
摩擦係合する。従って、ケーシング41とタービン43
は、クラッチフェーシング52、クラッチディスク5
1、入力側リテーナ56、ダンパースプリング55、出
力側リテーナ57を介して直接伝動連結される。一方、
上記外側室40aの作動流体の圧力が内側室40b側の
作動流体の圧力より高い場合、即ち後述する作動流体循
環手段によって供給される作動流体が外側室40aから
内側室40bを通してポンプ42とタービン43とによ
って形成される作動室4aに循環する場合には、上記ク
ラッチディスク51が図1において右方に押圧されるの
で、クラッチディスク51に装着されたクラッチフェー
シング52はケーシング41と摩擦係合せず、従って、
ケーシング41とタービン43との伝動連結は解除され
ている。
【0027】図7乃至図10に示す実施形態における作
動流体循環手段6は、上記図1乃至図3に示す作動流体
循環手段6の通路662および通路663中に配設され
た電磁方向制御弁72(V3)を具備している。この電
磁方向制御弁72(V3)は、除勢(OFF)されてい
るときには図8および図9に示すように、油圧ポンプ6
0に接続された通路662aと上記通路462に連通し
ている通路662bとを連通するとともに、連通路62
1に連通している通路663aと上記冷却器67に接続
された通路663bとを連通している。また、電磁方向
制御弁72(V2)は、付勢(ON)すると図10に示
すように、油圧ポンプ60に接続された通路662aと
上記通路663aとを連通するとともに、上記通路66
2bと上記通路663bとを連通せしめる。なお、上記
電磁切替弁69(V1)および電磁方向制御弁71(V
3)は、上記図1乃至図3の実施形態における制御手段
100によって制御される。
【0028】図7乃至図10に示す実施形態における流
体継手装置は以上のように構成されており、以下その作
動について説明する。先ず、ディーゼルエンジン2がア
イドリング回転以上の回転速度で運転され、流体継手に
よって駆動トルクを伝達する状態について説明する。こ
の場合、作動流体循環手段6の上記電磁方向制御弁72
(V3)が除勢(OFF)されているとともに、電磁切
替弁69(V1)が除勢(OFF)されており、作動流
体は図8において矢印で示す方向に循環せしめられてい
る。この図8に示す状態は、上記図2に示す実施形態と
同様である。即ち、ディーゼルエンジン2のクランク軸
21(入力軸)によってケーシング41とポンプ42が
回転せしめられると、ポンプ42内の作動流体が遠心力
によりインペラ422に沿って外周に向かって流れ、矢
印で示すようにタービン43側に流入してポンプ42側
の駆動トルクが作動流体を介してタービン43側に伝達
される。タービン43側に伝達された駆動力は、タービ
ンシェル431およびタービンハブ47を介して出力軸
46に伝達され、更に上記摩擦クラッチ8を介して図示
しない変速機に伝達される。なお、作動流体が図8にお
いて矢印で示す方向に循環せしめられているときは、上
述したように上記クラッチディスク51が図7および図
8において右方に押圧されるので、ロックアップクラッ
チ50はケーシング41とタービン43との伝動連結は
解除している。
【0029】次に、ディーゼルエンジン2がアイドリン
グ運転している状態について説明する。なお、この場合
は、図9に示すように作動流体循環手段6の上記電磁方
向制御弁72(V3)が除勢(OFF)されているとと
もに、電磁切替弁69(V1)が付勢(ON)される。
電磁切替弁69(V1)が付勢(ON)されると、図8
に示すようにリザーブタンク65と油圧ポンプ60との
連通が遮断され、油圧ポンプ60がフィルタ70を介し
て大気に連通するので、油圧ポンプ60は空気を吸い込
み、この空気を通路662a、通路662b、通路46
2、通路460を介して流体継手400に送る。この空
気がポンプ42とタービン43とによって形成される作
動室4a内に吸入されると、作動室4a内の作動流体量
が減少するため、ドラッグトルクが急激に低減する。
【0030】次に、ロックアップクラッチ50を作動し
て、ケーシング41とタービン43を直結して駆動トル
クを伝達する状態について説明する。この場合、作動流
体循環手段の上記電磁方向制御弁72(V3)が付勢
(ON)されるとともに、電磁切替弁69(V1)が除
勢(OFF)されており、作動流体は図10において矢
印で示す方向に循環せしめられている。従って、上述し
たように内側室40b側の作動流体の圧力が外側室40
a側の作動流体の圧力より高く、クラッチディスク51
が図7および図10において左方に押圧されるので、ク
ラッチディスク51に装着されたクラッチフェーシング
52がケーシング41に押圧されて摩擦係合する。従っ
て、ケーシング41とタービン43は、クラッチフェー
シング52、クラッチディスク51、入力側リテーナ5
6、ダンパースプリング55、出力側リテーナ57を介
して直接伝動連結される。従って、ディーゼルエンジン
2のクランク軸21(入力軸)に発生した駆動力は、ド
ライブプレート44、ケーシング41、ロックアップク
ラッチ50、タービン43、タービンハブ47を介して
出力軸46に伝達され、更に上記摩擦クラッチ8を介し
て図示しない変速機に伝達される。なお、図示の実施形
態においては上述したようにドラッグトルクを減少する
ことができるので、ドラッグトルクを低下させるために
作動流体の供給圧力を下げる必要はないので、ロックア
ップクラッチの作動圧不足が生ずることはない。
【0031】次に、図7乃至図10に示す実施形態にお
ける流体継手装置4の作動流体循環手段6の他の実施形
態について、図11乃至図13を参照して説明する。図
11乃至図13に示す実施形態は、上記図7乃至図10
の実施形態における電磁切替弁69(V1)に代えて通
路661に接続した通路666に上記図5および図6の
実施形態で用いた電磁切替弁71(V2)を配設したも
のである。図11乃至図13に示す実施形態は、電磁切
替弁71(V2)以外は上記図7乃至図10の実施形態
と実質的に同一であるため、同一部材には同一符号を付
して、その説明は省略する。電磁切替弁71(V2)
は、除勢(OFF)されている図11に示す状態におい
てはリザーブタンク65と油圧ポンプ60とを接続する
通路661を大気と遮断しており、付勢(ON)された
図12に示す状態においては上記通路661をフィルタ
70を介して大気と連通するように構成されている。従
って、電磁切替弁71(V2)が除勢(OFF)された
ときには、作動流体は上記図5に示す実施形態と同様に
図11において矢印で示す方向に循環せしめられ、流体
継手400による動力伝達が行われる。一方、電磁切替
弁71(V2)が付勢(ON)されたドラッグトルク制
御時においては、図12に示すように上記通路661が
大気と連通するため、空気が吸い込まれ、この空気がリ
ザーブタンク65から油圧ポンプ60によって吸い上げ
られた作動流体に混入する。このようにして空気が混入
された作動流体が通路462、通路460、上記ケーシ
ング41とタービン43とによって形成される室400
aを通してポンプ42とタービン43とによって形成さ
れる作動室4a内に導入されると、作動室4a内の作動
流体量が減少するため、ドラッグトルクが急激に低減す
る。また、ロックアップクラッチ50を作動して、ケー
シング41とタービン43を直結して駆動トルクを伝達
する場合には、電磁方向制御弁72(V3)を付勢(O
N)するとともに、電磁切替弁69(V1)を除勢(O
FF)する。この結果、作動流体が図13において矢印
で示す方向に循環せしめられるので、上記図10に示す
実施形態と同様にロックアップクラッチ50がケーシン
グ41とタービン43を直結する。
【0032】
【発明の効果】本発明による流体継手装置は以上のよう
に構成されているので、以下に述べる作用効果を奏す
る。
【0033】即ち、本発明による流体継手装置において
は、作動流体を循環せしめる作動流体循環手段は、リザ
ーブタンクと流体圧作動源とを接続す回路中に流体圧作
動源を選択的に大気と連通せしめる切換手段を配設した
ので、流体継手を駆動するエンジンのアイドリング運転
時に切換手段によって流体圧作動源を大気と連通するこ
とにより、空気を吸引してこの空気を流体継手に導入
し、作動室内の作動流体量を減少せしめて、ドラッグト
ルクを急激に低減することができる。従って、エンジン
のアイドリング運転が円滑となり、異常振動の発生を防
ぐことができるとともに、アイドリング運転時の燃費を
向上することができる。
【0034】また、本発明によれば、上述したように流
体継手に循環せしめる作動流体の流体圧を低減すること
なくドラッグトルクを低減することができるので、ロッ
クアップクラッチを備えた流体継手において、ロックア
ップクラッチの作動圧が不足することはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従って構成された流体継手装置を装備
した駆動装置の一実施形態を示す断面図。
【図2】図1に示す流体継手装置の作動流体循環手段の
作動状態を示すもので、流体継手によって駆動トルクを
伝達する状態の説明図。
【図3】図1に示す流体継手装置の作動流体循環手段の
作動状態を示すもので、流体継手を駆動するエンジンの
アイドリング運転時における作動状態の説明図。
【図4】図1に示す流体継手装置に装備される制御手段
のドラッグトルク制御の動作を示すフローチャート。
【図5】図1に示す流体継手装置の作動流体循環手段の
他の実施形態を示すもので、流体継手によって駆動トル
クを伝達する状態の説明図。
【図6】図5に示す作動流体循環手段における作動状態
を示すもので、流体継手を駆動するエンジンのアイドリ
ング運転時における作動状態の説明図。
【図7】本発明に従って構成された流体継手装置を装備
した駆動装置の他の実施形態を示す断面図。
【図8】図7に示す流体継手装置の作動流体循環手段の
作動状態を示すもので、流体継手によって駆動トルクを
伝達する状態の説明図。
【図9】図7に示す流体継手装置の作動流体循環手段の
作動状態を示すもので、流体継手を駆動するエンジンの
アイドリング運転時における作動状態の説明図。
【図10】図7に示す流体継手装置の作動流体循環手段
の作動状態を示すもので、ロックアップクラッチを作動
した状態の説明図。
【図11】図7に示す流体継手装置の作動流体循環手段
の他の実施形態を示すもので、流体継手によって駆動ト
ルクを伝達する状態の説明図。
【図12】図7に示す流体継手装置の作動流体循環手段
の他の実施形態を示すもので、流体継手を駆動するエン
ジンのアイドリング運転時における作動状態の説明図。
【図13】図7に示す流体継手装置の作動流体循環手段
の他の実施形態を示すもので、ロックアップクラッチを
作動した状態の説明図。
【符号の説明】
2:内燃機関 21:クランク軸 4:流体継手装置 40:流体継手ハウジング 41:ケーシング 42:ポンプ 400:流体継手 421:ポンプシェル 422:インペラ 43:タービン 431:タービンシェル 432:ランナ 44:ドライブプレート 45:リングギヤ 46:出力軸 47:タービンハブ 48:ポンプハブ 50:ロックアップクラッチ 51:クラッチディスク 52:クラッチフェーシング 55:ダンパースプリング 56:入力側リテーナ 57:出力側リテーナ 6:作動流体循環手段 60:油圧ポンプ 62:ポンプハウジング 65:リザーブタンク 67:冷却器 68:リリーフ弁 69:電磁切替弁(V1) 70:フィルタ 71:電磁切替弁(V2) 72:電磁方向制御弁(V3) 8:摩擦クラッチ 80:クラッチハウジング 82:クラッチドライブプレート 83:伝動軸 84:クラッチハブ 85:クラッチフェーシング 86:ドリブンプレート 87:プレッシャープレート 88:ダイアフラムスプリング 89:レリーズベアリング 90:クラッチレリーズフォーク 100:制御手段 111:車速検出センサ 112:アクセルセンサ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力軸に連結されたケーシングと、該ケ
    ーシングと対向して配設され該ケーシングに取り付けら
    れたポンプと、該ポンプと該ケーシングによって形成さ
    れた室に該ポンプと対向して配設され該入力軸と同一軸
    線上に配置された出力軸に取り付けられたタービンとを
    有する流体継手と、 該流体継手にリザーブタンク内の作動流体を循環するた
    めの流体圧作動源を備えた作動流体循環手段と、を具備
    する流体継手装置において、 該作動流体循環手段は、該リザーブタンクと該流体圧作
    動源とを接続す回路中に配設され該流体圧作動源を選択
    的に大気と連通せしめる切換手段を具備している、 ことを特徴とする流体継手装置。
  2. 【請求項2】 該切換手段は、該流体圧作動源と該リザ
    ーブタンクとを連通する状態と、該流体圧作動源と該リ
    ザーブタンクとの連通を遮断するとともに該流体圧作動
    源を大気に連通せしめる状態とに選択的に作動する、請
    求項1記載の流体継手装置。
  3. 【請求項3】 該切換手段は、該リザーブタンクと該流
    体圧作動源とを接続す回路を大気と遮断する状態と、該
    リザーブタンクと該流体圧作動源とを接続す回路を大気
    に連通せしめる状態とに選択的に作動する、請求項1記
    載の流体継手装置。
  4. 【請求項4】 入力軸に連結されたケーシングと、該ケ
    ーシングと対向して配設され該ケーシングに取り付けら
    れたポンプと、該ポンプと該ケーシングによって形成さ
    れた室に該ポンプと対向して配設され該入力軸と同一軸
    線上に配置された出力軸に取り付けられたタービンと、
    を有する流体継手と、 該ケーシングと該タービンとの間に配設され該ケーシン
    グとの間に外側室を形成するとともに該タービンとの間
    に内側室を形成するクラッチディスクを備え、該外側室
    と該内側室との流体圧差によって該ケーシングと該ター
    ビンとを係合するロックアップクラッチと、 該流体継手にリザーブタンク内の作動流体を循環するた
    めの流体圧作動源を備えた作動流体循環手段と、を具備
    する流体継手装置において、 該作動流体循環手段は、流体圧作動源と該流体継手とを
    接続する回路中に配設され作動流体の循環系路を変更す
    る方向制御手段と、該リザーブタンクと該流体圧作動源
    とを接続す回路中に配設され該流体圧作動源を選択的に
    大気と連通せしめる切換手段とを具備している、 ことを特徴とする流体継手装置。
  5. 【請求項5】 該切換手段は、該流体圧作動源と該リザ
    ーブタンクとを連通する状態と、該流体圧作動源と該リ
    ザーブタンクとの連通を遮断するとともに該流体圧作動
    源を大気に連通せしめる状態とに選択的に作動する、請
    求項4記載の流体継手装置。
  6. 【請求項6】 該切換手段は、該リザーブタンクと該流
    体圧作動源とを接続す回路を大気と遮断する状態と、該
    リザーブタンクと該流体圧作動源とを接続す回路を大気
    に連通せしめる状態とに選択的に作動する、請求項4記
    載の流体継手装置。
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