JP2000337350A - ユニバーサルジョイント - Google Patents

ユニバーサルジョイント

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JP2000337350A
JP2000337350A JP11144959A JP14495999A JP2000337350A JP 2000337350 A JP2000337350 A JP 2000337350A JP 11144959 A JP11144959 A JP 11144959A JP 14495999 A JP14495999 A JP 14495999A JP 2000337350 A JP2000337350 A JP 2000337350A
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DENKOO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 向きの変更を3軸方向に行うことができるユ
ニバーサルジョイントを得る。 【解決手段】 ジョイント基体1の一端の1対のブラケ
ット2a,2bの間に介在させたロックカラー6を第1
のロックボルト16とロックナット17の締付けて、ロ
ックカラー6の外周の片側に開口させたカラースリット
8を狭め、カラースリット8の底部に沿って設けたロッ
クボルト通し孔9に通された第1の軸10を締付ける。
ジョイント基体1の反対側の面に、同心状に開口する第
2の軸通し孔21とこれより大径のカラー挿入孔22の
うちカラー挿入孔22に筒状カラー24を挿入し、筒状
カラー24に第2の軸30を通す。筒状カラー24の基
体スリット23を横切ってジョイント基体1を貫通する
第2のロックボルト29による締付けで基体スリット2
3を狭め、カラースリット26を狭める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はユニバーサルジョイ
ントに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は例えば人体の患部を温める治療用
ヒータのスタンドアームの先端で、該治療用ヒータの向
きの変更のために設けられている従来のユニバーサルジ
ョイントの分解斜視図を示し、図6はこのユニバーサル
ジョイントの斜視図を示したものである。
【0003】このユニバーサルジョイントは、アルミニ
ュウム等の金属製のジョイント基体1を備え、このジョ
イント基体1の一端には1対のブラケット2a,2bが
平行する向きで突設されている。一方のブラケット2a
には、ロックボルト通し孔3が四角形の角孔として貫通
して形成されている。他方のブラケット2bには、圧力
プレート貫通孔4が形成されている。
【0004】1対のブラケット2a,2bの間には、対
向面5a,5bが平行面となっているロックカラー6が
介在されている。このロックカラー6は、ガラス繊維で
補強されたポリアセタール樹脂で形成されている。該ロ
ックカラー6の中心には、その対向面5a,5bを貫通
してロックボルト通し孔7が形成されている。該ロック
カラー6の外周の片側には、ロックボルト通し孔7に達
するカラースリット8が形成されている。また、該ロッ
クカラー6の外周には、カラースリット8に沿いロック
ボルト通し孔7の一部を横切って軸孔9´が形成されて
いる。
【0005】この軸孔9´には軸10´が通されてい
る。軸10´の外周には、ロックボルト通し孔7に対向
する部分に抜止め溝11が形成されている。ロックカラ
ー6の外に突出する軸10´の部分の外周には取付け座
12が固定されている。該取付け座12を貫通した軸1
0´の基端部はネジ部10a´となっており、このネジ
部10a´には取付けナット13が螺合されている。
【0006】他方のブラケット2bの圧力プレート貫通
孔4には、圧力プレート14が回り止め状態でスライド
可能に嵌め込まれている。圧力プレート14には、ロッ
クボルト通し孔15が貫通して形成されている。
【0007】かかる状態で、一方のブラケット2aのロ
ックボルト通し孔3とロックカラー6のロックボルト通
し孔7と圧力プレート14のロックボルト通し孔15に
ロックボルト16´が通されている。ロックボルト16
´には、その頭部16a´に隣接して四角形の角形部1
6b´が設けられ、この角形部16b´が四角形の角孔
よりなるロックボルト通し孔3に通されて回り止めされ
ている。
【0008】圧力プレート14のロックボルト通し孔1
5を通り抜けたロックボルト16´のネジ部16c´に
六角ナットよりなるロックナット17´が螺合されて、
その締結によりカラースリット8の幅が狭められて軸1
0´が締結されている。
【0009】このようなユニバーサルジョイントの従来
例では、ジョイント基体1にはスタンドアーム18が接
続され、ネジ部10a´と取付けナット13により治療
用ヒータヒータ(図5,図6では、図示せず)が取付け
られている。
【0010】このため治療用ヒータヒータの向きは、ユ
ニバーサルジョイントのロックボルト16´の回りでロ
ックカラー6を回すことにより、また軸10´をその軸
心の回りにロックカラー6に対して回すことにより、2
軸方向に変更することができる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ユニバーサルジョイントでは、向きの変更が2軸方向に
しかできないので、向きの変更が思うようにならない問
題点があった。
【0012】また、従来のユニバーサルジョイントで
は、1対のブラケット2a,2bの間でロックカラー6
が回転するので、ロックカラー6の回転時に異音を発す
る問題点があった。
【0013】さらに、ロックボルト16´のネジ部16
c´に六角ナットよりなるロックナット17´を螺合し
てロックカラー6の締め付けを行うので、締め付け過ぎ
てロックカラー6が回転できなくなる問題点があった。
【0014】本発明の目的は、向きの変更を3軸方向に
行うことができるユニバーサルジョイントを提供するこ
とにある。
【0015】本発明の他の目的は、ロックカラーの回転
時に異音を発しないユニバーサルジョイントを提供する
ことにある。
【0016】本発明の他の目的は、ロックナットの締め
付け過ぎによりロックカラーが回転できなくなる事態の
発生を防止できるユニバーサルジョイントを提供するこ
とにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は、ジョイント基
体の一端に1対のブラケットが平行する向きで突設さ
れ、これらブラケットの一方にはロックボルト通し孔が
貫通して形成され、これらブラケットの他方には圧力プ
レート貫通孔が形成され、1対のブラケットの間には対
向面が平行面となっているロックカラーが介在され、該
ロックカラーの中心にはその対向面を貫通してロックボ
ルト通し孔が形成され、該ロックカラーの外周の片側に
はロックボルト通し孔に達するカラースリットが形成さ
れ、該ロックカラーの外周にはカラースリットに沿いロ
ックボルト通し孔を横切って第1の軸孔が形成され、該
第1の軸孔には第1の軸が通され、他方のブラケットの
圧力プレート貫通孔には圧力プレートが嵌め込まれ、該
圧力プレートにはロックボルト通し孔が貫通して形成さ
れ、一方のブラケットのロックボルト通し孔とロックカ
ラーのロックボルト通し孔と圧力プレートのロックボル
ト通し孔に第1のロックボルトが通され、圧力プレート
のロックボルト通し孔を通り抜けた第1のロックボルト
のネジ部にロックナットが螺合されてその締結によりカ
ラースリットの幅が狭められて第1のロックボルトが締
結されているユニバーサルジョイントを改良するもので
ある。
【0018】本発明にかかるユニバーサルジョイントに
おいては、ジョイント基体の各ブラケットの突設側とは
反対側の面に、ロックボルトに直交する向きで第2の軸
通し孔と該孔の入口に同心状に該孔より大径で開口する
カラー挿入孔とが形成されている。ジョイント基体に
は、カラー挿入孔に沿って該カラー挿入孔に達する基体
スリットが形成されている。カラー挿入孔には、筒状カ
ラーが挿入されている。該筒状カラーには、その軸心に
沿って第2の軸孔が貫通して形成されている。該筒状カ
ラーの外周の一部には、第2の軸孔に沿って該第2の軸
孔に達するカラースリットが基体スリットに対向するよ
うに形成されている。該筒状カラーには、そのカラース
リットを横切ってロックボルト通し孔が形成されてい
る。ジョイント基体にも、筒状カラーのロックボルト通
し孔に対向させてロックボルト通し孔が形成されてい
る。筒状カラーの第2の軸孔とその先のジョイント基体
の第2の軸通し孔には、第2の軸が通されている。ジョ
イント基体のロックボルト通し孔と筒状カラーのロック
ボルト通し孔には、第2のロックボルトが通されてい
る。該第2のロックボルトの締結により、ジョイント基
体の基体スリットと筒状カラーのカラースリットとの幅
が狭められて第2の軸が締付けられている。ジョイント
基体より外に出ている第2の軸には、取付け部材が一体
に設けられている。
【0019】このような構造のユニバーサルジョイント
では、向きの変更が、従来と同様に第1のロックボルト
の回りでのロックカラーの回転と、第1の軸のその軸心
の回りのロックカラーに対する回転とで行える以外に、
第2の軸のその軸心の回りの筒状カラーに対する回転が
行えて、3軸方向に行うことができる。このためユニバ
ーサルジョイントの向きの変更が、従来に比べて非常に
容易になる利点がある。
【0020】また、本発明にあっては、基体スリット
は、カラー挿入孔の方向に沿って該カラー挿入孔に達す
るスリット部と、該スリット部の端部で直角に曲がるス
リット部とでL状に形成されていることが好ましい。こ
のように基体スリットがL状に形成されていると、対形
のブラケットを突設することなく、基体スリットの大型
化を招かずに第2の軸の締付けを行うことができる。ま
た、L状スリットによれば、第2の軸の締付け時におけ
る基体スリットの変形を容易に行わせることができる。
【0021】また、本発明にあっては、ロックカラーと
その両側の各ブラケットとの間には、樹脂製のロックワ
ッシャが介在されていることが好ましい。このように樹
脂製のロックワッシャが介在されていると、ロックカラ
ーの回転時に異音を発しないようになる。
【0022】さらに、本発明にあっては、第1のロック
ボルトに螺合されているロックナットは袋ナットからな
り、該袋ナットは第1のロックボルトのネジ部に螺合さ
れて圧力プレートを押圧するネジ筒部と、該ネジ筒部の
先端より後退した外周にて前記ブラケットに当接するよ
うに設けられたストッパー部とを備えていることが好ま
しい。このようになっていると、袋ナットを締めていく
ことにより、ネジ筒部の先端で圧力プレートを介してロ
ックカラーが圧縮されて、カラースリットの間隔が狭ま
り、その過程でストッパー部の先端がブラケットに当接
し、それ以上締まらなくなる。このため、ロックナット
の締め付け過ぎにより、ロックカラーが回転できなくな
る事態の発生を防止することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】図1乃至図4は本発明に係るユニ
バーサルジョイントにおける実施の形態の一例を示した
もので、図1は本例のユニバーサルジョイントの分解斜
視図、図2(A)(B)は本例のユニバーサルジョイン
トの縦断側面図及び縦断平面図、図3は本例のユニバー
サルジョイントでのジョイント基体の背面図、図4は本
例のユニバーサルジョイントの斜視図である。
【0024】本例のユニバーサルジョイントでも、ジョ
イント基体1の一端に1対のブラケット2a,2bが平
行する向きで突設されている。一方のブラケット2aに
は、四角形の角孔として貫通して形成されている。他方
のブラケット2bには、圧力プレート貫通孔4が形成さ
れている。
【0025】これらブラケット2a,2bの間には、対
向面5a,5bが平行面となっているロックカラー6が
介在されている。該ロックカラー6の中心には、その対
向面5a,5bを貫通してロックボルト通し孔7が形成
されている。該ロックカラー6の外周の片側には、ロッ
クボルト通し孔7に達するカラースリット8が形成され
ている。該ロックカラー6の外周には、カラースリット
8に沿いロックボルト通し孔7を横切って第1の軸孔9
が形成されている。該第1の軸孔9には、第1の軸10
が回転可能に通されている。該第1の軸孔9の外周に
は、抜止め溝11が形成されている。他方のブラケット
2bの圧力プレート貫通孔4には、圧力プレート14が
回り止めされた状態で該圧力プレート貫通孔4に沿って
摺動可能に嵌め込まれている。圧力プレート14には、
ロックボルト通し孔15が貫通して形成されている。ロ
ックカラー6とその両側の各ブラケット2a,2bとの
間には、ナイロン製のロックワッシャ19a,19bが
介在されている。
【0026】一方のブラケット2aのロックボルト通し
孔3と、ロックワッシャ19aの孔と、ロックカラー6
のロックボルト通し孔7と、ロックワッシャ19bの孔
と、圧力プレート14のロックボルト通し孔15に第1
のロックボルト16が通され、圧力プレート14のロッ
クボルト通し孔15を通り抜けた第1のロックボルト1
6のネジ部16cに袋ナットからなるロックナット17
が螺合されてその締結によりカラースリット8の幅が狭
められて第1のロックボルト16が締結されている。袋
ナットからなるロックナット17は、第1のロックボル
ト16のネジ部16cに螺合されて圧力プレート14を
押圧するネジ筒部17aと、該ネジ筒部17aの先端よ
り後退した外周にてブラケット2bに当接するように設
けられたストッパー部17bとを備えている。
【0027】第1の軸孔9の外周の抜止め溝11には、
これに直交する向きで第1のロックボルト16の外周の
一部が嵌まり込んで、第1の軸孔9の抜止めがなされて
いる。
【0028】第1の軸10の先端部は、L状の切欠き部
10bが設けられ、端部10cが残っている。切欠き部
10b内に臨むようにしてロックカラー6にネジからな
る回転ストッパー20が突設されている。この回転スト
ッパー20に、第1の軸10が回転の最中に端部10c
が当たると、該第1の軸10の回転が停止されるように
なっている。このため該ユニバーサルジョイントに電気
コード等が添わされていても、絡み付いて切断されるの
を防止することができる。電気コード等が添わされてい
ない場合等においては、回転ストッパー20や端部10
cを省略することができる。
【0029】ジョイント基体1の各ブラケット2a,2
bの突設側とは反対側の他方の面には、ロックボルト1
6に直交する向きで第2の軸通し孔21と該孔の入口に
同心状に該孔より大径で開口するカラー挿入孔22とが
形成されている。第2の軸通し孔21はジョイント基体
1を貫通して、各ブラケット2a,2bの基部を支持し
ている支持面1aに開口されている。
【0030】ジョイント基体1には、カラー挿入孔22
の方向に沿ってこのカラー挿入孔22に達するスリット
部23aと、このスリット部23aの端部で直角に曲が
るスリット部23bとからなるL状の基体スリット23
が設けられている。
【0031】カラー挿入孔22には、筒状カラー24が
挿入されている。この筒状カラー24は、ロックカラー
6と同様な材質により形成されている。該筒状カラー2
4には、その軸心に沿って第2の軸孔25が貫通して形
成されている。該筒状カラー24の外周の一部には、第
2の軸孔25に沿って該第2の軸孔25に達するカラー
スリット26が形成されている。該筒状カラー24に
は、そのカラースリット26を横切ってロックボルト通
し孔27が形成されている。この筒状カラー24は、カ
ラースリット26が基体スリット23のスリット部23
aに対向させてカラー挿入孔22に挿入されている。
【0032】ジョイント基体1には、筒状カラー24の
ロックボルト通し孔27に対向させてロックボルト通し
孔28が形成されている。このロックボルト通し孔28
の先端は、ネジ孔28aとなっている。このロックボル
ト通し孔28には、第2のロックボルト29が通され、
その先端のネジ部29aがロックボルト通し孔28の先
端のネジ孔28aに螺合されて、該第2のロックボルト
29による締付けでL状の基体スリット27で囲まれた
ジョイント基体1の一部1bの先端側が動いて筒状カラ
ー23の締付けが行われるようになっている。
【0033】筒状カラー24の第2の軸孔25とその先
のジョイント基体1の第2の軸通し孔21には、第2の
軸30が通されている。この第2の軸30の第2のロッ
クボルト29との交差部分の外周には抜止め溝31が設
けられ、この抜止め溝31に第2のロックボルト29の
途中の部分が嵌め込まれ、第2の軸30の抜け止めがな
されている。ジョイント基体1を通り抜けた第2の軸3
0の先端部外周にはロック溝32が設けられ、この第2
の軸30の先端部外周にワッシャ33を介してU字状の
止め輪34が嵌められ、この止め輪34がロック溝32
に挿入されて第2の軸30の抜止めロックがなされてい
る。
【0034】ジョイント基体1より外に出ている第2の
軸30に、板状の取付け部材35が一体に設けられてい
る。この取付け部材35には、ジョイント基体1の他方
の面に対向して回転ストッパー36が突設されている。
ジョイント基体1の他方の面には、この回転ストッパー
36が挿入される回転範囲制限溝37が形成されてい
る。
【0035】この例では、第1の軸10の基端のネジ部
10aには、従来例と違ってスタンドアーム18の先端
部が螺合され、ロックナット38でロックされている。
取付け部材35には、治療用ヒータ39が取付けられて
いる。
【0036】このような構造のユニバーサルジョイント
では、向きの変更が、従来と同様に第1のロックボルト
16の回りでのロックカラー6の回転と、第1の軸10
のその軸心の回りのロックカラー6に対する回転とで行
える以外に、第2の軸30のその軸心の回りの筒状カラ
ー24に対する回転が行えて、3軸方向に行うことがで
きる。このためユニバーサルジョイントの向きの変更
が、従来に比べて非常に容易になる利点がある。
【0037】また、基体スリット1には、カラー挿入孔
22の方向に沿って該カラー挿入孔22に達するスリッ
ト部23aと、該スリット部23aの端部で直角に曲が
るスリット部23bとでL状に形成されているので、対
形のブラケットを突設することなく、基体スリット1の
大型化を招かずに第2の軸30の締付けを行うことがで
きる。また、L状のスリット23によれば、第2の軸3
0の締付け時に、L状の基体スリット27で囲まれたジ
ョイント基体1の一部1bの先端側が動いて基体スリッ
ト1の変形を容易に行わせることができる。
【0038】また、ロックカラー6とその両側の各ブラ
ケット2a,2bとの間には、樹脂製のロックワッシャ
19a,19bが介在されているので、ロックカラー6
の回転時に異音を発しないようになる。
【0039】また、第1のロックボルト16に螺合され
ているロックナット17が袋ナットからなり、該袋ナッ
トは第1のロックボルト16のネジ部16cに螺合され
て圧力プレート14を押圧するネジ筒部17aと、該ネ
ジ筒部17aの先端より後退した外周でブラケット2b
に当接するように設けられたストッパー部17cとを備
えているので、該袋ナットを締めていくと、ネジ筒部1
7aの先端で圧力プレート14を介してロックカラー6
が圧縮されて、カラースリット8の間隔が狭まり、その
過程でストッパー部17cの先端がブラケット2bに当
接し、それ以上締まらなくなる。このため、ロックナッ
ト17の締め付け過ぎにより、ロックカラー6が回転で
きなくなる事態の発生を防止することができる。
【0040】さらに、第1,第2の軸10,31に抜止
め溝11,31を設けて、これら抜止め溝11,31に
第1,第2のロックボルト16,29の一部を嵌める
と、第1,第2の軸10,31の抜止めを別の部品を用
いなくても行うことができる。なお、第2のロックボル
ト29はジョイント基体1を貫通させて、ジョイント基
体1とは別体のナットの締付けで、基体スリット23の
スリット部23aを狭めるようにしてもよい。
【0041】上記例では、治療用ヒータとスタンドアー
ムとの間にこのユニバーサルジョイントを設けた例につ
いて示したが、本発明のユニバーサルジョイントはこれ
に限定されるものではなく、例えばカメラの3脚上の雲
台やその他の機械で向きを変更する部分等の用途にも同
様に使用することができる。
【0042】
【発明の効果】本発明に係るユニバーサルジョイントに
おいては、向きの変更を、従来と同様に第1のロックボ
ルトの回りでのロックカラーの回転と、第1の軸のその
軸心の回りのロックカラーに対する回転とで行える以外
に、第2の軸のその軸心の回りの筒状カラーに対する回
転が行えて、3軸方向に行うことができる。このためユ
ニバーサルジョイントの向きの変更が、従来に比べて非
常に容易になる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るユニバーサルジョイントにおける
実施の形態の一例の分解斜視図である。
【図2】(A)(B)は本例のユニバーサルジョイント
の縦断側面図及び縦断平面図である。
【図3】本例のユニバーサルジョイントでのジョイント
基体の背面図である。
【図4】本例のユニバーサルジョイントの斜視図であ
る。
【図5】従来のユニバーサルジョイントの分解斜視図で
ある。
【図6】従来のユニバーサルジョイントの斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 ジョイント基体 1a 支持面 1b ジョイント基体の一部 2a,2b ブラケット 3 ロックボルト通し孔 4 圧力プレート貫通孔 5a,5b 対向面 6 ロックカラー 7 ロックボルト通し孔 8 カラースリット 9´ 軸孔 9 第1の軸孔 10´ 軸 10 第1の軸 10a´,10a ネジ部 10b 切欠き部 10c 端部 11 抜止め溝 12 取付け座 13 取付けナット 14 圧力プレート 15 ロックボルト通し孔 16´ ロックボルト 16 第1のロックボルト 16a´,16a 頭部 16b´,16b 角形部 16c´,16c ネジ部 17´,17 ロックナット 18 スタンドアーム 19a,19b ロックワッシャ 20 回転ストッパー 21 第2の軸通し孔 22 カラー挿入孔 23 基体スリット 23a,23b スリット部 24 筒状カラー 25 第2の軸孔 26 カラースリット 27 ロックボルト通し孔 28 ロックボルト通し孔 28a ネジ孔 29 第2のロックボルト 29a ネジ部 30 第2の軸 31 抜止め溝 32 ロック溝 33 ワッシャ 34 止め輪 35 取付け部材 36 回転ストッパー 37 回転範囲制限溝 38 ロックナット 39 治療用ヒータ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ジョイント基体の一端に1対のブラケッ
    トが平行する向きで突設され、これらブラケットの一方
    にはロックボルト通し孔が貫通して形成され、これらブ
    ラケットの他方には圧力プレート貫通孔が形成され、前
    記1対のブラケットの間には対向面が平行面となってい
    るロックカラーが介在され、該ロックカラーの中心には
    その前記対向面を貫通してロックボルト通し孔が形成さ
    れ、該ロックカラーの外周の片側には前記ロックボルト
    通し孔に達するカラースリットが形成され、該ロックカ
    ラーの外周には前記カラースリットに沿い前記ロックボ
    ルト通し孔を横切って第1の軸孔が形成され、該第1の
    軸孔には第1の軸が通され、他方の前記ブラケットの前
    記圧力プレート貫通孔には圧力プレートが嵌め込まれ、
    前記圧力プレートにはロックボルト通し孔が貫通して形
    成され、一方の前記ブラケットの前記ロックボルト通し
    孔と前記ロックカラーの前記ロックボルト通し孔と前記
    圧力プレートの前記ロックボルト通し孔に第1のロック
    ボルトが通され、前記圧力プレートの前記ロックボルト
    通し孔を通り抜けた前記第1のロックボルトのネジ部に
    ロックナットが螺合されてその締結により前記カラース
    リットの幅が狭められて前記第1のロックボルトが締結
    されているユニバーサルジョイントにおいて、 前記ジョイント基体の前記各ブラケットの突設側とは反
    対側の面には前記ロックボルトに直交する向きで第2の
    軸通し孔と該孔の入口に同心状に該孔より大径で開口す
    るカラー挿入孔とが形成され、前記ジョイント基体には
    前記カラー挿入孔に沿って該カラー挿入孔に達する基体
    スリットが形成され、前記カラー挿入孔には筒状カラー
    が挿入され、該筒状カラーにはその軸心に沿って第2の
    軸孔が貫通して形成され、該筒状カラーの外周の一部に
    は前記第2の軸孔に沿って該第2の軸孔に達するカラー
    スリットが前記基体スリットに対向するように形成さ
    れ、該筒状カラーにはそのカラースリットを横切ってロ
    ックボルト通し孔が形成され、前記ジョイント基体にも
    前記筒状カラーの前記ロックボルト通し孔に対向させて
    ロックボルト通し孔が形成され、前記筒状カラーの前記
    第2の軸孔とその先の前記ジョイント基体の前記第2の
    軸通し孔に第2の軸が通され、前記ジョイント基体の前
    記ロックボルト通し孔と前記筒状カラーの前記ロックボ
    ルト通し孔に第2のロックボルトが通され、該第2のロ
    ックボルトの締結により前記ジョイント基体の前記基体
    スリットと前記筒状カラーの前記カラースリットとの幅
    が狭められて前記第2の軸が締付けられ、前記ジョイン
    ト基体より外に出ている前記第2の軸に取付け部材が一
    体に設けられていることを特徴とするユニバーサルジョ
    イント。
  2. 【請求項2】 前記基体スリットは、前記カラー挿入孔
    の方向に沿って該カラー挿入孔に達するスリット部と、
    該スリット部の端部で直角に曲がるスリット部とでL状
    に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のユ
    ニバーサルジョイント。
  3. 【請求項3】 前記ロックカラーとその両側の前記各ブ
    ラケットとの間には、樹脂製のロックワッシャが介在さ
    れていることを特徴とする請求項1または2に記載のユ
    ニバーサルジョイント。
  4. 【請求項4】 前記第1のロックボルトに螺合されてい
    る前記ロックナットは袋ナットからなり、該袋ナットは
    前記第1のロックボルトの前記ネジ部に螺合されて前記
    圧力プレートを押圧するネジ筒部と、該ネジ筒部の先端
    より後退した外周にて前記ブラケットに当接するように
    設けられたストッパー部とを備えていることを特徴とす
    る請求項1,2または3に記載のユニバーサルジョイン
    ト。
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