JP2000335619A - 吐出容器 - Google Patents

吐出容器

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JP2000335619A
JP2000335619A JP11148831A JP14883199A JP2000335619A JP 2000335619 A JP2000335619 A JP 2000335619A JP 11148831 A JP11148831 A JP 11148831A JP 14883199 A JP14883199 A JP 14883199A JP 2000335619 A JP2000335619 A JP 2000335619A
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discharge
liquid
container
discharge head
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JP11148831A
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Tokukiyoshi Chishiyu
得巨子 池主
Nobuo Yamamoto
信夫 山本
Hiroyasu Kato
啓育 加藤
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Original Assignee
Lion Corp
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    • B05BSPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
    • B05B11/00Single-unit hand-held apparatus in which flow of contents is produced by the muscular force of the operator at the moment of use
    • B05B11/01Single-unit hand-held apparatus in which flow of contents is produced by the muscular force of the operator at the moment of use characterised by the means producing the flow
    • B05B11/10Pump arrangements for transferring the contents from the container to a pump chamber by a sucking effect and forcing the contents out through the dispensing nozzle
    • B05B11/1042Components or details
    • B05B11/1073Springs
    • B05B11/1077Springs characterised by a particular shape or material
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 指掛け位置(高さ)を変えることなく、容器
本体の頂部開口と、該頂部開口に挿入された吐出ヘッド
との隙間から容器本体内の気室に水等の液体が侵入する
のを防止できる吐出容器の提供。 【解決手段】 容器本体50と、該容器本体50の頂部
に螺合された肩カバー50aに形成された頂部開口57
を貫通して上下に往復運動可能な吐出ヘッド60とを有
し、この吐出ヘッド60を往復運動させることで容器本
体50内に充填された内容物Lを吐出ヘッド60の吐出
口61から吐出する容器であって、頂部開口57と吐出
ヘッド60との隙間70を覆うフレキシブル液体侵入防
止カバー80が吐出ヘッド60と肩カバー50aの両方
にわたって装着された吐出容器。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、容器本体と上下に
往復運動可能な吐出ヘッドとを有し、この吐出ヘッドを
往復運動させることで上記容器本体内に充填された内容
物を上記吐出ヘッドの吐出口から泡状または液状にして
吐出する吐出容器に係わり、特に指掛け位置(高さ)を
変えることなく、上記容器本体の頂部開口と、該頂部開
口に挿入された吐出ヘッドとの隙間から上記容器本体内
に水等の液体が侵入するのを防止できるようにした吐出
容器に関する。
【0002】
【従来の技術】液体化粧料、各種液体洗剤、シャンプ
ー、リンス、各種仕上液などの液剤を液状又は泡状にし
て吐出するための吐出容器が従来から多用されている。
この吐出容器は、例えば図13に示す構造を有してい
る。図13において、この従来例の吐出容器は概略、容
器本体150と吐出ヘッド160とからなり、容器本体
150は、その頂部に螺合された肩カバー150aに頂
部開口157が形成され、吐出ヘッド160は、概略、
管状体の先端部が横に屈曲したような頭部168を有し
ており、この頭部168の先端に吐出口161を有して
いる。この吐出ヘッド160は、頂部開口157にルー
ズに挿入され上下に往復運動可能とされている。
【0003】容器本体150は、頂部開口157に挿入
された吐出ヘッド160が押し上げられるとき(押し下
げられた吐出ヘッド160が元の位置に戻るとき)容器
本体150内の内容液Lを上方に吸引するための棒状の
弁体152と、この棒状の弁体152の周囲に設けられ
た蓄液管153と、この蓄液管153の周囲に設けられ
た有底環状のシリンダ部151とを有している。畜液管
153内で、棒状の弁体152の周囲にはスプリング1
58が設けられている。このシリンダ部151の上部に
は、頂部開口157と吐出ヘッド160との隙間170
から流入した外気(空気)を容器本体150内に導通す
るための弁体156aが形成されている。
【0004】一方、吐出ヘッド160は、頭部168の
内上部に設けられ、気液を混合して泡を生成する泡生成
部162と、シリンダ部151の周壁を上下に摺動して
容積可変の気室154a,154bを形成するピストン
部163と、吐出ヘッド160を押し下げるときに吐出
ヘッド160の気室154a内の気体(空気)を泡生成
部162に送る呼気弁164と、吐出ヘッド160を押
し下げるとき気室154bに外気を吸入する吸気弁16
5と、蓄液管153の周壁を上下に摺動して容積可変の
液室155を形成する通液管166と、この通液管16
6の上部に設けられた吐出ヘッド160が押し下げられ
るとき液室155内の内容液を泡生成部162に送る逆
止弁167とを有している。
【0005】呼気弁164は、ピストン部163と一体
に設けられており、ピストン部163の上下の摺動に伴
って上下に昇降し、通液管166の外壁と呼気弁164
の隙間と、通液管166の外壁と頭部168の内壁の隙
間を経て泡生成部162に連通する開口部164aを開
閉できるようになっている。この呼気弁164とピスト
ン部163の間には、シリンダ部151の内上部の気室
154b側からシリンダ部151の内下部の気室154
a側に連通する孔165aが形成されている。吸気弁1
65は吐出ヘッド160の頭部168の下端部に一体に
設けられており、吐出ヘッド160の昇降に伴って昇降
し、上記孔165aを開閉できるようになっている。そ
して吐出ヘッド160全体は、蓄液管153内に挿入さ
れたスプリング158によって上方に付勢され、上死点
(吐出ヘッド160の上昇限界)まで上昇している。な
お、図13は吐出ヘッド160の頭部168の押し下げ
初期の状態を示す図である。
【0006】このような構成の吐出容器は、容器本体1
50を手でつかみ、吐出ヘッド160の頭部168を指
で押し下げるとき、通液管166が蓄液管153内に進
入することによって液室155の容積が減少し、加圧さ
れた液室155内の内容液Lは逆止弁167を通って泡
生成部162に送られる。吐出ヘッド160の頭部16
8を押し下げたとき、スプリング158により棒状の弁
体152の下端部と畜液管153の内面は当接してお
り、棒状の弁体152の下端部と畜液管153の間から
内容液Lが吸入されない。
【0007】一方、ピストン部163がシリンダ部15
1の内底部側に下降することによって気室154aの容
積が減少し、加圧された気室154a内の空気Gは呼気
弁164により開放された開口部164aを通り、さら
に通液管166の外壁と呼気弁164の隙間、通液管1
66の外壁と頭部168の内壁の隙間を順次通って泡生
成部162に送られる。泡生成部162に送られた上記
の内容液Lと空気Gは泡生成部162を形成する網状部
材によって混合されて泡化され、泡として吐出口161
から放出される。このときシリンダ部151の内上部側
の気室154bは容積が増加し、減圧状態となり、頂部
開口157の隙間170から外気が吸い込まれることに
よって減圧状態が解消される。また、呼気弁164とピ
ストン部163の間に形成された孔165aは、吸気弁
165により閉じられており、外気が気室154aに流
入しない。
【0008】吐出ヘッド160の頭部168を押し下げ
ていた指の押力を解除すると、吐出ヘッド160はスプ
リング158の付勢力によって上死点まで上昇し、ま
た、このとき棒状の弁体152はスプリング158によ
り上昇し、当接していた棒状の弁体152の下端部と畜
液管153の内面の間に隙間が形成される。また、この
とき液室155の容積は増大して減圧状態となるので容
器本体150内の内容液Lが棒状の弁体152の下端部
と畜液管153との間に形成された隙間を通って液室1
55内に吸入され、これに伴って生じる容器本体150
内の減圧は、先に述べた気室154bに吸い込まれた外
気が弁体156aを経由して流入することによって解消
される。また、気室154a内の減圧は、先に述べた気
室154bに吸い込まれた外気が吸気弁165により開
放された孔165aを経由して流入することによって解
消される。
【0009】次に、従来の吐出容器のその他の例として
は、図14に示すような構造のものがある。図14の吐
出容器が図13に示した吐出容器と異なるところは、頭
部168の形状が異なることと、畜液管153内に設け
られる弁体としてボール弁152aが用いられ、弁体1
56aに代えて通気孔156がシリンダ部151に形成
された点である。なお、図13、図14に示した吐出容
器を液体吐出容器として用いる場合、吐出ヘッド160
には網状部材からなる泡形成部62を設けなくてもよ
い。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の泡
吐出容器は、吐出ヘッド160の上下往復運動に伴う容
器本体150内の減圧を、外気が頂部開口157と吐出
ヘッド160との隙間170から弁体156aまたは通
気孔156を経由して流入することによって解消してい
る。この必要から、頂部開口157の隙間170は空気
の流通を妨げないように常時開放された状態になってい
る。このため、吐出容器を浴室等の水がかかる場所や湿
度の高い環境下で使用すると、外気とともに水分が頂部
開口157の隙間170を通ってシリンダ151内に入
って気室154a,154bに溜まることがある。それ
により気室の実効容量が減少し、定量的に空気が泡生成
部162に排出されにくくなり、泡生成不良につながる
恐れがあるという問題があった。また、液体吐出容器と
して用いる場合は、上記の外部から侵入した水分により
容器本体150内の内容液Lの変質をもたらす恐れがあ
った。また、吐出容器を室内に長期間放置すると、頂部
開口157の隙間170に塵や埃が溜まることがあり、
見苦しいという問題があった。
【0011】そこで、上記のような問題を解決するた
め、図13に示すようなタイプの吐出容器では、肩カバ
ー150a上で、頂部開口157の周囲に水侵入防止用
壁を立ち上げ、該水侵入防止用壁に吐出ヘッド160を
外嵌合で取り付けることも考えられているが、その場
合、吐出ヘッド160の頭部168と、容器本体150
との距離が長くなるため、指掛け位置(高さ)が高くな
り使用性が損なわれるという欠点がある。一方、図14
に示すようなタイプの吐出容器では、特開平10−28
6498号、特開平10−180154号、実用新案登
録2581644号に記載されているような工夫がなさ
れているが、浴室等の水がかかる場所や湿度の高い環境
下で実際に使用すると、どの吐出容器も、気室が減圧状
態になったときに、外気とともに水分が気室に入ってし
まい、十分な効果が得られなかった。
【0012】本発明は、上記の課題を解決するためにな
されたものであって、従ってその目的は、指掛け位置
(高さ)を変えることなく、容器本体の頂部開口と、該
頂部開口に挿入された吐出ヘッドとの隙間から容器本体
内に水等の液体が侵入するのを防止できる吐出容器を提
供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに本発明は、容器本体と、該容器本体の頂部に螺合さ
れた肩カバーに形成された頂部開口を貫通して上下に往
復運動可能な吐出ヘッドとを有し、前記吐出ヘッドを往
復運動させることで前記容器本体内に充填された内容物
を該吐出ヘッドの吐出口から吐出する容器であって、前
記頂部開口と前記吐出ヘッドとの隙間を覆うフレキシブ
ル液体侵入防止カバーが前記吐出ヘッドと前記肩カバー
の両方にわたって装着されてなることを特徴する吐出容
器を提供する。前記の構成の吐出容器においては、前記
頂部開口の周囲の肩カバー上に被係止部が設けられ、前
記液体侵入防止カバーの上部は前記吐出ヘッドに固着さ
れ、下部に前記被係止部と係合する係止部が設けられ、
該係止部が前記肩カバーの被係止部に係止された構造で
あってもよい。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を実施
例により図面を用いて説明する。 (第1実施形態)第1実施形態の吐出容器を図1乃至図
2に示す。図1は、第1実施形態の吐出容器の吐出ヘッ
ドの押し下げ初期の状態を示す断面図であり、図2は第
1実施形態の吐出容器の吐出ヘッドの押し下げを解除し
て、内容液Lの吸上時の状態を示す断面図である。図1
乃至図2において、第1実施形態の吐出容器は概略、容
器本体50と吐出ヘッド60とからなり、容器本体50
は、その頂部に螺合された肩カバー50aに頂部開口5
7が形成され、吐出ヘッド60は、概略、管状体の先端
部が横に屈曲したような頭部68を有しており、この頭
部68の先端に吐出口61を有している。この吐出ヘッ
ド60は、頂部開口57にルーズに挿入され上下に往復
運動可能とされている。
【0015】容器本体50は、頂部開口57に挿入され
た吐出ヘッド60が押し上げられるとき(押し下げられ
た吐出ヘッド60が元の位置に戻るとき)容器本体50
内の内容液Lを上方に吸引するための棒状の弁体52
と、この棒状の弁体52の周囲に設けられた蓄液管53
と、この蓄液管53の周囲に設けられた有底環状のシリ
ンダ部51とを有している。畜液管53内で、棒状の弁
体52の周囲にはスプリング58が設けられている。こ
のシリンダ部51の上部には、頂部開口57と吐出ヘッ
ド60との隙間70から流入した外気(空気)を容器本
体50内に導通する弁体56aが形成されている。頂部
開口57の周囲の肩カバー50a上には、後述する液体
侵入防止カバー80の係止部81と係合する被係止部8
2が肩カバー50aと一体に設けられている。
【0016】一方、吐出ヘッド60は、頭部68の上部
に設けられ、気液を混合して泡を生成する泡生成部62
と、シリンダ部51の周壁を上下に摺動して容積可変の
気室54a,54bを形成するピストン部63と、吐出
ヘッド60を押し下げるときに吐出ヘッド60の気室5
4a内の気体(空気)を泡生成部62に送る呼気弁64
と、吐出ヘッド60を押し下げるとき気室54bに外気
を吸入する吸気弁65と、蓄液管53の周壁を上下に摺
動して容積可変の液室55を形成する通液管66と、こ
の通液管66の上部に設けられ吐出ヘッド60が押し下
げられるとき液室55内の内容液を泡生成部62に送る
逆止弁67とを有している。
【0017】呼気弁64は、ピストン部63と一体に設
けられており、ピストン部63の上下の摺動に伴って上
下に昇降し、通液管66の外壁と呼気弁64の隙間と、
通液管66の外壁と頭部68の内壁の隙間を経て泡生成
部62に連通する開口部64aを開閉できるようになっ
ている。この呼気弁64とピストン部63の間には、シ
リンダ部51の内上部の気室54b側からシリンダ部5
1の内下部の気室54a側に連通する孔65aが形成さ
れている。吸気弁65は吐出ヘッド60の頭部68の下
端部に一体に設けられており、吐出ヘッド60の昇降に
伴って昇降し、上記孔65aを開閉できるようになって
いる。そして吐出ヘッド60全体は、蓄液管53内に挿
入されたスプリング58によって上方に付勢され、上死
点(吐出ヘッド60の上昇限界)まで上昇している。
【0018】また、吐出ヘッド60の周囲には、この吐
出ヘッド60と肩カバー50aの両方にわたってフレキ
シブル液体侵入防止カバー(以下、液体侵入防止カバー
という。)80が装着されている。この液体侵入防止カ
バー80は、頂部開口57と吐出ヘッド60との隙間7
0を覆うためのものであり、その形状は、概略筒状のも
のであり、側面は蛇腹状に形成されている。このような
液体防止侵入カバー80をなす材料としては、吐出ヘッ
ド60の上下の往復運動に伴って伸縮したり、撓むこと
ができるように、エラストマー、低密度ポリエチレン
(LDPE)、エチレン・酢酸ビニル共重合体(EV
A)等の柔軟性のある材料であることが好ましい。
【0019】この液体侵入防止カバー80の下部には、
肩カバー50a上に設けた被係止部82と係合する係止
部81が設けられている。また、液体侵入防止カバー8
0の上部は吐出ヘッド60に固着されており、係止部8
1は肩カバー50aの被係止部82に係止されて、液体
防止侵入カバー80内に空隙部90を有している。この
ような構成の液体侵入防止カバー80は、吐出ヘッド6
0の上下の往復運動に伴って、蛇腹状の側面が伸縮する
ようになっている。容器本体50内に外気を取り込む
際、外気は肩カバー50aの被係止部82と、液体侵入
防止カバー80の係止部81との係合部の下方よりこれ
ら係止部81と被係止部82との間を通ってカバー80
内の空隙部90に取り込まれた後、容器本体50内に取
り込まれるようになっている。このような液体侵入防止
カバー80の成形方法としては、吐出ヘッド60の頭部
68等の成形時にこれらと一体成形することができる。
【0020】このような構成の吐出容器は、容器本体5
0を手でつかみ、吐出ヘッド60の頭部68を指で押し
下げるとき、通液管66が蓄液管53内に進入すること
によって液室55の容積が減少し、加圧された液室55
内の内容液Lは逆止弁67を通って泡生成部62に送ら
れる。吐出ヘッド60の頭部68を押し下げたとき、ス
プリング58により棒状の弁体52の下端部と畜液管5
3の内面は当接しており、棒状の弁体52の下端部と畜
液管53の間から内容液Lが吸入されない。また、この
とき液体侵入防止カバー80は、吐出ヘッド60の下降
に伴って縮む。
【0021】一方、図3に示すようにピストン部63が
シリンダ部51の内底部側に下降することによって気室
54aの容積が減少し、加圧された気室54a内の空気
Gは呼気弁64により開放された開口部64aを通り、
さらに通液管66の外壁と呼気弁64の隙間と、通液管
66の外壁と頭部68の内壁の隙間を順次通って、泡生
成部62に送られる。泡生成部62に送られた上記の内
容液Lと空気Gは泡生成部62を形成する網状部材によ
って混合されて泡化され、泡として吐出口61から放出
される。このときシリンダ部51の内上部側の気室54
bは容積が増加し、減圧状態となり、外気が液体侵入防
止カバー80の係止部81と肩カバー50aの被係止部
82との間を通ってカバー80内の空隙部90に流入
し、さらに吐出ヘッド60と頂部開口57との隙間70
から吸い込まれることによって減圧状態が解消される。
また、呼気弁64とピストン部63の間に形成された孔
65aは、図3に示すように吸気弁65aにより閉じら
れており、外気が気室54aに流入しない。
【0022】吐出ヘッド60の頭部68を押し下げてい
た指の押力を解除すると、吐出ヘッド60はスプリング
58の付勢力によって上死点まで上昇し、また、このと
き棒状の弁体52はスプリング58により上昇し、当接
していた棒状の弁体52の下端部と畜液管53の内面の
間に隙間が形成され、また、このとき液体侵入防止カバ
ー80は、吐出ヘッド60の上昇に伴って元の状態に戻
る。また、このとき液室55の容積は増大して減圧状態
となるので容器本体50内の内容液Lが棒状の弁体52
の下端部と畜液管53との間に形成された隙間を通って
液室55内に吸入され、これに伴って生じる容器本体5
0内の減圧は、先に述べた気室54bに吸い込まれた外
気が弁体56aを経由して流入することにより解消され
る。また、図4に示すように気室54a内の減圧は、先
に述べた気室54bに吸い込まれた外気が吸気弁65に
より開放された孔65aを経由して流入することによっ
て解消される。
【0023】このとき第1実施形態の吐出容器が浴室等
の水がかかる場所や雰囲気湿度の高い環境下で使用され
ていても、吐出ヘッド60と頂部開口57との隙間70
は、上述のような液体侵入防止カバー80により覆われ
ているので、該液体侵入防止カバー80により水分の侵
入を遮るので、上記隙間70から容器本体50内に入る
のを防止できる。
【0024】従って、第1実施形態の吐出容器にあって
は、頂部開口57と吐出ヘッド60との隙間70を覆う
液体侵入防止カバー80が吐出ヘッド60と肩カバー5
0aの両方にわたって装着されたものであるので、浴室
等の水がかかる場所や雰囲気湿度の高い環境下で使用し
ても、液体侵入防止カバー80により水分の侵入を遮る
ことができ、水分が頂部開口57と頸部68の隙間70
を通ってシリンダ51内に入って気室54a,54bに
溜まることがなく、気室に水分が溜まることに起因する
気室の実効容量の減少を防止でき、定量的に外気(空
気)を泡生成部62に排出でき、泡を良好に生成でき
る。また、頂部開口57と吐出ヘッド60との隙間70
は液体侵入防止カバー80により覆われているので、こ
の吐出容器を室内に長期間放置しても、上記隙間70に
塵や埃が溜まることがない。また、液体侵入防止カバー
80は、フレキシブルな材料から構成されているので、
吐出ヘッド60の上下の往復運動に伴って蛇腹状の側面
が伸縮し、吐出ヘッド60の動作を妨げることがないの
で、従来の吐出容器の構成を大きく変更することがな
く、特に、吐出ヘッド60の頭部68と容器本体50と
の距離を変更しなくても済み、指掛け位置(高さ)が高
くなることがなく、使用性が損なわれない。
【0025】(第2実施形態)第2実施形態の吐出容器
について図5乃至図6を用いて説明する。図5は、第2
実施形態の吐出容器の吐出ヘッドの頭部を指で押し下げ
る前の状態あるいは吐出ヘッドの頭部を押し下げていた
指の押力を解除したときの状態を示す要部の断面図であ
り、図6は第2実施形態の吐出容器の吐出ヘッドの頭部
を指で押し下げた状態を示す要部の断面図である。図5
乃至図6に示した第2実施形態の吐出容器が、図1乃至
図2に示した第1実施形態の吐出容器と異なるところ
は、液体侵入防止カバーとして図5乃至図6に示したよ
うな形状の液体侵入防止カバー80aが設けられた点で
ある。第2実施形態の吐出容器で用いられる液体侵入防
止カバー80aは、筒状体の側面が外側に凸のドーム状
となっている以外は、第1実施形態の吐出容器で用いら
れる液体侵入防止カバー80と同様の構成である。この
液体侵入防止カバー80aは、第1実施形態の吐出容器
で用いられる液体侵入防止カバー80と同様のフレキシ
ブルな材料から構成されているので、吐出ヘッド120
の上下の往復運動に伴って側面が伸縮したり、撓むこと
ができる。
【0026】(第3実施形態)第3実施形態の吐出容器
について図7を用いて説明する。図7は、第3実施形態
の吐出容器の吐出ヘッドの頭部を指で押し下げる前の状
態あるいは吐出ヘッドの頭部を押し下げていた指の押力
を解除したときの状態を示す要部の断面図である。図7
に示した第3実施形態の吐出容器が、図5乃至図6に示
した第2実施形態の吐出容器と異なるところは、液体侵
入防止カバーが吐出ヘッド60の頭部68等を成形する
際に一体成形されておらず、別個に成形された点であ
る。第3実施形態の吐出容器で用いられる液体侵入防止
カバー80bは、その上端部が吐出ヘッド60の周囲に
形成された嵌合用凹部91に嵌合されており、下部に形
成された係止部81が肩カバー50aの被係止部82に
係止されている。
【0027】(第4実施形態)第4実施形態の吐出容器
について図を用いて説明する。図8は、第4実施形態の
吐出容器の吐出ヘッドの頭部を指で押し下げる前の状態
あるいは吐出ヘッドの頭部を押し下げていた指の押力を
解除したときの状態を示す要部の断面図である。図8に
示した第4実施形態の吐出容器が、図1乃至図2に示し
た第1実施形態の吐出容器と異なるところは、液体侵入
防止カバーが吐出ヘッド60の頭部68等を成形する際
に一体成形されておらず、別個に成形された点である。
第4実施形態の吐出容器で用いられる液体侵入防止カバ
ー80cは、その上端部が吐出ヘッド60の周囲に形成
された嵌合用凹部91に嵌合されており、下部に形成さ
れた係止部81が肩カバー50aの被係止部82に係止
されている。
【0028】(第5実施形態)第5実施形態の吐出容器
について図9を用いて説明する。図9は、第5実施形態
の吐出容器の吐出ヘッドの頭部を指で押し下げる前の状
態あるいは吐出ヘッドの頭部を押し下げていた指の押力
を解除したときの状態を示す断面図である。図9におい
て第5実施形態の吐出容器は概略、容器本体110と吐
出ヘッド120とからなる。この吐出ヘッド120は、
管状体の先端部が横に屈曲したような頭部126が容器
本体110の頂部に螺合された肩カバー110aに形成
された頂部開口111を貫通し、その下端部が容器本体
110内に配設されたスプリング115によって上向き
に付勢されている。従ってこの吐出ヘッド120は、頭
部126を手で押し下げれば下死点まで下方へ移動し、
手の押力を緩めれば上死点まで上方へ反発移動すること
によって上下の往復運動が行われる。
【0029】吐出ヘッド120は、頭部126の内上部
に設けられ、気液を混合して泡を生成する泡生成部12
1と、後述する蓄液管153aの周壁を上下に摺動して
容積可変の液室113を形成する通液管166bと、こ
の通液管166bの上部に設けられた吐出ヘッド120
が押し下げられるとき液室113内の内容液Lを泡生成
部162に送る逆止弁167とを有している。
【0030】この容器本体110は、頂部開口111に
挿入された吐出ヘッド120が押し上げられるとき(押
し下げられた吐出ヘッド120が元の位置に戻るとき)
容器本体110内の内容液Lを上方に吸引するためのボ
ール弁152bと、このボール弁152bの周囲に設け
られた蓄液管153aと、この蓄液管153aの周囲に
設けられた有底環状のシリンダ部114とを有してい
る。このシリンダ部114は、下部の内径が上部の内径
より小さく成形され、小径部141と大径部142を形
成している。そしてこの小径部141には、その周壁を
上下に摺動するピストン部123が嵌挿されている。こ
のピストン部123は吐出ヘッド120の下部に装着さ
れていて、吐出ヘッド120の往復運動に従って上下に
動き、容器本体110内で上記シリンダ部114の小径
部141と共に容積可変の気室112a,112bを形
成している。気室112aは、シリンダ部114の内下
部側に形成され、気室112bは、シリンダ部114の
内上部側で、ピストン部123の上部側に形成される。
【0031】上記気室112aには、吐出ヘッド120
が押し下げられるとき気室112a内の気体(空気)を
通液管166bの外壁と頭部126の内壁との隙間を経
て泡生成部121に送る呼気弁116と、吐出ヘッド1
20が押し下げられるとき気室112b内に外気(空
気)を吸入する吸気弁117とを有していて、吐出ヘッ
ド120の往復運動によって適量の空気Gを泡生成部1
21に送ることができる。
【0032】シリンダ部114の小径部141の上部周
壁には、容器本体110内と外気とを導通する通気孔1
01が形成されている。一方、ピストン部123の下端
部には閉止部102が形成され、上記の通気孔101
は、吐出ヘッド120が往復運動の上死点にあるときこ
の閉止部102によって閉止されるようになっている。
通気孔101が閉止されれば容器本体110内は気密状
態になる。ただし吐出ヘッド120が上死点以外の位置
にあるときは閉止部102がピストン部123と共に下
降して通気孔101が開通するので、容器本体110内
には外気が液体侵入防止カバー80の係止部81と肩カ
バー110aの被係止部82aとの間を経て、頂部開口
111と吐出ヘッド120との隙間103から流通する
状態になる。頂部開口111の周囲の肩カバー110a
上には、液体侵入防止カバー80の係止部81と係合す
る被係止部82aが肩カバー110aと一体に設けられ
ている。
【0033】また、吐出ヘッド120の頸部126と肩
カバー110aの両方にわたって第1実施形態の吐出容
器で設けられたものと同様の液体侵入防止カバー80が
装着されている。この液体侵入防止カバー80の上部は
吐出ヘッド120に固着されており、係止部81は肩カ
バー110aの被係止部82aに係止されて、液体防止
侵入カバー80内に空隙部90を有している。このよう
な構成の液体侵入防止カバー80は、吐出ヘッド120
の上下の往復運動に伴って、蛇腹状の側面が伸縮するよ
うになっている。容器本体110内に外気を取り込む
際、外気は肩カバー110aの被係止部82aと、液体
侵入防止カバー80の係止部81との係合部の下方より
これら係止部81と被係止部82aとの間を通ってカバ
ー80内の空隙部90に取り込まれた後、頂部開口11
1と吐出ヘッド120との隙間103を通って容器本体
110内に取り込まれるようになっている。
【0034】また、吐出ヘッド120には、頂部開口1
11に向けて垂下する上部中空円柱体126bが設けら
れ、該上部中空円柱体126bの内面側に環状凹部12
6cが形成されている。また、上記液体侵入防止カバー
80の外側の肩カバー110a上には、頂部開口111
に挿入された吐出ヘッド120を囲むように下部中空円
柱体110bが立設されており、この下部中空円柱体1
10bの外面側に環状凸部110cが設けられている。
これら環状凹部126cと環状凸部110cは、吐出ヘ
ッド120をこれの上部中空円柱体126bが下部中空
円柱体110bを覆う程度まで押し下げると、環状凸部
110cが環状凹部126cに嵌って固定できるように
なっている。第5実施形態の吐出容器は、上記のような
構成のものであるので、吐出ヘッド120を往復運動さ
せることで容器本体110内に設けられた容積可変の気
室112aから空気Gを、また容器本体110内に設け
られた容積可変の液室113から内容液Lを、それぞれ
吐出ヘッド120内の網状体からなる泡生成部121に
送り、この泡生成部121で上記の空気Gと内容液Lと
を混合発泡させ、吐出ヘッド先端の吐出口122から泡
を吐出するようになっている。
【0035】従って、第5実施形態の吐出容器にあって
は、頂部開口111と吐出ヘッド120との隙間103
を覆う液体侵入防止カバー80が吐出ヘッド120と肩
カバー100aの両方にわたって装着されたものである
ので、浴室等の水がかかる場所や雰囲気湿度の高い環境
下で使用しても、液体侵入防止カバー80により水分の
侵入を遮ることができ、水分が頂部開口110と吐出ヘ
ッド120の隙間103を通ってシリンダ114内に入
って気室112a,112bに溜まることがなく、気室
に水分が溜まることに起因する気室の実効容量の減少を
防止でき、定量的に外気(空気)を泡生成部121に排
出でき、泡を良好に生成できる。また、頂部開口111
と吐出ヘッド120との隙間103は液体侵入防止カバ
ー80により覆われているので、この吐出容器を室内に
長期間放置しても、上記隙間103に塵や埃が溜まるこ
とがない。また、液体侵入防止カバー80は、フレキシ
ブルな材料から構成されているので、吐出ヘッド120
の上下の往復運動に伴って蛇腹状の側面が伸縮し、吐出
ヘッド120の動作を妨げることがないので、従来の吐
出容器の構成を大きく変更することがなく、特に、吐出
ヘッド120の頭部126と容器本体110との距離を
変更しなくても済み、指掛け位置(高さ)が高くなるこ
とがなく、使用性が損なわれない。
【0036】(第6実施形態)第6実施形態の吐出容器
について図10乃至図12を用いて説明する。第6実施
形態の吐出容器は、本発明を液体吐出容器に適用した実
施形態であり、図10は本発明の第6実施形態の吐出容
器の吐出ヘッドの押し下げ初期の状態を示す断面図、図
11は吐出ヘッドの吐出時の状態を示す断面図、図12
は吐出ヘッドの押し下げを解除して、内容液の吸上時の
状態を示す断面図である。図10乃至図12において、
第6実施形態の吐出容器は概略、容器本体250と吐出
ヘッド260とからなり、容器本体250は、その頂部
に螺合された肩カバー250aに頂部開口257が形成
され、吐出ヘッド260は、概略、管状体の先端部が横
に屈曲したような頭部268を有しており、この頭部2
68の先端に吐出口261を有している。この吐出ヘッ
ド260は、頂部開口257にルーズに挿入され上下に
往復運動可能とされている。
【0037】容器本体250は、頂部開口257に挿入
された吐出ヘッド260が押し上げられるとき(押し下
げられた吐出ヘッド260が元の位置に戻るとき)容器
本体250内の内容液Lを上方に吸引するためのボール
弁252と、このボール弁252の周囲に設けられた蓄
液管253と、この蓄液管253の周囲に設けられた有
底環状のシリンダ部251とを有している。畜液管25
3内にはスプリング258が設けられている。このシリ
ンダ部251の上部には、頂部開口257と吐出ヘッド
260との隙間270から流入した外気(空気)を容器
本体250内に導通する通気孔256が形成されてい
る。頂部開口257の周囲の肩カバー250a上には、
後述する液体侵入防止カバー80の係止部81と係合す
る被係止部82bが肩カバー250aと一体に設けられ
ている。
【0038】一方、吐出ヘッド260は、シリンダ部2
51の周壁を上下に摺動して容積可変の気室254bを
形成するピストン部263と、吐出ヘッド260を押し
下げるときに吐出ヘッド260の液室255内の液体を
吐出ヘッドに送る弁体264と、吐出ヘッド260を押
し下げるとき気室254bに外気を吸入する吸気弁26
5と、蓄液管253の周壁を上下に摺動して容積可変の
液室255を形成する通液管266を有している。弁体
264は、ピストン部263と一体に設けられており、
ピストン部263の上下の摺動に伴って上下に昇降し、
頭部268内を経て吐出口261に連通する開口部26
4aと液室255に連通する開口部265aを開閉でき
るようになっている。吸気弁265はピストン部263
に一体に設けられており、吐出ヘッド260の昇降に伴
って昇降し、上記通気孔256を開閉できるようになっ
ている。そして吐出ヘッド260全体は、蓄液管253
内に挿入されたスプリング258によって上方に付勢さ
れ、上死点(吐出ヘッド260の上昇限界)まで上昇し
ている。
【0039】また、吐出ヘッド260の周囲には、この
吐出ヘッド260と肩カバー250aの両方にわたって
第1実施形態と同様の液体侵入防止カバー80が装着さ
れている。この液体侵入防止カバー80は、頂部開口2
57と吐出ヘッド260との隙間270を覆うためのも
のである。その形状は、概略筒状のものであり、側面は
蛇腹状に形成されている。この液体侵入防止カバー80
の下部には、肩カバー250a上に設けた被係止部82
bと係合する係止部81が設けられている。また、液体
侵入防止カバー80の上部は吐出ヘッド260に固着さ
れており、係止部81は肩カバー50aの被係止部82
bに係止されて、液体防止侵入カバー80内に空隙部9
0を有している。このような構成の液体侵入防止カバー
80は、吐出ヘッド260の上下の往復運動に伴って、
蛇腹状の側面が伸縮するようになっている。容器本体2
50内に外気を取り込む際、外気は肩カバー250aの
被係止部82bと、液体侵入防止カバー80の係止部8
1との係合部の下方よりこれら係止部81と被係止部8
2bとの間を通ってカバー80内の空隙部90に取り込
まれた後、容器本体250内に取り込まれるようになっ
ている。
【0040】また、吐出ヘッド260の頂部開口257
から突出する部分の外面側には、環状凸部あるいはネジ
山226cが形成されている。また、肩カバー250a
に形成された頂部開口257の壁面には、環状凹部ある
いはネジみぞ250cが形成されている。これら環状凸
部あるいはネジ山226cと環状凹部あるいはネジみぞ
250cは、吐出ヘッド260をこれの環状凸部あるい
はネジ山226cが頂部開口257に隠れる程度まで押
し下げると、環状凸部あるいはネジ山226cが環状凹
部あるいはネジみぞ250cに嵌って固定できるように
なっている。
【0041】このような構成の液体吐出容器は、容器本
体250を手でつかみ、吐出ヘッド260の頭部268
を指で押し下げるとき、通液管266が蓄液管253内
に進入することによって液室255の容積が減少し、加
圧された液室255内の内容液Lは弁体264により開
放された開口部265a、264aを通って頭部268
内を通って、吐出口261に送られて放出される。吐出
ヘッド260の頭部268を押し下げたとき、ボール弁
252と畜液管253の間から内容液Lが吸入されな
い。また、このとき液体侵入防止カバー80は、吐出ヘ
ッド260の下降に伴って縮んでいる。一方、気室25
4bは容積が増加し、減圧状態となり、外気が液体侵入
防止カバー80の係止部81と肩カバー250aの被係
止部82bとの間を通ってカバー80内の空隙部90に
流入し、さらに吐出ヘッド260と頂部開口257との
隙間270から吸い込まれることによって減圧状態が解
消される。
【0042】吐出ヘッド260の頭部268を押し下げ
ていた指の押力を解除すると、吐出ヘッド260はスプ
リング258の付勢力によって上死点まで上昇し、ま
た、このときボール弁252は上昇し、ボール弁252
と畜液管253の間に隙間が形成され、また、このとき
液体侵入防止カバー80は、吐出ヘッド260の上昇に
伴って元の状態に戻る。また、このとき液室255の容
積は増大して減圧状態となるので容器本体250内の内
容液Lがボール弁252と畜液管253との間に形成さ
れた隙間を通って液室255内に吸入され、これに伴っ
て生じる容器本体250内の減圧は、先に述べた気室2
54bに吸い込まれた外気が通気孔256を経由して流
入することにより解消される。このとき第6実施形態の
液体吐出容器が浴室等の水がかかる場所や雰囲気湿度の
高い環境下で使用されていても、吐出ヘッド260と頂
部開口257との隙間270は、上述のような液体侵入
防止カバー80により覆われているので、該液体侵入防
止カバー80により水分の侵入を遮るので、上記隙間2
70から容器本体250内に入るのを防止できる。
【0043】従って、第6実施形態の吐出容器にあって
は、頂部開口257と吐出ヘッド260との隙間270
を覆う液体侵入防止カバー80が吐出ヘッド260と肩
カバー250aの両方にわたって装着されたものである
ので、浴室等の水がかかる場所や雰囲気湿度の高い環境
下で使用しても、液体侵入防止カバー80により水分の
侵入を遮ることができ、水分が頂部開口257と頭部2
68の隙間270を通ってシリンダ251内に入って気
室254bや容器本体250に溜まることがなく、外部
から侵入した水分に起因して容器本体250内の内容液
Lが変質するのを防止できる。また、頂部開口257と
吐出ヘッド260との隙間270は液体侵入防止カバー
80により覆われているので、この吐出容器を室内に長
期間放置しても、上記隙間270に塵や埃が溜まること
がない。また、液体侵入防止カバー80は、フレキシブ
ルな材料から構成されているので、吐出ヘッド260の
上下の往復運動に伴って蛇腹状の側面が伸縮し、吐出ヘ
ッド260の動作を妨げることがないので、従来の吐出
容器の構成を大きく変更することがなく、特に、吐出ヘ
ッド260の頭部268と容器本体250との距離を変
更しなくても済み、指掛け位置(高さ)が高くなること
がなく、使用性が損なわれない。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように本発明の吐出容器に
あっては、頂部開口は容器本体の頂部に螺合された肩カ
バーに形成され、該頂部開口と吐出ヘッドとの隙間を覆
うフレキシブル液体侵入防止カバーが上記吐出ヘッドと
上記肩カバーの両方にわたって装着されてなるものであ
るので、指掛け位置(高さ)を変えることなく、容器本
体の頂部開口と、該頂部開口に挿入された吐出ヘッドと
の隙間から容器本体内の気室に水等の液体が侵入するの
を防止できるうえ、吐出容器を室内等に長期間放置して
も、上記隙間に塵や埃が溜まることががなく、従って、
使用性を損ねることがなく、快適に使用できる吐出容器
を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態の吐出容器の吐出ヘッ
ドの押し下げ初期の状態を示す断面図。
【図2】 本発明の第1実施形態の吐出容器の吐出ヘッ
ドの押し下げを解除して、内容液の吸上時の状態を示す
断面図。
【図3】 第1の実施形態の吐出容器の吐出ヘッドの押
し下げるときの呼気弁の動作を説明するための要部断面
図。
【図4】 第1の実施形態の吐出容器の吐出ヘッドを押
し下げを解除したときの吸気弁の動作を説明するための
要部断面図である。
【図5】 本発明の第2実施形態の吐出容器の吐出ヘッ
ドの頭部を指で押し下げる前の状態あるいは吐出ヘッド
の頭部を押し下げていた指の押力を解除したときの状態
を示す要部の断面図。
【図6】 本発明の第2実施形態の吐出容器の吐出ヘッ
ドの頭部を指で押し下げた状態を示す要部の断面図。
【図7】 本発明の第3実施形態の吐出容器の吐出ヘッ
ドの頭部を指で押し下げる前の状態あるいは吐出ヘッド
の頭部を押し下げていた指の押力を解除したときの状態
を示す要部の断面図。
【図8】 本発明の第4実施形態の吐出容器の吐出ヘッ
ドの頭部を指で押し下げる前の状態あるいは吐出ヘッド
の頭部を押し下げていた指の押力を解除したときの状態
を示す要部の断面図。
【図9】 本発明の第5実施形態の吐出容器の吐出ヘッ
ドの頭部を指で押し下げる前の状態あるいは吐出ヘッド
の頭部を押し下げていた指の押力を解除したときの状態
を示す断面図。
【図10】 本発明の第6実施形態の吐出容器の吐出ヘ
ッドの押し下げ初期の状態を示す断面図。
【図11】 本発明の第6実施形態の吐出容器の吐出ヘ
ッドの吐出時の状態を示す断面図。
【図12】 本発明の第6実施形態の吐出容器の吐出ヘ
ッドの押し下げを解除して、内容液の吸上時の状態を示
す断面図。
【図13】 従来の吐出容器の一例を示す断面図。
【図14】 従来の吐出容器のその他の例を示す断面
図。
【符号の説明】
50,110,250・・・容器本体、57,111,2
57・・・頂部開口、60,120,260・・・吐出ヘッ
ド、61,122,261・・・吐出口、70,103,
270・・・隙間、80,80a,80b,80c・・・フレ
キシブル液体侵入防止カバー、81・・・係止部、82,
82a,82b・・・被係止部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加藤 啓育 東京都墨田区本所一丁目3番7号 ライオ ン株式会社内 Fターム(参考) 3E014 PA01 PB01 PB04 PB08 PC12 PD11 PE11 PE17 PE21 PF10 3E084 AA04 AA12 AB01 AB06 AB09 BA02 DA01 DB12 FA09 GA01 GB01 GB12 GB14 KB01 KB05 LB02 LC01 LC06 LD22 LD26

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器本体と、該容器本体の頂部に螺合さ
    れた肩カバーに形成された頂部開口を貫通して上下に往
    復運動可能な吐出ヘッドとを有し、前記吐出ヘッドを往
    復運動させることで前記容器本体内に充填された内容物
    を該吐出ヘッドの吐出口から吐出する容器であって、 前記頂部開口と前記吐出ヘッドとの隙間を覆うフレキシ
    ブル液体侵入防止カバーが前記吐出ヘッドと前記肩カバ
    ーの両方にわたって装着されてなることを特徴する吐出
    容器。
  2. 【請求項2】 前記頂部開口の周囲の肩カバー上に被係
    止部が設けられ、前記液体侵入防止カバーの上部は前記
    吐出ヘッドに固着され、下部に前記被係止部と係合する
    係止部が設けられ、該係止部が前記肩カバーの被係止部
    に係止されたことを特徴とする請求項1記載の吐出容
    器。
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