JP2000334736A - 物品減容機 - Google Patents

物品減容機

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JP2000334736A
JP2000334736A JP15293999A JP15293999A JP2000334736A JP 2000334736 A JP2000334736 A JP 2000334736A JP 15293999 A JP15293999 A JP 15293999A JP 15293999 A JP15293999 A JP 15293999A JP 2000334736 A JP2000334736 A JP 2000334736A
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cylinder
chamber
main cylinder
hydraulic
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JP15293999A
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Atsuki Teraguchi
篤樹 寺口
Ryoji Shiobara
亮二 塩原
Mikio Uoo
幹夫 魚尾
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Shibuya Corp
Original Assignee
Shibuya Machinery Co Ltd
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
    • Y02W30/62Plastics recycling; Rubber recycling

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  • Separation, Recovery Or Treatment Of Waste Materials Containing Plastics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】ペットボトル4等を圧縮・減容する物品減容機
を高速化する。 【解決手段】プレス室12内に所定量のペットボトル4
を供給し、メインシリンダ14によってプッシャ52を
下降させて圧縮し、プッシャ52が所定の高さになるま
でこの動作を繰り返す物品減容機であり、さらに、前記
メインシリンダ14よりも小径のサブシリンダ15をプ
ッシャ52に連結し、プッシャ52を引き上げる際に
は、メインシリンダ14の上下室14b、14cをタン
ク27に連通してこのサブシリンダ15の出力だけで上
昇させる。また、プッシャ52を下降させる圧縮時に
は、メインシリンダ14の上下両室14b,14cをポ
ンプ25に接続して差動回路を構成し、高速・低圧での
プレスを行う。差動回路によるプレス工程時に圧力検出
手段53によって圧力を検出し、所定圧以上になったと
きには通常の回路でメインシリンダ14を作動させる。
ポンプ25、モータ23およびタンク27等を大型化し
なくとも処理能力を向上できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は物品減容機、すなわ
ち、ペットボトル等の体積の大きい物品を圧縮して減容
する物品減容機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ペットボトル等のプラスチック容器は、
重量に比較して体積が極めて大きいため、廃容器を回収
してリサイクルを行なう場合に運送上の効率が著しく悪
いので、前記容器を圧縮し減容した状態で運搬する必要
がある。このような廃プラスチック容器等の物品を減容
した後梱包して容易に運搬等を行なえるようにする減容
機が従来から各種知られている。
【0003】例えば、特開平9−327823号公報に
記載された物品減容機は、ペットボトルを収容する本体
ホッパと、このホッパにペットボトルを供給するベルト
コンベヤと、開口部を介して前記ホッパに接続されたプ
レス室と、ホッパとプレス室との間の開口部を開閉する
シャッターと、プレス室内に投入されたボトルを圧縮す
る圧縮手段とを備えている。この圧縮手段は、プレス室
内で昇降するプッシャ(プレスヘッド)と、このプッシ
ャを昇降させる油圧シリンダとから構成されている。
【0004】物品減容機は一般に、ホッパ内に一定量の
ペットボトルを供給して油圧シリンダによりプッシャを
下降させてこれらボトルを圧縮し、プッシャを上昇させ
た後再びホッパ内に一定量のボトルを供給してプッシャ
の下降により圧縮する。プレス室内へのボトルの供給お
よび圧縮を複数回繰り返して所定サイズのベールを形成
し、プレス室から排出した後、バンド掛け機によりベー
ルの周囲にバンドを掛けて梱包し、搬出するようになっ
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記のように物品減容
機では、油圧シリンダによりプッシャを昇降させる工程
を複数回繰り返すことによりペットボトルの減容を行う
ようになっているので、処理能力を向上させるためには
油圧シリンダによるプッシャの昇降動作を高速化する必
要がある。ところが、物品減容機の圧縮用油圧シリンダ
は、プレス時に大きな力を必要とするため大口径のシリ
ンダを使用しているので、作動速度を速くするためには
油圧ポンプを大型化してポンプ吐出量を増大させる必要
がある。また、油圧ポンプを大型化して吐出量を増大さ
せることに伴い、油圧ポンプ駆動用のモータを大型化
し、さらに流量増大のためオイルタンクも大型化しなけ
ればならない。このように油圧ポンプ、ポンプ駆動用モ
ータおよびタンク等を大型化することは、コストアップ
となりしかも大きいスペースが必要であるという問題が
あった。
【0006】本発明は前記課題を解決するためになされ
たもので、ポンプ、モータ等を大型化することなく油圧
シリンダの作動を高速化して処理能力を向上させること
ができる物品減容機を提供することを目的とするもので
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る物品減容機
は、物品を収容するホッパと、開口部を介してこのホッ
パに連通するプレス室と、このプレス室内で物品を圧縮
するプッシャと、このプッシャを昇降させる油圧式のメ
インシリンダと、プッシャの高さ位置を検出する位置検
出手段とを備え、前記プレス室内に所定量の物品を供給
した後、プッシャを下降させて物品を圧縮し、位置検出
手段により検出されるプッシャの高さが所定の高さにな
るまで、これらの動作を複数回繰り返すことにより、プ
レス室内に供給された物品を所定の形状にして排出する
ものであって、さらに、前記プッシャに連結され、前記
メインシリンダよりも小径の油圧式サブシリンダと、メ
インシリンダのヘッド側室内の油圧を検出する圧力検出
手段と、メインシリンダのヘッド側とロッド側の両室を
油圧ポンプまたはタンクに接続可能な方向切換弁を有す
る作動回路とを設け、プッシャを下降させる際には、メ
インシリンダの両室を油圧ポンプに接続して高速下降さ
せるとともに、前記圧力検出手段が検出したヘッド側室
内の圧力が設定値を越えた際には、メインシリンダのヘ
ッド側室だけを油圧ポンプに接続して低速で下降させ、
かつ、プッシャを上昇させる際には、メインシリンダの
両室をタンクに接続するとともに、サブシリンダのロッ
ド側の室を油圧ポンプに接続して高速上昇させるように
したものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面に示す実施の形態によ
り本発明を説明する。図1は本発明の一実施の形態に係
る物品減容機の全体の構成を示す正面図、図2はその側
面図であり、この物品減容機(全体として符号1で示
す)は、投入ホッパ2内に投入された多数の物品(例え
ば、ペットボトル等のプラスチック容器)4をベルトコ
ンベア6によって所定量ずつ上方の本体ホッパ8に送
り、二段シャッタ10を介してプレス室12内に供給す
る。このプレス室12内で、ボトル圧縮用油圧シリンダ
(メインシリンダ)14によってプレス工程が行なわれ
る。前記プレス室12へのペットボトル4の供給および
プレス工程が複数回繰返されて、ベール16が所定の高
さになると、このベール16を押出しシリンダ18によ
ってプレス室12から排出してバンド掛け機20に送
る。このバンド掛け機20では、ベール16の周囲にバ
ンド22を掛けて梱包し、前記物品減容機1による圧
縮、減容作業を終了する。
【0009】次に、前記物品減容機1の各部について詳
細に説明する。投入ホッパ2は、作業性を考慮してベー
ス24上の低い位置に配置されており、この投入ホッパ
2内に空のペットボトル等の物品4を人手により直接投
入する。本体ホッパ8は、ペットボトル4が自重により
落下してプレス室12内に供給されるように、高い位置
に配置されており、下部に設けられている前記投入ホッ
パ2に投入されたペットボトル4は、ベルトコンベア6
によって順次上方へ向けて搬送されこの本体ホッパ8内
に収容される。上方の本体ホッパ8内には、供給完了検
知センサ26が設けられており、この供給完了検知セン
サ26の高さまでペットボトル4が搬入されると、この
センサ26が感知して前記ベルトコンベア6を停止させ
る。この実施例では、ベルトコンベア6の一回の運転に
よって、プレス室12内で行なわれる一回のプレス工程
により圧縮される量のペットボトル4が本体ホッパ8内
に搬入される。
【0010】前記本体ホッパ8に隣接して縦型のプレス
室12が設けられている。このプレス室12の側面(図
1の右側側面)には図示しない供給側開口部が形成され
ており、前記本体ホッパ8内に収容されたペットボトル
4がこの開口部を介してプレス室12内に供給される。
本体ホッパ8とプレス室12の開口部との間は、本体ホ
ッパ8の傾斜した底面8a上に形成された供給通路28
によって接続されており、この供給通路28内に二段シ
ャッタ10が設けられてこの通路28を開閉するように
なっている。
【0011】二段シャッタ10は、本体ホッパ8の出口
側(すなわち、供給通路28の上流側)に設けられて供
給通路28を開閉する導入シャッタ30と、前記プレス
室12の入口側に設けられてその開口部を開閉する入口
シャッタ32とから構成されている。導入シャッタ30
は、中間部でく字状に折曲げられた一枚のプレート34
から成り、上部側34aを支点として往復揺動可能にな
っている。この導入シャッタ30は、油圧シリンダ36
によって図1に実線で示す位置(本体ホッパ8の出口を
閉鎖する位置)と2点鎖線で示す位置(本体ホッパ8を
開放した位置)との間で往復揺動する。また、入口シャ
ッタ32は、前記プレス室12に形成された開口部の下
端側38aを支点として往復回転可能な断面円弧状の部
材38から成っている。この入口シャッタ32は、油圧
シリンダ40によって図1に実線で示す位置(供給通路
28から後退してペットボトル4の通過を許容する位
置)と、二点鎖線で示す位置(プレス室12の開口部を
閉鎖する位置)との間で往復回転される。
【0012】前記構成の二段シャッタ10は、本体ホッ
パ2からプレス室12内にペットボトル4を供給する際
には、入口シャッタ32を開放した状態で、閉じていた
導入シャッタ30をシリンダ36の作動により図1の左
方へ回転させて供給通路28を開く。すると、本体ホッ
パ2内のペットボトル4が供給通路28内を落下してプ
レス室12内に供給される。その後、導入シャッタ30
を逆に右方向へ回転させて図1の位置へ戻して本体ホッ
パ8の出口側を閉鎖した後、入口シャッタ32をシリン
ダ40により図の左方向へ回転させて前記プレス室12
の開口部を閉鎖する。この入口シャッタ32は、プレス
室12の開口部を閉じているときには、プレス室12の
壁面の一部を構成し、プレス室12の開口部を開いてい
るときには、供給通路28の一部を構成している。
【0013】本体ホッパ8内の下部に、ブリッジブレー
カ42が設けられている。このブリッジブレーカ42
は、前記導入シャッタ30を開放して本体ホッパ2内の
ペットボトル4を落下させる際に、回転軸に設けられた
爪を回転させてペットボトル4がブリッジ状態を起こさ
ないようにする。
【0014】前記プレス室12の上部には、ボトル圧縮
用油圧シリンダ(メインシリンダ)14が鉛直方向に固
定されており、このメインシリンダ14のピストンロッ
ド50の先端にプレスヘッド(プッシャ)52が取付け
られている。前記メインシリンダ14の作動によって、
このプレスヘッド52を下降させることにより、プレス
室12内に収容されたペットボトル4を圧縮、減容す
る。このメインシリンダ14には、ヘッド側の室(ピス
トンの上方の室)内の圧力を検出する圧力センサ53が
設けられており、プレス時の圧力を検出するようになっ
ている。
【0015】メインシリンダ14の両側には、図2に示
すように、一対のプレスヘッド引き上げ用油圧シリンダ
(サブシリンダ)15,15が設けられている。これら
サブシリンダ15,15は前記メインシリンダ14より
も小径で出力の小さいシリンダを用いており、そのピス
トンロッド17,17の先端が前記プレスヘッド52に
連結されている。
【0016】前記サブシリンダ15の一方(図2の左
方)には、ピストン位置検出センサ19が設けられてお
り、このサブシリンダ15のピストン15a(図3参
照)の位置を検出することによりプレスヘッド52の高
さを確認できるようになっている。ピストン位置検出セ
ンサ19は、サブシリンダ15の外壁面に取り付けられ
た3個の近接センサA,B,Cを有しており、これら各
近接センサA,B,Cがピストン15aに埋め込まれた
マグネット21を感知してピストン15aの位置を検出
する。最も上方の第1近接センサAはプレスヘッド52
の上昇端を、最も下方の第3近接センサCはプレスヘッ
ド52の下降端を、そして第3近接スイッチCのやや上
方の第2近接スイッチBは、ペットボトル4の圧縮を終
了してベール16を排出する際のプレスヘッド52の高
さをそれぞれ検出する。
【0017】前記メインシリンダ14およびサブシリン
ダ15の作動回路について図4により説明する。メイン
シリンダ14のヘッド側の室(ピストン14aの上方の
室)14bとピストンロッド50側の室(ピストン14
aの下部の室)14cは、モータ23により駆動される
ポンプ25またはタンク27に方向切換弁90,92を
介して接続できるようになっている。なお、96,98
はそれぞれサクションフィルタおよびリターンフィルタ
である。
【0018】第1の方向切換弁90は4位置4方弁であ
り、図の最も左側の第1位置90Aが、後に説明する第
2方向切換弁92の位置に応じてメインシリンダ14の
両室14b,14cをタンク27に連通する上昇時のポ
ジション、次の第2位置90Bは、シリンダ両室14
b,14c、ポンプ25およびタンク27を互いに遮断
する停止時のポジション、第3位置90Cは、後に説明
する差動回路による下降ポジション、第4位置90Dは
ノーマル回路(通常のシリンダとしての作動時)での下
降ポジションである。
【0019】また、第2方向切換弁92は2位置弁で、
図の左側の第1位置92Aは、差動回路時、ノーマル回
路時および停止時のポジションであり、右側の第2位置
92Bは、上昇時のポジションである。
【0020】一対のサブシリンダ15,15は、前記プ
レスヘッド52を引き上げる際にだけ出力すればよいの
で、ピストン15a,15aの上方のヘッド側の室15
b,15bは常時タンク27に接続されている。そし
て、ピストン15a,15aの下側のロッド側の室15
c,15cは、第3の方向切換弁94によりポンプ25
またはタンク27に切換接続される。この第3の方向切
換弁94は2位置弁であり、図の左側の第1位置94A
は、ロッド側の室15c,15cをポンプ25から遮断
してタンク27に接続するもので、前記メインシリンダ
14の差動回路構成時、ノーマル回路による作動時およ
び停止時のポジションである。また、図の右側の第2位
置94Bは、ロッド側の室15c,15cをポンプ25
に接続し、タンク27から遮断する上昇時のポジション
である。
【0021】次に、前記プレスヘッド52の構成につい
て説明する。メインシリンダ14のピストンロッド50
の先端に、上部プレート54が固定されている。この上
部プレート54には、複数の貫通穴が形成されてそれぞ
れガイドロッド56が昇降自在に貫通している。これら
ガイドロッド56の下端には下部プレート58が固定さ
れており、上部プレート54に対してガイドロッド56
とともに相対的に昇降可能になっている。各ガイドロッ
ド56の外周には、それぞれスプリング60が介装され
てガイドロッド56および下部プレート58を常時下方
へ付勢している。
【0022】前記上部プレート54の下面には、複数本
の穴開けピン68が下向きに固定されている。また、下
部プレート58の各穴開けピン68と対応する位置に、
それぞれ上下に貫通する孔58aが形成されており、下
部プレート58が上部プレート54に対して相対的に上
昇したときには、各穴開けピン68の先端が貫通孔58
aを通って下部プレート58の下面側へ突出するように
なっている。
【0023】プレス室12の下部には、多数のペットボ
トル4が圧縮、減容されて形成されたベール16を排出
する排出口74が設けられている。この排出口74に
は、油圧シリンダ76によって昇降可能な出口ゲート7
8が設けられており、この出口ゲート78の昇降によっ
て排出口74を開閉できるようになっている。前記メイ
ンシリンダ14によってプレス工程を行なっている間
は、出口ゲート78を下降させてプレス室12の排出口
74を閉じ、プレス工程が終了してベール16を排出す
る際には、出口ゲート78を上昇させてこの排出口74
を開放する。
【0024】プレス室12の下部の、前記排出口74と
逆側の壁面(図2の左側の壁面)には、ベール押出し用
の開口80が形成されており、この押出し用開口80の
外側にベール押出しシリンダ18が配置されている。ベ
ール押出しシリンダ18のピストンロッド82には、ベ
ール16を押圧する押出し板84が固定されている。こ
の押出し板84は、ベール押出しシリンダ18の非作動
時には、図2に示すように、プレス室12の壁面と同一
平面上にあってプレス室12の壁面の一部を構成してお
り、作動時には、プレス室12の内部に進入して、ベー
ル16を前記排出口74から外部へ押出すようになって
いる。
【0025】前記プレス室12の排出口74の外側に
は、前記ベール16の周囲にバンド22を巻き付けて梱
包するバンド掛け機20が設けられている。プレス室1
2からバンド掛け機20へ押出されるベール16は、下
方に配置された渡り板86に下面を支持されて移動す
る。この渡り板86は、すのこ状になっており、ベール
16の移動中にペットボトル4の口部の破片等がこのす
のこの隙間から落下して除去されるようになっている。
また、この渡り板86の上方には、ベール規制板88が
配置されており、バンド掛けを行なう間、プレス室12
内から押出されたベール16の上面を押さえて圧縮され
た状態から戻らないようにしている。
【0026】次に、前記構成に係る物品減容機1の作動
について説明する。先ず、投入ホッパ2内に人手により
空のペットボトル4を投入する。投入ホッパ2内に収容
されたペットボトル4は、ベルトコンベア6の走行によ
って順次上方の本体ホッパ8へと搬送される。なお、こ
の本体ホッパ8へのペットボトル4の搬入時には、前記
二段シャッタ10は、上流側の導入シャッタ30が閉じ
るとともに、入口シャッタ32は開いている(図1に示
す状態)。
【0027】本体ホッパ2内にペットボトル4が搬入さ
れ、供給完了検知センサ26の位置まで達すると、この
センサ26からの信号により、前記ベルトコンベア6が
停止する。この実施例では、プレス室12内において一
回のプレス工程により圧縮される量のペットボトル4が
本体ホッパ8内に搬入されるとベルトコンベア6が停止
する。その後、導入シャッタ30を開くと、本体ホッパ
8内のペットボトル4が供給通路28を介して、プレス
室12の開口部からプレス室12内に供給される。導入
シャッタ30を開くとともに、ブリッジブレーカ42を
作動させて本体ホッパ8内のボトル4がブリッジ状態に
なることを防止する。
【0028】本体ホッパ8内のペットボトル4がプレス
室12内に供給された後、導入シャッタ30を閉じる。
続いて、入口シャッタ32を閉じる。また、導入シャッ
タ30が閉じた後、前記ベルトコンベア6は再び運転さ
れ、下方の投入ホッパ2から上方の本体ホッパ8へとペ
ットボトル4を搬入する。プレス室12内に一回の圧縮
工程によりに圧縮される量のペットボトル4が供給され
て、入口シャッタ32が閉じられた後、メインシリンダ
14を作動させてプレスヘッド52を下降させる。
【0029】メインシリンダ14およびサブシリンダ1
5の作動によりプレスヘッド52を昇降させる動作につ
いて図4〜図7に示す回路図および図8に示すフローチ
ャートにより説明する。作動開始前には、図4に示すよ
うに、メインシリンダ14の第1方向切換弁90が第2
位置90B、第2方向切換弁92が第1位置92Aにセ
ットされ、ヘッド側およびロッド側の両室14b,14
cともポンプ25およびタンク27から遮断されており
プレスヘッド52は停止状態である。また、サブシリン
ダ15,15は、ヘッド側の室15b,15bが常時タ
ンク27に接続されるとともに、第3の方向切換弁94
が第1位置94Aにあり、ロッド側の室15c,15c
もタンク27に接続されている。
【0030】この状態からメインシリンダ14を作動さ
せてプレスヘッド(プッシャ)52を下降させる(図8
のS1参照)。プレスヘッド52の下降開始時点では、
低圧・高速で下降させるために、第1および第2の方向
切換弁90,92を図5に示すポジションに切り換えて
差動回路を構成する(図8のS2参照)。すなわち、第
1方向切換弁90を第3位置90Cに切り換え、メイン
シリンダ14の上下両室14b、14cをいずれもポン
プ25に接続して圧油を供給する。ピストン14aのヘ
ッド側(上面側)とロッド側(下面側)の受圧面積の差
により、ヘッド側の室14b内に圧油が多く供給され、
さらに、ロッド側の室14c内の作動油もタンク27に
戻らずヘッド側の室14bに送られるので、ピストン1
4aおよびこのピストン14aに連結されているプレス
ヘッド52は高速で下降する。このとき、サブシリンダ
15,15は、ヘッド側の室15b,15bおよびロッ
ド側の室15c,15cの双方ともタンク27に接続さ
れているので、ピストン15a,15aは前記メインシ
リンダ14のピストン14aの下降とともに下降する。
【0031】プレスヘッド52および各シリンダ14,
15,15のピストン14a,15a,15aが下降
し、サブシリンダ15の一方に取り付けられているピス
トン位置検出センサ19のうち最も下方の第3近接セン
サCの位置までピストン15aが下降してこの近接セン
サCがONした場合には(図8のS3参照)、前記各方
向切換弁90,92,94を切り換えてプレスヘッド5
2を最も高い位置(近接センサAの高さ)まで上昇させ
る。すなわち、図6に示すように、第1方向切換弁90
を第1位置90Aに、第2方向切換弁92を第2位置9
2Bに、そして、第3方向切換弁94を第2位置94B
にそれぞれ切り換える。
【0032】サブシリンダ15,15は、ロッド側の室
15c、15cがポンプ25に接続されて圧油が供給さ
れ、ピストン15a,15aが上昇する。これらサブシ
リンダ15,15のピストン15a,15aの受圧面積
は小さいので、高速でプレスヘッド52を引き上げるこ
とができる。一方、メインシリンダ14は、上下両室1
4b,14cがともにタンク27に接続されてピストン
14aが自由に昇降できる状態になっているので、プレ
スヘッド52は高速で上昇される。
【0033】サブシリンダ15,15のピストン15
a,15aが上昇して、最も上方の近接センサAがピス
トン15aの上昇を検出すると(図8のS4参照)、再
びプレスヘッド52を下降させて次の圧縮工程をおこな
う状態に戻る(図8のS1参照)。
【0034】また、最も下方の近接センサCがONしな
い場合には、圧縮用油圧シリンダ14のヘッド側の室1
4bに設けられている圧力センサ53の検出する圧力が
所定値以上に上昇したか否かを判断し(図8のS5参
照)、所定値以上になった場合には差動回路による圧縮
工程では加圧力が不十分であるから、前記第1,第2の
方向切換弁90,92を切り換えて、圧縮用油圧シリン
ダ14の回路をノーマル回路にして低速・高圧で圧縮を
行う(図8のS6参照)。すなわち、図7に示すよう
に、第1方向切換弁90を第4位置90Dにするととも
に、第2方向切換弁92を第1位置92Aにして、上方
のヘッド側の室14bにポンプ25からの圧油を供給す
るとともに、下方のロッド側の室14cの作動油をタン
ク27に還流させる。このときに、第3方向切換弁94
も第1位置94Aに切り換えてロッド側の室15c,1
5cをタンク27に接続し、引き上げ用油圧シリンダ1
5,15が圧縮用油圧シリンダ14に負荷をかけないよ
うにする。なお、第3の近接センサCがONせず、か
つ、所定圧以上にならない場合には、異常があったもの
と判断する(図8のS7参照)。
【0035】ノーマル回路による作動に切り換えてから
所定時間以上経過しても最も下方の第3近接センサCが
ONしない場合(図8のS8参照)には、ノーマル回路
で高圧の圧縮工程を行ってもそれ以上圧縮することがで
きないので、この回の圧縮・減容作業を終了してベール
16を排出する。このときには、各方向切換弁90,9
2,94を図6に示す上昇用の回路に切り換えて、引き
上げ用シリンダ15,15のピストン15a,15aを
第2の近接センサBの高さまで上昇させる(図8のS9
参照)。その後、圧縮・減容されたペットボトル4をプ
レス室12から排出する(図8のS10参照)。このよ
うにプレス室12からベール16を排出する際にサブシ
リンダ15のピストン15aが第2番目の近接センサB
の高さに位置するようにプレスヘッド52を上昇させて
いるので、排出時にベール16の天面をプレスヘッド5
2により支持することができる。
【0036】プレス室12からベール16を排出する工
程は以下のように行う。プレス工程が終了すると、先
ず、出口ゲートシリンダ76を作動させて、出口ゲート
78を上昇させ、プレス室12の排出口74を開放す
る。続いて、ベール押出しシリンダ18を作動させて、
押出し板84によりベール16をバンド掛け機20の方
向へ押出す。押出されるベール16は、すのこ状の渡り
板86上を移動して所定の位置まで前進する。ベール1
6中にペットボトル4の口部やキャップの破片が混入し
ている場合には、このすのこ状の渡り板86の隙間86
aから落下して除去される。
【0037】プレス室12から排出後所定のバンド掛け
を行なって梱包作業を終了する。この梱包作業では、プ
レスヘッド52の下部プレート58とプレス室12外の
ベール規制板88によってベール16の上面を押さえつ
つ移動させて、バンド掛けを行なうので、ベール16が
スプリングバックによって戻ってしまうことがなくその
高さが均一になる。梱包作業が終了したベール16は、
前記押出しシリンダ18によってプレス室12から完全
に押出されて排出される。ベール16がプレス室12か
ら排出された後、ベール押出しシリンダ18の押出し板
84を後退させるとともに、出口ゲートシリンダ76に
より出口ゲート78を下降させる。その後、引き上げ用
油圧シリンダ15,15の作動により、最も上方の近接
センサAがピストン15aを感知する高さまでプレスヘ
ッド52を上昇させ、本体ホッパ8からプレス室12内
へのペットボトル4の供給を再開する。
【0038】一方、ノーマル回路に切り換えてから所定
時間経過する前に、最も下方の近接センサCがONした
場合には、さらに供給される次のペットボトル4も圧縮
可能であるから、前記各方向切換弁90,92,94を
図6の状態に切り換えてプレスヘッド54を近接センサ
AがONする位置まで上昇させ(図8のS4参照)、前
記作動を繰り返す。
【0039】このようにプレスヘッド(プッシャ)52
を下降させる際には差動回路を構成し、また、上昇させ
る際には、小口径のサブシリンダ15,15の出力だけ
によって引き上げるので、ポンプ、モータおよびタンク
等を大型化することなく高速化することができ、低コス
トで処理能力の高い物品減容機を得ることができる。特
に、物品減容機の場合には、一回の圧縮・減容作業を行
うために複数回のプレス工程を繰り返すので、シリンダ
の昇降を高速化するメリットが特に大きい。
【0040】なお、前記実施の形態では、サブシリンダ
にプレスヘッドの高さ位置を検出する位置検出手段を設
けたが、サブシリンダに限るものではなく、メインシリ
ンダに設けても良い。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、物
品を収容するホッパと、開口部を介してこのホッパに連
通するプレス室と、このプレス室内で物品を圧縮するプ
ッシャと、このプッシャを昇降させる油圧式のメインシ
リンダと、プッシャの高さ位置を検出する位置検出手段
とを備え、前記プレス室内に所定量の物品を供給した
後、プッシャを下降させて物品を圧縮し、位置検出手段
により検出されるプッシャの高さが所定の高さになるま
で、これらの動作を複数回繰り返すことにより、プレス
室内に供給された物品を所定の形状にして排出する物品
減容機において、前記プッシャに連結され、前記メイン
シリンダよりも小径の油圧式サブシリンダと、メインシ
リンダのヘッド側室内の油圧を検出する圧力検出手段
と、メインシリンダのヘッド側とロッド側の両室を油圧
ポンプまたはタンクに接続可能な方向切換弁を有する作
動回路とを設け、プッシャを下降させる際には、メイン
シリンダの両室を油圧ポンプに接続して高速下降させる
とともに、前記圧力検出手段が検出したヘッド側室内の
圧力が設定値を越えた際には、メインシリンダのヘッド
側室だけを油圧ポンプに接続して低速で下降させ、か
つ、プッシャを上昇させる際には、メインシリンダの両
室をタンクに接続するとともに、サブシリンダのロッド
側の室を油圧ポンプに接続して高速上昇させるようにし
たので、大きな力でプレスする場合以外は、プッシャを
高速で昇降させることができ、サイクルタイムの短縮を
図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る物品減容機の正面
図である。
【図2】前記物品減容機の側面図である。
【図3】位置検出手段を備えたサブシリンダの上部の縦
断面図である。
【図4】メインシリンダおよびサブシリンダの作動回路
を示す図であり、停止時の状態を示す。
【図5】前記作動回路の差動回路構成時を示す図であ
る。
【図6】前記作動回路の上昇時を示す図である。
【図7】前記作動回路のノーマル回路時を示す図であ
る。
【図8】前記物品減容機の作動を説明するフローチャー
トである。
【符号の説明】
4 物品(ペットボトル) 8 ホッパ(本体ホッパ) 12 プレス室 14 メインシリンダ 15 サブシリンダ 19 位置検出手段(位置検出センサ) 25 油圧ポンプ 27 タンク 52 プッシャ(プレスヘッド) 53 圧力検出手段 90 方向切換弁 92 方向切換弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 魚尾 幹夫 石川県金沢市北安江町421番地 シブヤマ シナリー株式会社内 Fターム(参考) 4F301 AA25 AD01 AD08 BA02 BA12 BA21 BF32 BF40

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物品を収容するホッパと、開口部を介し
    てこのホッパに連通するプレス室と、このプレス室内で
    物品を圧縮するプッシャと、このプッシャを昇降させる
    油圧式のメインシリンダと、プッシャの高さ位置を検出
    する位置検出手段とを備え、前記プレス室内に所定量の
    物品を供給した後、プッシャを下降させて物品を圧縮
    し、位置検出手段により検出されるプッシャの高さが所
    定の高さになるまで、これらの動作を複数回繰り返すこ
    とにより、プレス室内に供給された物品を所定の形状に
    して排出する物品減容機において、 前記プッシャに連結され、前記メインシリンダよりも小
    径の油圧式サブシリンダと、メインシリンダのヘッド側
    室内の油圧を検出する圧力検出手段と、メインシリンダ
    のヘッド側とロッド側の両室を油圧ポンプまたはタンク
    に接続可能な方向切換弁を有する作動回路とを設け、プ
    ッシャを下降させる際には、メインシリンダの両室を油
    圧ポンプに接続して高速下降させるとともに、前記圧力
    検出手段が検出したヘッド側室内の圧力が設定値を越え
    た際には、メインシリンダのヘッド側室だけを油圧ポン
    プに接続して低速で下降させ、かつ、プッシャを上昇さ
    せる際には、メインシリンダの両室をタンクに接続する
    とともに、サブシリンダのロッド側の室を油圧ポンプに
    接続して高速上昇させることを特徴とする物品減容機。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002094530A1 (en) * 2001-04-16 2002-11-28 Jyrobotics Co., Ltd. Device for reducing volume of wasted-styrene foam
KR100407197B1 (ko) * 2001-05-07 2003-12-03 은성산업 (주) 프레스기의 오일공급장치
CN104626394A (zh) * 2015-02-04 2015-05-20 扬州大学 一种废弃塑料回收减容设备
CN105904617A (zh) * 2016-06-15 2016-08-31 常州市武进科宇通信设备有限公司 一种高效的塑料回收装置

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