JP2000333784A - 椅子の座部支持構造 - Google Patents

椅子の座部支持構造

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JP2000333784A JP11148676A JP14867699A JP2000333784A JP 2000333784 A JP2000333784 A JP 2000333784A JP 11148676 A JP11148676 A JP 11148676A JP 14867699 A JP14867699 A JP 14867699A JP 2000333784 A JP2000333784 A JP 2000333784A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 腰掛ける角度が変化しても座り心地を悪化さ
せないようにする。 【解決手段】 座部をその両端で座受け部材に支持させ
る椅子の座部支持構造において、幅方向に比べて奥行き
方向が極端に狭い細長の座部1は平坦な座面を有する板
状を成し、かつその左右両端部と座受け部材3との間に
は座部1あるいは座受け部材3のいずれか一方に固定さ
れる円形軸部たる回転体19と、他方に固定される円形
筒部たる回転体22とから成る軸受け部としての座受け
部20が介在され、座部1が座受け部材3に回転可能に
支持されて前後方向の傾斜角を可変にするようにしてい
る。これによって、棒状座部に比べて遙かに広い座面で
ありながら作業姿勢や座部の高さなどが変化した際に座
部1の前後方向傾斜角が最も安定した角度に変化するよ
うにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、幅方向に比べて奥
行き方向が極端に狭い細長の座部をその両端で座受け部
材に支持させる椅子の座部支持構造に関する。更に詳述
すると、本発明は、奥行き方向が極端に狭い細長の座部
をある程度高くして浅く腰掛けるように使用する椅子に
適した座部支持構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】立ち姿勢で作業を行う作業者を補助する
簡易な椅子として、座部の奥行きを極端に短くし、凭れ
かかるような感覚で軽く腰掛けるタイプのものがある。
【0003】かかるタイプの椅子では、座部をある程度
高くして立ち作業を補助するのに使用されることが多
く、座部を平らな形状にするとその前端縁の部分に腰掛
けることになり、座り心地を良くすることができない。
そこで、作業者の臀部や大腿部に角張った縁が当たらな
いようにするため、棒状の固定座部が使用され、支柱の
上端部に取り付けられた座受け部材によってその両端が
支持されるような形態が採られることが多い。また、座
受け部材には、例えば半円弧状に折り曲げられた棒材か
ら成る背もたれが取り付けられることもある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、棒状の
固定座部では、荷重を支える面積が極端に狭くなるた
め、どうしても座り心地が悪い。また、座面を少しでも
広くするため楕円形としたり前縁部に傾斜面を設けるこ
とも考えられるが、それらは想定した作業姿勢では効果
的であるかも知れないが作業姿勢によっては大腿部や臀
部を座部の縁が強く圧迫することとなり、座り心地が悪
くなると共に腰掛けた状態での作業もし難くなる虞があ
る。そこで、近年、簡易的に使用する椅子であっても座
部の着座部分をある程度平らにして座り心地を少しでも
向上させることが望まれている。
【0005】本発明は、腰掛ける角度が変化しても座り
心地を悪化させることがない椅子の座部支持構造を提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに請求項1記載の発明は、幅方向に比べて奥行き方向
が極端に狭い細長の座部をその両端で座受け部材に支持
させる椅子の座部支持構造において、座部は平坦な座面
を有する板状の座部であり、かつその左右両端部と座受
け部材との間には座部あるいは座受け部材のいずれか一
方に固定される円形軸部と、他方に固定される円形筒部
とから成る軸受け部が介在され、座部が座受け部材に回
転可能に支持されて前後方向の傾斜角を可変にするよう
にしている。
【0007】したがって、棒状座部に比べて遙かに広い
座面が得られ、座り心地が改善される。しかも、作業姿
勢や座部の高さなどが変化することによって、座部の前
縁に力が作用すると、軸受け部での円形軸部と円形筒部
との間の相対回転で座受け部材に対する座部の前後方向
傾斜角が最も安定した角度に変化する。
【0008】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の椅子の座部支持構造において、軸受け部が、円形軸
部の外周面か円形筒部の内周面のいずれか一方に形成さ
れた周方向の環状凹部と、他方に設けられた前記凹部に
挿入される凸部とから成る脱落防止手段を備えるように
している。
【0009】したがって、円形軸部と円形筒部との間の
相対回転は、環状凹部と凸部との嵌合によって許容され
つつも、軸方向即ち円形軸部と円形筒部との嵌合が外れ
る幅方向への移動が阻止されて座受け部材からの座部の
脱落が防がれる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の構成を図面に示す
最良の形態に基づいて詳細に説明する。
【0011】図1及び図2に、本発明の座部支持構造を
適用した椅子を示す。この椅子は、例えば立った姿勢で
作業を行う場合等に作業者が軽く腰掛ける簡易的な椅子
であり、前後方向に座面が狭いほぼ平状の座部1と、棒
状の背もたれ2と、これらを支持する座受け部材3及び
これらを支えて昇降可能とする支柱5とから構成されて
いる。
【0012】支柱5は、本実施形態の場合、図1〜図4
に示すように、ロック機能を有するガススプリング6
と、該ガススプリング6を支持するベーススタンド4と
支柱本体8並びにガススプリング6の伸縮する部分を囲
うカバースリーブ9とを備えており、操作レバー7によ
ってガススプリング6の作動流体の流動を制御するバル
ブ6aを開閉動作させることにより上下方向に伸縮可能
に構成されている。ガススプリング6はその一端がベー
ススタンド4に固着され、自由端側が座受け部材3に固
定されている。そして、このガススプリング6と筒形の
支柱本体8との間には、図示省略しているが、回転防止
のための支持構造が採られている。例えば、ガススプリ
ング6のロッドの周りに断面異形摺動軸例えば六角軸を
配置しあるいはロッドそのものを六角軸とする一方、こ
れと同じ形状の内周面を有する半割のプラスチック製軸
受部材を支柱本体8側に収容し、これらの嵌合によって
ガススプリング6の回転動作が規制されて昇降動作し得
るように構成されている。したがって、支柱5に支持さ
れた座受け部材3よりも上方の部材は不意に回転するこ
となく昇降自在に支持される。
【0013】この支柱5では操作レバー7によりガスス
プリング6のバルブ(あるいはバルブを操作するプッシ
ュロッド)6aを押し込んでガススプリング6内に封入
する作動流体の移動を自由にするフリー状態にすると、
封入ガスの圧力と座部1にかかる荷重とのバランスによ
りガススプリング6の伸縮量が決定されて座部1が任意
の高さに昇降させられる。そして、任意の高さでレバー
7を離すと、ガススプリング6の作動流体の流動が阻止
されてガススプリング6の長さすなわち支柱5の高さが
固定される。勿論、支柱5は、伸縮自在なものに限られ
ず、場合によっては座部1の高さを固定的なものとする
ことも可能である。更には、支柱5側の被挟持部12と
座受け板10側の支柱受け部11にテーパを着けなくと
も、被挟持部12か支柱受け部11のいずれか一方に係
止手段例えば段部やフランジあるいは折り返し部などを
設ければストレート形状の被挟持部12と支柱受け部1
1でも挟持部12からの座受け板10の滑り落ちを防止
できる。例えば、支柱受け部11をプレス加工などで成
形する際に、支柱受け部11の一部を部分的に突出させ
ることで段部を成形しても良いし、支柱受け部11の上
方の縁を内側に折り曲げることで折り返し部やフランジ
を形成するようにしても良い。さらには、支柱5側に段
部やフランジなどを形成しても良い。この構造は、昇降
機構を有さない固定的な支柱や先端がテーパを有さない
ガススプリングを備える支柱などに本発明の座受け構造
を適用する場合に好ましい。
【0014】座部1は幅方向に比べて奥行き方向が極端
に狭い細長の板状の芯材43の周囲にウレタンフォーム
等のパッド44を巻き付けたもので、例えばポリウレタ
ンインテグラルスキンフォーム法により製造される。芯
材43としては鋼板やアルミニウム合金などの金属板、
プラスチック板、木質板材、合板などが使用でき、その
両端が回転体19の段部19aにビス26等で止着され
て、座受け部材3に支持可能な構造とされている。この
座部1は、芯材43とパッド44とによって、ある程度
の剛性とクッション性とが得られるように構成されてい
るが、場合によっては全体的に撓み易く軟質な材料で構
成しても良い。また、この座部1はコンパクトでかつ臀
部や大腿部に馴染むような形状、すなわち両方の端部1
7において腰掛け方向に盛り上がり中央部で最も前後方
向に広がる平坦な座を形成するように成形されている。
【0015】この座部1を支持する座受け部材3は、並
んで配置された2枚の座受け板10と、これら2枚の座
受け板10をその両端でそれぞれ連結して座部1を支持
する座受け部20と、座受け板10の支柱5を挟持する
部位に形成されて支柱5の被挟持部12と少なくとも一
部で密着する形状の支柱受け部11並びにこの支柱受け
部11あるいはその近傍の座受け板10同士を支柱5を
挟んで相対する少なくとも2箇所で着脱可能に連結する
締結手段例えばボルトなどで構成されている。そして、
支柱5側の被挟持部12、即ち本実施形態においてはガ
ススプリング6のピストンロッド(あるいはシリンダ側
にバルブを設けるトリプルチューブタイプの場合にはガ
イドチューブないしシリンダそのものの端部)を支柱受
け部11の間に挟んで締結手段で座受け板10同士を連
結することによって、支柱5の被挟持部12を座受け板
10の中央の支柱受け部11で挟み付けて固定するよう
に設けられている。
【0016】本実施形態の場合、2枚の座受け板10
は、椅子の前後方向から側方から見て弓形の平板から成
り、その中央に支柱5の被挟持部12と少なくとも一部
で密着する僅かな湾曲面から成る支柱受け部11が一体
的に形成されたものである。更に、本実施形態では、支
柱5の被挟持部12即ちガススプリング6の可動側の上
端軸部に対して上に向けて細くなるテーパがつけられて
おり、この被挟持部12のテーパに対応する傾きを有す
る円錐面の一部を成す曲面形状に各座受け板10の支柱
受け部11が成形されている。この座受け板10の形状
は平板の中央に僅かな深さの湾曲面から成る凹部が形成
されて単純な形状であるため、例えばプレス加工によっ
て簡単且つ安価に製造することができる。尚、本実施形
態では支柱受け部11が外側に膨れるように形成されて
いるため、座受け部材3として組み付けられた時には、
図4に示すように支柱受け部11の間隔が最も広くなる
ように並設されるが、これに特に限られるものではなく
少なくとも支柱受け部11が支柱5側の被挟持部12を
挟持できる程度の間隔に設定されればそれ以外の場所で
の2枚の座受け板10の間の間隔は座受け部材3として
の剛性や外観などを損なわない限り問題とならない。
【0017】また、各座受け板10の支柱受け部11あ
るいはその近傍には、締結手段を構成するビス15とね
じ孔13とが支柱5の被挟持部12を挟んで相対向する
少なくとも2箇所で2枚の座受け板10同士を着脱可能
に連結するように設けられている。例えば、支柱受け部
11を挟んで左右の等距離の位置に、一方の側にはねじ
孔13が、他方の側にはねじ孔13よりも大径の透孔
(ばか孔)14がそれぞれ形成されている。そして、ね
じ孔13と透孔14は支柱受け部11を挟んで対称とな
る位置に配置されており、2枚の座受け板10を向かい
合わせに並べた場合に互いのねじ孔13と透孔14とが
向かい合うように設けられている。したがって、この2
枚の座受け板10は、同一形状のものを向かい合わせに
並べて使用することができる。そこで、2枚の座受け板
10は、中央の支柱受け部11を除く領域で支柱5の被
挟持部12の直径よりも小さくかつ支柱受け部11で支
柱5の被挟持部12よりも僅かに広い程度の間隔を開け
て両端の座受け部20に溶接着けなどにより連結されて
いる。尚、締結手段としてはビス15とねじ孔13とに
は特に限定されず、着脱可能に座受け板10同士を連結
しうる手段であれば採用可能である。
【0018】支柱受け部11の付近は、キャップ45に
よって覆われている。このキャップ45は、2枚の座受
け板10を通過させるスリット45aを有し、その上端
開口には蓋42が被せられている。このキャップ45の
装着は、支柱5にキャップ45を通した状態で支柱5と
座受け板10とを組み立て、その後キャップ45を持ち
上げてスリット45aに座受け板10を差し込んで支柱
受け部11の周りを囲うようにしている。
【0019】2枚の座受け板10の間には、ガススプリ
ング6を操作するレバー7がピン16によって揺動自在
に取り付けられている。レバー7は操作されない状態で
は自重によって一端7a側が下り(図3の状態)、ガス
スプリング6のバルブ6aを押し下げずに自由にしてい
る。このときにおけるレバー7の操作端7aは座部1の
両端のノブ36とほぼ平行に配置され、該ノブ36に手
をかけながらレバー操作端7aを引き上げ得るように配
慮されている。
【0020】このように構成された椅子の座受け構造で
は、2枚の座受け板10による挟みつけによって座部1
を支柱5に取り付けることができるので、支柱5への座
部1の組み付けが容易になる。即ち、支柱5と座受け板
10との組立は、支柱5側の被挟持部12を座受け板1
0の支柱受け部11の間に挿入してからビス15を透孔
14を通してねじ孔13にねじ込むだけで行われる。ビ
ス15を締めつけることによって、被挟持部12が座受
け板10の支柱受け部11で挟み着けられ固定される。
このとき、2枚の座受け板10で支柱5側の被挟持部1
2を挟み付ける前に、予め2枚の座受け板10をビス1
5によって軽く結合しておき、ガススプリング6を挟ん
だ後に2本のビス15を強く締め付けることで、簡単に
組み付け作業が完了する。また、椅子を廃棄したりメン
テナンスするために支柱5と座部1を分解する必要があ
る場合には、2本のビス15を緩めるだけで2枚の座受
け板10の間隔を広げて支柱5から座部1を簡単に外す
ことが出来る。さらに、2枚の座受け板10によって座
部1を支柱5に取り付けているので、椅子の軽量化を図
ることが出来る。
【0021】また、2枚の座受け板10の支柱受け部1
1を支柱5側の被挟持部12の輪郭形状の少なくとも一
部に合致する形状に成形しているので、2枚の座受け板
10によって支柱5側の被挟持部12(具体的にはガス
スプリング6のピストンロッドあるいはガイドチューブ
ないしシリンダの先端部分)を直接挟持することが可能
になる。また、ガススプリング6の被挟持部12には上
に向けて細くなるテーパをつける一方、2枚の座受け板
10の支柱受け部11には同じ傾きの斜面から成る湾曲
面を形成しているので、座受け板10が被挟持部12か
ら滑り落ちるのを防止できる。依って、各座受け板10
をガススプリング6に取り付けるために別部材である筒
状の支柱受けなどが不要となり、また、これに伴い筒状
の支柱受け等を各座受け板10に溶接する手間も不要に
なる。さらに、同じ形状の2枚の座受け板10を逆向き
に配置して使用できるため、1種類の座受け板10で足
りると共に、座受け板10の種類を確認せずにそのまま
組み付けることが可能になる。このため、椅子の製造が
簡単になり、製造コストを低減することができる。
【0022】座部1は平坦な座面を有する板状を成し、
かつその左右両端部17と座受け部材3との間には座部
1あるいは座受け部材3のいずれか一方に固定される円
形軸部と、他方に固定される円形筒部とから成る軸受け
部が介在され、座部が座受け部材に回転可能に支持され
て前後方向の傾斜角を可変にするように設けられてい
る。本実施形態の場合、円形軸部は回転体19で、円形
筒部は円筒部22で、軸受け部は円筒部22を含む座受
け部20と回転体19によって構成されている。したが
って、座部1はその両端に備えられた回転体19を座受
け部材3の両端の座受け部20に回転可能に収容され
て、前後方向の傾斜角を腰掛け角度の変化等に追従して
変化させ得るように支持されている。即ち、座部1の両
端部17と座受け板10の両端の座部取付部18のいず
れか一方に回転体19を、いずれか他方に回転体19を
回転自在に支持する座受け部20をそれぞれ固着し、脱
落防止手段21によって座受け部20からの回転体19
の外れを防止するようにしている。本実施形態では、座
部1に回転体19が、2枚の座受け板10の両端部の各
座部取付部18には座受け部20がそれぞれ設けられて
いる。
【0023】座受け部20は、回転体19を囲繞して支
持する円筒部22と該円筒部22の椅子幅方向外側の開
口を塞ぐ蓋板部23より構成され、2枚の座受け板10
の両端の座部取付部18に例えば溶接着け等で固着され
ている。また、円筒部22の任意の位置、例えば2枚の
座受け板10が固着されている間に孔24が設けられ、
ビス28が円筒部22内に出入り自在に備えられてい
る。ビス28は、円筒部22の孔24の外に例えば溶接
によって固着されているナット25に螺合されている。
一方、回転体19側には、ビス28の先端部分を収容す
る環状の凹部27が円周方向に形成されている。この凹
部27はビス28の先端で構成される凸部の直径よりも
若干広い溝幅で、少なくとも座部に求められる傾斜角度
の範囲に形成される。したがって、回転体19は凹部2
7の幅方向には殆ど移動せず座受け部20から抜けるこ
とがない。一方、凹部27は回転体19の周方向に細長
く形成されているので、回転体19は座受け部20に対
して回転可能である。尚、本実施形態の凹部27の場
合、加工を容易にするため周方向の環状溝としているが
これに特に限られず、完全な環状ではない一定角度の溝
としても良い。
【0024】回転体19の外周面の環状凹部27と座受
け部20側のビス28で代用される凸部とで脱落防止手
段21が構成されている。この脱落防止手段21を構成
する凸部28と環状凹部27とは、図示する構造や配置
関係に特に限られず、例えば円筒部22の周面に環状凹
部を形成する一方、これと嵌合あるいはこれを貫通する
凸部を回転体19の外周面に形成するようにしても良
い。
【0025】なお、座部1と座受け部材3との組み付け
は、回転体19を座受け部20の円筒部22に挿入して
円筒部22から環状凹部27に差し込まれるビス28に
よって回転体19を予め脱落不能にした後、当該回転体
19の段部19aに芯材43をビス26等によって止着
すれば良い。ただし、芯材43を撓み易く柔軟な材料で
構成した場合には、回転体19の段部19aに芯材43
をビス26等によって予め止着した後、芯材43を撓ま
せながら回転体19を円筒部22に挿入することで、座
部1を座受け部材3に組み付けるようにしても良い。
【0026】このように構成された座部1及びその支持
構造の場合、作業内容等に応じて座部1に腰掛ける角度
が大きく変化しても、回転体19と座受け部20との間
の回転によって座部1の角度が腰掛ける角度の変化に追
従し、座部1の平らな部分に常に腰掛けることができ、
大腿部や臀部を座部1の縁が強く圧迫することがなく、
良好な座り心地が得られると共に腰掛けた状態での作業
がし易くなる。特に、座部1の前後幅が短くて浅く腰掛
けるこのタイプの椅子は、座部1をある程度高くして立
ち作業を補助するために使用される場合が多いが、凭れ
かかる姿勢に応じて座部1の傾きが自動的に変わるの
で、臀部や大腿部に平板状の座部1の縁が強く当たって
圧迫することを防ぐことができる。したがって、座部1
の平らな部分に常に腰掛けることが出来るようになり、
座り心地が向上し、また、腰掛けた状態で作業をし易く
なる。
【0027】一方、背もたれ2は、例えば図8に示すよ
うに、左右対称形状の2本のパイプ39,40を印籠継
ぎ手によって中央で継ぎ、両端のディスクプレート35
の間の間隔が僅かに広がり得る程度に撓むアーチ形に形
成されている。印籠継ぎ手は、いずれか一方のパイプ例
えばパイプ39に予めジョイント38を溶接等によって
固着しておき、このジョイント38を他方のパイプ40
に嵌め込んでから該パイプ40とジョイント38とを係
止ピン41の圧入によって固定することによって構成し
ている。背もたれ2を分割可能な一対のパイプ39,4
0で構成したのは、その周りを覆う筒状のパッド31の
装着を容易にするためで、背もたれ2の両端の比較的大
きな部材であるディスクプレート35を通過させずに筒
状のパッド31を装着可能としている。即ち、パイプ3
9あるいはパイプ40のいずれか一方に筒状パッド31
を予め被せた状態で、ジョイント38をパイプ40に嵌
合してから係止ピン41を圧入して両パイプ39,40
を連結し、その後にパッド31を所定の位置(中央)ま
で移動させるようにしている。このため印籠継ぎ手部分
はパッド31によって覆い隠される。そして、このよう
に構成された背もたれ2は、若干であれば軽い力で簡単
に各ディスクプレート35の間隔を広げることができ
る。尚、パッド31を分割して装着するようにすれば1
本のパイプで背もたれ2を構成することができる。
【0028】この背もたれ2は、両端のディスクプレー
ト35が座受け部材3の両端の座受け部20にねじ込ま
れるノブ36の段部30及び軸部37によって支持され
尚かつノブ36と座受け部20との間で挟持されること
によって、座受け部材3に回転自在に取り付けられてい
る。また、本実施形態では、背もたれ2と座受け部材3
との間に、背もたれ2の傾きを調整可能にして固定する
角度調整機構が備えられ、背もたれ2が所定の角度範囲
でその傾きを調整し得るように設けられている。
【0029】この角度調整機構は、背もたれ2を固定す
る位置を段階的にあるいは無段階に変更するもので、本
実施形態の場合には左右のディスクプレート35と座受
け部材3の座受け部20との間に設けられる凹凸の嵌合
によって間欠的に傾きを変えその位置で固定させるもの
が採用されている。即ち、ディスクプレート35の座受
け部20の蓋板部23と対向する面53にノブ軸37を
通す孔29を中心とした同一円周上に複数の凹部34を
連続的あるいは間欠的に設ける一方、座受け部20のデ
ィスクプレート35と対向する蓋板部23の面52には
凹部34の数よりも少なくとも1つ以上少ない凸部33
が設けられ、これら凸部33と複数の凹部34との選択
的嵌合によって背もたれ2と座受け部材3との取付け関
係が変更されかつ固定されるように設けられている。例
えば図6に示すように、ディスクプレート35には貫通
孔から成る凹部34が複数箇所例えば3箇所一部分を重
複させるようにして同一円周上に並んで設けられ、これ
と対向する座受け部20の蓋板部23側に1カ所の凸部
33たるピンが形成されている。一方、ノブ36は少な
くとも先端部分に雄ねじが切られた軸部37がディスク
プレート35を貫通して蓋板部23のねじ孔32にねじ
込まれて座受け部20に取り付けられる。尚、本実施形
態では、座受け部材3側に凸部33を背もたれ2側に複
数の凹部34を設けるようにしているが、これに特に限
られず、座受け部20側の支持ロッド取付部32と背も
たれ2のディスクプレート35の各対向面52,53の
いずれか一方に凸部33を、いずれか他方に凸部33が
挿入可能な複数の凹部34をそれぞれ設けるようにして
も本質的な機能には変わりない。また、各凹部34は部
分的に重複させずにそれぞれ独立して一定間隔ごとある
いは任意の間隔で形成しても良い。また、場合によって
は、背もたれ2に連動する数枚のディスクと座受け部材
3側に固定される数枚のディスクとを交互に挟み込んだ
多板クラッチをノブ36と座受け部20との間に設けて
無段階で角度調整できるようにしても良い。更に、ディ
スクプレート35とノブ36と座受け部20とは、本実
施形態の場合、同一直径から成る円形に形成され、座部
1の両端の回転部19と連続した全体に棒状の統一のと
れた外観を成している。
【0030】この角度調整機構においては、ノブ36を
締め付ける方向に回すことによって背もたれ2のディス
クプレート35を座受け部20との間で締め付けて固定
できる。逆に緩める方向にノブ36を回すことによっ
て、背もたれ2の両端のディスクプレート35とディス
クプレート35との間の間隔がそのバネ性で広げられる
ため、座受け板10の両端の座受け部20の凸部33か
らディスクプレート35の凹部34がそれぞれ外れて段
部30及び軸部37を中心に背もたれ2が揺動可能とな
る(図7)。そこで、任意の凹部34を選択して(実際
には次ぎの凹部34に嵌入するまで回動させて)凸部3
3を嵌合させてから再びノブ36を締めることによって
その位置に背もたれ2が固定される。その後は、左右の
ノブ36を緩めない限り凹部34から凸部33が抜ける
ことがないので背もたれ2に荷重がかかっても背もたれ
2の角度は変わることがない。
【0031】なお、上述の形態は本発明の好適な形態の
一例ではあるがこれに限定されるものではなく本発明の
要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能であ
る。例えば、本実施形態では、座部1に回転体19を設
けこの回転体19を支持する座受け部20を2枚の座受
け板10側に固着するようにして座部1を回転自在に座
受け部材3で支持するようにしているが、これに限られ
ず例えば座受け板10側に円形軸部を備えると共にこの
円形軸部を収容する円形筒部を座部1側に設けるように
しても良い。
【0032】また、本実施形態では、凹部27と凸部2
8から成る脱落防止手段21で座受け部20からの回転
体19の脱落を防止するようにしているが、これに限ら
れず座受け部20を上下方向に分割可能とし、回転体1
9を組み付けた部材を半割状態の座受け部に収めてから
座受け部を組み付けて脱落不能とすることも可能であ
る。更には、上述の説明では、凹部27と凸部28によ
って脱落防止手段21を構成したが、これらの特別の部
材を設けることなく、例えば座部1を左右の円筒部22
より太くすることで回転体19の外れを防止する構成の
脱落防止手段21としても良く、また、円筒部22に固
着させた蓋板部23によって回転体19の外れを防止す
る構成の脱落防止手段21としても良い。
【0033】また、上述の説明では、回転体19の外周
面に凹部27を形成すると共に、円筒部22の内周面に
凸部28を形成するようにしているが、円筒部22の内
周面に凹部27を形成すると共に、回転体19の外周面
に凸部28を形成するようにしても良い。
【0034】さらに、背もたれ2は固定式にしても良
い。例えば背もたれ2の両端部46を座受け部20の端
面に設けられた切り欠きに嵌合させることで固定式にし
ても良い。例えば、図10及び図11に示すように背も
たれ2の両端部46を平らに潰すと共に凸部48を形成
し、他方、座受け部20側には図12及び図13に示す
ように端面に切り欠き49,50を形成し、切り欠き4
9に凸部48を、切り欠き50に端部46をそれぞれは
め込んで固定している。この構造の場合、座受け部20
の端部の切り欠き49,50と背もたれの端部46及び
凸部48をはめ込んでノブ36で締め付けるだけで確実
に固定でき、尚かつ安価に製作可能である。尚、支持ロ
ッド30に固着したプレート51には、ノブ36の軸部
37をねじ込むねじ孔が形成されている。
【0035】また、本実施形態では、背もたれ2の両端
を座受け部材3に締め付ける締結手段としてノブ付きね
じを採用しているが、これに特に限定されず、カム機構
を利用して回転を直線変位に変換してディスクプレート
35を締め付ける機構や、てこやトグル機構を利用して
レバー操作で締め付ける機構など、様々の締結手段のの
適用が可能である。
【0036】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1記載の椅子の座部支持構造によると、棒状座部に比べ
て遙かに広い座面が得られ、座り心地が改善される。し
かも、作業姿勢や座部の高さなどが変化することによっ
て、座部の前縁に力が作用すると、軸受け部での円形軸
部と円形筒部との間の相対回転で座受け部材に対する座
部の前後方向傾斜角が最も安定した角度に変化する。即
ち、腰掛ける角度の変化に追従して座部の前後傾斜角も
変化し、常に座り易い角度で腰掛けることができ、座り
心地を向上させることができる。
【0037】また、請求項2記載の椅子の座部支持構造
によると、環状凹部と凸部とを嵌合させるようにして円
形軸部と円形筒部とを組み合わせるだけの簡単な構造で
座部の自由回転を許容しつつ、座受け部材からの座部の
脱落を確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の座部支持構造を適用した椅子の実施形
態の一例を示す正面図である。
【図2】同椅子の側面図である。
【図3】同椅子の縦断面図である。
【図4】同椅子の水平面における断面図である。
【図5】背もたれを座受け部材に角度調整可能に取り付
ける場合の支持ロッド取付部の斜視図である。
【図6】背もたれを座受け部材に角度調整可能に取り付
ける場合のディスクプレートの斜視図である。
【図7】背もたれの角度調整を行う様子を示す部分的な
断面図である。
【図8】背もたれの分解図である。
【図9】座受け板を支柱に取り付ける構造の変形例を示
す断面図である。
【図10】背もたれを座受け部材に固定する場合の支持
ロッドを示す側面図である。
【図11】背もたれを座受け部材に固定する場合の支持
ロッドを示す正面図である。
【図12】背もたれを座受け部材に固定する場合の支持
ロッド取付部を示す側面図である。
【図13】背もたれを座受け部材に固定する場合の支持
ロッド取付部を示す正面図である。
【符号の説明】
1 座部 19 円形軸部を構成する回転体 20 軸受け部を構成する座受け部 21 脱落防止手段 22 円形筒部を構成する円筒部 27 脱落防止手段を構成する環状凹部 28 脱落防止手段を構成する凸部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 幅方向に比べて奥行き方向が極端に狭い
    細長の座部をその両端で座受け部材に支持させる椅子の
    座部支持構造において、前記座部は平坦な座面を有する
    板状の座部であり、かつその左右両端部と座受け部材と
    の間には前記座部あるいは座受け部材のいずれか一方に
    固定される円形軸部と、他方に固定される円形筒部とか
    ら成る軸受け部が介在され、前記座部が前記座受け部材
    に回転可能に支持されて前後方向の傾斜角を可変にした
    ことを特徴とする椅子の座部支持構造。
  2. 【請求項2】 前記軸受け部は、円形軸部の外周面か円
    形筒部の内周面のいずれか一方に形成された周方向の環
    状凹部と、他方に設けられた前記凹部に挿入される凸部
    とから成る脱落防止手段を備えることを特徴とする請求
    項1記載の椅子の座部支持構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20030092398A (ko) * 2002-05-29 2003-12-06 심응보 보조 의자

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