JP2000334534A - 両面異形長尺金属条材の製造方法及び製造装置 - Google Patents

両面異形長尺金属条材の製造方法及び製造装置

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JP2000334534A
JP2000334534A JP11146343A JP14634399A JP2000334534A JP 2000334534 A JP2000334534 A JP 2000334534A JP 11146343 A JP11146343 A JP 11146343A JP 14634399 A JP14634399 A JP 14634399A JP 2000334534 A JP2000334534 A JP 2000334534A
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JP
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long metal
concave
strip
mold
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JP11146343A
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English (en)
Inventor
Yoshiyasu Mochizuki
良康 望月
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Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】両面にきれいで精確な位置関係の凹条を有する
異形長尺金属条材を製造する方法を提供すること及びそ
の製造に適した装置を提供すること。 【解決手段】間歇的に移動する長尺金属材料1に、先端
が鋭角な成形隆起部11を備えた金型4の板面を当接さ
せ、該板面の範囲内を転動する押圧ロール5により該長
尺金属材料を圧延してその表面にその長さ方向に延びる
凹条10を形成する異形断面の長尺金属条材6を製造す
る方法に於いて、該金型と押圧ロールのセットを2組用
意し、第1のセット8により該長尺金属材料の片面1a
に第1凹条10aを形成したのち、続いて第2のセット
9でその押圧ロール5bに設けた該第1凹条に適合する
凸形状12を嵌合させながら圧延して該長尺金属材料の
他面1bに第2凹条10bを形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、長尺の金属材料を
間歇的に金型に送り込みながら成形して、両面に凹条を
備えた両面異形長尺金属条材を製造する方法と装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、図1に示したような肉厚部aと肉
薄部bで構成された凹条nを有する異形断面の長尺金属
条材cを製造する装置として、図2のような、長尺金属
材料dが板面に当接する金型eと、該金型の板面に沿っ
て該板面の範囲内を転動して該板面に当接した長尺金属
材料dを圧延する平ロールの押圧ロールfと、該押圧ロ
ールの押圧転動の完了毎に該長尺金属材料を掴んでその
長さ方向へ間歇的に一定距離移動させるクランプなどの
移動手段gを備えた金型装置hを有する装置が知られて
いる(特公昭52−36512号公報)。該金型eの板
面には、例えば図3のような先端が鋭角な成形隆起部i
が設けられており、該金型eの板面に該長尺金属材料d
を押圧ロールfの転動で押圧したのちその押圧を解除
し、移動手段gで該長尺金属材料dを一定距離移動さ
せ、再び該押圧ロールfの転動を行うことを繰り返すと
異形長尺金属条材cが製造される。この装置によれば、
肉厚部が0.4mm、肉薄部が0.1mmの異形長尺金
属条材を一挙に製造することができる。
【0003】また、該金型eの成形隆起部iを図4のよ
うに2条設け、図5の如き2条の凹条n、nを形成する
ことによりその間に凸条kを設けた長尺金属条材cを製
造することも提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】片面だけでなく両面に
肉厚部と肉薄部を形成して図6のような両面に凹条nを
有する異形長尺金属条材jを供給することの要望もあ
り、このような両面異形長尺金属条材jは、まず、片面
に図4の2条の成型隆起部iを有する金型eで凸条kを
形成して図5の形状の長尺金属条材cを製造したのち、
図7のような鍔型の凸形状を周面に形成したロールlと
凹ロールmの間を通過させて仕上圧延しながら他面に1
条の凹条nを形成して製造している。
【0005】しかし、一対のロールによる仕上圧延で
は、平面側から材料を形成する凹条nの寸法に応じた圧
下をしなければならず、圧下力により該金属材料dが長
さ方向に流れ、他の部分との圧下率の違いからロールl
で凹条nを形成した薄肉部が材料のせり出しにより波打
ちや表面荒れを生じたり、寸法が安定しないなどの不都
合があった。
【0006】本発明は、両面にきれいで精確な位置関係
の凹条を有する異形長尺金属条材を製造する方法を提供
すること及びその製造に適した装置を提供することを目
的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明では、間歇的に移
動する長尺金属材料に、先端が鋭角な成形隆起部を備え
た金型の板面を当接させ、該板面の範囲内を転動する押
圧ロールにより該長尺金属材料を圧延してその表面にそ
の長さ方向に延びる凹条を形成する異形断面の長尺金属
条材を製造する方法に於いて、該金型と押圧ロールのセ
ットを2組用意し、第1のセットにより該長尺金属材料
の片面に第1凹条を形成したのち、続いて第2のセット
でその押圧ロールに設けた該第1凹条に適合する凸形状
を嵌合させながら圧延して該長尺金属材料の他面に第2
凹条を形成することにより、上記の目的を達成するよう
にした。各セットの押圧ロールは同期して転動させるこ
とが好ましく、該第2のセットにより形成する第2凹条
の位置を、該第1のセットにより形成された第1凹条と
対向しない位置とすることが好ましい。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図8に基づ
き説明すると、同図に於いて符号1はコイル2から引き
出された銅やアルミ等の帯状の長尺金属材料を示し、該
長尺金属材料1は、一定距離を移動する手段例えばクラ
ンプ3などにより間歇的に一定距離だけ移動され、金型
4と押圧ロール5の間を通過する際に凹条10が形成さ
れ、異形長尺金属条材6となってコイル7に巻き取られ
る。
【0009】こうした構成は従来のものと変わりがない
が、本発明では、該長尺金属材料1の移動経路に沿って
該金型4と押圧ロール5のセットを2組、即ち、金型4
aと押圧ロール5aからなる第1のセット8と、金型4
bと押圧ロール5bからなる第2のセット9を連続して
設け、該長尺金属材料1の表裏両面に第1、第2の凹条
10a、10bを形成して異形長尺金属条材6を製造す
るもので、各セット8、9の金型の板面には、先端が先
鋭な成形隆起部11を1本又は2本備えており、この板
面に長尺金属材料1を当接させ、その板面の長さ範囲A
を押圧ロール5が該金属材料1を押圧しながら転動して
該凹条10を形成する。
【0010】これを更に説明すると、第1のセット8の
金型4aは、図9に示すような槍形の先端を有する1本
の成形隆起部11aを持ち、その先端側から後端側へ平
ロールで構成された押圧ロール5a(図10)が転動し
終わって該金属材料1に対する押圧を解除したときに、
移動手段3が該金属材料1を例えばA/10の距離だけ
移動させ、この転動と間歇的な移動を繰り返すことによ
り該金属材料1の片面1aに長さ方向に延びる1本の第
1凹条10aが形成される。また、第2のセット9の金
型4bは、側方へ広がった楔形の先端を有する2本の平
行した成形隆起部11b(図11)を持ち、その板面は
前記片面1aの反対側の他面1bに当接するように配置
され、両成形隆起部11b、11bの先端側から後端側
へ、先に形成された第1凹条10aに適合する凸形状1
2を周面に備えた押圧ロール5b(図12)が転動し、
その転動の終了毎に該押圧ロール5bの該金属材料1に
対する押圧を解除することにより、2本の第2凹条10
bが形成される。該押圧ロール5bの転動と押圧の解除
を第1のセット8の押圧ロール5aと同期して行わせる
ことにより、移動手段3による該金属材料1の間歇的な
移動が可能になる。該金型4bの2本の成形隆起部11
b、11bは、第1凹条10aと対向しない位置に設け
られ、該押圧ロール5bは、その周囲の凸形状12が第
1凹条10aに嵌合しながら転動するので、該金属材料
1が成形中に左右に振れることがなく、従って表裏の凹
条10a、10bの相対的位置関係が精確になり、成形
に伴う材料の流れは主として幅方向であるが、該金型4
bの2本の成形隆起部11b、11bにより阻止される
ため、先に形成された凹条10aの形状が崩れることが
なく、該他面1bの表面もきれいになる。
【0011】
【実施例】幅40mm、厚さ2mmの白銅の長尺金属材
料1を用意し、これを幅5mm、高さ1mmの成形隆起
部11aを備えた第1のセット8の金型4aの板面に当
接させ、平ロールの押圧ロール5aを400回/min
の速度で転動させた。この転動完了毎に移動手段3によ
り該金属材料1を5mmずつ移動させると、片面1aの
中央部に幅5mm、深さ1mmの第1凹条10aが形成
され、これを連続して第2のセット9に導入した。該第
2のセット9の金型4bには、高さ1mm、幅25mm
の楔形先端の成形隆起部11b、11bを20mmの間
隔を存して2本設け、押圧ロール5bには第1凹条10
aに適合する幅5mm、高さ1mmの凸形状12を周面
に設けた。該押圧ロール5bに前記押圧ロール5aと同
期して転動及び押圧の解除を行なわせ、第1凹条10a
に該凸形状12を嵌合させながら押圧ロール5bを転動
させて他面1bに2本の第2凹条10b、10bを形成
し、両面異形金属条材6を得た。両凹条10b間には該
第1凹条10aと相似形の凸条が形成され、該第1凹条
10aの形状に形崩れがなく、他面1bの表面は平滑で
あった。製造された両面異形金属条材6の薄肉部の厚さ
は0.8mm、肉厚部は1.8mmであった。
【0012】
【発明の効果】以上のように本発明によるときは、間歇
的に移動する長尺金属材料に金型の板面を当接させて押
圧ロールにより凹条を有する異形断面の長尺金属条材を
製造する方法に於いて、該金型と押圧ロールのセットを
2組用意し、第1のセットで該長尺金属材料の片面に第
1凹条を形成したのち、続いて第2のセットでその押圧
ロールに設けた凸形状を該第1凹条に嵌合させながら圧
延して該長尺金属材料の他面に第2凹条を形成するの
で、片面の第1凹条を変形させることなく他面に第2凹
条を形成することができ、該片面が粗面になることもな
く、両面にきれいで精確な位置関係の凹条を有する異形
長尺金属条材を製造することができる効果があり、請求
項4の構成とすることにより、両面にきれいで精確な位
置関係の異形長尺条材を製造できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の製造方法により製造された異形断面板の
斜視図
【図2】従来の製造方法の説明図
【図3】図2の金型の斜視図
【図4】従来の他の金型の斜視図
【図5】図4の金型で製造された異形断面板の斜視図
【図6】両面異形長尺金属条材の断面図
【図7】従来の両面異形長尺金属条材の成型状態の断面
【図8】本発明の実施の形態の説明図
【図9】図8の第1のセットの金型の斜視図
【図10】図8の第1のセットの押圧ロールの斜視図
【図11】図8の第2のセットの金型の斜視図
【図12】図8の第2のセットの押圧ロールの斜視図
【符号の説明】
1 長尺金属材料、1a 片面、1b 他面、4・4a
・4b 金型、5・5a・5b 押圧ロール、6 異形
長尺金属条材、8 第1のセット、9 第2のセット、
10 凹条、10a 第1凹条、10b 第2凹条、1
1 成型隆起部、12 凸条、

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】間歇的に移動する長尺金属材料に、先端が
    鋭角な成形隆起部を備えた金型の板面を当接させ、該板
    面の範囲内を転動する押圧ロールにより該長尺金属材料
    を圧延してその表面にその長さ方向に延びる凹条を形成
    する異形断面の長尺金属条材を製造する方法に於いて、
    該金型と押圧ロールのセットを2組用意し、第1のセッ
    トにより該長尺金属材料の片面に第1凹条を形成したの
    ち、続いて第2のセットでその押圧ロールに設けた該第
    1凹条に適合する凸形状を嵌合させながら圧延して該長
    尺金属材料の他面に第2凹条を形成することを特徴とす
    る両面異形長尺金属条材の製造方法。
  2. 【請求項2】上記各セットの押圧ロールを同期して転動
    させることを特徴とする請求項1に記載の両面異形長尺
    金属条材の製造方法。
  3. 【請求項3】上記第2のセットにより形成する第2凹条
    の位置を、上記第1のセットにより形成された第1凹条
    と対向しない位置としたことを特徴とする請求項1に記
    載の両面異形長尺金属条材の製造方法。
  4. 【請求項4】間歇的に移動する長尺金属材料が当接する
    先端が鋭角な成形隆起部を板面に備えた金型と、該板面
    の範囲内を転動する押圧ローラとを有して該長尺金属材
    料の表面にその長さ方向に延びる凹条を形成する異形断
    面の長尺金属条材を製造する装置に於いて、該長尺金属
    材料の移動経路に沿って該金型と押圧ロールのセットを
    2組設け、第2のセットの押圧ロールに該第1のセット
    で該長尺金属材料の片面に形成した第1凹条に嵌合する
    凸形状を設けると共に、該第2セットの金型の板面を該
    長尺金属材料の他面に当接させて第2凹条を形成するよ
    うに配置したことを特徴とする両面異形長尺金属条材の
    製造装置。
JP11146343A 1999-05-26 1999-05-26 両面異形長尺金属条材の製造方法及び製造装置 Withdrawn JP2000334534A (ja)

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