JP2000335272A - 四輪駆動車の駆動力配分制御装置 - Google Patents

四輪駆動車の駆動力配分制御装置

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JP2000335272A
JP2000335272A JP11147843A JP14784399A JP2000335272A JP 2000335272 A JP2000335272 A JP 2000335272A JP 11147843 A JP11147843 A JP 11147843A JP 14784399 A JP14784399 A JP 14784399A JP 2000335272 A JP2000335272 A JP 2000335272A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 既存の車載センサを流用できる低コストのシ
ステムとしながら、、タイトコーナブレーキング現象の
防止と発進加速性の向上との両立を達成した四輪駆動車
の駆動力配分制御装置を提供すること。 【解決手段】 トルク配分コントローラ10を、アクセ
ル開度ACCが1/8開度未満の低開度領域の時には、
2輪駆動傾向のトルク配分となるように後輪7,8への
伝達トルクを制限し、アクセル開度ACCが1/8開度
以上の高開度領域の時には、4輪駆動傾向のトルク配分
比を得る制御を行う手段とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジントルクを
前輪と後輪に配分する駆動系に設けられたトルク配分ア
クチュエータにより前輪と後輪に伝達されるトルク配分
比が制御される四輪駆動車の駆動力配分制御装置の技術
分野に属する。
【0002】
【従来の技術】従来、四輪駆動車の駆動力配分制御装置
としては、例えば、特開平6−211063号公報に記
載のものが知られている。
【0003】この公報には、駆動輪スリップを抑えると
共に旋回安定性を得るため、前後輪回転速度差に応じた
回転速度差対応クラッチトルクと、最適なヨーイング運
動量を得るためのヨーイング運動量対応クラッチトルク
の総和によるクラッチ締結力を与えることで前後輪の駆
動力配分比を制御する技術が示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の四輪駆動車の駆動力配分制御装置にあっては、単に
前後輪回転速度差に応じてクラッチトルクを付与する制
御が行われるため、発進時に発進加速性に劣るという問
題がある。すなわち、発進時にはアクセルの急激な踏み
込み操作により前後輪に大きな回転速度差が発生しない
ことには4輪駆動傾向の駆動力配分比が得られず、アク
セル操作に対し4輪駆動側への駆動力配分比の移行が応
答遅れとなってしまう。そこで、アクセル開度に応じて
クラッチトルクを付与する技術も提案されているが、か
なり高いアクセル開度域に達しないことには4輪駆動傾
向の駆動力配分比とはならず、高い発進加速性を得るに
は不十分である。
【0005】これに対し、高い発進加速性を得るために
予め4輪駆動傾向の駆動力配分比(例えば、前輪トル
ク:後輪トルク=50:50)に設定しておく案があ
る。しかし、この場合、旋回発進しようとするとタイト
コーナブレーキング現象(旋回時、前後輪の平均旋回半
径差を原因として直結駆動系に制動トルクが生じる現
象)が発生してしまうことが避けられない。さらに、タ
イトコーナブレーキング現象を防止するために操舵角や
横加速度等の旋回情報を用い、旋回走行であるとの判断
時には2輪駆動傾向となるように駆動力配分比を変更す
る制御を行うと、高価な操舵角センサや横加速度センサ
を新たに設置しなければならず、システムコスト増とな
ってしまう。
【0006】本発明が解決しようとする課題は、既存の
車載センサを流用できる低コストのシステムとしなが
ら、タイトコーナブレーキング現象の未然防止と発進加
速性の向上との両立をうまく達成した四輪駆動車の駆動
力配分制御装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、エンジントルクを前輪と後輪に配分する四輪駆動系
を有し、四輪駆動系に設けられたトルク配分アクチュエ
ータに対するトルク配分コントローラからの制御指令に
より前輪と後輪に伝達されるトルク配分比が制御される
四輪駆動車の駆動力配分制御装置において、アクセル開
度を検出するアクセル開度検出手段を設け、前記トルク
配分コントローラを、アクセル開度が設定開度未満の低
開度領域の時には、2輪駆動傾向のトルク配分となるよ
うに前後輪の一方への伝達トルクを制限し、アクセル開
度が設定開度以上の高開度領域の時には、4輪駆動傾向
のトルク配分比を得る制御を行う手段としたことを特徴
とする。
【0008】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
四輪駆動車の駆動力配分制御装置において、エンジン回
転数を検出するエンジン回転数検出手段と、アクセル開
度検出値とエンジン回転数検出値によりエンジントルク
を推定計算するエンジントルク推定手段と、エンジント
ルク推定値とトランスミッションのギア比により前後輪
に伝達される伝達トルクを計算する伝達トルク計算手段
と、伝達トルク計算値の1/2の等配分トルクを計算す
る等配分トルク計算手段を設け、前記トルク配分コント
ローラを、等配分トルク計算値と設定されたリミッタト
ルク値のうち最小値選択により前後輪の一方への伝達ト
ルクを決める手段としたことを特徴とする。
【0009】請求項3記載の発明では、請求項1または
請求項2記載の四輪駆動車の駆動力配分制御装置におい
て、旋回半径を計算する旋回半径計算手段と、旋回半径
計算値が小さいほど小さな値に制限したリミッタトルク
値に設定するリミッタトルク値設定手段を設け、前記ト
ルク配分コントローラを、等配分トルク計算値と前記リ
ミッタトルク値設定手段により設定された旋回半径対応
のリミッタトルク値のうち最小値選択により前後輪の一
方への伝達トルクを決める手段としたことを特徴とす
る。
【0010】請求項4記載の発明では、請求項3記載の
四輪駆動車の駆動力配分制御装置において、エンジント
ルクがトルク配分アクチュエータを介して伝達される非
駆動輪側左右輪の車輪速度をそれぞれ検出する右車輪速
度検出手段及び左車輪速度検出手段と、車速を検出する
車速検出手段を設け、前記旋回半径計算手段を、左右輪
速度差に基づいて旋回半径を計算する手段にすると共
に、左右輪速度差に対するフィルタを、車速が設定車速
未満の極低速域で、かつ、アクセル開度が設定開度未満
の低開度領域の時には、他の走行状態時に比べ弱める手
段としたことを特徴とする。
【0011】
【発明の作用および効果】請求項1記載の発明では、発
進時や走行時、トルク配分コントローラにおいて、アク
セル開度検出手段により検出されるアクセル開度が設定
開度未満の低開度領域の時には、2輪駆動傾向のトルク
配分となるように前後輪の一方への伝達トルクを制限す
る制御指令がトルク配分アクチュエータに対し出力さ
れ、アクセル開度が設定開度以上の高開度領域の時に
は、4輪駆動傾向のトルク配分比を得る制御指令がトル
ク配分アクチュエータに対し出力される。
【0012】このように、入力情報としてエンジンや自
動変速機等の他の車載制御システムで用いられるアクセ
ル開度センサからのアクセル開度情報を用い、高価な操
舵角センサや横加速度センサ等からの旋回情報を用いな
いシステムとしているため、既存の車載センサを流用で
きる低コストの簡易システムとすることができる。
【0013】そして、アクセル開度が低開度域の時に
は、制動トルクの前後輪伝達を抑えた2輪駆動傾向のト
ルク配分比とされることでタイトコーナブレーキング現
象が未然に防止されるし、アクセル開度が高開度域の時
には、前後輪回転速度差の発生やアクセル操作量とは無
関係に、駆動トルクを前後輪に配分して駆動スリップの
発生を有効に抑える4輪駆動傾向のトルク配分比とされ
ることで発進加速性が向上する。
【0014】ここで、アクセル開度情報を駆動力配分の
切換情報として用いた理由は、下記の通りである。
【0015】まず、タイトコーナブレーキング現象に着
目した場合、この現象は路面影響を受けやすくブレーキ
ングトルクを上回るような駆動トルクの発生がない低ト
ルク伝達時にドライバや乗員に違和感を与える。そし
て、この駆動トルクが低トルクかどうかは、車載センサ
としてポピュラーなアクセル開度センサからのアクセル
開度により推定できる。
【0016】また、直進発進時においてはタイトコーナ
ブレーキング現象は問題とはならないが、アクセル開度
が設定開度未満で2輪駆動傾向の配分比に予め設定して
おくことで、旋回発進時等において、未然にタイトコー
ナブレーキング現象を防止できる。
【0017】さらに、この発進時でアクセル開度が設定
開度未満の時にはタイトコーナブレーキング現象防止要
求の方が発進加速要求よりも大きく、アクセル開度が設
定開度以上で4輪駆動傾向に駆動力配分を切り換えるこ
とで、十分に発進加速要求に応えることができる。
【0018】請求項2記載の発明では、エンジントルク
推定手段において、アクセル開度検出値とエンジン回転
数検出値によりエンジントルクが推定計算され、伝達ト
ルク計算手段において、エンジントルク推定値とトラン
スミッションのギア比により前後輪に伝達される伝達ト
ルクが計算され、等配分トルク計算手段において、伝達
トルク計算値の1/2の等配分トルクが計算され、トル
ク配分コントローラにおいて、等配分トルク計算値とリ
ミッタトルク値のうち最小値選択により前後輪の一方へ
の伝達トルクが決められる。
【0019】よって、アクセル開度が低開度域の時に
は、最小値選択により2輪駆動傾向のトルク配分比が保
証され、確実にタイトコーナブレーキング現象が防止さ
れるし、アクセル開度が高開度域の時には、リミッタト
ルク値を上回らない限り等配分トルク計算値が選択さ
れ、完全4輪駆動のトルク配分比とされることで高い発
進加速性が得られる。
【0020】請求項3記載の発明では、リミッタトルク
値設定手段において、旋回半径計算手段により計算され
た旋回半径計算値が小さいほど小さな値に制限したリミ
ッタトルク値が設定される。そして、トルク配分コント
ローラにおいて、等配分トルク計算値とリミッタトルク
値設定手段により設定された旋回半径対応のリミッタト
ルク値のうち最小値選択により前後輪の一方への伝達ト
ルクが決められる。
【0021】よって、旋回半径の小さな旋回時ほど小さ
な値によるリミッタトルク値が選択されることになり、
タイトコーナブレーキング現象の防止効果が高められ
る。
【0022】請求項4記載の発明では、旋回半径計算手
段において、左右輪速度差に基づいて旋回半径が計算さ
れると共に、左右輪速度差に対するフィルタが、車速が
設定車速未満の極低速域で、かつ、アクセル開度が設定
開度未満の低開度領域の時には、他の走行状態時に比べ
て弱められる。
【0023】よって、極低速のアクセル開度が小さいと
きは、車輪ホイールスピン等の左右車輪速度差変動が起
きずらいので、フィルタを弱めることで、旋回半径判別
の応答性が良くなる。この結果、旋回発進時の特にアク
セルをあまり踏まないときにフィルタが強いと、旋回半
径対応によるリミッタトルク値の設定による前後輪一方
の車輪への伝達トルク低減応答が遅れるが、フィルタが
弱いと旋回半径対応によるリミッタトルク値の設定によ
り応答良く伝達トルクが低減され、タイトコーナブレー
キング現象防止効果の実効が図られる。
【0024】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)実施の形態1は
請求項1〜4に記載の発明に対応する四輪駆動車の駆動
力配分制御装置である。
【0025】まず、構成を説明する。
【0026】図1は実施の形態1における四輪駆動車の
駆動力配分制御装置を示す全体システム図で、1はエン
ジン、2は自動変速機、3はフロントディファレンシャ
ル、4はリヤディファレンシャル、5は右前輪、6は左
前輪、7は右後輪、8は左後輪、9はトルク配分クラッ
チ(トルク配分アクチュエータ)、10はトルク配分コ
ントローラ、11は右前輪速センサ、12は左前輪速セ
ンサ、13は右後輪速センサ、14は左後輪速センサ、
15はアクセル開度センサ、16はエンジン回転セン
サ、17はATコントローラである。
【0027】この実施の形態1の発明が適用される四輪
駆動車は、左右の前輪5,6へはエンジン駆動力が直接
伝達され、左右の後輪7,8へはトルク配分クラッチ9
を介してエンジン駆動力が伝達される前輪駆動ベースの
四輪駆動車である。即ち、トルク配分クラッチ9が締結
解放状態であれば、前輪:後輪=100:0のトルク配
分比となり、トルク配分クラッチ9がエンジントルクの
1/2トルク以上にて締結されていれば、前輪:後輪=
50:50の等トルク配分比となり、トルク配分コント
ローラ10からのトルク配分クラッチ9に対する制御指
令により、前輪5,6と後輪7,8に伝達されるトルク
配分比が、前輪:後輪=100〜50:0〜50の範囲
にてトルク配分クラッチ9の締結トルクに応じて可変に
制御される。
【0028】前記トルク配分コントローラ10は、各車
輪速センサ11,12,13,14からの車輪速信号
と、アクセル開度センサ15からのアクセル開度信号
と、エンジン回転センサ16からのエンジン回転信号
と、ATコントローラ17からのギア位置信号等を入力
し、決められた制御則にしたがった演算処理を行い、そ
の演算処理結果による制御指令をトルク配分クラッチ9
に出力する。
【0029】図2は実施の形態1の駆動力配分制御装置
に採用されたトルク配分コントローラ10でのトルク配
分制御演算処理を示す制御ブロック図である。
【0030】4輪車輪速計算部100では、各車輪速セ
ンサ11,12,13,14からの車輪速信号に基づい
て前輪右車輪速度VwFRと前輪左車輪速度VwFLと後輪
右車輪速度VwRRと後輪左車輪速度VwRLが計算され
る。尚、この計算部100は、アンチスキッドブレーキ
システム(ABS)が搭載された車両では、ABSコン
トローラでの計算結果を流用することで省略しても良
い。
【0031】推定車体速計算部101(車速検出手段)
では、各車輪速度VwFR,VwFL,VwRR,VwRLに基
づいて推定車体速VFFが計算される。
【0032】ゲイン計算部102では、計算された推定
車体速VFFとゲインマップによりゲインKhが計算され
る。
【0033】前後回転数差計算部103では、左右前輪
車輪速度VwFR,VwFLの平均値と左右後輪車輪速度V
wRR,VwRLの平均値との差により前後回転数差△Vw
が計算される。
【0034】前後回転数差トルク計算部104では、前
輪左右輪速差△VwFによりゲインKDFが計算され、
Kh×KDFをトータルゲインとして前後回転数差△V
wに応じた前後回転数差トルクT△Vが計算される。
【0035】アクセル開度計算部105(アクセル開度
検出手段)では、アクセル開度センサ15からのセンサ
信号に基づいてアクセル開度ACCが計算される。
【0036】エンジン回転計算部106(エンジン回転
数検出手段)では、エンジン回転センサ16からのセン
サ信号に基づいてエンジン回転数NEが計算される。
【0037】エンジントルク計算部107(エンジント
ルク推定手段)では、エンジン回転数NEとアクセル開
度ACCに応じて設定されたエンジントルクマップに基
づいてエンジントルクTENGが計算される。
【0038】ギア比計算部108では、ATコントロー
ラ17からのギア位置信号に基づいてギア比GPが計算
される。
【0039】伝達トルク計算部109(伝達トルク計算
手段)では、エンジントルクTENGをミッションギア
比GPにより換算することで駆動系に伝達される伝達ト
ルクT4が計算される。
【0040】等配分トルク計算部110(等配分トルク
計算手段)では、後輪7,8に伝達しようとする等配分
トルクTRが伝達トルクT4を1/2とする計算式によ
り計算される。
【0041】後輪右輪速度計算部111(右車輪速度検
出手段)では、トルク配分クラッチ9を介してトルク伝
達される右後輪7(非駆動輪)の後輪右輪速度VwRRが
右後輪速センサ13からのセンサ信号に基づいて計算さ
れる。
【0042】後輪左輪速度計算部112(左車輪速度検
出手段)では、トルク配分クラッチ9を介してトルク伝
達される左後輪8(非駆動輪)の後輪左輪速度VwRLが
左後輪速センサ14からのセンサ信号に基づいて計算さ
れる。
【0043】旋回半径計算部113(旋回半径計算手
段)では、左右後輪7,8の車輪間隔であるトレッドt
と後輪右輪速度VwRRと後輪左輪速度VwRLにより旋回
半径Rが計算される。
【0044】リミッタトルク値計算部114(リミッタ
トルク値設定手段)では、旋回半径Rに応じたリミッタ
トルクTRLIMが計算される。このリミッタトルクT
RLIMを決めるマップには、ACC<1/8の時の低
トルク特性による第1リミッタトルクTRLIM1と、
ACC≧1/8の時の高トルク特性による第2リミッタ
トルクTRLIM2とが設定されている。
【0045】リア伝達トルク計算部115では、ACC
<1/8開度の時には、リア伝達トルクTEが、等配分
トルクTRと第1リミッタトルクTRLIM1とのセレ
クトローにより計算され、ACC≧1/8開度の時に
は、リア伝達トルクTEが、等配分トルクTRと第2リ
ミッタトルクTRLIM2とのセレクトローにより計算
される。
【0046】目標トルク選択部116では、前記前後回
転数差トルク計算部104により計算された前後回転数
差トルクT△Vと、前記リア伝達トルク計算部115に
より計算されたリア伝達トルクTEとのセレクトハイに
より目標トルクTOUTが選択される。尚、目標トルク
TOUTを電流変換してトルク配分クラッチ9内のソレ
ノイド電流が制御される。
【0047】次に、作用を説明する。
【0048】[リア伝達トルク制御作用]図3はトルク
配分コントローラ10において行われるリア伝達トルク
の演算処理の流れを示すフローチャートで、以下、図3
のフローチャートに基づいてリア伝達トルク制御作用を
説明する。
【0049】ステップ30では、エンジントルク計算部
107において、エンジン回転数NEとアクセル開度A
CCに応じて設定されたエンジントルクマップに基づい
てエンジントルクTENGが計算され、ステップ31で
は、伝達トルク計算部109において、エンジントルク
TENGをミッションギア比GPにより換算することで
駆動系に伝達される伝達トルクT4が計算され、ステッ
プ32では、等配分トルク計算部110において、後輪
7,8に伝達しようとする等配分トルクTRが伝達トル
クT4を1/2とする計算式により計算される。つま
り、前輪:後輪=50:50の等配分比が基本前後配分
とされる。
【0050】そして、ステップ33では、旋回半径計算
部113において、左右後輪7,8の車輪間隔であるト
レッドtと後輪右輪速度VwRRと後輪左輪速度VwRLに
より旋回半径Rが計算され、ステップ34では、アクセ
ル開度ACCがACC≧1/8かどうかが判断され、ス
テップ34でYESの場合、ステップ35へ進み、リミ
ッタトルク値計算部114において、旋回半径Rに応じ
た高トルク特性による第2リミッタトルクTRLIM2
が計算され、ステップ34でNOの場合、ステップ36
へ進み、リミッタトルク値計算部114において、旋回
半径Rに応じた低トルク特性による第1リミッタトルク
TRLIM1が計算される。
【0051】そして、ステップ35又はステップ36の
一方によりリミッタトルクTRLIMが決められると、
ステップ37へ進み、リア伝達トルク計算部115にお
いて、ACC<1/8開度の時には、リア伝達トルクT
Eが、等配分トルクTRと第1リミッタトルクTRLI
M1とのセレクトローにより計算され、ACC≧1/8
開度の時には、リア伝達トルクTEが、等配分トルクT
Rと第2リミッタトルクTRLIM2とのセレクトロー
により計算され、目標トルク選択部116に出力され
る。
【0052】すなわち、アクセル開度ACCが1/8開
度未満の低開度領域の時には、図5に示すように、第1
リミッタトルクTRLIM1により左右後輪7,8への
伝達トルクがリミッタ無しに比べて低く抑えられ、2輪
駆動傾向のトルク配分となるように左右後輪7,8への
リア伝達トルクTEを制限する制御指令がトルク配分ク
ラッチ9に対し出力される。一方、アクセル開度ACC
が1/8開度以上の高開度領域の時には、第2リミッタ
トルクTRLIM2が高トルク特性であることで制限が
緩和され、主に等配分トルクTRで決まるような4輪駆
動傾向のトルク配分比を得る制御指令がトルク配分クラ
ッチ9に対し出力されることになる。
【0053】よって、旋回発進開始時や低アクセル開度
での旋回走行時において、タイトコーナブレーキング現
象が未然に防止されるし、また、発進時においてアクセ
ル踏み込み操作によりアクセル開度が1/8開度以上に
なると、エンジン駆動トルクを前後輪に等しく配分する
4輪駆動傾向のトルク配分比とされることで、駆動スリ
ップが抑えられ、発進加速性が向上する。
【0054】ここで、アクセル開度情報を駆動力配分の
切換情報として用いた理由は、下記の通りである。
【0055】まず、タイトコーナブレーキング現象に着
目した場合、この現象は路面影響を受けやすくブレーキ
ングトルクを上回るような駆動トルクの発生がない低ト
ルク伝達時にドライバや乗員に違和感を与える。そし
て、この駆動トルクが低トルクかどうかは、車載センサ
としてポピュラーなアクセル開度センサからのアクセル
開度により推定できる。
【0056】また、直進発進時においてはタイトコーナ
ブレーキング現象は問題とはならないが、アクセル開度
が1/8開度未満で2輪駆動傾向の配分比に予め設定し
ておくことで、旋回発進時等において、未然にタイトコ
ーナブレーキング現象を防止できる。
【0057】さらに、この発進時でアクセル開度が1/
8開度未満の時にはタイトコーナブレーキング現象防止
要求の方が発進加速要求よりも大きく、アクセル開度が
1/8開度以上で4輪駆動傾向に駆動力配分を切り換え
ることで、十分に発進加速要求に応えることができる。
【0058】[旋回半径の計算]図4はトルク配分コン
トローラ10の旋回半径計算部113において行われる
旋回半径計算処理の流れを示すフローチャートで、以
下、図4のフローチャートに基づいて旋回半径計算処理
作用を説明する。
【0059】ステップ40では、後輪右輪速度VwRRか
ら後輪左輪速度VwRLを引いた値の絶対値により左右後
輪速度差として△VrNEWが計算され、ステップ41で
は、今回計算された左右後輪速度差△VrNEWが10m
sec前に計算された左右後輪速度差△VrOLDを超え
ているかどうかが判断される。
【0060】そして、ステップ41で左右後輪速度差が
減少していると判断されると、ステップ42へ進み、旋
回半径Rの計算に用いられる左右後輪速度差△Vrとし
て10msec前に計算された左右後輪速度差△VrOL
Dが設定される。
【0061】一方、ステップ41で左右後輪速度差が増
加していると判断されると、ステップ43へ進み、アク
セル開度ACCが1/8開度以上で、且つ、車速が5k
m/h以上かどうかが判断され、ステップ43の条件を
満足するときには、ステップ44へ進み、旋回半径Rの
計算に用いられる左右後輪速度差△Vrが、今回計算さ
れた左右後輪速度差△VrNEWと、10msec前に計
算された左右後輪速度差△VrOLDに0.025km/
hを加えた値とのセレクトローにより決定される。ま
た、ステップ43の条件を満足しないときには、ステッ
プ45へ進み、旋回半径Rの計算に用いられる左右後輪
速度差△Vrが、今回計算された左右後輪速度差△Vr
NEWと、10msec前に計算された左右後輪速度差△
VrOLDに0.05km/hを加えた値とのセレクトロ
ーにより決定される。
【0062】そして、ステップ46では、ステップ4
2,44,45のいずれかで決定された左右後輪速度差
△Vrと、左右後輪7,8の車輪間隔であるトレッドt
と、内輪速度=min(VwRR,VwRL)を用いて旋回
半径Rが計算された後(図7)、ステップ47にて△V
rOLDをステップ42,44,45のいずれかで決定さ
れた左右後輪速度差△Vrで更新する。
【0063】すなわち、旋回半径計算部113におい
て、左右後輪速度差△Vrに基づいて旋回半径Rが計算
されると共に、左右後輪速度差△Vrに対するフィルタ
(左右後輪速度差の最大変化幅)が、車速が5km/h
未満の極低速域で、かつ、アクセル開度ACCが1/8
開度未満の低開度領域の時には0.05km/hまで許
容され、それ以外の走行状態時の0.025km/hま
でしか許容されないのに比べて弱められる。
【0064】よって、極低速のアクセル開度が小さいと
きは、車輪ホイールスピン等の左右車輪速度差変動が起
きずらいので、フィルタを弱めることで、旋回半径判別
の応答性が良くなる。尚、旋回半径の推定に使う車輪は
非駆動輪である後輪7,8とするのは、駆動輪である前
輪5,6はホイールスピンにより旋回半径の推定を誤る
ことがあるためである。
【0065】次に、効果を説明する。
【0066】(1)入力情報としてエンジンや自動変速機
等の他の車載制御システムで用いられるアクセル開度セ
ンサ15からのアクセル開度情報を用い、高価な操舵角
センサや横加速度センサ等からの旋回情報を用いないシ
ステムとしているため、既存の車載センサを流用できる
低コストの簡易システムとすることができる。
【0067】そして、アクセル開度ACCが1/8開度
未満の低開度域の時には、制動トルクの前後輪伝達を抑
えた2輪駆動傾向のトルク配分比とされることでタイト
コーナブレーキング現象が未然に防止されるし、アクセ
ル開度ACCが1/8開度以上の高開度域の時には、前
後輪回転速度差の発生やアクセル操作量とは無関係に、
駆動トルクを前後輪に配分して駆動スリップの発生を有
効に抑える4輪駆動傾向のトルク配分比とされることで
発進加速性が向上する。
【0068】(2) エンジントルク計算部107におい
てエンジントルクTEが推定計算され、伝達トルク計算
部109において、前後輪に伝達される伝達トルクT4
が計算され、等配分トルク計算部110において、等配
分トルクTRが計算され、リア伝達トルク計算部115
において、アクセル開度ACCが1/8開度未満の時
は、等配分トルクTRと第1リミッタトルクTRLIM
1のうち最小値選択により後輪7,8へのリア伝達トル
クTEが決められ、アクセル開度ACCが1/8開度以
上の時は、等配分トルクTRと第2リミッタトルクTR
LIM2のうち最小値選択により後輪7,8へのリア伝
達トルクTEが決められる。
【0069】よって、アクセル開度ACCが1/8開度
未満の低開度域の時には、最小値選択により2輪駆動傾
向のトルク配分比が保証され、確実にタイトコーナブレ
ーキング現象が防止されるし、アクセル開度ACCが1
/8開度以上の高開度域の時には、第2リミッタトルク
TRLIM2を上回らない限り等配分トルクTRが選択
され、完全4輪駆動のトルク配分比とされることで高い
発進加速性が得られる。
【0070】(3)リミッタトルク値計算部114におい
て、旋回半径Rが小さいほど小さな値に制限した第1リ
ミッタトルクTRLIM1と第2リミッタトルクTRL
IM2が計算される。
【0071】よって、図6に示すように、旋回半径Rの
小さな旋回時ほど小さな値によるリミッタトルクTRL
IM1,TRLIM2が選択されることになり、小半径
旋回時ほど強くなるタイトコーナブレーキング現象の防
止効果が高められる。
【0072】(4) 旋回半径計算部113において、左
右後輪速度差△Vrに基づいて旋回半径Rが計算される
と共に、左右後輪速度差△Vrに対するフィルタが、車
速が5km/h未満の極低速域で、かつ、アクセル開度
ACCが1/8開度未満の低開度領域の時は、それ以外
の走行状態時に比べて弱められる。
【0073】よって、極低速のアクセル開度ACCが小
さいときは、車輪ホイールスピン等の左右車輪速度差変
動が起きずらいので、フィルタを弱めることで、旋回半
径判別の応答性が良くなる。この結果、旋回発進時の特
にアクセルをあまり踏まないときにフィルタが強いと、
旋回半径対応による第1リミッタトルクTRLIM1の
設定による後輪7,8への伝達トルク低減応答が遅れる
が、フィルタが弱いと旋回半径対応による第1リミッタ
トルクTRLIM1の設定により応答良く伝達トルクが
低減され、タイトコーナブレーキング現象防止効果の実
効が図られる。
【0074】(その他の実施の形態)実施の形態1で
は、前輪駆動ベースの四輪駆動車への適用例を示した
が、後輪駆動ベースの四輪駆動車にも適用することがで
きる。
【0075】実施の形態1では、アクセル開度しきい値
として1/8開度とする例を示したが、これは異なる性
能のエンジンを搭載しているかどうかや、タイトコーナ
ブレーキング防止と発進加速性のどちらを重視するか等
によって多少の値の変更は許容される。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1における四輪駆動車の駆動力配分
制御装置を示す全体システム図である。
【図2】実施の形態1の駆動力配分制御装置に採用され
たトルク配分コントローラでのトルク配分制御演算処理
を示す制御ブロック図である。
【図3】実施の形態1における駆動力配分制御装置のト
ルク配分コントローラにて行われるリア伝達トルクの演
算処理の流れを示すフローチャートである。
【図4】実施の形態1における駆動力配分制御装置のト
ルク配分コントローラの旋回半径計算部にて行われる旋
回半径計算処理の流れを示すフローチャートである。
【図5】実施の形態1の駆動力配分制御においてアクセ
ル開度が1/8開度未満の時にリミッタ有無によるリア
への伝達トルク対比を示すタイムチャートである。
【図6】実施の形態1の駆動力配分制御においてアクセ
ル開度が1/8開度未満から1/8開度以上に移行する
と共に、旋回半径が大半径→小半径→大半径と移行した
時のリア伝達トルクの変化を示すタイムチャートであ
る。
【図7】実施の形態1の駆動力配分制御において左右後
輪の車輪速に基づいて旋回半径を計算する際の概念図で
ある。
【符号の説明】
1 エンジン 2 自動変速機 3 フロントディファレンシャル 4 リヤディファレンシャル 5 右前輪 6 左前輪 7 右後輪 8 左後輪 9 トルク配分クラッチ(トルク配分アクチュエータ) 10 トルク配分コントローラ 11 右前輪速センサ 12 左前輪速センサ 13 右後輪速センサ 14 左後輪速センサ 15 アクセル開度センサ 16 エンジン回転センサ 17 ATコントローラ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジントルクを前輪と後輪に配分する
    駆動系に設けられたトルク配分アクチュエータに対する
    トルク配分コントローラからの制御指令により前輪と後
    輪に伝達されるトルク配分比が制御される四輪駆動車の
    駆動力配分制御装置において、 アクセル開度を検出するアクセル開度検出手段を設け、 前記トルク配分コントローラを、アクセル開度が設定開
    度未満の低開度領域の時には、2輪駆動傾向のトルク配
    分となるように前後輪の一方への伝達トルクを制限し、
    アクセル開度が設定開度以上の高開度領域の時には、4
    輪駆動傾向のトルク配分比を得る制御を行う手段とした
    ことを特徴とする四輪駆動車の駆動力配分制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の四輪駆動車の駆動力配分
    制御装置において、 エンジン回転数を検出するエンジン回転数検出手段と、 アクセル開度検出値とエンジン回転数検出値によりエン
    ジントルクを推定計算するエンジントルク推定手段と、 エンジントルク推定値とトランスミッションのギア比に
    より前後輪に伝達される伝達トルクを計算する伝達トル
    ク計算手段と、 伝達トルク計算値の1/2の等配分トルクを計算する等
    配分トルク計算手段を設け、 前記トルク配分コントローラを、等配分トルク計算値と
    設定されたリミッタトルク値のうち最小値選択により前
    後輪の一方への伝達トルクを決める手段としたことを特
    徴とする四輪駆動車の駆動力配分制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2記載の四輪駆動
    車の駆動力配分制御装置において、 旋回半径を計算する旋回半径計算手段と、 旋回半径計算値が小さいほど小さな値に制限したリミッ
    タトルク値に設定するリミッタトルク値設定手段を設
    け、 前記トルク配分コントローラを、等配分トルク計算値と
    前記リミッタトルク値設定手段により設定された旋回半
    径対応のリミッタトルク値のうち最小値選択により前後
    輪の一方への伝達トルクを決める手段としたことを特徴
    とする四輪駆動車の駆動力配分制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の四輪駆動車の駆動力配分
    制御装置において、 エンジントルクがトルク配分アクチュエータを介して伝
    達される非駆動輪側左右輪の車輪速度をそれぞれ検出す
    る右車輪速度検出手段及び左車輪速度検出手段と、 車速を検出する車速検出手段を設け、 前記旋回半径計算手段を、左右輪速度差に基づいて旋回
    半径を計算する手段にすると共に、左右輪速度差に対す
    るフィルタを、車速が設定車速未満の極低速域で、か
    つ、アクセル開度が設定開度未満の低開度領域の時に
    は、他の走行状態時に比べ弱める手段としたことを特徴
    とする四輪駆動車の駆動力配分制御装置。
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