JP2000332793A - Atmセルバッファシステム及びその輻輳制御方法 - Google Patents

Atmセルバッファシステム及びその輻輳制御方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 輻輳状態に陥った状況下での、他コネクショ
ンへの影響を抑え、ATMセルの低廃棄率を実現するA
TMセルバッファシステムとその輻輳制御方法を提供す
る。 【解決手段】ATMネットワークを構成する各種ネット
ワークノードにおけるATMセルのバッファリングを行
なうATMセルバッファシステム1において、前記AT
Mセルの輻輳制御を行なう輻輳制御部30を備え、前記
輻輳制御部30内に、各VCキュー43別に一定周期毎
の、ATMセルバッファ40から出力するATMセルの
数をカウントする制御カウンタを備え、前記輻輳制御部
30が各コネクション毎に、前記カウンタのカウント値
を、次の前記一定周期毎におけるATMセルを蓄積する
数を決定するための出力最低帯域と定める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ATM(ASYN
CHRONOUS TRANSFER MODE)ネッ
トワークのATMセルバッファシステム及びその輻輳制
御方法に関し、特にATMセルの廃棄率を低く抑えるこ
とを可能にしたATMセルバッファシステム及びその輻
輳制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ATMネットワークにおける輻輳
制御としては、コネクション毎に割り当てられた廃棄レ
ベル及び、バッファ使用量に応じて、輻輳状態中に入力
してくる新規ATMセルを廃棄することにより、輻輳状
態の進行を防ぐ方法がある。
【0003】また、他の輻輳制御方法としては、単純に
コネクション単位の最大蓄積セル数を規定することによ
り、ATMセルへの他コネクションの輻輳による影響を
防止する方式がある。
【0004】また、従来の他の輻輳制御方法としては、
特開平10−023020号公報にに、パケットを構成
する複数セルの中の1個でも廃棄が起きた場合には、後
続の残りのセルも廃棄することによりシステムリソース
の有効利用を図る技術が開示され、特開平10−303
940号公報には、同一出力回線に向かう複数のバース
トデータが時間的に重なってスイッチングシステムに流
入してきた場合に、それぞれのバーストデータの先頭セ
ル到着時に特定された1つまたは複数のバーストデータ
に属するセルのみを通過させ、他のバーストデータに属
したセルは廃棄処理するように制御する技術が開示され
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の輻輳制
御方法では、以下に述べるような問題点があった。
【0006】第1に、コネクション毎に割り当てられた
廃棄レベル及びバッファ使用量に応じて、輻輳状態中に
入力してくる新規ATMセルを廃棄する方法では、輻輳
を起こしたコネクション以外についても、他コネクショ
ンの輻輳が原因でATMセルが廃棄されるという問題点
があった。
【0007】第2に、コネクション単位の最大蓄積セル
数を規定することにより、ATMセルへの他コネクショ
ンの輻輳による影響を防止する方法では、輻輳のない状
況下でATMセルバッファのリソースに十分空きがある
場合であっても、コネクション単位の最大蓄積セル数以
上は蓄積できないため、ATMセルバッファの有効利用
ができないという問題点があった。
【0008】本発明の第1の目的は、上記従来の欠点を
解消し、輻輳状態に陥った状況下での、他コネクション
への影響を抑え、ATMセルの低廃棄率を実現するAT
Mセルバッファシステムとその輻輳制御方法を提供する
ことにある。
【0009】本発明の第2の目的は、輻輳のない状況下
での、ATMセルバッファの有効利用を可能とするAT
Mセルバッファシステムとその輻輳制御方法を提供する
ことにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、ATMネットワークを構成する各種ネッ
トワークノードにおけるATMセルのバッファリングを
行なうATMセルバッファシステムにおいて、前記AT
Mセルの輻輳制御を行なう輻輳制御部を備え、前記輻輳
制御部内に、各VCキュー別に一定周期毎の、ATMセ
ルバッファから出力するATMセルの数をカウントする
制御カウンタを備え、前記輻輳制御部が各コネクション
毎に、前記カウンタのカウント値を、次の前記一定周期
毎におけるATMセルを蓄積する数を決定するための出
力最低帯域と定める構成としている。
【0011】請求項2のATMセルバッファシステムで
は、前記制御カウンタが、現在の前記一定周期における
ATMセルバッファから出力するATMセルの数を第1
のカウント値としてカウントする手段と、前記一定周期
の前周期おける第1のカウント値から、現在の前記一定
周期におけるATMセルバッファに蓄積したATMセル
数を引いた数を第2のカウント値としてカウントする手
段を有し、前記第1のカウント値を、前記出力最低帯域
と設定し、前記第2のカウント値に基づいて、前記AT
Mセルを前記ATMセルバッファに蓄積するか廃棄する
かを決定する構成としている。
【0012】請求項3のATMセルバッファシステムで
は、前記輻輳制御部が、ATMセルバッファの輻輳状態
を各VCキュー毎に、輻輳無し状態、低輻輳状態、高輻
輳状態の三状態で判定し、輻輳無し状態の時には、前記
制御カウンタの第2のカウント値に関係なくATMセル
の蓄積を行い、低輻輳状態の時には、VCキュー内に蓄
積セルがあり、かつ、前記出力最低帯域を超えてATM
セルを出力している場合に限りATMセルの廃棄を行な
い、高輻輳状態の時には、常にATMセルの廃棄を行な
うように制御する構成としている。
【0013】請求項4のATMセルバッファシステムで
は、前記輻輳制御部が、前記ATMセルバッファの輻輳
状態を各VCキュー毎に、輻輳無し状態、低輻輳状態、
高輻輳状態の三状態によって判定する輻輳判定部と、V
Cキュー毎に蓄積セル数をカウントし、入力ATMセル
を蓄積する直前において蓄積セルに有無を通知する蓄積
セルカウンタとを備え、前記輻輳判定部における判定結
果と前記蓄積セルカウンタからの通知に基づき、ATM
セルの蓄積か廃棄の判断を行なう構成としている。
【0014】請求項5のATMセルバッファシステムで
は、前記制御カウンタが、前記第1のカウント値を格納
する第1の領域と、前記第2のカウント値を蓄積可能カ
ウンタ値として格納する第2の領域の、2つの領域を有
し、前記輻輳制御部が、前記一定周期毎に前記第1の領
域と前記第2の領域の切り替えを行なう切り替え制御部
を備え、前記切り替え制御部による領域の切り替えによ
り、前記第1のカウント値を、前記第2のカウント手段
に渡す構成としている。
【0015】請求項6のATMセルバッファシステムで
は、前記切り替え制御部が、前記2つの領域の切り替え
を行なう一定時間を予め設定するレジスタと、前記レジ
スタに設定された前記一定時間のカウントを行なう内部
カウンタと、前記内部カウンタの値が前記一定時間に達
した時点で、領域切り替え信号を生成する論理回路から
成る構成としている。
【0016】請求項7のATMセルバッファシステムで
は、前記各VCキューからの出力要求信号に基づいて、
出力するATMセルのVCキューの優先制御を、VC単
位のシェーピングによる出力レート制御と、前記各VC
キューからの出力要求との調停を遅延優先順位に従って
行ない、VCキューを選択する出力制御部を備え、か
つ、前記出力制御部が、帯域保証のあるQOSクラス間
のコネクションの、VCキューからの出力要求に対して
は、該帯域が保証できるようシェーピングを行い出力要
求の受付を制限し、帯域保証のないQOSクラス間のコ
ネクションの、VCキューからの出力要求に対しては、
帯域保証のためのシェーピングを行なわない構成として
いる。
【0017】請求項8の本発明は、ATMネットワーク
を構成する各種ネットワークノードにおけるATMセル
のバッファリングを行ない、前記ATMセルの輻輳制御
を行なう輻輳制御部を備えるATMセルバッファシステ
ムの輻輳制御方法において、前記輻輳制御部において、
各VCキュー別に一定周期毎の、ATMセルバッファか
ら出力するATMセルの数をカウントし、各コネクショ
ン毎に、前記カウント値を、次の前記一定周期毎におけ
るATMセルを蓄積する数を決定するための出力最低帯
域と設定する構成としている。
【0018】請求項9のATMセルバッファシステムの
輻輳制御方法では、前記カウンタステップが、現在の前
記一定周期におけるATMセルバッファから出力するA
TMセルの数を第1のカウント値としてカウントするス
テップと、前記一定周期の前周期おける第1のカウント
値から、現在の前記一定周期におけるATMセルバッフ
ァに蓄積したATMセル数を引いた数を第2のカウント
値としてカウントするステップを有し、前記第1のカウ
ント値を、前記出力最低帯域と設定し、前記第2のカウ
ント値に基づいて、前記ATMセルを前記ATMセルバ
ッファに蓄積するか廃棄するかを決定する構成としてい
る。
【0019】請求項10のATMセルバッファシステム
の輻輳制御方法では、ATMセルバッファの輻輳状態を
各VCキュー毎に、輻輳無し状態、低輻輳状態、高輻輳
状態の三状態で判定し、輻輳無し状態の時には、前記第
2のカウント値に関係なくATMセルの蓄積を行い、低
輻輳状態の時には、VCキュー内に蓄積セルがあり、か
つ、前記出力最低帯域を超えてATMセルを出力してい
る場合に限りATMセルの廃棄を行ない、高輻輳状態の
時には、常にATMセルの廃棄を行なうように制御する
構成としている。
【0020】請求項11のATMセルバッファシステム
の輻輳制御方法では、前記ATMセルバッファの輻輳状
態を各VCキュー毎に、輻輳無し状態、低輻輳状態、高
輻輳状態の三状態によって判定し、VCキュー毎に蓄積
セル数をカウントし、入力ATMセルを蓄積する直前に
おいて蓄積セルに有無を通知し、前記輻輳状態の判定結
果と前記蓄積セルの有無の通知に基づき、ATMセルの
蓄積か廃棄の判断を行なう構成としている。
【0021】請求項12のATMセルバッファシステム
の輻輳制御方法では、前記各VCキューからの出力要求
信号に基づいて、出力するATMセルのVCキューの優
先制御を、VC単位のシェーピングによる出力レート制
御と、前記各VCキューからの出力要求との調停を遅延
優先順位に従って行ない、VCキューを選択し、帯域保
証のあるQOSクラス間のコネクションの、VCキュー
からの出力要求に対しては、該帯域が保証できるようシ
ェーピングを行い出力要求の受付を制限し、帯域保証の
ないQOSクラス間のコネクションの、VCキューから
の出力要求に対しては、帯域保証のためのシェーピング
を行なわない構成としている。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態ついて
図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明を適用
した、第1の実施の形態によるATMセルバッファシス
テム1の構成を示すブロック図である。
【0023】図1において、本実施例のATMセルバッ
ファシステム1は、セル入力部10と、セル種別識別部
20と、輻輳制御部30と、ATMセルバッファ40
と、セル出力部50を備えて構成される。
【0024】セル入力部10は、ATMセルの外部から
の入力を受信し、ATMセルバッファ40とセル種別識
別部20に対して必要なデータの転送を行う。
【0025】セル種別識別部20は、受信したATMセ
ルから、遅延レベルや廃棄レベル等の、バッファ制御に
必要なコネクション毎に規定された設定情報を認識し、
この設定情報を、輻輳制御部30に対して送信する。
【0026】輻輳制御部30は、ATMセルバッファ4
0の輻輳状態を監視すると共に、受信したATMセルを
ATMセルバッファ40に対し蓄積するか否かの判定を
行なう。
【0027】ATMセルバッファ40は、ATMセルの
バッファリングを行う。このATMセルバッファ40と
しては、RIRO(RANDOM IN RANDOM
OUT)バッファを用いることにより、入力順序に関
係無く出力順序を決めることができ、QOS間で遅延優
先の高い方からの出力が可能である。セル出力部50
は、ATMセルバッファ40から読み出されたATMセ
ルを出力する。
【0028】ATMセルバッファ40によるATMセル
のバッファリングする際の動作の詳細は次の通りであ
る。
【0029】ATMセルバッファ40は、輻輳制御部3
0からの、ATMセルの蓄積指示を受けると、まず、蓄
積制御部41が、アイドルキュー44の先頭よりバッフ
ァメモリ42のどのアドレス領域にデータを蓄積するか
のアドレスデータを取り出し、そのアドレス領域にセル
入力部10からのATMセルを蓄積すると同時に、入力
ATMセルに対応するコネクション別のVCキュー43
に蓄積先のアドレスを蓄積する。
【0030】各VCキュー43の動作の詳細は以下の通
りである。各VCキュー43は、蓄積ATMセルがある
場合に、出力制御部45に対して出力要求信号を出力す
る。
【0031】出力制御部45は、各VCキュー43から
の出力要求を受信すると、出力するATMセルのVCキ
ュー43の優先制御を、VC単位のシェーピングによる
出力レート制御と、各VCキュー43からの出力要求と
の調停を、遅延優先順位に従って行ない、VCキュー4
3を選択する。
【0032】そして、出力制御部45は、選択された該
VCキュー43の先頭から、バッファメモリ42のメモ
リアドレスを取り出し、該アドレスのバッファメモリ4
2から蓄積されているATMセルを読み出し、セル出力
部50より出力する。
【0033】図2に、第1の実施の形態によるATMセ
ルバッファシステム1の、輻輳制御部30の詳細な構成
を示す。図2において、輻輳制御部30は、輻輳判定部
31と、蓄積セルカウンタ32と、蓄積制御カウンタ3
3と、切り替え制御部34からなる。
【0034】輻輳判定部31は、バッファメモリ42の
使用量により輻輳状態を検出する。蓄積セルカウンタ3
2は、VCキュー43毎に蓄積セル数をカウントしてい
て、蓄積セル数が入力ATMセルを蓄積する直前におい
て”0”であるかを通知する。
【0035】蓄積制御カウンタ33は、VCキュー43
毎に出力ATMセル数を数えるカウンタ値と、VCキュ
ー43毎に前周期時間で出力したATMセル数から、バ
ッファメモリ42に蓄積したATMセル数で減算してい
くカウンタ値を格納しているメモリとその制御を行う。
【0036】切り替え制御部34はメモリ内の、蓄積制
御カウンタ33の出力ATMセル数のカウント値を格納
する領域と、蓄積可能ATMセル数のカウント値を格納
する領域の切り替え制御を行う。
【0037】図3に、本発明の第1の実施の形態による
ATMセルバッファシステム1及び制御方法の、蓄積制
御カウンタ33内のメモリ構成を示す。図3において、
蓄積制御カウンタ33内のメモリの構成は、1つのメモ
リブロックが出力ATMセル数をカウントする領域と、
前一定周期の総出力ATMセル数を出力ATMセル数で
減算する蓄積可能セル数を示す領域とで構成されてい
る。
【0038】この2つの領域を交互に切り替えることに
より、蓄積制御を実現している。この切り替えは、切り
替え制御部34からの指示により行う。
【0039】図4に、第1の実施の形態によるATMセ
ルバッファシステム1の、切り替え制御部34の詳細な
構成を示す。図4において、切り替え制御部34は、内
部カウンタ34−1と、切り替え時間設定レジスタ34
−2と、論理回路34−3から構成される。
【0040】内部カウンタ34−1は、蓄積制御カウン
タ33のメモリの2つの領域情報を一定時間単位で切り
替える為に、一定時間をカウントする。
【0041】切り替え時間設定レジスタ34−2は、こ
の一定時間を起動時の初期設定において収容トラヒック
の特性に合わせ設定する機能を持ち、次の周期で出力A
TMセルカウントがアクティブ領域になる時に、蓄積制
御カウンタ33のアクティブ領域のCLRビットデータ
を”1”に書き換える。
【0042】論理回路34−3は、アクティブ領域の排
他論理を持った切り替え信号を生成する。
【0043】図5に、第1の実施の形態における輻輳判
定部31による輻輳状態の判定内容を示す。図5におい
て、輻輳判定部31は、複数の廃棄レベル毎に、アイド
ルキュー44の使用数に対応した低輻輳レベル閾値19
0と、高輻輳レベル閾値200の2つの閾値を持つ。
【0044】入力されたATMセルの廃棄レベル情報
を、セル種別識別部20から受信し、該廃棄レベルの閾
値とその時のアイドルキュー44の使用数を比較するこ
とで輻輳レベルの情報を得て、蓄積判定部35に対して
該輻輳レベルの通知を行う。
【0045】蓄積判定部35は、輻輳判定部31からの
輻輳レベルデータと、蓄積セルカウンタ32からの蓄積
数”=0”信号と、蓄積制御カウンタ”=0”信号の3
つのデータ信号を基に、入力ATMセルをバッファに蓄
積するか廃棄するかの最終判定を行う。
【0046】次に、上記のように構成される本実施の形
態による、ATMセルバッファシステム1の動作につい
て説明する。
【0047】初期状態においては、ATMセルバッファ
40に蓄積セル数はなく輻輳は発生していない状態であ
る。
【0048】ATMネットワークでは一般に、データ転
送に先立ちコネクション設定を行うため、このコネクシ
ョン設定時に、セル種別識別部20においてATMセル
のコネクション情報を設定し、かつ、出力制御部45に
おいて、コネクション毎に持つ遅延優先度や帯域割り当
てのあるコネクションに対するシェーパーの設定を行
う。
【0049】まずセル入力部10へATMセルが到着し
た時に、セル入力部10においては、セル種別識別部2
0に対し該セルのコネクション識別データ領域(ATM
セルのヘッダ領域250)を転送し、かつ、バッファメ
モリ42に対しATMセル領域240の全データを転送
する。
【0050】そして、セル種別識別部20においては、
セル入力部10から前記コネクション識別データ領域を
受信し、該コネクション識別データより設定されている
キュー番号(VC_NO)と、該コネクションの廃棄レ
ベルを認識し、輻輳制御部30に対し通知する。
【0051】図7は、輻輳制御部30のATMセル蓄積
動作を示すフローチャートである。
【0052】そして、輻輳制御部30は、セル種別識別
部20から前記キュー番号(VC_NO)と、前記廃棄
レベルを受信し(ステップ700)、まずアイドルキュ
ー44の使用数から輻輳状態を判定する(ステップ71
0)。
【0053】輻輳状態は、輻輳無し状態210、低輻輳
状態220、高輻輳状態230の3状態から成り、アイ
ドルキュー44の使用数に対して、コネクション毎に設
定されている廃棄レベル毎の低輻輳レベル閾値190
と、高輻輳レベル閾値200の2つの閾値とを比較する
ことにより判定している(図5)。
【0054】この判定の結果により、輻輳状態が輻輳無
し状態210の時には、他の条件に関係なく入力ATM
セルをバッファメモリ42に蓄積する(ステップ71
0)。
【0055】輻輳状態が低輻輳状態220の時には、蓄
積セルカウンタ”≠0”通知信号がアクティブでない時
及び、蓄積制御カウンタ”=0”通知信号がアクティブ
でない時に限り、入力ATMセルをバッファメモリ42
に蓄積することとし(ステップ720、770)、蓄積
セルカウンタ”≠0”通知信号がアクティブでかつ、蓄
積制御カウンタ”=0”通知信号もアクティブの時に
は、入力ATMセルをバッファメモリ42に蓄積不可と
判断し(ステップ770)、蓄積不可信号を出力する
(ステップ780)。
【0056】輻輳状態が高輻輳状態230の時には、他
の条件に関係なく入力ATMセルはバッファメモリ42
に蓄積不可と判断し(ステップ710)、蓄積不可信号
を出力する(ステップ780)。
【0057】以上のように、入力ATMセルが蓄積判定
部35において蓄積可と判断されると、蓄積制御カウン
タ33の該コネクションの蓄積制御カウント値を”−
1”し(ステップ730)、該キューの蓄積セルカウン
タ32を”+1”し(ステップ740)、輻輳判定部3
1のアイドルキュー44の使用数を”+1”し(ステッ
プ750)、入力セル蓄積可能信号がアクティブになる
(ステップ760)。出力ATMセルカウント値が”
0”の時には、”0”のままとする。
【0058】VCキュー43に蓄積データがある時は、
出力制御部45に対して出力要求を行う。
【0059】出力制御部45は、帯域保証のあるQOS
クラス間のコネクションの、VCキュー43からの出力
要求に対しては、該帯域が保証できるようシェーピング
を行い出力要求の受付を制限し、同一QOSクラス間の
コネクションの、VCキュー43からの出力要求に対し
ては、平等となるようにROUND ROBIN方式で
送信権を調停し、また違うQOSクラス間のコネクショ
ンの、VCキュー43からの出力要求に対しては、遅延
優先順位に従い優先制御を行う。
【0060】帯域保証のないQOSクラス間のコネクシ
ョンの、VCキュー43からの出力要求に対しては、帯
域保証のためのシェーピングは不要であり、同一QOS
クラス間のコネクションの、VCキュー43からの出力
要求に対しては、平等となるようにROUND ROB
IN方式で送信権を調停し、違うQOSクラス間のコネ
クションの、VCキュー43からの出力要求に対して
は、遅延優先順位に従い優先制御のみを行う。
【0061】出力制御部45において、出力が決定した
VCキュー43の先頭からバッファメモリ42のアドレ
スを読み出し、該アドレス領域からATMセルデータを
読み出し、セル出力部50にATMセルを出力する。
【0062】図8に従って、輻輳制御部30のATMセ
ル出力時の動作を説明する。
【0063】輻輳制御部30は、出力制御部45より読
み出したATMセルのVCキュー番号を受信し(ステッ
プ800)、該キューの蓄積制御カウンタ33の差出セ
ル数カウント領域リードを行ない(ステップ810)、
CLRビットデータが”=1”の場合はCLRビット
を”0”に書き換え(ステップ820)ると共に、蓄積
制御カウンタ33の該コネクションの出力ATMセル数
カウント値を”1”に書き換え(ステップ830)、ま
たCLRビットデータが”=0”の場合は元の出力AT
Mセル数カウント値を”+1”する(ステップ84
0)。
【0064】そして、該キューの蓄積セルカウンタ32
から”−1”し(ステップ850)、輻輳判定部31の
アイドキュー使用量を”−1”する(ステップ86
0)。アイドキュー使用量と該キューの蓄積セルカウン
タ32が”0”の時には、”0”のままとする。
【0065】なお、CLRビットが”=1”の時には、
該周期において初めての出力ATMセルであることを示
し、CLRビットが”=0”の時には該周期の1番目以
降の出力ATMセルであること示す。
【0066】蓄積制御カウンタ33は、図3に示すよう
に、VC単位に蓄積可能セル数を示す領域と、出力セル
数をカウントする領域の、2つの領域から構成されてい
る。
【0067】蓄積可能セル数を示す領域値は、前周期に
おける出力セル数をカウントしていた領域を、現周期に
おいて、蓄積可能セル数として切り替えて使用してい
る。つまり、前周期での出力ATMセル数が、本周期で
の蓄積可能セル数として示されている。
【0068】本周期で蓄積されず残ったカウント値が、
次周期の出力セル数をカウントする際に足し込まれない
ようにするために、CLRビットを各領域に持ち、蓄積
可能セル数として使用されている周期内に、全VCキュ
ーの該領域のCLRビットを”=1”に書き換える(ス
テップ950)。
【0069】切り替え制御部34による、蓄積可能セル
カウンタメモリCLRビット制御の内容を図9にしめ
す。周期の変わる契機は、切り替え制御部34からの指
示で行われる。
【0070】切り替え時間設定レジスタ34−2はシス
テム起動時に初期設定で設定し(ステップ910、92
0)、その後内部カウンタ34−1はATMセルの入出
力の有無に依存せず自立的にカウントアップし(ステッ
プ930)、ハードウエアのカウンタオーバーフロー時
に出力されるキャリー信号で内部カウンタ34−1をリ
ロードし(ステップ940)、CLRビットを1に”=
1”に書き換え、セルカウンタ値を先のリード値に書き
換る(ステップ950)。
【0071】次に内部カウンタ値と収容可能コネクショ
ン数が等しいかどうかを判定し(ステップ960)、も
し異なれば内部カウンタ値を”+1”し、ステップ93
0に戻り再びこれまでのステップを繰り返す(ステップ
970)。また、等しい場合には、内部カウンタ34−
1が周期の切り替え時を示すのを待ち、に蓄積制御カウ
ンタ33に通知している出力セル数カウント領域と、蓄
積可能セル数表示領域の切り替え信号を反転させ、ステ
ップ930に戻り再びこれまでのステップを繰り返す
(ステップ990)。
【0072】図10、図11は、VC1,VC2,VC
3の3つのコネクションを使用した場合の、ATMセル
の入力―出力の関係を示した例の図である。
【0073】周期A−1の先頭でシステムが起動したも
のとする。システム起動時の、各コネクションの入力セ
ル数、出力セル数、蓄積セル数、蓄積可能カウンタ値
は、全て”0”とする。
【0074】図の例では、コネクションVC1は帯域割
り当てのあるQOSクラスに属し、コネクションVC2
とVC3は帯域割り当てがなく、同じQOSクラスに属
すコネクションである。
【0075】VC1の属するQOSクラスと、VC2/
VC3の属するQOSクラス間では、VC1の属するQ
OSの方が、低廃棄率で低遅延が要求されているものと
する。
【0076】周期A−1の期間内にVC1のコネクショ
ンに対して、10個のATMセルが入力し、10個のA
TMセルが出力したため、周期A−1終了時のVC1
の、蓄積セル数は”0”で、出力可能セル数は”0”と
なる。
【0077】同様に、周期A−1の期間内にVC2のコ
ネクションに対しては、50個のATMセルが入力し、
50個のATMセルが出力したので、周期A−1終了時
のVC2の、蓄積セル数は”0”で、出力可能セル数
は”0”となる。
【0078】同様に、周期A−1の期間内にVC3のコ
ネクションに対しては、0個のATMセルが入力し、0
個のATMセルが出力したので、周期A−1終了直前の
VC3の、蓄積セル数は”0”で、出力可能セル数は”
0”となる。
【0079】次の周期、周期B−1に移行する時には、
各コネクションの周期A−1での出力セル数が、B−2
での蓄積可能カウンタ値となる。ただし、この周期A−
1や、周期B−1に時のように輻輳が発生していない間
は、蓄積可能カウンタ値の値に関係無く、入力セルをバ
ッファに蓄積する。
【0080】同様にして、各周期でコネクション毎の、
入力ATMセル数と、出力ATMセル数と、蓄積セル数
と、蓄積可能カウンタ値が与えられる。
【0081】また、図の周期B−2においては、本周期
の始まる直前に、VC1は蓄積可能カウンタ値が10で
あり、VC2は蓄積セル数が80、蓄積可能カウンタ値
が30であり、VC3は蓄積セル数が10、蓄積可能カ
ウンタ値が20になっている。
【0082】この時アイドルキュー44の使用数は、8
0+10より90であり、VC2とVC3のQOSに対
する低輻輳レベル閾値の90を超過し、低輻輳状態22
0になるため、先に示した様に、蓄積可能カウンタ値以
上のセルは、輻輳状態が解除されるまで本周期B−2で
はバッファメモリ42に蓄積されない。このときのVC
2のキュー状態の変化を図11に示す。
【0083】このとき、従来の技術では輻輳要因である
VC2以外のセルも輻輳により破棄される。しかし本発
明ではVC2の輻輳要因分のセルのみが破棄され、他の
VCのセルは破棄されない。
【0084】なお、本発明は上述した実施の形態に限定
されるものではなく、その技術思想の範囲内において様
々に変形して実施することができる。
【0085】
【発明の効果】以上説明したように本発明のATMセル
バッファシステム及び制御方法によれば、輻輳状態に陥
っても全てのATMセルを廃棄せず、出力が予測される
ATMセル数をATMセルバッファに蓄積する構成とし
たため、ATMセルの低廃棄率を実現できる。
【0086】また、輻輳の無い時には、蓄積可能セルカ
ウンタの値に関係なく蓄積を行える構成を取り、固定的
に最低帯域分しか保証しない構成を取らないことによ
り、蓄積可能であればATMバッファに蓄積できるの
で、ATMセルの低廃棄率を実現できる。
【0087】輻輳状態に陥った時には、輻輳をさらに進
行させるであろうと予測されるATMセルのみを廃棄す
る構成としたため、同一廃棄レベル保証のコネクション
間においても、全てのATMセルを廃棄せず、輻輳をさ
らに進行させるであろうと思われるATMセルのみを廃
棄するので、輻輳要因となっていないコネクションに対
しては、廃棄は発生しないか、輻輳要因となっているコ
ネクションと比較して低廃棄率を実現することが可能。
【0088】高輻輳状態に陥った場合には、該廃棄レベ
ルに該当するコネクションの入力ATMセルを廃棄する
ことにより、該廃棄レベル保証よりも高い廃棄レベル保
証をしている他のコネクションへの影響を無くすことが
可能。
【0089】輻輳判定レベルを個別に持つ構成としたた
め、廃棄レベルの違うQOS間のコネクションで、低廃
棄率を保証しない廃棄レベルのコネクションにおいて輻
輳状態が発生しても、他の低廃棄率を保証する廃棄レベ
ルのコネクションの、廃棄率への影響を防止できる。
【0090】低輻輳状態において、VCキュー内に蓄積
セルがあり、かつ、前記出力最低帯域を超えてATMセ
ルを出力している場合に限りATMセルの廃棄を行なう
構成を取ることにより、該コネクション上でデータ転送
が完全にスタックしてしまう様な状況を防止できる。こ
れにより、上位レイヤで輻輳検出が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態によるATMセルバッフ
ァシステムの構成を示すブロック図である。
【図2】 本発明の実施の形態による輻輳制御部の、詳
細な構成を示すブロック図である。
【図3】 本発明の実施の形態による蓄積制御カウンタ
構成を示す図である。
【図4】 本発明の実施の形態による切り替え制御部の
詳細な構成を示す図である。
【図5】 本発明の実施の形態による輻輳状態を説明す
る図である。
【図6】 本発明の実施の形態によるATMセルの構成
を説明する図である。
【図7】 本発明の実施の形態によるセル入力時の輻輳
制御部の動作を説明するフローチャートである。
【図8】 本発明の実施の形態によるセル出力時の輻輳
制御部の動作を説明するフローチャートである。
【図9】 本発明の実施の形態による蓄積制御カウンタ
のメモリのCLRビットの制御を説明するフローチャー
トである。
【図10】 本発明の実施の形態によるATMセルの入
力―出力の関係を示した、キュー状態の変化の動作を説
明する図である。
【図11】 本発明の実施の形態によるキュー状態の変
化の動作を説明する図である。
【符号の説明】
1 ATMセルバッファシステム 10 セル入力部 20 セル種別識別部 30 輻輳制御部 31 輻輳判定部 32 蓄積セルカウンタ 33 蓄積制御カウンタ 34 切り替え制御部 34−1 内部カウンタ 34−2 切り替え時間設定レジスタ 34−3 切り替え信号生成論理回路 35 蓄積判定部 40 ATMセルバッファ 41 蓄積制御部 42 バッファメモリ 43 VCキュー 44 アイドルキュー 45 出力制御部 50 セル出力部 190 低輻輳レベル閾値 200 高輻輳レベル閾値 210 輻輳無し状態 220 低輻輳状態 230 高輻輳状態

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ATMネットワークを構成する各種ネッ
    トワークノードにおけるATMセルのバッファリングを
    行なうATMセルバッファシステムにおいて、 前記ATMセルの輻輳制御を行なう輻輳制御部を備え、 前記輻輳制御部内に、各VCキュー別に一定周期毎の、
    ATMセルバッファから出力するATMセルの数をカウ
    ントする制御カウンタを備え、 前記輻輳制御部が各コネクション毎に、前記カウンタの
    カウント値を、次の前記一定周期毎におけるATMセル
    を蓄積する数を決定するための出力最低帯域と定めるこ
    とを特徴とするATMセルバッファシステム。
  2. 【請求項2】 前記制御カウンタが、 現在の前記一定周期におけるATMセルバッファから出
    力するATMセルの数を第1のカウント値としてカウン
    トする手段と、 前記一定周期の前周期おける第1のカウント値から、現
    在の前記一定周期におけるATMセルバッファに蓄積し
    たATMセル数を引いた数を第2のカウント値としてカ
    ウントする手段を有し、 前記第1のカウント値を、前記出力最低帯域と設定し、 前記第2のカウント値に基づいて、前記ATMセルを前
    記ATMセルバッファに蓄積するか廃棄するかを決定す
    ることを特徴とする請求項1に記載のATMセルバッフ
    ァシステム。
  3. 【請求項3】 前記輻輳制御部は、 ATMセルバッファの輻輳状態を各VCキュー毎に、輻
    輳無し状態、低輻輳状態、高輻輳状態の三状態で判定
    し、 輻輳無し状態の時には、前記制御カウンタの第2のカウ
    ント値に関係なくATMセルの蓄積を行い、 低輻輳状態の時には、VCキュー内に蓄積セルがあり、
    かつ、前記出力最低帯域を超えてATMセルを出力して
    いる場合に限りATMセルの廃棄を行ない、 高輻輳状態の時には、常にATMセルの廃棄を行なうよ
    うに制御することを特徴とする請求項2に記載のATM
    セルバッファシステム。
  4. 【請求項4】 前記輻輳制御部は、 前記ATMセルバッファの輻輳状態を各VCキュー毎
    に、輻輳無し状態、低輻輳状態、高輻輳状態の三状態に
    よって判定する輻輳判定部と、 VCキュー毎に蓄積セル数をカウントし、入力ATMセ
    ルを蓄積する直前において蓄積セルに有無を通知する蓄
    積セルカウンタとを備え、 前記輻輳判定部における判定結果と前記蓄積セルカウン
    タからの通知に基づき、ATMセルの蓄積か廃棄の判断
    を行なうことを特徴とする請求項3に記載のATMセル
    バッファシステム。
  5. 【請求項5】 前記制御カウンタは、前記第1のカウン
    ト値を格納する第1の領域と、前記第2のカウント値を
    蓄積可能カウンタ値として格納する第2の領域の、2つ
    の領域を有し、 前記輻輳制御部は、前記一定周期毎に前記第1の領域と
    前記第2の領域の切り替えを行なう切り替え制御部を備
    え、 前記切り替え制御部による領域の切り替えにより、前記
    第1のカウント値を、前記第2のカウント手段に渡すよ
    うに構成したことを特徴とする請求項2に記載のATM
    セルバッファシステム。
  6. 【請求項6】 前記切り替え制御部が、 前記2つの領域の切り替えを行なう一定時間を予め設定
    するレジスタと、 前記レジスタに設定された前記一定時間のカウントを行
    なう内部カウンタと、 前記内部カウンタの値が前記一定時間に達した時点で、
    領域切り替え信号を生成する論理回路から成る構成であ
    ることを特徴とする請求項5に記載のATMセルバッフ
    ァシステム。
  7. 【請求項7】 前記各VCキューからの出力要求信号に
    基づいて、出力するATMセルのVCキューの優先制御
    を、VC単位のシェーピングによる出力レート制御と、
    前記各VCキューからの出力要求との調停を遅延優先順
    位に従って行ない、VCキューを選択する出力制御部を
    備え、 かつ、前記出力制御部は、帯域保証のあるQOSクラス
    間のコネクションの、VCキューからの出力要求に対し
    ては、該帯域が保証できるようシェーピングを行い出力
    要求の受付を制限し、 帯域保証のないQOSクラス間のコネクションの、VC
    キューからの出力要求に対しては、帯域保証のためのシ
    ェーピングを行なわないことを特徴とする請求項1乃至
    請求項6に記載のATMセルバッファシステム。
  8. 【請求項8】 ATMネットワークを構成する各種ネッ
    トワークノードにおけるATMセルのバッファリングを
    行ない、前記ATMセルの輻輳制御を行なう輻輳制御部
    を備えるATMセルバッファシステムにおいて、 前記輻輳制御部において、 各VCキュー別に一定周期毎の、ATMセルバッファか
    ら出力するATMセルの数をカウントし、 各コネクション毎に、前記カウント値を、次の前記一定
    周期毎におけるATMセルを蓄積する数を決定するため
    の出力最低帯域と設定することを特徴とするATMセル
    バッファシステムの輻輳制御方法。
  9. 【請求項9】 前記カウントステップが、 現在の前記一定周期におけるATMセルバッファから出
    力するATMセルの数を第1のカウント値としてカウン
    トするステップと、 前記一定周期の前周期おける第1のカウント値から、現
    在の前記一定周期におけるATMセルバッファに蓄積し
    たATMセル数を引いた数を第2のカウント値としてカ
    ウントするステップを有し、 前記第1のカウント値を、前記出力最低帯域と設定し、 前記第2のカウント値に基づいて、前記ATMセルを前
    記ATMセルバッファに蓄積するか廃棄するかを決定す
    ることを特徴とする請求項1に記載のATMセルバッフ
    ァシステムの輻輳制御方法。
  10. 【請求項10】 ATMセルバッファの輻輳状態を各V
    Cキュー毎に、輻輳無し状態、低輻輳状態、高輻輳状態
    の三状態で判定し、 輻輳無し状態の時には、前記第2のカウント値に関係な
    くATMセルの蓄積を行い、 低輻輳状態の時には、VCキュー内に蓄積セルがあり、
    かつ、前記出力最低帯域を超えてATMセルを出力して
    いる場合に限りATMセルの廃棄を行ない、 高輻輳状態の時には、常にATMセルの廃棄を行なうよ
    うに制御することを特徴とする請求項9に記載のATM
    セルバッファシステムの輻輳制御方法。
  11. 【請求項11】 前記ATMセルバッファの輻輳状態を
    各VCキュー毎に、輻輳無し状態、低輻輳状態、高輻輳
    状態の三状態によって判定し、 VCキュー毎に蓄積セル数をカウントし、入力ATMセ
    ルを蓄積する直前において蓄積セルに有無を通知し、 前記輻輳状態の判定結果と前記蓄積セルの有無の通知に
    基づき、ATMセルの蓄積か廃棄の判断を行なうことを
    特徴とする請求項10に記載のATMセルバッファシス
    テムの輻輳制御方法。
  12. 【請求項12】 前記各VCキューからの出力要求信号
    に基づいて、出力するATMセルのVCキューの優先制
    御を、VC単位のシェーピングによる出力レート制御
    と、前記各VCキューからの出力要求との調停を遅延優
    先順位に従って行ない、VCキューを選択し、 帯域保証のあるQOSクラス間のコネクションの、VC
    キューからの出力要求に対しては、該帯域が保証できる
    ようシェーピングを行い出力要求の受付を制限し、 帯域保証のないQOSクラス間のコネクションの、VC
    キューからの出力要求に対しては、帯域保証のためのシ
    ェーピングを行なわないことを特徴とする請求項8乃至
    請求項11に記載のATMセルバッファシステムの輻輳
    制御方法。
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