JP2000335296A - シートクッションのロック装置 - Google Patents

シートクッションのロック装置

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Publication number
JP2000335296A
JP2000335296A JP11151096A JP15109699A JP2000335296A JP 2000335296 A JP2000335296 A JP 2000335296A JP 11151096 A JP11151096 A JP 11151096A JP 15109699 A JP15109699 A JP 15109699A JP 2000335296 A JP2000335296 A JP 2000335296A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seat cushion
stopper
belt
operation belt
locking device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11151096A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Uozumi
武志 魚住
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tachi S Co Ltd
Original Assignee
Tachi S Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Tachi S Co Ltd filed Critical Tachi S Co Ltd
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Pending legal-status Critical Current

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  • Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
  • Seats For Vehicles (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】シートクッションの後部をシートバック側にロ
ックするロック解除用の操作ベルトを連結するロック装
置のストッパの不具合を除去することである。 【構成】シートクッション(SC)に固定する固定ブラ
ケット(1)にストッパ(2)を上下方向に回動自在に
装着し、前記固定ブラケット(1)に操作ベルト(3)
を連結したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はシートクッションの
ロック装置、詳しくは、跳ね上げ可能なシートクッショ
ンと前倒可能なシートバックとからなる自動車用シート
におけるシートクッションのロック装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の貨客兼用自動車のリヤシートは、
荷物の積載時に折畳むことができるようにしたものがあ
る(例えば、実開昭58ー135329号公報、実公平
6ー19406号公報)。
【0003】これは、前部で回動可能に枢着されたシー
トクッションの後端側に、ストッパがシートバックの下
端部に突き当たるように配設したロック装置を設け、こ
のロック装置のストッパを、該ストッパに直接連結した
操作ベルトの操作力によって上方に回動することによ
り、ロックを解除しシートクッションが前方に跳ね上げ
ることができるように構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従って、操作ベルトが
直接ストッパに連結されているため、ストッパの質量が
増加し操作ベルトによる操作力が増大する不具合があっ
た。また、ストッパに操作ベルト取付用の穴孔け加工
や、溶接歪による応力集中が発生するため、ストッパの
板厚を厚くして強度を確保する必要があった。
【0005】更に、自動車の前方衝突時に、操作ベルト
がストッパに取付けてあるため、ロック解除方向にモー
メントが働く。従って、それを上回るモーメントが必要
なバネでストッパをロック方向に付勢しなければならな
い。そのため、このバネの弾力に抗して操作ベルトを操
作しなければならず、ロック解除の操作力が増大する不
具合があった。
【0006】そこで、本発明は斯様な従来品の不具合を
除去することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めの本発明に係るシートクッションのロック装置は、シ
ートクッションに固定した固定ブラケットと、この固定
ブラケットの後方に向けて固定ブラケットに対して上下
方向に回動自在に軸着した前記ストッパと、前記固定ブ
ラケットに基端を連結しストッパの外側を通してシート
クッションの後端面から着座面側に渉って配設した前記
操作ベルトとからなることを特徴とする。
【0008】従って、ロック装置を構成するストッパに
操作ベルトが連結されているため、ストッパの質量が増
加しないし、また補強する必要もないため、操作ベルト
の操作力を軽減できる。
【0009】そして、前記ロック装置をシートクッショ
ンの発泡体製クッション体に埋設してなることにより、
シートクッションの跳ね上げ時に金属製のロック装置が
発泡体製のクッション体に被覆され、荷物等の損傷を完
全に防止できる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の一形態を、
図面に基づいて説明する。図1、図2は、本発明に係る
シートクッションのロック装置を示し、ロック装置は図
3、図4に示すようにシートクッション(SC)のワイ
ヤ製フレーム(13)(13)に溶接される固定ブラケ
ット(1)と、この固定ブラケット(1)に基端側が軸
(23)によって上下方向に回動自在に軸着した前記ス
トッパ(2)と、前記固定ブラケット(1)に基端部
(30)をボルト(11A)、ナット(11B)で締結
した操作ベルト(3)とから構成されている。
【0011】前記固定ブラケット(1)は、操作ベルト
(3)の基端部(30)を取付ける平板状のベルト取付
部(10)と、前記ストッパ(2)を軸(23)によっ
て枢着するフランジ(12A)付のストッパ取付部(1
2)とから構成され、ストッパ取付部(12)の先端に
はストッパ(2)の上方への回動を一定に規制する規制
突部(12B)が延設されている。
【0012】図中(10A)はフレーム(13)を溶接
する溶接突部、(14)はストッパ(2)を下方に付勢
するバネで、軸(23)に巻装されている。
【0013】ストッパ(2)は先端に直角状に折曲する
折曲部(21)を有し、基端に下方への回動を一定に規
制する下方規制突片(20)が一体に設けてあり、図3
に示すクッション体(4)に設けた切欠部(4A)内に
配設されている。
【0014】操作ベルト(3)は、図3、図4に示すよ
うに、ストッパ(2)を被覆する部分の表皮(5)の外
側からシートバック(SB)の下端部(A)とシートク
ッション(SC)の後端部(B)との間を通してシート
クッション(SC)の着座面側に延出されている。
【0015】以上のロック装置は、図3、図4に示すよ
うに、シートクッション(SC)のクッション体(4)
内に埋設されている。クッション体(4)の発泡成形時
に、フレーム(13)(13)に溶接されているロック
装置は、クッション体成形用のモールド内でクッション
体(4)と一体に成形され、表皮(5)によって被覆さ
れている。
【0016】図3はシートクッション(SC)のロック
状態を示し、シートクッション(SC)の前部は車床側
に回動自在に枢着されているが、後部(B)はシートバ
ック(SB)の下端部(A)で押え付けられている。そ
して、操作ベルト(3)はストッパ(2)の外側を被覆
する表皮(5)の外面からシートクッション(SC)の
着座面側に向けて延設されている。
【0017】従って、このシートクッション(SC)の
後部(B)側に、例えば車両の衝突時の上向きの衝撃荷
重が作用すると、ストッパ(2)の先端に有する折曲部
(21)がシートバック(SB)内に設けた係止部材
(不図示)に間接的に突き当たり、シートクッション
(SC)の後部がシートバック(SB)の下端部(A)
から離脱して跳ね上がることがないように構成されてい
る。そのため、乗員の着座状態は完全に確保される。
【0018】図4は荷物の積載時等において、シートク
ッション(SC)のロック状態を解除してシートクッシ
ョン(SC)を跳ね上げる状態を示すものである。
【0019】操作ベルト(3)の先部(31)をバネ
(14)の弾力に抗して引張ると、ストッパ(2)の外
面に位置する表皮(5)が前方に移動されるため、スト
ッパ(20)は軸(23)を回転中心にクッション体
(4)に設けた切欠部(4A)内を上方に回動する。そ
のため、ストッパ(2)の折曲部(21)が起立状にな
りシートバック(SB)の下端部(A)に対して離脱す
る状態になる。
【0020】そして、更に操作ベルト(3)を引くと、
図5の鎖線に示すように、その操作ベルト(3)の引張
力がシートクッション(SC)の跳ね上げ力になり、シ
ートクッション(SC)が前部を中心に回動して起立状
になる。その際、ロック装置はクッション体(4)と共
に表皮(5)に被覆されているため、外部に露出するこ
とがない。
【0021】なお、図5の鎖線に示すように、シートク
ッション(SC)を跳ね上げた後、シートクッション
(SC)の元の位置にシートバック(SB)を鎖線に示
すように前倒して、前倒したシートバック(SB)の背
面を荷台として利用できるように構成されている。
【0022】
【発明の効果】本発明によれば、シートクッションの固
定部材たる固定ブラケットに、ロック解除用の操作ベル
トが連結されているため、従来の可動部材たるストッパ
に操作ベルトを連結したものに対して、以下の利点があ
る。
【0023】まず、ストッパの質量が増加することがな
いため、操作ベルトによる操作力が大になることがな
い。また、ストッパの板厚等を厚くするなどのストッパ
を補強する必要もないので、ストッパの質量が低下し更
に操作力を軽減することができる。
【0024】加えて、自動車の前方衝突時において、固
定ブラケットが単独で可動することがないため、ロック
解除される虞れがないし、また、ストッパに、従来品の
如き前方衝突時に発生するロック解除方向のモーメント
以上のモーメントを有するバネを取付ける必要もない。
そのため、ロック解除時における操作ベルトの操作力を
低減でき、スムーズにシートクッションを跳ね上げるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るロック装置の斜視図である。
【図2】図1のIIーII線断面図である。
【図3】使用状態を示す断面図である。
【図4】ロック装置によるシートクッションのロックを
解除する状態の断面図である。
【図5】シートクッション、シートバックの動きを説明
する説明図である。
【符号の説明】
SC シートクッション SB シートバック 1 固定ブラケット 2 ストッパ 3 操作ベルト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B29K 105:20 B29L 31:30

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前部で上下方向に回動自在に枢着したシ
    ートクッションの後端側に、シートバックの下端部に突
    き当たるようにストッパを配設すると共に該ストッパを
    操作ベルトの操作力によって上方に回動することにより
    ロック解除してシートクッションを前方に跳ね上げるこ
    とができるシートクッションのロック装置において、 該ロック装置はシートクッションに固定した固定ブラケ
    ットと、この固定ブラケットの後方に向けて固定ブラケ
    ットに対して上下方向に回動自在に軸着した前記ストッ
    パと、前記固定ブラケットに基端を連結しストッパの外
    側を通してシートクッションの後端面から着座面側に渉
    って配設した前記操作ベルトとからなることを特徴とす
    るシートクッションのロック装置。
  2. 【請求項2】 前記ロック装置はシートクッションを構
    成する発泡体製のクッション体に埋設してなる請求項1
    記載のシートクッションのロック装置。
JP11151096A 1999-05-31 1999-05-31 シートクッションのロック装置 Pending JP2000335296A (ja)

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