JP2000335992A - シリコン単結晶育成装置内のガスの測定方法及びその装置 - Google Patents

シリコン単結晶育成装置内のガスの測定方法及びその装置

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JP2000335992A JP11151926A JP15192699A JP2000335992A JP 2000335992 A JP2000335992 A JP 2000335992A JP 11151926 A JP11151926 A JP 11151926A JP 15192699 A JP15192699 A JP 15192699A JP 2000335992 A JP2000335992 A JP 2000335992A
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一高 寺嶋
Naoki Ono
直樹 小野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シリコン融液から蒸発するSiOガスの発生
量をシリコン単結晶育成装置の外部で間接的に測定す
る。 【解決手段】 連通孔を有するカーボン材33が先端に
取付けられた吸入ノズル28をシリコン単結晶育成装置
10のシリコン融液12の液面上方に設け、この吸入ノ
ズルにより融液の液面から生じるSiOガスを吸引して
カーボン材の通過時にCOガスに変え、このガスを育成
装置の外部に取出して質量分析装置31により分析して
SiOガス量を間接的に測定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、チョクラルスキー
法(以下、CZ法という。)によりシリコン単結晶を育
成する装置内部のガスを測定する方法及びその装置に関
する。更に詳しくはシリコン単結晶育成装置内のSiO
ガスを測定する方法及びその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】シリコン単結晶を育成する方法の一つと
してCZ法が用いられている。このCZ法では、多結晶
シリコンを石英るつぼ内で加熱融解し、この石英るつぼ
に貯えられたシリコン融液に種結晶を浸し、種結晶を引
上げることにより円柱状のシリコン単結晶を育成してい
る。育成装置のチャンバの内壁と外壁の間には冷却水が
流れる冷却管が配管されており、この配管から水漏れを
生じると、単結晶育成中に水(H2O)がH2又はO2
ガスに分解され、これらのガスが単結晶やシリコン融液
に混入することが認められている。この混入を未然に防
ぐためにチャンバ内でのH2、O2又はH2Oのガスの発
生量をシリコン単結晶の育成中に監視することが求めら
れている。
【0003】一方、シリコン融液を貯えている石英るつ
ぼ(SiO2)では、育成中にその一部がシリコン融液
(Si)中に溶解し、SiO2とSiが反応して融液か
らSiOガスとなって蒸発する。蒸発したSiOガスは
シリコン融液上方の育成装置のチャンバ内部の構造物に
付着し、凝縮する。この凝縮物が堆積すると、シリコン
融液中へ落下するおそれがある。このために、単結晶の
育成中にチャンバ上方からシリコン融液面に向けてAr
等の不活性ガスをキャリアガスとして供給し、融液面か
ら発生するSiOガスをキャリアガスによって積極的に
チャンバ外部に排出している。キャリアガスによりこの
SiOガスが十分にチャンバ外部に排出されないときに
は、凝縮物が融液中に落下したり、或いはシリコン融液
中の酸素成分が除去されずに単結晶中に取込まれてしま
う。この結果、育成中の単結晶が有転位化したり、或い
は単結晶の酸素濃度が高くなり過ぎるなどの不具合を生
じる。この不具合を解消するために、シリコン融液から
蒸発するSiOガスの発生量を測定して、これに基づい
てキャリアガスの流量、炉内圧力、るつぼの回転速度等
を適切に制御することが求められていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしこれまでチャン
バ内のガスを測定する技術は存在せず、チャンバ内への
水漏れを放置すると大きな事故を引起すおそれがあっ
た。またシリコン融液から蒸発するSiOガスは不安定
であって、構造物に触れると凝縮し易い性質を有するた
め、チャンバ外部の質量分析装置によりSiOガスの蒸
発量を分析しようとしても、このSiOガスは質量分析
装置のセンサ部に到達する前に冷却して、吸入ノズルや
導出パイプの内部に凝縮してしまい、質量分析装置で
は、SiOガスを測定することができなかった。本発明
の目的は、シリコン単結晶育成装置内で発生するガスを
シリコン単結晶育成装置の外部で測定する方法及びその
装置を提供することにある。本発明の別の目的は、シリ
コン融液から蒸発するSiOガスの発生量をシリコン単
結晶育成装置の外部で間接的に測定する方法及びその装
置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
図4に示すように、シリコン単結晶育成装置10内部の
ガスを測定する方法であって、育成装置10内に設けら
れた吸入ノズル28によりガスを吸引し、ガスを育成装
置10の外部に取出し、育成装置10の外部に設けられ
た質量分析装置31によりガスを分析してそのガス量を
測定することを特徴とするシリコン単結晶育成装置10
内のガスの測定方法である。請求項2に係る発明は、請
求項1に係る発明であって、図1〜図3に示すように、
測定するガスが石英るつぼ13に貯えられたシリコン融
液12の液面から生じるSiOガスであり、吸入ノズル
28がシリコン融液12の液面上方に設けられかつノズ
ル先端に連通孔33aを有するカーボン材33が取付け
られ、質量分析装置31がカーボン材33を通過するこ
とにより生成したガスを分析するシリコン単結晶育成装
置10内のガスの測定方法である。
【0006】請求項3に係る発明は、図4に示すよう
に、シリコン単結晶育成装置10内に設けられた吸入ノ
ズル28と、吸入ノズル28に一端が接続され育成装置
10のチャンバ11を貫通して設けられた導出パイプ2
9と、導出パイプ29の他端に接続されチャンバ11の
外部に設けられた質量分析装置31と、質量分析装置3
1に接続され導出パイプ29を介して吸入ノズル28か
らチャンバ11内のガスを吸入する吸入ポンプ32とを
備えたシリコン単結晶育成装置10内のガスの測定装置
である。請求項4に係る発明は、請求項3に係る発明で
あって、図1〜図3に示すように、測定するガスが石英
るつぼ13に貯えられたシリコン融液12の液面から生
じるSiOガスであり、吸入ノズル28がシリコン融液
12の液面上方に設けられかつノズル先端に連通孔33
aを有するカーボン材33が取付けられたシリコン単結
晶育成装置10内のガスの測定装置である。
【0007】請求項1又は3に係る発明では、チャンバ
内のガスを吸入ノズルにより導出パイプを介して外部の
質量分析装置で測定することにより従来測定できなかっ
たチャンバ内のガスを測定することができる。請求項2
又は4に係る発明では、SiOガスを吸入ノズル28に
よりカーボン材33の連通孔33aに通過させることに
より、SiOガスがカーボン材33の連通孔33aを通
過中に次の式(1)又は(2)の反応が起こる。 SiO + C → Si + CO↑…(1) SiO + 2C → SiC + CO↑…(2) この結果SiOガスが凝縮することなく、COの形態で
質量分析装置31に送られ、そこで測定される。このC
Oの量から間接的にSiOガスの発生量を測定すること
ができる。
【0008】
【発明の実施の形態】次に本発明の第1の実施の形態を
図面に基づいて説明する。図1に示すように、シリコン
単結晶育成装置10のチャンバ11内には、シリコン融
液12を貯える石英るつぼ13が設けられ、この石英る
つぼ13はカーボンサセプタ14により支持される。サ
セプタ14は支軸16の上端に固定され、この支軸16
の下部はるつぼ駆動手段17に接続される。るつぼ駆動
手段17は図示しないが石英るつぼ13を回転させる第
1回転用モータと、石英るつぼ13を昇降させる昇降用
モータとを有し、これらのモータにより石英るつぼ13
が所定の方向に回転し、かつ上下方向に移動できるよう
になっている。石英るつぼ13の外周面はサセプタ14
を介してカーボンヒータ18により包囲され、このヒー
タ18は保温筒19により包囲される。ヒータ18は石
英るつぼ13に充填された高純度の多結晶シリコンを加
熱融解してシリコン融液12にする。
【0009】またチャンバ11の上端の円筒状のケーシ
ング21には引上げ手段22が設けられる。引上げ手段
22はケーシング21の上端部に水平状態で旋回可能に
設けられた引上げヘッド(図示せず)と、このヘッドを
回転させる第2回転用モータ(図示せず)と、ヘッドか
ら石英るつぼ13の回転中心に向って垂下されたワイヤ
ケーブル23と、上記ヘッド内に設けられワイヤケーブ
ル23を巻取り又は繰出す引上げ用モータ(図示せず)
とを有する。ワイヤケーブル23の下端にはシリコン融
液12に浸して円柱状のシリコン単結晶24を引上げる
ための種結晶26が取付けられる。シリコン単結晶24
の外周面と保温筒19の円周面との間にはシリコン単結
晶24を包囲する円筒状の熱遮断部材27が設けられ
る。この熱遮断部材27の上端には外方にほぼ水平に張
り出すフランジ部27aが一体的に設けられ、このフラ
ンジ部27aを保温筒19に取付けることにより熱遮蔽
部材27が固定される。
【0010】この第1の実施の形態の特徴ある構成は、
熱遮蔽部材27の下端外面と石英るつぼ13の上端又は
内面との間に吸入ノズル28が設けられ、この吸入ノズ
ル28にフランジ部27a及びチャンバ11を貫通して
導入パイプ29の一端が接続され、この導入パイプ29
の他端に質量分析装置31が接続され、この質量分析装
置31に吸入ポンプ32が接続されたところにある。
【0011】図2及び図3に示すように、吸入ノズル2
8の先端の開口部28aには連通孔33aを有する板状
のカーボン材33が取付けられる。この実施の形態では
吸入ノズル28の開口部28aは熱遮蔽部材27の外面
及び石英るつぼ13の内面に沿って円弧状に形成され、
カーボン材33はこの開口部28aの内面に密着する形
状を有する。SiOガスの測定を育成装置毎に繰返し行
うことができるようにするため、カーボン材33は開口
部28aに取外し可能に取付けられることが好ましい。
カーボン材33の連通孔33aの孔径は0.5〜5mm
が、またカーボン材33の厚さは5〜30mmがそれぞ
れ好ましい。孔径が0.5mm未満ではSiOガスがカ
ーボン材33を通過しにくく、孔径が5mmを越える
か、又はカーボン材33の厚さが5mm未満のときには
SiOガスがカーボン材33と十分反応せずにカーボン
材33を通過するおそれがある。またカーボン材33の
厚さが30mmを越えると、吸入ポンプ32の負荷が高
くなるなどして好ましくない。なお、図2及び図3では
緻密なカーボン材に連通孔をあけた例を示したが、連通
孔を有する多孔質のカーボン材を用いることもできる。
【0012】カーボン材33が取付けられた吸入ノズル
28は、耐熱性のある石英、カーボン、モリブデン又は
タングステンにより形成され、一端がこの吸入ノズル2
8に接続する導出パイプ29も吸入ノズル28と同一材
料で形成される。導出パイプ29の他端には中間パイプ
36を介して質量分析装置31が接続される。中間パイ
プ36の途中には流量調整バルブ37及び開閉バルブ3
8が設けられ、バルブ37及び38の間の中間パイプ3
6には分岐パイプ39を介してスクロールポンプ41が
接続される。分岐パイプ39の途中には流量調整バルブ
42が設けられる。
【0013】このような構成の測定装置を用いたSiO
ガスの測定方法について説明する。先ず高純度の多結晶
シリコンを石英るつぼ13に充填し、カーボンヒータ1
8でシリコンの融点である1415℃以上で加熱融解し
てシリコン融液12にする。次いで吸入ノズル28がシ
リコン融液12の液面近傍に位置するように導出パイプ
29の取付け位置を決める。石英るつぼ13に貯えられ
たシリコン融液12に種結晶26を浸した後に、種結晶
26を回転させながら引上げることにより円柱状のシリ
コン単結晶24を育成する。この単結晶の育成前又は育
成中において、シリコン融液12に接する石英るつぼ1
3の内面の一部がシリコン融液12中に溶解し、SiO
2とSiが反応してシリコン融液12の液面からSiO
ガスが蒸発する。
【0014】このSiOガスを分析するために先ず開閉
バルブ38を閉じた状態で流量調整バルブ37及び42
を開放し、スクロールポンプ41を駆動する。これによ
りSiOガスを含むシリコン融液12の液面近傍の雰囲
気ガスが吸入ノズル28に吸込まれ、カーボン材33の
連通孔33a、導出パイプ29、中間パイプ36、分岐
パイプ39及びスクロールポンプ41を通過してチャン
バ11の外に導き出される。このガスの導出量が所定の
流量になるようにバルブ37の開度を調整した後、スク
ロールポンプ41を止めてバルブ42を閉じると同時に
吸入ポンプ32を駆動し、開閉バルブ38を開放する。
これにより所定流量のガスが質量分析装置31に流れ
る。シリコン融液12の液面から蒸発するSiOガスは
カーボン材33の連通孔33aを通過するときに前述し
た式(1)又は(2)の反応が起こり、COガスとなっ
ているため、質量分析装置31によりこのCOガスの発
生量を測定してSiOガスの発生量を間接的に測定する
ことができる。
【0015】次に本発明の第2の実施の形態を図4に示
す。図4において図1に示した符号と同一符号は同一部
品を示す。この第2の実施の形態の特徴ある点は、第1
の実施の形態の吸入ノズル28にカーボン材33を用い
ずに、吸入ノズル28をチャンバ11内のフランジ部2
7a上方に設けたことにある。この吸入ノズル28の取
付け位置はチャンバ11内であれば、この例に限ること
はない。
【0016】このような構成の吸入ノズル28をチャン
バ11内に設置すれば、チャンバ11内のガスを質量分
析装置31で常時測定することができる。H2、O2又は
2Oのガスが平時より増加することが質量分析装置3
1のデータから判明すれば、チャンバ11の冷却管等の
老朽化により微小なクラックからのH2Oガスの漏洩で
あることを検知することができる。
【0017】
【実施例】次に本発明の実施例を比較例とともに説明す
る。 <実施例>図5に示すシリコン単結晶育成装置を模した
装置から発生するSiOガスを質量分析装置により測定
した。図5において図1と同一符号は同一部品を示す。
この例では直径50mm、高さ70mmの石英るつぼ1
3を用いた。また吸入ノズル28はドーム状であって、
石英るつぼ13の上面全体を覆う大きさを有する。この
吸入ノズル28の下部先端には円板状の厚さ20mm、
直径45mmのカーボン材33が水平に取付けられる。
このカーボン材33はほぼ等間隔に多数の孔径0.7m
mの連通孔(図示せず)を有する。導出パイプ28の一
端は吸入ノズル28に接続され、他端はチャンバ11の
上部に設けられたベローズ43を介してチャンバ外部に
延び、中間パイプ36を介して質量分析装置31に接続
される。吸入ノズル28の温度を測定する熱電対44の
感温部が吸入ノズル28の近傍に設けられ、その他端は
チャンバ11の上部に設けられたベローズ46を介して
チャンバ外部に延びる。またカーボンサセプタ14の下
部には石英るつぼ13の温度を測定する熱電対47が設
けられ、カーボンヒータ18の外面近傍にはカーボンヒ
ータ18の温度を測定する熱電対48が設けられる。更
にチャンバ11の上部にはキャリアガスの導入管49
が、チャンバ11の下部にはキャリアガスの排出管51
がそれぞれ設けられる。 <比較例>吸入ノズル28にカーボン材を取付けない以
外は実施例と同一に構成された装置を比較例とした。
【0018】<比較評価>実施例及び比較例のSiOガ
スの測定を次のように行った。先ずシリコン融液より発
生したSiOガスをスクロールポンプに続いて吸入ポン
プを駆動することにより質量分析装置に導入して分析し
た。この時カーボンヒータ18の加熱温度を変えてシリ
コン融液の温度を1430℃、1450℃、1470℃
及び1490℃に変化させた。実施例の結果を図6に示
す。質量数が28のところで、比較例ではピークが全く
現れなかったのに対して、実施例では図6から明らかな
ようにピークが現れた。これは比較例ではSiOガスが
吸入ノズル又は導出パイプの各内部で冷却され凝縮した
ためと考えられる。また実施例では質量数28における
ピークがヒータの温度が高まるに従って、大きくなるこ
とから前述した式(1)又は(2)の反応に基づいて、
2ではなくCOが検出されたものとそれぞれ考えられ
る。
【0019】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、常
時チャンバ内のガスを吸入ノズルにより質量分析装置へ
送り、そこで測定することにより、チャンバの冷却管等
の老朽化による微小なクラックからのH2Oガスの漏れ
をあらかじめ検出できる。ここで、冷却管等をチェック
して保全すれば、チャンバ内への水漏れによる水蒸気爆
発などの事故を予防することができるだけでなく、シリ
コン単結晶、シリコン融液へのH2、O2及びH2Oガス
の混入を未然に防ぐことができる。またシリコン融液か
ら蒸発するSiOガスをカーボン材を通過させてCOガ
スに変えて測定することにより、SiOガスの発生量を
育成装置のチャンバ外部で間接的に測定することができ
る。このSiOガスを適切に測定することにより、キャ
リアガスの流量、炉内圧力、るつぼの回転速度等を的確
に決めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項4に係るCZ法によるシリコン単結晶育
成装置から発生するSiOガス測定装置の構成図。
【図2】図1の吸入ノズルを拡大した図3のA−A線断
面図。
【図3】図2の吸入ノズルの底面図。
【図4】請求項3に係るCZ法によるシリコン単結晶育
成装置から発生するガス測定装置の構成図。
【図5】実施例のシリコン単結晶育成模似装置から発生
するSiOガス測定装置の構成図。
【図6】実施例で測定したCOの強度と質量数を示す
図。
【符号の説明】
10 シリコン単結晶育成装置 11 チャンバ 12 シリコン融液 13 石英るつぼ 28 吸入ノズル 29 導出パイプ 31 質量分析装置 32 吸入ポンプ 33 カーボン材 33a 連通孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小野 直樹 埼玉県大宮市北袋町1丁目297番地 三菱 マテリアル株式会社シリコン研究センター 内 Fターム(参考) 4G077 AA02 BA04 CF00 EG02 EG21 FK13 FK18 GA05 HA12 PA03 PA16

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリコン単結晶育成装置(10)内部のガス
    を測定する方法であって、 前記育成装置(10)内に設けられた吸入ノズル(28)により
    前記ガスを吸引し、 前記ガスを前記育成装置(10)の外部に取出し、 前記育成装置(10)の外部に設けられた質量分析装置(31)
    により前記ガスを分析してそのガス量を測定することを
    特徴とする前記シリコン単結晶育成装置(10)内のガスの
    測定方法。
  2. 【請求項2】 測定するガスが石英るつぼ(13)に貯えら
    れたシリコン融液(12)の液面から生じるSiOガスであ
    り、 吸入ノズル(28)が前記シリコン融液(12)の液面上方に設
    けられかつノズル先端に連通孔(33a)を有するカーボン
    材(33)が取付けられ、 質量分析装置(31)が前記カーボン材(33)を通過すること
    により生成したガスを分析する請求項1記載のシリコン
    単結晶育成装置(10)内のガスの測定方法。
  3. 【請求項3】 シリコン単結晶育成装置(10)内に設けら
    れた吸入ノズル(28)と、 前記吸入ノズル(28)に一端が接続され前記育成装置(10)
    のチャンバ(11)を貫通して設けられた導出パイプ(29)
    と、 前記導出パイプ(29)の他端に接続され前記チャンバ(11)
    の外部に設けられた質量分析装置(31)と、 前記質量分析装置(31)に接続され前記導出パイプ(29)を
    介して前記吸入ノズル(28)から前記チャンバ(11)内のガ
    スを吸入する吸入ポンプ(32)とを備えたシリコン単結晶
    育成装置内のガスの測定装置。
  4. 【請求項4】 測定するガスが石英るつぼ(13)に貯えら
    れたシリコン融液(12)の液面から生じるSiOガスであ
    り、 吸入ノズル(28)が前記シリコン融液(12)の液面上方に設
    けられかつノズル先端に連通孔(33a)を有するカーボン
    材(33)が取付けられた請求項3記載のシリコン単結晶育
    成装置(10)内のガスの測定装置。
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