JP2000332567A - 圧電デバイスおよびその製造方法 - Google Patents
圧電デバイスおよびその製造方法Info
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Abstract
容易な圧電デバイス、およびその製造方法を提供する。 【解決手段】 薄板部11aと厚板部11bとを備え、
少なくとも薄板部11aが圧電性材料で形成されている
圧電性基板11と、励振電極12とを備える。励振電極
12は、薄板部11aの一主面に形成された励振電極1
2aと、薄板部11aの他主面に形成された励振電極1
2bとを備える。
Description
し、特にたとえば、圧電振動子または圧電フィルタに関
する。
ジタル化により、小型で高周波の振動子や小型で広帯域
のIFフィルタが強く求められている。これらの振動
子、フィルタには、従来、エネルギー閉じ込め型の圧電
振動子、圧電フィルタが用いられているが、近年、さら
に小型、広帯域のものが求められるようになっている。
エネルギー閉じこめ型の圧電フィルタとしては水晶フィ
ルタが最も広く用いられてきたが、水晶を用いた場合に
は、材料のもつ電気−機械結合係数が小さいことから、
帯域の広いフィルタを構成することが困難である。
て一例を説明する。図14(A)は斜視図、図14
(B)は断面図である。図14を参照して、従来の圧電
振動子1は、圧電性基板2と励振電極3と導電性ペース
ト4とを備える。圧電振動子1は、導電性ペースト4に
よって固定平面5に固定され、振動空間6が確保され
る。
て他の一例を説明する。図15(A)は斜視図、図15
(B)は断面図である。図15の圧電振動子1aは、導
電性ペースト4が圧電性基板2の一端にのみ形成されて
いる点で、図14の圧電振動子1と異なる。
込め圧電デバイスでは、素子の厚みが素子の共振周波数
に反比例するため、高周波の振動子、広帯域のフィルタ
を得るためには、圧電性基板を薄くすることが必要であ
る。
圧電デバイスでは、製造や取り扱いの困難さから圧電性
基板を一定以上に薄くすることが困難であるという課題
があった。
ラミクスが用いた場合、圧電単結晶や圧電セラミクスは
一般に脆い性質を示すため、板厚が薄い圧電性基板2を
得ることが困難である。したがって、従来の圧電デバイ
スでは、高周波に対応した圧電デバイスを得ることが困
難であった。
は、高周波に対応し、かつ取り扱いおよび製造が容易な
圧電デバイス、およびその製造方法を提供することを目
的とする。
め、本発明の圧電デバイスは、厚み振動に用いる圧電性
基板(少なくとも一部が圧電性材料からなる基板)と、
前記厚み振動を行うための励振電極とを備える圧電デバ
イスであって、前記圧電性基板は、板厚が薄い薄板部と
板厚が厚い厚板部とを備え、前記薄板部が圧電性材料か
らなり、前記励振電極が、前記薄板部の一主面および他
主面に形成されていることを特徴とする。上記本発明の
圧電デバイスでは、高周波に対応させるべく振動部を薄
くしても、厚板部があるために取り扱いおよび製造が容
易である。したがって、高周波に対応し、かつ取り扱い
および製造が容易な圧電デバイスが得られる。
層された圧電性を有する2枚の基板からなり、前記2枚
の基板の分極方向が略逆方向であることが好ましい。こ
れによって、より高周波に対応した圧電デバイスが得ら
れる。
は、圧電性を有する第1の基板と、前記第1の基板とは
異なる第2の基板とからなり、前記第1の圧電性基板が
前記薄板部を構成し、前記第1および前記第2の基板が
前記厚板部を構成することが好ましい。これによって、
製造がさらに容易な圧電デバイスが得られる。
された前記励振電極は、前記薄板部の前記厚板部側の一
端から他端にわたって連続して形成されていることが好
ましい。これによって、スプリアスが小さい圧電デバイ
スが得られる。
前記他主面に形成されている前記励振電極が2つの電極
からなり、フィルタ機能を備えることが好ましい。これ
によって、高周波に対応し、かつ取り扱いおよび製造が
容易な圧電フィルタが得られる。
らに備え、前記振動吸収手段は、前記厚板部に形成され
ていることが好ましい。これによって、スプリアスが小
さい圧電デバイスが得られる。
のエッチピットが形成されており、前記振動吸収手段が
前記複数のエッチピットであることが好ましい。これに
よって、スプリアスが小さく製造が容易な圧電デバイス
が得られる。
前記厚板部の端面に形成された振動吸収部材をさらに備
え、前記振動吸収手段が前記振動吸収部材であることが
好ましい。これによって、スプリアスが小さく製造が容
易な圧電デバイスが得られる。
記薄板部に連なる部分が、テーパ形状を有することが好
ましい。これによって、生産性および信頼性が高い圧電
デバイスが得られる。
円状の形状を有することが好ましい。これによって、取
り扱いが特に容易な圧電デバイスが得られる。
は、厚み振動に用いる圧電性基板(少なくとも一部が圧
電性材料からなる基板)と、前記厚み振動を行うための
励振電極とを備える圧電デバイスの製造方法であって、
板厚が厚い厚板部と板厚が薄く圧電性材料からなる薄板
部とを備える圧電性基板を形成する第1の工程と、前記
薄板部の一主面および他主面に前記励振電極を形成する
第2の工程と、前記第2の工程を経た前記圧電性基板を
素子ごとに分割する第3の工程とを備えることを特徴と
する。上記製造方法によれば、本発明の圧電デバイスを
容易に製造できる。
電性材料からなる基板に溝を形成することによって行わ
れることが好ましい。
電性材料からなる基板を研削することによって行われる
ことが好ましい。
通孔を備える第1の基板と、圧電性材料からなる第2の
基板とを接合する工程と、その後、前記第2の基板を研
磨して薄板化する工程とを備えることが好ましい。
に、前記厚板部にエッチピットを形成する工程をさらに
備えることが好ましい。
前記厚板部に振動吸収部材を形成する第4の工程をさら
に備えることが好ましい。
層された圧電性を有する2枚の基板からなり、前記第1
の工程において前記圧電性基板を形成する工程が、前記
2枚の基板を互いの分極方向が略反対方向となるように
接合する工程を含むことが好ましい。
て、図面を参照しながら説明する。
圧電デバイスについて、圧電振動子の一例を説明する。
図1(A)および(B)に示す。図1(B)は、図1
(A)の裏面を表している。
電性基板11と、励振電極12(励振電極12aおよび
12bからなる)とを備える。
基板であって、板厚が薄い薄板部11aと板厚が厚い厚
板部11bとを備える。図1には、薄板部11aと厚板
部11bとが同一の基板で形成されている場合を示して
いるが、薄板部11aと厚板部11bとが別の基板で形
成されてもよい。このとき、圧電性基板11の少なくと
も薄板部11aは圧電性材料からなる。圧電性材料とし
ては、たとえば、タンタル酸リチウム(LiTa
O3)、ニオブ酸リチウム(LiNbO3)、水晶、PZ
Tなどの圧電セラミクスなどを用いることができる。厚
板部11bは、特に材料の制限はないが、薄板部11a
と同様に圧電性材料を用いることができる。
に応じてエッチピットを形成してもよい。また、圧電性
基板11は、厚板部11bから薄板部11aに連なる部
分がテーパ形状を有するものであってもよい。また、圧
電性基板11は、2枚の基板を貼り合わせたものであっ
てもよい。また、薄板部11aは、略半円状の形状であ
ってもよい。
形成された励振電極12aと、薄板部11aの他主面に
形成された励振電極12bとを備える。励振電極12
は、薄板部11aを振動させるための電極であり、たと
えばクロムを下地とした金からなる。励振電極12は、
取り出し電極13を介して端子電極14に接続されてい
る。
じて様々な形状に形成される。たとえば、励振電極12
aおよび12bは、薄板部11aを挟んで略対称に形成
してもよい。また、励振電極12aおよび12bのいず
れか一方を、圧電性基板11の一主面または他主面の全
面に形成してもよい。また、励振電極12aは、薄板部
11aの厚板部11b側の一端から他端にわたって連続
に形成してもよい(薄板部11aの全幅に形成してもよ
い)。
は、必要に応じて、振動吸収手段を備えてもよい。振動
吸収手段には、たとえば、厚板部11bの端面に形成さ
れた振動吸収部材を用いることができる。このとき、振
動吸収部材には、たとえば、エポキシ樹脂、ポリイミ
ド、導電性ペーストなど、弾性を有する材料が好ましい
が、その他、金属、絶縁物、酸化物などでもよい。ま
た、厚板部11bにエッチピットを形成し、これを振動
吸収手段として用いてもよい。
圧電性基板11に、滑り振動の結合係数が大きいXcu
tのタンタル酸リチウム基板を用い(滑り振動の変位方
向は、図1(A)中の矢印Aで示す)、薄板部11aの
板厚を50μm、厚板部11bの板厚を300μm、素
子の外形を5mm×2.5mmとすると、共振周波数が
40MHz程度の圧電振動子が得られる。
1が、薄板部11aと厚板部11bとからなるため、薄
板部11aを薄くしても取り扱いが容易である。したが
って、圧電デバイス10によれば、高周波に対応し、か
つ取り扱いおよび製造が容易な圧電デバイスが得られ
る。
照)では、素子を固定平面5に対して略平行に固定する
ことが難しく、傾いて固定され振動部が固定平面に接触
すると、素子の振動を阻害するという問題があったが、
上記圧電デバイス10では、この問題を解消できる。す
なわち、厚板部11bの端面を固定平面に固定すること
によって、容易かつ確実に振動空間を確保することがで
きる。
1で説明した圧電デバイス10を製造する方法の一例に
ついて、図2および図3を参照しながら説明する。図2
は、圧電デバイス10の断面を示した製造工程の流れ図
である。
料からなり、一主面および他主面が略平行な基板21
(たとえば、板厚300μmのXcutのタンタル酸リ
チウム基板)を準備する。この厚みにおいては、基板2
1の取り扱いが容易で、大面積の基板を取り扱うことが
できる。
の一主面に溝22(深さが、たとえば250μm)を形
成することによって、薄板部11aを備える圧電性基板
11を得る。溝22は、たとえば、回転砥石23を用い
て形成できる。また、溝22は、プラズマ加工、放電加
工、レーザ加工、CVM、ドライエッチング、ウエット
エッチンなどによって形成してもよく、これらの方法を
用いることによって、加工精度よく溝22を形成でき
る。
1aの一主面および他主面に、励振電極12aおよび1
2bを形成する。また、必要に応じて、取り出し電極や
端子電極も同時に形成する。励振電極12aおよび12
bは、たとえば、メタルマスクを用いた蒸着法またはス
パッタリング法によって形成できる。このとき、段差部
を被覆するために、電極の回り込み性の高いスパッタリ
ング法を用いることが好ましい。
た溝22の方向と略平行に、圧電性基板11を切断す
る。
圧電性基板11を切断することによって、実施形態1の
圧電デバイス10が製造できる。
2の圧電デバイス10を、一括して大量に製造できる。
また、実施形態2の製造方法では、圧電性基板11の薄
い部分に触れることなく圧電性基板11を取り扱うこと
ができるため、歩留まりよく圧電デバイス10を製造で
きる。
他の方法を用いることができる。たとえば、図4に示す
ように、平面研削盤を用いて圧電性基板を削りだすこと
によって形成してもよい。たとえば、まず、図4(A)
に示すように、Ycutのタンタル酸リチウムからなる
基板40を準備する。その後、図4(B)に示すよう
に、平面研削盤41を用いて基板40を削り出すこと
で、Xcut面を振動面とすることができる。最後に、
図4(C)に示すように、基板40の斜め方向に配置し
た蒸着源42を用いて蒸着を行うことによって、電極4
3を形成することができる。
圧電デバイスについて、圧電振動子の他の一例を説明す
る。なお、上記実施形態と重複する部分については、説
明を省略する。
図5に示す。
板31と、励振電極32と、振動吸収部材33とを備え
る。圧電デバイス30の平面方向の大きさは、1.5m
m×1mmである。
枚の基板31cおよび31dからなる。2枚の基板31
cおよび31dは、板厚が薄い薄板部31a(板厚50
μm)と、板厚が厚い厚板部31b(板厚125μm)
とを形成する。基板31cは、薄板部31aでの板厚が
25μm、厚板部31bでの板厚が100μmである。
また、基板31dの板厚は25μmである。
大きなXcutのタンタル酸リチウム基板を用いてい
る。基板31cと基板31dとは、お互いの分極方向が
略反対方向となるように接合されている。このような構
成の圧電性基板31を用いることで、同じ厚みの基板に
おいて、通常は励振されない2倍波の振動が励振可能と
なり、共振周波数を2倍に高めることが可能になる(特
開平07−206600号参照)。たとえば、薄板部3
1aの厚みは、実施形態1で説明した圧電デバイス10
の一例と同じ50μmとなっているにもかかわらず、圧
電デバイス10の一例に対して約2倍の共振周波数(約
80MHz)を示す。
部31aにかけてテーパ形状を有している。
形成された励振電極32aと薄板部31aの他主面に形
成された励振電極32bとを備える。励振電極32a
は、薄板部31aの厚板部31b側の一端から他端にか
けて連続して形成されている(薄板部31aの全幅にわ
たって形成されている)。一方、励振電極32bは、薄
板部31aから厚板部31bにわたって全面に形成され
ている。圧電デバイス30では、励振電極32aと励振
電極32bの重なり合う部分にのみ振動が励振される。
る。
31が2枚の基板31cおよび31dからなっている
点、励振電極32aが薄板部31aの端面までにわたっ
て形成されている点、励振電極32bが裏面の全面に形
成されている点、厚板部31bの端面には振動吸収部材
33が塗布されている点で、図1に示した圧電デバイス
10とは異なるが、その他の点では実施形態1の圧電デ
バイスと同様である。
1で説明した圧電デバイス10と同様の効果が得られ
る。
32aが薄板部31aの全幅にわたって形成されてお
り、圧電性基板31の一方が厚くなっている構造のた
め、厚みの厚い方向の幅方向には振動は閉じ込められ
ず、その振動は幅方向に選択的に圧電性基板上を伝搬す
る。そのため、伝搬した波が圧電性基板31の厚板部3
1b側の端面にまで達し、振動吸収部材33によって効
果的にダンピングされ、結果として、スプリアスの小さ
い振動子が得られる。また、圧電性基板31の全体の伸
縮や幅方向の伸縮や、ずれに起因する不要振動も、振動
吸収部材33によって抑制できる。
aに形成された励振電極32aが、テーパ部を通じて厚
板部31bまで引き出されているため、実施形態2の圧
電デバイス10に比べて断線を起こしにくい形状となっ
ている。
部材33が、圧電性基板31の端面に形成されているた
め、振動吸収部材33と励振電極32との距離が遠く、
塗布時の流れ込みや、シミだしを抑えやすい。したがっ
て、圧電デバイス30によれば、製造が容易で特性ばら
つきが少ない圧電デバイスが得られる。
基板31c側を部分電極とし、基板31d側を全面電極
とする場合を示したが、この逆にしてもよい。この場
合、基板31d側の面は平坦であるため、電極のパター
ニングは通常のフォトリソグラフィ工程で行うことがで
き、より正確な電極形成が可能になる。
スの大きさや基板の板厚は一例であり、本発明の圧電デ
バイスはこれに限定されない(以下の実施形態において
同様である)。
3で説明した圧電デバイス30の製造方法について、一
例を説明する。
料からなる2枚の基板41および42を準備し、互いの
分極方向が略反対方向となるように接合する。
板42を所望の厚み(本実施形態では25μm)にまで
薄く研磨することによって、基板31dを形成する。こ
の時の厚みは、薄板部31aにおいて、基板31cの厚
みと基板31dの厚みとが等しくなるようにする。本実
施形態では、薄板部31aの最終厚みが50μmとなる
ため、基板31dは25μmの厚さに加工する。25μ
mの厚みの板は、単体では得ることが難しいが、基板4
2は接合された基板41によって裏打ちされているた
め、容易に薄板化することができる。この薄板化の工程
の後、回転砥石43を用いて基板41に溝44を形成す
ることによって、基板31cを形成する。この回転砥石
43は、形成される溝がテーパ形状になるような形状を
有する。このとき、薄板部31aの厚みが50μmとな
るように、基板41の板厚が100μmである場合に
は、溝44の深さを75μmとする。
32aおよび32bを形成する。この工程は、実施形態
2で述べたのと同様にメタルマスクを用いていて行うこ
とができるが、励振電極32bは裏面の全面に形成する
ため、パターニングの必要がない。
た溝と略平行な方向に、基板31を切断する。
の厚板部31b側の一端にエポキシ樹脂を塗布、硬化さ
せることによって、振動吸収部材33を形成する。そし
て、最後に長尺の基板31を素子ごとに切り出すことに
よって(図3参照)、圧電デバイス30を製造できる。
形態3で説明した圧電デバイス30を容易かつ一括して
大量に製造できる。
複数の素子がつながった状態で振動吸収部材を形成する
ことが可能であり、生産性よく圧電デバイスを製造でき
る。
圧電デバイスについて、圧電振動子のその他の一例を説
明する。なお、上記実施形態と同様の部分については、
重複する説明を省略する。
図7に示す。
電性基板51と、励振電極52と、導電性ペースト53
(導電性ペースト53aおよび53bからなる)とを備
える。圧電デバイス50の外形は、2mm×1.5mm
である。
のタンタル酸リチウム基板を用いることができる。圧電
性基板51は、板厚の薄い薄板部51a(板厚50μ
m)と、板厚の厚い厚板部51b(板厚300μm)と
を備える。圧電性基板51は、厚板部51bから薄板部
51aにかけてテーパ形状を有する。圧電性基板51の
厚板部51bには、エッチピット54が形成されてい
る。エッチピット54は、振動吸収手段として機能す
る。
って厚み振動が励振される部分に形成されている。励振
電極52bは、圧電性基板51の一方主面の全面に形成
されており、励振電極52aと励振電極52bとが重な
り合う部分にのみ振動が励振される構成となっている。
れぞれ、励振電極52aおよび52bに接続されてい
る。導電性ペースト53は、励振電極52aおよび52
bの取り出し電極であるとともに、振動吸収部材として
機能する。
板部51bにエッチピット54が形成されている点、厚
板部51bから薄板部51aにかけてテーパ形状を有す
る点、励振電極52bが裏面の全面に形成されている
点、導電性ペースト53が形成されている点で、図1に
示した圧電デバイス10とは異なるが、その他は実施形
態1で説明した圧電デバイス10と同様である。
周波数を示す。
ば、実施形態1で説明した圧電デバイス10と同様の効
果が得られる。
0によれば、実施形態3で説明した圧電デバイス30と
同様の効果が得られる。
50では、実施形態3で述べたように、薄板部51a側
の端部では、一次元的な振動閉じ込めが可能だが、厚板
部51b側には振動が漏れる。しかし、このような振動
は、厚板部51bに形成されたエッチピット54により
効果的に散乱され、端面の導電性ペースト53によって
吸収することができる。
5で説明した圧電デバイス50を製造する方法につい
て、一例を説明する。
料からなり、一主面および他主面が略平行な基板61
(たとえば、板厚300μmのXcutのタンタル酸リ
チウム基板)を準備する。この厚みにおいては、基板6
1の取り扱いが容易で、大面積の基板を取り扱うことが
できる。
の一主面に溝62(深さが、たとえば250μm)を形
成することによって、薄板部51aを備える圧電性基板
51を得る。溝62は、たとえば、回転砥石63を用い
て形成できる。また、プラズマ加工や放電加工、レーザ
加工あるいは化学的エッチング加工によって溝62を形
成してもよく、これらの方法を用いることによって、加
工精度よく溝62を形成できる。
保護レジスト膜64で覆い、薄板部51aを保護した上
で、それ以外の部分をエッチングする。この工程で、厚
板部51bにエッチピット54が形成される。このエッ
チピット54は、圧電性基板51にランダムに存在する
欠陥部に選択的に形成される。
に、図8(D)に示すように、圧電性基板51の一主面
および他主面に励振電極52aおよび52bを形成す
る。励振電極52aおよび52bの形成方法は、実施形
態2で説明した方法と同様である。
れた溝62と略平行な方向に、圧電性基板51を切断し
た後、素子ごとに圧電性基板51を切断し(図3参
照)、導電性ペースト53aおよび53bを塗布するこ
とによって、実施形態5で説明した圧電デバイス50を
製造できる。
圧電デバイス50を、容易に大量生産できる。
性ペースト53aおよび53bが電極の取り出しと振動
吸収の両方の役割を果たし、工程が簡略化される。
の塗布位置が、厚みの厚い基板端面にあるため、塗布位
置と振動部との距離が長く、塗布後の流れ込みや、シミ
だしによるショートを抑えやすく、量産性が向上し、特
性ばらつきも減少する。
圧電デバイスについて、圧電振動子のその他の一例を説
明する。なお、上記実施形態と同様の部分については、
重複する説明を省略する。
70の斜視図を示す。
0は、圧電性基板71と、励振電極72(励振電極72
aおよび72bからなる)と、振動吸収部材33とを備
える。
板厚が薄い薄板部71aと、板厚が厚い厚板部71bと
を備える。圧電デバイス70では、薄板部71aが、略
半円状に形成されている。
が略半円状である点、圧電性基板71が厚板部71bか
ら薄板部71aにかけてテーパ形状を有する点、励振電
極72bが裏面の全面に形成されている点、振動吸収部
材33が形成されている点で、図1に示した圧電デバイ
ス10と異なるが、他の点では実施形態1で説明した圧
電デバイス10と同様である。
(B)に示す。図9(B)に示すように、圧電性基板7
1は、外径の小さな平面研削盤73を用いて圧電性材料
からなる基板を研削することによって形成できる。
態で説明した方法と同様の方法を用いることによって、
圧電デバイス70を製造できる。
実施形態1の圧電デバイス10と同様の効果が得られ
る。
3の圧電デバイス30と同様に、スプリアスが小さい圧
電デバイスが得られる。
aの円弧部分が厚板部71bによって囲まれているた
め、取り扱いが容易で、特に落下などの衝撃に強い圧電
デバイスが得られる。
圧電デバイスについて、圧電振動子のその他の一例を説
明する。なお、上記実施形態と同様の部分については、
重複する説明を省略する。
の斜視図を示す。
は、圧電性基板81と、励振電極82(励振電極82a
および82bからなる)と、振動吸収部材33とを備え
る。
板81dとからなり、少なくとも圧電性基板81dは圧
電性材料からなる。基板81cには、圧電性材料からな
る基板のほか、たとえば、通常入手可能なガラス材料や
Siウエハなどを用いることができる。圧電性基板81
dのうち、基板81cが積層されていない部分が、薄板
部81aとなる。また、基板81cと圧電性基板81d
とが積層されている部分が、厚板部81bとなる。圧電
デバイス80は、圧電性基板81が2枚の基板からなる
点を除いて、実施形態7で説明した圧電デバイス70と
同様である。
きなXcutのタンタル酸リチウム基板を用い、振動吸
収部材33にポリイミドを用い、素子の外形を2mm×
1mm、薄板部81aの板厚を10μm、薄板部の半円
の直径を0.5mm、厚板部81bの厚みを200μm
としたときには、共振周波数が約200MHzの圧電デ
バイスが得られる。
て、図11を参照しながら一例を説明する。
材料からなる基板83と、貫通孔84を有する基板85
とを用意する。
3と基板85とを直接接合する。
3を薄板化して薄板部81aを形成する。この製造方法
によれば、薄板部81aを特に薄く形成できる。
および85は、励振電極等を形成した後に、図12の平
面図の波線部分で切断され、素子ごとに分割される。
態で説明した方法を用いることによって、圧電デバイス
80を製造できる。
圧電デバイスについて、圧電フィルタの一例を説明す
る。なお、実施形態1と同様の部分については、重複す
る説明を省略する。
イス90は、圧電性基板11と、励振電極92(励振電
極92aおよび92bからなる)とを備える。圧電デバ
イス10は、励振電極92の構造のみが実施形態1の圧
電デバイス10と異なる。
ることによってフィルタ機能を発揮する電極であり、た
とえば、アルミ電極や、クロムを下地とした金電極、あ
るいは、銅、銀などからなる。励振電極92は、薄板部
11aの一主面に形成された励振電極92aと、薄板部
11aの他主面および厚板部11bの全面に形成された
励振電極92bとを備える。励振電極92aは、対向す
る2つの電極からなる。この様に分割された電極間で
は、厚み振動モードが結合し、多重モードフィルタを形
成できる。分割された電極が近接して配置されることで
フィルタになり、圧電振動子同様、スプリアスの抑制が
特性の安定化につながる。
係数の大きなXcutのタンタル酸リチウム基板を用
い、素子の外形を1.5mm×0.75mm、薄板部1
1aの板厚を40μm、厚板部11bの板厚を100μ
mとしたとき、中心周波数が約100MHzである多重
モード圧電フィルタが得られる。
励振電極92aを分割して形成する他は、上記実施形態
で説明した方法と同様であるため、重複する説明は省略
する。
材の形成、分極反転接合基板による高周波化、エッチピ
ットの形成、薄板部の形状の変更など、上記実施形態で
説明した変更をそのまま適用できることはいうまでもな
い。
説明したが、本発明は上記実施形態に限定されず、本発
明の技術的思想に基づいて、様々な実施形態への適用が
可能である。
ード圧電フィルタに限定されるものではなく、すべての
エネルギー閉じ込め圧電デバイスに広く適用でき、本発
明と同様の効果が得られる。
話などの移動体通信装置に用いることによって、不要な
スプリアスが抑えられ、且つ、設計自由度が大きく、特
性の優れたフィルタで高周波部を構成することができる
ことから、隣接チャンネルの選択度が大きく、妨害波の
影響を受けにくい無線通信機器を実現することができ
る。また、上記本発明の圧電振動子を情報機器や通信機
器に用いることで、スプリアスが少なく安定した特性の
振動子によるクロック発生ができることから、基準周波
数や動作の安定した情報機器や通信機器を実現できる。
より小型で高周波に対応した圧電デバイスを実現出来
る。又、フィルタにおいては優れたチャンネル選択度を
有するエネルギー閉じ込め圧電デバイスが実現出来る。
また、その製造方法は、従来に比べてより一層容易なも
のである。
料としてタンタル酸リチウムを用いる一例を示したが、
圧電性材料はタンタル酸リチウムに限定されない。ま
た、これら材料のカット角についても何ら限定はない。
また、振動モードについては滑り振動について主に説明
したが、厚み縦振動などにも適用可能である。
の電極からなるものを主に示したが、さらに複数組の電
極が連結された形でもよい。
て、段差がある主面に部分電極を形成し、他方の主面に
全面電極を形成する場合を主に示したが、この逆でも同
様の効果が得られる。
が数個の場合を示したが、さらに大判の基板上に一括し
て形成することも可能である。
部を形成する方法として、研削により形成する方法を主
に説明したが、これに限らずたとえば、放電加工、ウェ
ットエッチング、レーザ加工、CVM、ドライエッチン
グなどの手法を用いてもよい。
イスによれば、高周波化に対応し、かつ取り扱いおよび
製造が容易な圧電デバイスが得られる。
よれば、本発明の圧電デバイスを容易に製造することが
できる。
斜視図である。
一例を示す工程図である。
一工程を示す斜視図である。
他の一例を示す工程図である。
示す斜視図である。
その他の一例を示す工程図である。
例を示す斜視図である。
その他の一例を示す工程図である。
て、(A)は斜視図、(B)は製造工程の一例を示す平
面図である。
一例を示す斜視図である。
て、製造工程の一例を示す断面図である。
て、製造工程の一例を示す平面図である。
一例を示す斜視図である。
図である。
示す図である。
ス 11、31、51、71、81 圧電性基板 11a、31a、51a、71a、81a、91a
薄板部 11b、31b、51b、71b、81b、91b
厚板部 12、32、52、72、82、92 励振電極 33 振動吸収部材 21、41、42、61 基板 22、44、62 溝 54 エッチピット
Claims (17)
- 【請求項1】 厚み振動に用いる圧電性基板と、前記厚
み振動を行うための励振電極とを備える圧電デバイスで
あって、 前記圧電性基板は、板厚が薄い薄板部と板厚が厚い厚板
部とを備え、 前記薄板部が圧電性材料からなり、 前記励振電極が、前記薄板部の一主面および他主面に形
成されていることを特徴とする圧電デバイス。 - 【請求項2】 前記薄板部が、積層された圧電性を有す
る2枚の基板からなり、 前記2枚の基板の分極方向が、略逆方向である請求項1
に記載の圧電デバイス。 - 【請求項3】 前記圧電性基板は、圧電性を有する第1
の基板と、前記第1の基板とは異なる第2の基板とから
なり、 前記第1の圧電性基板が前記薄板部を構成し、前記第1
および前記第2の基板が前記厚板部を構成する請求項1
に記載の圧電デバイス。 - 【請求項4】 前記一主面に形成された前記励振電極
は、前記薄板部の前記厚板部側の一端から他端にわたっ
て連続して形成されている請求項1に記載の圧電デバイ
ス。 - 【請求項5】 前記一主面または前記他主面に形成され
ている前記励振電極が2つの電極からなり、フィルタ機
能を備える請求項1に記載の圧電デバイス。 - 【請求項6】 振動吸収手段をさらに備え、 前記振動吸収手段は、前記厚板部に形成されている請求
項1に記載の圧電デバイス。 - 【請求項7】 前記厚板部に複数のエッチピットが形成
されており、 前記振動吸収手段が前記複数のエッチピットである請求
項6に記載の圧電デバイス。 - 【請求項8】 前記圧電性基板の前記厚板部の端面に形
成された振動吸収部材をさらに備え、 前記振動吸収手段が前記振動吸収部材である請求項6に
記載の圧電デバイス。 - 【請求項9】 前記厚板部から前記薄板部に連なる部分
が、テーパ形状を有する請求項1に記載の圧電デバイ
ス。 - 【請求項10】 前記薄板部が、半円状の形状を有する
請求項1に記載の圧電デバイス。 - 【請求項11】 厚み振動に用いる圧電性基板と、前記
厚み振動を行うための励振電極とを備える圧電デバイス
の製造方法であって、 板厚が厚い厚板部と板厚が薄く圧電性材料からなる薄板
部とを備える圧電性基板を形成する第1の工程と、 前記薄板部の一主面および他主面に前記励振電極を形成
する第2の工程と、 前記第2の工程を経た前記圧電性基板を素子ごとに分割
する第3の工程とを備えることを特徴とする圧電デバイ
スの製造方法。 - 【請求項12】 前記第1の工程が、圧電性材料からな
る基板に溝を形成することによって行われる請求項11
に記載の圧電デバイスの製造方法。 - 【請求項13】 前記第1の工程が、圧電性材料からな
る基板を研削することによって行われる請求項11に記
載の圧電デバイスの製造方法。 - 【請求項14】 前記第1の工程が、貫通孔を備える第
1の基板と、圧電性材料からなる第2の基板とを接合す
る工程と、その後、前記第2の基板を研磨して薄板化す
る工程とを備える請求項11に記載の圧電デバイスの製
造方法。 - 【請求項15】 前記第1の工程の後に、前記厚板部に
エッチピットを形成する工程をさらに備える請求項11
に記載の圧電デバイスの製造方法。 - 【請求項16】 前記第3の工程の後、前記厚板部に振
動吸収部材を形成する第4の工程をさらに備える請求項
11に記載の圧電デバイスの製造方法。 - 【請求項17】 前記圧電性基板が、積層された圧電性
を有する2枚の基板からなり、 前記第1の工程において前記圧電性基板を形成する工程
が、前記2枚の基板を互いの分極方向が略反対方向とな
るように接合する工程を含む請求項11に記載の圧電デ
バイスの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11136897A JP2000332567A (ja) | 1999-05-18 | 1999-05-18 | 圧電デバイスおよびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP11136897A JP2000332567A (ja) | 1999-05-18 | 1999-05-18 | 圧電デバイスおよびその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000332567A true JP2000332567A (ja) | 2000-11-30 |
Family
ID=15186126
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP11136897A Pending JP2000332567A (ja) | 1999-05-18 | 1999-05-18 | 圧電デバイスおよびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000332567A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8573055B2 (en) | 2010-05-24 | 2013-11-05 | Denso Corporation | Angular velocity sensor |
-
1999
- 1999-05-18 JP JP11136897A patent/JP2000332567A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US8573055B2 (en) | 2010-05-24 | 2013-11-05 | Denso Corporation | Angular velocity sensor |
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