JPH09261238A - 共有バッファ型atmスイッチ - Google Patents

共有バッファ型atmスイッチ

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JPH09261238A
JPH09261238A JP6802796A JP6802796A JPH09261238A JP H09261238 A JPH09261238 A JP H09261238A JP 6802796 A JP6802796 A JP 6802796A JP 6802796 A JP6802796 A JP 6802796A JP H09261238 A JPH09261238 A JP H09261238A
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JP
Japan
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buffer
cell
output highway
occupancy
input
Prior art date
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JP6802796A
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Inventor
Toshiaki Arikawa
寿秋 有川
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各出力ハイウェイで共有するバッファを効率
よく利用でき、特定の出力ハイウェイに負荷が集中した
場合でも、他の低負荷の出力ハイウェイへ向かうセルの
廃棄発生を抑制することができるATMスイッチを提供
する。 【解決手段】 バッファ全体占有量監視部8により監視
されるバッファ全体のバッファ占有量がしきい値A1以
上となった時点で、各出力ハイウェイ#1〜#Nのう
ち、出力ハイウェイ占有量監視部9で監視されるバッフ
ァ占有量がしきい値H以上の出力ハイウェイへ向かうセ
ルの入力が、入力制御演算部7からのセル入力停止指示
に応じて、入力バッファ11〜1Mにて停止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、共有バッファ型A
TMスイッチに関し、特に複数本の入力ハイウェイから
入力されたATMセルを、各出力ハイウェイで共有され
るセル蓄積バッファを介して所定の出力ハイウェイに交
換出力する共有バッファ型ATMスイッチに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の共有バッファ型ATMス
イッチでは、特定の出力ハイウェイに負荷が集中した場
合でも、他の出力ハイウェイの負荷が低い場合には、セ
ルの廃棄が起こらないようにするため、図3に示すよう
な構成となっている(例えば、特開平5−153150
号公報など)。
【0003】図3において、セル多重部2は、M本(M
は2以上の整数)の入力ハイウェイ#1〜#Mをセル単
位で時分割多重するものである。またセル蓄積バッファ
3は、セル多重部2から送られてくるセルを一時的に蓄
えるもので、書き込みアドレス制御部5および読み出し
アドレス制御部6により、セル書き込みアドレスおよび
読み出しアドレスが制御される。
【0004】空きアドレスバッファ10は、セル蓄積バ
ッファ3の空きアドレスを、読み出しアドレス制御部6
から出力された順番に蓄えるものである。読み出しアド
レスバッファ111〜11Nは、セル蓄積バッファ3に
蓄えられたセルのアドレスをN本(Nは2以上の整数)
の各出力ハイウェイ#1〜#Nごとに、書き込みアドレ
ス制御部5から出力された順番に蓄えるものである。
【0005】セル分離部4は、セル蓄積バッファ3から
読み出されたセルを分離し、各出力ハイウェイ#1〜#
Nへ出力する。しきい値超過検出部21は、各読み出し
アドレスバッファ111〜11Nを監視することによ
り、各出力ハイウェイごとにセル蓄積バッファ3内のバ
ッファ占有量を監視して、所定のしきい値を超過してい
る出力ハイウェイを各入力廃棄部121〜12Mへ通知
し、各入力廃棄部121〜12Mにて、通知された出力
ハイウェイに向かうセルが廃棄されるものとなってい
た。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の共有バッファ型ATMスイッチでは、本来、
各出力ハイウェイごとに設けられるバッファを、1つの
セル蓄積バッファ3で共有するとともに、各出力ハイウ
ェイごとのバッファ占有量にしきい値を設けて、単にこ
のしきい値を超過した場合には、バッファ占有量がしき
い値を超過した出力ハイウェイへ向かうセルを廃棄する
ものとなっているため、バッファの共有化によるセル廃
棄の回避があまり効果的ではないという問題点があっ
た。
【0007】例えば、各出力ハイウェイのバッファ占有
量のしきい値をセル蓄積バッファ3の容量の1/Nとし
た場合、任意の出力ハイウェイのバッファ占有量が1/
N以上となった場合には、セル蓄積バッファ3に空き容
量がある場合であっても、その出力ハイウェイへ向かう
セルが廃棄されるという問題点があった。また、これを
回避するためにしきい値をセル蓄積バッファ3の容量の
1/2とした場合、1つ以上の任意の出力ハイウェイに
負荷が集中した場合、これら出力ハイウェイに向かうセ
ルがセル蓄積バッファ3内に多数蓄積されるものとな
る。
【0008】この場合には、いずれかの出力ハイウェイ
のバッファ占有量がしきい値以上となった時点で、残り
1/2を他のすべての出力ハイウェイで利用しなければ
ならなくなり、他の出力ハイウェイの負荷がそれぞれし
きい値よりも十分低い場合でも、セル蓄積バッファ3に
余裕がなく、負荷の低い出力ハイウェイへ向かうセルが
廃棄される可能性が高くなるという問題点があった。本
発明は、このような課題を解決するためのものであり、
各出力ハイウェイで共有するバッファを効率よく利用で
き、特定の出力ハイウェイに負荷が集中した場合でも、
他の低負荷の出力ハイウェイへ向かうセルの廃棄発生を
抑制することができるATMスイッチを提供することを
目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明による共有バッファ型ATMスイッチ
は、個々の出力ハイウェイによるセル蓄積バッファのバ
ッファ占有量を監視する出力ハイウェイ占有量監視部
と、すべての出力ハイウェイによるセル蓄積バッファの
バッファ占有量を監視するバッファ全体占有量監視部
と、出力ハイウェイ占有量監視部からの各出力ハイウェ
イのバッファ占有量に基づいて所定の出力ハイウェイへ
向かうセルのセル入力停止制御を行うとともに、バッフ
ァ全体占有量監視部からのバッファ全体のバッファ占有
量に応じて、セル入力停止制御の要否を判断する入力制
御監視部と、入力制御監視部からのセル入力停止制御に
基づいて、各入力ハイウェイから所定の出力ハイウェイ
へ向かうセルの入力を停止するセル入力停止手段とを備
えるものである。したがって、入力制御監視部により、
出力ハイウェイ占有量監視部からの各出力ハイウェイの
バッファ占有量に基づいて所定の出力ハイウェイへ向か
うセルのセル入力停止制御が行われるとともに、バッフ
ァ全体占有量監視部からのバッファ全体のバッファ占有
量に応じて、セル入力停止制御の要否が判断される。
【0010】また、バッファ全体のバッファ占有量に対
してセル蓄積バッファの上限容量によりセル廃棄が発生
する直前のバッファ占有量より小さいバッファ占有量を
第1のしきい値として設定するとともに、個々の出力ハ
イウェイのバッファ占有量に対して第1のしきい値より
小さいバッファ占有量を第2のしきい値として設定し、
入力制御演算部にて、バッファ全体のバッファ占有量が
第1のしきい値以上となった場合には、個々の出力ハイ
ウェイのバッファ占有量が第2のしきい値以上となって
いる出力ハイウェイに対してセル入力停止を行うように
したものである。したがって、入力制御演算部により、
バッファ全体のバッファ占有量が第1のしきい値以上と
なった場合には、個々の出力ハイウェイのバッファ占有
量が第2のしきい値以上となっている出力ハイウェイに
対してセル入力停止が行われる。
【0011】また、バッファ全体のバッファ占有量に対
してセル蓄積バッファの上限容量によりセル廃棄が発生
する直前のバッファ占有量より小さいバッファ占有量を
第1のしきい値として設定するとともに、個々の出力ハ
イウェイのバッファ占有量に対して第1のしきい値より
小さいバッファ占有量を第2のしきい値として設定し、
入力制御演算部にて、バッファ全体のバッファ占有量が
第1のしきい値を下回っている場合には、個々の出力ハ
イウェイのバッファ占有量が第2のしきい値以上となっ
ている出力ハイウェイに対してセル入力停止を行わない
ようにしたものである。したがって、入力制御演算部に
より、バッファ全体のバッファ占有量が第1のしきい値
を下回っている場合には、個々の出力ハイウェイのバッ
ファ占有量が第2のしきい値以上となっている出力ハイ
ウェイに対してセル入力停止が行われない。
【0012】また、セル入力停止手段は、各出力ハイウ
ェイごとにその出力ハイウェイへ向かうセルを一時的に
蓄積するバッファを有するものである。したがって、入
力制御演算部からのセル入力停止制御に応じて、各セル
入力停止手段内のバッファのうち、所定出力ハイウェイ
に対応するバッファにその出力ハイウェイへ向かう入力
セルが一時的に蓄積される。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、本発明について図面を参照
して説明する。図1は本発明の一実施の形態である共有
バッファ型ATMスイッチを示すブロック図であり、同
図において、前述の説明と同じまたは同様部分について
は同一符号を付してある。図1において、8は空きアド
レスバッファ10の使用量を監視することによりN本
(Nは2以上の整数)の全出力ハイウェイ#1〜#Nに
よるセル蓄積バッファ3のバッファ占有量を監視するバ
ッファ全体占有量監視部である。
【0014】、9は各出力ハイウェイ#1〜#Nに対応
する読み出しアドレスバッファ111〜11Nの使用量
を監視することにより、各出力ハイウェイごとによるセ
ル蓄積バッファ3のバッファ占有量を監視する出力ハイ
ウェイ占有量監視部、7はバッファ全体占有量監視部8
からの全出力ハイウェイによるバッファ占有量および出
力ハイウェイ占有量監視部9から各出力ハイウェイによ
るバッファ占有量に基づいて、各出力ハイウェイ#1〜
#Nごとにセルの入力停止制御の要否を決定する入力制
御演算部である。
【0015】11〜1MはM本(Mは2以上の整数)の
各入力ハイウェイ#1〜#Mごとに設けられた入力バッ
ファであり、それぞれ各出力ハイウェイ#1〜#Nごと
に読み書き可能なバッファ、例えばFIFO(First-In
First-Out)を有しており、それぞれ入力ハイウェイか
らの入力セルをFIFOに書き込むとともに、書き込ん
だ順に読み出してセル多重部2に出力する。また、入力
制御演算部7からの所定の出力ハイウェイに対するセル
入力停止指示に応じて、その出力ハイウェイに対応する
FIFOからのセル読み出しを停止して入力セルを一時
蓄積し、セル入力停止指示の解除に応じてそのFIFO
からのセル読み出しを再開する。
【0016】次に、図1および図2を参照して、本発明
の動作を説明する。図2は入力制御演算部におけるセル
の入力停止制御を示す説明図である。ここでは、セル蓄
積バッファ3における各出力ハイウェイ#1〜#Nによ
るバッファ占有量にそれぞれしきい値H(第2のしきい
値)が設けられているとともに、セル蓄積バッファ3に
おけるバッファ全体のバッファ占有量にしきい値A1
(第1のしきい値)およびしきい値A2が設けられてお
り、これらしきい値の組合せによりセル入力停止が必要
であると判断した場合にのみセル停止指示を各入力バッ
ファ11〜1Mに通知する。
【0017】例えば、バッファ全体のバッファ占有量の
しきい値A2を、セル蓄積バッファ3の上限容量により
セル廃棄が発生する直前のバッファ占有量とし、しきい
値A1をしきい値A2より小さい値(A1<A2)とす
る。また、各出力ハイウェイによるバッファ占有量のし
きい値Hは、しきい値A1より小さい値とし、例えば、
しきい値Hの総和(H×N)がバッファ全体のバッファ
占有量のしきい値A2になる(A2=H×N)ように設
定しておく。
【0018】ここで、バッファ全体のバッファ占有量が
しきい値A1以上となった場合、バッファ占有量がしき
い値H以上の出力ハイウェイがあれば、その出力ハイウ
ェイへ向かうセルの入力を停止させる。この後、バッフ
ァ全体のバッファ占有量がしきい値A1を下回った場
合、またはセル入力停止中の出力ハイウェイのバッファ
占有量がしきい値Hを下回った場合に、そのセル入力の
停止を解除する。
【0019】なお、バッファ全体のバッファ占有量がし
きい値A1以上となっている場合でも、バッファ占有量
がしきい値H以上の出力ハイウェイがない場合というこ
とは、各出力ハイウェイのバッファ占有量が均等である
と判断して、バッファ全体のバッファ占有量がしきい値
A2以上となるか、またはいずれかの出力ハイウェイの
バッファ占有量がしきい値H以上となるまではセル入力
を停止しない。
【0020】また、バッファ全体のバッファ占有量がし
きい値A2を越えた場合には、全ての出力ハイウェイに
向かうセル入力を、バッファ全体の占有量がしきい値A
2以上となっている間だけ停止する。さらに、この状態
で出力ハイウェイのバッファ占有量がしきい値H以上と
なる出力ハイウェイが発生した場合には、その出力ハイ
ウェイへ向かうセル入力を、バッファ全体の占有量がし
きい値A1またはその出力ハイウェイのバッファ占有量
がしきい値Hを下回るまで停止する。
【0021】このように、バッファ全体占有量監視部8
からのバッファ全体のバッファ占有量に応じて、出力ハ
イウェイ占有量監視部9からの個々の出力ハイウェイの
バッファ占有量に基づくセル入力停止制御の要否を入力
制御演算部7により判断するようにしたので、従来のよ
うに、単に各出力ハイウェイごとのバッファ占有量にし
きい値を設けて、このしきい値を超過した場合にはバッ
ファ占有量がしきい値を超過している出力ハイウェイへ
向かうセルを廃棄するものと比較して、バッファ全体の
バッファ占有量に応じたより柔軟なセル入力停止制御を
行うことが可能となり、各出力ハイウェイで共有するセ
ル蓄積バッファを効率よく利用することが可能となる。
【0022】また、バッファ全体のバッファ占有量がし
きい値A1以上となった時点で、出力ハイウェイのバッ
ファ占有量がしきい値H以上の出力ハイウェイへ向かう
セルの入力を停止するようにしたので、セル入力停止制
御を行った時点で比較的負荷が小さくセル入力停止が行
われていない他の出力ハイウェイで、現在使用している
バッファ容量に加えて、しきい値A1からしきい値A2
までのバッファ容量を利用することが可能となり、他の
出力ハイウェイへの入力セルの増加に対して対応するこ
とができる。
【0023】さらに、セル入力が停止された出力ハイウ
ェイに対して、バッファ全体のバッファ占有量がしきい
値A1を下回るまで、あるいはその出力ハイウェイのバ
ッファ占有量がしきい値Hを下回るまで、継続してセル
入力停止が指示されるものとなり、このセル入力停止に
より徐々に低減するバッファ占有量を、他の出力ハイウ
ェイで利用することが可能となる。
【0024】また、特定の出力ハイウェイのバッファ占
有量がしきい値H以上となった場合でも、バッファ全体
のバッファ占有量がしきい値A1以上となるまで、その
出力ハイウェイに対する入力セルの停止が行われないこ
とから、バッファ全体のバッファ占有量がしきい値A1
を下回っている場合には、任意の出力ハイウェイにてし
きい値H以上のバッファ占有量を利用することが可能と
なり、一時的にセル入力量が増加するバースト的なトラ
フィックに対しても柔軟に対応することが可能となる。
【0025】また、所定の出力ハイウェイへ向かうセル
を停止する手段として、各出力ハイウェイへ向かうセル
を各出力ハイウェイごとに一時的に蓄積するバッファを
有する入力バッファを、それぞれの入力ハイウェイに設
けるようにしたので、入力停止指示があっても直ちにセ
ル廃棄が行われず、セル廃棄が発生する確率を低減する
ことが可能となる。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、個々の
出力ハイウェイによるセル蓄積バッファのバッファ占有
量を監視する出力ハイウェイ占有量監視部と、すべての
出力ハイウェイによるセル蓄積バッファのバッファ占有
量を監視するバッファ全体占有量監視部とを設けて、出
力ハイウェイ占有量監視部からの各出力ハイウェイのバ
ッファ占有量に基づいて所定の出力ハイウェイへ向かう
セルのセル入力停止制御を行うとともに、バッファ全体
占有量監視部からのバッファ全体のバッファ占有量に応
じて、セル入力停止の要否を判断するようにしたもので
ある。
【0027】したがって、従来のように、単に各出力ハ
イウェイごとのバッファ占有量にしきい値を設けて、こ
のしきい値を超過した場合にはバッファ占有量がしきい
値を超過している出力ハイウェイへ向かうセルを廃棄す
るものと比較して、バッファ全体のバッファ占有量に応
じたより柔軟なセル入力停止制御を行うことが可能とな
り、各出力ハイウェイで共有するセル蓄積バッファを効
率よく利用することが可能となる。
【0028】また、バッファ全体のバッファ占有量に対
してセル蓄積バッファの上限容量によりセル廃棄が発生
する直前のバッファ占有量より小さいバッファ占有量を
第1のしきい値として設定するとともに、個々の出力ハ
イウェイのバッファ占有量に対して第1のしきい値より
小さいバッファ占有量を第2のしきい値として設定し、
バッファ全体のバッファ占有量が第1のしきい値以上と
なった場合には、個々の出力ハイウェイのバッファ占有
量が第2のしきい値以上となっている出力ハイウェイに
対してセル入力停止を行うようにしたものである。
【0029】したがって、セル入力停止制御を行った時
点で比較的負荷が小さくセル入力停止が行われていない
他の出力ハイウェイで、現在使用しているバッファ容量
に加えて、第1のしきい値からセル蓄積バッファ上限ま
でのバッファ容量を利用することが可能となり、他の出
力ハイウェイへの入力セルの増加に対して対応すること
ができる。さらに、セル入力が停止された出力ハイウェ
イに対して、バッファ全体のバッファ占有量が第1のし
きい値を下回るまで、あるいはその出力ハイウェイのバ
ッファ占有量が第2のしきい値を下回るまで、継続して
セル入力停止が指示されるものとなり、このセル入力停
止により徐々に低減するバッファ占有量を、他の出力ハ
イウェイで利用することが可能となる。
【0030】また、バッファ全体のバッファ占有量に対
してセル蓄積バッファの上限容量によりセル廃棄が発生
する直前のバッファ占有量より小さいバッファ占有量を
第1のしきい値として設定するとともに、個々の出力ハ
イウェイのバッファ占有量に対して第1のしきい値より
小さいバッファ占有量を第2のしきい値として設定し、
入力制御演算部にて、バッファ全体のバッファ占有量が
第1のしきい値を下回っている場合には、個々の出力ハ
イウェイのバッファ占有量が第2のしきい値以上となっ
ている出力ハイウェイに対してセル入力停止を行わない
ようにしたものである。
【0031】したがって、バッファ全体のバッファ占有
量が第1のしきい値を下回っている場合には、任意の出
力ハイウェイにて第2のしきい値以上のバッファ占有量
を利用することが可能となり、一時的にセル入力量が増
加するバースト的なトラフィックに対しても柔軟に対応
することが可能となる。
【0032】また、入力制御演算部からのセル入力停止
制御に応じて、各セル入力停止手段内のバッファのう
ち、所定出力ハイウェイに対応するバッファにその出力
ハイウェイへ向かう入力セルを一時的に蓄積するように
したので、セル入力停止指示があっても直ちにセル廃棄
が行われず、セル廃棄が発生する確率を低減することが
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態による共有バッファ型
ATMスイッチのブロック図である。
【図2】 入力制御演算部におけるセルの入力停止制御
を示す説明図である。
【図3】 従来の共有バッファ型ATMスイッチのブロ
ック図である。
【符号の説明】
11〜1M…入力バッファ、2…セル多重部、3…セル
蓄積バッファ、4…セル分離部、5…書き込みアドレス
制御部、6…読み出しアドレス制御部、7…入力制御演
算部、8…バッファ全体占有量監視部、9…出力ハイウ
ェイ占有量監視部、10…空きアドレスバッファ、11
1〜11N…読み出しアドレスバッファ。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数本の入力ハイウェイから入力された
    ATMセルを、各出力ハイウェイで共有されるセル蓄積
    バッファを介して所定の出力ハイウェイに交換出力する
    共有バッファ型ATMスイッチにおいて、 個々の出力ハイウェイによるセル蓄積バッファのバッフ
    ァ占有量を監視する出力ハイウェイ占有量監視部と、 すべての出力ハイウェイによるセル蓄積バッファのバッ
    ファ占有量を監視するバッファ全体占有量監視部と、 出力ハイウェイ占有量監視部からの各出力ハイウェイの
    バッファ占有量に基づいて所定の出力ハイウェイへ向か
    うセルのセル入力停止制御を行うとともに、バッファ全
    体占有量監視部からのバッファ全体のバッファ占有量に
    応じて、前記セル入力停止制御の要否を判断する入力制
    御監視部と、 入力制御監視部からのセル入力停止制御に基づいて、各
    入力ハイウェイから所定の出力ハイウェイへ向かうセル
    の入力を停止するセル入力停止手段とを備えることを特
    徴とする共有バッファ型ATMスイッチ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の共有バッファ型ATMス
    イッチにおいて、 バッファ全体のバッファ占有量に対してセル蓄積バッフ
    ァの上限容量によりセル廃棄が発生する直前のバッファ
    占有量より小さいバッファ占有量を第1のしきい値とし
    て設定するとともに、個々の出力ハイウェイのバッファ
    占有量に対して第1のしきい値より小さいバッファ占有
    量を第2のしきい値として設定し、 入力制御演算部は、バッファ全体のバッファ占有量が第
    1のしきい値以上となった場合には、個々の出力ハイウ
    ェイのバッファ占有量が第2のしきい値以上となってい
    る出力ハイウェイに対してセル入力停止を行うようにし
    たことを特徴とする共有バッファ型ATMスイッチ。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の共有バッファ型ATMス
    イッチにおいて、 バッファ全体のバッファ占有量に対してセル蓄積バッフ
    ァの上限容量によりセル廃棄が発生する直前のバッファ
    占有量より小さいバッファ占有量を第1のしきい値とし
    て設定するとともに、個々の出力ハイウェイのバッファ
    占有量に対して第1のしきい値より小さいバッファ占有
    量を第2のしきい値として設定し、 入力制御演算部は、バッファ全体のバッファ占有量が第
    1のしきい値を下回っている場合には、個々の出力ハイ
    ウェイのバッファ占有量が第2のしきい値以上となって
    いる出力ハイウェイに対してセル入力停止を行わないよ
    うにしたことを特徴とする共有バッファ型ATMスイッ
    チ。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の共有バッファ型ATMス
    イッチにおいて、 セル入力停止手段は、各出力ハイウェイごとにその出力
    ハイウェイへ向かうセルを一時的に蓄積するバッファを
    有することを特徴とする共有バッファ型ATMスイッ
    チ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999022558A3 (en) * 1997-11-04 1999-07-15 Nokia Telecommunications Oy Buffer management method for sharing the storage capacity of a buffer between its users
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