JP2000335873A - 吊り上げ具 - Google Patents
吊り上げ具Info
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- JP2000335873A JP2000335873A JP11150630A JP15063099A JP2000335873A JP 2000335873 A JP2000335873 A JP 2000335873A JP 11150630 A JP11150630 A JP 11150630A JP 15063099 A JP15063099 A JP 15063099A JP 2000335873 A JP2000335873 A JP 2000335873A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 複数個の吊上物を一個宛順次並列状に運搬配
置するに際し、吊上物の挟持及び釈放に必要なスペース
を小さくすることができ、使用の利便性を向上すること
ができる。 【解決手段】 挟持部材2を吊上物Wの上面の上方に位
置する上部材2a及び吊上物の側面の外方に位置する側
部材2bからなる略逆L形状に形成し、Xリンク機構8
の一方の開閉リンク6及び他方の開閉リンク6の下部を
一対の挟持部材の上部材にそれぞれ下連結軸13により
枢着し、かつ一対の挟持部材間に接近離反動作案内可能
なガイド機構14を配設してなる。
置するに際し、吊上物の挟持及び釈放に必要なスペース
を小さくすることができ、使用の利便性を向上すること
ができる。 【解決手段】 挟持部材2を吊上物Wの上面の上方に位
置する上部材2a及び吊上物の側面の外方に位置する側
部材2bからなる略逆L形状に形成し、Xリンク機構8
の一方の開閉リンク6及び他方の開閉リンク6の下部を
一対の挟持部材の上部材にそれぞれ下連結軸13により
枢着し、かつ一対の挟持部材間に接近離反動作案内可能
なガイド機構14を配設してなる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は例えば直方体形状の
石材やコンクリートブロック等の吊上物を吊上運搬する
際に用いられる吊り上げ具に関するものである。
石材やコンクリートブロック等の吊上物を吊上運搬する
際に用いられる吊り上げ具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来この種の吊り上げ具として、クレー
ンフック等により吊上可能な吊上部材と、石材やコンク
リートブロック等の吊上物の両側面を挟持可能な一対の
挟持部材と、吊上部材の吊上動作により該一対の挟持部
材を互いに接近離反動作させるリンク機構とを備えてな
り、上記リンク機構として、一対の開閉リンクの中程部
を枢軸によりX状に開閉動作自在に枢着してなるXリン
ク機構の一方の開閉リンク及び他方の開閉リンクの上部
間に吊下部材を架設し、該Xリンク機構の一方の開閉リ
ンク及び他方の開閉リンクの下部内側部に一対の挟持部
材をそれぞれ枢着し、吊下部材の吊り上げによりXリン
ク機構の一対の開閉リンクを枢軸を中心として開動作さ
せ、この開動作により一対の挟持部材を接近動作させて
吊上物を挟持するように構成した構造のものが知られて
いる。
ンフック等により吊上可能な吊上部材と、石材やコンク
リートブロック等の吊上物の両側面を挟持可能な一対の
挟持部材と、吊上部材の吊上動作により該一対の挟持部
材を互いに接近離反動作させるリンク機構とを備えてな
り、上記リンク機構として、一対の開閉リンクの中程部
を枢軸によりX状に開閉動作自在に枢着してなるXリン
ク機構の一方の開閉リンク及び他方の開閉リンクの上部
間に吊下部材を架設し、該Xリンク機構の一方の開閉リ
ンク及び他方の開閉リンクの下部内側部に一対の挟持部
材をそれぞれ枢着し、吊下部材の吊り上げによりXリン
ク機構の一対の開閉リンクを枢軸を中心として開動作さ
せ、この開動作により一対の挟持部材を接近動作させて
吊上物を挟持するように構成した構造のものが知られて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
構造の場合、上記リンク機構は一対の開閉リンクの中程
部を枢軸によりX状に枢着してなるXリンク機構が採用
され、開閉リンクの下部内側部に一対の挟持部材が枢着
されているので、吊上物の挟持及び釈放状態において、
開閉リンクの外端部が吊上物の外側面から突出した構造
となり、複数個の吊上物を一個宛順次並列状に運搬配置
する際に開閉リンクの外端部が邪魔して吊上物の配置間
隔が大きくなり、それだけ設置スペースを大きく取るこ
とになり、使用場所の制約を受けることがあり、使用の
利便性を低下させることがあるという不都合を有してい
る。
構造の場合、上記リンク機構は一対の開閉リンクの中程
部を枢軸によりX状に枢着してなるXリンク機構が採用
され、開閉リンクの下部内側部に一対の挟持部材が枢着
されているので、吊上物の挟持及び釈放状態において、
開閉リンクの外端部が吊上物の外側面から突出した構造
となり、複数個の吊上物を一個宛順次並列状に運搬配置
する際に開閉リンクの外端部が邪魔して吊上物の配置間
隔が大きくなり、それだけ設置スペースを大きく取るこ
とになり、使用場所の制約を受けることがあり、使用の
利便性を低下させることがあるという不都合を有してい
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような不都
合を解決することを目的とするもので、本発明のうち
で、請求項1記載の発明は、クレーンフック等により吊
上可能な吊上部材と、石材やコンクリートブロック等の
吊上物の両側面を挟持可能な一対の挟持部材と、該吊上
部材の吊上動作により該一対の挟持部材を互いに接近動
作させるリンク機構とを備えてなり、上記リンク機構と
して、上記吊上部材に支持軸を横設し、該支持軸に一対
の吊上リンクの一方端部を並列枢着し、一対の開閉リン
クの中程部を枢軸によりX状に開閉動作自在に枢着して
なるXリンク機構の一方の開閉リンク及び他方の開閉リ
ンクの上部を該一対の吊上リンクの他方端部にそれぞれ
上連結軸により枢着し、かつ、該挟持部材を吊上物の上
面の上方に位置する上部材及び吊上物の側面の外方に位
置する側部材からなる略逆L形状に形成し、該Xリンク
機構の一方の開閉リンク及び他方の開閉リンクの下部を
上記一対の挟持部材の上部材にそれぞれ下連結軸により
枢着し、かつ、該一対の挟持部材間に接近離反動作案内
可能なガイド機構を配設して構成したことを特徴とする
吊り上げ具にある。
合を解決することを目的とするもので、本発明のうち
で、請求項1記載の発明は、クレーンフック等により吊
上可能な吊上部材と、石材やコンクリートブロック等の
吊上物の両側面を挟持可能な一対の挟持部材と、該吊上
部材の吊上動作により該一対の挟持部材を互いに接近動
作させるリンク機構とを備えてなり、上記リンク機構と
して、上記吊上部材に支持軸を横設し、該支持軸に一対
の吊上リンクの一方端部を並列枢着し、一対の開閉リン
クの中程部を枢軸によりX状に開閉動作自在に枢着して
なるXリンク機構の一方の開閉リンク及び他方の開閉リ
ンクの上部を該一対の吊上リンクの他方端部にそれぞれ
上連結軸により枢着し、かつ、該挟持部材を吊上物の上
面の上方に位置する上部材及び吊上物の側面の外方に位
置する側部材からなる略逆L形状に形成し、該Xリンク
機構の一方の開閉リンク及び他方の開閉リンクの下部を
上記一対の挟持部材の上部材にそれぞれ下連結軸により
枢着し、かつ、該一対の挟持部材間に接近離反動作案内
可能なガイド機構を配設して構成したことを特徴とする
吊り上げ具にある。
【0005】又、請求項2記載の発明は、上記ガイド機
構として、上記一方の挟持部材の上部材にガイド軸を接
近離反方向に固定横設すると共に該ガイド軸に遊挿可能
なガイド筒を他方の挟持部材の上部材に固定横設し、か
つ、一対の挟持部材を離反動作させるバネ部材を設けて
なることを特徴とするものであり、又、請求項3記載の
発明は、上記挟持部材の上部材に対する下連結軸の軸着
位置を挟持部材の接近離反方向に調節可能な位置調節機
構を設けてなることを特徴とするものであり、又、請求
項4記載の発明は、上記位置調節機構として、上記一対
の挟持部材の上部材に取付片部をそれぞれ形成し、該各
取付片部に上記下連結軸を選択的に挿通可能な調節穴を
複数個形成してなることを特徴とするものであり、又、
請求項5記載の発明は、上記挟持部材に弾性材からなる
挟持面材を配設してなることを特徴とするものである。
構として、上記一方の挟持部材の上部材にガイド軸を接
近離反方向に固定横設すると共に該ガイド軸に遊挿可能
なガイド筒を他方の挟持部材の上部材に固定横設し、か
つ、一対の挟持部材を離反動作させるバネ部材を設けて
なることを特徴とするものであり、又、請求項3記載の
発明は、上記挟持部材の上部材に対する下連結軸の軸着
位置を挟持部材の接近離反方向に調節可能な位置調節機
構を設けてなることを特徴とするものであり、又、請求
項4記載の発明は、上記位置調節機構として、上記一対
の挟持部材の上部材に取付片部をそれぞれ形成し、該各
取付片部に上記下連結軸を選択的に挿通可能な調節穴を
複数個形成してなることを特徴とするものであり、又、
請求項5記載の発明は、上記挟持部材に弾性材からなる
挟持面材を配設してなることを特徴とするものである。
【0006】
【発明の実施の形態】図1乃至図5は本発明の実施の形
態例を示し、1は吊上部材であって、クレーンフックF
等を挿通可能な吊上穴1aが形成されている。
態例を示し、1は吊上部材であって、クレーンフックF
等を挿通可能な吊上穴1aが形成されている。
【0007】2・2は一対の挟持部材であって、この場
合、石材やコンクリートブロック等の吊上物Wの上面W
2の上方に位置する上部材2a及び吊上物Wの側面W1の
外方に位置する側部材2bからなる略逆L形状に形成さ
れ、挟持部材2・2の内面にゴム等の弾性材からなる挟
持面材18を取り付けて構成している。
合、石材やコンクリートブロック等の吊上物Wの上面W
2の上方に位置する上部材2a及び吊上物Wの側面W1の
外方に位置する側部材2bからなる略逆L形状に形成さ
れ、挟持部材2・2の内面にゴム等の弾性材からなる挟
持面材18を取り付けて構成している。
【0008】3はリンク機構であって、この場合、一対
の開閉リンク6・6の中程部をボルト・ナットからなる
枢軸7によりX状に開閉動作自在に枢着してなるXリン
ク機構8により構成され、吊上部材1にボルト・ナット
からなる支持軸4を横設し、支持軸4に一対の吊上リン
ク5・5の一方端部を並列枢着し、Xリンク機構8の一
方の開閉リンク6及び他方の開閉リンク6の上部を一対
の吊上リンク5・5の他方端部にそれぞれボルト・ナッ
トからなる上連結軸9・9により枢着し、この一方の開
閉リンク6及び他方の開閉リンク6の下部を一対の挟持
部材2・2の上部材2a・2aにそれぞれ位置調節機構
Kを介してボルト・ナットからなる下連結軸13により
枢着して構成している。
の開閉リンク6・6の中程部をボルト・ナットからなる
枢軸7によりX状に開閉動作自在に枢着してなるXリン
ク機構8により構成され、吊上部材1にボルト・ナット
からなる支持軸4を横設し、支持軸4に一対の吊上リン
ク5・5の一方端部を並列枢着し、Xリンク機構8の一
方の開閉リンク6及び他方の開閉リンク6の上部を一対
の吊上リンク5・5の他方端部にそれぞれボルト・ナッ
トからなる上連結軸9・9により枢着し、この一方の開
閉リンク6及び他方の開閉リンク6の下部を一対の挟持
部材2・2の上部材2a・2aにそれぞれ位置調節機構
Kを介してボルト・ナットからなる下連結軸13により
枢着して構成している。
【0009】この場合、位置調節機構Kとして、上記一
対の挟持部材2・2の上部材2a・2aに取付片部10
・10をそれぞれ突出形成し、各取付片部10・10に
上記下連結軸13を選択的に挿通可能な調節穴11・1
1・12・12を二個宛計四個形成し、この調節穴11
・11・12・12のうち、図2の如く、外側の調節穴
11・11又は、図5の如く、内側の調節穴12・12
にそれぞれ選択的に下連結軸13を挿通して挟持部材2
・2の上部材2a・2aに対する下連結軸13の軸着位
置を挟持部材の接近離反方向に調節自在に構成してい
る。これにより、図2においては、挟着間隔Bを小さ
く、図5においては、挟着間隔Bを大きくするように構
成している。
対の挟持部材2・2の上部材2a・2aに取付片部10
・10をそれぞれ突出形成し、各取付片部10・10に
上記下連結軸13を選択的に挿通可能な調節穴11・1
1・12・12を二個宛計四個形成し、この調節穴11
・11・12・12のうち、図2の如く、外側の調節穴
11・11又は、図5の如く、内側の調節穴12・12
にそれぞれ選択的に下連結軸13を挿通して挟持部材2
・2の上部材2a・2aに対する下連結軸13の軸着位
置を挟持部材の接近離反方向に調節自在に構成してい
る。これにより、図2においては、挟着間隔Bを小さ
く、図5においては、挟着間隔Bを大きくするように構
成している。
【0010】14はガイド機構であって、この場合、上
記一方の挟持部材2の上部材2aに筒材10aを溶接固
定すると共に筒材10aにガイド軸15を接近離反方向
に挿通して固定し、ガイド軸15に遊挿可能なガイド筒
17を他方の挟持部材2の上部材2aに固定横設し、か
つ、一対の挟持部材2a・2aを離反動作させるバネ部
材16を筒材10aとガイド筒17との間にしてガイド
軸15の外周面に遊装して構成している。尚、10bは
固定ボルトであって、この場合蝶ボルトからなり、筒材
10aに螺着され、固定ボルト10bの締付回動により
固定ボルト10bの先端部をガイド軸15に圧接して挟
着部材2・2の接近離反動作を固定すると共に固定ボル
ト10bの緩め回動により固定ボルト10bの先端部を
ガイド軸15から離反して挟着部材2・2の接近離反動
作を可能とするように構成されている。
記一方の挟持部材2の上部材2aに筒材10aを溶接固
定すると共に筒材10aにガイド軸15を接近離反方向
に挿通して固定し、ガイド軸15に遊挿可能なガイド筒
17を他方の挟持部材2の上部材2aに固定横設し、か
つ、一対の挟持部材2a・2aを離反動作させるバネ部
材16を筒材10aとガイド筒17との間にしてガイド
軸15の外周面に遊装して構成している。尚、10bは
固定ボルトであって、この場合蝶ボルトからなり、筒材
10aに螺着され、固定ボルト10bの締付回動により
固定ボルト10bの先端部をガイド軸15に圧接して挟
着部材2・2の接近離反動作を固定すると共に固定ボル
ト10bの緩め回動により固定ボルト10bの先端部を
ガイド軸15から離反して挟着部材2・2の接近離反動
作を可能とするように構成されている。
【0011】この実施の形態例は上記構成であるから、
図4の如く、石材やコンクリートブロック等の吊上物W
の両側面W1・W1に一対の挟持部材2・2を対向配置
し、クレーンフックF等により吊上部材1を吊り上げる
と、支持軸4の上昇により一対の吊上リンク5・5を介
してXリンク機構8の一対の開閉リンク6・6は枢軸7
を中心として開動作し、この開動作に伴って一対の開閉
リンク6・6の下部は接近揺動し、これにより挟持部材
2・2はガイド機構15により案内されつつ接近動作し
て挟持間隔Bを狭めて吊下物Wの両側面W1・W1を圧接
挟着することになり、又、挟持部材を地面等に載置して
吊上部材1の吊り上げを停止すると、支持軸4の下降に
より一対の吊上リンク5・5を介してXリンク機構8の
一対の開閉リンク6・6は枢軸7を中心として閉動作
し、この閉動作に伴って一対の開閉リンク6・6の下部
は離反揺動し、これにより挟持部材2・2はガイド機構
15により案内されつつ離反動作して挟持間隔Bを広げ
て吊下物Wを釈放することになり、この際、上記一対の
挟持部材2・2を吊上物Wの上面W2上方に位置する上
部材2a及び吊上物Wの側面W1の外方に位置する側部
材2bからなる略逆L形状に形成し、Xリンク機構8の
一方の開閉リンク6及び他方の開閉リンク6の下部を一
対の挟持部材2・2の上部材2a・2aにそれぞれ下連
結軸13により枢着し、挟持部材2・2間に接近離反動
作案内可能なガイド機構14を配設しているので、複数
個の吊上物Wを一個宛順次並列状に運搬配置するに際
し、吊上物Wの挟持及び釈放に必要なスペースを小さく
することができ、吊上物Wの配置間隔Lを小さくするこ
とができ、それだけ複数個の吊下物Wを小さな設置スペ
ースで複数個並列状に載置することができ、使用の利便
性を向上することができる。
図4の如く、石材やコンクリートブロック等の吊上物W
の両側面W1・W1に一対の挟持部材2・2を対向配置
し、クレーンフックF等により吊上部材1を吊り上げる
と、支持軸4の上昇により一対の吊上リンク5・5を介
してXリンク機構8の一対の開閉リンク6・6は枢軸7
を中心として開動作し、この開動作に伴って一対の開閉
リンク6・6の下部は接近揺動し、これにより挟持部材
2・2はガイド機構15により案内されつつ接近動作し
て挟持間隔Bを狭めて吊下物Wの両側面W1・W1を圧接
挟着することになり、又、挟持部材を地面等に載置して
吊上部材1の吊り上げを停止すると、支持軸4の下降に
より一対の吊上リンク5・5を介してXリンク機構8の
一対の開閉リンク6・6は枢軸7を中心として閉動作
し、この閉動作に伴って一対の開閉リンク6・6の下部
は離反揺動し、これにより挟持部材2・2はガイド機構
15により案内されつつ離反動作して挟持間隔Bを広げ
て吊下物Wを釈放することになり、この際、上記一対の
挟持部材2・2を吊上物Wの上面W2上方に位置する上
部材2a及び吊上物Wの側面W1の外方に位置する側部
材2bからなる略逆L形状に形成し、Xリンク機構8の
一方の開閉リンク6及び他方の開閉リンク6の下部を一
対の挟持部材2・2の上部材2a・2aにそれぞれ下連
結軸13により枢着し、挟持部材2・2間に接近離反動
作案内可能なガイド機構14を配設しているので、複数
個の吊上物Wを一個宛順次並列状に運搬配置するに際
し、吊上物Wの挟持及び釈放に必要なスペースを小さく
することができ、吊上物Wの配置間隔Lを小さくするこ
とができ、それだけ複数個の吊下物Wを小さな設置スペ
ースで複数個並列状に載置することができ、使用の利便
性を向上することができる。
【0012】又、この場合、上記ガイド機構14とし
て、一方の挟持部材2の上部材2aにガイド軸15を接
近離反方向に固定横設すると共にガイド軸15に遊挿可
能なガイド筒17を他方の挟持部材2の上部材2aに固
定横設し、かつ、一対の挟持部材2・2を離反動作させ
るバネ部材16を設けて構成しているから、簡素な構造
とすることができると共に一対の挟持部材2・2の接近
離反動作を円滑に行うことができ、又、この場合、上記
挟持部材2の上部材2aに対する下連結軸13の軸着位
置を挟持部材2・2の接近離反方向に調節可能な位置調
節機構Kを設けているから、図2又は図5の如く、吊上
物の両側面W1・W1間の距離としての幅寸法に適合した
挟持間隔Bを得ることができ、又、この場合、上記位置
調節機構Kとして、上記一対の挟持部材2・2の上部材
2a・2aに取付片部10・10をそれぞれ形成し、各
取付片部10・10に下連結軸13を選択的に挿通可能
な調節穴11・11・12・12を複数個形成している
から、調節構造を簡素化することができると共に挟持間
隔Bを容易に調節することができ、又、この場合、上記
挟持部材2・2に弾性材からなる挟持面材18を配設し
ているから、吊下物Wを確実に挟着することができる。
て、一方の挟持部材2の上部材2aにガイド軸15を接
近離反方向に固定横設すると共にガイド軸15に遊挿可
能なガイド筒17を他方の挟持部材2の上部材2aに固
定横設し、かつ、一対の挟持部材2・2を離反動作させ
るバネ部材16を設けて構成しているから、簡素な構造
とすることができると共に一対の挟持部材2・2の接近
離反動作を円滑に行うことができ、又、この場合、上記
挟持部材2の上部材2aに対する下連結軸13の軸着位
置を挟持部材2・2の接近離反方向に調節可能な位置調
節機構Kを設けているから、図2又は図5の如く、吊上
物の両側面W1・W1間の距離としての幅寸法に適合した
挟持間隔Bを得ることができ、又、この場合、上記位置
調節機構Kとして、上記一対の挟持部材2・2の上部材
2a・2aに取付片部10・10をそれぞれ形成し、各
取付片部10・10に下連結軸13を選択的に挿通可能
な調節穴11・11・12・12を複数個形成している
から、調節構造を簡素化することができると共に挟持間
隔Bを容易に調節することができ、又、この場合、上記
挟持部材2・2に弾性材からなる挟持面材18を配設し
ているから、吊下物Wを確実に挟着することができる。
【0013】尚、本発明は上記実施の形態例に限らず、
吊上部材1、挟持部材2、吊上リンク5、開閉リンク6
及びガイド機構14、位置調節機構Kの形状や構造、大
きさ等は適宜変更して設計されるものである。
吊上部材1、挟持部材2、吊上リンク5、開閉リンク6
及びガイド機構14、位置調節機構Kの形状や構造、大
きさ等は適宜変更して設計されるものである。
【0014】
【発明の効果】本発明は上述の如く、請求項1記載の発
明にあっては、石材やコンクリートブロック等の吊上物
の両側面に一対の挟持部材を対向配置し、クレーンフッ
ク等により吊上部材を吊り上げると、支持軸の上昇によ
り一対の吊上リンクを介してXリンク機構の一対の開閉
リンクは枢軸を中心として開動作し、この開動作に伴っ
て一対の開閉リンクの下部は接近揺動し、これにより挟
持部材はガイド機構により案内されつつ接近動作して挟
持間隔を狭めて吊下物の両側面を圧接挟着することにな
り、又、挟持部材を地面等に載置して吊上部材の吊り上
げを停止すると、支持軸の下降により一対の吊上リンク
を介してXリンク機構の一対の開閉リンクは枢軸を中心
として閉動作し、この閉動作に伴って一対の開閉リンク
の下部は離反揺動し、これにより挟持部材はガイド機構
により案内されつつ離反動作して挟持間隔を広げて吊下
物を釈放することになり、この際、一対の挟持部材を吊
上物の上面上方に位置する上部材及び吊上物の側面の外
方に位置する側部材からなる略逆L形状に形成し、Xリ
ンク機構の一方の開閉リンク及び他方の開閉リンクの下
部を一対の挟持部材の上部材にそれぞれ下連結軸により
枢着し、挟持部材間に接近離反動作案内可能なガイド機
構を配設しているので、複数個の吊上物を一個宛順次並
列状に運搬配置するに際し、吊上物の挟持及び釈放に必
要なスペースを小さくすることができ、吊上物の配置間
隔を小さくすることができ、それだけ複数個の吊下物を
小さな設置スペースで複数個並列状に載置することがで
き、使用の利便性を向上することができる。
明にあっては、石材やコンクリートブロック等の吊上物
の両側面に一対の挟持部材を対向配置し、クレーンフッ
ク等により吊上部材を吊り上げると、支持軸の上昇によ
り一対の吊上リンクを介してXリンク機構の一対の開閉
リンクは枢軸を中心として開動作し、この開動作に伴っ
て一対の開閉リンクの下部は接近揺動し、これにより挟
持部材はガイド機構により案内されつつ接近動作して挟
持間隔を狭めて吊下物の両側面を圧接挟着することにな
り、又、挟持部材を地面等に載置して吊上部材の吊り上
げを停止すると、支持軸の下降により一対の吊上リンク
を介してXリンク機構の一対の開閉リンクは枢軸を中心
として閉動作し、この閉動作に伴って一対の開閉リンク
の下部は離反揺動し、これにより挟持部材はガイド機構
により案内されつつ離反動作して挟持間隔を広げて吊下
物を釈放することになり、この際、一対の挟持部材を吊
上物の上面上方に位置する上部材及び吊上物の側面の外
方に位置する側部材からなる略逆L形状に形成し、Xリ
ンク機構の一方の開閉リンク及び他方の開閉リンクの下
部を一対の挟持部材の上部材にそれぞれ下連結軸により
枢着し、挟持部材間に接近離反動作案内可能なガイド機
構を配設しているので、複数個の吊上物を一個宛順次並
列状に運搬配置するに際し、吊上物の挟持及び釈放に必
要なスペースを小さくすることができ、吊上物の配置間
隔を小さくすることができ、それだけ複数個の吊下物を
小さな設置スペースで複数個並列状に載置することがで
き、使用の利便性を向上することができる。
【0015】又、請求項2記載の発明にあっては、上記
ガイド機構として、一方の挟持部材の上部材にガイド軸
を接近離反方向に固定横設すると共にガイド軸に遊挿可
能なガイド筒を他方の挟持部材の上部材に固定横設し、
かつ一対の挟持部材を離反動作させるバネ部材を設けて
構成しているから、簡素な構造とすることができると共
に一対の挟持部材の接近離反動作を円滑に行うことがで
き、又、請求項3記載の発明にあっては、上記挟持部材
の上部材に対する下連結軸の軸着位置を挟持部材の接近
離反方向に調節可能な位置調節機構を設けているから、
吊上物の幅寸法に適合した挟持間隔を得ることができ、
又、請求項4記載の発明にあっては、上記位置調節機構
として、上記一対の挟持部材の上部材に取付片部をそれ
ぞれ形成し、各取付片部に下連結軸を選択的に挿通可能
な調節穴を複数個形成しているから、調節構造を簡素化
することができると共に挟持間隔を容易に調節すること
ができ、又、請求項5記載の発明にあっては、上記挟持
部材に弾性材からなる挟持面材を配設しているから、吊
下物を確実に挟着することができる。
ガイド機構として、一方の挟持部材の上部材にガイド軸
を接近離反方向に固定横設すると共にガイド軸に遊挿可
能なガイド筒を他方の挟持部材の上部材に固定横設し、
かつ一対の挟持部材を離反動作させるバネ部材を設けて
構成しているから、簡素な構造とすることができると共
に一対の挟持部材の接近離反動作を円滑に行うことがで
き、又、請求項3記載の発明にあっては、上記挟持部材
の上部材に対する下連結軸の軸着位置を挟持部材の接近
離反方向に調節可能な位置調節機構を設けているから、
吊上物の幅寸法に適合した挟持間隔を得ることができ、
又、請求項4記載の発明にあっては、上記位置調節機構
として、上記一対の挟持部材の上部材に取付片部をそれ
ぞれ形成し、各取付片部に下連結軸を選択的に挿通可能
な調節穴を複数個形成しているから、調節構造を簡素化
することができると共に挟持間隔を容易に調節すること
ができ、又、請求項5記載の発明にあっては、上記挟持
部材に弾性材からなる挟持面材を配設しているから、吊
下物を確実に挟着することができる。
【0016】以上所期の目的を充分達成することができ
る。
る。
【図1】本発明の実施の形態例の全体斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態例の全体正面図である。
【図3】本発明の実施の形態例の全体側断面図である。
【図4】本発明の実施の形態例の使用状態の正面図であ
る。
る。
【図5】本発明の実施の形態例の使用状態の正面図であ
る。
る。
W 吊上物 K 位置変更機構 1 吊上部材 2 挟持部材 2a 上部材 2b 側部材 3 リンク機構 4 支持軸 5 吊上リンク 6 開閉リンク 7 枢軸 8 Xリンク機構 9 上連結軸 10 取付片部 11 調節穴 12 調節穴 13 下連結軸 14 ガイド機構 15 ガイド軸 16 バネ部材 17 ガイド筒 18 挟持面材
Claims (5)
- 【請求項1】 クレーンフック等により吊上可能な吊上
部材と、石材やコンクリートブロック等の吊上物の両側
面を挟持可能な一対の挟持部材と、該吊上部材の吊上動
作により該一対の挟持部材を互いに接近動作させるリン
ク機構とを備えてなり、上記リンク機構として、上記吊
上部材に支持軸を横設し、該支持軸に一対の吊上リンク
の一方端部を並列枢着し、一対の開閉リンクの中程部を
枢軸によりX状に開閉動作自在に枢着してなるXリンク
機構の一方の開閉リンク及び他方の開閉リンクの上部を
該一対の吊上リンクの他方端部にそれぞれ上連結軸によ
り枢着し、かつ、該挟持部材を吊上物の上面の上方に位
置する上部材及び吊上物の側面の外方に位置する側部材
からなる略逆L形状に形成し、該Xリンク機構の一方の
開閉リンク及び他方の開閉リンクの下部を上記一対の挟
持部材の上部材にそれぞれ下連結軸により枢着し、か
つ、該一対の挟持部材間に接近離反動作案内可能なガイ
ド機構を配設して構成したことを特徴とする吊り上げ
具。 - 【請求項2】 上記ガイド機構として、上記一方の挟持
部材の上部材にガイド軸を接近離反方向に固定横設する
と共に該ガイド軸に遊挿可能なガイド筒を他方の挟持部
材の上部材に固定横設し、かつ、一対の挟持部材を離反
動作させるバネ部材を設けてなる請求項1記載の吊り上
げ具。 - 【請求項3】 上記挟持部材の上部材に対する下連結軸
の軸着位置を挟持部材の接近離反方向に調節可能な位置
調節機構を設けてなる請求項1又は2記載の吊り上げ
具。 - 【請求項4】 上記位置調節機構として、上記一対の挟
持部材の上部材に取付片部をそれぞれ形成し、該各取付
片部に上記下連結軸を選択的に挿通可能な調節穴を複数
個形成してなる請求項3記載の吊り上げ具。 - 【請求項5】 上記挟持部材に弾性材からなる挟持面材
を配設してなる請求項1、2、3又は4記載の吊り上げ
具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11150630A JP2000335873A (ja) | 1999-05-28 | 1999-05-28 | 吊り上げ具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11150630A JP2000335873A (ja) | 1999-05-28 | 1999-05-28 | 吊り上げ具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000335873A true JP2000335873A (ja) | 2000-12-05 |
Family
ID=15501063
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11150630A Pending JP2000335873A (ja) | 1999-05-28 | 1999-05-28 | 吊り上げ具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000335873A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20160087302A (ko) * | 2015-01-13 | 2016-07-21 | 두산중공업 주식회사 | 작업편 핸들링 지그 |
JP2019157390A (ja) * | 2018-03-08 | 2019-09-19 | 株式会社ダイセイ | 舗装材敷設機 |
-
1999
- 1999-05-28 JP JP11150630A patent/JP2000335873A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20160087302A (ko) * | 2015-01-13 | 2016-07-21 | 두산중공업 주식회사 | 작업편 핸들링 지그 |
KR101693790B1 (ko) * | 2015-01-13 | 2017-01-23 | 두산중공업 주식회사 | 작업편 핸들링 지그 |
JP2019157390A (ja) * | 2018-03-08 | 2019-09-19 | 株式会社ダイセイ | 舗装材敷設機 |
JP7079432B2 (ja) | 2018-03-08 | 2022-06-02 | 株式会社ダイセイ | 舗装材敷設機 |
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