JP2000334584A - マーキング方法および金属製部品 - Google Patents

マーキング方法および金属製部品

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JP2000334584A
JP2000334584A JP11144800A JP14480099A JP2000334584A JP 2000334584 A JP2000334584 A JP 2000334584A JP 11144800 A JP11144800 A JP 11144800A JP 14480099 A JP14480099 A JP 14480099A JP 2000334584 A JP2000334584 A JP 2000334584A
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JP
Japan
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laser beam
metal
engraving
coating material
paint
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JP11144800A
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English (en)
Inventor
Masafumi Kotani
雅文 小谷
Shigenobu Fukui
繁信 福井
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Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 銘板を用いることなく低コストで所望の表示
を金属製部品の表面に簡単容易に付すことができるマー
キング方法を提供する。 【解決手段】 アルミダイカスト成型された被処理部品
Wの表面に塗装を施し、この塗装面にレーザー光を照射
して、塗装材15を所定のパターンで除去して金属地肌
を露呈させた表示5を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種の機器に組付
けられる金属製部品の適所に、メーカー名、ロットナン
バー、型式、品番、などの各種の表示を付すマーキング
方法およびそのマーキング方法を用いた金属製部品に関
する。
【0002】
【従来の技術】例えば、電気機器に組付けられる金属製
部品の表面に各種の表示を付す手段としては、所望の表
示を印刷した銘板を貼付けあるいはネジ止めする手段
や、部品の表面に直接に表示を印刷する手段、などが利
用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】銘板を利用する手段に
よると、部品の種類が増えるにつれて多くの種類の銘板
を準備する必要があり、銘板の製作コストが高くつくと
ともに、多種類の銘板の保管や組付け工程への供給管
理、および、取り付け工程、等が煩雑になって、コスト
アップの一因になるものであった。また、印刷する手段
においても、部品の種類が増えるに連れて多くの種類の
印刷原板が必要で、同様な問題が生じるものであった。
【0004】本発明は、金属製部品には表面塗装が施さ
れることに着目し、銘板や印刷を用いることなく低コス
トで所望の表示を簡単容易に施すことができるマーキン
グ方法およびそれを用いた金属製部品を提供することを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記目的を
達成するために、次のように構成している。
【0006】すなわち、請求項1に係る発明のマーキン
グ方法は、金属材からなる被処理部品の表面に塗装を施
し、この塗装面にレーザー光を照射して所定のパターン
の彫り込みを形成することを特徴とする。
【0007】請求項2に係る発明のマーキング方法は、
請求項1記載の方法において、レーザー光によって塗装
材をその全厚さに亘って除去し、所定のパターンで被処
理部品の金属地肌を露呈させることを特徴とする。
【0008】請求項3に係る発明のマーキング方法は、
請求項2記載の方法において、前記部品がアルミダイカ
ストによる成型品である。
【0009】請求項4に係る発明のマーキング方法は、
請求項1記載の方法において、前記被処理部品の表面に
色の異なった複数層の塗装を施し、この塗装面にレーザ
ー光を照射して上層の塗装材に所定のパターンの彫り込
みを形成し、下層の塗装材を前記所定のパターンで露呈
させることを特徴とする。
【0010】請求項5に係る発明の金属製部品は、金属
表面に施された塗装材に、レーザー光を照射して所定の
パターンの彫り込みを形成して金属地肌を露呈させるこ
とを特徴とする。
【0011】〔作用〕請求項1に係る発明の方法による
と、金属製部品の少なくとも外表面に施される保護用あ
るいは化粧用などの塗装面にレーザー光を照射すること
で、この塗装面に所望の表示を彫り込み形成することが
できる。
【0012】請求項2に係る発明の方法によると、レー
ザー光を照射による塗装面の彫り込みは金属地肌に達
し、その金属地肌が所望の表示パターンで露呈される。
【0013】請求項3に係る発明の方法によると、アル
ミダイカスト成型部品の地肌色は灰色がかった金属色で
あり、この地肌色が所望の表示パターンで露呈される。
【0014】請求項4に係る発明の方法によると、表示
面全体の色合いは上層の塗装材の色合いとなり、表示自
体の色合いは下層の塗装材の色合いとなり、上下層の塗
装材の色合いを任意に設定することで、種々の色合いの
表示を得ることができる。
【0015】請求項5に係る発明の金属製部品による
と、金属表面に施された塗装材に、レーザー光を照射し
て所定のパターンの彫り込みを形成して金属地肌を露呈
させることで、所望の表示を彫り込み形成することがで
きる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の態様を図面
に基づいて説明する。
【0017】図1は、本発明方法でマーキングを施す電
気機器の一例に挙げたリミットスイッチAが示されてい
る。このリミットスイッチAは、スイッチング機構を内
蔵するとともに、前面がカバー2によって開閉される本
体ケース1の上部に、ローラ付きの操作レバー4を備え
たヘッドケース3を連結して構成されており、本体ケー
ス1、カバー2、およびヘッドケース3がそれぞれアル
ミダイカストによって成型されている。そして、金属製
部品としての前記カバー2の表面に、メーカー名、ロッ
トナンバー、型式、品番、などの各種の表示5が以下の
ような手段によって付されている。
【0018】前記カバー2の露出する外表面には、金属
地肌を保護するとともに見栄えを整えるための塗装が施
されており、この塗装面に、上記したような表示5がレ
ーザーマーキング方法によって付されている。
【0019】図2は、本発明で利用するレーザーマーカ
の概略構成を示すものであり、炭酸ガスレーザー発振器
を利用してなるレーザー発光器6から発せられたレーザ
ー光を集光レンズ7で集束した後、一対のガルバノミラ
ー8,9を直交配置してなるスキャナ10およびレンズ
11を介して被処理部品W(カバー2)の塗装面に照射
し、コントローラ12によって前記スキャナ10のガル
バノミラー8,9を角度制御することで照射スポットを
平面的に移動(スキャニング)させ、被処理部品Wの塗
装面を所定のパターンで消去して前記表示5を彫り込み
形成するよう構成されている。つまり、レーザー光照射
スポットを走査制御して任意のパターンの彫り込みを行
うスキャニング方式が採用されている。
【0020】スキャナ10を制御するコントローラ12
には、パソコンなどを利用した入力設定器13が接続さ
れるとともに、被処理部品であるカバー2をマーキング
処理位置に搬入位置決め、および、処理済みのカバー2
を搬出する搬送装置14が接続されており、入力設定器
13によってマーキングする各種の情報を任意に入力設
定することができるとともに、マーキング処理位置への
部品装填制御を行うことが可能となっている。
【0021】図3に示すように、レーザー光は、塗装材
15をその全厚さにおいて彫り込み消去して被処理部品
Wの地肌を露出するように、その焦点深度が設定されて
おり、塗装材15の色と被処理部品Wの地肌の色との差
によって前記表示5が明瞭に浮き出されることになる。
【0022】なお、この実施の形態では、金属製のカバ
ーに適用して説明したけれども、カバーに限らず、ケー
スやその他の金属製部品に適用できるものである。
【0023】また、本発明は、以下のような形態に変形
して実施することも可能である。
【0024】 図4に示すように、金属材からなる被
処理部品Wの表面には色の異なった2層の塗装を施こ
し、外層の塗装材15にのみレーザー光による彫り込み
を行うことで、内層の塗装材16の色を浮き出させた表
示5を形成することができる。これによると、内層の塗
装材16の色と外層の塗装材15の色とを適当に組み合
わせことで、表示5を際立たせたり、逆に余り目立たな
くしたり、所望の表示形態を設定することができる。
【0025】 2層の塗装を行った場合、レーザー光
の焦点深度を調整して、外層の塗装材15を消去して内
層の塗装材16の色を浮き出させる表示と、外層および
内層の塗装材15,16を共に消去して深い彫り込みを
形成して金属地肌を浮き出させる表示とを一つの塗装面
に形成することも可能であり、塗装層の数を3層以上に
して、彫り込み深さを選択すれば更に種々の色合いの表
示を付すことが可能とな レーザー光で塗装材を消去して所望のパターンの彫
り込みを形成する形態としては、上記したスキャニング
方式の他に、マスク方式やマスク・スキャニング方式を
採用することが可能である。
【0026】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば以下に示すような効果が期待できる。
【0027】請求項1に係る発明によれば、金属製部品
の少なくとも外表面に保護用あるいは化粧用などとして
に塗装が施されることを利用して、この塗装面にレーザ
ーマーキングによって所望の表示を付すものであるか
ら、銘板や印刷原板を用いることなく低コストで所望の
表示を部品外表面に簡単容易に付すことができる。
【0028】請求項2に係る発明によれば、金属地肌の
色合いを表示に与えることができるので、特別な金属製
印刷塗料などを用いなくてもメタリックな感覚の表示を
形成することができ、意匠感に優れた表示を得ることが
できる。
【0029】請求項3に係る発明によれば、被処理部品
がアルミダイカスト成型部品であるので、灰色がかった
地肌色はどのような色合いの塗装面とも相性がよく、塗
装の色合いに制約を受けることが少ない利点をもたら
す。
【0030】請求項4に係る発明によれば、塗装表面の
色合いに対して表示の色合いを任意に設定することがで
きるので、意匠感を重視した表示、明示機能を重視した
表示、など、表示の役割を任意に設定すること容易とな
り、商品価値を高める上で有効となる。
【0031】請求項5に係る発明によれば、金属表面に
施された塗装面にレーザーマーキングによって所望の表
示を付すものであるから、銘板や印刷原板を用いること
なく低コストで所望の表示を部品外表面に簡単容易に付
すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】マーキングを施した電気機器の一例であるリミ
ットスイッチの全体斜視図である。
【図2】本発明に係るレーザーマーキング方法に用いる
構成の概略図である。
【図3】マーキング箇所の一部を切り欠いた拡大斜視図
である。
【図4】他の実施形態のマーキング箇所の一部を切り欠
いた拡大斜視図である。
【符号の説明】
5 表示 8 ガルバノミラー 9 ガルバノミラー 12 コントローラ 15 塗装材 16 塗装材 W 被処理部品
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // B23K 103:10 Fターム(参考) 2H111 HA14 HA22 HA32 4D075 BB20Z BB48Z DA06 DA23 DB01 DB07 DC16 4E068 AB01 DB00 DB04

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属材からなる被処理部品の表面に塗装
    を施し、この塗装面にレーザー光を照射して所定のパタ
    ーンの彫り込みを形成することを特徴とするマーキング
    方法。
  2. 【請求項2】 レーザー光によって塗装材をその全厚さ
    に亘って除去し、所定のパターンで被処理部品の金属地
    肌を露呈させる請求項1記載のマーキング方法。
  3. 【請求項3】 前記被処理部品がアルミダイカストによ
    る成型品である請求項2記載のマーキング方法。
  4. 【請求項4】 前記被処理部品の表面に色の異なった複
    数層の塗装を施し、この塗装面にレーザー光を照射して
    上層の塗装材に所定のパターンの彫り込みを形成し、下
    層の塗装材を前記所定のパターンで露呈させる請求項1
    記載のマーキング方法。
  5. 【請求項5】 金属表面に施された塗装材に、レーザー
    光を照射して所定のパターンの彫り込みを形成して金属
    地肌を露呈させることを特徴とする金属製部品。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102059457A (zh) * 2010-10-29 2011-05-18 深圳市大族激光科技股份有限公司 一种激光除油漆系统及其方法
US8104322B2 (en) * 2006-02-22 2012-01-31 Audi Ag Method of working in pressing dies using marking paint
US9638242B2 (en) 2015-09-28 2017-05-02 Ford Motor Company High-contrast engine connecting rod

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